ホワイトハウス報道官キャロライン・レビットについて




キャロライン・レビットの意外な素顔

ドナルド・トランプが再選されてから、ホワイトハウス報道官が非常に若々しい女性であり、これまでの政権とは様子が違うことを不思議に思う人は多いと思われる。


私もトランプに高額の寄付などをしている富裕な支援者が、自分の娘を口利きで、ホワイトハウスにねじ込んだだけで、親の七光りかと思っていた。


しかし、最近、聞いた所によれば、彼女はたいした学歴もなく、実家はアイスクリーム屋を経営しているごく普通の一般家庭で、彼女は現在、28歳で、60歳の男性(32歳年上)と結婚し、子供もいるそうだ。


この32歳差の男性と結婚しているという経歴も興味深い。


通常、ホワイトハウス報道官ともなれば、リベラル政権であれば、ハーバード、イエールなどのアイビーリーグを卒業し、親も裕福な資産家の家庭であるとか、そうした特別な出自が必要に思えるのが、全くそうではないのだ。


これはやはり、トランプ政権が、リベラル派の民主党政権にありがちなアイビーリーグ出身の高学歴で、アメリカ東海岸でグローバル化の恩恵で裕福な暮らしをしている政治経済のエリートから人材を登用していないことが、よく出ている。(これらのエリートはトランプに敵対する人々を代表する)


キャロライン・レビットは、1997年生まれで、マサチューセッツ州のセントラル・カトリックハイスクールを経て、セントアンセムカレッジを卒業している。







名前はあまり知られていないが、カトリック系の大学で、全国的な名門ではないが、教育の質は堅実・良好とされるそうである。



ドナルド・トランプが最初に当選した2016年頃に19歳で、大学に入学した直後だった。


ウィキペディアによれば、大学時代に大学初となる放送クラブを設立し、ドナルド・トランプを支持し、反リベラル姿勢を前面に押し出した活動を展開したという。


そして、トランプ政権が誕生すると、ホワイトハウス報道官の下で、アシスタントを務めていたという。







因みにこのセントアンセムカレッジは、全米初の大統領予備選(ニューハンプシャー州)」の政治討論会の舞台であり、毎回の大統領選挙に先立つ重要な討論会や演説が、キャンパス内の「New Hampshire Institute of Politics」で行われるそうである。

共和党・民主党の有力候補が必ず訪れる場所として有名であるそうだ。


そうした政治家にとって政略的に重要な拠点であり、その大学で、放送クラブを設立し、ドナルド・トランプを支持する活動を展開したというその行動力が買われたのかもしれない。



それで、ホワイトハウス報道官の下で、アシスタントを務めたが、ドナルド・トランプ再選の折には、今度は、ホワイトハウス報道官に指名されたのである。



(報道官への指名に至る前、2022年中間選挙で、共和党候補として出馬し、激しい選挙戦を演じた末に敗れた姿が、ドナルド・トランプの目に留まり、2024年大統領選挙運動 全国広報官に抜擢されたという経緯があったようである)




彼女は、2023年末に32歳年上の不動産開発業ニコラウス・リッチオと婚約して、結婚し、その後、2024年7月に男児を出産している。



こうしたタイミングから検討した所、おそらく、蟹座ラグナである。







トランプのチャートにおいて、3、10室支配の金星が、蟹座のプナルヴァスに在住しているが、これはトランプの仕事上のスタッフが、保守的な価値観を持つ、愛国民族主義者で、裏方(12室)の立場で働く、スタッフであることを示している。



また金星は3室の支配星でもある為、ホワイトハウス報道官として、大統領の広報を担当しているということである。



つまり、12室蟹座に在住する3、10室支配の金星は、このキャロライン・レビットの表示体である。



そして、この金星が、プナルヴァスに在住している為、今回、キャロライン・レビットのラグナを蟹座のプナルヴァスに設定した。







この配置を見ると、NHK党の立花孝志のように5、10室支配のヨーガカラカの火星が4室に在住して、10室にアスペクトしている。



この配置から彼女には相当な実行力があり、報道記者を叱責したり、抑え込むだけの司令官としての力が備わっていると思える。



通常、批判的な意見を述べるメディアに対して、強い意見を述べるには、弱腰の人間では務まらない。






結婚




まず、結婚した2023年末のトランジットを見ると、土星は10室にアスペクトし、木星は10室をトランジットしている為、ラグナロードの月にダブルトランジットが生じている。



