令和6年 東京都知事選の行方-蓮舫は勝てるか-




7月7日の投票日を迎えた令和6年の東京都知事選だが、今回は、30人以上が立候補の意向を示している。


特に15人を擁立する予定の政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志の選挙ジャックとも言える手法(すなわち、とにかく目立って、政見放送などを活用し、宣伝に利用して、次の選挙で勝利することを目指す)などは別としても、大勢の候補者が乱立している。


しかし、その中でも本命は、無所属からの出馬を表明した蓮舫と、元安芸高田市長として全国区に知名度を上げた石丸伸二、そして、現職の小池百合子である。







石丸伸二は、安芸高田市の地元の利権と結びついた既得権益の勢力との激しい戦いを演じたことが話題になり、また老人や既得権益に嫌気がさしている若者たちから高い評価を受けている。


一方で、蓮舫は、共産党、社民党などからの応援を受け、リベラル派としての長い政治活動歴を持ち、民主党が政権を取った頃は参議院選挙で、170万票近くの表を獲得した実力の持ち主である。


既に2010年の頃に東京都知事選の候補者として名前が上がったこともあったが、その時には固辞している。


今回は、あの時ほどの勢いは失われており、最近の得票数も30万票ほど減少しているが、まだまだ人気は維持しており、小池百合子の二期目が終わる今は、小池百合子の三選を阻止する最有力候補者として、出馬するのに絶好のタイミングであった。


小池百合子は、まだ出馬を正式に表明していないが、土壇場で、出馬してくる可能性があり、その動向が注目されている。


この中で、誰が東京都知事選を制するかだが、蓮舫は、5月27日に突如、電撃的に出馬を表明した。


そのことで、メディアの注目が高まり、蓮舫のニュースなどメディアへの露出が際立って来ている。


一方で、現職の小池百合子は、これに調子を狂わされたのか、正式な出馬表明を見送り、沈黙を守り続けている。


まず、この今、一番、ホットに話題を集めている立憲民主党で長らく政治キャリアを築いてきた蓮舫が、この出馬によって勝てるかどうかを検証してみたいと思う。


その為、まず、ラグナを特定し、その後で、蓮舫が勝てるような時期なのかどうかをダシャーとトランジットの観点から検討することにした。





まず、種々検討した所、蓮舫は、おそらく獅子座ラグナである。





過去の経歴の中で、結婚、出産、離婚、芸能界での活動などのタイミングをトランジットと、ダシャーで検討してみると、獅子座ラグナで正しそうである。




蓮舫プロフィール

1967年11月28日 台湾人の政商である父・謝哲信と「ミス・シセイドウ」であった日本人の母・齊藤桂子の長女として東京都で生まれる

1985年に17歳で台湾籍を保持したまま日本国籍を取得 (二重国籍批判が起きたことを機に申請した「国籍喪失許可証書」が、2016年9月13日付けで台湾側より発行され、2016年10月7日付けで日本国籍の選択を宣言した)

1985年 17歳の時にNTTのテレホンカードのCMに出演

1988年 青山学院大学在学中、音響機器メーカーのキャンペーンガールである「クラリオンガール」に選ばれ、グラビアアイドルとして活躍

日本テレビ『スーパージョッキー』のアシスタントや、サッポロビール「サッポロ黒ラベル」のCMなどに出演し知名度を上げる

1992年4月 報道・情報番組に主軸を移し、TBS『3時にあいましょう』と後継番組の『スーパーワイド』

1993年4月から1995年9月 テレビ朝日『ステーションEYE』のメインキャスターを務めた

1993年8月 番組スタッフであった村田信之と結婚

1995年から1997年 北京大学に留学

1997年1月 妊娠を機会に退学、日本に帰国

1997年4月 双子を出産

2004年7月 民主党から第20回参議院議員通常選挙に出馬し、当選

2004年8月 民主太平洋大会出席のため台湾を訪問し総統の陳水扁と会見


★★★

2007年9月 民主党のネクスト年金担当大臣である長妻昭からの要請で、ネクスト年金担当副大臣に就任

2009年10月21日 内閣府が設置した事業仕分けワーキンググループの一つである、農林水産省、文部科学省、防衛省担当の「仕分け人」となる

2010年6月8日 菅直人内閣において、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に就任

2010年10月20日 民主党の前首相鳩山由紀夫と実弟で無所属衆院議員の鳩山邦夫が都内で会談し、来春の東京都知事選の候補者選びを巡り、「いま人気のある蓮舫行政刷新担当相が出馬すれば勝てるのではないか」、との認識で一致

