アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』について -西洋文明の黙示録的最高傑作-




ネットフリックスで、アーサー・C・クラークの古典的傑作『地球幼年期の終わり』が映像化されていたことを最近知った。









私が、『地球幼年期の終わり』 のことを知ったのは、五島勉の『ヒトラーの終末予言 側近に語った2039年』を読んで、その中で、ヒトラーの予言に似通っている未来世界のイメージとして、アーサー・C・クラークの『地球幼年期の終わり』が挙げられていたからである。




この『ヒトラーの終末予言 側近に語った2039年』の内容についての考察は、2019/3/9付の『ヒトラーの予言 ー 水瓶座時代の悪夢のシナリオ ー』の中で示している。



こうしたことについて危急に考える必要性に迫られたのは、ユヴァル・ノア・ハラリが『ホモデウス』の中で描いた人工知能やテクノロジーの力であらゆる利便性を享受する人類が、少数の知的エリートによって、受動的に管理されているだけの大衆の悲観的な未来を予想していたからである。



レイ・カーツワイルのシンギュラリティー(技術的特異点)の言説ではもう少し楽観的ではあるのだが、いずれにしても高度なテクノロジーが人類の需要を満たす為、人間は受動的にそれを享受するだけの存在になるというイメージである。



レイ・カーツワイルは、2045年にシンギュラリティー(技術的特異点)が訪れると考えていたが、2017年のインタビューでは、「2029年にコンピューターは人間レベルの知性を獲得する」という趣旨の発言をし、シンギュラリティーがより早まったとする認識を示している。



ヒトラーの2039年の予言では、大衆を支配するエリートは、より高度に進化して、神に近い存在となり、今の人間の数次元上の知能と力を持ち、宇宙から機械生物となった人類の群れを管理するようになるというのである。



2039年の人類とは、そのように超人的なエリートと、受動的で機械生物のようになってしまった完全なる家畜のような一般大衆に極端に二分化していくというのである。



そのことについて述べられた部分を再び、(『ヒトラーの終末予言 – 側近に語った2039年』から引用する。




ただ諸君。それでも人類はいなくなるのだ。いまの意味での人類は、そのときもういない。なぜなら、人類は2039年1月、人類以外のものに”進化”するか、そうでなければ退化してしまっているからだ」

一部は”神人”に、残りは”ロボット生物”に変異する

「それをもっとはっきり言えば、人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物になっている。人類から神のほうへ進化するのだから、それは”神人”(ゴットメッシュ)と呼んでかまわない。

残りの大部分は、これも進化なのか退化というべきかはわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的なロボット生物になっているのだ。
それまでの気候異変と環境異変、政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異が、そのようなロボット生物を大量に生み出す。

”神人”のほうも同様で、同じ原因から生まれてくる。ただ突然変異が大脳にプラスに働いて、進化の方向がロボット生物と別方向になるだけだ。

その前段階の超人たちも、より進化して神人になる場合がある。いずれにせよ、彼らはいまの人間の数次元上の知能と力を持つ。

彼らは団結して地球を支配する。それまでのあらゆる危機や問題は、彼ら神人たちの知能と力で急速に解決されていく。

ロボット生物たちのほうは、それに従って生きるだけだ。これはある意味では気楽な身分だ。戦争も気候も経済も、神人たちによって制御されてしまうので、ロボット生物たちは神人たちの認める限度で、多くのものを与えられる。

食物と住居も、職業と娯楽も恋愛も教育も、時には思想さえも与えられる。

ただロボット生物たちは、与えられ、操られていることを意識できないようになる。自分たちの意識では、何もかも自分で選択して勝手に生きているのだと思う。しかし、じつは神人たちがすべてを見通して、管理工場の家畜のように彼らを育て飼うことになるのだ。

こうして人類は、完全に二つに分かれる。天と地のように、二つに分かれた進化の方向を、それぞれ進みはじめる。一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく機械生物に近いものへ。
これが2039年の人類だ。その先もずっと人類はこの状態をつづける。そしておそらく2089年から2999年にかけて、完全な神々と完全な機械生物だけの世界が出来上がる。地上には機械生物の群れが住み、神々がそれを宇宙から支配するようになるのだ」


