米国で、白人の警察官が黒人男性の首を膝で抑え込んで、窒息死させた事件で、白人警官が不起訴処分になったことに対する怒りの抗議デモが全米の30を超える都市に拡大し、警察車両への放火やショッピングセンターへの略奪行為なども起こっている。
放火・略奪・暴力・怒号… 黒人暴行死、怒りと混乱が全米に広がる 2020/6/1 11:36 ロイター 米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官から首を圧迫され死亡した事件への抗議活動は全米数十の都市に広がり、各地で暴徒化したデモ隊と警察が衝突した。 31日夜、デモ隊の掛け声が全米の都市に響き渡った。米ミネソタ州の黒人男性死亡に対する抗議活動は、収束の見通しが立たない。ロサンゼルスやマイアミ、シカゴに至るまで市民らは、死亡したジョージ・フロイドさんの「息ができない」という最期の言葉を町中に響かせた。 公民権運動の活動家は、米国の司法制度における根強い人種差別に対する人々の怒りが、フロイドさん死亡の映像公開により一気に爆発したと話す。また新型コロナウイルスのまん延による、米国民の社会的・経済的不満が、人々の怒りに拍車をかけたとの見方も。 首都ワシントンではホワイトハウスの外でデモ隊と憲兵隊が対峙。怒声が飛び交い、花火がさく裂した。トランプ米大統領は30日、デモ隊がホワイトハウスのフェンスを突破していたら、「最もどう猛な犬たちと、最も不吉な武器で迎えられたことだろう」と述べた。 暴力行為も各地で発生。ユタ州ではデモ隊に弓矢を構える男の姿が撮影された。ニューヨークでは警察車両が群衆に突っ込んだ。さらにカリフォルニア州では女性が車に轢かれた。 震源地となったミネソタ州のミネアポリスやセントポールでは、放火や略奪、破壊行為が4夜連続で発生。第2次大戦以来初めて、ミネソタ州兵が全面的に展開する事態となった。30日は概ね平静を保っていたが、夜間外出禁止令が発せられると警察はデモ隊と衝突 催涙弾やゴム弾を発射した。 この際、ロイターテレビのスタッフ2人が負傷した。カメラマンのフリオ・セザール・チャベスと、安全コンサルタントのロドニー・セワードは報道関係者であることを明示していたにもかかわらず、ガソリンスタンドに身を隠していたところを警察のゴム弾で撃たれた。これについてミネアポリス市警はコメントをせず、代わりに映像のコピーを要求した。 一連の抗議活動では、報道関係者が巻き込まれるケースが相次いでいる。29日には黒人のCNN記者が生放送中に逮捕されたほか、ケンタッキー州では記者に向けて催涙弾のようなものが発射された。 |
それに対して州兵5000人が出動し、ワシントンでは外出禁止令が出ている。
ホワイトハウスをデモ隊が囲み、ドナルド・トランプがスタッフの指示で、地下室へ避難したと伝えられている。
ツイッター社 トランプ氏の投稿を非表示に 2020/05/30 06:17 テレ朝news アメリカのツイッター社はトランプ大統領の投稿に暴力を称賛する内容が含まれているとして、自動的に表示されない措置に踏み切りました。 トランプ大統領は投稿でミネソタ州で起きた大規模な抗議デモに対して「略奪が始まれば銃撃を始める」などと発砲する可能性を示しています。これに対し、ツイッター社は「暴力を称賛する内容が含まれ、規則に違反する」として警告メッセージを出し、自動的に表示されない措置を取りました。ただ、公共性があるとして削除はしませんでした。トランプ大統領はこの措置に対して「ソーシャルメディアを保護している法律を廃止すべきだ」と反発し、両者の対立が激しくなっています。 |
ドナルド・トランプが抗議デモに対する暴力を称賛するような発言があったとして、ツイッター社が投稿を非表示にしたといったことも報じられている。
米国の建国図を視ると、2020年5月11日からラーフ/ラーフ/ケートゥ期に移行している。
最近、プラティアンタルダシャーが水星期だったが、ケートゥ期に移行したことが分かる。
ラーフ/ラーフ/水星期は、2019/12/23~2020/5/11まで続いていて、この間に新型コロナウィルスの流行が起こったのである。
このことの理由について繰り返すが、アメリカの建国図で、2、11室支配の水星がラーフと共に蟹座12室に在住しており、まさに新型コロナウィルスによる経済的ダメージを表わしている。
通常の人間のチャートであれば財産の2室と収入の11室の支配星が、出費の12室で激しく傷ついている状態は、巨額の出費、損失を表わしている。
それをどうすることも出来なくても悶々と苦しむ時期である。
ラーフは強い敵対星位であり、水星も同じである。
12室のラーフ = アメリカの没落
このマハダシャーラーフ期に米国が没落するというのは本当であった。
実際、マハダシャーラーフ期になるまでは、それが本当にそうなると信じるのはなかなか難しい。
然し、運命とは、それがマンデン図による国家の運命であっても正確にホロスコープから予測可能であることが分かる。
寸分の狂いもなく予測可能である。
このジョーティッシュ(占星術のグローバルスタンダード)の未来を見通す力には、恐るべきものがあると改めて感じる。
水星はコミュニケーション、神経系を表わし、水星の傷つきは、相互不信につながり、人々の経済活動を破壊するのである。
この12室に在住する水星は、月から見ると6室に在住しており、米国の建国図では非常に良くない配置である。
それで、米国では新型コロナウィルスの感染者、犠牲者数で、世界一となったのである。
政府は、新型コロナウィルスの犠牲者に対する対応に追われた。
6室は、労働者や社会的弱者、貧困者などに対する福祉やサービスなどを表わしている。
プラティアンタルダシャーケートゥ期
非常に興味深いのは、ケートゥ期になってから新型コロナウィルスが収束に向かいつつあるということである。
つまり、傷ついた水星というものが、マンデン図においては、疫病やウィルスの蔓延などを表わしていたと分かる。
プラティアンタルダシャーのケートゥ期は、ケートゥのディスポジターの土星が結果を与えるが、土星は6、7室支配で2室に在住し、11室に在住する太陽、木星、金星、火星にアスペクトしている。
土星はその国の労働者階級を表わしており、また6室の支配星である為、労働者や社会的弱者、貧困者を表わしている。
そして、そうした階級の人々を最も象徴するのが、アフリカ系アメリカ人である。