(2010年の参議院選挙で東京選挙区史上最多の170万票超を獲得)

2011年1月 菅直人第2次改造内閣では、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に留任、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)

2011年3月13日 震災発生後、節電啓発等担当大臣も兼務

2011年6月27日 閣僚ポストをすべて退任し、内閣総理大臣補佐官となる

2011年9月2日 野田内閣において、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に就任、「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画、国務大臣として「公務員制度改革を推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当(公務員制度改革担当大臣)」などにも就任

2012年1月13日 民主党行政改革調査会会長代行に就任

2013年5月27日 民主党役員会で、馬淵澄夫、長妻昭とともに幹事長代行に起用される

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2016年3月 民主党と維新の党が合流して結成された民進党に参加

2016年9月2日 民進党代表選挙に、前原誠司、玉木雄一郎と共に立候補し、民進党の第2代代表に選出される

新執行部は、「新世代の民進党」を掲げていたにもかかわらず幹事長の野田佳彦に近い人物による布陣となったために「お友達執行部」と呼ばれることとなり、産経新聞からは「船出早々、お家芸の「党内分裂」の危機に直面している」と報じられた

2016年10月16日 新潟県知事選挙で、民主党は支持母体の日本労働組合総連合会が、自民党の推薦する森民夫を支援していることから、自主投票の方針を決定していたが、蓮舫は反原発を掲げる米山隆一の応援演説を行った。選挙は米山の勝利で終わったが、支持母体である連合から強い不信感を受けることになった。さらに、民進党の有力な支持母体である電力総連、基幹労組、電機連合なども蓮舫に方針の再考を求めたことから、労組系の議員と反原発派議員の党内対立を深める結果となった

またこの時期、「2030年までに原発ゼロ」の方針を掲げて世論からの支持を得ようとしたが、原発推進派である支持母体の連合の反発を招き、方針の撤回を行った。

2017年7月25日 東京都議会議員選挙敗北の総括のため開かれた両院議員懇談会で、次期衆院選について「私は、(都議選で)負けてしまった東京の小選挙区から出る」と述べ、参議院からの鞍替えを所属議員の前で明言

2017年7月27日 民進党代表の引責辞任を表明

2017年12月26日、民進党に離党届を提出するとともに立憲民主党に入党届を提出

2020年8月 村田信之と離婚

2024年5月27日 東京都知事選挙へ立候補する意向を表明


(wikipedia 蓮舫より引用抜粋)



まず、蓮舫は、芸能界にグラビアでデビューした後、司会や、キャスターなど、スピーチをする仕事で、芸能界で、仕事をし続けている。









ここに芸能の3室とスピーチの2室の絡みが考えられるが、獅子座ラグナに設定すると、3、10室支配の金星がスピーチの2室に在住し、2、11室支配の水星が3室に在住して、2-3の星座交換が成立する。


これこそが、芸能界で活動し、しかもスピーチを仕事のメインにした配置である。







獅子座ラグナだと、芸能の3室の支配星が同時に仕事の10室を支配する為、芸能界で仕事をするのに向いている配置だが、やはり華があってどこにいても目立ち、中心人物となってくる。







獅子座ラグナで、3、10室支配の金星が、2室で減衰する配置は、木村拓哉(キムタク)なども同じ配置だが、必ずしも悪くはない配置であり、童顔になる為、年齢がいっていても、若く見られるという特徴がある。


金星は通常は魅力や色気などを意味するが、乙女座で減衰する場合、大人の色気を失って、幼い見た目になることによって、返って、齢取ってもいつまでも若く見られるという特徴がある。


蓮舫は、56歳だが、かなり若々しい印象となっている。



3室支配の金星が減衰している為、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的効果が見込まれ、また減衰する金星はディスポジターの水星と星座交換する為、ニーチャバンガ・ラージャヨーガでもある。


