稲田朋美は次期首相の最有力候補であるか?-ラグナの検証-

安倍晋三の秘蔵っ子で、安倍晋三の後継者として、内閣総理大臣の最有力候補となっている稲田朋美のチャートである。

inadatomomi_chart 出生時間は分からないが、種々検討の結果、おそらくラグナは蟹座で、プナルヴァス第4パダに在住し、ナヴァムシャのラグナも蟹座ではないかと思われる。

まず、稲田朋美は出生時間を00:00:01に設定すると、2016年9月21日現在、ダシャーはケートゥ/土星期である。

ダシャーバランスは、マハダシャーケートゥ期が2011年2月20日~、マハダシャー金星期が2018年2月20日~である。

また出生時間を23:59:59に設定すると、2016年9月21日現在、ダシャーは金星/土星期となる。

ダシャーバランスは、マハダシャーケートゥ期が1995年6月28日~、金星期が2002年6月27日~である。

つまり、現在のマハダシャーの取り得る範囲としては、ケートゥ期の終りから金星期の終わりである。

ほぼ金星期が占めており、現在のマハダシャーは金星期のどこかである可能性が高い。

例えば、稲田朋美は最近でこそ注目されて、華やかな印象であるが、以前はそうではなかった。

以下は、2007年6月20日、グランドプリンスホテル赤坂で、開催された『百人斬り裁判から南京へ』出版を祝う会での写真である。

inadatomomi_photo_20070620 今は毎回、人目を引く華やかなファッションで大衆の前に登場し、あたかも女優であるかのように注目されている。

inadatomomi_venus_period 然し、まだ国会議員になりたての頃はそうではなかったのである。

もう一つ、2008年3月28日、記者会見における写真が以下である。

inadatomomi_photo_20080328 そして、2010年12月1日、ニッショーホールで演説している写真である。

inadatomomi_photo_20101201 やはり、今と比べるとまだ華やかな印象にかけている。

私は、こうした過去の写真と、現在のあたかもファッションリーダーであるかのような稲田朋美の露出を見るにつけて、国会議員になってから今までの間にマハダシャーケートゥ期から金星期への移行があったのではないかと考えたのである。

従って、そういう観点からすると、現在は、おそらくマハダシャー金星期なのである。

そして、マハダシャー金星期であるとすると、現在の政治家としてのキャリア上の躍進について納得することができる。

例えば、出生図では、金星から見た10室には土星が在住し、10室の支配星は木星で、木星は火星からアスペクトされているが、太陽とは絡んでいない。

inadatomomi_chart 従って、出生図では稲田朋美の政治家としてのキャリア上の躍進を説明できない。

それで、ナヴァムシャ(D9)を見ると、マハダシャーロードの金星から見て10室で火星がムーラトリコーナに在住しており、パンチャマハープルシャ・ルチャカヨーガを形成している。

inadatomomi_d9_chart そして、この強い火星に土星がアスペクトしている。

この配置は、現在、彼女が防衛大臣に就任したことを説明するものである。

10室の強い火星は、警察や軍隊関係の仕事を表している。

またダシャムシャ(D10)を見ると、金星から見て10室支配の太陽が6室で高揚し、定座に在住する強い火星と接合して、1-10のラージャヨーガを形成している。

inadatomomi_d10_chart これは太陽と火星が極めて強いことを表しており、リーダーや司令官の配置であると言える。

従って、防衛大臣に就任したのである。

逆に言えば、今がマハダシャー金星期でなければ、防衛大臣には就任できないはずである。

例えば、現在がマハダシャーケートゥ期であれば、D9でもD10でもケートゥから見た10室はそれ程、強いとは言えない。

ナヴァムシャ(D9)のケートゥから見た10室には火星がアスペクトし、10室支配の金星には火星がアスペクトしているので、火星の影響は見られるが、ダシャムシャではケートゥから見た10室の支配星は土星であり、土星は魚座11室に在住して、月と接合し、木星からアスペクトされているが、強い火星や太陽とは絡んでいない。

稲田朋美が初入閣したのは、2012年12月26日の第2次安倍内閣の閣僚人事で、内閣府特命担当大臣に就任した時が最初である。

2005年9月11日に第44回衆議院議員総選挙(福井1区・自民党公認)で初当選して、政治家にはなっていたが、実際、政治家として閣僚入りし、行政の最高職に就いたのは、この時が最初である。