このケートゥ期に人種差別的なアメリカの警察、司法制度に憤り、全米で暴動を起こしたのは、ケートゥのディスポジターの土星が働いたということがはっきり分かるのである。
6室の支配の土星は、批判者を表わしており、国家(政府)に激しい批判を浴びせる黒人を含めた労働者階級、被支配階級を象徴している。
そして、米国の建国図の11室双子座に在住する太陽、木星、金星、火星に土星がアスペクトして傷つけている。
今回の暴動、デモで、ショッピングセンターなどが放火され、略奪などが起こり、警察車両が燃やされたり、社会インフラなども破壊されたが、それはこの土星が国土の4室とこの惑星集中する11室にアスペクトしている為である。
ビジネスを所有するアメリカの支配者階級にも暴動による若干の被害が出たことを意味している。
その黒人や労働者階級に州兵5000人を派遣して鎮圧を図るのは、火星がケートゥと土星にアスペクトしているからである。
火星は、マンデン図においては、警察や軍隊などの国家の暴力装置を象徴している。
プラティアンタルダシャーの水星は全く火星と絡んでいないので、こうした事態が起こらなかったことを考えると、プラティアンタルダシャーが機能していることが良く理解できるはずである。
このケートゥは6室に在住するケートゥであるが、6室のケートゥとは敵を粉砕する配置である。
アメリカ合衆国が、労働者や社会的弱者、貧困者などの持たざる者に対して、徹底的な暴力、搾取、支配を行なう国家であるということが、この配置から理解できる。
今、土星と木星がこの6室にダブルトランジットしている為、このアメリカの被支配者階級のデモとそれに対する暴力が激化しているのである。
土星は魚座8室にもアスペクトしているが、最近、ドナルド・トランプは、香港において国家安全法を締結しようとしている中国に対する制裁措置として、香港に対する優遇措置を廃止する意向を示したり、また中国寄りのWHOからの離脱なども表明している。
こうした流れは、米国を中国から切り離す行為であり、中国からの経済的利益も失うことも意味している。
アメリカの中国への制裁措置とは、実は、米国にも痛みを伴うものである。
このケートゥのプラティアンタルダシャーに移行してから米国が制裁措置を取りつつも、むしろ、米国を他国との取引から生じる恩恵から切り離して孤立化する方向性を示しているようにも感じられる。
8室の傷つきとは、貿易相手国との取引によって得られる経済的恩恵や利得などを表わすハウスであり、また国家指導者の暗殺や失脚なども表わすハウスであるが、こうしたハウスが傷ついている為、米国はますます孤立化し、またデモ隊がホワイトハウスにまで迫り、ドナルド・トランプが地下室に逃げるなどの措置が取られたことも意味している可能性がある。
ケートゥ期は、12室に在住する2、11室支配の水星と相互アスペクトしており、基本的にはラーフ/ラーフ/水星期に生じた新型コロナウィルスの流行と、それによる経済的損失の流れを引き継いでいくが、それに加えて、新たに6室のケートゥが持つ意味合いと、ディスポジターの土星が、様々なハウスやハウスの支配星を傷付けるという意味合いが顕現してくる。
この辺りのプラティアンタルダシャーの解釈が正確に機能していることが、マンデン占星術の精度の高さを物語っている。
ドナルド・トランプの近況と今後
ドナルド・トランプのチャートを見ると、現在、木星/土星/太陽期である。
米国の建国図の解釈にも重なって来るが、6、7室支配の土星が、3、10室支配で12室に在住する金星を傷付けている為、労働者や社会的弱者、貧困者などの暴動に悩まされているのである。
土星と木星が山羊座から12室に在住するこれらの金星や土星にダブルトランジットしているので、ドナルド・トランプは新型コロナウィルスの流行に引き続く、デモへの対応にも追われ、消耗していることが分かる。
因みにプラティアンタルダシャーの太陽はラグナロードで10室に在住しているが、12室支配で減衰する月と相互アスペクトし、ラーフ/ケートゥ軸によって傷つけられている。
これはアメリカ大統領としての王座に傷がつき、揺らぐことを表わしている。
考えて見れば、トランプの太陽には高揚するラーフがコンジャンクトしているが、これはトランプが、問題のある王、言わば、ギリシャ時代における独裁者を意味する僭主の配置ではないかとも思える。
僭主とは、本来の皇統、王統の血筋によらず、実力により君主の座を簒奪し、身分を超えて君主となる者(wikipedia)だが、まさにそんな感じである。
『アプレンティス』というテレビ番組の司会者として、全米の人気者になり、ポピュリズムの力でのし上がった独裁者である。
ナヴァムシャを見ると、ラグナから見て3室支配の太陽が4室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と絡み、8室支配の土星からアスペクトされている。
これは一時的にでも王座が揺らぐことを意味しており、それがホワイトハウスの地下室に非難した理由である。
独裁者に対する批判が高まったのは、土星と木星が5月15日頃から逆行を初めて、射手座から双子座にアスペクトしていることも関係していると考えられる。
これは民族主義、国家主義、国家社会主義者の蟹座から見て、6-12室の軸へのダブルトランジットだからである。
蟹座の金星や土星は、ドナルドトランプの大統領執務を表わしているが、それが批判を受けているということである。
然し、このように現在、暴動が起こっているにも関わらず、2020年9月3日ぐらいから木星/土星/火星期に移行する為、トランプは大統領再選への道のりをしっかりと固めてくると思われる。
何故なら、火星は、ラグナから見て4、9室支配のヨーガカラカでラグナに在住し、月から見ても1室支配で10室に在住しており、アンタルダシャーの土星から見ても5、10室支配のヨーガカラカで、2室に在住しているからである。
火星はダシャムシャでは12室に在住していうが、9室支配の水星と星座交換して強力である。
ドナルド・トランプの木星/水星期
またトランプは、2021年7月16日から木星/水星期に移行していくが、この木星/水星期は、トランプにとっては非常に良い時期になりそうである。
水星は2、11室支配で11室で自室に在住し、月から見ても8、11室支配で8室で自室に在住している。
これは高い地位と多くの利得を意味しているように思われる。
トランプの政治スタンスが、この水星期辺りからリベラルな政治姿勢に軟化するかもしれない。