金星の減衰の効果を、上記の若々しさという点も含めて、良い形に転換しているはずである。



そして、ラグナロードの太陽が4室に在住する配置は、一国一城の主の配置であり、県知事や都知事など地方行政の長になるのに向いている配置であると思われる。



これは後で、詳細に検討するが、今現在、この4室に木星と土星のダブルトランジットが生じており、一国一城の主になる可能性が高まっている。




蓮舫は、自民党批判をする場合、かなり辛辣で攻撃的なスピーチを行なうが、2室に月と金星が在住しているのに何故、そうなのかと一瞬疑問が生じる。



しかし、月はハスタに在住し、金星はチトラーに在住しており、チトラーは職人気質で頑固なナクシャトラで、辛辣な振る舞いを特徴とする。



その月や金星に対して、魚座から6、7室支配の土星がアスペクトしている為、蓮舫のスピーチはかなり重苦しく辛辣で、愛がないスピーチとなり得る。



金星と月の2室でのコンビネーションはユーモアもあるが、時に陰鬱で辛辣になることがあったようである。







蓮舫が、ビートたけしのスーパージョッキーの司会を務めていた頃、感傷に流されずに歯切れよくどんどん司会を進めていく様子をたけし、あるいはたけし軍団のメンバーが、「冷たいなあ」などと、冗談ぽく言及したシーンを覚えている。




民主党、民進党、立憲民主党時代に代表質問などの場で、厳しく攻撃的な発言をするのにもそれは生かされたと考えられる。



また火星が山羊座6室で高揚している為、攻撃力が強いのである。



これは北朝鮮の金正恩が、この獅子座ラグナで6室火星の配置がある為に部下たちを次々に粛清したことにも現れている。



蓮舫が、2009年10月21日に事業仕分けワーキンググループで、農林水産省、文部科学省、防衛省担当の「仕分け人」となった時にその攻撃力(粛清する力)は発揮された。



例えば、次世代スーパーコンピュータ開発の予算削減を決定した際にした「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」という発言が、この頃、大きく話題となった。







また獅子座ラグナに在住する5室支配の木星だが、これは例えば、同じ政治家仲間である野田佳彦などの議員を表わしていると考えられる。



野田佳彦は、以前の検証で、獅子座ラグナに修正しており、おそらく、蓮舫の獅子座ラグナに在住する木星の表示体なのである。







蓮舫は、菅の辞任に伴う代表選挙(2011年8月29日投開票)で野田佳彦の推薦人に名を連ね、野田内閣で、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)、その他にも「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画、国務大臣として「公務員制度改革を推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当(公務員制度改革担当大臣)」などを務めたようである。



つまり、蓮舫が、民主党政権下で大臣として活躍した時代に引き上げてくれたのが、野田佳彦であり、その後、自身が、2016年9月15日に民進党代表に就任した際にも幹事長を野田佳彦が務め、野田佳彦に近い人物による布陣となったために「お友達執行部」と呼ばれた。



その後も、野田佳彦と仲が良く、一緒に地方を遊説し、自民党の裏金問題を追及するなど、活動を共にすることが多いようである。



これは明らかに獅子座に在住する5室支配の木星が、蓮舫の保護者であることを表わしている。




そうしたことで、過去の時系列を見なくても、様々な証拠から、獅子座ラグナであることが垣間見えるが、ダシャーとトランジットで、過去の時系列を見ると、獅子座ラグナで正しいことが確認できる。






村田信之と結婚



蓮舫は、1993年4月から1995年9月まで、テレビ朝日『ステーションEYE』のメインキャスターを務めたが、1993年8月に番組スタッフであった村田信之と結婚している。







トランジットを見ると、土星が7室を通過し、木星が乙女座から7室支配の土星にアスペクトして、7室にダブルトランジットが生じている。




火星がラグナから7室にアスペクトし、ラーフ/ケートゥ軸が、ラグナロードの太陽にトランジットすることも結婚のタイミングの手がかりとなる。



ダシャーは、ラーフ/金星/ラーフ期であったが、ラーフ/金星期は、しばしば結婚が生じるタイミングである。




双子を出産


そして、1995年から1997年 北京大学に留学しているが、これは当時の私(秀吉)の記憶では、テレビ朝日『ステーションEYE』の視聴率が悪く、キャスターを降板して逃げるように留学したと記憶している。







その留学中の1997年1月に妊娠をした為、退学して、日本に帰国し、1997年に双子を出産している。







トランジットを見ると、子供が誕生した1997年4月のおよそ3ヶ月前の時点で、木星が5室射手座を通過し、土星が魚座から5室射手座にアスペクトして、5室にダブルトランジットが生じている。




従って、出産のタイミングとして納得できる。




ダシャーは、ラーフ/月/水星期辺りである。







サプタムシャを見ると、ラーフはラーフ/ケートゥ軸という形で、9室に絡んでおり、月は5室に在住し、水星は5室の支配星である。


(但し、これはナヴァムシャのラグナが確実に分からない状態ではあまり当てにならない)





