UFOコンタクティー秋山眞人について


最近、UFOコンタクティーの秋山眞人氏が書いた『秋山眞人のスペース・ピープル交信全記録 ― UFO交信ノートを初公開』(秋山眞人著 聞き手・編集 布施泰和)という興味深い本を読んだ。





濃厚な体験が綴られた本で、非常に考えさせられる本である。


秋山氏については、以前から知っていたが、確か『私は宇宙人と出会った(ごま書房)』(1997年04月)という本を立ち読みか何かで読んだことを覚えている。


ビートたけしの超常バトルといった番組で怒って途中退席したのも印象的であった。


ビートたけしのTVタックル3時間スペシャルで、ノストラダムスの大予言についての取り上げた際にも怒って、途中退席している。


この本で秋山氏は、今まで公に語ってこなかったUFOに関する体験の全てを明らかにしている。


既に1997年に出版された『私は宇宙人と出会った(ごま書房)』で公にUFO体験を語ってはいるが、この時よりも更に詳しく全ての経験を公開している。


要約すると、幼少時からスペース・ピープルのコンタクトを受けて、何度も目撃体験を繰り返した後、UFOへの乗船を経験し、その後、UFOの操縦の仕方も習い、スペース・ピープルの母船に乗って、スペース・ピープルの母星(秋山氏がかつて住んでいた惑星)に行って2日間、滞在するのだが、その体験談が非常に興味深いのである。


そこは国家社会主義的な社会で、住人たちが自由な創造性を発揮することが評価される社会であったというのであるが、そこで体験したエピソードの詳細については、本書を読んだ方がいいと思われる。


この惑星には丸2日滞在したが、地球に帰還すると、2時間ぐらいしか経過していなかったということで、浦島太郎の物語のようでもある。


他の惑星に行くと、時間の流れ方が異なるようである。


これはアインシュタインの相対性理論とは、また別の話のようで、スペース・ピープルとは住んでいる次元が違うので、時間の流れ方が異なるということである。


秋山氏は、スペース・ピープルの地球人に対する通常の教育プログラムで、幼少時から教育され、スペース・ピープルとのテレパシーの能力を確立して、テレパシーでのメッセージや実際に会うなどすることを通して様々な知識を伝授されるのである。


それで、日常的に様々な場所にストーカーのようにスペース・ピープルが現れるようになり、手厚い指導を受けるのである。


その指導の中で、興味深かったのは、意識が3つに分割されて自分が3箇所に同時に存在するという体験及び、訓練をさせられたというものである。


こうした秋山氏の体験談は、トランス・ヒマラヤ密教や、神智学関連書籍の中で、しばしば目にする情報であり、意識を分割して、複数の場所に同時に存在することは可能なようである。


その他、秋山氏の経験を読んでいると、トランス・ヒマラヤ密教や、神智学関連書籍などから精神世界系の情報を得ている人にとっては、非常に馴染の概念が登場する。


従って、この秋山氏の著作を読んで、トランス・ヒマラヤ密教や、神智学関連書籍で言われていることが納得できるというものも多かった。



秋山氏が乗船した母船は、ジョージ・アダムスキーが経験した葉巻型UFOであり、スペース・ピープルの母星に行くと、その葉巻型UFOが、ビルのように縦にそびえ立って、都市を形成しており、何か環境が変化して、移動が必要になると、都市ごと移動するのだという。


また秋山氏は、別の書籍『Lシフト スペース・ピープルの全真相』(秋山眞人・布施泰和著)において、スティーブン・グリア氏の体験談(『UFOテクノロジー隠蔽工作』スティーブン・グリア著)が全く自分の体験談と同じであると述べて、グリア氏の情報が本物であると太鼓判を押している。