また土星と木星はラグナから見た結婚生活の2室や2室の支配星にもアスペクトしている為、このタイミングに結婚したことが分かる。









ダシャーは、ラーフ/木星期で、ラーフは結婚生活の2室で、2室の支配星とコンジャンクトし、木星は7室に在住している。



因みにナヴァムシャでもラーフは5室に在住し、ディスポジターの火星は結婚の7室で高揚している。



そして、木星はラグナに在住している。



従って、結婚のタイミングをうまく説明できる。





出産




そして、出産したのは、2024年7月だが、トランジットの土星は水瓶座から5室にアスペクトし、木星は牡牛座から5室にアスペクトして、5室にダブルトランジットしている。







火星も牡羊座から5室にアスペクトし、ラーフ/ケートゥ軸は、9室をトランジットして、また土星は逆行している為、9室支配の木星とコンジャンクトし、木星も9室支配の木星にアスペクトしている。



従って、5室と9室にダブルトランジットしていることが分かる。



ダシャーは、ラーフ/木星期であるが、ラーフは9室支配の逆行する木星からアスペクトされ、木星は9室の支配星である。







ナヴァムシャでは、ラーフは子供の5室に在住し、木星は9室の支配星で、ラグナで高揚して、5室と5室の支配星にアスペクトしている。







サプタムシャを見ると、ラーフのディスポジターはラグナの支配星で、5室と9室、9室の支配星にアスペクトしている。



木星は蠍座から5室にアスペクトし、ラグナロードの土星にもアスペクトして、木星は火星と星座交換して、火星は9室支配の水星とコンジャンクトしている為、その影響も受けている。




こうした配置から、ラグナが、蟹座プナルヴァスで全て説明することができる。





大学で放送クラブを設立し、トランプ支持の政治活動を開始




因みに大学に入学した頃、ソフトボールにも打ち込んでいたようだが、大学初の放送クラブを設立し、反リベラル姿勢を打ち出して、トランプ支持の政治活動を展開した。



2016年頃で、火星/土星期、火星/水星期辺りである。









火星は、5、10室支配のヨーガカラカの火星で、4室から10室にアスペクトバックし、ラグナロードの月と相互アスペクトして、1-5、1-10のラージャヨーガを形成して、強力である。



火星と月のコンビネーションは、チャンドラマンガラヨーガであり、10室の月は人気者を意味するが、逆行の土星がアスペクトして、月と土星の絡みにより、カリスマを表すコンビネーションが形成されている。(因みに後で述べるが、ダシャムシャでも4-10軸で、月と土星が星座交換しており、カリスマを表すコンビネーションが形成されている)



火星のディスポジターは金星だが金星は、メディアの3室で減衰して、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置である。



この金星は4、11室の支配星で、メディアの3室に在住していることから、これが放送クラブでの活動を意味していたと考えられる。



更に金星のディスポジターである水星は、スピーチの2室で2室支配の太陽とコンジャンクトしている為、放送部で、学生向けのスピーチを行なうことになったと考えられる。



因みにこの太陽は獅子座のマガーで定座に在住しているが、そこはマガーはドナルド・トランプのラグナが在住するナクシャトラである。



従って、そのスピーチとは、ドナルド・トランプを支持するスピーチであり、またそうしたスピーチが元で、トランプ陣営のスタッフとして登用されたのである。



今回、ホワイトハウス報道官に抜擢されたのは、マハダシャーラーフ期になった後のラーフ/木星期だが、ラーフは2室に在住し、ディスポジターは2室支配で2室で、ムーラトリコーナの座にあり、しかもトランプを象徴するマガーの太陽である為にトランプ政権の大統領報道官になったのである。




ダシャムシャ


そして、ナヴァムシャが蟹座ラグナで、結婚のタイミングが上手く説明出来たため、ダシャムシャのラグナもおそらく牡羊座で正しいと思われるが、ラグナに木星とラーフが在住しており、この時期がキャリア上の上昇期であることを示している。







