最近、水瓶座の時代の生き方や2021年にどうなるかといったテーマで講演して欲しいとの依頼を受け、先月30日(土)に掲題のテーマで1時間程度、話しました。
ZOOM講演会でしたが、既に存在するコミュニティーの学習会に招かれての講演であり、当日も80人ぐらいオンラインで参加されて、私の日頃からの考察を発表できる良い機会となりました。
昨年11月頃に福岡で同じようなテーマで依頼を頂いてセミナーをしたことが役に立ちました。
春分点が魚座から水瓶座に向かって移動しており、現在、魚座の6°付近まで近づいているので、それで地球の文明が魚座の性質を帯びた文明から水瓶座の性質を帯びた文明に移行しつつあるというのは、私の長年のテーマでした。
こうした話を初めて知ったのは、まだ10代の終わりでしたが、非常に興味深いテーマである為、その後、継続して、人類の歴史をこの概念で考え続けています。
地球が歳差運動によって、25800年で1回、首振り運動をし、地球から見て、春分点が、2150年毎に黄道12星座の星座に次々に入っていく、そうした占星学的な天文現象が、地球文明の変遷の歴史を説明することが出来ます。
これは、アクエリアスの時代と呼ばれて、ニューエイジ思想、ニューエイジムーブメントの中で、語られてきました。
個人のアセンダント(ASC)が在住する星座が、人の性格、行動傾向などを示すように春分点が在住する星座は、地球文明の性質を示す訳です。
それで、魚座の性質と、水瓶座の性質を考えながら、過去2000年の人類の歴史を振り返ってみると、歴史的な事件は、表現されようとする、これらの2つの星座の性質が、衝突した結果、生じたものだということがはっきりと分かります。
これから春分点が入ってゆく水瓶座の影響が徐々に強くなっていき、魚座の影響が徐々に弱くなっていく為、歴史的な現象としては、魚座の表現が徐々に敗北して廃れ、水瓶座の表現が勝利して、徐々に隆盛していくという形を取ります。
例えば、魚座が、伝統的な封建社会であるとすれば、水瓶座は、それを打倒する形で起こってきた民主主義社会であったりします。
ルネッサンスからフランス革命や産業革命を経た西洋近代の歩みが、この魚座から水瓶座への春分点の移動という観点で説明できます。
特に水瓶座は、高度なテクノロジーを表わす星座である為、最近、人工知能が世界のあり方を変えてゆくという議論が盛んになされています。
今現在の社会とは、この水瓶座の力が、徐々に強くなってきた結果として、ここに表現されていることが分かります。
そして、今後、この水瓶座の影響が、更に強く深みを増して、社会を根本的に変えていくことになります。
昨年の12月に西洋占星術では、水瓶座の最初の度数で、木星と土星のグレートコンジャンクションが起こったと話題になり、水瓶座の時代というキーワードがかなり広まっているようです。
新型コロナウィルスが流行っていて、社会に不可逆的な根本的な変化が生じつつあり、そうしたこともあって、水瓶座の時代の生き方ということが非常に注目されています。
ただ同じ水瓶座を論じるのでも西洋占星術とジョーティッシュでは、若干、意味する所が違いますので、それは理解した方がいいかもしれません。
最近、書店にいってもコロナ後の社会について論じる本が増えてますが、例えば、『新しい世界 世界の賢人16人が語る未来』講談社現代新書といった新刊が出ていました。