因みに私自身は、ジョージ・アダムスキーの情報と、スティーブン・グリア氏の情報は、真実だと思っている。



そして、秋山氏の情報も真実だと思っているが、一部、理解が困難な情報も含まれている。


例えば、宇宙人には4種類いて、一つは、人間と同じような姿のラットや猿など比較的小さな哺乳類から進化したヒューマノイドタイプの宇宙人と、ペルという一般にグレイと呼ばれる爬虫類から進化した「恐竜の進化形」である宇宙人と、ゲルという犬や熊といった比較的大型の哺乳類から進化し、身長が4メートル以上ある巨人族とも言える巨石文明を持つ宇宙人、そして、昆虫から進化したと見られる昆虫系の宇宙人がいるのだという。



・人間と同じような姿のラットや猿など比較的小さな哺乳類から進化したヒューマノイドタイプの宇宙人

・ペルという一般にグレイと呼ばれる爬虫類から進化した「恐竜の進化形」である宇宙人

・ゲルという犬や熊といった比較的大型の哺乳類から進化し、身長が4メートル以上ある巨人族とも言える巨石文明を持つ宇宙人

・昆虫から進化したと見られる昆虫系の宇宙人



これを読んだ時、私の頭は混乱した。


確かにロズウェルにUFOが墜落した事件では、中に乗船していた宇宙人は、「グレイ」と呼ばれるタイプで、米軍が墜落したUFOを回収して、リバース・エンジニアリングで、ロッキード社などが地球製のUFOを既に完成させたようである。


そうしたことが、スティーブン・グリア氏の『UFOテクノロジー隠蔽工作』の中で言及されていたが、これは本当だと思える。


苫米地英人によれば、レーザー光線の技術など、日常生活で使われている技術で、宇宙人から得たものは沢山あるのだという。


もしグレイというタイプがロボットであるとすれば、何故、あのような外見的に醜い姿のロボットを作らなければいけないのか疑問に思えるが、グレイが宇宙人であるというのであれば、かえって、これは理解できるかもしれない。


秋山氏によれば、この宇宙に存在する宇宙人の大半が、この「グレイ」タイプのペルという宇宙人だという。(これもにわかには信じがたい)




然し、この「グレイ」タイプの他に犬や熊のような顔をしたゲルという宇宙人や昆虫から進化した昆虫系の宇宙人がいるなどというのは非常に信じがたいことである。



何故なら、私の理解では、人間は二足歩行をすることにより、手先が器用に使えるようになったことから、脳を発達させたと思うからである。


技術が科学の発展をもたらすため、人間のように手先が器用でなければ、科学の発展の基盤となる技術を駆使することが出来ないのではないかと思うのである。


つまり、原初の人間において、手先の器用さが道具の制作をもたらし、技術を高めて、それが科学の発展をもたらし、それがまた技術の進歩を促すといったように技術と科学が相乗効果で進歩して来たと思うのだ。


犬や熊がどうやって脳を発達させるような進化を遂げたというのだろうか、また昆虫がどのようにして知性を持つに至ったというのだろうか。



秋山氏によれば、スペース・ピープルは、「未来」の水星、金星、木星などから飛来しており、地球の古代文明の一部は、時空の異なった他の星で今現在も存在し、進化しているのだというのである。


そうしたことを秋山氏は、スペース・ピープルから聞いたそうだ。



この辺りの情報はぶっ飛んでいる感じである。



確かにトランス・ヒマラヤ密教や、神智学関連書籍に通じていれば、時間軸というのは四次元よりも上の次元から見れば、同時に見えるのであり、特に過去から未来に向けて進行しているようには見えないというのはよく言われることである。



未来も現在も過去も同時に存在しているということなのである。



そうした概念に全く初めて出くわす訳ではないが、UFOが未来から来ているなどというのは、全く初めて聞く話である。



ジョージ・アダムスキー全集などにもそうしたことは書いてなかったと思う。



スティーブン・グリア氏の『UFOテクノロジー隠蔽工作』にもそのようなことは書いてなかったと思う。全く初耳である。



宇宙人は、水星、金星、木星などにも住んでいるが、エーテル界に住んでいるので、地球人には見えないというのが、精神世界に普及している最新知識であると思う。



当時、アダムスキーは、スペース・ピープルは、エーテル界に存在しているとは言わなかった為に信用を失ったのであるが、エーテル界に存在しているとなれば、それは理解出来ないことはない。




