カルロス・ゴーンの国外逃亡について


カルロス・ゴーンがプライベート・ジェットでレバノンに逃亡した件で、ゴーン被告に同行したのが元米陸軍特殊部隊員の米警備会社関係者ら2人であると報じられている。


ゴーン被告、元米特殊部隊員と逃亡か 音響用ケースに潜む?―米紙
2020年01月04日11時28分 時事ドットコム

【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は3日、トルコ経由でレバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本から脱出する際、コンサートの音響機器運搬に使われる黒いケースに潜んでプライベートジェット機に乗り込んだと報じた。複数の関係者の話として伝えた。トルコまでは元米陸軍特殊部隊員の米警備会社関係者ら2人が被告に同行したという。

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 同紙によると、ケースの底には呼吸用に穴が開けられていた。逃亡に使用された2機を貸し出したトルコの民間航空会社MNG航空が、フライト後に機内から二つのケースを発見。うち一つにはスピーカーが入っていた。

 MNGは今週、ゴーン被告の名前が記録に残らないよう文書を改ざんしたとして従業員を告発。この従業員はトルコからレバノンまで被告に同行していた。従業員は捜査当局に、ケースが被告の輸送に使われた経緯を説明したという。

 トルコの空港で被告は雨の中、車で空港内を移動し、別のジェット機に乗り換えた。

 一方、日本~トルコ間の乗客名簿には米警備会社関係者とみられる男性2人の名前のみが記載されていた。2人はトルコからレバノンへは民間旅客機を利用。旅券には日トルコ両国の出国スタンプがあった。

 ゴーン被告の日本脱出に先立ち、2人はケースを積んだプライベートジェットでドバイを出発し、昨年12月29日午前10時16分に日本に到着。ゴーン被告は同日夜に日本を出国した。

カルロス・ゴーンは、コンサートの音響機器運搬に使われる黒いケースに潜んでプライベートジェット機に乗り込んだそうだ。


その過程で、トルコの民間航空機会社の航空機を違法に使用し、同航空会社の従業員の一人がカルロス・ゴーンの名前が記録に残らないように文書を改ざんしたようである。


2機の航空機が使用され、1機は「ドバイから大阪、大阪からイスタンブール」、もう1機は「イスタンブールからベイルート」を飛行したという。


ゴーンの逃亡に協力した従業員は、「国際的に重要な仕事がある」と逃亡への協力を要請され、応じなければ「子供や妻に危害を加える」と脅されたそうである。


この脅迫など汚い手段を駆使して、目的を遂行する所など、諜報組織で働いたことのあるプロの手口に思える。


「ゴーン被告助けねば危害」 トルコで逮捕の男、脅されたと説明
2020年01月04日17時27分 時事ドットコム

 【ベイルート時事】日本からトルコ経由でレバノンに無断帰国した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けしたとして、トルコで「人の密輸」容疑で逮捕された男の1人が、レバノンのベイルートにいる知人から「国際的に重要な仕事がある」と逃亡への協力を要請され、応じなければ「子供や妻に危害を加える」と脅されたと説明していることが分かった。トルコのアナトリア通信が3日報じた。

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 この男は、トルコの民間航空会社MNG航空の幹部。恐怖を感じ、トルコのアタチュルク空港で「本人が誰なのか知らない」ままゴーン被告の航空機乗り換えを手助けしたという。事実なら、ゴーン被告側はトルコで脅迫罪にも問われかねない状況だ。

カルロス・ゴーンの逃亡劇は、ある程度の規模の諜報組織の人間を使って、作戦として実行されたようである。







私は以前、カルロス・ゴーンのラグナを蠍座に設定したが、そのラグナで正しければ、現在、ゴーンは土星/土星/水星期辺りである。


土星は3、4室支配で12室で高揚しており、9室支配で牡羊座のバラニーに在住する月が土星と相互アスペクトして、土星に吉意を与えている。


このバラニーに在住する月は、元米軍特殊部隊など、インテリジェンス(諜報)に通じた人物の支援であると考えられる。


諜報に通じた人物が支援することによって、日本の審査が甘いルートを突きとめて、そこを突破するプランが練り上げられたと考えられる。


土星は4室支配で12室で高揚しているが、これは海外(12室)の住居(4室)を意味している。


以前の検証では、私は、カルロス・ゴーンは、マハダシャー土星期には裁判で無罪を勝ち取った後、海外の邸宅を転々とするのではないかと考えた。




然し、実際には、レバノンに逃亡して、今後はゴーンはレバノンから出ることはできない。


もし出れば、日本政府の要請によって、国際刑事警察機構(ICPO)がゴーン被告を手配しているため、現地の警察によって身柄が拘束される可能性があるからである。

レバノンで英雄視されているゴーンは、レバノンにいる限りは、逮捕の危険性はないかもしれない。


然し、これは小さなレバノンという国に閉じ込められることを表わしており、いずれにしても12室(監禁)の象意である。



プラティアンタルダシャーの水星は、8室の支配星で4室で10室支配の太陽とコンジャンクトしているが、8室は依存したり、頼る相手を表わしており、その水星が10室支配の太陽とコンジャンクトしていることは、太陽が権力者、政府関係者の協力を意味していたと考えられる。