ラーフと木星のディスポジターであるラグナロードの火星は称号や肩書を表す11室に在住して、1-11のダナヨーガを形成している。



因みに4室支配の月が10室に在住し、10室支配の土星は4室に在住している為、土星と月は、4-10の星座交換をしているが、土星と月のコンビネーションはカリスマのコンビネーションである。









従って、彼女自身にカリスマがあり、ホワイトハウス報道官といった大舞台で活躍するのにはこうした配置も影響したと考えられる。






ガージャケーサリヨーガ、ムクタヨーガ


月はそれだけではなく、出生図では、火星との間で、強力なラージャヨーガを形成していることは既に述べたが、9室支配の木星との間で、ガージャケーサリヨーガを形成し、ナヴァムシャでは、ラグナロードの月が6、9室支配の木星と1-6の星座交換をして、ムクタヨーガを形成している。







またダシャムシャでは、土星と4-10の星座交換をする月は、更に9室支配の木星との間で、ガージャケーサリヨーガを形成している。



従って、キャロライン・レビットのラグナロードの月は、極めて強い月と言うことができる。



ホワイトハウス報道官という花形の大舞台で活躍できるのは、この配置の為である。









通常、アイビーリーグ卒で、裕福な家庭出身でなければ、こうした政府の高官にはなれないが、こうした強力な配置があったからこそ、実力で、そのポジションを掴んだと言える。



メリトクラシー(能力や実績)が浸透したアメリカでは、高校時代からクラブ活動や課外活動などの経歴づくりに一生懸命になるが、評価、称号のハウスは11室であり、11室が強い人が、良い経歴や資格などを積み上げることができる。



キャロライン・レビットが、それ程、強い11室を示していないにも関わらず、おそらく、強力な5、10室支配のヨーガカラカで、10室にアスペクトバックする強力な火星のパワーが学生時代に発揮され、放送クラブでのドナルド・トランプを支持する活動自体が、政治キャリアとなって、そのまま実力でリクルートされることになったと考えられる。



ダシャーの流れからすると、彼女は、学生時代からトランプ陣営のスタッフとしてのキャリアを開始したのである。




私の印象では、蟹座ラグナの人は、こうした叩き上げの実力で、ポジションを勝ち取ることが多いように思われる。









例えば、NHK党の立花隆志も高卒で、NHKに入局してから、NHK会長・海老沢勝二氏の側近、かばん持ちとして、会長室の電話「2000番」と呼ばれる内線で常に呼ばれ、ほぼ何でも相談される存在になったということである。



そして、スポーツ報道センターや会長秘書として、予算・経理業務全般、放送権・契約交渉、番組制作・出演者協定、オリンピックほか大型イベントの調整、また会長・海老沢勝二氏の裏金処理や不透明な経理操作、政治家・企業との交渉など表に出せないような業務も行っていたという。




つまり、5、10室支配のヨーガカラカで10室に絡む強い火星が、統率力や実行力を伴う有能な実務家としての才能をもたらす為、権力ある人の使いっ走りのような役をさせられて、現場の叩き上げで、ポジションを掴んでいくということである。




キャロライン・レビットもドナルド陣営のスタッフとして仕事をしながら、そのようにして、実力でポジションを掴んでいったものと思われる。











こうした蟹座的なスタイルで、成り上がるのは、youtuberも多いのだが、youtubeなどのSNSは蟹座が好む情報発信ツールである。




例えば、YouTuberで、市民活動家で、ビジネスアナリストの深田萌絵も、おそらく蟹座ラグナではないかと思っているが、実力で、今の知名度とポジションを掴んだように見える。(深田萌絵については、また別の記事で検討したいと思う)





