バイクで日本全国を旅して回っていたKota氏が亡くなる -読者の方から聞いた事件より-

読者の方よりkota@20_ZXT02Kという名前で、twitterで情報発信し、バイクで日本一周をする様子を伝えていた方がダムに飛び込んで自殺をした事件について聞いた。


この方は発達障害で、ADHD(注意欠如・多動症)だと診断されていたようである。


twitterには、診断書が掲載されており、そこには出生データが、平成12年1月5日生まれと書いてある。


生まれた場所は、おそらく兵庫県だそうである。





チャートを00:00:01で作成すると、月は蠍座のジェーシュタに位置し、現在、金星/木星期辺りである。


23:59:59に設定すると、月は射手座のムーラで、現在、太陽/太陽期で、金星期から太陽期に移行した直後である。


従って、ほぼマハダシャーは金星期であったと考えられる。



バイクで日本一周をするような活動的な人物は、月が蠍座ではなく、射手座に在住していたと考えた方が自然である。


そして、月が射手座に在住している場合、月はムーラに在住し、人生について深刻なほど真面目に考え、自分は何故、生まれて来たのか、生きる目的は何かといった根源的な問いを発し続けるような哲学的な性格を表わしている。


そして、月が射手座である場合、現在、マハダシャーが金星期であることは確定するが、金星は射手座の月ラグナにとって、6、11室支配のマラカである。


おそらく私の考えでは、亡くなった時のダシャーは、金星/土星期ではなかったかと思われる。


マハダシャーロードの金星もマラカで、アンタルダシャーロードの土星も2、3室支配のマラカではなかったかと思われる。


土星は2、3室支配のマラカで、5室支配の火星と星座交換して、5室で減衰し、そこにラグナロードの木星も絡んでいる。


マインドの5室の支配星が減衰した土星と星座交換し、土星自身は5室で減衰している配置であったが、思考が落ち着かず、定まらない傾向を与えた可能性がある。


土星は2室の支配星である為、言語活動なども不規則で、落ち着かない傾向を示した可能性が考えられる。



何故、ダムに飛び込んで水死となったかを考えると、マハダシャーロードの金星が6、11室支配のマラカで、12室で水の星座に在住していたからである。







因みに金星はアヌラーダ(土星)に在住し、土星はバラニー(金星)に在住している為、金星と土星は、マラカ同士で、ナクシャトラ交換している。



金星から見て、土星は3、4室支配のマラカの土星で、6室で減衰し、6室支配の火星は4室に在住して、4-6の星座交換をしている。



火星と土星によって、4-6の星座交換が形成されており、激しい心理的な葛藤を表わしていたと考えられる。



ケートゥは2室に在住して、言葉が足りなかったり、不十分な様子を示している。



8室にはラーフが在住し、対人関係上で、人からの親切やサポートが受けられないで苦しむ傾向なども見られる。



他人から助けてもらいたいという渇望を表わすがそれが満たされないのがこの配置である。




注意欠陥多動症といった発達障害の一つの症状が死に結びついたというよりも人間としての全体的な苦悩が、死に結びついたと考えるべきである。



発達障害だとしても苦労しながらも普通にやっている方もおられると思われ、特に発達障害であったことが原因なのではない。




例えば、射手座ラグナの典型的な人物として、私がいつも取り上げるのは、ノーベル文学賞受賞者の川端康成である。



川端康成が自殺を図ったのは、木星/金星期だったが、常用していた睡眠薬(ハイミナール)中毒の症状があり、マンションの自室で、長さ1.5メートルのガス菅を咥え絶命しているところを発見されている。





またもう一人、射手座の典型的な人物は、三浦春馬だが、ラグナが射手座のムーラで、太陽/土星期に亡くなっている。



土星は2、3室支配のマラカで、マラカの2室に在住していた。



射手座ラグナの方にとっては、土星期と金星期は要注意である。




これらの時期に深刻なまでの人生に対する絶望を感じるようなのである。



一つ、何故、金星期にそのような絶望がもたらされるかと考えると、金星は6、11室支配で、11室の支配星であることが大きいかもしれない。



貪欲で、自分を利用することしか考えない人々との関わりや自分の批判者との関わりなどに直面して、全く生に対する励ましが得られないからかもしれない。



やはり、人は他人からの何気ない思いやりや励ましの行為などが、生きるエネルギーとなるのである。



そうしたことは、お金よりもむしろ大事なものかもしれない。



何故なら川端康成や三浦春馬もお金ならいくらでも持っていたはずだからである。







三浦春馬には、太陽期の前に6、11室支配のマラカの金星期があったはずだが、その時期を何とかしのいだのは、金星に木星がアスペクトしていたからかもしれない。


太陽/土星期になって、全くサポートが得られなくなった時に自殺に至ったのである。




そうしたマラカの土星やマラカの金星の働きが、ムーラの哲学的で内省的な性格と共に作用して、深刻なほどの苦悩をもたらすようである。



このkotaという方は、そうした状況にあったと思われる。



発達障害が原因というよりも、全体的な人間としての苦悩の中に発達障害が含まれていた印象である。




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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 秀吉先生、

