彼女の出生図を改めて見て、更にいくつかのことに気付いた。
ヒラリークリントンはこの記事を書いている2016年11月11日現在、月/木星/月期である。
彼女は2012年12月1日マハダシャー太陽期からマハダシャー月期に移行した。
2011年3月18日、国務長官の職を一期限りで引退する旨を明らかにし、同時に次期大統領選選挙出馬も否定した。 2012年12月、ウイルス性の胃腸炎に伴う脱水症状で倒れた際に脳振盪を起こし検査で頭部の静脈に血栓が見つかり、30日から入院して治療し、2013年1月2日、ニューヨーク市内の病院を退院した。 2013年1月25日、オバマ大統領と初めて二人だけでCBSテレビに出演し、大統領からは「彼女は最高の国務長官の1人として政権を去る。公の場で感謝を伝えたかった」と称賛された。 翌日にCBSで放送された単独インタビューでは2016年の大統領選挙について訊かれ、「あす、あるいは来年のことは予測できない」と立候補に含みを持たせたともとれる発言をしている。任期の終わり頃には国民の人気は高くなっており、退任直前の2013年1月にワシントン・ポストとABCが共同で行った世論調査では支持率65%だった。 (wikipedia ヒラリークリントンより引用抜粋) |
月は双子座ラグナにとってマラカ(死を誘発する惑星)である。
月期になる直前に国務長官引退の意向を示し、月期になったちょうどそのタイミングで、ピンポイントで病気になり、ニューヨーク市内の病院に3日間入院し、2013年1月2日に退院している。
資料によれば、ウイルス性の胃腸炎に伴う脱水症状で倒れ、脳震盪、頭部静脈の血栓など、複数の症状が確認できる。
月はマラカの2室に在住する土星、火星のディスポジターとなっていることによって、火星、土星との絡みを得ており、更に月は魚座のウッタラパードラパダーに在住し、土星のナクシャトラに在住することによって土星との繋がりを形成している。
国務長官を務めていた時も彼女は非常に披露した印象で、とても幸福そうには見えなかったのを覚えている。
当時、私もそのような記事を書いたと思う。
ヒラリークリントンは演説中や記者からの取材中に頭を揺さぶるパーキンソン病特有の症状を示したり、2016年9月11日のアメリカ同時多発テロ(9.11)事件の追悼式典で体調を崩して途中退席している。
そうしたヒラリークリントンの深刻な健康状態がメディアを通じて、全米へ、いや全世界へインターネットで配信され、彼女は健康問題というプライベートな秘密を公に晒されることとなった。
これは2室支配の月が10室に在住しているためである。
10室は公の大舞台であり、全ての人から知られ、見られる場所である。
この場所(ハウス)においては一切、何ごとも隠すことができず、全てが白日の下に晒されることになる。
彼女の重病説がインターネットで公に拡散されたのである。
そして、彼女の過去の悪事や様々なスキャンダルも同時に公に晒された。
彼女の過去の悪事を暴露したビデオストリームがインターネット上に拡散されており、それについて民主党の執行部は頭を悩ませていたようである。
それについて日本語訳してくれているサイト(参照元:ヒラリー悪行の数々暴露ビデオ横行)があるが、内容を見ると、
トラベルゲート事件、ヴィンス・フォスターの死、ヒラリーケア、牛先物事件、ファイル事件、クリントン合法防衛基金、中国スキャンダル、国税庁の乱用、恩赦ゲート、プエルトリコ民族解放軍(FALN)テロ、上院議員候補クリントンの選挙運動資金調査、上院議員ヒラリークリントン、2008年大統領選挙候補クリントン、マダム長官、国務省スキャンダルと隠蔽、ベンガジテロリスト攻撃の隠蔽、クリントンの秘密、ビル、ヒラリー、チェルシークリントン基金は利益で係争している等の18の不正が列挙されている。
公開されていない公文書が公開されれば更にクリントン家にダメージとなる不正が明らかになる可能性があるという。
ヒラリークリントンは、マハダシャー太陽期にはオバマ政権の国務長官として、そして、クリントン政権の時はファーストレディーとして実権を振るい、ホワイトハウスで、長い間、その影響力を行使してきた。
