米国が地下貫通弾(バンカーバスター) でイランの核施設を爆撃 -運命の7月-





今年の新月図が意味することが明らかになりつつある。



2025年の日本と世界」の答え合わせと言うべき状況が起こりつつある。



ここ最近、東京都議会議員選挙の結果でも分かるように参政党が勢力を拡大しており、7月20日の参議院選挙で、更に議席を獲得して躍進しそうである。


「参政党の躍進について考える その1~その3」で、そのことに言及した。



・「参政党の躍進について考える -日本の魂の復活なのか-

・「参政党の躍進について考える その2 -夏の参議院選後に起こること-

・「参政党の躍進について考える その3 -リベラル(革新)から愛国民族主義(保守)へ-



欧州や米国では、既に極右勢力が台頭しており、ようやく日本でも日本ファーストを掲げる政党が誕生した。


アメリカファーストであるドナルド・トランプ政権は、高い関税を負荷することで、世界に貿易戦争を仕掛けている。


カナダをアメリカに併合しようとしたり、パナマ運河の返還を主張している。


そして、最近、アメリカがイランの地下の核施設を地下貫通弾(バンカーバスター) で先制攻撃した。







今年、2025年の新月図は、アメリカの場合、1室魚座に惑星集中しており、7室にアスペクトしている為、戦争する可能性を示唆していた。







但し、それは最初に相手から攻撃されてから、相手を攻撃すると私は予想していた。


このアメリカによる国際法違反のイランへの攻撃は、この解釈に当てはまるか考えた所、当てはまることに気づいた。


イスラエルによるイランへの核施設など100カ所への攻撃の後、2025年6月13日のイランによるイスラエルへの報復の後で行われたからである。


アメリカとイスラエルは一心同体であり、アメリカの支配者階級はユダヤ系が多く、イスラエルのロビイストが非常に強力である。


ジョン・J・ミアシャイマー 、スティーヴン・M・ウォルト著の「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」という本でもジョージ・ブッシュによるイラク戦争において、イスラエルロビーが果たした役割が指摘されている。


それで、イスラエルが攻撃されることは、アメリカが攻撃されたこととほぼ等しいと考えれば、アメリカが攻撃された後、反撃したという解釈が成り立つかもしれない。



多くの新月図を見たが、新月図のラグナばかりでなく、魚座に在住する月をラグナとする見方も有効であることを確認している。


そうすると、今年の新月図は、月ラグナから見ると、1-7軸にラーフ/ケートゥ軸が、在住し、土星は29°58’なので、魚座に入っていると考えなければならない。


その場合、土星と火星も7室にアスペクトしており、7室に土星、火星、ラーフ、ケートゥが絡んでいる。



今年はどのような新月図であろうと、その配置がまず各国共通としてある為、戦争が起こりやすい年である。



イスラエルは、2023年10月7日にハマスによる大規模なテロ攻撃を受けたが、ハマスは、約4,300~5,000発のロケット弾を発射し、同時に地上へ約6,000名の武装勢力が突入し、イスラエル側の多数の市民や兵士が犠牲になり、約250人が人質として連れ去られた。



それで、イスラエルは、ハマス掃討作戦として、ガザ地区への爆撃を行なって、国際社会から非難されているが、ハマスの背後にイランがいるのではないかとの疑念が高まっていた。



またイランの核開発が加速しており、そうした流れで、イスラエルがイランの核施設を攻撃した。







イスラエルが、2025年にイランに攻撃(反撃)を仕掛けるというのは、ラグナから見た場合、12室に在住する火星が7室(戦争)に8番目のアスペクトをするということでしか説明できない。



しかし、月ラグナから見ると、火星、土星、ラーフ/ケートゥ、太陽などのアスペクトや絡みが7室に集中している。



やはり、この配置が戦争に果たす役割が大きいと思われる。



だから、今年は、世界的に新月図の構造上、戦争が起こりやすい年なのである。







この日本の新月図の意味合いもますますはっきりして来た。



例えば、参政党の躍進というのは、この6室魚座に惑星集中する惑星群が象徴している。



これは財務省解体デモに参加する人々を象徴していると述べたが、ここに集まる人々は、反グローバリゼーション、反ワクチン、積極財政(MMTの推進)、ディープステートに反対など、陰謀論的な主張が多い。



(因みに陰謀論は物事の因果関係を単純化している側面はあるが、本質的な意味で真実の一面を含んでいる。陰謀論は水星が減衰する魚座や蟹座、蠍座など水の星座から生じるが、魚座で減衰する水星が示すように真実を理性的にではなく、感性と直感で把握する。)



