不動産の購入 or 相続? -私のアシュタマシャニ-

2024年7月22日以降、暫くブログの更新が出来ていなかったが、私は仕事とプライベートを兼ねて、関西方面と九州方面に出かけていた。


目的は最近、購入した中古一戸建て物件の残置物撤去などの重労働をしに行く、気の重い旅だった。


そもそも何故、地方に中古一戸建てを購入したかと言えば、まずそもそものきっかけは、2022年7月頃にたまたまネットで、長崎県の五島列島の一つの島から更に船で渡っていく二次離島にある中古物件が売りに出されているのを見たことである。


その物件がある島は、以前、五島の自動車運転免許証の取り直し合宿で訪れた際に訪れたことのある島で、国立公園特別保護地区にも指定されている。


その島の千畳敷というエリアは、火山の噴火で降り積もった火山灰などが幾層にも重なって地層を形成しており、第一級の釣り場になっている。









自動車教習合宿の休みの日に渡し舟で磯に渡してもらった場所が、この島の千畳敷だったのである。



その時の様子については、 2019年11月25日付の『福岡セミナー&対面コンサルテーションを終えて その2 ― 五島列島への旅立ち ―』の中に記している。



朝4時頃に起きて、早朝に千畳敷に渡してもらうと、青物(小型のブリ、色々な呼び方がある)が回遊して来て、私のルアーに掛かるなど、その場所が、第一級の釣り場であることを十分に実感した。


朝の9時以降になると、その釣り場に地元の釣り人たちが、崖の向こうからよじ登って、私が立っている場所に下りて来て、傍で釣り始めたので、その島は、渡し舟でなくても定期船で、普通に来れることを知った。


住民もいて、釣り好きな人たちは、港に原付バイクを置いて、よくこの釣り場に訪れているという。


そうした体験は、その後、忘れていたが、2022年7月頃にネットを検索していた時にたまたまこの島にある中古物件がヒットして、そこが売りに出されていることを知った。









その物件は状態もよく、その物件から千畳敷までは歩いて行くことが出来るのである。


島の千畳敷のポイントに渡し舟で渡してもらうと、1回、5000円ぐらいかかるが、もしその物件を買ってしまえば、毎朝、起きて、そのポイントに行くことができる。


それは、あの早朝の釣り体験を何度でも繰り返し、味わうことが出来ることを意味していた。


私は、Googleマップなどでその物件を調べ、衛星写真などをチェックして、これはまたとない機会である為、じっくり考えた末、これは買うべきだと思った。


そもそも私は、漠然とした夢として、もしお金があったら、無人島を丸ごと購入したいと考えていたくらいである。


ムツゴロウの動物王国ではないが、自分だけの王国のような秘密基地のようなものを持ちたいと思っていた。



もはや、そうした夢はかないそうにないが、地方の離島の格安中古物件なら、現実的に手が届きそうである。


それで、その売り出している不動産会社に電話してみると、まだ私からの連絡が最初だということであった。



直ぐにはいけないが、3ヶ月後の10月頃に行くので、物件の内覧をさせて欲しいと申し出た。


そして、その内覧日を待ち遠しく思いながら、登記所にいって、物件と物件周辺の公図を取得したり、登記簿謄本などを調べるなどしていた。



実際、2022年10月になって、その物件を見に行く日が訪れた。


九州の不動産会社であった為、長崎でレンタカーを借りて、向ったが、途中、熊本の黒川温泉によるなどして、それなりに楽しんだ。


また宮崎県のパワースポットとして有名な高千穂にも訪れてみた。


黒川温泉は、兵庫県の城崎温泉と似ており、入湯手形というものを購入して、複数の温泉施設を温泉巡りできるようになっている。



それはいいとして、そうしたプライベートの充実も図っていると、不動産会社から電話があり、別の方から問い合わせが入ったため、先に買付証明を提出して欲しいとの連絡が来たのである。


ライバルが現れたので、あわてて、コンビニのFAXで、買付証明を提出した。


そして、その後、不動産会社に顔を出して、挨拶した後、前の所有者の方と、アポイントして、実際にその島の物件を内覧した。


予想通りの物件で、申し込みも提出したので、本来は、それで、支払いを終えて、所有権移転登記を行って、契約完了するはずだったが、魔がさしたのか、私は物件の一部が書類に記されていた条件と合致しないとして、強引に値下げを要求したのである。


