米ペンシルベニア州バトラーで7月13日夕方、演説中のドナルド・トランプが、銃撃され、耳を負傷したとニュースが伝えている。
トランプ氏銃撃、容疑者とみられる人物と聴衆1人が死亡…流血したトランプ氏は何度も拳を突き上げ搬送される 2024/07/14 09:04 讀賣新聞オンライン 【バトラー(米ペンシルベニア州)=淵上隆悠】米ペンシルベニア州バトラーで13日夕(日本時間14日朝)に開かれていた米共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の集会で、トランプ氏の演説中に複数の発砲音が響いた。トランプ氏は銃撃されたとみられ、耳の付近から流血した。 トランプ陣営の報道担当者は「彼は元気で、地元の医療機関で検査を受けている」との声明を出した。大統領警護隊(シークレットサービス)も「前大統領は安全だ」と発表した。 AP通信は地元捜査当局の話として、銃撃犯とみられる人物と聴衆1人が死亡したと報じた。 トランプ氏は発砲音が鳴り響いた直後、ステージ上で伏せたような格好を取った。大統領警護隊(シークレットサービス)に支えられながらステージを降りる際、聴衆に向けて何度も拳を突き上げた。その後、トランプ氏は車両で搬送された。 会場の聴衆からは悲鳴が上がり、集会は途中で中止された。 |
複数の発砲音が鳴り響き、その場で、うずくまったドナルド・トランプに対して、シークレットサービスが取り囲んで、防御の体制を構築すると、トランプは立ち上がった拳を突き上げて、聴衆にアピールし、会場を後にした。
銃撃したのは、20歳の青年で、直後に射殺されたようである。また会場にいた観客1名が死亡している。
写真を見て分かるようにドナルド・トランプは、右耳を負傷して、流血しているが、カーラプルシャによれば、右耳は3室が表わしている。
銃撃された時のダシャーは、木星/ケートゥ/土星期で、おそらく、このプラティアンタルダシャーの土星が、役割を果たしたと思われる。
土星は、6、7室支配のマラカで、12室に在住する3室支配の金星とコンジャンクトして、傷つけている。
ペンシルベニア州郊外(12室)で、銃撃されて、右耳(3室)を負傷したというのは、この配置の為である。
6室の支配星は、通常、泥棒などを表わしたり、敵や批判者を表わし、そうした敵や批判者と関わることで、時には怪我をすることを示している。
また6室は暴力のハウスでもあることから、銃撃した20歳の青年は、その場で、シークレットサービスに射殺されたのである。
右耳を表わす3室支配の金星は、土星の子供と呼ばれるグリカあるいは、マンディーとコンジャンクトし、冥王星ともコンジャンクトしているが、それらも関係しているかもしれない。
ナヴァムシャでも8室支配の土星が、3室支配の太陽にアスペクトし、また太陽はラーフ/ケートゥ軸と、マラカの2室支配の月によって傷つけられている。
健康運を見ることのできるドレッカーナを見ても土星は6、7室支配で、3室支配の金星とコンジャンクトして傷つけており、アンタルダシャーロードのケートゥも金星を傷つけている。
またラグナロードで、身体の表示体でもある太陽は、6室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸によって傷つけられ、3室支配の金星を傷つけている6、7室支配の土星や12室支配の月によって同時に傷つけられている。
こうしたことから、3室の支配星(右耳)がプラティアンタルダシャーロードの土星によって出生図、ナヴァムシャ、ドレッカーナで、繰り返し、傷つけられており、また出生図にて、もしケートゥが9室目にアスペクトする説を採用すれば、ケートゥも3室支配の金星を傷つけており、ナヴァムシャでも、ケートゥは、ラーフ/ケートゥ軸という形で、3室支配の太陽を傷つけている。