最近、躍進して来た参政党も全く同じような主張をしており、完全にかぶるのである。



今年の新月図の6室魚座に惑星集中する配置は、陰謀論に影響されやすい魚座が象徴する人々が、生活に困窮し、政府を一斉に批判するという国民運動が起こる配置である。



そして、また今年の新月図の性質上、戦争の危機も迫っている。



中東だけでなく、これが台湾有事など、東アジアに拡大した時、日本も戦争に巻き込まれる可能性を今年の新月図は、示唆している。



私は、「2025年の日本と世界」の中で、今年2025年の日本の新月図と、2001年のアメリカの新月図の共通点を指摘した。







この年、9.11同時多発テロが起こり、アメリカ中の家庭・企業・学校などで星条旗を掲げる動きが急速に広がり、アメリカの国民は、愛国的熱狂に包まれた。




これと同じことが、今年日本でも起こるのであるが、それが7月20日に自民党が大敗し、参政党が躍進することによって生じて来ると考えている。




そして、それに前後して、中国による尖閣や台湾への軍事侵攻など、これまでとレベル感の異なる安全保障上の危機が訪れて、アメリカと同じようにますます、愛国的熱狂が拡大していく。



今、中東で起こっていることが中東だけでは済まないと考えている。



必ずや東アジアにも拡大してくるはずである。




その時、日本もまた愛国的熱狂に包まれ、参政党を始めとした保守政党が大躍進するきっかけとなる。





今は保守思想によって国難を乗り越える時


上述した記事「参政党の躍進について考える その3 -リベラル(革新)から愛国民族主義(保守)へ-」の中でも述べたが、英国のチャーチルは、ナチズムによる侵略に対して、保守思想で、英国民に徹底抗戦を呼びかけた。



チャーチルは若い頃は、自由党でリベラルだったが、年齢を重ねて、保守党に転向していた。



もしチャーチルがそうしていなければ、ナチスにヨーロッパは、1000年支配されていたのである。



ヨーロッパの指導者たちは、リベラル的な融和策に終始して、ヒトラー(ナチス)の拡大を許してしまった。



今回のドナルド・トランプのイランの核施設への先制攻撃は、国際社会からは批判されているが、イスラエルがイランを攻撃した為、アメリカがイランの核開発を阻止し、戦争の火種を除去することにより、これ以上の戦争のエスカレートを避けたという見方も存在する。


参政党がそのような見解を示していたが、他のリベラル政党は、平和的に話し合いで解決すべきで、アメリカの武力による攻撃は容認できないとする見解に終始した。


その後、イランは戦争の継続が不能となって、イスラエルとイランは、停戦を受け入れた。


あのまま平和的に話し合いで解決を主張して、何もせずに停戦に導けたかは疑問であり、はっきりしない。


平和的に話し合いで解決というのは、リベラル的な融和策とも言えるものだが、リベラル勢力にとって、トランプが行なったイランへの先制攻撃というものは、全く理解し難いことであった。


このようにリベラルと、保守では、その考え方も物事の解決方法も全く異なっている。



今の日本のリベラル化した自民党が、増加する外国人労働者の不法滞在の問題、尖閣諸島などに領海侵犯してくる中国船などに厳しい対応が出来ないのは、リベラル的な融和策と言うことが出来る。



敗戦した日本は、戦後、アメリカの管理、統制によって、リベラル的な価値観で飼いならされて毒抜きされ、民族の危機を乗り切れないほどに弱体化させられたのである。



保守思想(右翼)には、保守思想(右翼)で対抗するしかなく、今、日本、そして世界は、占星学的な必然として、そのようになりつつある。



私はリベラル的な価値観と保守的な価値観が共存しているが、政治信条としては、言わば、保守リベラルといった形で、リアリズムに徹し、その時々で、保守とリベラルの価値観のバランスを取るという立場である。



参政党については、リベラルの立場からの批評も行っているが、今の時代、日本人ファーストといった政治信条が出て来るのは、必然と言えるかもしれない。




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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 秀吉さん こんばんは。

    清水俊介氏のYouTubeで、ラオ先生が、2010年に出された近未来の予想が紹介されています。
    この動画の21:50です。
    https://www.youtube.com/watch?v=jd2bSZpAsWY&list=LL&index=2
    この動画によりますと、
    「2025年ごろから大国間の衝突が始まり、2030年にクライマックスを迎える。その戦争を乗り越えた後、世界は、共存共栄の道を歩み始める」。

    2025年に関するラオ先生の予言は、的中していると思いました。
    ラオ先生は、これから世界で大きな争いが生じると予想しています。
    確かにニュースによれば、世界の主要国の防衛費や軍事費が増大傾向にあります。
    ですから、私はこの予想を真剣に受け止めています。

    しかし、この危機を乗り越えたら、本格的にアクエリアスの時代、サティア・ユガの時代が始まるという確信を持っています。


    私は、今回の選挙は、大西つねき氏の無所属連合に注目しています。
    ユニークな人々が、この政党に集まっており、様々な主張をしています。
    苫米地英人氏の弟子であるつじ健太郎という人が、半減期通貨によるベーシックインカム導入を掲げています。
    つねき氏と無所属連合が、この選挙で、躍進するのを期待しています。

    無所属連合のYouTubeチャンネル
    https://www.youtube.com/@mushozoku_ouen
    • そうです。このラオ先生の予言に関して解説する講演会を昨年と今年の頭に開催しました。
      その予想している時期がまもなく来ますので、どうなるかを見守っています。

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