小池百合子の真実 - 学歴詐称疑惑を出生図から読解する -



先日、読者の方から小池百合子について取り上げて欲しいというリクエストがあったが、最近、小池百合子の学歴詐称疑惑が盛り上がりを見せている。


これは『女帝 小池百合子』石井妙子著の出版の衝撃というものが大きいと思われる。



私も早速、買ってきて読んでいるが、推理サスペンス小説でも読んでいるかのような面白さがある。


この本は、石井妙子氏が、小池百合子の3年半に渡るリサーチによって書き上げられた本だが、リサーチの途中段階で、「小池百合子研究 父の業を背負いて」『新潮45』(2017年1月号)や「男たちが見た小池百合子という女」(『文藝春秋』2017年8月号)、「女たちが見た小池百合子『失敗の本質』」(『文藝春秋』2018年1月号)などを発表している。


そして、ある日、小池百合子がエジプト留学時代に同居していた女性から自分が知る全てを打ち明けたいというという手紙が届くのである。


それで、事態が、一挙に進展し、小池百合子の重要な過去の事実関係が暴露されていく。


石井妙子氏が、探偵のように小池百合子の人生の足跡を辿っていくうちに鍵になる人物が現れて、真実が開かされていくという、ノンフィクションの推理探偵ものである。


然も、追跡する相手が小池百合子という東京都知事に就任している有名政治家である。


追う者と追われる者、実際の現実社会で起こっていることであるだけに非常に興味深い。



この小池百合子のエジプト時代のルームメイトの女性が送って来た手紙は以下のような内容である。


(略)すると、2018年2月、一通の手紙が『文藝春秋』編集部気付で私宛に親展で届いた。私の記事を読んだという読者からの手紙。自分の知る全てを打ち明けたいとある。それは、まさに私が探し続けていた、あの同居女性からの手紙だったのだ。

 思いが天に通じることがあるのだろうか。私は震える手で手紙を読んだ。大変な達筆で文章はしっかりと論旨が通っており、非常に知的な印象を受けた。内容は衝撃的なものであった。

「小池さんがカイロ・アメリカン大学に、正規の学生として在学していたかは不明と言えます。カイロ大学は1976年の進級試験に合格できず、従って卒業はしていません。小池さんは『カイロ大学を卒業。しかも首席』という肩書を掲げて今日の栄光を勝ち得た訳ですが、私は彼女の自分語りを、あたかも真実のように報道している日本という国のメディアの浅薄さを感じずにはいられませんでした。事実を確かめずに報道するマスコミ。しかし、小池さんと同居していた者として知っている事実を口にするには、彼女はあまりにも有名で、国民に知らされている情報を覆すことは、私自身の身の安全を考慮してもできませんでした」
彼女の名前を本書では早川玲子(仮名)とする。彼女との出会いによって、私は、私の想像をはるかに超える、多くの事実を知り得ることになるのだった。(略)


(『女帝 小池百合子』石井妙子著より引用抜粋)


石井妙子氏の著作の中で、特に重要な箇所は、小池百合子の父親・勇二郎氏について書かれている箇所である。





特に『破天荒の父・勇二郎』、『父の立候補と落選』、『中東の有力者』といった見出しで書かれている部分が重要である。



小池百合子の行動パターンは、この父親にそっくりであり、父親の性質が小池百合子に受け継がれたと考えられるのである。


石井妙子氏によれば、小池百合子は、芦屋の中流家庭で生まれ、父親は権力者にすり寄って、そこで築いた人脈を元に大きいビジネスをしようとする大言壮語の山師的人物で、特に多額の献金が出来る程、裕福でも無かったが、政治家のタニマチを気取っていたという。


この父親は、戦後の闇市では、ペニシリンを高値で売って稼ぎ、また石油業界の社長が遠戚であったコネを使って、石油を業者間で転売するブローカー的な仕事をしていたようである。


この父親は、日本アラブ協会に入会していたのだが、1970年にエジプトの要人、ムハンマド・アブドル・カーディル・ハーテム(通称 ドクター・ハーテム)が来日した時の歓迎パーティーで、自分を売り込んで、ハーテムは社交辞令で、エジプトに来たらいつでも歓待すると述べたそうだ。


そして、ハーテムが帰国すると、日本アラブ協会に所属する国会議員の紹介状を手にエジプトに飛び、ハーテムに再会し、紹介状を携えた勇二郎をハーテムはエジプトの首都カイロで歓待したという。


