明石家さんまのチャートについては、以前、『才能と凡庸さについて』(2012/7/22)の中で、高揚惑星が2つあり、減衰惑星が2つあって、ニーチャバンガや、ヴィーパリータラージャヨーガなどがあり、非凡なチャートであると評価した。
但し、ドゥシュタナハウスが強調されているので、誕生した直後の母親の死や、弟の死、離婚など私生活は波瀾に満ちている。
ネットの情報によれば、明石家さんまの出生データは、『1955年7月1日18:00 和歌山県串本町』で、チャートを作成すると、ラグナは射手座で、ナヴァムシャのラグナは牡羊座である。
1988年10月に『男女7人秋物語』で共演した大竹しのぶと結婚している。
ダシャーは、水星/土星/土星期で、水星は、6室の支配星で、7室支配の金星とコンジャンクトし、土星はナヴァムシャのラグナ(7室から見た7室)に在住している。
水星/土星期の直後にケートゥ期に移行し、ケートゥは7室に在住している為、それで暫く結婚生活を続けたが、ディスポジターの金星は6室に在住している。
そして、1992年9月に大竹しのぶと離婚するが、この時、ケートゥ/金星期で、金星は6室に在住して、6室の支配星とコンジャンクトしている。
従って、このタイミングでの離婚も説明出来る。
トランジットを見ると、結婚した1988年10月は、土星はラグナに在住して、7室にアスペクトし、木星は6室で、逆行して、7室支配の水星とコンジャンクトし、ラグナにもアスペクトしていた。
従って、1室と7室にダブルトランジットしている。
その後、木星は7室、8室と、結婚、結婚生活のハウスを通過していく為、このラグナで正しいと思われる。
1989年9月19日に娘のIMALUが誕生しているが、ダシャーは、水星/土星/金星期である。
サプタムシャ(D7)を見ると、水星は6室に在住し、6室支配の金星、8室支配の月とコンジャンクトし、このタイミングに生まれたとすんなり思えない。
また土星も2、3室の支配星であり、4室に在住しており、金星も6室の支配星で6室に在住している。
水星と金星は、木星から見た5室の支配星とコンジャンクトし、土星はラグナロードの木星とコンジャンクトし、9室支配の太陽からアスペクトされている為、子供の誕生をかろうじて示していると考えて、次に進むことにした。
トランジットの木星は、ラグナを通過し、木星は7室を通過して、9室の支配星にダブルトランジットしている。
明石家さんまは、3歳の時に実の母親と死別しているが、その頃は、1958年頃で、ダシャーは、土星/水星期である。
土星は、両親家族の2室の支配星で、12室支配の火星が、8室からアスペクトしている為、両親(特に母親)に問題が起こった時期である。
4室支配の木星が8室に在住して、火星と土星からアスペクトされて激しく傷ついている為、この木星にアスペクトしている土星のマハダシャーの時期に実の母親が亡くなってしまったということである。
土星は、ヴィシャーカー(木星)に在住し、木星はプシュヤ(土星)に在住している為、土星は、木星との間で、ナクシャトラ交換をしており、2、3室支配の土星が、木星と強く結びつき、木星を激しく傷つけていることが分かる。
ドヴァダシャムシャ(D12)を見ると、ラグナ、あるいは月を母親のラグナとすると、マハダシャーロードの土星は、マラカの2、3室の支配星でマラカの7室に在住し、アンタルダシャーロードの水星は、マラカの7室の支配星で、マラカの2、3室支配の土星からアスペクトを受けている。
4室を母親のラグナとすると、土星は、マラカの11、12室の支配星で、水星は、マラカの7室の支配星で、マラカの11、12室の支配星からアスペクトされている。
そして、父親が再婚し、継母が連れ子を連れて来て、新しい母親になったが、この継母からはあまり好かれなかったという。
この辺りは、4室支配の木星が8室で、高揚しているが、激しく傷ついている象意である。
4室(母親)と8室(変化)の結びつきは、母親が変わることを表している。
4室を母親のラグナとすると、11、12室支配の土星は、魚座ラグナにとってのマラカとして機能し、8室に在住して、水星は、マラカの7室の支配星となる。
月を母親のラグナとすると、土星は3、4室支配で、蠍座ラグナにとってのマラカとなり、水星は8、11室支配のマラカで、マラカの7室に在住しいている。