(『ヒトラーの終末予言 – 側近に語った2039年』五島勉著 祥伝社 より引用抜粋)



アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』の内容をざっくりと大雑把に説明すると、まず、地球人類の前に正体不明の巨大宇宙船が現れ、地球人類にあらゆるテクノロジーや利便性を与えるのである。


そのことで、人類社会は、もはや戦争が無意味となり、国際的な協調に向かい、人類社会は桃源郷のような世界になってしまう。


つまり、人類がこれまで夢として描いてきた理想の社会が出来上がるのである。


もはや誰も労働しなくてよいし、衣食住全てが満たされ、人類皆がハッピーであるが、しかし、それは宇宙人によって管理されている。



最初は宇宙人は、人類の前に姿を表わさなかったが、このような人類に桃源郷のような生活を与えておいてから、公に姿を表わした時、宇宙人は、実は、サタン(悪魔)そっくりの姿形をしていたということが分かる。


つまり、最初から姿形を表わしていたら、人類が怖がるので、人類から信頼を得てから、姿を表わしたのだということである。







サタン(悪魔)そっくりの宇宙人は、進化の過程で、生殖能力を失い、子孫を残す能力を失ってしまったのである。



その為、最終的に地球の子供たちが、宇宙人に連れ去られて、地球は滅びるという悲劇的結末を迎える。










『地球幼年期の終わり』は、様々な読み方、解釈があると思うが、私が最も重要だと考えるのは、サタン(悪魔)そっくりの姿形をしている宇宙人が、進化の過程で、生殖能力を失うという部分である。



その為、自分たち自身で、子孫を残すことが出来ないため、地球から人類の子孫となる子供たちを全て連れ去ってしまうのである。



この恐ろしい寓話は、『ハーメルンの笛吹き男』などからそのアイデアが採用されたように思われる。



そして、アーサー・C・クラークは、この作品を通して、西洋文明に対する一抹の不安や悲観的な見通しを明らかにしている。




ここで重要なのは、サタン(悪魔)そっくりの宇宙人が、生殖能力を失うという箇所である。



これは不妊の星座である双子座を象徴しているのである。




双子座は、現代社会の科学技術、テクノロジーを象徴する星座であり、民主主義やリベラリズムなどを象徴する星座でもある。



西欧近代ということを語る上で、欠かせない星座である。



西洋社会での大きな出来事としては、フランス革命やアメリカ独立革命戦争などがあり、それによって人権や民主主義の概念がもたらされた。



こうした革命を推進した秘教的背景は、フリーメーソンやイルミナティーであり、双子座の象徴である。



アリス・ベイリーの著作の中において、春分点が双子座にあった時代にフリーメーソンにおける重要な2本の柱が建てられたと述べられている。



また以前、別の記事の中でも述べたが、双子座は、科学技術をもたらした星座であり、原爆は双子座ラグナであるオッペンハイマーが開発し、コンピューターは双子座ラグナであるフォン・ノイマンが発明し、そして、そのコンピューターを世界的に普及させたのは、双子座ラグナのビルゲイツである。


パーソナルコンピューターの普及に一役買ったもう一人の人物、スティーブ・ジョブズも双子座ラグナではなく、獅子座ラグナではあるが、5室支配の木星が双子座11室に在住し、ケートゥとコンジャンクトした上で、射手座から10室支配の金星がアスペクトしている為、5-10のラージャヨーガを双子座で形成しており、パーソナル・コンピューターという双子座の技術を世の中に広めた立役者である。


また最近、長者番付で1位を占めているイーロン・マスクもラグナロードの水星が双子座でバドラヨーガを形成して強く、この水星が、電気自動車や、人工知能、その為、現代のテクノロジーを推進する力となっている。



また双子座は、LGBTなどを推進する星座でもある。


米国の建国図などを見ると、双子座11室に4つの惑星が集中しており、まさに米国を構成するエスタブリッシュメントな人々は、双子座の価値観を推進する人々であることが分かる。





