小山田圭吾について - 追いかけてきた過去のカルマ -

最近、小山田圭吾のことが話題になっている。


五輪組織委員会からオリンピックの開会式の作曲の担当者に選ばれていたが、過去の『ROCKIN’ON JAPAN』1994年1月号のインタビューで、他の学生に対して「排泄物を食べさせる」「自慰行為を強要する」等のいじめに参加していたと語っていたり、『Quick Japan』第3号(1995年8月1日発行)のインタビューで、小学校時代からの同級生の障害者生徒を対象とした「段ボール箱や跳び箱などに閉じ込める]「マットレスでぐるぐる巻きにした上に飛び蹴りする」「バックドロップや脳天砕きを行う」などのいじめや暴行に関与していたことを語っていたことが問題となり、障害者団体からの抗議などもあって、本人が辞任を申し入れる形となっている。

私は、小山田圭吾が、ミュージシャンであることすら知らず、この事件にもあまり関心がなかったが、色々話題にする方が多いため、遂にチャートを作成してみた。




蠍座ラグナ


直ぐに思ったことは、小山田圭吾は蠍座ラグナではないかということだった。



それで、ラグナの修正を行なってみたが、12:00で作成すると、月は牡牛座で、ラグナから見て火星が6室に在住している場合、典型的なサディストになる為、月ラグナは、牡牛座で正しいように思われた。







然し、月を牡牛座にして、ラグナを蠍座に設定すると、1月27日を過ぎて、1月28日0時を回ってしまう。



従って、12:00から時間を遡らせる形で、蠍座ラグナに設定すると、月が牡羊座に移動してしまう。



そこで、悩んだが、実は、出生したのは、1月28日0時を回っており、それを1月27日にした可能性もあるのではないかと考えている。(可能性としては小さい)



あるいは、月は、牡羊座に在住していると考えるかのどちらかである。





結婚と子供の誕生


wikipediaによれば、2000年にミュージシャンの嶺川貴子と結婚し、同年11月2日に長男が誕生したと記されている。




2000年のトランジットを見ると、2000年6月から木星と土星が牡牛座をトランジットし、7室にダブルトランジットしている。






従って、結婚のタイミングが説明できる。


そして、結婚した時に牡牛座に木星と土星がトランジットしていれば、9室支配の月に対して、木星と土星がダブルトランジットする為、11月2日での出産も説明できる。





また5月までは、木星と土星は牡羊座をトランジットしていた為、仮に月が牡羊座にあったとしても9室の支配星に対して、ダブルトランジットが生じており、子供の誕生のタイミングは説明出来る。




仕事の中断の理由


蠍座ラグナに設定すると、10室支配の太陽が3室に在住し、8、11室支配の水星がコンジャンクトしている。


そして、この絡みには、更に6室支配の火星がアスペクトして、3室で、6-8の絡みが形成されている。


これが以前のインタビュー記事で、犯罪的な暴力を自慢げに述べた配置であり、それがメディアにも掲載された理由だが、同時にこれは現在、メディアから凶弾されている理由にもなっているように思われる。


この10室支配の太陽と8室支配の水星の絡みが、五輪組織委員会という実質的に政府からオファーのあった仕事が、中断に追い込まれた配置であり、この10室支配の太陽に土星がトランジットし、木星も水瓶座で逆行して、一つ前の山羊座にかかって、山羊座にダブルトランジットが形成された為に6-8-10の絡みのカルマが噴き出したことを意味している。