マハダシャーの土星から見て水星は、8室に在住して、土星とは絡んでいない為、主に2、3室支配で、8室にアスペクトして、4室の支配星を傷つけ、自らも傷つけられている土星のマハダシャーの象意が結果を表わしたと考えられる。
この辺りで、出生図のラグナは、射手座ラグナで正しいと思われる。
そして、19歳の時にこの継母の連れ子であった弟が、焼身自殺してしまう。
1974年の出来事であり、ダシャーは、水星/水星期である。
水星は、ムリガシラー(火星)に在住し、支配星の火星は、12室の支配星で、8室から3室(弟)支配の土星にアスペクトしている。
水星をラグナとすると、火星(弟の表示体)は、3室(弟)で減衰し、3室の支配星と星座交換し、8、11室支配の木星とコンジャンクトして、土星からアスペクトされている。
ドレッカーナを見ると、ラグナから見ると、水星はマラカの7室を支配して、マラカの2室に在住し、6、11室支配のマラカの金星とコンジャンクトし、マラカの2、3室支配で、マラカの7室に在住する土星と星座交換している。
弟の表示体である火星から見ると、水星は、3、12室支配で、マラカの7室に在住し、マラカの7、8室支配で、12室に在住する土星と星座交換している。
以上のことから、明石家さんまのラグナは、射手座ラグナである。
(サプタムシャで子供の誕生のタイミングが、それ程、上手く説明出来たとは思えない為、若干、問題はあるが、出生図のラグナは正しく、ナヴァムシャも結婚と離婚のタイミングなどは説明することが出来る)
最近、ムクタヨーガ(月が定座にあるか、高揚しており、月から見て、木星が6室や8室に在住する)のように知らないとどうにもならないヨーガがいくつかあることが分かった。
それは基本的なハウス支配や在住の知識だけでは、何故、良いのか理解が出来ないヨーガである。
明石家さんまには、実は、ラグナから見て、6室と8室に木星、水星、金星が在住することで成立するラグナ・アディヨーガが形成されている。
このアディ・ヨーガは、ラグナと月から形成されているパターンがあり、ラグナから形成されている場合は、ラグナ・アディヨーガと呼び、月から形成されている場合は、チャンドラ・アディヨーガと呼ぶようである。
5. アディヨーガ このヨーガは月から6、7、8室に吉星(水星、木星、金星)が在住することによって生み出される。これは高い地位、軍の統率、王の身分、政府の認知を与える。このヨーガはさらに良い健康、長寿、繁栄を保証する。 注:このヨーガは3つの吉星が単独で、あるいは共同で月から6、7、8室に在住していることを要求する。(どのようなコンビネーションであっても) これらのハウスへの凶星の在住はこのヨーガを無効にする。 (中略) 8. ラグナディヨーガ 吉星がラグナから7室と8室に在住し、凶星の接合やアスペクトがない時にこのヨーガは生じると言われる。これは学識があり、快適な人を生じさせる。 注:ラグナディヨーガは既に言及された(月の)アディヨーガと同等である。もしかすると、ここでは、ラグナからの6室がチャンドラアディヨーガの場合と同じように吉星によって占有されていると考えなければならない。これは人に美徳、高い地位、教育と編集や書く能力を与える。 (「Elements of VEDIC ASTROLOGY VOLUME 2」 Dr. K S Charak P.321~337 より引用抜粋) |
K S Charak氏の「Elements of VEDIC ASTROLOGY VOLUME 2」では、ラグナ・アディヨーガは、吉星が7室と8室に在住している場合としているが、6室も含めてもよいかもしれないとコメントされている。
効果としては、「学識があり、快適な人を生じさせる」とか「美徳、高い地位、教育と編集や書く能力を与える」と解説されている。
チャンドラアディヨーガについては、「高い地位、軍の統率、王の身分、政府の認知を与える」とか「良い健康、長寿、繁栄を保証する」といった意味になるようである。
ネット上で確認できる様々な資料においてもアディヨーガは、「王、大臣、または軍の司令官(リーダー)になる」と解説されており、非常に好ましいヨーガである。
マークボニーによれば、ラグナ・アディヨーガ、もしくは、チャンドラ・アディヨーガは、ラグナ、あるいは月から見て、6、7、8室に木星、水星、金星が在住した配置を指し、「名声と富」を授けるヨーガであると解説している。
