日産自動車前会長カルロス・ゴーンが再逮捕された。
ゴーン前会長、オマーンルートで4回目の逮捕 日産に5.6億円損害 2019年4月4日 / 08:05 Reuters [東京 4日 ロイター] – 東京地検特捜部は4日午前、日産自動車(7201.T)の前会長カルロス・ゴーン被告を会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕した。子会社の「中東日産」からオマーンの販売代理店名義の預金口座に送金した資金の一部を、自身が実質的に保有する会社名義の預金口座に送金させる方法で、日産に損害を与え、損害額は合計5億6300万円にのぼると、同特捜部は指摘している。 ゴーン容疑者の逮捕は4回目。同特捜部によると、ゴーン容疑者は、1)2015年12月─17年1月に日産に125万ドル(当時のレートで約1億4700万円)、2)17年7月に125万ドル(同約1億3900万円)、3)18年7月に250万ドル(同約2億7700万円)──を、実質的に同容疑者が保有する会社名義の預金口座に送金させた。 共同によると、オマーンの代理店には2012年以降、日産の「CEO積立金」から計35億円が支払われた。この代理店幹部の個人口座から投資会社を通じ、ゴーン被告の妻が代表となっていた会社に流れ、一部が約16億円のクルーザー購入に充てられた疑いが浮上している。 ゴーン被告は昨年11月、自分の役員報酬を有価証券報告書に少なく記載したとして金融商品取引法違反容疑で逮捕され、その後、同法違反容疑と会社法違反(特別背任)の容疑で計2回、再逮捕された。起訴後、ゴーン被告は今年3月6日に保釈された。 |
3月6日に保釈され、作業服で車に乗り込む姿が報じられ、ゴーン氏の威厳が全く損なわれた保釈劇であった。
然し、このタイミングでの保釈は、理由としては分かりにくいものだった。
蠍座ラグナで、両側の射手座と天秤座にラーフと土星が在住して、バンダナヨーガを形成しており、現在、木星/ラーフ期で、アンタルダシャーのラーフが、バンダナヨーガを形成する一方の惑星であり、しかもトランジットの土星や木星がバンダナヨーガを形成する惑星群にアスペクトしている。
従って、まだまだ逮捕拘留が続いてもおかしくはなかったのである。
然し、今回、カルロス・ゴーンが2019年4月4日に再逮捕されたことは、バンダナヨーガやダシャーの観点からすると、納得できるものであった。
何故なら、木星が3月29日に射手座に入室して、バンダナヨーガを形成する2室と8室にダブルトランジットが形成されたからである。
このトランジットによって、再び、バンダナヨーガが再起動し、再逮捕は、中断、行き詰まり、拘束などを表わす8室にもダブルトランジットが形成されたためだと考えられる。
然し、保釈された3月6日の時点で、木星は既に射手座入室の1ヶ月前を切っており、2室と8室にダブルトランジットが形成される効果を発揮していたはずである。
保釈などされずにそのまま拘留の延長が為されていてもおかしくはなかったはずである。
それなのに何故、3月6日に一度、保釈されたのか疑問が残る。
一般的な理由で考えると、カルロス・ゴーンの拘留は3回の再逮捕を理由として延長が行われてきた。
それがさすがに長期に渡ってきた為、これ以上の拘留が難しくなってきた。
その為、一旦、保釈したが、再び、別件で、再逮捕したということではないかと思われる。
東京地検特捜部は全く保釈の意志はなかったのである。
トランジットから考えると、そのように考えると納得できる。
また今回は、カルロスゴーンのラグナを蠍座ジェーシュタの第3パダに設定した。
そうすると何故、今回、一時的に保釈されたのかの理由がプラティアンタルダシャーで説明できるかもしれない。
おそらくカルロスゴーンは、木星/ラーフ/月であった時に保釈されたのだが、木星/ラーフ/火星に移行したタイミングで、再逮捕されたのである。
ヴィムショッタリダシャーを確認すると、月は9室支配で6室に在住しており、このプラティアンタルの月期に一時的に弁護士の助けなどを受けて、保釈への道筋が整ったのかもしれない。
然し、その後のプラティアンタルダシャーの火星に移行すると、火星はまさにラーフと土星から挟まれて、バンダナヨーガを形成するラグナロードの火星である。
従って、木星/ラーフ/火星期に再逮捕となったのである。
火星は、ナヴァムシャでも12室(監禁)に在住しており、逮捕監禁を表わしている。
月はナヴァムシャでは6室支配で9室に在住しており、やはりこの時期に一時的に自由を得たのである。
更にダシャムシャを見ると、火星は12室に在住しており、ここでも監禁を象徴している。