この双子座に在住する強い水星から分かるように結局の所、トランプは、アメリカの建国図の11室双子座で象徴されるアメリカの支配者階級と本来、非常に良い関係を築いていることを表わしている。
トランプが不動産王になれたのは、銀行から低利で資金調達して、多くのビルやホテルを建設したからであり、それはこの双子座の強い水星の恩恵によるものである。
株式や社債などを通して、ニューヨークの株式市場で、投資家から豊富に資金調達したことを表わしている。
従って、トランプの2期目は木星/水星期に移行した後は、非常に安定してくると考えられる。
民主党のバイデンもナヴァムシャで双子座に惑星集中しており、やはり、この米国の建国図の双子座11室への惑星集中に象徴される支配者階級と強いつながりがある。
従って、バイデンが大統領になってもアメリカが根本的に変わることはなさそうなのである。
米国は、フリーメーソン(双子座)が作った国である。
それは、米国の建国図の双子座11室への惑星集中が物語っている。
この双子座11室は、ウォール街の金融資本家を表わしており、それにぶら下がるハリウッドセレブやシリコンバレーの起業家たち、米軍、政治家、米国に非常に多い成功した自己啓発セミナーのカリスマ指導者など、全てはこの双子座の金星、火星、太陽、木星で表されるのである。
山羊座に木星と土星が入室して、6室山羊座にダブルトランジットした時にニューヨーク株式市場が大暴落したが、大規模な金融緩和策や景気刺激策によって、株価は再び、上昇して、持ち直している。
これはウォール街を表わす双子座から8室に木星と土星が入室したので、株式市場が行き詰まり(8室)になり、それで不労所得(8室)という形の公的資金の援助を受けたという意味である。
木星は、5月15日付近から逆行を開始し、一旦、射手座に戻るが、再度、夏頃から順行に転じて、2020年11月に再び、山羊座に入室する。
この時に生じる2回目の山羊座へのダブルトランジットが、再び、新型コロナウィルスの大流行や株式市場の大暴落などの混乱をもたらすと考えられる。
逆行から再び、順行に転じた後の再入室は強力であり、やり残していた仕事を完遂するかのように働くのである。
但し、今回は、アメリカの建国図では、ラーフ/ラーフ/金星期や、ラーフ/ラーフ/太陽期、ラーフ/ラーフ/月期であり、傷ついた水星の象意が見られないので、ニューヨーク株式市場の大暴落が引き金となる世界恐慌ではないかと思われる。
アメリカは今後どうなるか?
2021年6月26日からラーフ/木星期に移行する。
ここで驚愕するのは、まだアメリカはラーフ/ラーフ期であり、セカンドアンタルダシャーに移行していないのである。
ラーフ期の吉凶が本格的に表れるのは、セカンドアンタルダシャーとなるラーフ/木星期以降である。
ラーフ期において、ラーフは間違いなく、アメリカの没落を表わす配置である。
そのラーフから見た12室の双子座に惑星集中しているが、これは米国が全てを失うことを表わしていると思われる。
米国のウォール街の金融資本家、支配者階級の人々が没落することを表わしている。
何故なら、ラーフは双子座に在住する太陽、木星、金星、火星と絡んでいない為、これらの惑星のアンタルダシャーの時期は、ラーフからの位置関係が重視され、12室の損失の象意が強く出て来るからである。
ここで、ダシャーを解釈する際の有名な例外法則も適用される。
すなわち、マハダシャーが凶星の時、それと絡んでいないヨーガカラカのアンタルダシャーの時期は非常に悪いという、不可解な例外法則である。
2021年6月26日から始まるラーフ/木星期は、木星はラーフから見て12室に在住して、アールドラー(ラーフ)に在住している。
これはマハダシャーのラーフの象意が優勢に出て来る配置ではないかと考えられる。
つまり、マハダシャーラーフ期において、米国の11室で形成される多くのラージャヨーガやダナヨーガの象意は、あまり期待できないのである。
ラーフ/木星期は、ラーフから見て、6、9室支配の木星が12室に在住する配置である。
然し、その次の2023年11月20日からのラーフ/土星期は、ラーフから見て、7、8室支配で3室に在住し、12室に在住する太陽、木星、金星、火星にアスペクトして傷つけている。
従って、このアンタル土星期は非常に悪くなりそうである。
上述したように土星は、労働者階級の暴動を表わしており、その土星が12室に在住する太陽、木星、金星、火星にアスペクトしているということは、アメリカの富裕層にこれらの労働者階級が襲いかかることを示しているようにも思える。
それは今回のデモよりも更に規模が大きいものである。
そして、その次の2026年9月26日からのラーフ/水星期も全く良くは見えない。
この配置は、今回の新型コロナウィルスの流行の更に拡大したような配置に見える。
アメリカ国内の経済やコミュニケーションが混乱することを表わしており、アメリカの富が大きく失われる時期に思える。
つまり、ラーフ/木星期から始まって、ラーフ/土星期(2023年11月20日~2026年9月26日)、そして、ラーフ/水星期(~2029年4月14日)は、アメリカに壊滅的な打撃を与えるのではないかと思われる。
アメリカは現代のローマ帝国にたとえられて来た為、ローマ帝国の滅亡時の混乱のような状況が訪れると考えられる。
今まで富裕者として威張り散らしていた人が奴隷に転落するぐらいの変化が起こる可能性がある。
今回、ラーフ/ラーフ/ケートゥ期に移行して、プラティアンタルダシャーのケートゥ期は、土星が結果を与えるが、その土星の効果として、今回の大規模なデモに繋がっているのを見て、そのように思うのである。
ロシアや中国が、米国債を売って、金を買いまくっているというのは、その為である。
ラーフ/木星期 ⇒ ラーフ/土星期 ⇒ ラーフ/水星期で作用する不可解な例外法則が、アメリカにどのくらいの悲惨な状況をもたらすか、それを更に見ていく必要がある。
コメント
コメント一覧 (16件)
「但し、今回は、アメリカの建国図では、ラーフ/ラーフ/金星期や、ラーフ/ラーフ/太陽期、ラーフ/ラーフ/月期であり、傷ついた水星の象意が見られないので、ニューヨーク株式市場の大暴落が引き金となる世界恐慌ではないかと思われる。」
と秀吉先生は書いてらっしゃいますが、新型コロナの第二波のパンデミックが原因で世界同時株価大暴落となる可能性もあるのではないでしょうか?