ハリウッドの映画を見ると、同性愛を描いた作品が非常に多いのが分かるが、LGBTの権利擁護を啓蒙推進しているのが、アメリカのハリウッドである。


日本のLGBT法案もアメリカの圧力によって、早々に可決されたのである。



この双子座が不妊の星座とされていることは、近年になって流行って来ている体外受精や代理母出産などから明らかである。


普通に性行為をして、自然分娩で子供を授かるという、そうしたあり方が、科学の力で変わってきている。


これは、双子座の力によるものである。



またハリウッドなどでは、養子縁組するのが流行っているが、金の力に物を言わせて、里親となる人が沢山出て来ている。


こうしたことは経済的に余裕がある人でなければできない。



本来は、性行為して、自然分娩で子供を授かるのが普通のことだが、自分の腹を痛めるのを避ける為、あえて代理母出産で子供を授かるというケースも多い。


因みにカトリック教会はこの代理母出産を不道徳な行為として批判している。


子供は、腹を痛めた母親の権利だと思われるが、そうして生まれた子供を代理母から取り上げて、金の力で自分の子供にしてしまう。



今、日本では、子供を持たない人が増えているが、それは経済的に不安であるからであり、その一方で、金のあるハリウッドスターやエスタブリッシュな人々は、対外受精、代理母出産や、養子縁組など、あらゆる手段を使って、子供を持つことが出来る。


つまり、金があるかないかで、子供をもてるかどうかが決まってしまうのであり、ある種、金で子供を買っているような人身売買のような要素も出て来ている。



私は最近、ピーター・ティールという人物に注目しているが、シリコン・バレーの頂点に立つ男と言われている。


ピーター・ティールについては、また別の記事の中で、詳しく論じなければならないと思っているが、電子決済サービス事業で、イーロン・マスクと競合する中で、競争は効率が悪いことから、協力に転じて、電子決済サービス企業「ペイパル」を育てて、イーベイに売却して、イーロン・マスクやその他の参画したメンバーと共に巨額の資金を得る。


そして、その後、facebookに投資するなど、多くのスタートアップ企業に投資して成功し、その後、パランティアという企業を起業している。


パランティアは、米国防総省やFBIなどが顧客であり、欧米の諜報機関などにサービスを提供して、ビッグデータとその分析をするソフトウェアなどを開発する会社である。


来るべき米軍のAI化において中心的な役割を果たしそうな会社である。


ピーター・ティールは、「民主主義などまっぴら御免だ」と発言するような人物であり、自らをリバータリアン(自由至上主義者)であるとしている。


つまり、資本主義に頭の先からつま先まで染まっている人物であり、またシリコンバレーの技術革新の最先端にいる人物で、まさに双子座の申し子のような人物である。









先日、橘玲の新作『テクノ・リバタリアン』という書籍を読んでいたら、このピーター・ティールは、同性愛者であり、パートナーである男性との間に子供を持ったことが記されていた。


つまり、どこかから女性の卵子をもらって来て、対外受精で、代理母出産したということである。



つまり、双子座は、科学、テクノロジーを推進し、封建社会を破壊して、市場主義(資本主義)をもたらし、水瓶座の理念である自由、平等、博愛などを推進する一翼を担っているが、特に生殖という分野においても、性行為と自然分娩という「自然」のあり方を改変し、対外人工授精、代理母出産などあらゆる生殖のあり方を発達させて来ている。


そして、遺伝子操作による産み分け、試験管の中の培養液で、クローン人間を作ったり、死んだ人間の細胞の一片から人間を再生させたりも出来るようにもなって来ている。



こうしたテクノロジーを活用することは、やはり、お金がなければ不可能である。



従って、富裕層、また経済的に余裕がある人たちが、こうした新しい技術を活用して、目的を遂げる。



西洋社会が推進してきた資本主義は、本質的に資本は資本を増やすことを最も効率のよい形で合理的に追求するということから、一つの拝金思想であり、サタニズム(悪魔主義)だとされている。



陰謀論で取り上げられるテーマであるが、資本主義(拝金思想)とサタニズムを結びつける言論は、広く普及している。



従って、双子座が推進する自然の改変というのは、双子座が資本主義(株式市場、金融市場)を発達させて来た星座であることもあり、資本主義=拝金思想、サタニズムと結び付けられることが多いのである。