月は5室支配で9室に在住しているため、やはり、プラティアンタルダシャーが月から火星へ移行したことで再逮捕が生じたと考えると納得できる。
前回の検証で、ナヴァムシャのラグナやダシャムシャのラグナも検討していたが、ナヴァムシャのラグナが水瓶座、ダシャムシャのラグナが魚座ということで考えると、プラティアンタル火星期に再逮捕されたことの理由が説明できる。
カルロスゴーンは、この再逮捕で更に保釈金の納付が必要になった。
カルロス・ゴーン容疑者、再逮捕でさらに保釈金納付が必要…若狭勝氏が解説 2019年4月5日 6時0分スポーツ報知 日産自動車のカルロス・ゴーン前会長(65)が中東オマーンの販売代理店側に支出された日産の資金を流用し、約5億6300万円の損害を与えたとして、東京地検特捜部は4日、新たな会社法違反(特別背任)の疑いで、ゴーン容疑者を再逮捕した。逮捕は4回目となる。 若狭勝氏(元東京地検特捜部副部長)「ゴーン容疑者の再逮捕には検察内でも慎重論があり、『在宅でも十分調べられる』との意見もあった。オマーンルートはもともと捜査していた容疑であり、同容疑者が記者会見を予告したことは逮捕とは無関係だろう。 保釈保証金は勾留された被告の拘束を解く保釈が決定された際、裁判への出頭を確保するために裁判所への納付が命じられる。 金額は〈1〉犯罪の性質〈2〉情状〈3〉証拠の証明力〈4〉被告人の性格〈5〉資産で決まる。前回の逮捕時、ゴーン容疑者は10億円を東京地裁に納付している。 現時点で保釈条件違反は認められておらず、今回の再逮捕でもこの10億円は没収されない。今後、勾留された場合、保釈の際にはこの10億円に加え、さらに保釈金を納付しなくてはならない。 |
この財政を圧迫し、破産に導く、この経済的足枷も8室の象意が感じられる。
8室のケートゥはこの更なる保釈金について誰にも頼れない印象である。
自分の財布から出さなければならない。
因みにチャラダシャーを見ると、カルロスゴーンが最初に逮捕された昨年2018年11月19日は、水瓶座/山羊座であった。
更に言えば水瓶座/山羊座/天秤座である。
メジャーダシャー水瓶座の時期に逮捕監禁があったのはAKとGKが水瓶座に在住し、土星からのアスペクトを受けているからである。
身体を表わすAKがGK(6室、8室、12室の支配星の象意に相当)とコンジャンクトし、土星のアスペクトを受けていたことが原因である。
サブサブダシャーの天秤座には8Pが在住し、AK、GKがジャイミニアスペクトしている。
カルロスゴーンが3月6日に保釈された時、ダシャーは水瓶座/水瓶座/水瓶座であった。
この時、カルロスゴーンは作業服に着替え、珍妙な出所劇を演じた。(この時、まだカルロスゴーンは身体の拘束を受ける時にいたことが分かる)
その2日後、ダシャーは山羊座/射手座(2019/3/8~2019/6/8)に移行した。
メジャーダシャーの山羊座から見て12室の射手座のサブダシャー(一度、上昇させて引き落とす)
今回の再逮捕は、山羊座/射手座の間に起こった出来事である。
ジャイミニにおいて射手座は転落などを経験する危険な時期である。
再逮捕された2019年4月4日は、山羊座/射手座/獅子座である。
山羊座には9Pが在住し、AmKの木星からのアスペクトも受けているが、サブダシャーの射手座は、バンダナヨーガを形成する2室のラーフであり、この象意が発現して、再逮捕につながったのではないかと思われる。
射手座は上昇と下降の星座であるが、一度、保釈されて自由へと飛翔した矢先の再逮捕であった。
山羊座から見て射手座は12室でラーフが在住し、ケートゥがアスペクトしている。
従って、保釈と再逮捕という上昇と下降を経験したのは、山羊座から12室でラーフが在住する射手座のサブダシャーの時期に生じたのである。
ヴィムショッタリダシャーは木星/ラーフ期で、アンタルダシャーがラーフ期であることから、ここではジャイミニの変動表示体をヴィムショッタリダシャーに拡張するジャイミニの現代的な適用が可能である。
山羊座には9Pが在住し、盛んに弁護団が、再逮捕について検察の横暴であるとして非難している。