非常に興味深いことに2021年7月14日までは、五輪組織委員会は、開会式の作曲担当者は小山田を含む4名であると発表していたのである。


然し、7月15日に各メディアが、小山田圭吾の過去のインタビューを報じた為、7月19日に本人が辞任する形になっている。



木星は、6月20日までは水瓶座で順行していたが、6月21日から逆行を初めて、山羊座に完全に戻るのが、9月14日である。



従って、7月15日というのは、山羊座に木星が戻るちょうど2ヶ月前である。



以前から木星や土星は星座を移動する2ヶ月前から効果を発揮し始めることを確かめて来たが、ちょうどそうしたタイミングに合致している。



木星が水瓶座で順行している間は、小山田圭吾に作曲を任せる流れで順調に進んでいたのだが、木星が逆行し始めて、それが頓挫した形である。




5室のラーフと金星 -ロックミュージシャンの配置-


月は牡牛座で、ラグナを蠍座に設定すると、例えば、5室に在住するラーフは、ロックミュージシャンの典型的な配置である。





5室は音楽のハウスで、金星は音楽の表示体で、5室に在住する形になる。


またそこに土星が在住しているが、この土星が在住することも、シンセサイザーなど電子機器を駆使して、楽曲を作成する配置と考えると納得できる。




6室の火星 -サディストの典型的な配置-


月から見て6室の火星はサディストの配置と冒頭で述べたが、ラグナから見ると、ラグナロードの火星が12室に在住して、6室にアスペクトバックする形になる。


この配置もラグナから6室にあたかも火星が在住したかのような配置となり、サディスティックな配置となる。



従って、月が牡牛座ラグナで、ラグナが蠍座であると、暴力を自然に表現してしまうサディストの配置となる。



通常、6室に凶星が集中していたりする場合、虐めの加害者になったりする配置である。



以前、いじめ問題の加害者側として学校から呼び出しをくらったお子さんのチャートを見せてもらったことがあったが、6室に火星、太陽など、凶星が惑星集中していた。



月が牡牛座であれば、8、11室支配の木星が5室に在住して、ラーフ/ケートゥ軸と絡み、土星からのアスペクトを受ける為、道徳的判断能力や識別力に問題が出てくると考えられる。





それでは、まずは、出生したのは1月28日の0時を回った深夜であると大胆な仮説を展開して、それで検証してみるが、結婚したのは、2000年である為、ラーフ/金星期、もしくは、ラーフ/太陽期である。


通常は、結婚する前に少し交際したりするため、ラーフ/金星期に出会い結婚したと考えると納得できる。


ラーフは、出生図の5室に在住して、7室支配の金星とコンジャンクトしている。



そして、今回は、ラグナをジェーシュタの第1パダに設定し、ナヴァムシャのラグナを射手座に設定した。



そうすると、ナヴァムシャでラーフは10室に在住しており、ディスポジターの水星は7室支配で7室に在住している為、結婚のタイミングである。


金星は6室支配で8室に在住している為、ヴィーパリータラージャヨーガとなり、喧嘩などはあるかもしれないが、結婚する配置となる。



そして、現在のダシャーは、土星/土星期となり、土星は5室支配の木星や5室に絡んで、音楽の作曲活動を中断に追い込んだと考えらえる。



そうすると、土星期は、これからまだ19年間続く為、今回の出来事をきっかけに小山田圭吾のミュージシャンとしての活動は大きく影響を受けるはずである。



今回はナヴァムシャのラグナを射手座に設定して、ダシャムシャのラグナを8室に在住する形にした。



そうすれば、土星期で、キャリアが中断することが説明できる。



土星は3、4室の支配星でメディアの3室を支配している為、メディアによって過去の虐めの記事を暴露され、作曲活動の中断に追い込まれたと理解できる。



土星は2室や2室の支配星にアスペクトして、収入を制限し、5室に在住し、5室の支配星にアスペクトすることで、作曲活動の中断をもたらしたと考えられる。



そして、11室にもアスペクトしている為、評価にも傷をつけてしまったのである。




因みに仮に月が牡羊座であったとしてもトランジットの配置から結婚や子供の誕生は説明することができる。



ダシャーは変化するが、結婚したのは、ラーフ/水星期になり、離婚した2012年は、木星/土星期となる。





火星期の暴力 -壮絶な虐め-


出生したのが、1月28日の0時を回った深夜であるなら、1978年の9歳ぐらいから火星期に移行し、この時期に虐めを行なっていたことが説明できる。



つまり、月から6室に在住し、ラグナから見て6室の定座にアスペクトバックするサディスティックな火星のダシャーの時期である。







1978年(9歳)~1985年(16歳)まで、マハダシャー火星期で、虐めを行なっていた小学校高学年から中学にかけた期間が、この時期にぴったりと一致する。



火星はナヴァムシャでは、牡羊座に在住して、チャンドラマンガラヨーガを形成し、強力である。




ミュージシャンとしての成功 -ラーフ期と木星期-


もし蠍座ラグナであれば、1985年8月(16歳)からラーフ期に移行し、2003年8月(34歳)から木星期が続き、ラーフのディスポジターは、木星で、木星は5室支配で、11室に在住している為、かなり、音楽活動で、幅広い人脈を築き、活躍し続けたことは理解出来る。