(※小泉純一郎の元で、幹事長代理を務めていた安倍晋三の要請を受けて、郵政民営化法案に反対した松宮勲衆議院議員への「刺客」候補として初当選した)

それから暫くは政策勉強会や様々な政治家としての下積みの活動を地道に行っていたと考えられる。

従って、マハダシャー金星期になる直前のマハダシャーケートゥ期に政治家となり、マハダシャー金星期になってからは、政治家として行政の最高職に就いたと考えるのが自然である。

そのようなダシャーバランスで、ラグナの可能性の範囲を絞り込んでいくと、蟹座ラグナの前後に絞り込まれる。

そして、私が蟹座ラグナに設定した理由は、更に以下に述べていくが、蟹座ラグナに設定した上で、再び、上記で示した写真を再び見てみると、2007年6月20日、グランドプリンスホテル赤坂で、開催された『百人斬り裁判から南京へ』出版を祝う会での写真は、ケートゥ/土星期の写真となる。

そして、2008年3月28日は、ケートゥ/水星期、そして、2010年12月1日の写真は、金星/金星期である。

いずれにしても2007年6月20日と2008年3月28日の写真はマハダシャー金星期に入る直前の頃に撮影された写真であったことが推測される。

従って、まだケートゥ期で、地味に活動していた印象なのである。

これが、2010年12月1日の写真になると、少し印象が変わって来るが、然し、この頃でもまだ金星/金星期に入った直後であり、ケートゥ期の面影が濃いのである。

ダシャーチッドラの時期でもあり、ケートゥ期の面影を残しつつ、金星期に移行しつつある只中にあったと考えられる。

従って、蟹座ラグナに設定すると、ダシャーバランスとしては、完全に説明が可能である。

因みに稲田朋美のような愛国的、右翼的、民族主義の人物は、最初に蟹座ラグナではないかということを調べてみるのが基本である。

稲田朋美は、以前、『日本を動かしているのは宗教家である – 水の国、日本の真実 -』の中でも述べたが、成長の家、谷口雅春の教えを熱心に学んで来た信徒である。

日本を動かしているのは宗教家である – 水の国、日本の真実 –

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • この記事を見た時、しまったと思いました。
    蟹座ラグナで11Lの金星でしたか。
    そうすると、金星は9-11のダナヨーガを形成して、他の点でも納得がいきますね。
    牡牛座ラグナは間違いでしたね。
    やはり、ラグナの特定は気をつけないといけませんね。

    最近の有名人の出生時刻を修正した結果、流石に以下の四人は間違いないと思いますね。

    加藤紘一・・・魚座ラグナ
    加藤鮎子・・・蠍座ラグナ
    川又三智彦・・・牡牛座ラグナ
    ギャル曽根・・・天秤座ラグナ

    時刻修正の結果、加藤紘一さんはラグナが魚座で、ラグナに定座の木星が在住してます。
    娘の加藤鮎子さんはラグナが蠍座で、9Lの月に木星がアスペクトし、9Hに高揚の木星が在住してます。
    また、姉妹で三女なので合点がいきます。
    また、浮気議員の宮崎謙介と結婚してましたが、本多信明先生によると、宮崎は牡牛座ラグナのようで、ただでさえ月が牡牛座在住です。

    川又さんという方は、3000億円の資産から1000億円の借金になってしまった方です。
    この人の木星の配置が小室哲也さんと同じ配置だから、ああなったと考えるのが妥当で、水星ー木星期に銀行にお金を沢山融資してもらっていたようです。
    また4室惑星集中でラグナロードの金星が在住し、定座の太陽とヨーガカラカの水星も在住し、ラージャヨガ・ダナヨーガを形成し、水星ー木星期に資産を形成したと思います。

    ギャル曽根の場合は、大食い番組での活躍から、食の2室にラグナロードが在住し、惑星集中する蠍座を設定し、2室にラージャヨガ・ダナヨーガを形成してると合点がいくので、天秤座ラグナだと思います。
  • 加藤紘一・・・魚座ラグナ
    加藤鮎子・・・蠍座ラグナ
    川又三智彦・・・牡牛座ラグナ
    ギャル曽根・・・天秤座ラグナ