そうした所、物件を私ではなく、二番手の方に売るという話になって、契約が流れてしまった。



その物件の値段は高めであった為、かなり、悩んだのであるが、買う決断は出来ていた。



しかし、私の無意識の深い所で、こんなに大金を払いたくないという心理が噴き出したのか、本来、申し込みが済んだら、それで契約して終わりのはずが、そこで、値切り交渉を再び始めるといった不可解な行動に出てしまい、契約が流れてしまったのである。



直ぐに発言などを撤回したが、時すでに遅く、契約は流れてしまい、私は地団駄踏んで悔しがった。



何故、こんなことになってしまったのか、呆然として、この3ヶ月ぐらい思い描いてきた理想の離島の釣り生活など、失ったものの大きさに思いを馳せた。



しかし、更にその後、屈辱的なことにその物件を買うために用意していた資金を家族の問題で、別のことに使わざるを得ない状況が出て来てしまった。



そのようにダブルパンチを食らって、打ちひしがれたが、まだ離島に家を持つという夢は捨てきれず、それから血眼になって、競売物件や空き家バンク、離島物件紹介サイトなど、様々な情報を探して、理想の離島物件を探しまくった。



すると、奄美大島の徳之島という島にある物件が競売に出ていたので、それに入札することにした。



書類を提出して、実際、最高入札額を提示していたので、落札できたと思ったのだが、何と、私は書類の中に住民票を入れ忘れて、失格となっており、2番手の方が落札していたのである。



それも非常にショックだったが、何故、詰めが甘いのかと悩みもしたが、それは後から考えると、落札できなくてよかったと思えた面もあった。



何故なら、私の入札額に比べて、落札した方の金額はかなり低かったからである。



私は相場よりもかなり高い金額で入札していたのであり、もし落札出来ていたとしても損をした可能性が高かった。




そうして紆余曲折した後、最終的に五島の別の場所に見つけた物件を手に入れることが出来た。









家の前が直ぐ海になっており、理想的な物件である。









購入したというよりも譲って頂いたといった方が近いかもしれない。





この新たな五島の物件を見に行く時に購入し損なった千畳敷近くの物件を未練がましくもう一度、見に行った。




千畳敷なども見たが、確かに素晴らしい環境で、ここで早朝から釣りが出来るのは、他に代えがたい恵まれた機会である。












しかし、島には50人ほどしか住んでおらず、コンビニや商店なども全くないため、ここに行った時は、釣りしかすることがないのである。




自分にとって、それはかなりハードルが高く、新しく見つけた物件の方が、初心者にはより容易なのかもしれないとも思えてきた。







それともう一つ、これは詳細は省略するが、近畿地方のある場所にある中古一戸建てが、競売物件のサイトに官公庁案件として出ていた為、入札してみたら、落札してしまった。



おそらく相続放棄された物件ではないかと思われる。







この物件の内部の写真はなく、外観の写真しかなかったが、問い合わせてみると、中には若干、前の住人の家具など、物が残っているということだった。


実際、現地に行って調べている暇はなかった為、入札してしまったが、まさか落札できるとは思ってもみなかった。


不動産をオークションで落札するなど人生で初めての出来事だった。


然し、現地に行ってみると、中には以前の住人の残置物が相当詰まっており、その量には圧倒され途方に暮れてしまった。


この物件の内部の写真を掲載すると誰も入札しなくなると思ったのか、それは公開されていなかったのである。




この物件の中の残置物を5月と6月、7月の3回に分けて、計3週間かけて、有料の処分場に往復20回運んで処分したが、大変な作業だった。


軽トラックを借りて、ホームセンターで、トラックの荷台に高さや幅が合うベニヤ版(コンパネ用)を購入して、荷台を囲うと、沢山の荷物を積めるということを聞いて、実際、買ってきて、そのようにしてみた。


荷台に荷物を積んでから、青いビニールシートを掛けて、最後に荷物が外部に出てこないようにロープで縛るのだが、引っ越し屋になれるほど、その辺りの作業が上手くなった。




この作業の間、有馬温泉のゲストハウスや姫路のホテルに宿泊したが、有馬温泉のゲストハウスで、出会った方にそうした大変な作業をしている旨を話すと、面白がって、手伝いを申し出てくれた。