いずれにしてもアディヨーガは、非常に好ましいヨーガである。
そして、特にこれらの吉星が6室と8室に分布した場合、6室と8室は、セシャドリアイヤーがいった対となるハウスに吉星が在住した状態である為、シューバ・サンキャヨーガに該当する。
これは在住している吉星のどちらのダシャーが来た場合でも良い効果を発揮するヨーガである。従って、形によっては、シューバ・サンキャヨーガも成立することになる。
明石家さんまの場合、ラグナ・アディヨーガが出生図に形成されており、ナヴァムシャでもラグナ・アディヨーガが形成されている。
出生図では、シューバ・サンキャヨーガも成立しており、非常に吉祥である。
更に太陽の両側に惑星が在住しているが、これは、ウバチャリヨーガと呼ばれ、吉星によって挟まれている場合には、シューバ・ウバチャリヨーガと呼ばれる。
K S Charak氏によれば、「強い肉体にし、大きな責任を担う能力、教養、良い外見、富、そして、多くの喜びの対象を与える」そうである。
従って、こうしたヨーガも考慮していくと、明石家さんまのチャーとは、ヨーガのデパートのように沢山のヨーガが成立している。
以下のように洗い出して見ると、普通のチャートにはめったに見られないヨーガが数多く存在する稀少なチャートである。
・D1にて、ラグナから6、7、8室に水星、金星、木星が在住し、ラグナ・アディヨーガを形成している ・D1にて、月から見て、7室で金星が定座に在住し、マラヴィアヨーガを形成している ・D1にて、月から2室と12室にラーフと土星が在住し、ドゥルダラヨーガを形成している ・D1にて、8Lの月と12Lの火星が8-12の星座交換し、ヴィーパリータラージャヨーガを形成し、更に8Lの月が減衰し、8室で火星が減衰している為、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的効果、及び、減衰する月はディスポジターと星座交換する為、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している ・D1にて、8室で減衰する火星は、高揚する土星と相互アスペクトして、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している ・D1にて、太陽を生来的吉星が挟んでおり、シューバ・ウバチャリヨーガを形成している ・D9にて、ラグナから6、7、8室に金星、水星、木星が在住し、ラグナ・アディヨーガを形成している ・D9にて、ラグナで土星は減衰しているが、ディスポジターの火星がケンドラに在住している為、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している ・D9にて、月から見て、2室と12室に惑星が在住し、ドゥルダラヨーガを形成している ・D9にて、金星は減衰しているが、高揚する水星とコンジャンクトし、ニーチャバンガラージャヨーガを形成している (更に6室で減衰している為、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的効果) |
特にアディヨーガは、知らないとどうにもならないヨーガであり、しかもその働きは、非常に好ましく「名声と富」を与える強力なヨーガとなっている。
例えば、チャンドラ・アディヨーガはビル・ゲイツのチャートにも成立している。
ビル・ゲイツの場合、月から見た6、7、8室に吉星が均等に分布しており、極めて理想的な状態で成立している。
ビル・ゲイツのチャートを吟味する場合、通常、5室で成立する高揚する土星と定座の金星による強力なダナヨーガと、減衰する太陽にニーチャバンガラージャヨーガが成立していることに注目が向かう。
太陽は、3室支配で5室で減衰し、月からも6室支配で8室で減衰し、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮している。
但し、チャンドラ・アディヨーガが成立しているという観点は、ビルゲイツが、「名声と富」を得た理由を更に確証する材料となってくる。