1992年よりレコードレーベル「トラットリア (Trattoria Records)」を主宰する。その活動は、作品発表の場を求めるミュージシャンと新たな音楽を求める聴衆の掛け橋として機能した。小規模のレーベルによる作品の頒布はそれまでにも存在したが、このレーベルは新しい潮流の軽音楽を、単に一部の熱狂的な聴衆に提供するにとどまらず、全国の一般的な聴衆に広く頒布することを可能にした。2002年にこのレーベルは終了したが、その活動期間は10年にわたり、250の作品をリリースした。

(wikipedia 小山田圭吾より引用抜粋)


1992年辺りのラーフ/土星期からレコードレーベルを組織し、10年間に渡って、250の作品をリリースしたというのは、ラーフのディスポジターが、5室支配で11室に在住し、5室にアスペクトバックする木星だからである。



だからこの時期に沢山の作品をリリースすることができ、レコードレーベルを主宰するという形で、影響力を行使できたのである。


土星は、4室の支配星で、5室支配の木星と相互アスペクトして、ラージャヨーガを形成し、4室支配の土星は、団体の組織化などを表わしていると考えられる。


その後、2003年8月から木星期に移行した後も以下のように音楽界では活躍し続けている。





例えば、2009年9月からのオノ・ヨーコと息子ショーン・レノンらと共にYOKO ONO PLASTIC ONO BANDのバンド名義で活動開始と書かれているように知名度の高い、有名人と共にコラボレートできるのは、11室が強い場合に限られる。



5室支配の木星が11室に在住し、11室の支配星にアスペクトしているのでこれが可能になっているのである。



ちょうどこのオノ・ヨーコとコラボレートしたのは、木星/水星期であり、木星は11室に在住し、水星は11室の支配星であり、両者はトリコーナの関係で、木星が水星にアスペクトして絡んでいる。



この時期に11室の象意が強力に顕現したと理解できる。




2003年よりNHK-FMにおいて『小山田圭吾の中目黒ラジオ』を放送。夏と冬(元旦)の年2回のレギュラー番組で、毎回このために製作されたDJミックスが1時間弱放送される。

2003年 – 2005年に、V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館/ロンドン)で行われた展覧会「Shhh…」への楽曲提供や、バービカン・アートギャラリー(ロンドン)で行われたJAM展などへの映像作品の出展、世界最大の映像の祭典「RESFest」にノミネートされたミュージッククリップ「DROP (DO IT AGAIN)」が、ベストオーディエンス賞を受賞するなど、音楽はもとより映像作品の制作など、幅広い活動を展開している。

2006年、アルバム『SENSUOUS』の発表とともに4度目のワールドツアー“SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW”を開始。公演の際には“THE CORNELIUS GROUP”とのバンド名義で活動。海外ツアーのオープニングアクトにはホーリー・ファックを迎えた。またビースティ・ボーイズとのツアーも開催。

2008年、NHK-BShiにてワールドツアーの特集番組『小山田圭吾の中目黒テレビ?コーネリアス・ワールド・ツアー 2006-2008』が放送された。日・米・欧・豪でのツアーの模様が伝えられた。また、映像作品集『SENSURROUND + B-Sides』が、アメリカ「第51回グラミー賞」最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞にノミネートされた。

2009年9月より、オノ・ヨーコと息子ショーン・レノンらと共にYOKO ONO PLASTIC ONO BANDのバンド名義で活動開始。

2011年1月より、女性ヴォーカルSalyuの多重録音をコンセプトとした「salyu × salyu」の活動を開始。小山田全面プロデュースによるコラボレーションアルバム『s(o)un(d)beams』のリリースとともに、全国ツアーを開始。翌年開催されたバルセロナのソナー・フェスティバルやロンドンの「JAZZ CAFE LONDON」には、”Conrlius presents salyu x salyu”として出演した。
2013年よりNHK-FMにおいて『小山田圭吾の新町ラジオ』を放送。