この助けがあったおかげで、冷蔵庫などの大型家具を運び出すことができ、かなり作業の負担が軽減された。


また技術系の資格をかなり持っている方で、こうした作業におけるポイントなどに関するアドバイスなども提供してくれたのである。


その後の作業を継続していく上で、大いに参考になった。


明らかに蟹座ラグナだと思われるその人は、ジープで移動しながら、ノマド生活みたいなことを送っている人で、典型的なリバータリアンであった。







おそらく、私のチャートでは、4室で、4-5のラージャヨーガが形成され、9室支配の木星がそこにアスペクトしている為、不動産に関してのピンチの時に助力が得られたのである。                                                                        


お礼として、食事を奢ったり、ガソリン代などとして若干の謝礼も提供したが、基本的に面白がって、無償で手伝ってくれたのであり、明らかに4室蟹座で形成される4-5-9室、木星の絡みが現れた結果であった。


7月22日からの作業で、この物件の残置物の撤去がほぼ終わり、その後、五島の物件に移動して同じことを繰り返した。



作業的にはより少なかったが、やはり、タンスや布団など大型の残置物を撤去する作業で、そうしたものを清掃センターの方に有償で引き取ってもらうことになった。



今後、五島で使用する為のバイクなどの乗り物が必要だったが、新品を置いておくにはもったいない為、中古で十分だと考えた。



そこで、中古の50ccのホンダのスーパーカブを事前に入手して、物件のある関西、近畿方面から、五島まで乗って届けることにした。







その旅がまた中々大変な旅だった。



7月29日の夕方から出発したが、結局、到着するのに3日間かかった。



岡山→広島→山口など山陰地方を横切るのに国道2号線をひたすら走っていくのだが、貨物を運んだ大型トラックが頻繁に走っており、絶えず、私の原付バイクを追い抜いていくのである。



自動車で走っていて前方に原付が走っていると、それに接触してはいけない為、それを大回りによけて、追い抜いていくが、それと同じことが繰り返された。



ほとんどのトラックが腫れものでも触るように大回りしてよけてくれたが、中には、私の原付の車体すれすれを通り越していくトラックもあり、物凄い重量と威圧感を示して、横を通り過ぎ、しかもその時、トラックに吸い込まれるような圧がかかるのである。



乱暴なトラック運転者に当たったら、わざと威圧する為にすれすれを走られて、トラックに吸い込まれる圧力によって、バランスを崩し、転倒してトラックの下に吸い込まれていたかもしれない。



先を急ぐため深夜に2号線を原付が出せる最高速度(55km~60km/h)で、走り通したが、そうしたトラックに何度も抜かれることで、命の危険も感じたりもした。



非常に危険である為、二度とやりたくないし、決して真似しないことを推奨したい。



初日は岡山までしか到達できず、岡山で一泊したが、翌日は下関に深夜に到着した為、下関は通過できなかった。







下関を通過する場合、人が通過する地下通路(人道)をバイクを手で押しながら、歩いて通過しなければならないが、そこは深夜には閉まっており、朝6時からでないとオープンしない。



結局、深夜を回っており、適当な宿泊も見つからないので、下関の港や市場のある一帯で、一夜を過ごし、翌朝6時頃、下関の地下通路を通過して渡った。









下関を渡った後、更に福岡や佐賀を通過して、長崎の大波止(長崎港)に向ったが、やはり、これにも1日費やし、大村辺りのホテルで一泊して、ようやく、大波止に辿り着いた。



