従って、天秤座はリベラルであり、女性解放運動や様々な左翼的な価値観を体現している星座である。
先日、『小泉、森高もミニスカ「年齢に見合った服」という概念に変化』という記事が目に付いた。
その中で、小泉今日子のミニスカファッションについて論じられていたが、ミニスカとは、「女性解放を象徴するアイテム」だと書いてあった。
小泉、森高もミニスカ「年齢に見合った服」という概念に変化 2017.10.13 DIETポストセブン 舞台は1960年代後半に突入したNHK連続テレビ小説『ひよっこ』。1967年にミニスカートを颯爽と着こなすスーパーモデル・ツイッギーが来日したことで日本中にミニスカート旋風が巻き起こり、登場人物たちもミニスカに夢中だ。視聴者からは、今から50年前に起こったミニスカブームを懐かしむ声が相次いでいる。 ミニスカは女性解放を象徴するアイテム 『ひよっこ』で再現された通り、ミニスカートは当時の一大ムーブメント。全国津々浦々、ミニスカートをはいた女性であふれかえっていた。当時30才の美空ひばりから、62才のファーストレディー、佐藤栄作首相の妻・佐藤寛子さんまで、あらゆる世代の女性を巻き込んだのが、このブームの最大の特徴である。 ファッション史に詳しい、共立女子短期大学生活科学科教授・渡辺明日香さんは「当時、ひざ上のスカートは革命的だった」と話す。 「ミニスカートは、1950年代末『マリー・クヮント』(英ブランド)がロンドンの若者の装いをヒントに発売し、1965年に『クレージュ』(仏ブランド)がパリのオートクチュールで発表して全世界に広がりました。ミニスカートは、女性は肌を出すべきではないという“固定観念からの解放”を意味したといっていいでしょう。 高度経済成長期を迎えた日本では、新しい装いにも関心が高まり、ツイッギー来日当時、ひざ上数センチもあるスカートの上陸には、皆驚きつつも、待望のファッションとして受容されたと思います」 流行はめぐるというが、ミニスカートブームはその後も数年ごとにやってきている。1986年、男女雇用機会均等法が施行されると、女性たちはこぞってミニ丈のスーツを身にまとった。テレビをつければ、松田聖子や中山美穂、おニャン子クラブといったアイドルたちが“かわいらしい女性”の象徴としてミニスカートを着用。1980年代後半のバブル期には、多くの女性が“セクシーな女性”を目指し、マイクロミニのボディコンを着てディスコに繰り出した。 しかし、そんな固定観念に一石を投じているのが、近年のエイジレスブームだ。大人カワイイファッションを提案する雑誌『sweet』(宝島社)の編集者・鏡味由起子さんは言う。 「1999年の創刊時は“アラサーがフリフリの服なんてNG!”といった内容のページを作っていましたが、2005年頃からは“何才になっても着たい服を着よう”という、エイジレスな女性を推奨するようなメッセージを打ち出すようになりました。“年齢に見合った服”という概念がなくなりつつあると思いますね」 実際、『sweet』では、かつて41才だった梨花(44才)がミニスカ姿で誌面を飾り、その他のメディアでも小泉今日子(51才)や森高千里(48才)、YOU(53才)らがミニスカ姿を堂々と披露している。また世界に目を向ければ、仏・ブリジット大統領夫人(64才)は年齢を感じさせないミニスカ姿で称賛を集めている。 その背中を押すように、男性もエイジレスな女性を推奨する。コラムニスト・泉麻人さんが語る。 「『ひよっこ』の木村佳乃さん演じる美代子のミニスカシーンは本当にかわいかった。大人のミニスカは若い子にはない色気があっていい。 今はスタイルに自信がある人が増えたから、60代くらいでもツイッギー顔負けの人がいますよね。 年齢よりも脚の太さよりも、脚の組み方とか脚の作法をきちんとしていたら素敵に見えるんじゃないかな」 良識のある大人としてのミニスカ 大人のミニスカを後押しする風が吹いていることは間違いないが、その時代の空気に流され、果敢にミニスカートにチャレンジしたところ、しっぺ返しを喰らったという女性も少なくない。 栃木県在住の麻生唯さん(主婦・50才)は肩を落とす。 