    記事を読んで私も検索してみました。

    https://kosuken.com/kawajidamu-tobiori/
    同じく自殺された引きこもりライダー、田代剛という方を引用したりしていたようですね…

    私自身も、人生はカルマの消化や苦しみを通じて最後モクシャに至るためにある…とは思っていて、幸せになるために生き物は生まれてくるわけではない、生まれた瞬間から生き続けるために闘いを強いられる(細胞レベルですでに破壊が始まり、それに抗って再生し続けるも、結局最後はエントロピーの法則に屈して滅びるわけですから)…とは、思っているものの、まぁ、他の人たちと同じようにそういう突き詰めた考えはやり過ごして、(実はどんな人でも人生は客観的に見れば苦しみの方が多いのに)そこは考えないで生き続けるわけですよね…

    わざわざ自分から死ななくても、どうせ寿命が来たら死ぬんだから、最後まで見てやろうじゃないの…とも思いますし。
    自分で死んだら、そこの、もしかしたら意外な展開が見れないかもしれないわけですからね…

    長くなりましたが、自殺する方は、そこも含めて運命やカルマや、それを人々に見せる役割等を持っているんでしょうね…
  • 秀吉先生、

    あと思うんですけど、射手座ラグナとかで活動的なところが裏目に出るんでしょうね…

    土星が強かったり、固定星座とかだと、それなりに低空飛行で長期間耐え忍んだりできるんでしょうけど…
    • それは言えると思います。

      射手座はナチュラルゾーディアックでは遠距離旅行の9室に該当する星座で、跳躍を表わします。
      人生にそれは表れて、理想や目標も高く、平凡ではありません。
      成功する時は大変な高みに上昇しますが、失敗する時、奈落の底に転落します。
      それは死の際にも表れたということだと思います。

      普通の人は、ダムに飛び込むような劇的な死は迎えません。
      ダムに飛び込んだというのは射手座の定番の象意である”高い所からの転落”の象意が表れたと思います。

      そういう意味で、月は射手座でよく、またラグナも射手座の可能性があると思います。
      ちょうど亡くなった時を金星/土星期に合わせると、ラグナが山羊座か射手座になります。

      減衰する土星が5室や5室支配の火星と星座交換している為、やはり、じっくり考えることが出来ず、早急な判断や牡羊座の考えるよりも先に行動してしまう傾向が出たと思います。

      ラグナ、月、太陽が射手座である場合、またマラカの働きなども濃く出たということではないかと思います。

      射手座は、上昇と下降が激しく、射手座の人の典型的な死ではないかと思います。

      それは人に対して強いメッセージを発しており、影響力も強く、そうした意味で凡庸ではないと思います。

      何をするにしても凡庸ではいられない星座だと思います。

      とにかく影響力が強いので、死に際しても全く非凡で、多くの人に自分の死を印象付けて、強烈なメッセージを放って、ドラマチックな死を迎えたということではないかと思います。

      火の星座の性質と、射手座の”高い所からの転落”の象意が、よく現れていると思います。

      もし固定星座や土の星座が強かったら、まず常日頃から健康に気を付けた堅実な生活を送り、様々な延命措置を行った上で、病院で、亡くなると思います。
      持続力があるので、生を長く続けようとする傾向もあると思います。

      その人の生き方が、死に方にも現れていると思います。
  • この記事を読んで、千葉で行方不明になり、川でそれらしき女児が発見されたニュースを連想しました

    女児の近所に住む知人から聞いた話ですが、発達障害で多動の特性があったそうです
    • 多動ということになれば運動星座や火の星座が関係している可能性があると思います。

      運動星座や火の星座は短絡的な行動を招き、人生も短命に終わる傾向を持つかもしれません。

      運動星座であり、火の星座でもある牡羊座などはその典型です。


      土の星座や固定星座であれば、慎重で、持続的な行動になると思います。

      土星や8室は、慢性病の表示体であり、慢性的な苦悩が持続する傾向がありますが、

      火星や6室は、急性疾患の表示体であり、また怪我や事故の表示体であり、短命な傾向にもつながると思います。

      人間の生を現象として考えた時に徐々に衰えて死を迎える持続的なものか、火花のようにパッと燃え上がり、一気に燃焼して終わるか、といった形で、その表現に個性が出てくると思います。

      事故ではなく、事件性があったとしても、短絡的な行動によって、死を招いた可能性が考えられます。

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