アーサー・C・クラークの作品で、映画化されたものとして、『2001年宇宙の旅』が有名だが、これよりもより重要なのが、『地球幼年期の終わり』である。



人類の只中に宇宙人がやって来て、人々がもはや労働する必要もない衣食住が満たされた桃源郷のような世界を与えてくれるといったイメージは、西洋世界のキリストの再臨、メシアのイメージと重ねられている。



しかし、その西洋世界の価値観を推進する中で、悲劇的にも宇宙人たちは、自らの種族が繁栄する為の生殖能力を失うのである。



その理由はよく分からないが、テクノロジーを駆使し過ぎた結果、自然な生殖能力が退化した可能性もある。



その結果、人類に対して、メシアとして、平和で幸福であらゆる利便性が整った桃源郷のような理想社会を与える一方で、人類にとって最も大切な子供たち(子孫)を奪い去っていくのである。



それは大きな詐欺行為である。





アーサー・C・クラークは、西洋社会における進歩史観と、キリストの再臨やメシアの到来の話や、その秘教的背景も全て知り尽くしていたと思われる。



その上で、一抹の不安や疑いをこのような小説の形で、表現したのである。



神智学においては、キリストの再臨というテーマが存在し、アリス・ベイリーは「ハイアラキーの出現」といった作品の中でそれを表現して来た。




因みにアーサー・C・クラークは、自らの著作の中の前書きかあとがきの中で、マイトレーヤ(弥勒菩薩)に言及しており、明らかに神智学など、メシア思想の秘教的な背景を知っていると思われる。



(私は直接は見ていないが、知人からそのような記述があったと聞いた)




『地球幼年期の終わり』では個々の人類の意識が集合意識のようなものに統合されていってしまう過程があり、その辺りも不気味である。




トランスパーソナル心理学では、進化の流れの中で、まず群れとしての意識があり、そして、個としての意識を確立した後は、再びグループ意識、集合意識という形に発展していくと考えられている。




それは明らかに水瓶座の時代のイメージである。




しかし、アーサー・C・クラークは、その集合意識に発展していく人類の姿を非常に不気味な人類の破滅や終焉といった形で捉えているのである。





プーチンの誤解


ロシアのプーチンは、ウクライナ戦争を聖戦として位置づけ、西洋社会のサタニズム(悪魔主義)との戦いと捉えているようである。



非サタン化に黒魔術 プーチン政権、持ち出し始めた「聖戦」論理
2022年11月5日 15時00分 朝日新聞デジタル

ウクライナ侵攻で苦戦するロシアで、プーチン政権内で、侵攻を「聖戦」のように正当化する発言が目立ってきた。ウクライナや欧米を「悪魔」と批判し、「非サタン化」が必要だと主張している。

 ロシア「国民統合の日」の祝日だった4日、前大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長はSNSでこんな投稿をした。

 「創造主の言葉が我々に神聖な目的を与えた。地獄の支配者、サタンや大魔王の阻止だ。彼らの目的は破壊で、我々は命。だから勝利は我々のものだ」

 「我々は、自らと我々の土地、千年の歴史のために戦っている」「我々が対峙(たいじ)しているのは、ナチスの麻薬中毒者や欧米から来た犬の群れだ」ともつづっている。「サタン」は欧米を指しているようだ。


そして、魚座-蟹座-蠍座が強いスピリチャル系の人々は、プーチンに共感的であり、ドナルド・トランプの大統領への再選を希望として捉えている。



ドナルド・トランプを救世主として、考えている人もいるようである。



しかし、これは全く間違っており、プーチンにこそ、ナチズムが顕現したのであり、サタニズム(悪魔主義)が現れたのである。



例えば、これはロシアがウクライナの一般市民を無差別に攻撃して殺戮を繰り返しているのに対して、ウクライナ、そしてウクライナを支援し、制御するアメリカを中心とした西側諸国は、プーチン政権のロシア軍や軍事施設は攻撃するが、一般市民は攻撃しないように慎重により理性的に行動している。