早朝、騒然の逮捕劇 弁護団反発「何のための身柄拘束か」 ゴーン容疑者再逮捕 株式会社 産経デジタル 2019/04/04 11:45 108日間の勾留を解かれてから約1カ月、日産自動車前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)が再び身柄を拘束された。東京地検特捜部は4日、会社法違反(特別背任)容疑で4度目の逮捕に踏み切った。保釈を勝ち取った弁護団は「何のための身柄拘束か」と反発を強めた。 ゴーン容疑者が暮らす東京都内のマンション前には、4日早朝から海外メディアを含め数十人の報道陣が詰めかけた。 周辺住民への影響を最小限に抑えるためか、東京地検特捜部は早朝から動いた。午前6時前には地検の係官とみられる男性がマンションの玄関前に立ち入りを制限するロープを張った。その後、任意同行の様子が見えないように車がシートで覆われ、10人以上の係官が建物内に入った。 午前6時45分ごろ、カメラに囲まれ、激しいフラッシュがたかれる中、ゴーン容疑者を乗せたとみられる車が駐車場から出ようとすると、係官が報道陣に「下がれ」と怒鳴り、一時騒然となった。車の後部座席は全てカーテンで覆われ、ゴーン容疑者の表情はうかがえなかった。 弁護人を務める弘中惇一郎弁護士は4日午前、報道陣に「立件できると思えば普通に追起訴すれば良いと思うが、何のために身柄を拘束したのか。人質司法として本人を痛めつける以外に意味があるのか。非常に不適当な方法だ」と不満をあらわにした。 弘中氏は3日に特捜部の再逮捕方針が報道された際、ゴーン容疑者自身が「バッドニュースだ」と話したことも明らかにした。 日産本社(横浜市)に出社した男性社員は「ニュースを見て逮捕を知ったが、われわれにもう関係ないことだ」と硬い表情。40代の男性社員は「(疑惑が)まだあるのかという気持ち」と語り、ゴーン容疑者が保釈時に変装して出てきながら再び身柄を拘束されたことに「残念」と苦笑を浮かべた。 |
弁護団からこのようなサポートを受けられるのは、山羊座に9Pが在住しているからではないかと思われる。
カルロス・ゴーンは2019年6月8日に山羊座/蠍座に移行するが、その時にこの射手座12室の象意から抜け出すはずである。
然し、蠍座はバンダナヨーガを形成する星座の一部である。
ほぼ同じ2019年6月6日頃からヴィムショッタリダシャーは土星/土星に移行して、またカルロスゴーンは新たな局面に入るのである。
土星は3、4室支配で12室で高揚しているため、おそらく快適な住まい(海外の別荘)で生活するものと思われるが、やはりこの土星はバンダナヨーガを形成する惑星の一部である。
従って、今後、公判中も、今後の生活においてもカルロスゴーンは監視の目が避けられず、完全な自由を満喫できるとは思えないのである。
カルロスゴーンが逮捕された時、ダシャーは木星/ラーフ期であったが、ラーフのディスポジターは木星で木星は5室支配で7室からラグナにアスペクトしていた。
従って、木星/ラーフ期の間、キャロル・ゴーン夫人のサポートを受け続けた。
ゴーン前会長が日本の拘置所で「過酷な扱い」を受けているとして、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチに書簡を提出したりと、拘留中も色々と、サポートを続けていた。
今回の保釈中もカルロス・ゴーン氏に付き添って、最大のサポーターの一人となっている。
土星期に移行すると、土星のディスポジターである金星は7室支配で5室で高揚する金星であり、金星は7室在住の木星と星座交換しているため、カルロスゴーンは土星期も妻のサポートを受け続けると思われる。
ナヴァムシャでも土星はラグナでシャシャヨーガを形成し、7室から金星と木星がアスペクトして保護している。
従って、カルロスゴーンは妻によって救われると考えられる。
最近、フランスのルノーは、カルロスゴーンの一部の支出について「重大な疑念」が生じたと発表し、またゴーン氏の年金や一部報酬を認めないと取締役会で決定したと伝えられている。
ルノー、ゴーン前CEOの支出に「重大な疑念」 調査結果発表 AFPBB News 2019/04/04 04:22 【AFP=時事】(更新)仏ルノー(Renault)は3日、日産自動車(Nissan Motor)と設立したオランダの統括会社「ルノー日産BV(RNBV)」に対する日産との共同調査の結果、カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)前最高経営責任者(CEO)による数百万ユーロ(数億円)分の支出に「重大な疑念」が生じたと発表した。 ルノー取締役会は、「正確な額はまだ明確になってはいないが、2010年以降で数百万ユーロに上る可能性がある特定の支出で、RNBVの企業利益との合致という点で重大な疑念が生じている」と発表。「RNBVの内部組織は、財務の透明性と支出統制手続きの面で深刻な欠陥があったことを示唆している」と説明し、ルノー経営陣は日産と協力し「これらの欠陥を可能な限り早急に共同で正す」としている。 