立憲民主党・枝野幸男代表 辞任を表明 -王から乞食へ、土星/金星期の洗礼-



枝野幸男が辞任を表明した。


選挙後に敗北が明らかになる中で、自民党が強い小選挙区でも接戦を演じたと自己評価し、代表を辞めるつもりはないと強がっていたが、一夜明けて、冷静に自己分析出来たのか、衆議院で議席を減らしたことについて、「ひとえに私の力不足だ」として、「新しい代表のもと、新しい体制を構えて来年の参院選、次の政権選択選挙に向かわなければならない」と述べ、代表を辞任する意向を表明した。


【速報】「ひとえに私の力不足だ」立憲民主党・枝野幸男代表 辞任の意向表明 衆院選での議席減の責任取り
2021年11月2日 1:24 FNNプライムオンライン

立憲民主党の枝野代表が11月2日午後、党の執行役員会で衆院選の敗北の責任を取り、辞任する意向を表明した。

枝野代表は、衆院選で議席を減らしたことについて「ひとえに私の力不足だ」として、「新しい代表のもと、新しい体制を構えて来年の参院選、次の政権選択選挙に向かわなければならない」と述べ、代表を辞任する意向を表明した。

その上で、衆議院選挙を受けて来週開かれる見通しの特別国会の閉会日に、代表の職を辞する考えを明らかにした。


枝野幸男のラグナについては、射手座に修正して、これは正しく修正出来たと考えている。





現在、土星/金星期であり、土星は、ラグナから見て、2、3室支配の機能的凶星で、月から見て、ラグナロードで2室支配で、2室に在住している。


2室は起業のハウスである為、政党のオーナーになれたのである。


然し、土星自体は、ムーラトリコーナで強いとは言え、何もラージャヨーガを形成していない。


そして、アンタルダシャーの金星は6、11室支配で、7室に在住し、こちらも何もヨーガを形成していない。



王から乞食へ

この機能的凶星としてのマハダシャーとアンタルダシャーがトリコーナの位置関係で連携していたとしても何も生み出さなかったということのようである。


そして、土星/金星期は、土星/土星期のように働くと言われており、また支配と在住がわるければ、金星/土星期は、王から乞食へ転落する時期である。


今回の辞任劇を見ると、まさに枝野幸男は、象徴的に言って、王から乞食へと転落したようである。



私自身は枝野幸男に勝って欲しいと思っていたのであるが、ジャイミニのチャラダシャーを使って、AmKが良い位置にあるということを根拠にして、枝野幸男の立憲民主党は躍進するなどとミス鑑定をした。


枝野幸男は、チャラダシャーでは、魚座/蟹座であり、魚座から見て、AmKは2室、蟹座から見て、AK、AmK、BKの木星が10室に在住しており、AK-AmKのジャイミニラージャヨーガも形成している。

ジャイミニのスキームではそれなりによく見えた。


但し、この10室には、7、8室支配の土星がジャイミニアスペクトして傷つけており、GKの月が11室にアスペクトしている。


然し、実際、公示前に枝野幸男のチャートを見て、もし射手座ラグナであれば、土星/金星期は、土星はムーラトリコーナに在住して強いものの、金星は6、11室支配で、全く良く見えないと考えていた。


土星と木星は8室や8室支配の月にダブルトランジットして、8室(中断、行き詰まり)の象意を表わしている。



やはり、チャートは嘘をつかないのであり、悪い配置があれば、それは必ず顕現するのであり、今回の結果はそれを物語っている。




ナヴァムシャのラグナ


枝野幸男は、木星/木星期に移行した1998年10月に元日本航空国際線客室乗務員の現夫人と結婚しているため、以前の検証で、ナヴァムシャのラグナを乙女座に設定し、ダシャムシャのラグナを牡牛座に設定している。



ナヴァムシャを乙女座ラグナに設定すれば、木星は7室支配でラグナに在住する形になり、結婚を表わしている。ナヴァムシャのラグナを乙女座にすれば、ダシャムシャのラグナは自動的に牡牛座となる。




また枝野幸男には双子の息子がいるが、ネットの情報によれば、誕生したのは2006年生まれだということである。







2006年は、木星/金星期であり、サプタムシャを見ると、木星は9室支配で5室に在住し、5室支配の太陽と相互アスペクトしている。



金星は、ラグナロードの火星とコンジャクトし、逆行して5室に絡んでいるが、5室や9室とのダイレクトな絡みはない。



但し、木星は金星と絡んでおらず、ここではマハダシャーの木星が優位に働いたと考えてもいいかもしれない。



実際、木星は子供の表示体で、9室の支配星で5室に在住し、5室の支配星と相互アスペクトするという形で、5室や5室の本質のハウスである9室に濃密に絡んでいる。







因みに何故、子供は双子だったのかということであるが、枝野幸男の出生図では、子供の表示体の木星と5室の支配星である火星は、牡羊座のバラニー(金星)に在住している。



金星は、双子座(変通星座:dual sign)に在住して、二重性を表わしており、それで、双子座の子供が誕生したと思われる。



またアンタルダシャーの金星はサプタムシャでも変通星座に在住している。




ナヴァムシャが、乙女座で正しければ、土星/金星期は、土星は5、6室支配で5室に在住しているが、金星は2、9室支配で6室に在住し、3、8室支配の火星のアスペクトを受けている。