またドレッカーナでもケートゥは、3室支配の金星とコンジャンクトして傷つけている。
興味深いことに出生図でもナヴァムシャでもドレッカーナでも金星と土星は、蟹座に在住しており、この出来事が強調されていたことが分かる。
出生図やドレッカーナで、6、7室支配の土星が3室支配の金星を傷つけており、ナヴァムシャにおいても金星は月から見た3室の支配星で、11、12室支配のマラカに相当する土星から傷つけられている。また土星はラグナから見た3室支配の太陽にアスペクトして傷つけている。
今回、木星/ケートゥ/土星期にこの銃撃を受けた訳だが、マハダシャーロードの木星は、8室の支配星で、ラグナロードで、身体の表示体である太陽にアスペクトし、またアンタルダシャーロードのケートゥもラーフ/ケートゥ軸という形で、太陽を傷つけている。
そして、プラティアンタルダシャーロードの土星は、3、10室支配の金星とコンジャンクトして傷つけている。
3室は右耳であり、10室は仕事や行為を表わしており、演説はその場で、即中止となって、トランプは病院に搬送された。
土星と金星は、プナルヴァスに在住しているが、支配星の木星は、マラカの2室に在住し、6、7室支配の土星からのアスペクトを受けている。
ダシャーを更に細かい所まで視ていくと、銃撃のあった日は、木星/ケートゥ/土星/金星/水星期であった。
プラティアンタルダシャーの土星は、マラカの6、7室支配の土星で、3室支配の金星を傷つけ、スークシュマダシャーの金星は傷つけられた3室の支配星である。
トランジット
トランジットを見ると、マハダシャーロードの木星は10室をトランジットし、ラグナロードの太陽とコンジャンクトしていたことが分かる。
アンタルダシャーロードのケートゥは、マラカの2室をトランジットし、木星とコンジャンクトしている。
プラティアンタルダシャーロードの土星は、マラカの7室をトランジットして、ラグナにアスペクトしている。
また火星は10室をトランジットし、ラグナロードの太陽とコンジャンクトし、ラグナにアスペクトしている。
まず、ラグナに土星と火星のアスペクトがあることが確認できる。
また右耳を表わす3室支配の金星が、3室の支配星にリターンし、逆行の土星からのアスペクトを受けており、出生図上で6、7室支配の土星によって傷つけられた3室支配の金星の象意が、トランジットでも活性化され、再現されていることが分かる。
またマラカの2室支配の水星が、3室支配の金星とコンジャンクトしているが、水星は、プラーナダシャーロードである。
トランジットの土星や火星が、ラグナに絡み、またトランジットの土星が、3室の支配星に絡んでいることなどが注目される。
ジャイミニスキーム
チャラダシャーを見ると、蟹座/乙女座/蠍座であり、蟹座は入院の12室で、郊外の12室でもあり、そこには3室(右耳)支配の金星が在住し、マラカの6、7室支配の土星によって傷つけられているが、土星はマラカに相当するDK(ダラカラカ)でもある。
そもそも蟹座には、マラカに相当するDKの土星と、6、8、12室の支配星に相当するGK(グナティカラカ)が在住し、そのDKやGKにアスペクトされ、更にラーフとコンジャンクトして傷つけられたAKがジャイミニアスペクトしている。
蟹座をラグナとした場合に蟹座に在住するDKやGKが、ラグナロードの月やAKの太陽にアスペクトして傷つけており、更に蟹座には、そうして傷つけられたAKがアスペクトしている。
従って、蟹座12室に形成されているカルマが、蟹座のメジャーダシャーの時期に噴出したことが分かる。
乙女座には、木星が在住し、水星もアスペクトして、むしろ保護されていると言えるが、乙女座から見た3室(右耳)には、減衰する月が在住し、ケートゥとコンジャンクトして、DKの土星、GKの金星がアスペクトして、激しく傷つけている。