2015年3月、長男の小山田米呂がギタリストとして参加する和光学園に通う中学生バンド「Sure Shot」がファッションブランドPRETTY GREEN青山店でライブ開催。

2015年8月、新曲を含めた自選ワーク集『Constellations Of Music』発売。

2016年1月、高橋幸宏、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井らと共に結成したバンドMETAFIVEとして、アルバム『META』を発売。6月にリマスター盤『FANTASMA』のLPを海外リリース。8月には新ベーシストに大野由美子(Buffalo Daughter)を迎え、8年ぶりとなるアメリカツアーを行った。ロサンゼルス公演にはBeckがサプライズ出演する一幕もあった。

2017年6月、10年半ぶりのスタジオ・アルバム『Mellow Waves』の発表を前に、7インチシングル『あなたがいるなら』、『いつか/どこか』を発売。また、『Mellow Waves』リリース・パーティおよび全国ツアー、FUJI ROCK FESTIVAL ’17、ライジング・サン・ロックフェスティバル、SWEET LOVE SHOWERに出演した。9月、「夢の中で」を7インチ・シングルカット。10月、Beckの日本武道館公演にゲスト出演。

2018年1月、『Mellow Waves』のLP、カセットを海外リリース。2月にヤン富田とのライブ、3月にメキシコ(NRMAL Festivalのヘッドライナー)・北米ツアーを、また『デザインあ2』オリジナルサウンドトラックのリリース、5月にSpotifyのオリジナルプログラム『Spotify Singles』よりDrakeのカバー「Passionfruit」をリリース、またCircle’18のヘッドライナー、6月にイギリスのField DayとスペインのSonar Music Festivalに出演、また「音のアーキテクチャ展」のために書き下ろされた新曲「Audio Architecture」を配信と会場限定で7インチepリリース、7月に『デザインあ3』オリジナルサウンドトラックのリリース、8月にSONIC MANIAと、東京JAZZに出演、9月には『Mellow Waves』のLP国内盤と『Mellow Waves』以降に作られた楽曲で構成された編集盤『Ripple Waves』をリリース、10月から国内ホールツアーおよび台湾、香港での初ライブ、またバンコクでのライブを開催した。11月に「MUTEK.JP 2018」に出演した。北米ツアーの際には、米ラジオ局「NPR」の人気企画「Tiny Desk Concerts」に出演した。また4月からα-STATION『FLAG RADIO』のレギュラーDJを隔月で担当している。3月から5月にかけて富山県美術館、7月から10月にかけて日本科学未来館にて開催された「デザインあ」展の、6月から10月にかけて21_21 DESIGN SIGHTで開催された「音のアーキテクチャ展」の音楽を担当している。


(wikipedia 小山田圭吾より引用抜粋)



因みに2019年からの活動内容を見ると、非常に興味深いのだが、2019年3月~9月までの活動は順調にこなしているが、2019年10月のJAM2019というイベントへの出演予定が台風で中止になっている。


また2020年に入って、4月に「SYNCHRONICITY 2020」に出演予定であったが、2019新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になっている。







2019年8月頃から、マハダシャーが土星期に移行しており、それで、イベントの中止が相次いでいるのである。



今回の不祥事で、彼の過去の虐め問題がメディアに大々的に取り上げられ、オリンピックの楽曲担当から辞任するという不名誉な結果となったことにより、今後、音楽イベントへの出演が、軒並みキャンセルされる可能性が出て来ている。



まだ土星期が始まったばかりだが、マハダシャー土星期のセカンドアンタルダシャー以降、この今回の不祥事がもはや変えることのできない程のダメージとして、彼の音楽活動の足を引っ張る可能性が出てきた。



正に過去において行ったカルマが、今生の間に返って来たケースである。



原因の根本はもっと過去世に遡るのかもしれないが、SNSで以前から批判の声が上がっていたり、障害者団体からの抗議の声明などもあったように明らかに過去に行なった行為の結果を刈り取る形になっている。