日産での報酬などをめぐる不正行為で起訴されたゴーン被告は、3か月以上にわたり勾留された後に保釈されたが、3日の報道によると日本の検察当局は、新たに会社法違反(特別背任)容疑での立件を検討している。 報道によれば、新たな容疑は日産からオマーンの販売代理店に送金された少なくとも3200万ドル(約36億円)に関連するもので、この取引にはRNBVが関与していたとされる。情報筋によると、送金された金の一部はゴーン被告とその家族が使用するクルーザーの購入に充てられたとみられている。 ルノーは3日の発表で、ゴーン被告による一部の支出は「疑わしい内密慣行と弊社グループの倫理規定の違反に関わる」ものと説明。特に「第三者との関係、利益相反の管理、企業資産の保護」と関連があるとした。 ルノーは、ゴーン被告がベルサイユ宮殿(Palace of Versailles)で開いた結婚披露宴に関する情報に続き、「中東にあるルノーの販売代理店への支払いに関する潜在的な問題」をフランス当局に通報したとも明らかにした。ゴーン被告はベルサイユ宮殿での披露宴開催に当たり、ルノーのスポンサー契約に基づき宮殿利用料を免除されていた。 |
仏ルノー、ゴーン被告の年金や一部報酬認めず 取締役会で決定 2019/04/04 00:55 Reuters [パリ 3日 ロイター] – 仏自動車大手ルノーは3日、取締役会を開き、前会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告に対する年金支給を認めないことを決めた。 また社内調査の結果、「疑問の余地がある秘密の取引」が判明したと指摘。中東の業者への不審な支払いについて、司法当局に通報したことも明らかにした。 ゴーン被告は1月、ルノーの会長とCEOを辞任。同社に近い関係者は、ゴーン被告が取締役会に辞任を伝える書簡で、年金受け取りの権利があると主張していた。 しかし、ルノーは辞任を受けゴーン被告に年間76万5000ユーロ(85万9000ドル)に上る年金受け取りの権利はなくなったと説明。関係筋はこの日の取締役会後、被告の弁護士に誤解があったと指摘した。 また取締役会は2018年の変額報酬支給(22万4000ユーロ)の停止を株主に諮ることを決めた。取締役会のメンバー数を20人から18人に減らすことも承認した。 ロイターは先に、ルノーの社内調査で、ゴーン被告在任時にオマーンのパートナー会社に不審な支払いがあったと報じたが、 ルノーはこの日、「仏司法当局に対し、中東のルノー取引業者への支払いに関する問題を通報した」と明かした。取引がこれまで明らかにされていないほか、疑問の余地があり、社内の倫理規定にも反すると説明した。 |
これがマハダシャー土星期につながる流れであると考えられる。
ダシャムシャのラグナが魚座で正しいとすれば、土星は11、12室支配のマラカでラグナでケートゥ(ラーフ/ケートゥ軸)とコンジャンクトし、木星の星座に在住し、1、10室支配の木星からアスペクトバックされている。
土星期は経済的損失などに苦しめられるように見えるが、木星からの保護も受けており、木星期に築いたものを土星期に完全に失うようには見えない。
一方で、木星期は、木星は1、10室支配で7室でラーフとコンジャンクトし、拡大志向で、ラーフの絡みは道徳的に手段を選ばない印象である。
この木星期にカルロス・ゴーンは派手で贅沢になり、日産の資金を海外の会社の口座などへ迂回させて自らの口座に還流させる方法を編み出した。
そして、ベルサイユ宮殿で結婚式を挙げたり、豪華なクルーザーを購入したり、あらゆる贅沢をし始めたのである。
これは7室でラーフとコンジャンクトする1、10室支配の木星が物語っている。
木星期は、木星はケンドラに在住して強いため、取りあえずは、成功に導かれたのだが、12室支配の土星のアスペクトなどを受けており、成功するだけでは済まなかったようである。
マハダシャー木星期にはマハダシャー土星期へと続く種があったのである。
カルロス・ゴーンの逮捕は、高い地位についていた人々の転落を表わす象徴的な事件である。
これが現在、射手座に土星と木星が通過している今、進行中である。
フランスでは、ガソリン税の値上げへの抗議活動から黄色いベスト運動に発展し、フランスの大衆は、自分たちの活動に照らし合わせて、このカルロスゴーンの逮捕劇を冷ややかに見ている。
今年の年末にかけて、更にこうした高い地位からの転落の事象が起こってくると予想される。
コメント
コメント一覧 (2件)
主に土星期に起こった出来事として理解可能です。
記事にもアップしたので、参照下さい。