読者の方から以下のような書き込みを頂いた。
———————————————————————-
7月初頭に天王星が魚座を抜けて牡羊座に入ります。
以前から思っていましたが、その頃に具体的にはわかりませんが
何か画期的、革新的な動きがワールドワイドの範囲で出てくるのでは
と思います。
また、牡羊座とは火星を支配星に持ち、移動や戦闘に主に集約されるので
戦乱の動きが激化するのではないかと思います。
今現在は29度の位置ですが
つい最近
安倍晋三内閣総理大臣が内閣の各ポストの反対を押し切って
消費税増税延期を決定しましたが
これもまた、天王星のトランジットにおける影響かもしれません。
———————————————————————-
この書き込みを受けて、私も過去の天王星のトランジットの期間などを調べていた所、色々気づくことがあったのでそれを記してみたい。
私は天王星の牡羊座入室については以前から楽しみにしていた。
それは牡羊座が私のラグナであるからである。
私のラグナに天王星が入室したら、私のパーソナリティーに革新が生じたり、天王星は宇宙人(宇宙の兄弟)やUFOを表すため、ついにそれらを目にしたり、宇宙人とあったり出来るのだろうかなどと考えていた。
牡羊座というのは、”始まり”を表すため、天王星の象意である独創、革新、大変化といったものが、世界的に起こると考えられる。
天王星が牡羊座を通過する数年間は天王星の革新というテーマが更に一段と深みと規模を増す出発点なのである。
牡羊座は最初の星座であるから、技術にしろ、政治や経済にしろ、何か新しいものが生まれると考えられる。
因みに前回、天王星が牡羊座に入室したのは1933年4月であり、1940年6月まで牡羊座を通過していた。
この1933年に国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)が政権を取っている。
日本では1932年に五・一五事件、1936年に二・二六事件が起こり、陸軍の皇道派の影響を受けた青年将校が暴走している。
そして、1937年に盧溝橋事件が起こり、日中戦争(支那事変)が始まったのである。
また1939年にドイツによるポーランド侵攻で第二次世界大戦が始まったのであり、世界的に国家社会主義の政権が台頭して膨張した時期なのである。
因みに日本の二・二六事件の理論的指導者だった北一輝は国家社会主義者で、天皇が直接政治を行って平等な社会を実現する国家改造を主張していた。
従って、天王星が牡羊座に入った後の革新の動きは、ファシズム的な国家社会主義という表現を取るのではないかと思われる。
つまり、カリスマ的指導者の強力なリーダシップによって改革を断行するようなあり方である。
それで思い出したのは、最近、駅前の書店にいくと、北一輝の本が沢山、平積みにされていた。
従って、今、こうしたことからも国家社会主義が台頭してきていると考えられる。
社会の不平等をファシズム的な力によって解決しようとする動きである。
因みに私は既にドナルド・トランプの大統領就任を予想しているが、ドナルド・トランプの台頭自体、国家社会主義である。
米国民がドナルド・トランプの指導力によって、社会の不平等を解消しようとして米国民が一丸になってドナルド・トランプを大統領にしようとしているのである。
ファシズムが台頭してきた当時、それは資本主義の矛盾を解決するための革新的な政治運動だったはずである。
既に共産主義というものはあった訳であるが、それとは全く性質の違う政治運動である。
非常に能動的で、積極的であり、かつ行動力があり、暴力的でもあったのが、何かこれまでとは違った新しいものだったはずである。
従って、これからやって来る世界の革新とは、ファシズム的な国家社会主義的な雰囲気の中でやってくるのではないかと考えられる。
私は以前から「新世界秩序」について語ってきたが、特に2012年ぐらいからは特にブログに何度もそのことについて書いてきた。
然し、天王星が牡羊座に入室するタイミングとは、明らかにカリスマ的リーダーたちの強力な指導力によって世界が導かれていく時である。
それを私は今回、過去の天王星の牡羊座入室のタイミングを調べていて改めて感じたのである。