石井妙子氏は、「日本の国家議員と太いパイプを持つ実業家だと、ハーテムは理解したのだろう」と綴っている。


そして、勇二郎氏は、ハーテムからアラブの別の要人を紹介してもらうことに成功したという。


石井妙子氏は、この勇二郎氏のことを『日本人には中東の有力者と太いパイプがあると思わせ、中東の有力者の前では日本の有名政治家の代理人であるがごとくに振舞う。大法螺を次々と吹く。この思考の破綻した父に、娘の人生も翻弄されていくのである。』と記している。



このアラブ留学時代に同居していた女性が、これからカイロ大学に入学しようというのに小池百合子が全く勉強しようとしないことに心配して、「勉強しないでも平気なの?」と尋ねると、「いいの。だって、お父さんが、ドクター・ハーテムにカイロ大学に入れるように頼んでくれているから。それを待っていればいいの」と答えたそうである。


つまり、小池百合子の父・勇二郎がハーテムの来日時に国会議員の紹介状を利用して、強引に親交を築いたドクター・ハーテムのコネで、娘をカイロ大学にねじ込んだということらしいのである。そして、全く勉強もしなかったが、卒業資格も与えられたということらしいのである。


何故、それが出来たかというと、父親の勇二郎が、政治家のタニマチを気取って、政治家の周辺をうろつき、車の送迎をしたり、そうしたまめなことをしながら、政治家の人脈に食い込んでいったからである。


父親は、政治家たちからはたいして信頼されていなかったが、政治家の周辺をうろついている間に『日本人には中東の有力者と太いパイプがあると思わせ、中東の有力者の前では日本の有名政治家の代理人である』かのような幻想を抱かせることに成功したということである。


権力者と付き合っているうちに仲介者としてその人自身にも権力が乗り移っていくという実証例かもしれない。


また嘘も繰り返せば真実になるということの実証例でもある。


それで、日本の政治家とパイプを持っている重要な実業家であると、ハーテムに勘違いさせて、娘をカイロ大学にコネで、入学させたということである。


だから小池百合子は、カイロ大学に裏口入学し、勉強はしていないが、卒業もさせてもらったのである。


それに首席で卒業したといった実際には事実ではない恥ずかしい尾びれを付けたのではないかと思われる。



そのカイロ大学首席卒業という経歴を元に小池百合子は、キャスターとなり、政治家になり、また都知事にまで成り上がったのだから、それは政治家に近づいて大言壮語して成り上がった父親のおかげであり、ある意味、父親にそっくりで、父親の作品といってもいいのである。




小池百合子は、この父親を毛嫌いしていたそうで、石井妙子氏は、以下のように書いている。


(略)娘は父の被害者だった。だが、同時に父の創造物でもあった。時には父が娘の共犯者となって協力した。ふたりの関係は、他者には容易にうかがい知ることができない。「亡くなるまで、小池さんはお父さんのことを蛇蝎のごとく嫌っていた。大っ嫌いだったんですよ。あの関係は、とてもひと言では説明できない」(小池事務所関係者)
「一卵性親子。もとは、ひどいファザコンだよ。でも、大人になってから毛嫌いするようになった。父親に苦しめられた、利用された、という思いがある一方で、結局、自分を一番、愛してくれたのは父親だという思いもある。複雑な愛憎が絡みあった関係だよ」(小池親子の知人)


(『女帝 小池百合子』石井妙子著より引用抜粋)


最近、小池百合子の学歴詐称疑惑が、拡大することに伴って、小池百合子が出馬表明を控えた6月8日にカイロ大学が、「小池百合子氏が1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する。卒業証書はカイロ大学の正式な手続きにより発行された」と声明を発表している。


東京のエジプト大使館がフェイスブックで公表したそうだ。



これが何を意味するかについて、『カイロ大「小池氏は卒業生」声明の正しい読み解き方 都知事選を前にエジプト軍閥が切った外交カード』(鶴岡弘之 JBpress)によれば、これは小池百合子に貸しを作って、何らかの外交的な利益を引き出そうとするエジプト政府の意図が見えると分析している。


小池百合子をカイロ大学に裏口入学させたムハンマド・アブドゥルカーデル・ハーテム氏は、『カイロ大学を粛清した革命評議会の情報・文化・メディア責任者であり、エジプト情報省を創設し、長年、独裁メディア(テレビ・ラジオ・新聞)をすべて掌握した人物』とのことである。