何故なら、アメリカ建国図自体が水星の星座に惑星が集中しており、PADの金星や太陽は水星の星座に在住して、水星の星座に在住する土星からアスペクトされてます。
アメリカ建国図は水星の星座が吉星と凶星、そしてそれらのアスペクトが入り乱れてますが、だからこそ経済的には恵まれているが、コロナでの死者も世界一になったと思われます。
それは決して、木星の山羊座トランジットの時期やトランプの運勢と矛盾するものではないと思います。
また、トランプの木星・水星期が良いのは、2021年7月には新型コロナの第二波も鎮静化し、コロナ後の経済対策が順調に進むからかもしれません。
ADの水星はD1では双子座、D9では水瓶座に在住しており、それがトランプの木星・水星期の経済対策は秀吉先生の記述したようなリベラル的、すなわちフランクリン・ルーズベルト大統領が断行したような経済対策になるのではないかと思われます。
新型コロナウィルスの第2波による経済危機かもしれません。
何故、アメリカがこのような悲惨な状況になるのにトランプの木星/水星期はいいのか、それは一つ疑問でしたが、ナヴァムシャでラグナロードで9室水瓶座に在住する水星が、リベラルな社会主義的な復興支援策を実施するということであれば納得できます。
それをドナルドトランプが行なうのは似合わないですが、出生図で双子座、ナヴァムシャで水瓶座に在住する水星期だからそのようになるというのは非常に説得力のある説明です。
ところで非常に個人的なことを言いますが、
私も12室ラーフ6室ケートゥです。
私はマハーラーフ期に6室ケートゥにダブルトランジットした頃、
母と毎日、今回の暴動のような喧嘩をするようになりました。
その後、ラーフ期が終わるまで毎日です。
マハー木星期に入ってから3日に1回くらいに減りましたが。。。
アメリカの暴動のおかげで謎がとけました。
ありがとうごさいました。
占星術とはそのように非常に分かりやすいものだと思います。
マンデン占星術は、個人のチャートの理解があれば直ぐに応用できます。
結局は同じことですから逆にマンデン占星術で現れる事象を個人のチャートの出来事の解釈に応用することも簡単に出来ると思います。
アメリカ合衆国のマンデン図とドナルド・トランプのチャートでは、どちらも天王星が牡牛座で減衰しています。
『秘教占星学・上』には「天王星は牡牛座で減衰し、蠍座で高揚する」(441㌻)とあります。
西洋占星術では、天王星は改革と分離をもたらす惑星であるという説明があります。
この減衰した天王星をどのように解釈しますか?