マハダシャー土星期は、そうした過去のカルマが追いかけてくる時期である。



土星期が終わるまでは、それから逃れることは出来ない。






出生日時について


今回は、私は、大胆にも小山田圭吾のwikipediaに掲載されている1969年1月27日は間違いで、1969年1月28日が正しいのではないかと主張している。


出生日時は、1969年1月28日 2:56 付近に設定すると、小山田圭吾の過去の出来事を上手く説明出来そうな気がするのである。



但し、これは思い違いで、同じ蠍座ラグナであっても、月が牡羊座に戻る1969年1月27日 2:56付近である可能性もある。



ただ1969年1月27日 2:56付近に設定すると、現在、マハダシャー土星期にならない為、今回の不祥事が説明しにくい。



因みに27日という数字は、吉祥な数であり、足すと9になる。



然し、28日の場合、足すと、10になり、1+0で、最終的に1になってしまう。



1は、力やパワーを表わし、また8は現実的な力を意味し、10のように0が付く数字は、数秘術的に言えば、不吉な数値である。



従って、不吉な日に生まれたことを好まない人が、前日生まれに変えてしまうというのは、あり得るのではないかと思われる。






ラグナは、蠍座のジェーシュタに設定したが、ジェーシュタは二面性があり、表の顔と裏の顔があり、世俗的な事柄を溜め込んでいて、世知辛い、老獪な知恵を溜め込んでいる。



内面に激しい怒りを溜め込んでいるナクシャトラと言われる。



寡黙な印象で、半分隠者のように世間から退いている人物である。



不吉なナクシャトラと評価される場合も多く、社交的で華があるアヌラーダとは違っている。



そうした意味で、ラグナのナクシャトラをアヌラーダではなく、ジェーシュタの第1パダに設定した。



然し、実際、小山田圭吾の性格や人物をよく知っている訳ではないので、間違っている可能性もあるが、写真から見た印象からすると、ジェーシュタではないかと思われる。



見た目には一切表さないが、内面に悪意と暴力性を抱え込んでいる印象である。



火星が12室に在住しているので、普段、怒りを表現することができず、それで密室での虐めとか、人から見えない場所での虐めという形になるのではないかと思われる。




虐めを自慢げに語った配置


小山田圭吾が、メディアのインタビューに対して、過去の虐めについて自慢げに語ったのは、12室に在住する6室支配の火星が、メディアの3室に在住する10室支配の太陽と8室支配の水星にアスペクトしているからである。



火星と水星のコンビネーションは、コメディアン、お笑い芸人のユーモアや毒舌のコンビネーションである。



従って、障害者への虐めを本人はユーモアで通用するものと勘違いしたのだと思われる。



然し、ここには6-8-10が絡んでいる為、ユーモアでは済まず、6-8の絡みがもたらす犯罪的発言となったのである。



水星は月から見た2室(スピーチ)の支配星である為、火星が暴発して、つい口から話が出てしまったのではないかと思われる。






虐めについて


火星が6室に在住する配置は、サディストの配置である。



これは非常に多くの人間を粛清したレーニンのチャートでも蠍座ラグナで火星は6室に在住しているし、また多くの幹部を粛清した金正恩のチャートも私が検証した所では獅子座ラグナで6室に火星が在住している。



6室の火星とは、全く理解しがたい桁外れの暴力を行なうのである。



そして、火星は28歳までは、成熟しないので、そうした素質がチャート内に配置されている場合は、火星が暴発して暴力を振るうことになると思われる。



それはその本人にとっては、自然なことであり、それがその人間の本性、本能なのである。



この世の中は、文明社会とは言っても実際は、弱肉強食の論理が幅を利かせている世界である。



私自身は、リバータリアニズムの発想が強いため、虐められた場合、社会や警察機能や法律が守ってくれるとか、お上が何とかしてくれるという受け身的な発想ではなく、何でも全てのことを自分の責任でやり遂げなければならないと思う。



