
アンソニー・ファウチ博士は、アメリカの免疫学者・医師で、1984年から2022年まで国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長を務めて来た。
HIV/AIDSやCOVID‑19(新型コロナウィルス)など数々の感染症対策に貢献し、7人の米大統領に助言をして来たという。
国民栄誉賞や学術賞を受け、現在はジョージタウン大学で教授を務めているが、パンデミックへの対応で、批判を受けており、既に紹介したロバート・F・ケネディ・ジュニアの『The Real Anthony Fauci – 人類を裏切った男』では、コロナ・パンデミックで、米国政府と巨大製薬会社が共謀して、暴利を追求した中心人物の一人として、批判を受けている。
ファイル博士への批判は以下のような内容に渡っている。
アンソニー・ファウチ博士に対する批判内容 1. ゲイン・オブ・ファンクション(機能獲得)研究への関与 武漢ウイルス研究所への資金提供に関与したとされる。 ウイルスの感染力や毒性を高める研究(ゲイン・オブ・ファンクション)を支援していたとの批判。 ファウチ氏は「定義上、支援していない」と否定。 2. 上院での虚偽証言疑惑(偽証) 武漢研究所への資金提供や研究内容に関して、議会証言で「嘘をついた」と共和党議員に非難されている。 上院議員ランド・ポールは司法省に告発し、調査を要求。 3. COVID-19政策における失敗と矛盾 初期に「マスク不要」と述べ、その後「着用必須」と発言を変更。 長期の学校閉鎖を支持したことにより、子供の学力・精神健康への悪影響を招いたとの批判。 2024年に「学校閉鎖は間違いだった」と一部を認める。 4. 科学的情報の操作・他意的な情報操作 COVID起源に関する「自然発生説」を積極的に支持し、「ラボ流出説」を陰謀論扱い。 後にメール等で「ラボ説」も知っていたことが判明し、情報をコントロールしていたのではという疑惑。 5. 透明性の欠如・記録隠蔽の関与疑惑 側近(David Morens)が私用メールで業務連絡を行い、情報公開法(FOIA)から逃れる意図があったとされる。 ファウチ自身も含めたNIHの記録管理に関して、議会で問題視されている。 6. 製薬会社との癒着・利益相反疑惑 高価なワクチンや治療薬を推進し、製薬業界との関係が強すぎると批判される。 ワクチン以外の治療法(イベルメクチン、ヒドロキシクロロキンなど)を否定し、利権誘導と非難されることも。 7. HIV/AIDS対策への過去の対応批判 1980年代のHIV/AIDS危機において、承認の遅れや過剰な統制が患者の治療を妨げたと、過去からの批判も存在。 特にゲイ・コミュニティからは当時の対応に対する怒りが強かった。 (chatgpt 4により作成) |
コロナ・パンデミックの中で、爆発的に感染者が増える中で、コロナ対策のトップの立場で、緊急事態宣言や外出禁止令などの意思決定に深く関わっていた為、その意思決定に対して、批判を受けやすい立場にあったと言えるかもしれない。
ファウチ博士の出生データは、アストロデータバンクで、Aランクで信頼できるデータである。
「1940年12月24日 22時24分 ブルックリン(キングス郡)、ニューヨーク」でチャートを作成すると、獅子座ラグナとなる。

チャートの特徴としては、12室支配の月が土星、火星の両方から傷つけられており、5室支配の木星も土星と火星の両方から傷つけられている。
通常、5室は識別力、判断力を表すが、その5室の支配星が牡羊座で、減衰する6室支配の土星とコンジャンクトし、火星からアスペクトされる配置は、何かルールや秩序に従う配置ではなく、自分自身で、ルールや秩序を作り出したり、包括的で、支配的な考えを持つ配置である。

例えば、アドルフ・ヒトラーは、5室支配の土星が蟹座(右翼、民族主義)に在住し、牡羊座の火星からアスペクトを受けていた。
これが優生学の思想をもたらし、「ドイツ民族の生存の危機が脅かされた時、他国への侵略は正当化される」という思想を展開した。
またゲルマン民族が最も優れており、ユダヤ人は撲滅すべきであるとし、弱肉強食の力の思想をもたらした。
5室の支配星が牡羊座に在住する惑星の影響で、傷ついていたら、似たような戦闘的で積極的で、独裁的な思想をもたらし、月は、気質面で、戦闘的で積極的で、独裁的な傾向を帯びるかもしれない。
そして、月が土星と火星から傷つけられている場合、世俗を厭う厭離の気持ちをもたらし、厳しい性格をもたらすはずである。
ストイックで、苦痛に耐え、しかも人にもそれを要求するような性格である。
犯罪を行なう配置であるかを見極めるのは、難しいが、細かいことは考えないで、トップダウンで、大雑把に何らかの指示を試してみるような所はあったのかもしれない。