「喪服すらパンツスーツを選んでいた私ですが、最近の大人女子ブームにのって、30代の頃に封印したミニスカートを引っ張り出してみたんです。 むだ毛の処理をして、ひざの黒ずみを隠すためにストッキングをはいて…自分的には完璧だと思ったのに、外出先で友達に会って嫌みを言われるし、夫や子供からも大ブーイング。当たり前だけど、芸能人の彼女たちとは違いますよね…」 彼女は自室の鏡で、ミニスカート姿の自分を眺めながら、「“似合う”と“好き”は違うのかもしれない」とミニスカートを再び封印したという。 パーソナルスタイリストの政近準子さんは言う。 「ファッションは人への配慮なんです。誰と、どんな目的で会うのか。季節はどうか。職業的に、社会的立場にふさわしいかどうか。人はまず、外見で判断されます。いくら近年、年齢と服のボーダーが取り払われたからといって、似合うものは年齢によって変わってくる。自分に似合うものを着ていないと損してしまうんです」 「はけるのか、はけないのか」「はくのか、はかないのか」──若い頃のように、何も考えずにミニスカートをはくことは難しい。良識ある大人として、ミニスカートをはけるのか。年を重ねれば、重ねるほど、ミニスカートは私たちを強迫してくるのだ。 ※女性セブン2017年9月28日号 |
ミニスカが女性解放を象徴するアイテムであるのは、ミニスカというファッションは天秤座と関係しているからであると考えられる。
天秤座は、金星がムーラトリコーナとなる星座であり、容姿に関しては、12星座中、最も美しいのが天秤座ではないかと思われる。
但し、派手で、ルックス重視であり、ファッションショーなどで、モデルを務めるのは、天秤座ラグナの女性である。
ミニスカとは、露出を多くして、女性の身体美などをより解放するというコンセプトがあると思われるため、典型的に天秤座のファッションであり、それは、天秤座が持つ、「自由」という概念と不可分であると思われる。
だからこそ、ミニスカは、女性解放を象徴するアイテムとして、そこに思想性が付いてくるのである。
何故、単なるファッションが、女性解放という思想にシンボリックに結びつくのか、考えると非常に不思議であるが、天秤座というのは、風の星座であり、思想や考え方などに関係しているのである。
だからこそ、天秤座は、ファッション(金星)というツールを通じて、思想を表現する星座なのである。
ここで重要なのは、小泉今日子が山羊座ラグナであるということである。
そして、ある星座から見た10室目というのは、ある星座と密接な関係性を持つのである。
ラグナから見た10室は、行為のハウスであり、行為を司るハウスであるからこそ、非常にラグナである星座と密接な関わりを持つ。
そして、小泉今日子が、天秤座ラグナであるかのように見えるのは、山羊座から見た10室が天秤座だからである。
また同じくミニスカの話題で取り上げられていた森高千里も月が山羊座に在住しており、チャンドララグナから見ると10室が天秤座に位置する。
天秤座の真ん中のスヴァーティーの象意は、「自由の戦士」である。
自由というものが、キーワードになる。
だからミニスカというと、天秤座のファッションのように思うのだが、特に女性解放を象徴するアイテムなのは、ミニスカが天秤座を象徴するファッションだからであり、また山羊座から見て10室が天秤座であるため、山羊座の行動を支配する星座が天秤座である。
従って、天秤座的なファッションを身に着けるというのも山羊座のスタイルなのである
つまり、天秤座=自由=女性解放=山羊座から見た10室=山羊座というつながりが認められる。
アメリカで1960年代から70年代にかけて、公民権運動、ベトナム反戦運動などのカウンターカルチャー運動が盛んになり、この当時、アメリカで労働組合活動などが最も盛んで、最もリベラルで、平等な雰囲気が広がった時代であるが、女性解放運動などもこの頃、盛んになり、既成の価値観や宗教に大きな変化をもたらしている。
そして、この頃、フェミニズム運動も盛んになり、妊娠中絶やフリーセックスといった女性が自分の身体を自由にできる権利を持つという概念が広まっている。