そして、フェリーで五島に渡ったのだが、カブは55km~60km/hの速度しか出ない為、結局、関西、近畿方面から長崎まで辿り着くのに3日間を費やした。



そして、五島に着くと、物件の残置物を撤去する作業などを行って、戻ってきたのである。



もちろん、こうした作業の合間に色々観光も楽しんだが、基本的に重苦しい肉体労働のノルマが覆い被さっている為、それ程、気楽には楽しめないそんな時期である。



中古一戸建て物件の残置物の片付けや、中古バイクを届けるといった4室のテーマが優勢であった。







現在、トランジットの土星は、私の蟹座の月から見て、8室を通過しており、アシュタマシャニの真っ只中である。



トランジットの土星が、月から見た8室を通過して2室にアスペクトしており、2-8軸に負荷をかけているのである。



2-8軸は、実家の家族や相続を表わすハウスであり、通常、遺産相続問題が生じたり、実家の財産整理などの義務などが生じるハウスである。



つまり、アシュタマシャニとは、そうした相続、財産整理などの問題が生じやすい時期である。



基本的に地方の中古の格安物件を購入する場合、無料で譲りますとか、有償であっても格安でいいので引き取って下さいといった物件が多いのである。



その代わりに残置物などは撤去できないので、丸ごと引き取って、後の作業は全て、お願いしますといった物件が多いのである。



それは、本質的には形を変えた相続や贈与に等しい行為である。




私が今回、取得した関西、近畿方面の物件は、おそらく、親族である子供たちが相続放棄して、それで、その管理が、地方公共団体に移管されたが、その扱いに困って、オークションという形で、一般に引き取り手を募った物件であった。









私はよく分からないまま手を出したが、それには膨大な残置物の撤去という仕事、義務が付随していたのである。



その膨大な作業を私が、子供たちの代わりに引き受けたようなものだった。(おそらく所有者の子供たちもかなり高齢であり、とてもそうした作業ができる状態にはなかった可能性がある)



つまり、私がその物件の相続人になって格安で、その物件に対する義務などを丸ごと引き受けた形である。



その作業は膨大な仕事であり、途方に暮れる程、鬱になる作業であった。



以前、お笑いタレントの松本明子が、実家の維持管理に1800万円を費やし、結局、売却して処分したことを綴った体験記を出して、ブレイクしていたが、それに関しては、2023年2月17日付の『お笑いタレントの松本明子が実家の維持管理に1800万円を費やした理由』の中で言及した。



彼女は、1993年(27歳)の時に両親を東京に呼び寄せたタイミングで、父親から実家の家を相続したそうだが、以前のラグナ修正では、松本明子は魚座ラグナで、相続した時、土星が山羊座11室から8室にアスペクトし、木星が乙女座で逆行して、8室支配の金星にアスペクトして、8室(相続)にダブルトランジットしていた。



ダシャーはちょうど水星/水星期で、4室支配の水星が、相続を表わす8室支配の金星と12室(出費)でコンジャンクションしている。




松本明子は、相続した家の維持、管理、片付けなどに膨大なエネルギーと労力を使ったことを告白している。




それと同じで、私も残置物撤去などの作業に膨大なエネルギーを費やす結果となった。




通常、業者に依頼した場合、100万円ぐらいかかる作業を自分一人で行なった形である。




軽トラックにパンパンに残置物を積んで、処分場に運んだのだが、計20回以上、往復することになった。




大型の4トントラックに荷物を詰め込んで、3台分ぐらいの量である。




それを大量の残置物に囲まれて、汗だくになりながら、それを行ったのが、私のアシュタマシャニであった。




私の場合、現在、アシュタマシャニであるばかりでなく、土星が水瓶座から8室にアスペクトし、木星が牡牛座から8室にアスペクトして、8室にダブルトランジットしている。




物件購入により、格安で実質的な相続、贈与を受けたが、他人の相続のカルマを抱え込み、その中で、巨大な行き詰まり感を経験した。 




五島の物件にしてもそうである。




五島の物件は、登記簿を確認すると、その持ち主である方からその親族に所有権移転され、再び娘さんに所有権移転された後、その後、売却することが決まったようである。




おそらく固定資産税などが毎年かかって来て、その活用方法も見いだせない為、格安でもいいからとにかく引き取って欲しいといったそんなスタンスであったと思われる。




その為、通常よりも安く譲って頂けた形である。




当初、千畳敷がある別の二次離島の物件や、奄美大島の徳之島にある物件などを求めるなど紆余曲折したが、結局は、このような形で、相続、贈与に近い形で、譲って頂けたのは、運命であり、初めから、決まっていたことだとも思えるのである。