あともう一つ私は冥王星が山羊座に入室する2020年にも期待している。
特に2020年の4月頃、土星、木星、火星などが山羊座をトランジットするが、ナチュラルゾーディアックの山羊座(10室)に該当することから現実的な行動が伴う仕事が行われると考えられる。
つまり人類という単位で考えると人類が仕事を行うのが山羊座の時期である。
山羊座は火星が高揚する星座であるから、やや過激な行動を意味している。
因みに調べてみると冥王星が前回、山羊座を通過していたのは、1770年~1787年の間である。
この間、世界史上、重要な出来事が起こっている。
それはアメリカ独立革命戦争(1775年~1783年)である。
ちょうど冥王星が山羊座を通過していた時期である。
世界史を人類の自由への行進だと考えると、冥王星が山羊座の時期に大きな仕事がなされた訳である。
アメリカ独立革命戦争は、フランス革命の前哨戦だと言われていた。
そして、冥王星は次に1787年~1814年まで水瓶座を通過していた。
この1787年に冥王星が水瓶座に入った時にフランス革命が起こり、1787年~1799年は革命期と呼ばれている。
フランス革命というのは、まさに人類が自由、平等、博愛という理想を獲得するための人類史上、最も重要な出来事である。
そのため、あと4年で山羊座に冥王星が入ると、ちょうどその頃、冥王星と同時に木星や土星も山羊座に入室する為、仕事が為されるタイミングとなるのである。
この山羊座への冥王星+木星、土星のトランジットは、私の10室に該当するため、私も4年後には仕事が忙しくなりそうなのだ。
従って、冥王星が山羊座に入るタイミングというのも非常に期待できそうなのである。
それら2つのポイントを合わせると、今年の7月から牡羊座に天王星が入室した後、4年後の2020年に冥王星が山羊座に入室すると、これら2つの相乗効果で、非常に大きな世界史的な出来事が起こると 考えられるのである。
コメント
コメント一覧 (8件)
牡羊座に入室した天王星がまた
バラニーの星宿に入った頃に
何か新たなものが誕生するのではないかと思います。
-それは
バラニーの性格などから考えると
正義を追求する公的な機関及び組織など-。
出生図の分析においてもトランジットの分析においてもナクシャトラは重要だと思います。
例えば「ローヒニーに土星が入室した時、世界は~」といった研究もありましたが、在住するナクシャトラに注目することは重要です。
因みに冥王星がバラニーに入室するのは2020年5月付近です。
私はラグナがバラニーであるため、そのタイミングを大いに期待しています。
パーソナリティーが天王星によって活気づけられるのではないかと思います。
天王星がおそらくバラニーがラグナの人や、バラニーに惑星が在住している人たちを動機づけると思います。
その時、バラニーから見た10室の山羊座に土星と木星がトランジットする為、10室にダブルトランジットします。
ラグナがバラニーに在住していたり、月がバラニーに在住していたり、マハダシャーロードがバラニーに在住していたり、バラニーに惑星集中していたりする人々は、
皆、この時期、活気づけられて仕事をすることになると思います。
バラニーは異端児であり、主流に乗らない反体制派なので、露骨に革命的な行動を起こすかもしれません。
最も正義感や使命感の強いタイプではないかと思います。
例えば牡羊座バラニーの度数域がラグナの織田信長は
豊臣秀吉とねねの夫婦喧嘩の仲裁に入りその仲を取り持ったといった逸話があります。
私はそうした事から
例えば
世界中で起こっている紛争に対して仲裁し
正義を追求する新たなものが誕生するのではないかと思います。
私はバラニーの人物は諜報活動の他に
職業で言えば
刑事 裁判官 物流業 ジャーナリスト カウンセラーがこれに当たると思います。
下記のURLは私が参考にしているインド占星術のHPです。
http://indian-vedic-astrology.com/nakshatra.html#n27 http://www.geocities.jp/take2saki/induranai.html
今年の春
ヤマト運輸が従業員の賃金を昇給すると決断しましたが
これは日本標準時の2017年春分図における