つまり、エジプトのCIA長官のような人物であり、情報部、インテリジェンス(諜報)部門の責任者である。



これで分かったことは、このエジプト時代に小池百合子にカイロ大学の入学資格と、卒業資格を与えた人物は、小池百合子の12室に在住する木星の表示体であるということである。







木星はバラニーに在住しているが、バラニーは、CIAやモサド、KGB、MI6など、インテリジェンスソサイエティ―に属する人物を表わしているからである。



それは、私が以前、小池百合子を牡牛座ラグナに修正したことを更に実証するものでもある。





小池百合子の学歴詐称疑惑を出生図から読み解く



私は、今回、『女帝 小池百合子』を読んで、ますます小池百合子が、牡牛座ラグナで正しいことを確認した。



更にナヴァムシャのラグナは、水瓶座で、ダシャムシャのラグナもおそらく水瓶座で正しいと考えている。



ということから、おそらくラグナは牡牛座のクリティッカー第3パダである。







小池百合子が父親がハーテムとの間に築いたコネを使って、カイロ大学に裏口入学し、卒業させてもらったことは、出生図の木星の配置で示されている。



木星は、8、11室の支配星で、牡牛座ラグナにとっては最悪の機能的凶星である。



11室は資格、称号、利得のハウスであり、8室は不正、悪意、不道徳のハウスである。



従って、8室と11室を同時に支配する木星は、不正な収入とか、不正に入手した資格を意味する表示体である。



この木星が12室(海外)で、牡羊座のバラニー(諜報)に在住しているため、この木星は、当時、インテリジェンス界で指導的人物であったハーテムの表示体である。



ハーテムは、革命評議会の情報・文化・メディアを統括するエジプト情報省の創設者であり、その権力は絶大であった為、裏口入学や卒業資格の供与などは、簡単なことである。



日本の政治家とつながる事業家に貸しを作って、そのルートを使って、外交的な利益を引き出そうという考えも出て来るはずである。



インテリジェンスに関わる人間が、二重スパイや内部協力者を育成するやり方の基本が、ここに見られる。



つまり、8、11室支配で12室に在住する牡羊座バラニーの木星が、カイロ大学の卒業資格取得の秘密である。



因みに小池百合子のチャートでは、父親の表示体である4室支配の太陽が家族、財産の2室に在住しているが、太陽はプナルヴァス(木星)に在住している。



だから太陽と木星はナクシャトラの支配星を経由して、強く結びついている。



父親の存在が地位(4室)や財産(2室)、そして、エジプトの要人とのコネや大学卒業資格(8、11室支配の木星)をもたらしたのである。



ここで8室の支配星が12室に在住する配置が見られるが、ドゥシュタナハウスの支配星が自分以外のドゥシュタナハウスに在住する配置は、ヴィーパリータラージャヨーガ(逆転のラージャヨーガ)である。



二重否定的な効果によって、逆にラージャヨーガのように働くのである。



本来、8、11室支配の木星は、牡牛座ラグナにとって支配的な人物、逆らえない人物、悪意のある宗教的なグルなどを意味して、支配や苦しみをもたらすのであるが、この木星は12室に在住していることがポイントであり、大学入学時に借りが出来てしまった人物(ハーシム)は、遠い外国にいるのである。


従って、滅多なことでは日本の日常生活の中に介入して来ないし、また世間にもこんなに長い間、学歴詐称疑惑の煙も立たなかったのは、それが遠い外国で起こった不正だからである。



つまり、そうしたことが二重否定によるラージャヨーガではないかと考えられる所以である。



因みにこの木星はバラニー(金星)に在住しているが、金星はラグナロードで2、5室支配の水星と共に3室(メディア)に在住している。



従って、このカイロ大学に首席で卒業したという学歴が、テレビ東京のワールドビジネスサテライトへのキャスターへの起用に繋がっていくのである。



そして、金星はプシュヤ(土星)に在住しているが、土星は9、10室支配のヨーガカラカで、月から見ても10、11室支配で、太陽(政治)にアスペクトする土星である。



そのキャスターとしての経験が、政治家への転身につながったことが分かる。



太陽(プナルヴァス):父親の影響 ⇒ 木星(バラニー):カイロ大学への裏口入学 ⇒ 金星(プシュヤ):キャスター抜擢 ⇒ 土星(ハスタ):政界へ進出 ⇒ 月(アシュビニー):海外生活、隠遁生活 ⇒ ケートゥ(アーシュレーシャ):文筆家、隠遁生活 ⇒ 水星(アーシュレーシャ):メディア、文筆家(※ファイナルディスポジター)