秋山氏がいう時空の異なる宇宙というのが、エーテル界やアストラル界など、より精妙な世界のことを言っており、そこでは時間の進み方が違うというのであれば、矛盾はしないが、然し、未来から来たというのは、地球の一般人の常識から考えると理解が困難である。




もしかすると、スペース・ピープルがエーテル界に存在しているというのは真実をより単純化し、分かりやすくするために必要だったのであり、秋山氏の情報の方が正しいという可能性もあり得る。



あまりにも飛躍した概念を提示すると、普通の一般人が混乱するので、あえて分かりやすくエーテル界という形で、分かりやすく表現したのかもしれない。



然し、実際は、もっとリアリティーというのは複雑で深いものかもしれない。



そうでなければ、秋山氏の情報が虚偽で、かなり秋山氏の空想などが含まれてしまった可能性を疑わなければならない。



最も『秋山眞人のスペース・ピープル交信全記録 UFO交信ノートを初公開』(秋山眞人著 聞き手・編集 布施泰和)の語り口は、誠実で、真実を口にしている印象が多分にあり、頭脳明晰であり、意図的に騙そうとするような意図があるとは全く思えない。



従って、秋山氏自身は、自分が本当に体験したことを話していることは間違いないと思われる。



然し、秋山氏も気がつかないうちに本当のUFO体験の中にアストラル的な幻惑を付け足してしまったのではないかという疑いが残る。



私などは読み進んでいるうちに秋山氏を信じたかったが、どうしても秋山氏の真実のUFO体験の中にアストラル的な幻惑・錯覚が含まれた可能性を何度も考えてしまった。



これが私の限界なのだと思われる。



もし秋山氏の情報が真実であったとしても、私の頭はそれを受け入れられなかったのである。



例えば、秋山氏が、UFOを何度も目撃したり、スペース・ピープルからUFOの操縦の仕方について訓練を受け、葉巻型の母船に乗ったり、自分が昔住んでいた惑星に母船で訪れて、そこでのスペース・ピープルの生活ぶりを描写した辺りには、非常にリアリティーを感じた。



それらの体験報告は、全く客観的で頭脳明晰であり、非常に信憑性が高い。





然し、読み進めていく上で、4種類のタイプの宇宙人がいるという話や、宇宙人が未来から来ており、時空の異なる宇宙の惑星に地球の過去の文明が移転し、現在でも存在し、進化しているといった話を聞いた途端、私の中で、猜疑心が起動したのである。



それまではアダムスキーや、スティーブン・グリア氏の情報と同じように真実の情報であるとして、受け入れていたが、それ以上の概念は、私の中で、受け入れられなかったようである。



秋山氏の情報は、アダムスキーや、スティーブン・グリア氏の情報よりも更に詳しい内容を伝えるものとなっており、宇宙人や時間や空間に関しての概念が、飛躍している。




その為、もしこれらの情報が本当であれば、これは画期的な追加情報である。




『秋山眞人のスペース・ピープル交信全記録 UFO交信ノートを初公開』(秋山眞人著 聞き手・編集 布施泰和)を読んでから、この内容が全てが真実かどうかについて、考え続けている。




この中の情報は、トランス・ヒマラヤ密教や、神智学関連書籍が言及するUFO、宇宙人情報とは、かなり違っている。




然し、一部の情報については、トランス・ヒマラヤ密教や、神智学関連書籍が伝えている内容を裏付けるものがあったり、より理解するのに役立つ情報などもあるため、非常に興味深い情報であった。






秋山氏の出生チャート

『秋山眞人のスペース・ピープル交信全記録 UFO交信ノートを初公開』(秋山眞人著 聞き手・編集 布施泰和)の末尾の部分(第6章 ミッション地球と地球の未来)に秋山氏が東京に出て来てからのいくつかの出来事が綴られており、それが新興宗教を起ち上げる教祖のような神秘的な体験をしている。