村田信之と離婚


蓮舫は、村田信之のことを「ペット以下」と評価し、尻に敷いていたと言えるが、それでもマハダシャーラーフ期、マハダシャー木星期に渡って、結婚生活を続けていた。



しかし、マハダシャーが土星期に移行した後の2020年8月頃に離婚してしまう。



土星は、獅子座ラグナであれば6室の支配星で8室に在住しており、離婚の時期である。



ナヴァムシャのラグナは分からないが、土星は月から見た離婚の6室に在住している。







トランジットを見ると、土星は6室を通過し、木星は射手座で逆行して、6室支配の土星にアスペクトしており、6室にダブルトランジットが生じている。



従って、離婚のタイミングとして、よく理解できる。







1985年 NTTのテレホンカードのCMに出演し、芸能界デビュー






念のため、芸能界のグラビアデビューした頃のトランジットを確認すると、NTTのCMに出演して、初めて、メディアに露出したのが、1985年で、トランジットを見ると、土星が4室蠍座から10室にアスペクトし、木星が山羊座から10室と10室の支配星にアスペクトして、10室にダブルトランジットしている。



10室は大舞台を表わし、あらゆる人から見られ、知られることを意味している。



CMに出演することで、知名度が、全国区になったことを意味している。



ラーフ/ケートゥ軸も4-10軸をトランジットし、社会的に有名になった時期を表わしている。



またトランジットの木星は3室支配の金星にアスペクトしているが、土星は蠍座1°59’を通過しており、これは蠍座に移動した直後で、少し前まで3室をトランジットしており、3室へのダブルトランジットが成立していたと考えられる。(※土星は1984年12月22日から蠍座に移動)


つまり、CMデビューし、グラビアアイドルとしてのキャリアがスタートした時、3室(芸能)と10室(仕事、有名)にダブルトランジットしていたことが分かる。








ダシャーは、ラーフ/木星期であり、マハダシャーラーフ期に入った後のセカンドアンタルダシャー木星期である。



マハダシャーロードのラーフはラーフ/ケートゥ軸という形で、3室に絡み、ディスポジターの火星は月から見た3室の支配星で5室で高揚している。



またラーフはアシュビニー(ケートゥ)に在住し、支配星のケートゥは、3室に在住している。



アンタルダシャーロードの木星は、5室(3室から見た3室:3室の本質)の支配星で、5室にアスペクトバックし、また在住するマガー(ケートゥ)の支配星であるケートゥが3室(芸能)に在住している。



従って、この時期は、芸能界(3室)で活動することを表わしていたと言える。





1988年 音響機器メーカーのクラリオンガールとして選ばれる (グラビアアイドルとして活動)







その後、1988年になると、音響機器メーカーのクラリオンガールに選ばれ、グラビアアイドルとしての活動が本格的に始まるが、土星は射手座から3、10室支配の金星にアスペクトし、木星は魚座から3、10室支配の金星にアスペクトし、3室と10室にダブルトランジットが生じていた。



そして、ラーフ/ケートゥ軸も3、10室支配の金星をトランジットしており、この時期に芸能活動が本格化したことが分かる。



ダシャーは、ラーフ/土星期→水星期→ケートゥ期→金星期辺りである。



土星は3、10室支配の金星と相互アスペクトし、水星は3室に在住し、3、10室支配の金星と星座交換している。







そして、ケートゥは3室に在住して、ディスポジターである3、10室支配の金星の結果を与え、そして、金星は、まさに文字通りの意味で、3、10室支配の金星期である。



従って、ラーフ/土星期→水星期→ケートゥ期→金星期は、芸能活動を行なっていく時期であるが、グラビアアイドルを初めてまもなく、日本テレビ『スーパージョッキ-』のアシスタントに抜擢され、MC業に進出する。



そして、1992年4月からのラーフ/ケートゥ期には、報道・情報番組に主軸を移し、TBS『3時にあいましょう』と後継番組の『スーパーワイド』、テレビ朝日『ステーションEYE』のメインキャスターなどに進出した。