この辺り、惑星が在住するナクシャトラの支配星の連鎖が、原因と結果の連鎖になっていることが非常に興味深い。



この流れで行くと、政界を引退した後は、土星が在住するハスタの支配星は12室に在住する月である為、外国生活か、隠遁生活である。




興味深い点は、カイロ大学の卒業資格が、キャスターへの起用や政界への進出など、連鎖的に高い称号、評価、収入(11室)をもたらしているということである。



もしもっと早くに学歴詐称疑惑が報じられていたら、キャスターへの起用も政界進出も不可能だったかもしれない。



今まで隠し通せてこれたことが、ヴィーパリータラージャヨーガ(逆転のラージャヨーガ)かもしれないのである。





以前、このヴィーパリータラージャヨーガが、キャンセルされているかどうかということで読者の方と大分、議論になったことがある。



もし8室支配で12室に在住する木星に別のハウスの支配星が絡んでいる場合、ヴィーパリータラージャヨーガがキャンセルされてしまうということである。



例えば、この8室支配で12室に在住する木星には、メディアの3室を支配する月がコンジャンクトしており、また7室支配の火星が天秤座からアスペクトしている。



今回の『女帝 小池百合子』の出版は、小池百合子が今まで隠してきた学歴詐称疑惑を浮上させる決め手となり、学歴詐称疑惑を隠し通すことを不可能にした要素である。




もしこうした他のハウスの支配星の介入がなければ、完全に8室の支配星の象意は、12室に在住することによって隠されてしまったと考えると、3室支配の月がそれを妨害したとも考えられる。



今後の動向には注目である。





然し、今回、カイロ大学が声明を出し、小池百合子の大学卒業を保証することになった。



このエジプトが外交カードに使えるとまで考えて、小池百合子の大学合格を保証したことで、小池百合子は、学歴詐称疑惑を逃げ切れるかもしれない。



何故なら、カイロ大学自身が、卒業資格を与えたというならば、それはどうしようもないことだからだ。



有名人がお金で、大学の卒業資格を買うというのは、良く知られた事実である。



裏ルート、入学試験によらないルートを使って、大学卒業資格を入手したということである。



つまり、そのような社会の現実が存在するということであり、その仕組みへの非難が高まっていくと考えられるが、小池百合子自身は、そのような現実を利用したということで、倫理的に非難されても、法的な追求は出来ないかもしれない。



その辺りが、牡羊座で形成される8-12のヴィーパリータラージャヨーガの効果かもしれないのである。



現在、小池百合子は、マハダシャー木星期に移行し、木星/土星期である。




このヴィーパリータラージャヨーガが働いているか、キャンセルされているかについては更に検討していく必要がある。





然し、そのような法や社会の常識、制度、規範を超越した方法によって、何かの利得を得るというのは、牡羊座の特徴である。



牡羊座は、ルールの制定者であるが、自らはそのルールに従わないのである。



ましてや人が作ったルールになど従わないのが、牡羊座である。





例えば、パラシャラの例外則、ニーチャバンガラージャヨーガ、ヴィーパリータラージャヨーガなどの二重否定の奇想天外な働きについて以前、記した記事『ニーチャバンガ・ラージャヨーガ(普通でない成功法則)』を読んで頂きたいのである。




理論物理学者の保江邦夫教授(ノートルダム清心女子大学)が、奇想天外な普通でない形で、次々に試験を突破していく様子について記している。



例えば、大学の入学試験の時に過激派の学生が暴れるので、試験問題が通常の半分で、斬新な問題が出されて、その結果、合格するなど、変わった合格の仕方をするのである。



保江邦夫教授の人生は、入学試験に留まらず、そんな出来事だらけなのである。




そのような普通でない上昇をもたらしたのは、ナヴァムシャで、牡羊座で火星、太陽、土星がコンジャンクトして、減衰する土星がニーチャバンガラージャヨーガを形成しているからである。



そのような配置がある場合、特に牡羊座で二重否定が形成された場合、法や社会の常識、制度、規範を超越した方法によって、普通の人には全く出来ないような形で上昇や利得を手にするのである。




小池百合子のカイロ大学裏口入学は、牡羊座で形成される8-12のヴィーパリータラージャヨーガである為、法や社会の常識、制度、規範を超越した方法による上昇をもたらしたのであり、この保江邦夫教授のパターンとよく似ているのである。