この辺りからもどちらが正当性があるかが明らかである。



ロシアは、戦場で、人海戦術で戦う以外にはなく、西側の科学技術、テクノロジーの力の前に敗北している。



やがて、ロシア国内で、反体制運動がもっと盛んになっていくことが予想される。



もしプーチンのロシアが、ウクライナに領土を多少でも獲得出来たとした場合でも、戦車や戦闘機、戦艦などを多数失い、西側の前に完全に敗北しているというのが現状なのである。







ロシアの建国図を見ると、今後は双子座に在住する木星期が続いている為、プーチン以後のロシア社会は、完全に西洋と同じ価値観に統合されていくのである。



人海戦術でごり押しして、多少の領土を獲得したとしても、思想や価値観として、封建社会に舞い戻ろうとするプーチンのユーラシア主義は、勝てる見込みは少ない。






アーサー・C・クラークは、キリストの再臨やメシアの到来の考え、神智学におけるその背景などにも精通していて、それに期待もしているのだが、それに一抹の疑惑や不安を感じてもいる。




おそらく西洋文明が約束するものに対する疑いが、この『地球幼年期の終わり』のような作品を生み出す結果となった。




そして、これはアーサー・C・クラークの黙示録的最高傑作である。





アーサー・C・クラークが一抹の疑惑や不安を感じてもいるのは、春分点が魚座から水瓶座に移行するような時代の転換期においては、その星座の性質の否定的な面も現れるからである。




例えば、春分点が、牡羊座から魚座に移行したタイミングで、呪いや怒り、妬みと契約の神であるユダヤ教から、愛の神であるキリスト教への転換が生じた。




魚座の宗教であるキリスト教の初期の時代は、中世の暗黒時代に相当するが、十字軍遠征によるイスラム教徒の殺戮や、ローマ教皇の支配と、地動説の否定、近代科学の否定などが起こり、無知や迷信が支配的な世の中となった。



そして、こうした無知、迷信は、西洋社会において、魔女狩りといった非合理な暴力として度々繰り返された。




その為、魚座から水瓶座の時代に移行する場合も、水瓶座-双子座-天秤座などの風の星座の欠点も顕現するはずである。




それが例えば、リバタリアニズム(自由至上主義)といった自由を崇拝する極端な面や、市場原理主義(ネオリベラリズム)といった市場を崇拝する資本主義の極端で残酷な面であったり、科学至上主義による自然の否定、伝統的な価値を否定する急進的で行き過ぎたリベラル的価値観(極端なLGBTの権利擁護も含む)といった形で、現れて来ている。



これらのものを全て善いものとして、受け入れることは出来ないが、しかし、やはり、方向性としては、間違ってはいないのである。





因みに最近、youtubeを見ていたら、オタキング岡田斗司夫が、アーサー・C・クラークの作品や、『地球幼年期の終わり』の映像化であるネットフリックスの『幼年期の終わり』に言及していた。



岡田斗司夫は、おそらく、以前検証した所では、おそらく魚座ラグナで、4室で水星がバドラヨーガを形成しており、強い双子座の水星の力によって、やはり、このテーマに惹きつけられている人の一人だと思った。



私は、あえて、この人の意見を見ないで、自分の考えを文章にまとめてみた。





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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 秀吉さん こんばんは。

    >また以前、別の記事の中でも述べたが、双子座は、科学技術をもたらした星座であり、原爆は双子座ラグナであるオッペンハイマーが開発し、コンピューターは双子座ラグナであるフォン・ノイマンが発明し、そして、そのコンピューターを世界的に普及させたのは、双子座ラグナのビルゲイツである。

    アインシュタインも双子座ラグナでしたね。
    イーロン・マスクが尊敬しているニコラ・テスラの出生図では、双子座に惑星集中しています。テスラは、非常に知的な理論家でした。彼は、ライバルであったエジソンが理論よりも実験を重視して、理論を使えば、避けることができる間違いをして時間を無駄にしていると批判していました。しかし、ニコラ・テスラは、牡羊座ラグナでした。

    双子座ラグナの人間は、普通一般的に、運動神経はあまり良くないというのは、正しいようです。アインシュタインは学生時代に「うすのろ」と言われていました。
    私も双子座ラグナです。確かに運動は全く得意でありませんでした。双子座ラグナの人間は、本能的、直感的に行動するタイプではなく、理論や知性を優先して行動するタイプだからだと思います。



