大川隆法は、最初の妻であった大川きょう子(木村恭子)との間に5人の子供(男子3人、女子2人)に恵まれている。
長男:大川宏洋 長女:大川咲也加 次男:大川真輝 三男:大川裕太 次女:大川愛理沙 |
そして、2012年に大川きょう子と離婚し、同年、教団職員で、総裁補佐などを務めていた近藤紫央(大川紫央)と再婚している。
大川隆法の2000億円とも言われる遺産の行方だが、まず、この後妻の近藤紫央(大川紫央)に50%が行き、残りの50%を子供たち5人で分配することになる。
この後妻の大川紫央との間には、子供は恵まれなかったようで、大川紫央と義理の子供たちの関係は良くないようである。
普通に考えると、前妻の5人の子供たちは、父親が晩年になってから再婚した相手のことはあまり良く思わない。
よくある話としては、前妻と死別した後、寂しさから水商売風の若い女性を連れて来て、再婚するようなケースで、父親が遺産狙いの若い女性に騙されたと、子供たちは憤る。
大川紫央の場合は、10年前に再婚している為、そこまでではないかもしれないが、ニュースによれば、近藤紫央と子供たちの間には早速、内紛が起こっているという。
そうしたことで、大川紫央のチャートに興味を持った。
出生データは、ネットで見つかった為、出生図を作成してみたが、種々検討した所、おそらくラグナは乙女座ではないかと思われる。
何故なら、大川隆法の急死によって、莫大な金額を相続する見込みが出て来たからである。
乙女座ラグナであれば、木星がまもなく牡羊座に移動する現在において、木星は既に牡羊座8室へのトランジットの効果を発揮しており、水瓶座から土星がアスペクトして、8室にダブルトランジットしており、その8室には出生のラーフが在住し、ラーフがリターンしている状況である。
従って、遺産相続のタイミングである。
また乙女座ラグナであれば、結婚した2012年のトランジットを見ると、結婚を説明することができる。
例えば、2012年1月初めは、木星が8室を通過し、土星が2室を通過して、結婚生活の2-8軸にダブルトランジットが生じている。
既に2010年頃から、前妻の大川きょう子元夫人とは、離婚協議中で、既に結婚は内定していたかもしれない。
大川隆法が、総裁秘書として、事実上のパートナーとして、近藤紫央(大川紫央)をあちこちの外出時に連れまわしていた可能性がある。
2012年5月18日の時点で、木星は9室に移動して、ラグナと7室の支配星にアスペクトし、土星はラグナから7室にアスペクトして、1室と7室にダブルトランジットしている。
2012年10月5日の段階では、木星が牡牛座で逆行し、土星が天秤座に移動することで、再び結婚生活の2-8軸にダブルトランジットが生じている。
従って、乙女座ラグナであればこのタイミングで結婚したことがよく説明できる。
乙女座ラグナであれば、5室支配の土星が5室にアスペクトバックし、そこに法律を表わす木星が在住している。
大川紫央は、早稲田大学法学部卒で、5室での土星と木星の絡みは、法律の専門教育を表している。
そして、卒業後は日本銀行に1年勤めた後、幸福の科学の本部に入っている。
何故、幸福の科学の本部に入ってたのか、元々信者だったのか、その辺りははっきりしないが、ちょうどダシャーは、太陽期である。
2008年3月:早稲田大学法学部卒業・・・太陽/火星 2008年4月:日本銀行に入社・・・・・・太陽/火星 2009年:幸福の科学の職員へ・・・・・太陽/ラーフ or 木星 |
太陽は、1、10室支配で、1室でバドラヨーガを形成する強い水星とコンジャンクトし、月から見ると、太陽は9室支配で、7、10室支配で10室でバドラヨーガを形成する水星とコンジャンクトして、9-10、7-9のラージャヨーガを形成している。
この配置があった為に日本銀行に入社したと思われるが、その後、幸福の科学の本部へもおそらく幹部候補として、入ったのではないかと考えられる。
射手座ラグナにおける9室支配の太陽と10室支配の水星のコンビネーションは、最高のヨーガカラカと考えられており、またしばしば経理や会計において、優れた才能を発揮する配置である。