特に地方の格安物件を購入する場合は、そうした相続、贈与のスタンスが多く、本来、その相続人たちが引き受けるべきはずの義務をその購入者が担うのである。




それは明らかに2-8軸の象意である。




(興味深いことに五島の私の中古物件の近くに最近、引っ越してきた夫妻と、家の前の道で、出会って、少し話をしたが、その奥様の方は、典型的な蟹座ラグナの雰囲気を備えた人だった。蟹座から見て、やはり8室に土星がトランジットしている為か、最近、引っ越しすることに決めていた家の残置物の片づけを私と同じようにしていたという。知人から軽トラックを借りて、数人で重労働を行っていたというが、まるで、シンクロニシティーのような話だった。結局、その家に引っ越すのはやめて、私の家の近くにもっといい家が見つかり、そこに引っ越すことに決めたというが、そちらは、最近、高齢の居住者の為に家族がエアコンを完備したり、家具や設備を新調するなど、住人が住み易くする為に環境を整えていたが、その方が亡くなった為、それらが必要なくなってしまい、その家を貸し出すことにしたが、その話が知人を通じて、偶々やって来た為、棚から牡丹餅的に良い条件が揃っていたその家に引っ越すことに決めたという。やはり、蟹座にとって土星が8室をトランジットする今は、そうした遺産相続、財産整理などに追われる時期なのであり、しかも8室の状態が良ければ、時々、そのような棚から牡丹餅的なオファーが舞い込んでくるのである。)




因みに最初にネットで五島の物件を発見して、それから購入に乗り気になって内覧などを計画した時のトランジットは以下のような配置となっている。








トランジットの土星は水瓶座で逆行して、私の4室にアスペクトしており、木星は魚座から4室にアスペクトし、4室にダブルトランジットしている。




また木星と土星は出費の12室にもダブルトランジットしている。








だからこそ、中古一戸建て物件を取得しようとしたのである。



しかもそれは離島にあり、海の直ぐ隣にある家であるのは、私の4室は蟹座で水の星座だからである。



離島の小さなコミュニティーは、いかにも蟹座的で、家族的なコミュニティーである。



そのような離島に訪れ、またそこで物件を購入するなどして、大金を使おうとしたのは、木星が魚座12室(離島、出費)をトランジットしていたからである。





しかし、当初、購入希望だった物件が、購入できないという挫折を経験したのは、金星/土星期だったからではないかと思われる。



正確には金星/土星/木星期だったが、アンタルダシャーロードの土星は、3室(家の損失)に在住しており、またカラカムシャラグナ(魚座)から見て、12室支配で4室に在住し、また月から見た8室の支配星で12室に在住し、4室支配の金星にアスペクトして、4室の支配星を傷つけている。



従って、この土星の生来的な中断、行き詰まりの8室の表示体としての象意も発揮されて、不動産の取得に関する行き詰まりに導いたと考えられる。



この金星/土星期に苦労したことは、以前から述べている通りである。




しかし、代わりに五島にある別の物件を購入することが出来たのは、金星/水星/金星期であり、土星の象意が消えたタイミングであり、代わりにアンタルダシャーロードの水星の象意が現れたタイミングであった。



水星は、カラカムシャラグナ(魚座)から見て、4室支配で4室に在住し、またナヴァムシャ(D9)において、スワムシャラグナから見て、4室支配で4室に在住している。




また出生図やナヴァムシャにおいて、不動産の表示体である火星から見て、水星は4室支配で4室に在住している。




従って、このタイミングで、不動産を取得できたのではないかと思われる。



カラカムシャラグナ、スワムシャラグナ、そして、不動産の表示体である火星をラグナとする考え方が、よく機能していることが分かる。









しかし、水星のアンタルダシャーの時期に不動産が取得できたのはチャトゥルシャムシャ(D4)の観点からは意外なことであった。



チャトゥルシャムシャでは、水星は6、9室支配で3室で減衰しており、ディスポジターである木星は4室に在住しているものの、水星単体では、4室との結びつきに弱い感じがある。