    これらの人々は個性的で興味深いラインナップですね。
    出生図は全く作成したことがないですが、これらのラグナの可能性が高いというのであれば今度、調べてみたいと思います。
    • 稲田朋美防衛相の最近のスキャンダルとしては、森友学園の顧問弁護士として活動した経歴を否定した後、マスコミが2004年12月に森友学園の民事訴訟弁護士として裁判所に出廷した事実を示す文書を公開したため、一転して、発言を訂正しました。

      つまりマスコミに過去の経歴を暴かれて発言を撤回、修正することで、虚偽答弁疑惑が浮上し、辞任への圧力を受けています。

      稲田朋美防衛相のチャートについては、以前、ラグナを蟹座のプナルヴァス3°付近に修正しています。

      現在、ダシャーは金星/ラーフ/水星期(2017/1/19~2017/6/24)です。

      アンタルダシャーのラーフのディスポジターの水星は3、12室支配で8室に在住し、メディア(3室)から苦しめられる(8室)ことを表しています。

      ラーフ期はそのディスポジターが結果を与えます。

      8室はスキャンダルや行き詰まり状態を表すハウスです。

      プラティアンタルダシャーも3、12室支配で8室に在住する水星です。

      今年2017年1月26日から土星が射手座に入室し、8室水瓶座にアスペクトすると共に8室支配の土星に接合しています。

      木星は2月7日から乙女座で逆行した為、獅子座から8室と8室支配の土星にアスペクトしています。

      従って、現在、8室と8室の支配星に対して、ダブルトランジットが生じています。

      ダシャー、トランジット共にスキャンダルや失脚を表す8室が強調されています。

      また現在、トランジットの土星が乙女座にアスペクトしているため、乙女座に木星と土星のダブルトランジットが生じています。

      従って、現在、金星/ラーフ/水星期ですが、アンタルダシャーロードのラーフと、プラティアンタルダシャーロードの水星にダブルトランジットが生じています。

      ダシャーロードに対するトランジットは重要です。

      特にプラティアンタルダシャーロードの水星は3、12室支配で8室に在住しており、この水星にダブルトランジットが生じている為、メディアの暴露によって辞任への圧力がかけられている訳です。


      因みに水星は水瓶座に在住していますが、水瓶座は共産主義、左翼リベラルの星座です。

      ですから共産党や民進党、そして、リベラル系メディアによって攻撃されている訳です。


      『稲田朋美は次期首相の最有力候補であるか?-ラグナの検証-』に書きましたが、

      稲田朋美は金星/ラーフ期に入ってから、ラーフのディスポジターが水星で、8室の水瓶座に在住している為、日頃は右翼思想であるにも関わらず、左翼リベラルに傾いた考え方を持ったり、左翼リベラルに影響されている訳です。


      これは金星/ラーフ期に稲田朋美の左翼リベラル化が始まった訳ですが、そうしたことは上記の記事の中で、既に示しています。


      今回は金星/ラーフ/水星期で、しかもダブルトランジットも8室に形成されており、ダシャーロードへのダブルトランジットも形成されていた為にこうした左翼リベラルの攻撃によるスキャンダル(8室)が生じていると思います。


      また更に言えば、出生図のラグナが蟹座プナルヴァスの3°付近で正しければ、ダシャムシャ(D10)のラグナは牡羊座です。


      彼女が現在、スキャンダルに巻き込まれているのは、現在、金星/ラーフ期で、ラーフがダシャムシャ(D10)の8室に在住しているからかもしれません。


      彼女はダシャムシャ(D10)のラグナに火星や太陽が強い星位で在住しているため、金星/太陽期や金星/火星期はパワフルで、右翼言論で、絶好調だった訳ですが、

      ダシャムシャ(D10)の8室に在住するラーフは、キャリア上の中断、スキャンダルなどを表します。

      2016年(金星/ラーフ)に第3次安倍改造内閣で防衛相に抜擢されてから、彼女はミスやスキャンダルが絶えないのは、おそらくアンタルダシャーがダシャムシャ(D10)の8室に在住するラーフ期だからです。

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