究極的には、社会というものはなく、最後には人間対人間のぶつかり合いでしかないのである。



その際、虐めてくる人間がいたら、その相手に殴り掛かるぐらいの気概が必要だと思っている。



何でもやられるままになっていて、誰かが守ってくれなければ自分を守れないようではダメなのである。



究極的には、他人に頼らず、社会に頼らず、最後は自分一人の腕一本しか頼ることは出来ない。




日本人は、鬱病が多く、過労死したり、また虐めを苦にした自殺などが多いのだが、あまりにも反逆のスピリットを失っているのではないかと思われる。



何でも上の指示に従っていれば保護してもらえるという過保護な環境で生きていることも関係していると思われる。



日頃から管理され従順に生きることを訓練されている為、そのような虐めがあった時に自分で何とかできないのである。



リベラル派がこの問題に対処しようとする場合、政府とかより権威のある機関の力で、被害者を守り、そうした不法行為を取り締まるという方向に行きやすい。



従って、今回は障害者団体が声明を出して、政府に圧力をかけて、小山田圭吾を辞任に追い込んだのである。



これはリベラル派の言論の力による勝利とみなされており、オリンピックの多様性(ダイバーシティー)といった理念を国際世論にも訴えた結果である。



リベラル派の武器は、言論や法律や政治的圧力などであり、そうした行為をお上の力で禁止させるというやり方である。



今回の小山田圭吾が辞任に追い込まれた事件について、リバータリアン的なスタンスの方が、リベラル派による全体主義社会の徴候であるとして、批判している方もいた。



本来は、原初的には、そうした第三者の力に頼らずに虐め問題は、虐める側と虐められる側の人間同士が、力と力のぶつかり合いで、解決するものである。



虐められた側が、何らかの行動を起こし、社会制度や法律を活用するなどしてもいいのだが、自分で相手を倒し、自分で自分を救った時、本当の自信や力が身につくのではないかと思うのである。



リバータリアニズムが強いアメリカでは、自分を守るために銃を持つような文化である為、政府や社会に何とかしてもらおうという発想は全くない。



一般市民の側がそのような気概を育てていかないと、不正を行なう政府をいつまでたっても倒せず、ただ従順に政府の決定に従うだけとなる。



また世の中には、虐めることが本性のようなサディストが一定数はいると考えた方がよいのである。



そういうタイプの人間が持つ本能である。



火星や凶星が6室に在住しているようなチャートは、サンスカーラ、過去において繰り返された行為の蓄積がもたらした傾向であって、本能である。



そういう人間に対抗する力や勇気を養うべきであって、そういう人間を法律や警察機能などで取り締まってもらうことに期待し過ぎると、何でも禁止が多い監視社会となってくる。



結局、リベラル派が作り上げるのは、そうした政府の管理が厳しい監視社会である。



監視社会の中では、人間は自由を失い、人間個人の悪に対処する力とか、問題解決能力が育たず、弱くなってしまう。




サウジ皇太子が、カショギ記者殺害を承認したことがCIAの報告書で判明したが、国際社会(国連)は、サウジのムハンマド皇太子を裁くことが出来ないのである。



国際社会は無法地帯なので、自国の力を養って、隣国の不正行為には、自分で立ち向かう力を身に付けなければならない。



リベラル派は、サウジの皇太子を裁くことが出来るような世界政府、警察機能を追求しており、リベラル派が社会正義を追及する場合、それは、必然的に超国家的な権力機関を作ることに向かっていく。