    NHKの特集記事で、伝記作家ウォルター・アイザックソンがイーロン・マスクについて興味深い証言をしています。彼は、最近、イーロン・マスクの評伝を出版しました。マスク氏の幼少期のエピソードなども掲載されているようです。マスクのホロスコープ研究に役立ちそうなので、読んでみるのも良いかもしれません。私は、アイザックソン氏のレオナルド・ダ・ヴィンチの評伝を読みました。レオナルドの生涯を詳しく知ることができ、役立ちました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231012/k10014221941000.html
    「逆境にひるまないマスク氏が最もつらい1年だったと語るのが2008年。表には見せることの少ない弱さと彼が持つ粘り強さが際立ったのがこの年でした。
    宇宙開発企業スペースXの3回にわたる相次ぐ打ち上げ失敗に加え、電気自動車メーカー、テスラ(当時テスラ・モーターズ)も赤字で深刻な資金不足に陥っていました。
    マスク氏はこの頃、精神的に限界まで追い詰められ、身近な人には弱さを見せていました。
    本の中には、当時婚約していた女性が、マスク氏が寝ている間に突然叫びだし、しがみついてきたり、夜になるとトイレでおう吐したりしていたと生々しく証言する様子がつづられています。」

    イーロン・マスクは、この時期、仕事の重圧・プレッシャーによって、かなり苦しめられていたようです。この様子では、彼は、まだアストラル体の統御は実現していないのかもしれません。ニコラ・テスラは、第二段階のイニシエートでしたが、彼は、まだそこまで到達していないのかもしれません。
    • 双子座の特徴やニコラ・テスラ、イーロン・マスクについての追加情報ありがとうございます。


      アインシュタインが抜けてましたが、コンピューターの他にもう一つの現代の巨大テクノロジーの一つ核分裂を利用した原子力発電や原爆の発明の流れも双子座が生み出したものでした。


      双子座ラグナのアインシュタインが、方程式を解いて、E=mc2を導き出し、双子座ラグナのオッペンハイマーが原爆(核兵器)の製造に成功したという流れです。


      実際、映画の中でも核分裂反応に関する問題点について相談する為にオッペンハイマーが、アインシュタインの元を訪れるといったシーンがありました。


      ニコラ・テスラも双子座惑星集中でした。


      現代科学と、双子座の関係を論じる上で、ニコラ・テスラも重要人物の一人です。


      ニコラ・テスラの業績は隠蔽されて来て、あまり世間に公式には知られていません。


      ニコラ・テスラは、交流電流を用いて、送電線なしに電波塔から電気を電波で飛ばして、全ての電力が供給されるエネルギーシステムを考案しており、その構想図は見たことがある人もいると思います。


      フリーエネルギーの発明者でもあり、反重力の仕組み(UFOテクノロジー)にも精通していたようです。


      しかし、あまりにも革新的過ぎて、既得権益を損ない、文明自体にパラダイムシフトをもたらす為、潰されたようです。


      イーロン・マスクが電気自動車の会社に「テスラ」という名前を付けたのは、ニコラ・テスラを尊敬してものですが、最終的に電気自動車は、交流電流の発信センターから遠隔伝送によって、電力の供給を受けるようになり、そのうち、空を飛ぶようになるかもしれません。


      イーロン・マスクが、ニコラ・テスラの業績を知っているということは、将来的にそのような構想もあるのかもしれません。


      ニコラ・テスラの業績は、これから発掘され、広まっていくという意味で、現代科学において、最も重要な人物の一人です。


      オッペン・ハイマーに関しては、映画の原作となった「オッペンハイマー」上中下 カイ・バード (著), マーティン・J・シャーウィン (著), 河邉 俊彦 (翻訳), 山崎 詩郎 (監修) ハヤカワ文庫も非常に評判が高いです。


      原子力とコンピューター(半導体)という2つのテクノロジーは、双子座が生み出したもので、これから実用化され発展していく核融合や人工知能(AI) もその延長線上のものです。


      まさに現代科学というものは、双子座が生み出したのであり、ますます、双子座の力が重要になっていきます。


      これは水瓶座の時代、つまり、水瓶座-天秤座-双子座という風の星座が顕著に力を発揮する時代において、その中で、知性の表示体である水星(双子座)が、現代科学においてとりわけ重要で、突出して現れてくることを意味します。