今回、小池百合子が、人生最大のピンチにおいて、エジプト情報部の息のかかったカイロ大学から、卒業証明が行なわれ、小池百合子に助け舟が出されたというのは、ある意味、このヴィーパリータラージャヨーガの発現とも考えられるのである。




それが完全に働かずに様々な妨害を受けたとしてもということである。





この小池百合子のエジプト時代に同居していた女性は、身の危険が及ぶのを恐れて、ずっとこの事実を公にはしなかったそうである。



同居時代に「次第に小池を訪ねてくる客のために、お茶を出したり、料理をつくったり、後片付けをしたりで一日が終わってしまうことへの不安や不平を日記に綴る」ようになったそうである。



パワーのある人間と一緒にいると、その周りの人間は振り回されるようになる。



そして運が悪ければ消される場合もあるのである。



小池百合子のことをもっと早くに暴露していたら、日本との有利な外交を目論むエジプト情報部によって、小池カードを育成する為、暗殺されていた可能性もある。



だから今になってから暴露したというのは正しい判断かもしれない。





(その2に続く)




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コメント

コメント一覧 (15件)

  • 先生、

    牡羊座の奇想天外な我が道を行く、行くことができる、
    という部分が記されていたと思うのですが、

    牡羊座の木星(バラニー)にはそのような性質があると考えてよろしいのでしょうか?

    私は、そうなのですが、とても思い当たることが多いのです。
    振り返ると、とても、ここから逆転しないだろう…と普通なら思える局面から、有り得ない方向に事態が進展したとか…
    • 牡羊座のバラニーに在住する木星にそういう性質があるということではなく、牡羊座に在住している惑星ということで書いています。
      牡羊座は、運動星座で、火の星座である為、ダイナミックで、変化に富んでいるということで、そういうことが起こりやすいです。
      また特に牡羊座で二重否定的な効果が発揮されている場合、そうしたことが起こりやすくなります。
      「とても、ここから逆転しないだろう…と普通なら思える局面から、有り得ない方向に事態が進展した」ということであれば、
      二重否定的な配置があるのかもしれません。実際、ラグナや月の配置、牡羊座に在住する惑星の数や種類など、もう少し詳細な情報をお願いします。
      • 先生、
        返信ありがとうございます。

        私は水瓶座ラグナで、ラグナに太陽水星土星、全てシャタビシャー

        3室牡羊座バラニーの木星(Amk)

        4室牡牛座ラーフ

        8室乙女火星

        10室蠍座月アヌラーダ
        ケートゥ、ジェーシュター

        12室山羊座金星(AK)ダニシュター

        となってます…

        どん底から頂点みたいなの多いです…(小学校の時に有名などうしようもない悪童で、中2から成績が上がり始めて高校でずっとトップ等…)
        • おそらく6室支配の月が10室で減衰してパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果、及び高揚するケートゥとコンジャンクトで、ニーチャバンガラージャヨーガが成立しています。月がアヌラーダですか、土星期から始まって、中学時代は、土星期もしくは水星期です。ケートゥや月のアンタルダシャーの時期にそうしたどん底からの上昇が起こったか調べるとよいかと思います。土星、水星期自体がラグナでラージャヨーガを形成しているから、悪い時期とも思えません。それと牡羊座の木星は射手座の定在にアスペクトバックするので、射手座に木星が在住しているかの効果を発揮します。それで射手座のアンタルダシャーの時期に上昇したかもしれません。そのどちらかではないかと思います。11室が強くなるので、木星期が来ると急に高い評価を受け始める訳です。よかったら調べてみてフィードバックお願いします。
  • 先生の仰る通りのようです。
    札付きの全校に轟く悪ガキが、土星期の最後に勉強に興味を持ち始めました。土星木星期でした。それが小学校5年ぐらいからです。
    土星木星期の最後に中学入学しましたが、親はビリだと思っていたのに、最初のテストで400人中130番ぐらいでした。

    それで、水星水星金星期これが1979年5月15日までですが、その次の水星水星太陽期に至る間に大きく変貌します。
    1学期の終わりに、サボって英語に全く付いていけてないことを自覚し、それで、夏休み自分で勉強します。そうすると、夏休み終わって二学期が9月に始まった時に、逆に自分の方が学校より先をやってて、楽になりました。
    ここから成績が学校でも上位になります。
    そして、水星水星木星期1980年8月4日までですが、ここで体育祭かなんかに来ていたアメリカ人宣教師と会い、毎日教会に遊びに行きだして英語が喋れるようになってました。
    そして、
    高校一年、先生に進められて奨学生の試験を受けると、合格して、留学が決まったのが水星水星木星期、水星水星土星期です。