「百人町の赤ひげ」と呼ばれた日本の漢方学界の大幹部の津田要一氏が、新宿駅の改札で待ち構えていて秋山氏にいきなり話しかけて来て、竜のお告げがあって「夕方になったらこのような風体のこのような感じの男子が来る」と言われて、新宿西口の改札口で待っていたという。


秋山氏は驚いて「東京にはこういう人がたくさんいるのだ。このまま誘拐されて臓器を売られてしまうのではないか。きっと何か裏がある。健康な若い男性には誰にでも声をかけて、カモを探しているに違いない」などと色々な考えが頭をよぎったそうだ。


そして、津田要一氏と新宿駅の西にある熊野神社に参拝に行くと、小さい白い竜が、熊野神社の屋根の真ん中からスーっと中に入っていったのが見えたそうだ。


上京する少し前に地元(静岡県)のビク石という山の上で、小さい白い竜のような生き物が東京の方角にビューンと飛んでいくのを見ていたので、それで、その同じ竜が、新宿の西の熊野神社に入っていったので、納得して、「竜が喜んでいます」と津田要一氏に説明したといったエピソードを紹介している。


この体験談にあるような竜神が見えるというのは、典型的に神秘家の体験である。


通常は、UFO体験をする人は、神秘家のような体験をしないし、神秘家は、UFO体験を持たない。


然し、秋山氏の場合、豊富なUFO体験を持つと同時に「竜神」といったアストラル界の住人のようなビジョンも見ている。


これは後で考察するが、秋山氏の出生図において、水瓶座ラグナと強い11室がUFO体験をもたらし、魚座の月が、神秘家としての体験ももたらしたのではないかと思われた。





秋山氏の出生データは、「wikipedia 秋山眞人」に載っており、出生時間は分からないが、いくつかの出来事を検討すると、ラグナは水瓶座ラグナではないかと思われる。

通常、ジョージ・アダムスキーもそうだが、UFOコンタクティーというのは、水瓶座が強調されている。



水瓶座は、国際主義の星座であり、博愛を表わし、国籍、年齢、性別、人種などにこだわらず、誰とでも親しく付き合うことが星座である。


だから水瓶座が強調される人は、他の惑星の住人である宇宙人との遭遇体験や、宇宙人の乗り物であるUFOの目撃体験が与えられるのである。


秋山氏のチャートでは、水瓶座にはケートゥが在住しているが、更に水瓶座がラグナであることで水瓶座が強調されたのではないかと思われる。


水瓶座をラグナに設定すると、11室射手座に惑星が集中するが、11室は、称号や肩書き、高い評価、豊富な人脈などを表わすハウスである。


現在の秋山氏のプロフィールを見ると、UFO体験を積み重ね、出版ビジネスで成功して、今となっては高い評価と称号を確立した成功者である。


著者プロフィール

秋山眞人(あきやま・まこと)

1960年、静岡県に生まれる。国際気能法研究所代表。精神世界、スピリチュアル、能力の分野で研究、執筆をする。世界および日本の神話・占術・伝承・風水などにも精通している。

これらの関連著作は60冊以上。2001年スティーブン・スピルバーグの財団「スターライト・チルドレンズ・ファンデーション」で多くの著名人と絵画展に参加、画家としても活躍している。

映画評論、アニメ原作、教育システムアドバイザーとマルチコンサルタントとしてITから飲食業界まで、様々な分野で実績を残している。コンサルタントや実験協力でかかわった企業は、

サムソン、ソニー、日産、ホンダなどの大手企業から警察、FBIに至るまで幅広い。

現在、公開企業イマジニア株式会社顧問他、70数社のコンサルタントを行う。

大正大学大学院博士課程前期終了(修士)。他にも米国の二つの大学より名誉学位が与えられ、国の内外で客員教授の経験もある。中国タイ国際太極拳気功研究会永遠名誉会長、世界孔子協会より、孔子超能力賞受賞(受賞時の会長は稲盛和夫氏)。