つまり、レバノンの権力筋が、ゴーンが逃亡してレバノン入りをすることに協力したと考えることが出来る。



8室支配で4室に在住する水星は、音響機器運搬に使われる黒いケースに入れられて、乗り物で運ばれることを意味しているように思われる。


それは身体の拘束(8室)を表わし、完全に諜報機関の人物の協力なしには出来ないことである。


レバノン政府の諜報機関が協力したのではないかと思われる。



トランジットの多くの惑星が8室にアスペクトし、木星と土星が8室にダブルトランジットし、ラーフも8室を通過している。



8室にダブルトランジットするタイミングとは、誰かに全面的に依存する時期であり、また行き詰まり、苦悩を表わす時期であり、変化、中断を意味する時期でもある。



カルロス・ゴーンは日本の司法制度に絶望し、審理を中断して、元米特殊部隊の協力を得て、逃亡を図ったことになる。




興味深いのは、高揚する4室支配の土星が9室支配の月と相互アスペクトして、4-9のラージャヨーガを形成している配置であるが、土星と月のコンビネーションは、カリスマを表わすコンビネーションである。



今回の逃亡劇を監獄島から命からがら脱獄し、自由を得たエドモンド・ダンテスに例える向きもあるようである。



『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』(アレクサンドル・デュマ著)に登場するエドモン・ダンテスは、脱獄して巨万の富を得て自らを陥れた者たちに復讐するという物語である。



このような喩えが出てくること自体が、カリスマ性の兆候であり、日産の立て直しを図った時もカリスマ性があったが、レバノン国民から英雄のように見られているようである。




月から見ると9室にラーフが在住しており、そのラーフに対して、木星、土星がダブルトランジットし、トランジットの惑星が月から9室に集中していたタイミングに起こった出来事である。



9室のラーフは、父親の宗教に反発するという象意があり、これは日本の司法制度に対する反発と考えてもいいかもしれない。



土星と木星が射手座にダブルトランジットし、まさに土星が射手座から山羊座へ抜けていくこの局面において、このようなスケールの大きい大逃亡劇が行われたことは非常に驚きである。



このような「007」などの映画に出て来そうな大活劇は、射手座でなければ起こりそうもない。



自分の無罪を裁判で勝ち取るのを待てずにその過程をすっ飛ばして、自らの自由を得てしまったカルロス・ゴーンの大逃亡劇は、まさに射手座のクライマックスがもたらした出来事である。




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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 結局、思うのは誕生時間が正しかったとして、逮捕前に、本人からから次の土星期はどうなりますかという鑑定依頼が来たとして、
    「引退は間違いないでしょう、裁判にかかわるかもしれませんが勝てます」までは言えたとしても、十分逮捕はありえる配置ですが「逮捕されます」まで言えますか。
    • 蠍座ラグナで正しいとしても逮捕監禁されると予測するのは難しいです。

      以前の記事にも書きましたが、通常、身体の拘束など身体にもたらされる変化は必ずラグナやラグナの支配星が関わります。

      カルロス・ゴーンの場合、ラグナ及び、ラグナロードの火星がラーフと土星という2つの凶星によって挟まれており、バンダナヨーガ(逮捕監禁)を形成しており、マハダシャーの土星は、このバンダナヨーガを構成する惑星の一つである為、それで土星期に身体の拘束、逮捕監禁が起こったと考えることが出来ます。

      土星は一見、ラグナやラグナロードに関わっているようには見えませんが、バンダナヨーガという形で、ラグナとラグナロードに関わっています。

      それで身体の拘束をもたらしたと考えることが出来ます。

      それ以外では身体が拘束された理由が全く説明出来ません。

      そのように考えると逮捕監禁は分割図を持ち出すまでもなく、出生図だけで十分説明できると思います。

      然し、それは土星がバンダナヨーガという形で、ラグナとラグナロードに絡んでいるという観点が必要です。
    • 問題は逃亡したカルロス・ゴーンが再度、拘束されるかどうかですが、土星期は19年間続き、しかも土星はバンダナヨーガを構成する惑星の一つです。

      これでカルロス・ゴーンがレバノンに逃げて終わりなのか疑問です。

      今後、カルロス・ゴーンがどうなっていくかは、注目すべきであり、バンダナヨーガの働き、そして、それを構成する惑星のダシャーがどのように働くか、土星にアスペクトする9室支配の月の働きなどを検証できると思います。
  • 修正できないようなので連投失礼、D9も土星12室なら言えるかもしれませんね。

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