    先生の仰る、月が6室だけれども、10室で減衰+高揚するケートゥのニーチャバンガラージャヨガ的な効果、というのは、私、昔から、実感するのです。

    というのは、昔から、何かで敵対者と巡り合い、ストーカーされたり、粘着されたりするのです。
    だけれども、私はそういう時に大局的な視点や、我慢強さが発揮されて、動く相手に墓穴を掘らせ、最終的には、勝利と名誉を勝ち取る、というパターンが繰り返されているのです。
    もちろん、この期間の最初には、評判が落ちています。
    だけれども、最後逆転しますから、注目を集めた状態で、評判が好転するのです…
    • なるほど、アンタルダシャー、プラティアンタルダシャーの木星期にやはり上昇がある訳ですね。


      射手座にアスペクトバックする牡羊座や獅子座の配置というのは、木星が定座にある場合の次ぐらいに強い配置と言われています。

      その時、牡羊座であれば、運動星座で、火の星座である為、ダイナミックな上昇をもたらすと言えます。


      また6室支配で蠍座で減衰する月は、ストーカー的な粘着質の人物として現れるというのはよく分かります。


      まさにそれが星座や惑星が象徴する通りの人物です。


      然し、粘り強く相手が墓穴を掘って勝利するというのは、まさにニーチャバンガラージャヨーガやパラシャラの例外則の効果だと思います。


      そして、その期間の前半には苦しみ、後半に逆転するというのも法則の通りです。
  • 留学でアメリカに旅立ったのは、1981年7月7日、翌日から水星ケートゥ太陽期が始まります。
  • 先生、チャラダシャーも見てみました。

    先生の仰る通り、
    私の人生で、最大級の転換とも言える奨学生としての留学は、
    魚射手のダシャーでした。
    魚射手は、1981年6月25日から始まりますが、始まってから、先生に、試験受けてみたらどう?と言われました。そしてその年の10月には最終選考で決まっていました。
    • 射手座には、ジャイミニスキームでは、木星はアスペクトしていませんが、


      射手座から見た場合、学習の5室にAmKの木星が在住し、水瓶座から水星、太陽、土星がジャイミニアスペクトして、5室が強い為、


      その時期に学習に恵まれたのだと思います。


      (木星が牡羊座で逆行しているようなことがあれば、射手座にもジャイミニアスペクトしています)



      また射手座自体が利得、願望成就の11室であったということも関係していると思います。


      そして、12室が強いということです。


      AmKが5室に在住するような配置は、通常、仕事はせずに学習や創造的な活動に費やす時期として、幸運な時期です。


      ですから留学したことが分かります。


      また射手座は急激な上昇をもたらす為、全く平凡な日常から跳躍するような胸躍る体験となった訳です。

      • 先生、
        今までの謎が全て解けた気がします。
        ジャイミニアスペクト…いつもヴィ厶ショッタリダシャーばかり気にしていたので頭に入っていませんでしたが、チャラダシャーもちゃんと考えようと思います。

        先生、私の8室乙女座火星ウッタラパールグニーなんですが、
        私の天体で唯一逆行してます。
        若い位置の乙女座ですが…
        私はマンガルドーシャだと思うのですが、逆行でキャンセルされるものですか??
        • マンガルドーシャは逆行でキャンセルされるといったことはないと思います。
          基本的に火星が在住しているハウスで決まると思います。
  • 先生、
    色々と教えて下さり、ありがとうございました。

    次の記事でも、私は月から6室目に木星が有り、実感するところがあるので、非常に驚きました…
  • 先生、

    一つお教え頂きたいのですが、
    蠍座でケートゥが高揚する、
    即ち、ラーフは牡牛座で高揚する、

    それは私も知っていたのですが、

    それぞれ、射手座、双子座で高揚する、と書いてあるのを読んだことがあるのですが、それも正しいのでしょうか??
    • そのような説もあるようですが、あまり一般的ではありません。
      然し、総合すると、ラーフが双子座で強く、ケートゥが射手座で強いとする考え方、
      あるいは、ラーフは水星の星座で強くなり、ケートゥは木星の星座で強くなるという考え方になっています。
      蠍座でケートゥが高揚し、牡牛座で、ラーフが高揚する方が、一般的です。

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