今やUFOコンタクティーとして、また精神世界や能力開発の専門家として、確固とした地位を確立した印象であり、明らかに強い11室の象意が感じられる。


従って、ラグナを水瓶座に設定して、11室射手座に木星、金星、土星が集中する配置とし、ラグナロードの土星が11室に在住する配置にすれば、この秋山氏のプロフィールに合致したチャートにすることが出来る。


水瓶座ラグナで、ケートゥがラグナに在住している配置であれば、宇宙人との深い関係を表わす水瓶座が強調される配置にもなる。


また秋山氏は、1976年の高校生の時に「コンタクティー協会」というスペース・ピープルとコンタクトした人たちの集まりの団体を主宰しており、それが後に発展して、翌77年に「日本超宇宙通信協会」というものを起ち上げて、研究者の人たちと交流したり、地元(静岡県)の仲間のネットワークを作ったりしている。

更に当時、大学生の間で組織された「全日本大学超常現象研究会連合」に高校生のときにリュックサックを背負って出かけていって参加し、UFO問題だけでなく、超能力とか様々な超常現象を扱うようになったという。


また1976年4月29日にある超常現象研究会などが主催する会合にも出席したそうである。


この大学の研究グループには、当時、慶大の学生で、後に「と学会」で有名になる志水一夫氏、懐疑派としてテレビにも登場した東大UFO研究会の藤木文彦氏、東海大学で一番大きな組織を作っていた大谷淳一氏、電気通信大学の関英男博士や日本GAP主宰者の久保田八郎氏、防衛大学の大谷宗司氏といった錚々たる人たちがおり、交流を始めたと記されている。


また静岡県はコンタクティーが多くスペース・ピープルやUFOのデータを集めて、情報交換しているうちに誕生したのが「宇宙人研究協会(OFA)」で1979年ごろには『サラス』(宇宙人研究協会)という機関誌を発行し、それが次に「自由精神開拓団」の発足につながったと記されている。


このように自らサークルを起ち上げたり、サークルに参加したりして、多くの人々と交流してきたという経歴から、11室(交友関係、サークル活動)が強調されているということが分かる。


従って、ラグナは水瓶座ラグナで、ラグナにケートゥが在住し、11室に惑星集中しているという配置なのである。





また『秋山眞人のスペース・ピープル交信全記録 UFO交信ノートを初公開』(秋山眞人著 聞き手・編集 布施泰和)の末尾の部分(第6章 ミッション地球と地球の未来)で、新宿駅西口で、津田要一氏と出会った後の出来事が続くが、新宿のそばのある店で出会った店長の家に下宿させてもらうことになって、その間に就職活動と家探しを始め、2~3カ月経ってから、東京・武蔵小金井に「自由精神開拓団」の仲間三人と計四人で大きな庵のような一軒家を借りたそうである。


そこは昼間からオバケが出るお化け屋敷だったと綴られている。



そして、新宿中央公園のそばの会社への就職が決まって、倒産寸前の会社で、取り立てが来たら、誤魔化して追い返すといったユニークな仕事をしている。


社員がどんどん辞めて、社長も行方不明になっていたが、しばらくしてアメリカから能力開発や教育のノウハウを持って帰って来て、能力開発の本を出したら、それが大当たりして、7年間で、出版部の3人で10億円ぐらい売り上げたそうである。