10室に在住してバラニーの位置に在住する火星がよく表していると思います。
バラニーは金星がナクシャトラの支配星であり
蟹座において金星は4,11室支配星であり
10室に火星が在住してそれがムーラトリコーナで強く
また金星がそこに在住しているかのような効果が働き
4-5、5-11のダーナヨーガの機能が働いているからだと思います。
やはりナクシャトラの支配星は
あたかもそこに在住しているように機能するんだと思います。
反体制派のリーダーの象意です。そうした人物が台頭して来ることを象徴しています。そういう意味ではヤマト運輸の労働者が春闘で、賃上げや荷受けの制限などを勝ち取ったことは、このバラニーに在住する火星が象徴する反体制運動であると考えることが出来ます。
私はこのバラニーの火星は、小池百合子が旗揚げした希望の党が象徴していると考えています。
小池百合子は希望の党を旗揚げしたタイミングで、バラニーに在住するマハダシャー木星期に移行しました。
ポピュリズムの力によって台頭して来て、もし政権を取ったら国家社会主義的アプローチで世直しをしようと考えているのです。
希望の党には、ベーシックインカムの公約なども含まれており、保守の力によって、社会の不平等を改善しようとする保守革命であり、リベラル社会主義的なアプローチとは全く違うものです。
まさにこの2017年のヒンドゥーニューイヤーチャートにおけるバラニーの火星は、今年、始まった小池百合子の乱を象徴していると思います。
因みに火星は金星のナクシャトラでバラニーに在住していますが、この場合、バラニーに金星が在住しているような考え方はしないと思います。
確かに火星は金星のナクシャトラに在住することによって金星の影響を受け、その支配星である金星の支配や在住の影響を受けます。
この場合は、金星は4、11室支配で9室で高揚している訳ですから強い配置です。
ですから火星はこの金星の配置の強さの恩恵を得て、強くなると思います。
しかし、もしこのバラニーに金星があたかも在住しているかのように考えるためには、金星が牡羊座にアスペクトバックしていたり、あるいは、金星が火星のナクシャトラに在住するなどして、ナクシャトラレベルの星座交換が起こっていなければならないと思います。
そのような考え方が一般的だと思います。
ただ火星が金星のナクシャトラに在住しただけで、金星がそのナクシャトラに在住しているかのように考え、金星と火星がコンジャンクトしているかのように考えることは一般的ではなく、今まで聞いたこともありません。
それは独自の考え方でしょうか?
そうした考え方は基本的にしないと思います。
もし惑星がナクシャトラに在住しただけで、そのナクシャトラの支配星がそこに在住しているかのように働き、惑星がそのナクシャトラの支配星とコンジャンクションしているように考えるのであれば、惑星が在住しているナクシャトラの支配星の配置が良かったり、悪かったりすることで、その惑星の強さに違いが出ることの影響が薄まりますから、おそらくその考え方は違うように思います。
これはhttp://www.geocities.jp/take2saki/induranai.htmlに
載っている「春日秀護/インド占星学」からの引用です。
また現実に起こった事を私が自分で吟味して検証し
至った考えです。
以前言ったことに付け加えをすると
日本ではよく
その言葉が本来の意味とは違う形で使われたり
間違った意味で広まっているという事が多々あります。
「微妙」とは本来は
「絶妙で趣深く、何ともいえない美しさや味わいがあること」
ですが
今では「白か黒かはっきりしないグレーの状態」という意味合いで使われています。
これは2,3室支配星の土星に海王星がコンジャンクトしているだけでは
説明しきれないと思います。
土星のダシャー期には
「チョベリバ」「チョベリグ」「ATM(あほな父ちゃんもういらへんの略)」
といった
見たこともない
突発的に誕生した日本語が多く見受けられた時代でした。
これはやはり8室の支配星月がそこに
つまり10室に恰も在住して土星とコンジャンクトしているように機能している
とは考えられませんか?
牡羊座アシュビニーには
「癒し系」という象意があると思います。