従って、激しく傷ついているといっていいかもしれない。特に3、8室支配の火星のアスペクトは、破局や行き詰まりを表わしている。



ダシャムシャでは、金星は1、6室支配で6室に在住し、8、11室支配の木星とコンジャンクトして、6-8の絡みを生じている。



やはり、ここでも8室の支配星との絡みが見られる。



マハダシャーの土星から見ると、金星は6室に在住して、6-8の絡みを生じている。



従って、この配置から、枝野幸男が金星のアンタルダシャーの時期に選挙で敗北し、辞任に至ったと理解することができる。







土星自体は、ダシャムシャのラグナに在住している為、土星期は政治的キャリアの上昇の時期であった。



まず、土星期に移行した後の2013年7月からの土星/土星期に民主党の幹事長に就任している。



具体的には、2014年9月16日の土星/土星期に民主党幹事長に就任し、2015年1月の土星/土星期に同じく民主党代表選挙後も岡田克也の下で、幹事長に留任している。



2016年3月の土星/土星期に民主党と維新の党が合流して結成された民進党に参加した際も幹事長に留任しており、同年10月の土星/水星期には、民進党憲法調査会長に就任している。



そして、2017年9月の土星/水星期に民進党代表選挙に立候補し、前原誠司と争って敗北するが、代表選挙後の党役員人事では代表代行に就任している。



その後、民進党は、急成長して勢力を拡大した希望の党への事実上の合流が了承されるが、小池百合子が理念・政策が一致しなければ「排除する」と言明したため、2017年10月3日に立憲民主党を旗揚げし、政党のオーナーになっている。



つまり、この土星期に移行した後の流れを見ると、明らかにマハダシャーのレベルでは、キャリア上の上昇を経験している。



従って、土星はダシャムシャのラグナに在住ということで良さそうである。





次の土星/太陽期


枝野幸男は、2023年7月前後からの土星/太陽期に移行する。



太陽は出生図では9室の支配星で、6室に在住し、ウパチャヤの凶星で、月から見て、8室支配で5室に在住し、ナヴァムシャではラグナから見て、12室支配で10室に在住し、ケートゥとコンジャンクトし、3、8室支配の火星からアスペクトされている。



土星から見ても太陽は8室支配で6室に在住し、ケートゥとコンジャンクトし、4、11室支配の火星からのアスペクトを受けている。



ダシャムシャでは、太陽は4室支配で2室に在住し、7、12室支配で8室に在住する火星と相互アスペクトしている。



こうした配置を見る限りでは、枝野幸男の奮闘は続きそうである。



少なくとも土星/金星期の間は、王から乞食への転落の象意が顕現したと考えられる為、乞食の境遇での奮闘が必要である。




枝野幸男の最近の顔つきからは、かつてのような清々しさが感じられない。



党の要職を務め、野党最大勢力の長として権力の立場に就くと、人間の顔つきは変わってくる。そこに堕落の要素があるのかもしれない。



理論的には、枝野幸男は土星期において2室(アルタハウス)支配の土星の象意として党のオーナーとしての所有欲が生じたと思われる。



そして、オーナーとしての権力を体感する中で、自分が大事になり、自分が総理大臣になるというビジョンに取りつかれた。







落選した辻元清美も立憲民主党副代表などになり、急速に魅力を失った。



政治家の落とし穴は、地位や役職といった所有物である。



これは誰でも例外なく、地位や権力の立場に立つと、そのように変貌するのである。



これらの財宝を所有することで、保守化して、身重になって、国民に奉仕するという目的を見失い、口ではリベラル左翼的な理想を述べていたとしても、政治家としての自分のパワーに自己満足し、政治で飯を食べていくという政治屋に成り下がってしまう。



その点、日本維新の会は、政治家は、身分がよすぎて、税金で生活する側が厳しいのに馴れ合い、ぬるま湯、もたれ合いで、ぬくぬくして、高い給料をもらい、公用車を乗り回し、政務調査費という経費も出て、既得権益側がぱくぱくむしゃむしゃいい思いしていると、松井代表自らが政治家としての立場を自己批判し、そこから変えなければ改革はスタートしないと主張している点が良かったのかもしれない。



確かに政治家の仕事は、税金の再分配の仕方を決めることだが、政治家自信が税金でいい思いをしている時に無駄のない税金の使い方を決められるのかというのは正論である。



国民は権力の座についた人はいい想いをしているのを見て、結局は、これが現実だと受け入れて、リアリズムに陥ってしまう。



政治への期待を失い、自分たちの小さな生活だけのことを考える、リアリストに陥ってしまう。




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