これは上述したように3、10室支配の金星が2室(スピーチ)に在住し、2、11室支配の水星と星座交換して、2-3の星座交換が生じている為である。



3室(芸能)が2室(スピーチ)と絡むことで、芸能活動が、司会やキャスターなど、主にスピーチを主体にしたものになっていくのである。






このように見て来ると、蓮舫は、まさに獅子座ラグナであることが分かる。






政治キャリアの最盛期


蓮舫のキャリアを見ていくと、政治家として最も輝いたのが、民主党が政権を取って、内閣入りして、閣僚になった時期である。



それが時系列で言えば、以下の時期に相当する。





2007年9月 民主党のネクスト年金担当大臣である長妻昭からの要請で、ネクスト年金担当副大臣に就任

2009年10月21日 内閣府が設置した事業仕分けワーキンググループの一つである、農林水産省、文部科学省、防衛省担当の「仕分け人」となる

2010年6月8日 菅直人内閣において、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に就任

2010年10月20日 民主党の前首相鳩山由紀夫と実弟で無所属衆院議員の鳩山邦夫が都内で会談し、来春の東京都知事選の候補者選びを巡り、「いま人気のある蓮舫行政刷新担当相が出馬すれば勝てるのではないか」、との認識で一致

(2010年の参議院選挙で東京選挙区史上最多の170万票超を獲得)

2011年1月 菅直人第2次改造内閣では、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に留任、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)

2011年3月13日 震災発生後、節電啓発等担当大臣も兼務

2011年6月27日 閣僚ポストをすべて退任し、内閣総理大臣補佐官となる

2011年9月2日 野田内閣において、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に就任、「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画、国務大臣として「公務員制度改革を推進するため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当(公務員制度改革担当大臣)」などにも就任

2012年1月13日 民主党行政改革調査会会長代行に就任

2013年5月27日 民主党役員会で、馬淵澄夫、長妻昭とともに幹事長代行に起用される


(wikipedia 蓮舫より引用抜粋)



マハダシャー木星期に入った後の三番目のアンタルダシャーである木星/水星期に初当選し、政治キャリアがスタートする。



その後、民主党が政権を取るため、木星/金星→太陽→月→火星→ラーフ期と、木星期の後半は、内閣入りして、大臣(閣僚)として、政治を行なうことになった。



彼女の政治キャリアの中では、最も輝いた時期ではないかと思われる。








2009年10月21日に内閣府が設置した事業仕分けワーキンググループの一つである、農林水産省、文部科学省、防衛省担当の「仕分け人」となった時は、事業の仕分けをする権力の地位に就いている。



この時が、ちょうど木星/太陽期であり、太陽はラグナやダシャーロードから見て、1室支配で4室に在住し、1-4のラージャヨーガを形成した上で、10室にアスペクトしている。



野田内閣の時は、木星/火星期だったが、上述したようにラグナに在住する木星の表示体となる野田佳彦の恩恵で、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)に就任し、少子化対策、男女共同参画など多くの行政施策に参画する。



しかし、そうした最も政治キャリアにおいて最も良い時期は、マハダシャー土星期への移行と共に終わってしまうのである。





マハダシャー土星期へ


土星期になると、民主党と維新の党が合流して結成された民進党に参加し、民進党代表選挙で、第2代代表に選出されるが、新執行部は、幹事長の野田佳彦に近い人物による布陣となり、「お友達執行部」と批判される。



代表に就任したが、結局、自分の人脈を駆使して、執行部を組織するまでの力はなく、幹事長の野田佳彦に頼って、野田佳彦に近い人物が招集されることになってしまう。



これは、マネジメント能力、党を運営する能力に関する力不足であり、また反原発、「2030年までに原発ゼロ」の方針を掲げて、原発推進派の労組や連合の反発を招いて、党内対立が深まってしまう。



そうして、土星/土星期となる2017年7月27日に民進党代表の引責辞任を表明するが、これは主に蓮舫のリーダーシップの能力、関係者を従わせ、統率する力の不足が原因だった。



土星は6室の支配星で、8室の表示体であり、それが10室や10室の支配星にアスペクトしており、土星期は仕事や地位が、中断したり、行き詰まってしまうことを意味している。







そして、民進党代表を辞任した後は、民進党に離党届を提出し、立憲民主党に入党届を提出し、かろうじて、立憲民主党創設者の枝野幸男の下で、政治家を続けることになった。



この辺りの民主党の分裂、そして、立憲民主党に入党してかろうじて、政治家として生き残ることが出来たということが、10室を傷つけているマハダシャー土星期としてよく現れている。