私自身の考えは、やはり、リベラル派とリバータリアンのような保守思想との中間である。



何でも禁止するような社会は窮屈でたまらなく、また個人の力が養われないのではないかと思う。



リベラル派は、集団になると力を発揮するが、個人の力が圧倒的に強いのは、リバタリアンタイプの人間である。



リベラル派の中には、都市部のサラリーマンが多く、社会システムに従順で、受け身のタイプが多いのではないかと思う。



例えば、今回、中小企業の経営者とか、リバタリアンタイプの人が非常にコロナの補助金などでも優遇を受けている。



サラリーマンというのは、カースト制度で言えば、奴隷階級であり、サラリーマンを長年務めていくとどうしてもシステムに従順にならざるを得ない。



そして、反逆のスピリットを失い、鬱になったり、過労死したりしてしまう。



本来はそうなる前にシステム側に反逆するのが健全なことである。



だから虐められている方には、是非、その虐める相手に反発し、相手に噛みつくぐらいの気概を見せて欲しいと思うのである。



社会が個人を守るには限度があるのであり、結局は、一人一人が強くなっていかなければならない。




私自身の体験を書くと、幼稚園の時に私は、おそらく虐められていたと思うのである。



サディズムの傾向のある同じ幼稚園に通う近所の園児から「ウンコを踏め」とか「高い所から飛び降りろ」とかそういうことを言われた記憶がある。



但し、ある時、耐え切れなくなり、その相手と取っ組み合いの喧嘩をしたのである。



相手に噛みつかれて、その後、幼稚園を暫く休んだが、不正を行なう人間とはいつか闘わなければならない。それが運命である。



屈辱に耐えられなくなるというのが、その人間の精神力を表わしているのであり、このエピソードで、私は、内部の反逆のスピリットを証明したと思う。



その後、小学生に上がると、その相手は、もっと巨大な相手から、蹴りや殴るなど、ボロクソに虐めを受けていた。



因果応報というのか、その時に驕れる者久しからずという人生の無常を感じ取った次第である。



6-8の関係というのはダシャーが変わると容易に入れ替わることで、それは説明することが出来る。



小学生に上がって、スポーツをし、運動能力が上がってくると虐めなどには一切、無関係になった。



但し、学校の教室などには、どうしても弱いタイプというのがいて、面白いあだ名を付けられたり、イジられたりする人間が必ずいるものである。



そういう相手にあだ名を付けたり、イジる行為などは、実は、虐める側は楽しいのである。



虐める側に虐められる側にとってはそれは苦しいことなのだと分からせるには、やはり、虐められる側が、反発することしかないのではないかと思う。



虐める-虐められる問題とは、社会の縮図である。



この世の中の冷酷な真実とは、弱肉強食の論理なのだから、被害者が加害者に反発し、不正をただす力を持たないとそれは根本的な解決には結びつかない。



健全な範囲内のそういう風景は、学校や社会などにつきものである。



然し、リベラル派がそれを教育現場に働きかけたりすると、全てが禁止になってしまう。



例えば、私は釣りが好きだが、今は、危ないので、釣りが禁止になっていたり、立ち入り禁止になっている場所が非常に多い。



一人でも死者が出ると、禁止になってしまうのである。そういうことで社会が禁止事項で埋め尽くされてしまう。



例えば、釣りの禁止区域に入ったりすると、必ず、誰かそれを通報する人がいるようである。



そうした律儀で、おせっかいで、小さな正義感に溢れる人で埋め尽くされており、日本ほど相互監視が行き届いた社会はないと思われる。



ドイツの若手の哲学者、マルクス・ガブリエルによれば、日本は優しい全体主義の国だそうである。



リベラル派の解決方法は、融通が利かないのである。



リベラル派の解決方法だと、大きな政府となり、全体主義的になり、不正をお互いに監視し合う、相互監視社会となる。



また個人の自由を制限し、個人の力を奪ってしまい、サバイバル能力が育たない。



リベラル派は集団になると強いので、それで、政府に働きかけたりして、政府の行動を変えることが出来る。



これをリベラル派による権力行使と呼ぶことが出来る。



リベラル派による権力行使が強くなると、例えば、コロナのワクチンを打つことを人々に強制したりする社会になるのである。



ワクチンを打っていない人は、排除されたり、白い目で見られることになる。



ワクチンを打たない自由というのは、考慮されないのである。




リベラル派の権力行使とは、不正をした権力者をそのポストから引きずり降ろす力であり、左翼的な労働運動のようであり、土星的である。




結局、小山田圭吾の今回の不祥事は、カルマが自分に跳ね返ってきたことを表わしているのではないかと考えられる。




単に今生の過去の行為が跳ね返ってきたというよりも長い転生によって刻まれた暴力的な行動傾向によるサンスカーラである。




現在、水瓶座で木星が逆行し、土星が山羊座で逆行して、一つ前の星座から水瓶座にアスペクトすることで、水瓶座にダブルトランジットが生じている。