日本銀行に入社したという経歴もこの配置から納得できる。
そして、マハダシャー太陽期の最後のアンタルダシャーである太陽/金星期に結婚したのである。
太陽はラグナ(7室から見た7室)に在住し、ラグナロードの水星とコンジャンクトし、金星は結婚の表示体である。
ナヴァムシャのラグナはまだ検討の余地があるが、水瓶座だとすると太陽は7室の支配星で、金星は4、9室支配のヨーガカラカで、2、11室支配の木星とコンジャンクトして、非常に強い4室になっている。
しばしば4室の在住星や支配星の時期に結婚するが、結婚すると家を所有したり、家庭を持つからである。
これは巨大な宗教団体に入ることによって、生活が安定し、また教祖の結婚相手となることによって生活が安定するという配置で、結婚のタイミングとしては納得できる。
然し、水瓶座ラグナに設定すると、次の10年間は、月期になるが、主にこの月期が、大川隆法と結婚生活を送ってきた時期である。
この時期が6室支配で6室に在住する月期になってしまう。
従って、これではおかしいため、ナヴァムシャのラグナを山羊座に設定するなどして、色々試しているが、あまり上手く行っていない。
仮に月期に結婚生活を送って来たのであれば、大川紫央の結婚生活は、上司であり、夫である大川隆法に献身し、サービスをする日々であったかもしれない。
因みに大川隆法は、大川紫央に対して、癒されると評価し、相性も良かったという。
ラグナが乙女座ラグナであれば、牡牛座ラグナである大川隆法とは、5-9の関係になり、師弟関係で、相性は良くなり、このことが説明できる。
大川紫央は、総裁補佐として、大川隆法の身の回りの世話をしていたようで、結婚した後もそれが続いていたのであれば、ある意味では、結婚生活というのは、サービス労働であったと考えてもいいのかもしれない。
因みに乙女座ラグナであれば、10年間、子供が出来なかったのは、子供の表示体である木星が5室で減衰して、逆行し、6室支配の土星からアスペクトされていたり、5室支配の土星が、3、8室支配の火星からアスペクトされている為である。
ダシャーロードの月は、子供を損失する4室(5室から見た12室)に在住している。
タプタムシャを見ると、月は5室の支配星だが、12室に在住し、土星と火星のアスペクトを受けている。
こうした説明が正しければ、大川紫央は、2023年5月からマハダシャー火星期を迎えることになる。
火星は3、8室の支配星で、まさに遺産相続を表しているが、12室に在住して、8-12のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。
これは配偶者の財産を損失する配置であるが、一方で、悩みの種や災いが損失する配置でもある。
そして、火星は、5、6室支配の土星と相互アスペクトしており、これは義理の息子たちとの遺産相続に関わる揉め事を表しているかもしれない。
火星は、月から見ても5、12室の支配星で、6、11室支配の金星とコンジャンクトして5-6の絡みを形成し、5室の支配星は傷ついている。
従って、乙女座ラグナで正しければ、マハダシャー火星期に移行したタイミングで、義理の子供たちとの遺産相続争いに巻き込まれることを表わしている。
因みに宗教団体は、基本的に家制度であり、家長が死亡した場合、後継は血のつながりのある子供に引き継がれるのが普通である。
長男の宏洋氏は、まず第一候補だが、自分が後を継いだら、教団の資産を全て売り払うと公言しているような人物であるため、跡継ぎになるのは現実的ではない。
長女の大川咲也加が次の候補となるが、適性の問題もあり、信者からの人気がある後妻の大川紫央と、長女の大川咲也加の争いとなる可能性が高い。
信者間でも後妻の大川紫央を擁立する派閥と、長女の大川咲也加を推す派閥に分かれる可能性がある。
8室支配の火星が12室に在住し、ヴィーパリータラージャヨーガを形成した上で、5、6室支配の土星と相互アスペクトする配置がどのように発現するかなど、今後の動向が注目される。
コメント