中国の2026年を占う



今年2026年に入って、中国の最も大きなニュースは、中国共産党の軍の制服組のトップである張又侠(ちょう・ゆうきょう/ジャン・ヨウシア)氏が、「重大な規律・法律違反」の疑いで調査の対象になり、失脚したことである。


核兵器計画の機密情報を米国に漏洩した疑いがかけられている。


軍制服組トップが失脚 習氏側近、「重大な規律違反」―参謀長も調査・中国
2026年01月24日20時27分 時事通信

【北京時事】中国国防省は24日、軍制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席と、同委委員の劉振立・統合参謀部参謀長について、共産党が「重大な規律・法律違反」の疑いで調査することを決めたと発表した。張氏は軍内で、習近平国家主席(中央軍事委主席)に次ぐ立場。現役の軍ナンバー2が失脚する異例の事態となった。

張氏と劉氏の規律違反の内容は、明らかにされていない。両氏は今月開かれた党の重要会議を欠席しており、動静に関心が集まっていた。

 張氏の父親は軍副総参謀長などを務めた張宗遜上将で、習氏の父親である習仲勲元副首相と親しかったとされる。張氏も習氏と若い頃から交流があり、習氏が信頼を寄せていたとみられていた。

 張氏は1968年に入隊し、中越戦争に従軍。2012年に中央軍事委入りし、17年に副主席に就いた。党上位20人超の政治局員も務め、名実ともに軍を取り仕切る人物だった。劉氏は、陸軍司令官などを経て22年10月に中央軍事委入りした。

 軍の最高指導機関である中央軍事委の現体制は、22年10月に7人で発足。だが、23年10月には李尚福前国防相、昨年10月には副主席だった何衛東氏、委員だった苗華氏が汚職で解任された。張、劉両氏の失脚で、同委メンバーはトップを務める習氏と何氏の後任として昇任した張昇民副主席の2人だけになった。

 習政権は、軍の腐敗一掃を掲げている。昨年10月には何氏や苗氏ら高官9人を一斉に処分した。他にも、司令官クラスの複数の幹部の動静が途絶えている。
「米国に核機密漏えい」 中国軍制服組トップ―米報道
2026年01月26日 16時14分 時事通信

【香港時事】中国軍制服組トップ、張又侠・中央軍事委員会副主席の失脚を巡り、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は25日、張氏が自国の核兵器計画の機密情報を米国に漏えいしていたと報じた。疑惑に詳しい関係者の話として伝えた。

 関係者によると、疑惑に関する報告会が24日午前に開かれ、一部の中国軍最高幹部らが出席した。中国の核開発などを担う国有企業、中国核工業集団の元幹部を調べる中で、張氏の「核部門での安全侵害」への関与が判明したとの説明があったという。中国政府は19日、元幹部を調査していると明らかにしていた。
 
張又侠氏は、軍のトップで、予算、人事、戦略、兵器開発など、200万人規模の解放軍すべてを統括する権限を持つという。







習近平とは盟友で、親同士にも深い交友があり、2022年の党大会で、68歳定年の不文律があるにも関わらず、当時、72歳の張氏を異例で留任させたほどである。



その身内の人間を粛正したことは、習近平の地位に対する権力闘争が激化している証拠だとされている。







確かに既に別の記事で述べているように習近平は、現在、マハダシャーラーフ期に移行して、ラーフのディスポジターが6室支配の土星である為、積極的に他者をコントロールし、暴力を振るっていく時期である。


その土星が8室支配の火星と相互アスペクトして、1室と10室で、6-8の絡みを形成している為、まさに権力闘争が勃発している。







中国の建国図を見ても2025年12月19日から水星/太陽期に移行して、アンタルダシャーが金星から太陽に移行している。



太陽は8室の支配星で、6室支配の水星とコンジャンクトして、6-8の絡みを形成し、ラーフ/ケートゥ軸によって傷つけられている。



6、9室支配で9室に在住する水星は、中国の賢者たちの哲学や良識を表しており、8室支配の太陽は、独裁者、権力者として覇道を貫いている習近平を表していると言えなくもない。



8室支配の太陽期になり、6-8の絡みが活性化されたということは、独裁を嫌う良識ある中国の高官と、習近平との権力闘争が激化したことを意味している。







因みに2026年の中国の新月図を見ると、非常に安定的で良い配置をしており、10室の支配星である土星は9、10室支配のヨーガカラカで、11室に在住し、ラグナロードで高揚する金星とコンジャンクトして、1-9、9-10のラージャヨーガを形成し、4室支配の太陽ともコンジャンクトして、4-9のラージャヨーガも形成している。



また10室では、5室支配の水星と、7室支配の火星がコンジャンクトして、ラージャヨーガを形成し、ラーフも水瓶座でムーラトリコーナの座にあり、ケンドラとトリコーナの支配星とコンジャンクトすることで、ラーフ自身が、ラージャヨーガを形成している。