マーク・ボニーが言及しているが、アメリカのテレビ女優で、1970年代のポップ・カルチャーの肖像、およびセックスシンボルとして有名になり、1980年代のファッションとポップ・カルチャーに大きな影響を与えたファラ・フォーセットの出生図では、ラグナ・アディヨーガと、チャンドラ・アディヨーガの両方が成立している。
このアディヨーガの観点を考慮しないと、ドゥシュタナハウスの6室と8室に惑星が集中しており、決して、幸福そうなチャートには見えない。
どうして、このチャートの持ち主が、1980年代のファッションとポップ・カルチャーに大きな影響を与えるほどの影響力を持ち得たのか理解できないのである。
これはムクタヨーガについての議論にもつながるが、ムクタヨーガは、例えば、月が弱い場合は、サカタヨーガになってしまう。
サカタヨーガは、木星がケンドラ以外のハウスに在住し、月から6室、8室、又は12室に在住している場合に生じるヨーガで、「貧困で永続的骨の折れる、全ての人に嫌われて永久に不安定な運勢をもたらす」効果があるとされる。
然し、月が定座にあったり、高揚して、月が強い場合は、ムクタヨーガとなり、「王冠をもたらす」ヨーガとなる。
ムクタは「王冠」という意味で、月と木星が絡んでいるもう一つの非常に好ましいヨガです。簡単に定義すると、木星が定座もしくは高揚の座にある月から6室または8室に位置していることです。その名が意味するように、結果は “王冠を着る “ということです。比喩的に言えば、これは人が偉大な名声と努力の彼らの分野で高い地位を達成し、賞や栄誉を獲得することを意味します。 (「Graha Yogadeepika:Light on Planetary Combinations volume one」P193より引用抜粋) |
ここで、Charak氏も言及しているが、月が強い場合のサカタヨーガとは、実は、チャンドラ・アディヨーガの構成要素でもあるのである。
従って、ムクタヨーガとは、チャンドラアディヨーガの定義に含まれるチャンドラ・アディヨーガの一種とも言える。
またCharak氏のように柔軟に解釈すれば、月と木星のいずれかが強い場合にも、チャンドラ・アディヨーガのような効果を発揮すると考えることもできる。
例えば、マークボニーは、月が獅子座に在住し、木星が月から8室の魚座で定座に在住しているが、この配置を強引にムクタヨーガに準ずるものとして解釈しているようである。
12. サカタヨーガ これは木星がケンドラ以外のハウスに在住し、月から6室、8室、又は12室に在住している時に結果として生じる。このヨーガは貧困で永続的骨の折れる、全ての人に嫌われて永久に不安定な運勢の人を生み出す。 注: (a) 木星と月が相互に敵対(6/8、2/12)の関係にあると、ネイティブにとってよい占いにならないはずである。それはしかし、木星の月から6室、7室、8室の配置が、チャンドラアディヨーガの要素でもあると理解されなければならない。それ故、この配置は全ての状況において有害であるとみなすことはできない。 (b) 他の考慮されるべき重要な側面は月と木星が強いか弱いかどうかである。 チャートⅩⅩⅡ-4の中で、木星は月から6室に在住し、それ故、典型的なシャカタヨーガを生み出している。しかし、惑星の両方は定座に在住し、加えて、木星は偶々ムーラトリコーナの星座にある。ラグナロードの配置が、ラグナそれ自身に在住しているため、ラグナは強い。このチャートはインドの初代首相、ジャワハルラル・ネルーに属する。 (「Elements of VEDIC ASTROLOGY VOLUME 2」 Dr. K S Charak P.321~337 より引用抜粋) |
K S Charak氏は、インドの初代首相、ジャワハルラル・ネルーのチャートの例を示して説明しているが、この事例は、完全にムクタヨーガである。
因みにムクタヨーガが、チャンドラ・アディヨーガの一種と考えるのであれば、例えば、ラグナや月から見て、金星や水星が6室や8室に在住する場合も同じように考えることが出来るかもしれない。
木星の場合と同じようにこれらの水星や金星が定座や高揚の座にあったり、月が定座や高揚の座にある場合には、そのような解釈が適用できる可能性がある為、注意が必要である。
単純にそれらの配置を悪いとみなすことが出来るか分からず、単にそれらの惑星の星位が強いということに留まらないアディヨーガ的な効果を発揮するかもしれないのである。