むしろ、最初に不動産を取得しようとして、取得する寸前まで行った金星/土星/木星期の方が、チャトゥルシャムシャでは、不動産を取得しそうな時期に見える。



何故なら、土星はラグナロードで6室に在住し、4室支配で12室に在住する火星と相互アスペクトしているからである。                    



6-12軸にある為、不動産に関する奮闘(struggle)が生じたとも考えられる。


そして、プラティアンタルダシャーの木星は3、12室の支配星で、4室に在住し、4室支配で12室に在住する火星と、4-12の星座交換をしている。



これは、離島に不動産を取得するとも読めるし、不動産を失うといった意味にも取れる。



プラティアンタルダシャーロードの木星が3、12室の支配星であることは、不動産というテーマにとってはマイナスである。



何故なら3室は、4室(不動産)を損失するハウスであり、また12室は損失のハウスで、12室と4室の絡みは、不動産の損失を表わすからである。





チャラダシャー



当初、五島に不動産を取得しようとして挫折した2022年10月は、チャラダシャーでは天秤座/蟹座の時期であった。







天秤座から見た4室に木星が在住し、PKの金星がアスペクトする配置は、不動産の取得にとって良い配置だが、蟹座は4室でMKが在住しているが、GKの月が在住している。




GKは6、8、12室の象意を持っており、だからこそ、不動産についての挫折や屈辱を経験したのである。




因みにちょうど不動産の所有者であった業者の方がやはり小さな街の不動産屋で、個人で細々と競売物件を購入してそれを転売して、生業を行っているような経営者であった。




担当してくれたアシスタントの女性も蟹座的な方であり、この方々と金額の面で揉めたり、契約がキャンセルとなったのは、この蟹座に在住するGKの月の為である。




そして、この時、準備していた購入資金を実家案件で、使わなければならなくなったのは、やはりこのGKの月が働いたと考えられる。




詳しくは書かないが、まさに蟹座に在住するGKの月の象意が働いた結果であり、チャラダシャーの精度の高さを感じさせる出来事であった。




蟹座に在住する月は、新月であり、蟹座の第2ドレッカーナに在住して、サルパドレッカーナ(蛇)に在住している。




おそらく、こうした不動産に関する挫折は、蛇の呪いであり、前世からの因縁によるものである。




(この気に入った不動産が購入できなくなるという挫折は、MKの太陽とコンジャンクトするGKの月がもたらしたのであり、まさに起こるべくして起こったのである)









そして、代わりに別の物件が購入できた1年後の2023年10月は、天秤座/獅子座の時期であった。




天秤座に関しては同じで、獅子座にはPKの金星が在住しているが、金星は月から見た4室の支配星であり、また月から見た4室にジャイミニアスペクトしている。




また獅子座から見た4室には、MKの太陽がアスペクトし、木星もアスペクトしている。




GKの月もアスペクトしている為、困難はもたらすが、この場合、木星もアスペクトしており、保護を与えている。




従って、何かと不動産のことに関しては、奮闘が絶えないが、一応、木星がアスペクトしていることなど、保護の要素が見られるため、不動産の取得につながったと思われる。




明らかに天秤座/蟹座の時期とは違って、天秤座/獅子座が結果をもたらしたのであり、PKの金星が在住して木星がジャイミニアスペクトする獅子座の強さの結果である。





ダシャーチッドラー



現在、私は、金星/水星期であり、水星はマハダシャー金星期の最後から2番目のアンタルダシャーである。




そろそろダシャーチッドラに入っていく時期であり、次のマハダシャー太陽期の象意が現れ始める時期である。




そのように思うのは、ここで2つの不動産の取得に成功したことがそれを物語っている。




月は4室で新月ではあるが、5室支配の太陽と共に4-5のラージャヨーガを形成しており、9室支配の木星からのアスペクトを受けており、4-9、5-9のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。









従って、マハダシャー太陽期にそうした4室の象意が顕現するように着々と準備が始まっているのである。




それで、海の隣にある物件を購入したのである。




以前から無人島を丸ごと買いたいと漠然と思っていたのは、この配置がある為である。




そして、その五島の海の隣にある家に中古のバイク(乗り物:4室)を届けてみたりといったことも4室に在住する太陽期を経験する為の準備なのである。




そして、その海の隣の家に今後、カヤックを購入して置きたいと考えている。




隣が海である為、苦労せずに海に出ていくことができ、また海から上がって、格納する場合も楽である。




そして、今後、ハイエースや、スズキエブリィーのような軽ワゴン(乗り物:4室)などで、車中泊をしながら、全国を旅したいと考えている。




こうした4室に関係する事柄に興味が芽生えて来たのは、明らかにマハダシャー太陽期に移行する為の準備が始まっていることの証拠である。




ダシャーチッドラは、計算上では、ダシャーの最後の10%と、最初の10%の期間に該当する。




金星期は、20年ある為、最後の2年間がダシャーチッドラに該当し、太陽期は、6年である為、最初の0.6年(7ヶ月と6日)が該当する。




私は太陽期に入るのが、2026年11月30日からである為、理論上は、2024年11月30日からダシャーチッドラに入るはずである。




しかし、実感としては、2022年7月頃に五島の物件に興味を抱いた時から既にそれは始まっていたのではないかと思われる。




このダシャーチッドラの範囲というものは、こうした計算によって、機械的に決まるというよりも、もっと境界線が曖昧な形で、徐々に段階的に始まっていくのであり、実際には、計算上の時期よりも、もっと早めに始まっていると考えられる。