土星は、ナヴァムシャでは天秤座で高揚し、9、10室支配のヨーガカラカで、6室で高揚している配置からすると、リベラル派の論客として、自民党を厳しく糾弾するのは、この配置が為したのだと分かる。



通常、リベラルな政治信条(この場合、自由主義というよりも平等主義、社会主義や共産主義に近い価値観という意味)を持つ人は、土星が天秤座で高揚しているケースが非常に目につく。



例えば、007のモデルになったと言われる英国諜報部(MI6)内のロシアのスパイ、キム・フィルビーも土星がナヴァムシャやダシャムシャで高揚している。(※キム・フィルビーについては、「キム・フィルビー かくも親密な裏切り」ベン・マッキンタイアー (著),小林 朋則 (訳)に詳しい)



土星が天秤座で高揚していると、社会主義、共産主義に共感するのである。



アメリカのネット監視システム「PRISM(プリズム)」の存在を暴露した元CIAのエドワード・スノーデンも出生図で土星が高揚している。



彼はCIAから追われる立場となり、ロシアに亡命する結果となった。



天秤座は、自己主張ばかりせず、他人の権利や自由を尊重する民主主義の星座である為、そこで土星が高揚する場合、民主主義の価値観を持ち、民主主義を推進したり、実現しようとする人間となる。



その為、蓮舫が、自民党の裏金問題などを追及する急先鋒であり、脱原発を推進したり、資本主義の価値観と真っ向から対立するリベラルな政治信条の持ち主なのは、この配置の為である。



そして、日頃のそうした蓮舫の政治活動を見ている共産党や社民党は、蓮舫の都知事選出馬を全面的に支持する意向を表明した。



こうした政治スタンスは、蓮舫の土星が、ナヴァムシャで高揚する配置から出て来たものである。





蓮舫は令和6年度 東京都知事選で勝利できるか


蓮舫はこのようにマハダシャー土星期の間は、6室支配で8室の表示体である土星が、10室や10室の支配星にアスペクトする為、地位や立場が不安定になりやすいのである。



そして、批判を受けやすい立場となる。



2024年5月27日に蓮舫は、7月7日投票日の東京都知事選への出馬を表明したが、土星/金星期である。







早速、蓮舫は、現職の小池百合子の批判を開始し、戦闘モードに入ったが、蓮舫を批判する芸能人や政治家の動きも激しくなっている。



例えば、蓮舫に対して、タレントの眞鍋かをりが批判したり、維新の馬場伸幸代表が批判しているニュースが飛び交っている。



蓮舫は、マハダシャー土星期においては、自分も激しく批判するし、また激しく批判を受ける立場にもなるようである。



しかし、蓮舫の土星は6室支配で8室に在住しており、ヴィーパリータラージャヨーガ(逆転のラージャヨーガ)を形成している。



従って、敵の攻撃によって、苦しめられながらも、最終的には、それが返って、自分の利益に転化することもあるのである。



この配置が、どう出るのかは見ものである。



現在、土星/金星期で、アンタルダシャーロードは金星であり、金星は3、10室支配で、2、11室支配の水星と2-3の星座交換をしている。



従って、今、蓮舫は、メディアから、あたかもスターであるかのように注目を浴びており、追い風に乗っている。









メディアが、蓮舫のグラビアアイドル時代について掘り起こして記事にしたりしているのもアンタル金星期だからではないかと思われる。



従って、批判を受けているというデメリットはあるが、それがヴィーパリータラージャヨーガによって、返って、自分の利益や有利な方向に逆転する可能性を秘めており、そして、その土星が金星と相互アスペクトすることによって吉凶混合する時期である。(ここでは土星が、6-8のヴィーパリータラージャヨーガを形成していることが極めて重要である)




そして、この土星/金星期が終わると、蓮舫は、2024年12月18日から土星/太陽期に移行する。



太陽は、ラグナロードで4室に在住しており、1-4のラージャヨーガを形成しており、これは一国一城の主の配置であり、都知事や県知事といった地方行政の長に就任するのに適した配置である。



そして、現在、その4室蠍座に木星と土星がダブルトランジットしており、これは土星/太陽期になった後も暫く続いていく。







つまり、アンタル金星期、そして、アンタル土星期という流れは、マハダシャー木星期において、木星/金星期→木星/太陽期において、民主党政権が誕生し、入閣して、大臣となった時期である。