アリスベイリーの『秘教占星学』は西洋占星術の視点で述べられている本です。
例えば、私の記憶ではウエサク祭が5月の月が双子座で満月になる前後に行われると書いてあったと思います。
それはおそらくトロピカル星座帯での話です。
ジョーティッシュで使うサイデリアル星座帯では月はアヤナムシャの度数分引かれて牡牛座で高揚しています。
何故、5月の満月の時にウエサク際という霊的な祭りが行われるかと言えば、月が牡牛座で高揚し、しかも満月の時に行われるのだと考えれば納得が出来ます。
満月の時に月の門が開くなどと言われます。
だから天王星が牡牛座で減衰するというのは実は牡牛座ではなくて一つ前の牡羊座で減衰するということではないかと疑った方がいいかもしれません。
西洋占星術では天王星は水瓶座の支配星で、ジョーティッシュでは土星です。
土星と同じように天王星は天秤座で高揚し、牡羊座で減衰すると考えた方が分かりやすいと思います。
牡牛座から見た10室は水瓶座で、牡牛座の行為を表すのが水瓶座です。
牡牛座と水瓶座の相性は同じ固定星座同士で、ケンドラの位置関係で悪くありません。
水瓶座の支配星が天王星ならその5室目や9室目に位置する双子座や天秤座でも強いはずです。
水瓶座と天秤座と双子座は啓蒙主義の星座であり、自由主義、民主主義、近代科学、産業革命などをもたらした星座です。
フランス革命の自由、平等、博愛といった理念をもたらしたのが水瓶座です。
水瓶座の支配星である天王星は同じ風の星座で強くなるはずです。
一方で水の星座で高揚することは考えにくいです。
例えば、蠍座で高揚するというのは考えにくいです。
魚座、蟹座、蠍座の水のトライアングルは、風の星座の価値観に抵抗する封建的な諸勢力、既得権益、ロマン主義や反理性主義といったものです。
ですから蠍座で、テクノロジーや革新を表す天王星が高揚するというのは分かりにくいです。
牡牛座で天王星が減衰しているというのも分かりにくいです。
天王星はむしろ牡牛座で強いと思います。
インターネット革命やロケット工学、IT分野の技術革新などは、アメリカが世界をリードしてきたのであって、NASAやシリコンバレーのGAFAといった企業群がそれに該当します。
そうした企業の力が世界を支配しようとしていますが、そのアメリカの10室で天王星が減衰しているとは考えられません。
むしろ、この天王星は土の星座である牡牛座で力を発揮して、アメリカの物質的な繁栄を推進してきたと思います。
但し、アメリカでは製造業が衰退しているので、その点では、牡牛座の弱い象意が出ている感じもあります。
もし天王星が減衰するとしたら、牡羊座に在住している場合と考えた方が分かりやすいです。
牡羊座に在住する天王星は、保守革命であり、国家社会主義などによって、独裁者が推進する革命によって世界を変えようとします。
然し、水瓶座は共産主義の星座であり、牡羊座の国家社会主義とは水と油で、ヒトラーが常に共産主義や社会主義政党と対立してきたのにもそれが現れています。
天王星は水瓶座の支配星なので、その水瓶座の価値とは敵対的な牡羊座で減衰すると考えると納得できます。
天王星の革新性や科学知識を社会の為に建設的に使うというよりも、戦争や侵略に使ったり、ロケット工学をミサイルの開発に使ったり、天王星の力があまり建設的に使われない傾向が考えられます。また国家社会主義は官僚的な組織によるトップダウンの体制である為、その点でも天王星の革新性に合わない感じがあります。
天王星というのは、やはり水瓶座に似ていて、双方向のコミュニケーション、平等といった理念をもたらすからです。
そういう意味で、アリスベイリーの本に出てくる惑星の星位は、理解しにくく、西洋占星術の星位(diginity)の考え方自体が、あまり信用できません。
何故なら、それは惑星の度数が約24°ずれているからです。
天王星や海王星、冥王星などの惑星を西洋占星術の知識体系から切り離して、ジョーティッシュで使用するサイデリアル星座帯のチャートの中で、その星座の配置やハウスの配置だけを参考にすることはよくやっています。
西洋占星術の知識体系の中で言われていることをジョーティッシュの中に持ってきて使うことは控えた方がいいかもしれません。
牡羊座の天王星は、国家社会主義を表します。
それで牡羊座の天王星は第二次世界大戦で、ヨーロッパを焼け野原にし、文明を破壊しました。
この牡羊座の天王星が強いとはとても思えません。
むしろ、場違いな場所にいる感じです。
牡羊座で土星が減衰しているのと同じような感じです。
第二次世界大戦末期にドイツでミサイルなどを開発していた優秀な科学者たちが、米軍によってアメリカに連れ出されました。
それはペーパークリップ作戦と呼ばれるようです。
そうした科学者たちが米国でロケット工学の専門家としてアポロ計画などを推進したと考えると、アメリカの建国図の10室に在住する天王星はそうした科学者の表示体と考えられるかもしれません。
また土星が牡牛座のローヒニーを通過する時、世界の国境が塗り替えられるぐらいの変化が生じると言われています。
第二次世界大戦中の1941年8月にチャーチルとルーズベルトが大西洋憲章を宣言し、戦後の世界秩序について取り決めました。
この時、土星と天王星は牡牛座のクリティッカーで、ローヒニーに入室する直前でした。木星はローヒニーを通過していました。
また1945年2月には、ヤルタ会談が行われ、国際連合の設立や戦後の国際的枠組みの取り決めが行われました。
この時、天王星が牡牛座のローヒニーで逆行していました。
この大西洋憲章やヤルタ会談は、新世界秩序を創る上で、非常に重要な成果をもたらしたと考えられ、水瓶座の理念を体現する国際連合の設立について話し合われたことも考えると、天王星が牡牛座で減衰していたとは考えにくいです。
むしろ、天王星が牡牛座で力を発揮したと考えた方が自然です。
>水瓶座の支配星が天王星ならその5室目や9室目に位置する双子座や天秤座でも強いはずです。
>水瓶座の支配星である天王星は同じ風の星座で強くなるはずです。
>方で水の星座で高揚することは考えにくいです。
>例えば、蠍座で高揚するというのは考えにくいです。
DK覚者が、「秘教占星学」の中で与えている土星外三惑星以外の惑星の高揚・減衰の情報はジョーディッシュのそれと完全に一致しています。天王星・海王星・冥王星についてのみ間違った情報を提供しているとは考えにくいです。