蠍座には、DKとGKがアスペクトし、蠍座から見たマラカの7室にDKとGKからサスペクトされ、ラーフとコンジャンクトしたAKが在住している。
蟹座に在住すDKとGKが、ラーフとコンジャンクトしたAKと相互アスペクトする配置が、基本的に問題をもたらしたことがよく分かる配置である。
世間的には、ドナルド・トランプは、暗殺されるのではないかと以前から言われていたが、実際に今回のような暗殺未遂が起こったことは驚きである。
但し、ドナルド・トランプのラグナロードで、身体の表示体である太陽は、土星や火星によってアスペクトされるなどして激しく傷ついておらず、暗殺されるようなチャートにはなっていない。
根本的にラグナロードがそれ程、傷ついていない為、命の危険にまでは及ばず、身体の一部を象徴する3室の支配星が傷ついていたことでの右耳の負傷だけで済んだのである。
ドナルド・トランプが銃撃されたことは、民主主義の脅威に打ち勝つといったテーマで、共和党員を団結させると共に民主党内からも同情論が噴き出し、大統領選での戦いを有利にするものである。
銃撃を受けてもなお、拳を突き上げて、勝利をアピールしたドナルド・トランプの姿は、アメリカの困難に立ち向かう真の大統領といったイメージを強力に作り上げる。
またシークレットサービスが、銃撃されたトランプに献身的に防御の体制を固めたことも、あたかも大統領が狙撃されたかのようなイメージを作り上げた。
今回の事件は、認知症問題や健康問題で、大統領選からの撤退を民主党内からも促されるバイデンに対して、トランプの優勢を後押しする出来事となりそうである。
コメント
コメント一覧 (2件)
一、D1で4・9Lの機能的吉星・機能的凶星の火星が、度数で見て1Hで精密にラグナと接合。
二、D1で1Lの太陽が10Hに在住するが、ラーフーケートゥ軸と度数で精密に接合し、12Lの月から精密にアスペクトを受ける。
三、D9で1Hが火星と土星に挟まれ、パーパカルタリヨガ。
私は一は、トランプの身体にはあまり問題ない、むしろ良い配置と思います。
三も多少は妨害や障害に直面する、特にパーパカルタリヨガを形成する土星のアンタルダシャー時(木星ー土星期)の大統領選落選等に影響したとは思います。
しかし、二は今回の大統領選みたいなあわや暗殺寸前に追い込まれる危険な配置かもしれないと感じました。
確かに秀吉先生の分析通り、暗殺されたケネディや安倍晋三は各分割図で激しく1Lや1Hが激しく傷ついていますが、トランプは二人程は傷ついていないようです。
D9やD60の1Lは木星にアスペクトされたり、9Hや5Hにあり、むしろ状態は良さそうです。
しかし、D1の1Lの太陽が12Lの月やラーフ・ケートゥ軸に精密に接合、アスペクトされていると、若干不安になります。
でも、よくよく見ると、太陽に対しては5・8Lの木星のアスペクトがあり、悪いばかりの配置では無さそうです。
K.N.ラオが身体に何かが起こる時には、必ず、1室に何らかの影響があるといったことを述べていますが、やはり、ラグナロードで、身体の表示体である太陽にラーフ/ケートゥ軸や12室支配の月がアスペクトしている影響というものはあると思います。
ただこの配置を見ていて気づいたことですが、太陽とラーフは、ムリガシラー(火星)に在住しており、支配星の火星がラグナに在住したり、月ラグナにアスペクトしていることで、身体に銃弾がかすめ、流血することになったと思います。
やはり、銃弾の表示体は、火星であり、身体を表わす1室や1室の支配星に火星、もしくは、火星が表示体となる6室の支配星などが絡まないと、身体が弾丸によって傷つけられるといった象意は生じないのではないかと思います。
ジョン・F・ケネディーはラグナロードが8室で、3、8室支配の火星とコンジャンクトしており、安倍晋三は、ラグナとラグナロードに火星がアスペクトしています。