従って、6室、7室、8室に在住する金星、木星、水星には要注意である。またそれ以外の惑星が、6、7、8室に在住している場合も要注意かもしれない。
例えば、火星が6室に在住している場合には良いと見なしたり、水星が8室に在住していると良いとみなすなど、6室と8室は、そこに惑星が在住したら不幸な体験をもたらすドゥシュタナハウスであるにも関わらず、例外事項が多いのある。
ということで、明石家さんまのチャートを吟味していて、ラグナ・アディヨーガが出生図とナヴァムシャで成立していると考えると、全く違った見え方が生じてきた。
またシューバ・ウバチャリヨーガなども合わせて考えることで、明石家さんまのチャートは当初考えていたよりも遥かに強力なチャートであると分かってきた。
こうした特殊なヨーガを考えなくても、明石家さんまのチャートは、高揚惑星が2つ、減衰惑星が2つで、減衰する月と火星は星座交換によって、強力なニーチャバンガラージャヨーガを形成し、更に8-12の星座交換のため、ヴィーパリータラージャヨーガも形成しており、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果も発揮している。
減衰する火星は、更に高揚する木星とコンジャンクトすることで、ニーチャバンガを形成し、また木星と土星はナクシャトラ交換もしている。
ナヴァムシャでも減衰する土星は、ニーチャバンガ・ラージャヨーガを形成し、火星も減衰しているが、ニーチャバンガ・ラージャヨーガを形成している。
また金星も減衰しているが、高揚する水星とコンジャンクトして、ニーチャバンガラージャヨーガである。
6室で減衰しているが、月から見て、3室支配で減衰する為、パラシャラの例外則が適用され、火星も8室支配で減衰し、土星も月から見て6室支配で減衰する為、パラシャラの例外則が適用される。
ニーチャバンガの減衰する3つの惑星があり、4室支配の月と5室支配の太陽と5-11室での相互アスペクトは正統に強い配置である。
それだけでも十分個性的なチャートであるが、更にアディヨーガやウバチャリヨーガなども形成しているという極めて個性的なチャートである。
明石家さんまは、現在、マハダシャー太陽期であるが、太陽期は、出生図で形成されるウバチャリヨーガが発動する為、良い時期であると言える。
出生図では9室の支配星で、月から10室の支配星であり、ナヴァムシャでも5室の支配星で4室支配の月と相互アスペクトして、5-11軸でラージャヨーガを形成している。
今はお笑い界の大御所的な立場を楽しむべき時かもしれない。
2024年3月からマハダシャー月期に移行するが、月は8室支配で12室の支配星と星座交換している為、この時期に引退かもしれない。
ダシャムシャでも8室の支配星で、9室に在住している。
大竹しのぶと結婚した直後にケートゥ期に入ったが、この時期も結婚生活に専念して、仕事の量を大幅に減らしていたが、ケートゥは、ダシャムシャの8室に在住している。
月は、その8室に在住するケートゥのディスポジターになる為、部分的に似たような象意が出てくると考えられる。
コメント
コメント一覧 (19件)
初め見た時は、木星が魚座自室と土星減衰で目立ったチャートじゃないなと思いましたが、ヨーガのことを知って腑に落ちました。
土星は減衰ですが、ニーチャバンガラージャヨーガです。
月は中立星位で、定座ではないですが、金星を支配星とするプールヴァパールグニーに在住しており、
金星のアスペクトを受けており、強いかもしれません。
月から8室に木星が定座で在住しており、木星は十分に強く、柔軟に適用すれば、ムクタヨーガと解釈できるかもしれません。
知らない場合はマイナスだとしか思えなかった惑星配置が、実は強力なヨーガであったということです。
何故、こんな配置なのにその方の人生はうまく行っているのかということの説明にもなります。
凶はありつつ良い事があるという解釈になるんでしょうか?それか全てよくなるんでしょうか?
6~8室に吉星がある事で、社会的な人間関係の中で人から評価される・親切にされる→それによって高い地位などの意味が生まれるのかなと思ったのですが、
例えば5室支配の吉星が6室にある場合、後輩や部下から恩恵があるという形でプラスがあると思いますが、
子供との関係では奮闘や対立は残るのでしょうか?