水瓶座は、リベラル左翼の集団的な力を強化していく為、リバータリアン派が反発し、リベラル派とリバータリアン派の間の価値観にぶつかり合いが生じている。




小山田圭吾の過去の虐め問題は、そうした価値、思想のぶつかり合いも浮き上らせている。




今回の不祥事は、虐めた相手が、障害者で社会的弱者であり、また内容的にも過酷なものであった為、非常に大きな問題となっている。



もしリバータリアニズムだけであったら、社会は強い者だけが生き残る社会になってしまう。



従って、リベラル派の集団的な圧力による社会正義の確立は、正しいということになる。



リベラル派とリバータリアニズムの中道的なスタンスが好ましいと思われる。





ラグナ修正について



今回、小山田圭吾の出生時間を修正して検証していたが、袋小路に突きあたってしまった。



1月28日2:56 前後に設定したが、1月27日 2:56前後で、同じ蠍座ラグナで、月が牡羊座のクリティッカーの可能性もある。



あるいは、他のラグナの可能性もあるが、今回は、時間をかけたが、答えが出ない為、ラグナ検証を途中で中断した。



但し、現在、木星が水瓶座で逆行し、土星は山羊座で逆行している。



従って、射手座、双子座、蟹座、山羊座にダブルトランジットを形成している。



もし蠍座ラグナであれば、物事が中断したり、行き詰まる8室や8室の支配星にダブルトランジットしており、更に月ラグナから見た8室にもダブルトランジットしている。



従って、蠍座ラグナで、説明出来そうに思われる。





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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 私は小山田圭吾は山羊座ラグナの可能性がかなり高いと思います。
    山羊座ラグナだとすると、D1は福山雅治とかなり似た配置になります。
    二人の生年月日は10日くらい違うようです。

    音楽の仕事に携わったのも、福山同様に3H魚座に5・10Lの金星と1・2Lの土星とラーフの絡みがあるからと思います。

    結婚時のダブルトランジットはT土星とT木星が7Lの月にトランジットしてました。
    また、ラーフー水星期頃の結婚となりますが、ラーフから見て水星は7Lです。

    山羊座ラグナでも、月から見て火星は6Hになり、イジメをしていた時期はその月のダシャーになります。

    また、1990年以降にマハダシャーがラーフ期に移行しますが、ラーフが3Hに在住し、5・10Lで高揚する金星、1・2Lの土星と接合し、ラーフはラージャヨガやダナヨガを形成してます。

    最近の不祥事は、山羊座に在住する6Lの水星、8Lの太陽、そして8HにT木星とT土星がトランジットやアスペクトして、ダブルトランジットを形成しているからでしょう。
    ダシャーも木星ー火星期で、木星は3・12Lで音楽活動の3もありますが、引退の12もあります。
    また、ダシャーラグナの木星から見て、火星は3・8Lで8Hにアスペクトバックし、突然の事態を引き起こしたみたいです。
    更には、月から見ても、木星は8・11Lで最大の機能的凶星、火星は7・12Lで6Hで、機能的にも生来的にも凶星です。

    このようなことを考えると、1月27日の当日生まれの山羊座ラグナの可能性が濃厚と思われます。
    • 山羊座ラグナで正しいみたいですね。

      出生日時が一つずれているなどありえないし、1月27日の蠍座ラグナにしても説明出来ないので、おかしいと思ってました。

      山羊座ラグナでも山羊座に6-8の絡みはあり、結婚や出産、特に出産のラーフ/ケートゥ期が、D7で、綺麗に説明できます。

      蠍座ラグナでは、まず、出産のダシャーも綺麗には説明出来ません。

      通常、ラグナの修正に成功すると、もう少しそれが正しいと強く思える為、

      ダシャーで説明しきれない、綺麗に説明出来ない違和感というのは正しいですね。

      山羊座ラグナという発想は出てこなかったです。
  • それと先程、更に出生時刻を狭めたところ、D9が乙女座ラグナ、D10が双子座ラグナみたいです。

    何故なら、結婚した時期がラーフー水星期ですが、D9でラーフは1H、水星は1Lです。
    また、D9で木星と火星が8Hに在住し、今回の騒動時のダシャー、木星ー火星期に合致します。
    そして、D10では火星は引退12Hに在住します。
    また、D9とD10の双方で火星は最大の機能的凶星と化します。

    このようなことから、小山田圭吾は、
    D1山羊座ラグナ
    D9乙女座ラグナ
    D10双子座ラグナ
    で、7時30分〜40分の生まれの可能性が高いとも思います。

    しかし、上記の仮説の疑問はD10のラーフです。
    D10を双子座ラグナとすると、ラーフは8H山羊座に在住し、8Lの土星のアスペクトや太陽と接合します。

    ラーフ期に突入してからの躍進からして、D1は山羊座ラグナと確信してますが、D10のラグナがどこなのかが気になりますね。

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