科学の世界で様々な理論を提唱する世界の有名な論客16人が、これから生じる世界の変化を様々に論じていますが、この中で、占星学の観点、特に水瓶座の概念で、これから来る新しい社会について語っている人は一人もいません。
本の表紙に2021年、世界は回復へ向かうと書いてますが、新月図(ヒンドゥーニューイヤーチャート)によれば、2022年は破局的な出来事が起こる可能性を示しています。
何故なら、土星は星座を出ていく時に最も結果を表わすからで、2022年は土星が山羊座を抜けていく年だからです。
2022年に土星が山羊座を抜けてゆく最後のタイミングで、何か悲惨な状況が起こるかもしれません。
それは私は世界的な経済危機だと考えています。
それが来て初めて、水瓶座に土星が移動した際に大規模な救済事業や社会改革が行われます。
こうした観点は、世界的な16人の論客たちの誰も持っていませんので、ジョーティッシュの占星学的な観点というものは貴重だと思います。
テーマは、今年、来年ぐらいの話である為、価値がなくならないうちにyoutube公開動画としてアップロードして頂いたので、興味ある方は、ご覧下さい。
コメント
コメント一覧 (7件)
そのへんの解説をお願いします
何座に何星があるとどうのこうのという、テクニカルな話はあまり興味ありません
頭に入らないしw
宇宙の恒星や惑星によって表される宇宙ドラマが、地球上で、小さなレベルで再演しているということです。
我々はその宇宙ドラマのほんの小さな一部です。
ジョーティッシュは、古の聖者が深い瞑想状態の中で、神の啓示によって得た知識であると言われており、ヴェーダ哲学と同じ起源です。
ヴェーダを理解する為の補助学(ヴェーダンガ)の一つです。
西洋占星学では、古代バビロニアのカルデア人が天体観測していたのが起源であると言われています。
西洋でルネサンスの頃から天文学が発達して来たのは、皆、占星学がやりたくて、天文学をやっていました。
天文学という物質科学は、占星学の後から生まれたものです。
元々は、地上で起こることが、恒星や惑星の動きと関連しているという秘教的知識が前提としてあって、占星学をやりたくて、天文学が発達しました。
占星学というのは、秘教や魔法などが扱う分野であって、オカルトサイエンスの一種です。
「天体の動きが社会や人の運命と関係ある」というよりも、天体の動きが、地上の出来事を作りだしているという考え方です。
私たちはその天体たちが演じる宇宙ドラマの一部です。
昔は、王族など一部の人間しかこの知識を活用できず、一般庶民には与えられていなかった知識です。
この地球上で起こる出来事は、恒星や惑星の動きによって生じているという前提で、話が進んでいますので、ここに書かれている情報は全て、それらをどう解釈するかというテクニカルな話です。
占星学で、地球上で起こることが予測できるのかどうかが、まだ前提として受け入れられない場合、「そもそも占星学とは・・・」といった話は、西洋占星術学を紹介する本やウェブサイトで、詳しく解説されているので、そちらを読んだ方がいいと思います。
現世あなたがこうなのは過去のカルマがこうだから、と説明されます
そうすると過去のカルマが起きた原因を調べるとまた、その前の前世という
風になって科学では永遠に解明できないと思うのですが?
いかがでしょうか?