特に木星/太陽期においては、事業仕分けの執行者として、一つの行政部門の長として権力を振うことになった。



そうしたアンタルダシャーの流れと同じ流れが、今、来ているのであり、現在、土星/金星期で、次は、土星/太陽期である。



これは蓮舫が、東京都知事に当選する可能性を究めて強く示唆している。(しかし、6室支配の土星のマハダシャーである為、批判を受けやすく、当選したとしても穏やかに行政を行えるようにはならない)





ジャイミニスキーム


蓮舫は、2017年11月27日から山羊座のメジャーダシャーに入っており、現在、山羊座/牡牛座で、7月7日の投票日も山羊座/牡牛座である。



山羊座には4、9室支配の火星が高揚しており、6室の火星は敵を粉砕する配置である。



この山羊座のメジャーダシャーであることは、敵との闘いにおいては強いことを示している。



また山羊座から見た10室にはAmKの水星が在住し、PKの木星がジャイミニ・アスペクトして、AmK-PKのジャイミニ・ラージャヨーガを形成している。










またGKの太陽は、山羊座から見た11室に在住しているが、ウパチャヤの11室にGKが在住することは良いことである。



これはウパチャヤの凶星は良いという原理がそのまま当てはまる。



サブダシャーの牡牛座は、獅子座ラグナから見た10室で、牡牛座から見ると、AmKの水星が10室にジャイミニ・アスペクトしている。



従って、今は、大舞台に立つ時期であり、キャリア上の重要な上昇の時期であることは間違いないのである。



しかし、東京都知事選に出馬して、メディアからの注目を浴びるだけでも大舞台に立つことを表わしており、それと当選するかどうかを切り分けるのはどんな要素かと言えば、その辺りは微妙である。



それが、大統領選挙などで勝利者を見極めることの難しさである。



しかし、蓮舫が、木星/金星期→太陽期に民主党政権内で、政治権力を得たのであれば、土星/金星期→太陽期には、東京都知事として、政治権力を得るのではないかと思われる。



そして、ジャイミニでは、まさにAmKの水星が、メジャーダシャーの山羊座から見て10室に在住し、サブダシャーの牡牛座から見て、10室にアスペクトしている。



これは、キャリア上の上昇の時期であり、高い地位に就くことを表わしている。



従って、蓮舫のチャートを見た限りでは、蓮舫は、東京都知事選に勝利すると考えられる。(しかし、勝利できた場合、その後は前途多難である)



また他の有力候補、元安芸高田市長の石丸伸二氏、そして、現職の小池百合子のチャートも再度、検証し、誰が勝利するのか更に検討したいと考えている。






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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 小池百合子のダシャーとチャートからしても、蓮舫の都知事当選かもしれないと思います。

    小池百合子は、投票日は木星ー水星ー土星期です。
    問題はADの水星です。
    D1では、水星はラグナから2・5L、月と木星からは3・6L。
    D9では、水星はラグナから5・8L、月から2・5L、木星から9・12L。
    D10でも、水星はラグナから5・8L、月から2・5L、木星から8・11L。
    D60でも、水星は月から5・8L、木星から6・9L。
    あまりに5・8・9・12と言うようなハウスが強調されているような気がします。

    D9では、水星は5Lで10Hに在住しておりますが、水星が10や11と言ったハウスとの絡みが弱いような気がします。

    また、D1ではAD水星から見て、PADの土星が7・8Lで3H。
    D9では、AD水星から見て、PAD土星は12L。
    D10では、AD水星から見て、PAD土星は12H。

    また、小池は8月末には木星ーケートゥ期になります。
    ケートゥは出生図でも、分割図でも強くないように思えます。

    小池の木星は、
    D1では11L、D9・D10ではラグナからも月からも11L、D60では月から11L。
    小池の土星は、
    D1ではラグナから10L、月から11L。
    D9・D10では月から10L。
    と言う感じで、小池百合子が木星ー木星期や木星ー土星期で都知事の仕事を遂行できたことが分かります。

    しかし、木星ー水星期のダシャーはそれに比較すると弱く、次の木星ーケートゥ期も上記のような強さを感じられません。

    私はヴィムショッタリダシャーから見て、小池は当選しないだろうと思います。

    チャラダシャーで見ると、選挙直後に魚座期から水瓶座に移行しますが、D1でAmKが5Hから6Hへと配置が悪化していますから、これも小池が当選しないことを示しているのかもしれません。