例えば、明石家さんまにしても実際、離婚をしており、安定したパートナー関係ではありません。
6室の金星や7室の支配星が6室の象意が出ていると思います。
ドゥシュタナハウスの象意というのは確認できます。
そうしたことがあったとしても全体として、アディヨーガとしての強みを発揮したと思います。
5室の支配星が6室に在住していたら、5室の支配星がドゥシュタナハウスによって傷ついていると見なせます。
従って、子供に関しての奮闘という象意はでてくると思います。
そうした基本的なハウスの支配と在住の象意は通常通り、解釈できます。
個人的には月に対して、木星がアスペクトしないから微妙かなと思ってます。
木星が7室にアスペクトバックするような配置だと木星があたかも7室に在住しているかのように働く為、成立しているのではないかと考えたくなります。
しかし、アディヨーガは木星、水星、金星が6、7、8室に在住することで、対向の2、1、12室にアスペクトして、ラグナとラグナの隣のハウスを強化するということが、重要なのかもしれません。
従って、木星が7室にアスペクトバックして、あたかも7室に在住するかのように働いても、それでは条件が少し違ってくるかもしれません。
アディヨーガは、木星が月にアスペクトしているかどうかは全く関係ありません。
アディヨーガは、月が定座以上で強い場合に月から見て木星が6室や8室に在住する場合に成立するムクタヨーガに似ています。
ムクタヨーガが、何故、月から見て木星がドゥシュタナハウスに在住しているのに良いヨーガなのか、不思議ですが、そのことはよく考える必要があります。
王者となり、成功する配置であっても、浮き沈みが激しかったり、普通とは違った形でなります。
同様に月から見て、金星や水星などの吉星がもしドゥシュタナハウスに在住していたら、直ぐに悪いとばかり見なさずにそこから何か良い象意を読み取れる可能性があります。
そうした可能性を考えさせてくれるのが、アディヨーガなのです。
アディヨーガの定義に当てはまっているかいないかと言えば、当てはまっておらず、アディヨーガは成立していません。
しかし、アディヨーガくずれの配置であっても、一部、パーツとして似た部分があれば、その部分の配置がどんな働きをするかを考えていくことは必要です。
もし木星が7室にアスペクトバックしていて、木星が定座に在住していると考えるなら、アディヨーガが成立しているはずだと考えるのであれば、
それが本当に機能しているかどうか調べてみて下さい。
そして、フィードバックをお願いします。
その辺りは研究の話になって来ます。
まず水星期には今考えると数合わせだったと思うのですが、小学校の担任の先生に生徒会に立候補してみないかと誘われて、軽い気持ちで出てみたら当選して、それからやめどきも分からずに最後まで生徒会を続けて、最終的に副会長にまでなりました。
また水星期にバスケ部に入ったのですが、練習が厳しかったのか同級生の男子がどんどんと辞めていって、結局5年生の最後には男子ひとりになってしまったのですが、先輩にすごい好意を抱かれていたので、期待を裏切れず、そのまま続けて、6年生ではキャプテンになり、女子の中に1人だけ男子がいるという異様な光景でした。
ちなみに小学生のときは家庭不和で強い対人恐怖があり、学校ではほとんど言葉を発しない存在で、生徒会でも部活でも周りと上手くコミユニケーションが取れずに苦労は絶えませんでした。
次に金星期ですが、高校でバドミント部に入り、最初はあまり期待されていない存在だったのですが、競技と上手くマッチしたのか、1年の冬は同学年で2番手になって、その冬にエースの子がメンタルに不調をきたして、辞めたので2年生から自動的に自分が1番手になりました。
しかし、顧問はあまり自分のことをよく思っていないみたいで、実力では勝っていても不当に順位を下げられるということが多々あって常に悶々としていました。
また顧問は学校内でも怖いと評判のモラハラ気質の顧問だったので、そういう意味でも苦労が絶えず、同級生とも『しんどい、やめたい』と言いあっていました。
木星期に関しては今まで経験したのがラーフ期までなので(あと2ヶ月で終わる)、まだどうなるか分からないで何とも言えないですが、水星期と金星期には確かにアディヨーガの王になるが、苦悩もつきまとうという象意を体験しました。
ちなみに出生図ではラグナから見ると、水星、金星は何のダーナヨーガ、ラージャヨーガを経験しておらず、他の太陽以外の惑星は何らかのヨーガを作っているのですが、そのダシャーの時期は特に自分が王になるような経験はしませんでした。
アディヨーガもどきができているのはナヴァムシャチャートです。
参考になれば幸いです。
出生図で顕著な配置がないのであれば、ナヴァムシャで成立しているヨーガの影響が出た可能性は高いと思います。
それがアディヨーガであればそれが働いたと思います。
因みにナヴァムシャのラグナ(月)、金星、水星、木星の星座やハウスはどういう星座やハウスの配置でしょうか?