DK覚者は、『秘教占星学・上』の中で「天王星は蠍座で高揚し、牡牛座で減衰する」(441㌻)「海王星は蟹座で高揚し、山羊座で減衰する」(199㌻)とハッキリと述べています。チェックしてみてください。
冥王星の高揚・減衰についてはその情報を私はまだ見つけていません。
DK覚者が提示している秘教占星学は、インド占星学と西洋占星学の両方の視点を統合するものであると私は理解しています。西洋占星学のみの視点から述べられているわけではないと思います。
秀吉さんの主張するように春分点の移動を考慮しているインド占星学の方が、惑星の実際の位置情報などは西洋占星学より科学的で正確であると思います。
★
火星は、牡羊座の支配星ですが、ケンドラの関係にある蟹座で減衰します。
火星は、蠍座の支配星ですが、トリコーナの関係にある同じ水の宮である蟹座で減衰します。
金星は、牡牛座の支配星ですが、同じ地の宮である乙女座で減衰します。
ですから、高揚・減衰については「ケンドラの関係にあるから、強いはずだ」「トリコーナの関係にあるから強いはずだ」という論理は適用されないと思います。
高揚・減衰がどうしてそうなるのかについては、それとは異なる別のロジックが働いていると思います。
DK覚者は、『秘教占星学』で天王星が蠍座で高揚し、牡牛座で減衰する理由についても述べています。理解が難しい抽象的な教えですが、チェックしてみてください。
金星が友好惑星でもない木星が支配する魚座で高揚する理由について、DK覚者は、「金星が双子座の秘教的支配星であることと関係している」と述べています。
★
天王星は、天秤座の秘教的支配星です。ですから、確かに天秤座では強いと思います。牡羊座では強くないと思います。
天王星が、アメリカのマンデン図で強く見える理由は、パラシャラの減衰惑星の例外法則のような他の要素が働いているのではないか・・・というのが私の見解です。
しかし、インド占星術と西洋占星術は24度の誤差があるのに、どちらも同じ星座で同じ品位の部分がありますね。
例えば、インドでも西洋でも太陽は牡羊座で高揚、天秤座で減衰です。
インドで牡羊座なら、西洋では牡牛座になるはずなのですが、そうはなってません。
ここは不可解ですね。
西洋の星位は以下のようなサイトで分かります。http://blog.lyrical.jp/s/article/57438181.html
確かに、天王星は牡羊座で高揚、蠍座で減衰してます。
それともう一つ不可解なのは、インドでも西洋でも太陽は獅子座が定座で強いですが、定座の反対の水瓶座については、インドではアスペクトバックで良い配置、西洋では定座の対角線星座は悪い配置としてます。
この問題について、私も生前の本多信明先生に、インドと西洋のどちらが正しいと思うか聞かれましたが、分かりませんとしか答えられませんでした。
しかし、一つ面白い調査結果があります。
私が平昌五輪の日本代表選手の火星の位置を統計を取って調べたことがありました。
以下はサイデリアル方式、インド占星術上のD1での火星の位置です。
火星の在住する星座
牡羊座 10人
牡牛座 10人
双子座 10人
蟹座 14人
獅子座 12人
乙女座 9人
天秤座 8人
蠍座 10人
射手座 8人
山羊座 15人
水瓶座 8人
魚座 8人
不明 2人
つまり、きちんと蟹座と山羊座に火星が在住する選手が多かったのです。
西洋占星術だと一つ星座がズレ、矛盾します。
一応、私と本多先生はこの結果を確認し、星位についてはやはりインドに分があると再確認致しました。
しかし、西洋占星術の橋本航征先生はトロピカル方式でも太陽は牡羊座で高揚、天秤座で減衰としてましたし、他の星位も同様でした。
確かに西洋のロジックでも、いろいろと支配や在住やアスペクトで、細かく説明できるところがありました。
このことは確かに不可解ですが、星位のみの調査では、インド占星術に分があると思いますね。
天王星、海王星、冥王星の高揚、減衰などの知識も参考になるかもしれません。
アメリカの建国図やドナルドトランプのチャートの10室に在住する天王星の象意について初めて考えましたが、テクノロジーや技術革新で世界をリードしている一方で、アメリカの製造業というのは衰退しているので、そうしたことと関係しているかもしれません。
また牡牛座というのは農業に関係する星座です。
アメリカの農業は、ロックフェラー財団の緑の革命以来、農薬漬けの大規模農業になり、モンサント社などによるターミネーター技術による種を再生産しない種子を開発したり、遺伝子組み換え作物の栽培など、ろくなことをしていない印象です。
ですから天王星が牡牛座で減衰するなら、そうしたことと関係しているかもしれません。
あるいは、牡牛座というのは、美容やファッションと関係する星座で、ラグジャリーなライフスタイルと関係があります。
そうした牡牛座の象意が、天王星が表わす革新的なテクノロジーと融合して発展する様はあまりイメージ出来ません。
むしろ機械による大量生産、大量消費で、質が低下するイメージです。
ファッションや美容に関しては、職人による手作りとか、インドの伝統的なアーユルヴェーダの施術とか、そうしたものの方が質が高い印象です。
牡牛座と天王星というのは、そういう意味で、ミスマッチなのかもしれません。
私はブログの中で、時々、アリスベイリーの著作を引用しますが、それはアリスベイリーにはフリーメーソンと双子座の関係性など、非常に興味深く納得できる概念が時々見られることです。
そういう記述を見て、占星学的な概念、イメージを膨らませるのには役立つかもしれません。
通常、実践されている占星術はごく普通の占星術であって、『秘教占星学』というのは難しく、普通の占星術とはかけ離れているので、ここで扱うテーマとしては難し過ぎると思います。
以前、鑑定家の古いサイトでも書き起こして掲載していましたが、以下のサイトです。
http://www.kanteiya.com/documents/astrology_and_energy.htm
『ホワイトマジック』下巻のP.142~「占星学とエネルギー」という題の記述が見られます。
この中で、以下の部分は非常に興味深いです。