従って、今年の中国は、盤石に見える。



10室や11室に惑星が集中しており、そこにラージャヨーガも形成されているということで、国家として成功しており、11室が強い為、各国との外交関係も安定しているように見える。



例えば、最近まで、カナダは中国と揉めていたが、最近、カナダのマーク・カーニー首相は、中国との貿易関税の相互引き下げを行ない「戦略的パートナーシップ」を構築した。



これに対して、トランプ政権は怒っているが、カナダをアメリカの州に統合するなどと主張しているアメリカへの反発も強く、アメリカに従わず、中国と妥協して、経済的な利益を追求する道を選んだようである。



2026年1月3日に行われたベネズエラに対する軍事作戦は、ロシアや中国に先を越されない為のアメリカの焦りを示している。



中国は、アメリカがウクライナ戦争で、疲弊していることを尻目に着々と、各国との外交関係を構築している。



(そうした中で、日本がアメリカの同盟国として、中国に強気で臨んで見せても、日本は損するだけであり、アメリカの力自体が衰えており、アメリカは中国と対立しつつも、裏で取引したいと考えている。日本が、中国に対して、アメリカをバックにして強気で臨んでもアメリカにとってはいい迷惑で、中国との対立においては、まず戦略的に日本を中国にぶつけたいだけである。)




つまり、2026年の新月図からは、10室の支配星が、悪い状態になっていない為、権力者(習近平)が失脚するようには見えない。




6室に惑星集中して、経済的危機や国民の苦境を表しているアメリカの新月図とは、対照的である。








そして、2026年10月25日~2029年3月29日にかけて、中国は、水星/月、水星/火星期に移行していく為、アンタルダシャーロードの月や火星が、建国図の7室の在住星や支配星になっていることを考えると、最も中国の台湾への軍事侵攻の危険性が高まる時期である。



それがどのぐらいの規模になるかを検討するのは中々難しいことで、マハダシャー月期や火星期は、中国はチベット侵攻や朝鮮戦争への参戦などを行なっている。



しかし、これがアンタルダシャーレベルだと、単に軍事的な摩擦の規模で終わるのか、実際に国境線を超えて他国に軍事侵攻するのか、中々見極めが難しい所である。







2025年の中国の新月図は、7室に惑星集中しており、あたかも戦争を開始するかのような配置に見えたが、実際には戦争は起こらなかった。



実際、7室には木星と土星のダブルトランジットが形成しておらず、戦争の条件をそれ程、濃密には満たしていなかった可能性もある。









その後、中国は、2029年3月23日~2034年1月15日にかけて、水星/ラーフ期や水星/木星期に入っていくが、これは中国に大変動がもたらされる時期だと考えている。



ラーフのディスポジターは木星である為、水星/ラーフ期も水星/木星期も水星/木星期のように働くのである。




中国の過去のラーフ期は、 12室支配で12室に在住する木星の象意が働いて、文化大革命が起こった時期である。



経済よりもイデオロギーが重要になってしまうような時期である。



文化大革命は、1966年から1976年までの10年間にわたり、中国全土を激しい混乱と暴力に陥れたが、マハダシャーラーフ期の前半に起こったことである。



毛沢東の「大躍進(1958年-62年)ほどの大飢饉には見舞われなかったが、文化大革命の間、農民は貧困と空腹のままであり、工場が停止し、物流が混乱し、経済的な「生産」よりも「革命」が優先されたのである。



そのようにして、中国はマハダシャーラーフ期、そして、木星期に長期的に経済的に低迷した。



それと似たようなことが水星/ラーフ期、水星/木星期に起こるかもしれない。



そして、その後、中国は、マハダシャーケートゥ期に突入していくが、この時期もディスポジターの6室支配の水星と8室支配の太陽による6-8の絡みが顕在化し、国内は混乱状態のまま推移していく。



現在の習近平の粛清を見ると、自分を守ってくれるはずの軍の制服組ナンバー1を粛正し、自ら権力基盤を弱めている。



中国はダイナミックに自滅していく可能性を秘めている。




しかし、その後、マハダシャー金星期(2043年9月25日~)に中国は物質的に大発展していく可能性があるが、その時は、中国共産党が今のまま続いているかどうか分からない。



中国には易姓革命理論があり、古代中国の時代から大規模な農民一揆などが起こり、権力闘争により王朝が交代してきた。



例えば、私も昔、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」などで学んだが、人民を生きたまま穴に埋めてしまうような国民性である。



コロナの時、共産党当局が、感染者をトラックに放り込んで、火葬場に強引に連れて行ったのと似ているし、ゼロコロナ政策などにそうした中国の昔ながらの国民性が現れていた。




2029年3月23日~2034年1月15日にかけて、水星/ラーフ期や水星/木星期には、中国が生まれ変わる混乱期である。



その後のケートゥ期は、内省の時期であり、またケートゥ期は変容の時期である。



その間に中国は、政治体制などが変化する可能性を秘めている。





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