アディヨーガというのは、サンキャヨーガの一種であると思います。
惑星が、ラグナから対となるハウス(2-12、3-11、4-10、5-9、6-8)に在住している場合、それはラグナから見て、等距離にあり、ラグナを含めたラグナを強化する配置を形成します。
例えば、完全なアディヨーガでなくても、水星が6室、金星が8室に在住しているということになれば、水星と金星は、ラグナに対して、シューバサンキャヨーガを形成し、水星期、あるいは金星期には、良い結果を与えると考えることができます。
従って、ナヴァムシャのラグナ、月、金星、水星、木星の星座やハウスの配置はどんな感じでしょうか。
アディヨーガは成立していない可能性もある為、その辺りは確認したい所です。
2000年1月12日11時10分愛知県名古屋市中川区です。
この場合、チャンドラ・アディヨーガは形成していません。
月から見て、6室と8室に金星と水星が在住して、シューバ・サンキャヨーガを形成しています。
そのことで、金星期や水星期は良くなります。
木星は牡羊座から金星にアスペクトすることによって、このサンキャヨーガに接続していますが、ヨーガを構成する一部ではありません。
また射手座に在住する太陽からの2室目と12室目に金星と水星が在住している為、シューバ・ウバチャリヨーガを形成しています。
従って、ヨーガは形成していますが、チャンドラアディヨーガは形成していません。
金星と水星は出生図ではヨーガを形成していないということでしたが、水瓶座に在住する月ラグナから見た場合、金星は、4、9室支配のヨーガカラカで、10室に在住して、9-10のラージャヨーガを形成し、水星は5室支配で、7室支配の太陽と5-7のラージャヨーガを11室で形成しています。
従って、出生図でそれ程、悪い配置ではありません。
出生図では、魚座ラグナで月が水瓶座、水星が射手座10室、金星が蠍座9室ですが、
ラグナから見ても水星は10室に在住し、金星は9室に在住するなど、ケンドラやトリコーナへの在住で、配置も良いです。
従って、出生図の配置がそこそこ良くて、きちんとした約束があり、その上で、ナヴァムシャで、金星や水星は、シューバ・サンキャヨーガを形成したり、シューバ・ウバチャリヨーガを形成している為に水星期や金星期は良かったと言えます。
これで出生図での配置がもっと悪い場合は、出生図にそもそも約束がないという判断になり、ナヴァムシャでの配置が良くても、それだけで良いとは言いにくいです。
つまり、出生図で、そこそこ配置がよく、ナヴァムシャで、ヨーガを形成していた為、水星期や金星期は良かったと解釈できます。
丁寧な対応ありがとうございました。m(_ _)m
自分のチャートにもいい配置があると知って、安心しました。
しかし、アディヨーガの定義では、ラグナ(月ラグナ)から見て、6、7、8室に木星が在住しているというものである為、厳密にいって、成立していません。
木星は、金星と水星の間のハウスにアスペクトすることによって、シューバ・サンキャヨーガに接続しているというのは間違いないです。
定義が示している意味を理論的に理解し、それを拡大解釈するということは、例えば、マークボニーなど欧米の占星術家も積極的に行なっています。
ですから、アディヨーガに近い効果が生み出されていると判断してもいいと思います。
ありがとうございます。m(_ _)m
今後もアディヨーガが発動しているかどうか注意深く観察していこうと思います。
(もしアディヨーガができているなら次にくる土星―木星期にも同じような象意が現れると思うので)
是非、フィードバックをお願いします。