マハダシャー金星期は、金星は出生図では7室の支配星で、ダシャムシャでも7室の支配星で、ラグナに在住している。




その為、多くのクライアントの方に鑑定に来て頂いたのであり、それは私にとって実践経験という意味で大変な財産になった。




マハダシャー太陽期ももちろんその延長線上にあり、太陽がダシャムシャで仕事の10室を支配して9室に在住しているからには、ジョーティッシュを教える仕事は今後も行なっていくと思われるが、少し金星期のスタンスとは変わってくるはずである。




私は今、それを経験しつつあるのであり、それは不動産の取得という案件に限らず、ここ最近の変化において感じつつある。





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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 秀吉先生、

    最近、投稿が無かったので、どうされているのだろうと思っていました…
    (新規の記事をいつも楽しみにしています)

    >そこで、中古の50ccのホンダのスーパーカブを事前に入手して、物件のある関西、近畿方面から、五島まで乗って届けることにした。

    近畿から、長崎の五島列島まで50ccで行くというのが… 私からしたら考えつかないことで、あぁ、牡羊座ラグナの方なんだなぁ…と思いました…

    (私は中型免許を取りに2回教習所に通いました… 2回というのは、一度若い頃取りにいって全教程を終えて、試験を受けるだけだったのですが、なぜか、忘れていたのです。
    それで、何年か経って、また教習所に通い、また、全教程を終えたにもかかわらず、また、試験の日を忘れていたのです。私は記憶力や注意力が良くて、まず何かを忘れるということはないのですが… それで、これは、単車には乗るな、という、何かの守護の力だと感じ、中型免許を取るのは止めました)

    牡羊座ラグナで、蟹座月ラグナの、活動星座ならではの行動力を感じるのですが、事故とか気をつけてくださいね…
    • 確かに牡羊座とバイクというのは典型的に相性が良いです。

      牡羊座の象徴は、馬ですが、現代の馬と言えば、単身で乗れるバイクであり、馬で疾走するイメージは、バイクで疾走するイメージに置き換えられます。

      私も、もし400ccのバイクなど持っていたら、日本全国津々浦々を喜々として走り回っていたかもしれません。

      今回、原付のスーパーカブと言えども、ギヤの変換は、400ccのバイクと同じように左足のペダルを踏むキックによって行なうので、作りは全く普通のバイクと同じです。

      スクーターとは全く違います。

      自分でも乗っていて、途中で、400ccのバイクでも乗っているかのような気分になりました。

      1速から2速、3速にキックで切り替えて、トップスピードに乗るあのギアチェンジが、たまらなく爽快で、やはり、私はバイクを持っていないだけで、バイク好きなのだと分かりました。

      もしバイクを持っていたら、体重移動して、スピードを落とさずにコーナーを回ったり、遅い自動車を抜いたりといったレーサーのようなことをやり始めるタイプです。

      おそらく、そうした性質は、典型的に牡羊座の性格だろうと思います。

      基本的に牡羊座というのは、乗り物に乗って移動している時が最も幸せで、特に車の運転をしている時などは、幸せそのものですが、おそらくバイクに乗る時、その幸福感はマックスに達すると思います。
    • 因みに水瓶座ラグナというのは、もっと巨大でシステマティックに制御された電車網とか航空網などの交通機関での移動を好むのではないかと思います。

      また水瓶座は、電気によって制御された乗り物を好むかもしれません。

      牡羊座ラグナや牡羊座が10室となる蟹座ラグナのように個人的な判断で、いくらでも恣意的にコントロールできるような乗り物、しかもガソリンエンジンなどの内燃機関で、燃料を燃焼させて小さな爆発を起こして、車輪を回転させるといった原始的な乗り物は好まないのかもしれません。

      バイクの教習を受けたのに試験を受けに行くのを2回忘れたというのは明らかに精神分析で言う所の無意識の抑圧だと思います。

      本音は乗りたくなかったということですね。

      しかし、何故、乗りたくないのかの理由は興味深いです。
  • 秀吉先生、

    そうですね…

    若さ故に表面的なかっこよさを求めて中型免許を取りに教習所に通ったのですが、

    実は私は、バイクというのは、不合理な乗り物だともとより思っています…

    だって、ヘルメットを被っているとはいっても、全身剥き身で走ってるのですよ?