その為、トランプの場合、10室での太陽とラーフは政治活動を表わしているようにしか見えないですが、太陽とラーフが在住するナクシャトラの支配星といったステップを取って、ラグナに火星が絡み、銃弾で傷つけられるという象意が生じたのではないかと思います。
但し、この火星は、4、9室支配のヨーガカラカである為、ラグナに在住して、これだけで弾丸の被害を受けることになったとは考えにくいです。(4、9室支配の火星がラグナに在住する人が全員、弾丸で傷つけられる訳ではない為)
ラグナやラグナロードの太陽が、火星だけでなく、ラーフ/ケートゥ軸の影響を受け、その上で、3室の支配星が激しく傷ついているということによって、こうした象意が生まれたと思います。
因みにラグナロードの太陽が、ラーフ/ケートゥと緊密な度数でコンジャンクトし、更に12室支配の月とも緊密な度数で、相互アスペクトしているという配置、つまり、これは、月蝕になっていますが、これはパッと見では暗殺というよりも、狂った権力者の配置に見えます。
大統領という地位に狂人のように野心を燃やす権力者です。
一方で、満月で減衰しており、しかも月蝕を形成する月は、非常に珍しい状態にあります。
月は弱いのか強いのか分からない奇妙な状態で、満月で興奮状態にあり、しかし、減衰している為、不安定さや弱点を持っています。
そして、月蝕で、光が完全に失われており、盲目で、パニック状態になった月と言えるかもしれません。
月は、大衆を表わす為、これはトランプに熱狂する支援者に見えます。
Qアノンの陰謀論を信じ、移民排斥を求める右翼、民族主義者で、ラストベルトと呼ばれるアメリカ中西部地域と大西洋岸中部地域の脱工業化が進んで貧しくなった地域の白人労働者たち、トランプの扇動で、2021年にアメリカ合衆国議会議事堂に突っ込んで襲撃した人々に象徴されます。
トランプは、これらの人々を扇動して、議会議事堂襲撃に誘導しましたが、人々が暴力を振い過ぎて破壊を行った為、後からトーンを下げて、暴力はいけないと言い始めました。
月が12室の支配星で、それがラグナロードにアスペクトしているという配置は、トランプに損失をもたらす配置です。
トランプを支援する大衆は、トランプの力強い支援者であると共にトランプに損失を引き起す不安定な存在でもあるのだと思います。
また大衆はトランプに強い影響力を振う存在です。
当初、トランプは、Qアノンのことなど何も話していなかったにも関わらず、後から自分の支援者にQアノンの信奉者が多く存在することを知り、Qアノンに言及すれば、Qアノンの信奉者に訴えかけることが出来ることに気づいて、Qアノンが用いるロジック、闇の政府、ディープステイトと闘うといったロジックを使い始めました。
トランプはこの12室支配の月の支援を受け、また強く影響を受けていることが分かります。
月と太陽の相互アスペクトと、それに絡むラーフ/ケートゥ軸は、まさにアメリカのトランプ現象を表わしていると思います。
この12室支配の月は、明らかにプーチンの表示体でもあり、トランプがウクライナ戦争で敗北の瀬戸際まで追い込まれているプーチンに逃げ道を与え、これまでのウクライナ戦争における西側諸国の努力を台無しにするのではないかと危惧しています。
月と太陽の相互アスペクトと、それに絡むラーフ/ケートゥ軸からは、そうした大衆の熱狂によって支えられている狂った権力者といったイメージしか出て来ませんが、ラーフと太陽が、ムリガシラー(火星)に在住し、その支配星である火星が、ラグナに在住してラグナを傷つけているのを見ると、初めて、ここで銃弾の被害を受ける可能性というものが見えてきます。
銃で撃たれた人のラグナやラグナロードに火星が絡んでいるかどうかは、銃で撃たれた人のチャートをもっと沢山見てみないとはっきりしません。
もっと色々な事例を見てみたいとは思います。