    一方の蓮舫の場合、D1だけを見ても、ADの金星が3・10Lです。
    D9でも、月から見て、MDの土星は10Lです。
    これだけ見ると、蓮舫が当選すると思います。
    • 小池百合子はおそらく先日の衆議院東京15区補欠選挙で、乙武洋匡を応援して圧勝すれば、国政復帰の道も開かれ、また勢いに乗って余裕で都知事を三選するという目論見だったと思います。その計画が予定通りに行かず、学歴詐称問題などにも苦しめられ、蓮舫の出馬によって、出馬を発表するタイミングも延期になったようです。皆から待望されて三選する流れを必死に作り出そうとしてますが、明らかに計画通りに行っていません。こうしたこともダシャーに出ているはずで、アンタルダシャーの土星期から水星期の移行に現れているなら、おそらく、そういうことだと思います。
      ここ最近の小池百合子の動向を見た限りでも前兆学的にも再選への強い流れがあるとは思えません。但し、チャラダシャーで見た時に次に水瓶座のメジャーダシャーに移行し、水瓶座は、10室で水瓶座から見た10室にAmkがジャイミニアスペクトしています。そのため、まだ引退という感じでもないです。蓮舫の場合、メジャーダシャーの山羊座から10室にAmkがまさに在住しているため、在住している方が、強いと思われ、また蓮舫のチャートを単独で見た場合には当選して、政治権力を得る時期に見えます。但し、小池百合子は、この後、どうなって行くかという問題もあり、その辺りを明確にしたい所です。
    • 土星が逆行すると、一つ前の星座である山羊座から魚座、蟹座、天秤座にアスペクトし、

      木星とのコンビネーションでは、山羊座にダブルトランジットを生じます。

      山羊座は小池百合子の9室であり、トリコーナである山羊座にラーフが在住して、ケンドラの支配星である金星や2、5室支配のトリコーナの支配星である水星がアスペクトして、

      ラーフまたはケートゥがラージャヨーガになる場合の条件を満たしています。


      そこにダブルトランジットが生じて、このラージャヨーガの効果が顕現して、この頃になると、出馬宣言をして、7月7日の選挙直前になって、

      小池百合子は、メディアへの露出やパフォーマンスがより活性化して来るということではないかと思います。

      山羊座は月から見た10室でもあり、そこにダブルトランジットが生じて、より目立ってくるということではないかと思います。


      しかし、月からみた場合、水星は3、6室の支配星でもあり、この3、6室支配の水星の効果をアスペクトによってラーフに付与しています。

      こうした否定的な効果も出てくるかもしれません。

      土星は山羊座に逆行することで、アンタルダシャーロードの水星にアスペクトして、月から見た3、6室支配の水星の否定的な象意も顕現して来ます。

      批判されやすく、メディアから批判的に報じられるかもしれません。

      そうした吉凶混合した状態が現れると思います。


      基本的にトランジットよりもダシャー優先であり、小池百合子の場合、木星/水星期は、アンタルダシャーロードの水星が3、6室支配の水星で傷ついており、問題を抱えています。

      土星は逆行により、この水星にアスペクトして、この水星の否定的な効果も際立たせるため、小池百合子にとってはしんどい状況かもしれません。

      出馬をすれば注目をされて、小池百合子のこれまでの業績に対する採点などメディアの評価も厳しくなってくると思います。


      通常、惑星の逆行とは物事の停滞を表わし、これまで上手く進んでいたことが停滞する動きのことです。


      これまでやり残していたことをやり遂げたり、過去を振り返る時期です。


      9室は10室を損失するハウス(10室から12室目)であり、地位や仕事を損失する象意が顕現する時期です。


      仕事から解放されて、海外旅行や留学などをして、精神修養したいと思う時期です。


      また土星は一つ前の山羊座からアスペクトして、ラグナロードと5室の支配星にアスペクトし、木星はラグナをトランジットして、5室にアスペクトする為、


      1室と5室にも木星と土星が、ダブルトランジットします。


      5室は10室から見た8室で、あり、仕事の中断のハウスです。


      1室はアイデンティティのハウスであり、物事の始まりのハウスであり、再出発とか、振り出しに戻るハウスです。


      従って、小池百合子にとっては、東京都知事の仕事を終えて、再出発するようなタイミングとも言えるかもしれません。


      一方で、山羊座は蓮舫にとっては、高揚する火星が在住する6室であり、6室の火星は敵を粉砕する配置であり、敵に対する激しい攻撃を表わしますので、7日7日の当選日に向けて、小池百合子への批判を強めていくと思います。

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