    先生の今回の記事にもあったように、事故に遭わないのは、ただの運任せで、何かあれば一度で不可逆なダメージを負う可能性が高いわけですよね…

    特に、頭部へのダメージが一番想像されるので、それだけは避けたいわけです…

    だから、無意識の抑圧っていうのは、仰る通りでしょうね…

    ほんとに心の底からバイクやバイクに乗ることが好きなら、あと試験受けるだけで免許が取れるのに、忘れるわけがないですから…
    • なるほど、水瓶座は、セキュリティー、安全という面において、事前に結果を予測し、それを回避するという合理性において、やはり徹底しており、それが自然なのだと思います。

      牡羊座のように後先を考えずに無鉄砲にリスクある行動はしない訳です。

      牡羊座は、飛行機や電車に乗ること自体は、嫌いな訳ではないですが、飛行場での持ち物検査や荷物の重さチェックなど、時刻表に従った規則正しい運行など、システマティックな手順を忠実に実行しなければ乗車できないという面倒さ、不自由さが苦手です。

      リスクがあったとしても、全て自分でコントロールでき、いつでも好きな時に走り出せるバイクの方が、好きなのかもしれません。

      例えば、今現在、水瓶座で土星が逆行している為か、個人がシステムに管理され、振り回されるという状況が出てきています。

      旅行中、電車やフェリーなどに乗る機会がありましたが、時刻表を常にチェックして、乗り換えをするなど、やはり、システムに支配されているという感覚が濃厚です。

      フェリーなどは本数が少ないため、乗り遅れると、その後、長い時間待ったり、非常に不自由を強いられます。

      実際、あまり慣れていないフェリーの時刻表を間違えて、その後、長いこと待たされたり、また電車が終電で、その後、それ以上、進めないといった出来事によって翻弄されました。

      また事故や遅延の際には、ダイヤが乱れたりして、それにも影響されます。

      もしバイクや自家用車であれば深夜に走ったり、時刻表など関係なく、いつでも好きな時に走ることが出来ます。

      やはり、牡羊座、蟹座的な自由主義者、リバータリアンにとっては、バイクや自家用車というのは、欠かせない乗り物です。

      また言ってしまえば、牡羊座、蟹座的な自由主義者、リバータリアンは、ルールによって運行される社会自体が苦手なのだと思います。

      先日の世界的なシステムの大規模障害ということもありましたが、今は、水瓶座のシステム側の支配によって苦しむというケースが見られるかもしれません。

      オリンピックにしても、柔道などで組み合わせを決める際のフランスが導入するAIシステムなどが不評であったり、そもそもフランスの審判がルール通りの審判をせず、日本に不利な審判を行なうなどのことがあったと思います。

      オリンピックでもそうですが、システム側に翻弄されるといった案件が続出しています。
  • 秀吉先生、

    牡羊座や水瓶座についての考察なのですが、
    私も随分歳を取ったせいか、

    以前は不合理だと切り捨てて見向きもしなかったことに最近目を向けるようになりましたね…

    この数年間、自分の身近なところで、旧態依然としたムラ社会のマンションの老人、老害たちと戦って、私は勝ったわけですが、

    振り返る余裕ができた今、考えてみると、私が容易に墓穴を掘らせた彼らからも、また学ぶところがある、と思うようになってのですよね…

    つまり、世の中には、とりあえずやってみる、連打してみる、という、私の辞書には無い生き方をする人たちもいるわけで、彼らはそうやっているうちに、成功することだってあるわけですよね。

    先生が、どこかの記事で書かれてましたが、風の星座は、理論を振りかざすばかりで、土の星座のような、現実的な方策を持たない、と書かれてましたが、たしかにそうなのですよね…

    それと、元に戻って、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座のように、とりあえず行動する、というようなところも、風の星座には無いわけですよね…

    まぁ、日々の生活や人生において、ストレスだったり、すぐに勝敗のつかない長丁場の戦いを過ごしてきたりしましたが、

    そのような実地の納得感が得られたのは良かったことだと思っています。

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