この大ブレークが射手座に惑星集中する人の上昇である。




この東京に上京した頃が1985年か86年頃で、おそらくマハダシャー水星期に移行した直後なのである。


もし水瓶座ラグナであれば、水星は5、8室支配で9室に在住し、3室(出版)にアスペクトしている。


5室は執筆のハウスであり、水星は出版、文筆の惑星である。




また水星は月からみると4、7室支配で8室に在住している。


水星が8室を支配したり、8室に在住する場合、他人の財力、会社の資金やインフラを使って、ビジネスで成功する配置である。



水星をラグナとすると、3室射手座に惑星集中しているため、それで、この頃、出版で大成功したのだと分かる。


この当時、秋山氏が易を立てた所、六十四掛中の最初の掛である「乾為天」が出たと書いてある。


乾為天は「あっという間に、すべてが通る」という意味だそうだ。





私は秋山氏のラグナを水瓶座のシャタビシャーの第1パダに修正したが、そうすると、ダシャムシャのラグナに水星が在住する配置となる。


従って、マハダシャー水星期に入ってから出版で大成功するというのは、この配置がもたらしたのである。


2、5室支配の水星が、ラグナロードの金星と1-2室で星座交換しており、この水星期に移行するタイミングで、大ブレイクすることは約束されていたのである。



秋山氏は、東京に上京した1986年頃から以下のように立て続けに本を出版して、それが全て能力開発の本であり、このタイミングで大成功した様子がよく分かる。


これは5室支配のマハダシャー水星期がもたらしたのである。



超能力開発マニュアル(朝日ソノラマ)1986年07月
超魂(トレンド出版)1987年04月
超自己を発見する大成功のテクニック(トレンド出版)1987年12月
愛情を得るための超能力(ボストン・クラブ)1988年07月
成功と財力向上のための超能力(ボストン・クラブ)1988年07月
健康コントロールのための超能力(ボストン・クラブ)1989年02月
秋山真人の語りあかそう超能力(三交社)1990年03月
UFOと超能力の謎(日東書院)1990年12月
超能力者への道(きこ書房)1991年02月
超能力への挑戦(集英社)1991年07月 ※カセットテープ付文庫。音楽:宮下富実夫
驚異の偶然の一致(二見書房)1994年06月
気を啓く(ハートピア計画)1994年09月
超能力おもしろ実験室(河出書房新社)1995年04月
奇跡の超能力者(竹書房)1995年05月
大教祖様養成講座(イーハ・トーヴ)1995年05月
新新宗教完全解読マニュアル(ジュピター出版)1995年07月
超能力と人体の不思議関係(雄鶏社)1995年09月
気で心と体が変わる(TBSブリタニカ)1995年09月
心のコリをほぐす本(ジュピター出版)1995年10月
マインドストリップ(幻冬舎)1996年05月
潜在能力開発法(ごま書房)1996年07月
運命を変える気能力(元就出版社)1997年02月
第六感の法則(ごま書房)1997年03月
私は宇宙人と出会った(ごま書房)1997年04月
占いで心を癒す(ほるぷ出版)1997年04月
報道できなかった偶然の一致(竹書房)1997年06月
成功脳をつくるための実践イメージトレーニング法(ごま書房)1997年07月
第六感で生きる(サンマーク出版)1998年02月
癒される人生は必ずある(ごま書房)1998年07月 ※共著:江戸稔
物の気の超開運学(新星出版社)1998年09月
燃える人生の創造(ごま書房)1998年11月
フェアリーキティの開運辞典(サンマーク出版)1998年12月
結婚恐怖症(キルタイムコミュニケーション)1999年01月 発行
学校恐怖症(キルタイムコミュニケーション)1999年10月 発行
遠隔透視術(PHP研究所)1999年11月
超能力ふしぎな大実験(青春出版社)1999年12月
秋山眞人の優しい宇宙人(求龍堂)2000年10月 ※共著:坂本貢一


・・・(略)・・・・


(wikipedia 秋山眞人より引用抜粋)


そして、これ以外の出来事として、結婚したエピソードも記されている。


秋山氏の本を読んだと言って、新宿中央公園のそばの会社の編集部に訪ねてきた女性と、結婚したそうである。


デートの約束をしたその日の朝、秋山氏は、朝から体が痙攣するくらいガクガクと力が抜ける症状が出たそうである。


隣の病院で受診すると、黄疸が出ており、肝臓疾患であると告げられ、地元静岡の病院に入院することになったそうだ。


女性は新幹線に乗って静岡の病院まで駆けつけてくれたそうだ。


それで、病室で意識を失って、二三日して意識を取り戻すと、女性の母親と秋山氏の両親がベッドのそばで結婚の話を進めていたという。


非常に興味深いエピソードである。


おそらく水星がラグナから8室の支配星、月から7室支配で8室に在住しており、8室が強調されている為、配偶者の母親と自分の両親が、勝手に結婚話をまとめたのではないかと思われる。