32歳年上の60歳の実業家と結婚した理由



因みに蟹座ラグナは、しばしば7室の支配星が、年配者(年寄)を象徴する土星である為か、自分よりも年齢が上の人と交際したり、結婚する傾向がある。







キャロライン・レビットの場合、7室支配の土星が9室に在住して、9室支配の木星が7室に在住し、7-9の星座交換をしている。



木星は減衰しているが、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。



7室に在住する木星はパートナーを象徴するが、その木星は土星と星座交換することによって、強く土星と絡んでいる。



因みに7-9のコンビネーションは、パートナーが自分の教師とか父親のような役割をするという配置である。



つまり、年齢的な意味でも実質的な意味でも教師(師匠)とか父親のような人物と結婚したことを意味している。



そして、配偶者の表示体である金星から見た7室にも土星が在住し、7室支配の木星は、土星と星座交換して、7室、7室の支配星共に土星と強く絡んでいる。



また月ラグナから見ても7室支配の金星は、乙女座で減衰し、土星からのアスペクトを受けている。







ナヴァムシャにおいても7室の支配星は土星で、金星から見た7室にアスペクトしている。



従って、パートナーが年上なのである。



また彼女は金星が乙女座で減衰しているが、金星が減衰する場合、幼い印象になることが多く、年齢を重ねても若く見られる傾向がある。



最初にキャロライン・レビットが、ホワイトハウス報道官として登場した時、昨日まで高校生だったティーンネージャーで、社会に出たばかりのような子供っぽい印象があったが、そうした特徴は、減衰する金星も役割を果たしている。



外見的には小柄で丸顔であるのが、蟹座ラグナの特徴である。






蟹座が現場の叩き上げで実力で成り上がり活躍する保守革命の時代


こうしたことで、キャロライン・レビットが、何故、ホワイトハウス報道官になれたのかの謎を解くことが出来た。



彼女は、トランプに高額の寄付などをしている富裕な支援者が、自分の娘をホワイトハウスに親の七光りなどで、ねじ込んだ訳ではなかった。




全ては彼女の実力であり、それはチャートの中に全て記されていた。




グローバリゼーションが世界に浸透し、それが円熟していく段階で、巨大な格差社会が誕生し、人々は、勝ち組に入る為に学歴や肩書、資格の取得などに夢中になった。




メリトクラシー全盛の時代になったが、ドナルド・トランプが最初に大統領に就任した2016年頃から、世界には、反グローバリゼーションの流れが起こっており、現場の叩き上げで実力で成り上がる蟹座が活躍する時代が訪れたのである。




グローバリゼーションが築いた様々な仕組みや社会の階層秩序をぶっ壊していくのが、反ブローバリゼーションである。








アメリカ史上最年少!トランプ大統領、27歳のキャロライン・リービット氏をホワイトハウス報道官に任命
2024/11/15 19:20 VOCOニュース

ドナルド・トランプ次期米大統領は最近、新政府の人事を配置しており、全体的な配置が若い世代に向けられつつある。キャロライン・レビット、27歳 (キャロライン・リービット、リー・ウィットとも訳される)金曜日(11月15日)に新政権のホワイトハウス報道官に就任し、史上最年少記録を樹立する。この動きは、XNUMX期目に若くて忠実なスタッフを再利用するというトランプ大統領の伝統を継承し、政治チームを再編するというトランプ大統領の決意を示している。

ホワイトハウス報道官は政権とメディアの橋渡し役を務め、記者向けの毎日のブリーフィングを担当する。しかし、トランプ大統領の最初の任期中、トランプ氏は直接発言することを好んだ。したがって、トランプ大統領の任期は残り4年となっており、トランプ2.0でレビット氏がどのような役割を果たすのか、外の世界から注目を集めている。

トランプ大統領は声明の中で、レビット氏を「賢く、粘り強く、非常に有能なコミュニケーション能力がある」と高く評価し、ホワイトハウスの演壇での彼女のパフォーマンスに自信を持っていた。レビット氏は以前、トランプ陣営の国家報道官を務め、トランプ氏の熱烈な支持者だった。

レビット氏の任命は、リチャード・ニクソン時代にロナルド・L・ジーグラー氏が29歳でホワイトハウス報道官に就任した記録を破った。トランプ大統領は、彼女が来期に「アメリカを再び偉大にする」というメッセージを米国民に届けることに貢献できると信じている。

トランプ大統領報道官

レビットはニューハンプシャー州出身で、中流階級の家庭に生まれました。彼女はトランプ大統領の2022期目に報道官補を務め、XNUMX年にニューハンプシャー州下院に立候補した。当選は逃したが、彼女のパフォーマンスはトランプ大統領の注目を集めた。

レビット氏がニューハンプシャー州のセント・アンセルム大学を卒業し、エリーゼ・ステファニック下院議員のコミュニケーションディレクターを務めたことは注目に値する。トランプ大統領はまた、ステファニク氏を米国の国連大使に指名した。



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