最近、高市早苗首相が台湾有事が、「存立危機事態」だとした発言に対し、中国総領事が“汚い首斬ってやる”と発言するなど、日中の外交関係に緊張が走った。
その後、中国が、日本への渡航自粛を呼び掛けるなど、日中関係は冷え込んで来ている。
中国の戦闘機が航空自衛隊機に対してレーダーを照射する事件も発生している。
そして、台湾有事2027年説がyoutubeの動画でちらほら見られるようになった。
2025年4月16日付、講演『2025年の日本と世界』にも詳しく書いたが、台湾有事の可能性が最も高まるのは、2027年~2028年であるというのは本当である。
何故なら、中国は、建国以来、主にマハダシャー月期と火星期に戦争を行なっている。
1950年10月に中国人民解放軍がチベットを中国の一部として編入したチベット侵攻も、同じく1950年に中国が北朝鮮側としてアメリカを中心とする国連軍と戦った朝鮮戦争も、月/火星期に起こっている。
これらの戦争において、中国は国境線を超えて、軍事侵攻している。
1954年に台湾の金門島や馬祖島の支配を巡って中華民国(台湾)と衝突した第一次台湾海峡危機も1958年の第二次台湾海峡危機も月/土星期や月/金星期に起こっており、マハダシャー月期に起こっている。
また1962年に生じた中印戦争は火星/土星期に起こっている。
中国が建国以来、起こした戦争の主なものは、月期か火星期に起こっている。
その中でも最も重要な戦争が、チベット侵攻と、朝鮮戦争であり、それが月/火星期に起こったことは非常に重要である。
マハダシャーとアンタルダシャーの支配星は、マンデン占星術において戦争を表す7室の支配星だったり、7室の在住星だったりする。
従って、これらの時期に戦争が起こったことは、中国の建国図で、非常に納得できる。
そして、2026年10月25日~水星/月期が来て、2028年3月26日~水星/火星期が来ることを考えると、アンタル月期や火星期がちょうど2027年や2028年に訪れることを考えると、台湾有事2027年説というのは非常によく分かる。
既にインド太平洋軍の前司令官デービッドソン氏が、2027年までに中国が台湾を攻撃する可能性について言及しており、2027年というキーワードは以前から出ていた。
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前米軍司令官 中国の“2027年までの台湾侵攻” 改めて可能性指摘 2023年1月24日(火) 13:56 TBS NEWS DIG アメリカ軍の前司令官が「中国が2027年までに台湾を侵攻する可能性がある」と改めて指摘しました。 アジア太平洋地域を担当するアメリカのインド太平洋軍の司令官を務めたデービッドソン氏は自民党の会議に出席し、習近平国家主席の3期目の任期が終わる2027年までに中国が台湾を攻撃する可能性があると主張しました。 デービッドソン氏は在任中から台湾侵攻への懸念を指摘していて、中国軍機による台湾の防空識別圏への侵入が近年急増していることを挙げ、台湾への侵攻のほかに、▽サイバー攻撃や、▽経済封鎖、▽離島の占領などの可能性が排除されていないとしました。 また、「地域の平和維持に重要な役割を果たす」として、防衛費の大幅な増額など日本政府の取り組みへの賛同を示しました。 |
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中国、2027年までに台湾侵攻の恐れ-元米軍司令官が議会で発言 中国が台湾侵攻する可能性を米国は「自らの責任で」無視-ハリス氏 デービッドソン前インド太平洋軍司令官の21年の議会証言を引用 2023年2月8日 at 9:21 JST (更新日時:2023年2月8日 at 10:49 JST) Iain Marlow Bloomberg 米インド太平洋軍の司令官を務めたハリー・ハリス氏は7日に議会で、中国が数年以内に台湾を侵攻する可能性を米国は「自らの責任で」無視していると発言した。偵察用と疑われる中国の気球を米軍が撃墜した後、中国との緊張は依然として高い状況にある。 米が気球撃墜直後に国防相会談要請、中国は拒否-国防総省 中国の台湾侵攻の意向は明確だと、ハリス氏は下院軍事委員会の公聴会で発言。同氏は自身の後任者であるデービッドソン前インド太平洋軍司令官が2021年に上院で行った証言を引用した。 「インド太平洋軍の私の後任者は、中国が台湾を6年以内、つまり27年までに侵攻する可能性があると21年に議会で証言していた。われわれはデービッドソン氏の警告を自らの責任で無視している」とハリス氏は述べた。 ただ、デービッドソン氏は先月のジャパンタイムズとのインタビューで、全面的な侵攻までは予想していない。「私の考えでは、全面的な侵攻よりも小規模な事態が多発する可能性がある。その一つが外島への脅威だとみられ、それが台湾の安全保障上の重大な懸念だと考える」と語った。 最近台湾を訪問したハリス氏は7日の公聴会で、台湾が「危険な岐路」に立っており、中国が「台湾を威嚇して孤立化させ、最終的には支配」することを目指していると指摘した。 原題:Ex-US Pacific Commander Cites Fear of a Taiwan Invasion by 2027(抜粋) |
更に最近になって、米軍が、2027年までの期限を設けて、NATOから脱退し、NATOの防衛能力の大半を欧州が引き継ぐ計画であることが既に明らかになっている。
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米、欧州主導のNATO防衛に2027年の期限設定=関係筋 Gram Slattery, Humeyra Pamuk 2025年12月5日 ロイター 午後 8:04 GMT+92025年12月5日更新 [ワシントン 5日] – 関係筋によると、米国は、諜報活動やミサイルなど、北大西洋条約機構(NATO)の通常防衛能力の大半を2027年までに欧州が引き継ぐことを望んでいると、国防総省当局者が今週、ワシントンで外交官らに語った。一部の欧州当局者の間からは、27年までという期限は非現実的との声が上がったという。 米当局者を含む協議に詳しい5人の関係者らが語った。米国の方針は、ワシントンで今週開かれたNATO政策を担当する国防総省職員と複数の欧州代表団の会合で伝えられた。 国防総省当局者は会合で、22年のロシアによるウクライナ侵攻以来、欧州が防衛力強化に向けて進めてきた進歩に米国はまだ満足していないことを示唆した。 関係筋によると、米当局者は、欧州が27年の期限を守らなければ、米国はNATOの防衛調整メカニズムの一部への参加を停止する可能性があると各国当局に伝えたという。 米当局者は、NATO防衛の負担の大部分を担うことに向けた欧州の進捗状況を米国がどのように評価するのかについては説明しなかった。27年という期限がトランプ政権の立場を反映しているのか、それとも一部の国防総省当局者の見解に過ぎないのかも不明だ。米国が欧州で果たすべき軍事的役割を巡っては、米政府内でも意見の相違がある。 |
これが2027年であることも意味があると思われる。
米国は2つの戦争を同時には行えないとして、中国との戦争に備えて、NATOから事実上の脱退を果たし、欧州の防衛は欧州自身で行なうように促したということである。
これが2027年までの期限つきなのは、台湾有事が2027年に発生する可能性と関連するかもしれない。
台湾有事になったら、米軍は、日本の基地を利用し、そこから発進する為、日本の基地は中国の攻撃対象となる。
日本は、米中間の戦争に巻き込まれていく。
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