家同士の結婚に近い形である。



そして、私はこのエピソードからナヴァムシャのラグナを射手座に設定した。



射手座に設定すると、出生図のラグナは、シャタビシャーの第1パダになるが、シャタビシャーは無駄なおしゃべりを好まない精神世界の住人であるから、秋山氏のパーソナリティーに一致している。


射手座をラグナとすると、やはり出生図と同じように11室に惑星集中し、7、10室支配の水星が5室に在住するが、この水星期になると同時に就職が決まり、出版で成功したのは、10室支配の水星が5室に在住して、9室支配の太陽と相互アスペクトなどして、9-10のラージャヨーガを形成するなどしている為である。(射手座ラグナにとっての水星と太陽のコンビネーションは最高のヨーガカラカである)


そして、水星は7室の支配星でもあるため、それで、この水星期に結婚したものと思われる。


水星は、7室支配で5室に在住している為、秋山氏の本を読んだ女性が尋ねて来て、デートの約束をしたといったエピソードから分かるように恋愛結婚である。


そして、それと同時進行で、秋山氏が、肝臓を患ったのは、水星がマラカの7室の支配星で、2、3室支配のマラカの土星と6、11室支配のマラカの金星からアスペクトされて傷ついているからである。


出生図の水星は、致命的な病を表わす8室の支配星で、月から見たマラカの7室を支配し、8室に在住しているが、天秤座のヴィシャーカー(木星)に在住している。


水星が在住しているヴィシャーカーの支配星である木星は、2、11室支配のマラカで、土星とコンジャンクトし、火星からアスペクトされて傷ついている。


木星をラグナとすると、2、3室支配のマラカの土星と、6、11室支配のマラカの金星とコンジャンクトし、更に12室支配の火星からアスペクトされている為、肝臓の表示体である木星は激しく傷ついていることが分かる。


また水星は天秤座に在住しており、ディスポジターの金星は、月から見た3、8室の支配星であるが、11、12室支配のマラカの土星、2室支配の火星と共にラグナロードの木星を傷つけている。


従って、この天秤座及びヴィシャーカーに在住する水星期に肝臓疾患に苦しんだことが分かる。


但し、この肝臓疾患をスペース・ピープルが寝ている間に治療してくれたと秋山氏は本の中で書いている。



出生図のラグナから見て、傷ついた木星には9室支配の金星がコンジャンクトしているが、それが治療をしてくれた宇宙人の表示体かもしれない。



このように秋山氏の著作に示された過去の経歴をリサーチした所、ナヴァムシャのラグナまで特定できたようである。



何故、私がこのように秋山氏のラグナの特定に情熱を燃やしたかと言えば、秋山氏の超能力がどんな惑星配置に由来するものなのかを特定したかったからである。



秋山氏のUFO情報、宇宙人情報の真偽をチャートの惑星配置から検証したかったということが出来る。



実際の所、秋山氏のナヴァムシャの配置は、非常に強力であり、金星、土星がムーラトリコーナや高揚の配置であり、木星も高揚して、定座の月とコンジャンクトして、ガージャケーサリヨーガを形成している。



木星が高揚して、月が定座に在住しているので、かなり強力なガージャケーサリヨーガ(学者のヨーガ)であり、永続する名声、記憶力などを表わしている。



この射手座から見て8室で形成されるガージャケーサリヨーガの強い月と木星が、シッディ(超能力)を表わしていると思われる。


然し、この蟹座で形成される強力なシッディの能力は、有能だが、かなり個性的なものになると思われる。



この配置は、メッセージが夢やイメージ、ビジョンなどでもたらされる配置であり、シンクロニシティーを敏感に感じ取る配置と言ってもいいかもしれない。


秋山氏の最近の著書『シンクロニシティ「意味ある偶然」のパワー(成甲書房)』(2017年1月)なども、シンクロニシティーの事例が豊富に載っている良書だが、こうした感性はこの強いナヴァムシャの8室から来ていると思われる。