その時期に行った彼女の行為は天秤座に在住する太陽や金星から見た10室に在住する土星や火星が象徴している。
この土星と火星は機能的には4、5室支配のヨーガカラカで、2、7室支配のマラカの絡みであるが、8室の表示体と6室の表示体の絡みである。
そして、ラグナから見ると、6室支配の火星と8室支配の土星の絡みである。
従って、月、太陽から見て10室に在住する土星と火星は、6-8の絡みをもたらしており、これが彼女の行為(カルマ)を表している。
6-8の絡みが行為の10室で形成される場合、それは犯罪的行為を表すと考えられる。
10室はカルマのハウスであり、行為のハウスである。
蟹座で形成されている為、しばしば個人主義的、また剛腕で手段を選ばないやり方で、自己の利益を追求する姿勢として現れたと考えられる。
その自己の利益を激しく追求する姿勢が多くの不正として結実したと考えられる。
そして、それに巻き込まれた人々に死の危険をもたらした。
ホワイトハウスの私物化と言っていいかもしれない。
蟹座は公私の区別がつかず全てを個人的なものにしてしまう星座である。
従って、ヒラリーが国家機密のメールを私的サーバーで受信したというメール問題は非常に蟹座的な不正行為であった。
ファーストレディー時代のホワイトウォーター疑惑も土地開発に公的資金を導入し、開発事業推進と土地価格つり上げを行って、身内の不動産業者に利益をもたらし、そこで自分たちの政治資金を作っていたという疑惑であり、これも非常に蟹座的な犯罪である。
ファーストレディーという公的立場を利用して、猛烈に不正な金儲け(資金作り)をしていた(2室の土星と火星)こと、そして、それに関係した身内の人間たちから口封じのための死者が出たということなのである。
それ以外の不正の全てがこの2室に在住する8室支配の土星と6室支配の火星との6-8の絡み(不正、犯罪)として顕現している。
彼女にとってマハダシャー金星期は金星が5、12室支配の機能的吉星であり、5室の自室に在住し、1、4室支配の水星と接合して、1-5、4-5のラージャヨーガを形成している。
従って、太陽もパラシャラの例外則を形成し、このラージャヨーガの金星と水星の絡みに参加している。
従って、金星期、太陽期は良い時期であるが、それでもこの金星と太陽から見た10室が重要だったということである。
この素晴らしいラージャヨーガを形成している金星期、太陽期を通じて、ヒラリークリントンはホワイトハウスで、多くの犯罪的な不正行為を積み重ねてきた。
自らの行為によってカルマを形成してきたのである。
これは非常に重要な問題を提起している。
機能的吉星で星位も強い惑星を直感的に私たちは良いと認識するが、それが最も強く働くのは、マハダシャーの支配星をラグナとして、それらの惑星がよいハウスに在住している場合だけなのである。
機能的吉星で星位も強い惑星それ自身のマハダシャーが訪れた時は、それらの惑星をラグナとした場合の他の惑星の配置(PAC)が良くない場合、むしろ、その時期には色々な困難が生じてくる。
ヒラリークリントンもこの素晴らしいはずの金星期、太陽期を通じて、過去世からのカルマの結果として、質の悪い行為を積み重ねたのである。
そして、10室の土星と火星の結果として、悪名を公に轟かすことになった。
ヒラリーの不人気というものは、この太陽期、金星期において積み重ねた行為の結果である。
そして、ファーストレディー当時、美しかったヒラリークリントンは今では非常に人相が悪くなっている。
ラグナから見た10室、そして、ダシャーロードから見た10室(行為)というものは重要である。
コメント
コメント一覧 (2件)
理解に自信がなく、確認させてください
たとえば、マハーダシャー太陽期のとき
その太陽が双子座に在住する場合、
双子座を支配する「水星が在住する星座」をラグナとするので合っていますか?
それとも太陽が在住する部屋(↑の場合、双子座)をラグナとするのでしょうか?