      しかし、その過程で、双子座の負の側面、過激で急進的な側面も顕現することを意味します。


      それは既に書いたように自由を推進する極端な思想であるリバタリアニズム(自由至上主義)、盲目的に市場を信奉する市場原理主義(ネオリベラリズム)とそれによる社会的格差の拡大、科学至上主義による自然や伝統の否定、伝統的な価値を否定する急進的で行き過ぎたリベラル的価値観(極端なLGBTの権利擁護、人工体外受精、代理母出産など生殖における自然の改変も含む)、社会的変革を生み出すため資本主義のシステムを拡大すべきだとする加速主義、人間と機械が融合する思想であるトランスヒューマニズム(超人間主義)といった形で、現れて来ています。


      社会が健全である為にはこうした双子座の行き過ぎた負の側面を回避し、双子座による現代科学の恩恵に預かりながらも、自然や伝統の価値も尊重して、中庸の姿勢を維持することではないかと思います。


      霊的教師、マスターたちは、中庸を保つためにやや保守的なスタンスを持っていると思います。



      特にアメリカのシリコンバレーなどで推進している過激な加速主義に対しては、行き過ぎているという認識です。



      フランス革命の時もジャコバン派という急進改革派が、王侯貴族に対する処刑を行ったり、「理性の祭典」を催して、宗教画の廃棄や、教会の破壊を行ったりしています。



      進歩的な動きの中には、必ず、行き過ぎた偏りが生じてきます。




      またデヴィッド・ロックフェラーが、国連総会へ宛てた手紙の中で、「新世界秩序、即時的アジェンダ」を明らかにしていますが、その中には、以下のようなものがあります。


      —————————————————————————————————————————————————–
      1) 中東平和の完璧な、手のほどこしようのない瓦解。
      2a) バチカンとエルサレムは、宗教テロリストたちによって破壊されるであろう。
      2b) すべての宗教の世界的規模での崩壊。すべての宗教は禁止されるだろう。宗教は、家庭の外で は、実践されることは出来ない、説教されることは出来ない
      3) 世界中の平和と安全の宣言に続いて、国際連合は、臨時単一世界政府を樹立するであろう。
      4) 新しい単一世界国家の市民が出現する。英国(グレート・ブリテン)、中国、米国、の政府は、突然、組織的に瓦解する。その他の世界は、アナーキー状態へ。善き意志と真実に従う者のみが生き残る。
      5) 新しい政府機構は、十四万四千人(一四四、〇〇〇)のエリート官僚と六百万人プラスアルファーの役人が支配するであろう。
      6) 新世界が創出されるにつれて、大量掃討作戦が開始されるであろう。経済システムは復活されるであろう。インフラストラクチャーは再建される。疾病と病気は消滅するであろう。年をとることは逆転するであろうし、年をとること自体がとまるであろう。一つの新しい復元された人間の家族が徐々に地球をパラダイスの状態にするであろう。
      —————————————————————————————————————————————————–


      こうしたアジェンダの中に急進的な双子座の過激な負の思想、加速主義の思想が見られます。



      デヴィッド・ロックフェラーは、月、太陽が双子座で、月ラグナから見て、5室支配の水星と9、10室支配の土星が双子座2室に在住しており、まさに世界皇帝とも言える立場で、双子座の価値観を推進する人物でした。


      この人物が、資本主義を推進し、自由貿易を推進して、グローバリゼーションをもたらし、貧富の差を拡大し、緑の革命と呼ばれる大規模農業を推し進め、農薬漬けの農業を拡大しました。



      こうした人物が双子座の世界を推進する親玉ですから、アーサー・C・クラークが、『地球幼年期の終わり』で、衣食住など物質的快適さなど全てが満たされた桃源郷のような世界を与えてくれる宇宙人(救世主)を悪魔の姿として描いたのだと思います。



      それはキリストの再臨、メシアの到来、世界救世主の到来に対する強烈な皮肉や暗喩であり、西洋文明の行きつく先に対する不安や疑惑の表明だと思います。

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