(人智を超えてるとしかいいようがありません)
仏教などでは、それらは証明できないので、分からないものは、語らないというスタンスが取られています。
それが知性的な態度だと思います。
カルマ(因果)という概念は、宗教でよく使われますが、カルマといった言葉を連発すると、人を洗脳したり、操作する概念です。
こうした宗教的な概念は、科学的に証明も出来ないですが、人の考え方、人生観、思想に大きな影響を与えます。
ジョーティッシュでは、人が結婚したり、子供が生まれたり、病気になったりといったことが、惑星配置からよく当てることが出来ますので、やはり、運命というものがあるということがよく分かります。
運命が存在し、人は運命を表わす惑星配置で、予定調和的に生まれてくることが分かっているので、輪廻転生やカルマというものもあるに違いないという考え方になります。
カルマの原因を辿っていくと、究極的な原因は何かということになりますが、それは宇宙論などになってくると思います。
それは哲学者や宗教家、科学者もずっと考えて来たことで、例えば、ニーチェが永劫回帰という思想で表現しています。
それは物理学で言えば、ニュートン物理学で、物質の位置と方向と速度などが分かれば、全ての粒子の動きは予測できるという考え方です。
現代宇宙物理学だと、ビッグバン仮説とか、最初に無があって、そこから全て生まれたと言ったりしますが、
インドの哲学だと、循環する4つのユガと呼ばれる時期があり、それが繰り返し訪れると言います。
あるいは、宗教思想では、霊に至る上昇の弧と物質に至る下降の弧があり、それを無限に繰り返すといった考え方もあります。
ニーチェは、宗教思想の研究から永劫回帰の思想を生み出したと言われます。
人間理性では、どこかに最初があって終わりがあると考えるか、あるいは、無限に繰り返すという考え方のどちらかになると思います。
占星学は、惑星が公転運動によって、何度も同じ運動を繰り返す為、この繰り返しの思想になると思います。
こうした人間理性の限界というものがある為、それについては置いておくしかありません。
ジョーティッシュでは、惑星配置から起こる出来事をよく当てることが出来るので、それで運命というものがあるということがよく分かります。
そして運命が存在し、人は運命を表わす惑星配置で、予定調和的に生まれてくることが分かっているので、輪廻転生やカルマというものもあるに違いないという考え方になります。
前世とかカルマといったものの存在は、科学では客観的に証明できず、それを経験した偉大な賢者から、その知識を与えられています。
それは霊性を開発して、その段階まで辿り着いた人でなければ直接的には分からないことです。
カントの「純粋理性批判」では、人間理性では「物自体」と呼ばれる究極的な真実在には到達できないと言っています。
逆に言えば、こうした真実在に辿り着けるのは、ヨーガの実践などを通じて、賢者が辿り着いた段階に到達することによってのみ可能であると言えます。
そうした存在、あるいは、神に近づいていくという宗教的なアプローチしかないと思います。
から解放される可能性はあるのでしょうか?
そういった試み自体が無駄(新しいカルマを作る)でしょうか?
瞑想と奉仕は、自己実現の王道であると言われ、瞑想は自己をコントロールし、自己と周囲の人々への良い影響として役立つと思います。
奉仕は否定的なカルマを焼却し、瞑想は新たなカルマを積み増す機会を減らすのではないでしょうか。
身近な天体、例えば「月」が人間の生理現象に影響を与えてることは
科学でいわれてるので、なんとなくは想像できるのですが、
はるか遠くの惑星の影響まで知っていた、
というのは驚くほかありません
やはり人智を超えてるとしかいいようがありません
(我々の科学ではまだ知りえないだけかもしれません)
驚くは、タダの迷信ではなく、ある程度の的中率を誇ってるらしいので
なおさら不思議としかいいようがありません
西洋占星術とインド占星術は微妙に異なるそうですが、
根本的な考えは同じですね
(おそらくはインドから西洋に流れたのかもしません)
惑星の解釈も似ていたりします
インド占星術の起源はわかっているのでしょうか?
ーー逆に言えば、こうした真実在に辿り着けるのは、ヨーガの実践などを通じて、賢者が辿り着いた段階に到達することによってのみ可能であると言えます。
われわれみたいな三次元に縛られてる間は理解不能なのかもしれません
ただ、そういう現象はあるらしい、としかいいようがありません
(エドガーケイシーのリーディングでも、ある人物の
前世リーディング調査で、過去そういった人物が実在していた、なんていう
話もあります、
その人物が、過去に実在していた人物を知っていた?
相当の歴史調査で判明するくらいですから、
当の人物(幼い子供だったりします)が図書館行って、調べるなんてことは
ありえないと思いますwww)
ーー奉仕は否定的なカルマを焼却し、瞑想は新たなカルマを積み増す機会を減らすのではないでしょうか。
瞑想というのは、思考を停止することと理解していますので
思考が停止されれば、新しいカルマは発生しなくなるのかもしれませんね
ただ、思考を停止した世界をどう認識するのかは全くの謎ですw