例えば、ワクチンを大量に売りさばき、多少の副作用が出ても、それに目をつぶるとか、そうした大胆不敵で、被害者に共感しない全体主義的で、体制側の都合による政策を行なうかもしれない。
特に6室の支配星である支配星が減衰する配置は、患者や被害者といった自分よりも目下の弱者に強い立場に出て、ワクチンの接種を義務付けたり、色々上から強制的に行なうかもしれない。
イベルメクチンを封印して、製薬会社のワクチンに全面依存する体制を作り上げたのは、製薬会社を儲けさせる為であり、自分の業界の利権の為である。
そうした判断の端々に強者の都合で、弱者に強いるような強制的な政策を行なったことはこの配置から読み取れるかもしれない。
いずれにしても火星を支配星とし、土星が減衰する星座は、社会の常識やルールに従わずに上から強制的な政策を実行するような強権的な思想になりがちである。
こうした配置が、少なからず、問題を生み出したということは容易に想像できる。
例えば、ヒトラーの5室支配の土星は4、5室支配のヨーガカラカで、2、7室支配の火星からアスペクトされているが、そこには全くトリシャダやハウスやドゥシュタナハウスの影響が見られない。
しかし、それにも関わらず、優生学による人種主義、弱肉強食、力の思想などをもたらし、それが強力に社会に害悪をもたらしたのである。
ファウチ博士のように製薬会社を背後に従え、コロナ政策の意志決定を行なう巨大な権力を持つ立場であれば、それは容易に大衆にとって害を為すことは可能である。

例えば、自民党の麻生太郎のチャートは、ラグナは分からないが、牡羊座に土星、木星、月が惑星集中している。
2013年4月にアメリカのCSIS(米戦略国際問題研究所)で、「日本の水道のすべてを民営化する」と言明したが、水道民営化といった非常に国民生活に直結する繊細な問題について、大胆不敵に全て民営化するなどと、短絡的な提言を行なったのは、牡羊座に惑星集中だからである。
民営化によって、日本の国民生活がどのような影響を受けるかについて想像したり、考えることが出来ない。
おそらく、ファウチ博士にも同じような傾向があったと思われる。

また同じく自民党で首相を務めた小泉純一郎のチャートを見ると、牡羊座に土星と火星が在住しているが、日本の外資を規制する法制度を破壊して、自由化の道を開いてしまった。
それによって、日本が多大な損害を被ったことは明らかである。
本人は、当時、「聖域なき構造改革」により、民間主導の経済へと「パラダイムシフト」するとか、「郵政民営化というのは、まさにコペルニクス的転回であり、これまでの常識を逆転させるような改革である」と主張していた。
本人は、それが良いことであると信じて行っていたのかもしれない。
牡羊座は、その星座の性質上、そこに凶星が絡んだりすると、意図せずして害を働くことも多くなるのかもしれない。
犯罪者と言えるかどうかはまた別の話であるが、繊細さが欠けている為、破壊的になりやすく、道徳的な罪を犯しやすい配置と言えるかもしれない。
関連記事:ロバート・F・ケネディ・ジュニアの『The Real Anthony Fauci – 人類を裏切った男』(2025/7/25)
コメント
コメント一覧 (2件)
>牡羊座は、その星座の性質上、そこに凶星が絡んだりすると、意図せずして害を働くことも多くなるのかもしれない。
私は、月ラグナが蠍座で、牡羊座を観察する時にいつも思うのは、同じ火星が支配星なのに、どうしてこうも違うのか…
ということですね。
蠍座から見て6室が牡羊座ということもあるのでしょうが、
どうしてこうも、短絡的で向こう見ずで、とりあえずやってみる、みたいな単細胞なのか…後々のリスクは考えないのか…と、
御しやすい相手として見てますね…
それから、
>特に6室の支配星である支配星が減衰する配置は、患者や被害者といった自分よりも目下の弱者に強い立場に出て、ワクチンの接種を義務付けたり、色々上から強制的に行なうかもしれない。
のところに関してですが、
私は水瓶座ラグナで、6室支配星の月が蠍座で減衰して、ニーチャしているんですが…
私の感覚としては、
目下の弱者に強い立場に出る…というよりも、
愚か者が、自分より知恵に劣る弱い者が、勝手に墓穴を掘ったり、損する行動に出ているからといって、
なぜ、それを、わざわざご丁寧に教えてやったり、救ってやらなきゃならないのか…
世の中そんな甘くない…
という、感じですね。
積極的に、弱者を利用したりはしませんが、弁別能力が無いなら、それは自己責任でしょう、そこまで構ってられない、という感じなのですよね…
まぁ、見下しているのは、確かなことですが…
どのラグナから6室の支配星が減衰しているか、で、また変わってくるのかもしれませんが、
少なくとも、水瓶座ラグナで、6室支配星が蠍座で減衰の場合、水瓶座も蠍座も、自分が窮地に陥るような積極策は取らないので、積極的に弱者を利用する、ということは無く、ただ、弱者のためまで考えて、選択しているわけではない、という感じですかね。
まぁ…愛が無い、優しさが無い…等と、批判されても、それはしょうがないわけですが、そんな風に批判されたとしても、やはり、
愚か者が、自分の愚かさをまず省みずに何をかいわんや、と、恐らくそんな批判は意に介してないと思います。
>愚か者が、自分より知恵に劣る弱い者が、勝手に墓穴を掘ったり、損する行動に出ているからといって、
>なぜ、それを、わざわざご丁寧に教えてやったり、救ってやらなきゃならないのか…
>世の中そんな甘くない…
>という、感じですね。
>積極的に、弱者を利用したりはしませんが、弁別能力が無いなら、それは自己責任でしょう、そこまで構ってられない、という感じなのですよね…
おそらく、それが支配する体制側と支配される大衆の現実なのだと思います。
資本家と労働者の違いとも言えます。
それが6-8の関係の中で現れます。
陰謀論というのは常に支配される大衆の側から起こる理論であり、
支配する体制側は、積極的に支配したいというよりも支配してあげないと大衆が困る為、支配してあげている所もあると思います。