『春分点の移動により第四のフォースが感知される状況がもたされる。太陽は実際、より大きな黄道帯に関する限り、天空の大きな回転において、それが位置していると言われているところとは非常に離れたところに位置 している。これはもちろん時間の観点から見た場合である。太陽が一つの星座を 通過するのに約二千二百年を要するため、数百年間での移動は非常にわずかであ る。太陽系のホロスコープを描くときには、それは非常に重要なものになるであろう。しかし、これは私たちの惑星の最も賢明な占星家の能力さえ遙に超えているために、それについて議論することは無駄である。しかしながら、特定の月に生まれた人間のホロスコープを作成するとき、現在、その月と宮が全く一致していないということを覚えておくべきである(実際には覚えられていることはほとんどないが)。例えば、実際には八月に太陽は獅子座にはない。したがって、天宮図の正しい解釈は、主にサイコメトリーによるものであり、占星家たちが幾時代にもわたって築き上げてきた星座についての想念形態に依存している。』
これは春分点の歳差運動によって、太陽が実際に西洋占星術師たちが言う場所とはずれていることについて言ったもので、アヤナムシャについて言及していると思います。
そして、『特定の月に生まれた人間のホロスコープを作成するとき、現在、その月と宮が全く一致していないということを覚えておくべきである。(略)例えば、実際には八月に太陽は獅子座にはない。』と書いてあります。
太陽が獅子座に入るのは、8月の半ばぐらいであり、8月の初めは、まだ蟹座にあるので、明らかにアヤナムシャのことを言っています。
そして、『(略)天宮図の正しい解釈は、主にサイコメトリーによるものであり、占星家たちが幾時代にもわたって築き上げてきた星座についての想念形態に依存している。』と書いてあります。
つまり、西洋占星術とインド占星術の星位(dignity)が一致するのは、まだ春分点が牡羊座の0°付近にあった時からずっと直観の鋭い人々が、その高揚と減衰に関する知識を思索し語り継いで来たから一致しているということになると思います。
だから西洋占星術のテキストに書かれている星座や星位に関する知識などは一応、正しいということです。
但し、現在、西洋占星術師がトロピカル方式で、チャートを作成すると、その人の性格や人物、出来事などがあまり上手く説明出来ないということだと思います。
だから、天王星が牡牛座で減衰するという知識をジョーティッシュのサイデリアル方式のチャートで検討するなら、それはそれで意味があることかもしれません。
逆に西洋占星術のトロピカル方式のチャートで、牡牛座の天王星を観察したり、考察してもあまりピンと来ないかもしれません。
因みに「占星学とエネルギー」には、以下のような面白いことも書いてあります。
『魂がどの月に転生へと入るかは、その前の人生周期の時に魂が肉体を脱した月がいつかによって決まる。例えば、もし獅子座が支配する月に死亡したならば、魂は同じ宮の時に転生へと戻り、以前離したところで経験の糸を拾い上げ、地上生活を離れたときと同じタイプのエネルギーと固有の装備を身につけ、さらに思考と意識的な観察を獲得して、再出発するのである。その生涯の間に操作すべきエネルギーの特質とフォースの性質がこのようにして魂に示される。』
これは、人間が死んだ時の月のナクシャトラが次の誕生した時のナクシャトラになるといったことを示していると考えられ、今生で経験できないヴィムショッタリダシャーの支配星の時期は、前世で経験しているということの根拠となるものですが、これについて、JYさんは、確か以前、シルディーのサイババとサティアサイババに関する興味深い研究をしてましたね。
良ければ、それをここで紹介してもらえますか。
シルディのサイババの死亡日と場所は、wikiには「1918年10月15日 ボンベイ州 シルディ」とあります。これでチャートを作成すると、月は山羊座か水瓶座になります。
一方で青山圭秀氏の著作『真実のサイババ』には「1918年9月28日 シルディ」(98㌻)とあります。シルディは、私の使用している占星術ソフトには掲載されていないようなので、近郊にある大都市であるアウランガバード(シルディのサイババの生誕地)を死没地とします。これでチャートを作成すると、月は双子座に入っています。ナクシャトラは、早朝の3時ごろまでがアールドラーで、4時ごろ~23時がプナルヴァス。23時~0時では月は蟹座に移動します。
シルディのサイババの死没時間は不明ですが、早朝から23時ごろまでに亡くなったと考えるのが妥当であると思います。
サティア・サイババの出生時間は「1926年11月23日6時23分 プッタパルティ」です。チャートでは月は双子座19度でナクシャトラはアールドラーです。
シルディのサイババが早朝の3時ごろ亡くなったとすると、この度数とちょうど一致します。
wikiにはシルディのサイババの生年月日は不明とありますが、青山さんの著作には示されています。青山さんはサイババについてはよく知っている方なので、wikに掲載されている情報よりも信頼できると私は判断しました。青山さんの提供している情報が事実ならば、シルディのサイババは月が双子座に入っているときに亡くなり、その生まれ変わりであるサティア・サイババは月が双子座に入っているときに転生してきたということが言えます。
サティア・サイババの生まれ変わりであるプレマ・サイババは、サティア・サイババが亡くなった後、8年後に生まれ変わってくるとされています。サティア・サイババは2011年にお亡くなりになったので、2019年に転生に入ってきているはずです。
サティア・サイババの死没時のデータ「2011年4月24日 プッタパルティ」でチャートを作成すると、月は射手座です。プレマ・サイババのチャートが入手できた時、再び検証してみようと思います。
但し、現在、西洋占星術師がトロピカル方式で、チャートを作成すると、その人の性格や人物、出来事などがあまり上手く説明出来ないということだと思います。
★>但し、現在、西洋占星術師がトロピカル方式で、チャートを作成すると、その人の性格や人物、出来事などがあまり上手く説明出来ないということだと思います。>だから、天王星が牡牛座で減衰するという知識をジョーティッシュのサイデリアル方式のチャートで検討するなら、それはそれで意味があることかもしれません。>逆に西洋占星術のトロピカル方式のチャートで、牡牛座の天王星を観察したり、考察してもあまりピンと来ないかもしれません。