但し、蟹座は水の星座で、感情、情緒の星座であり、どのくらいアストラル的なものが混じっているのかという所が問題である。



また金星と土星がムーラトリコーナと高揚で、非常に強力であるが、太陽は減衰していて、ディスポジターの金星とコンジャンクトしている為、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している。


どこかで見た配置と思えば、ビルゲイツの出生図の配置と同じである。



また月から見て、木星、土星、金星は、ケンドラで定座以上の強さを持っている為、ハンサヨーガ、シャシャヨーガ、マラヴィアヨーガを形成している。


安倍晋三の出生図の配置と似ている配置でもあると言える。





現在、秋山氏は、2007年9月頃からマハダシャー金星期に移行しており、youtubeなどでも情報発信しており、すっかり華やかな雰囲気に変わっている。


もはやUFOコンタクティー、スピリチャルの専門家としての地位が確立したようである。


秋山氏のUFO情報について懐疑的な雰囲気というものはなくなっており、時代が全く変化して好奇心を持って検討される対象となっている。



今回、『秋山眞人のスペース・ピープル交信全記録 UFO交信ノートを初公開』(秋山眞人著 聞き手・編集 布施泰和)と、『Lシフト スペース・ピープルの全真相』(秋山眞人・布施泰和著)を読んだ感想として、この記事を書いたが、これらの本の体験談は、非常に興味深い内容である。



これらの著作において、聞き手、編集を務めた布施泰和氏の経歴も非常に興味深い。


1958年、東京に生まれる。英国ケント大学で英・仏文学を学び、1982年に国際基督教大学教養学部(仏文学専攻)を卒業。
同年共同通信社に入り、富山支局在任中の1984年、「日本のピラミッド」の存在をスクープ、巨石ブームの火付け役となる。
その後、金融証券部、経済部などを経て1996年退社して渡米。ハーバード大学ケネディー行政大学院とジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)に学び、行政学修士号と国際公共政策学修士号をそれぞれ取得。帰国後は専門の国際政治・経済だけでなく、古代文明や精神世界など多方面の研究・取材活動を続けている。
『竹内文書と平安京の謎』『「竹内文書」の謎を解く』『「竹内文書」の謎を解く②-古代日本の王たちの秘密』『不思議な世界の歩き方』(以上、成甲書房)、『誰も知らない世界の御親国日本』(ヒカルランド)など著書多数。秋山氏との共著では『Lシフト スペース・ピープルの全真相』(ナチュラルスピリット)、『シンクロニシティ「意味ある偶然」のパワー』『神霊界と異星人のスピリチャルな真相』『あなたの自宅をパワースポットにする方法』(以上、成甲書房)、『楽しめば楽しむほどお金は引き寄せられる』(コスモ21刊)などがある。


ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)に学び行政学修士号と国際公共政策学修士号を取得するなど、国際政治・経済の学問を追求していたかと思えば、古代文明・精神世界の追求にも関心を持つ、興味深い人物である。





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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 懐かしいですね。水瓶座惑星集中の自分も、昔はアダムスキー全集を買い集めたもので、UFO・スペースピープル・スーパーサイエンスという言葉に胸が踊ります。
    確かにその中には、テレパシー、平和的平等社会、一瞬で人に健康がもたらされる装置など、美しい天秤座的理想社会が描かれており、近いうちにこの地球もそうなってほしいと切に願ったものでした。記憶によればあと数年後にはスペースピープルが世に公表されると見た気がしますが、どうなんでしょうね。

    氏を知りませんでしたが、私もご紹介文を見た限りでは氏の話は非常に面白いと思いましたが一部の非論理的部分には懐疑的で、月ラグナの魚座から見ると、八室の天秤座的な頭の良い人物から何か情報を信じこまされてしまった印象を受けました。
    • コメントありがとうございます。
      信じる信じないは別として興味深い本ですので、是非、一度、手に取って読んでみて頂ければと思います。
      どこまで信じてよいのかミステリアスな情報です。

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