はい。実際の惑星の位置についての情報は、ジョーディッシュの方法の方がより科学的で正確であると思います。
現在は6月の満月期間で、キリストの祭とされています。しかし、現在のトランジットを確認すると、太陽は牡牛座で月は蠍座で減衰しています。現在が双子座の満月の祭としてお祝いされているのは、ややおかしな気がしています。これも春分点の移動によってややずれが生じているせいではないかと思います。
>西洋の星位は以下のようなサイトで分かります。http://blog.lyrical.jp/s/article/57438181.html
確かに、天王星は牡羊座で高揚、蠍座で減衰してます。
DK覚者は、『秘教占星学』の中で「双子座、射手座、獅子座、水瓶座の四つの宮ではどの惑星も高揚も減衰もしない」とハッキリと述べておられます。
この表では、冥王星は、獅子座で高揚し、その反対宮である水瓶座で減衰する、とあります。
DK覚者の教えが正しいとするならば、この情報は間違っているということになります。DK覚者は、占星学の達人ですから、間違った情報を提供しているとは考えにくいです。
高揚・減衰については、インド占星学者と西洋占星学者の間で協議し、一致した見解を打ち出してほしいと思います。
>それともう一つ不可解なのは、インドでも西洋でも太陽は獅子座が定座で強いですが、定座の反対の水瓶座については、インドではアスペクトバックで良い配置、西洋では定座の対角線星座は悪い配置としてます。
>この問題について、私も生前の本多信明先生に、インドと西洋のどちらが正しいと思うか聞かれましたが、分かりませんとしか答えられませんでした。
DK覚者は、『秘教占星学』の中で、「ある宮の支配星は、その反対宮で弱くなる」と教えておられます。
「牡羊座の支配星である火星は、その反対宮である天秤座で弱くなる」。
「牡牛座の支配星である金星は、その反対宮である蠍座で弱くなる」。
「双子座の支配星である水星は、その反対宮である射手座で弱くなる」。
それ以外も同様です。
私は、蟹座以外のすべての星座と惑星についてそう述べられているのを確認しました。
「蟹座で土星が弱くなる」という記述を、私は、『秘教占星学』では見つけることができませんでした。
しかし、ジョーティッシュでは、「土星は、蟹座では敵対星位である」となっていたと思います。
与えられた情報を総合すると「ある宮の支配星は、その反対宮で弱くなる」というのが占星学の公理のようです。
これは「ある宮で高揚する惑星は、その反対宮で減衰する」という公理と同じです。
太陽が水瓶座にある場合、太陽は自室の獅子座をアスペクトバックしています。
これはインド占星学では自室を強めており、良い配置と解釈します。しかし、太陽自体は敵対星位にあり、弱い状態と言えます。
獅子座およびそのハウスにとっては良い配置であるが、太陽にとっては良くない配置である・・・このような解釈でよいと思います。
ようやく、水瓶座の太陽等の配置についてよく分かりました。
アスペクトバックでのハウスへの良い影響と、惑星の品位への悪い影響の両方が発生することを考慮した方が適切かもしれませんね。
つい先ほどYouTubeをザッピングしていたところ
ここ最近になり自分が好んで視ているアフリカ系アメリカ人のスピーカーが
現在進行形で炎上中のメンタリスト・DaiGo氏の件に対し自己主張の動画を挙げていました
https://www.youtube.com/watch?v=d7zZN1WzITU
その動画において
新型コロナウイルス流行後のアメリカ国内の特にブラックコミュニティの現状を知ることができました
早い話が「この2年足らずでコロナを名目に生活保護が民間団体の斡旋等で受給しやすくなっている」そうで
この動画の彼曰く『とにかく働かない黒人が増えている現実がある』のだといった状況です
私はこの動画を視聴し終えるなり先生がブログに昨年6月1日に投稿した本ページ記事を再読した次第です
この記事の後半において
今年6月23日からアメリカの建国図チャートのダシャーが「ラーフ-木星期」に入ると記述しており
ちょうど今頃がその運気の中を進んでいる時となります
アメリカ建国図のラーフとそのディスポジターの月と月から見た木星の配置を確認すると
本来のラグナ(獅子座)から見た月は12室支配で7室に在り
ラーフから見た月はラーフから8室目に住み
その星座は水瓶座です
おそらくその12室支配の月とは
アメリカ国内の各地域で活動する慈善家等のボランティア(12室)団体であり
民生保護の社会事業であるため左派的なオーガニゼーションを表意する水瓶座に位置していると判断できます
その水瓶座の月は本来のラグナから見て
総合的な世相としての社会動向と言える7室に位置し
ダシャーラグナから見た8室に住むダシャーロード(ラーフのディスポジター)であるため
かなり大局的な象意として「国内外からのリアクション」(に苦慮する国政)という様相であるか
アメリカ特有の自己責任論に挑戦する反体制運動が再燃する可能性を指しているように思います
話を冒頭の件に戻しますと
今現在のアメリカはコロナ禍への対策で生活保護が安易となった結果「働き手が不足している」そうです
超大手のマクドナルド等でさえ人員確保に苦労しがちの傾向があるとのことで
おそらくは
ラーフのディスポジターの月から見た5室目(本来の12室)の惑星集中に加わった木星が
国政側にとって不利益な人物とその思想を意味しており
アメリカの秩序を担う層にとって「アメリカ的ではない」と感じる内紛的大衆運動であると想像できます
また
今はすでに次の山羊座蟹座軸で再び生じるダブルトランジットの潜在的な発動状態の期間(60日以内)のため
もう少しで本当に昨年6月前後のジョージ・フロイド氏追悼の暴動と似て非なるデモが起こり得ます
ちょうどバイデン大統領への支持率が初めて最低数値となっている最中でもあり
こうした偶然に意図せず出くわせたのは嬉しいハプニングでした
以上
ご報告まで
>ラーフのディスポジターの月から見た5室目(本来の12室)の惑星集中に加わった木星が
というコメント後半の文の中の
>月から見た5室目(本来の12室) は
本来のラグナから見た11室でありラーフから見た12室ですね
ダシャーラグナから見た12室目でそのラーフのディスポジターから見た5室の象意(思想信条のための犯罪行為等でしょうか)が具現化する兆候です