つまり、ミニスカというのは、妊娠中絶やフリーセックスなど、女性が自分の身体を自由にするという思想の表現なのである。
従って、伝統社会(封建社会)はそれを嫌がるのであるが、キリスト教原理主義もそうであるが、イスラム原理主義などが、女性の身体が少しも露出することを許さないのは、こうしたリベラルな思想につながるからだろうと思われる。
例えば、キリスト教のシスターたちの修道服など極端に露出を控えた服装やイスラム教の目の部分以外は全てを覆い隠すブルカやニカーブといった服装などを見れば、女性は財産であり、所有物としての女性の身体は、外部の他人には見せないという伝統社会の価値観である。
天秤座(特にスヴァーティー)が自由という概念と関係があることは重要である。
例えば、何故、エドワードスノーデンが、危険を冒して、米国の監視社会の問題を一般に暴露したかと言えば、市民の自由というものを重視しているからである。
自由を守るために監視社会の問題を告発したのである。
スノーデンのチャートでは月が天秤座のスヴァーティーに在住しており、9、10室支配のヨーガカラカの土星が6室天秤座で高揚している。
例えば、インドの哲人クリシュナムルティーには「自我の終焉-絶対自由への道」という著作がある。
クリシュナムルティーは、自由の問題について一貫して、大衆に向かって話した。
また『自由とは何か』、『クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔』 といった著作もある。
クリシュナムルティーは、組織や権威、宗教や思想、宗教的指導者、神、既知のものや記憶など人間を条件づけるあらゆるものから自由になることを教えた教師である。
安倍晋三のパートナーである安倍昭恵夫人は、自立して自分の考えで自由に振る舞う女性である。
彼女は安倍晋三のチャートの7、8室支配で天秤座のスヴァーティーで高揚する土星が表示体となっている。
天秤座で高揚している為、リベラルであり、家庭内左翼と呼ばれているのである。
安倍晋三にとっては8室の支配星である為、妻はコントロールできない存在であり、振り回される存在である。
安倍昭恵夫人自身のチャートは、出生時間が分からないため、ラグナが分からないが、木星と土星が天秤座にアスペクトして、天秤座にダブルトランジットを形成している。
また海王星が天秤座のスヴァーティーに在住している。
昭恵夫人は1962年生まれで、ちょうど米国で自由でリベラルな文化が花開いたカウンターカルチャーの世代である。
ちょうどこの時代、海王星が天秤座を通過していたのである。
天王星、海王星、冥王星などのトランスサタニアンは、公転速度が遅く、時代精神や時代の流行などを作り出す惑星である。
例えば、「安倍昭恵 自由」というキーワードで検索してみても「自由」というキーワードが頻発するのが見られる。
『劣等感あった安倍昭恵さん、どん底から自由奔放になるまで – iRONNA』、『自由奔放、安倍昭恵さん主催の異業種交流会は合コンノリ』(※安倍昭恵夫人が主催する異業種交流会は、自由奔放で合コンのようなノリであるという)、『「こんなに自由な首相夫人はいなかった」 対談!安倍昭恵夫人×田原総一朗』(AREA dot.)、『安倍総理夫人が私流を貫き、自由さ加減が止まらない! – NAVER まとめ』などである。
ドイツの神秘主義思想家で、人智学の創始者であるルドルフシュタイナーは、ラグナが天秤座のスヴァーティーであるが、「自由」というキーワードがその経歴に数多く登場する。
例えば、1894年に哲学的主著「自由の哲学」を出版しているが、1919年に「自由ヴァルドルフ学校」というシュタイナーの人間観に基づいた学校が開校されている。
そして、「自由文芸協会」、「自由演劇協会」で活動し、1923年には、アントロポゾフィー協会の中に「精神科学自由大学」を設立している。
以前、私が知遇を得たある経営者の方は、自分の会社にやはり「自由」というキーワードを付けていた。
その方は、山羊座ラグナであったが、やはり10室の行動のハウスが天秤座になるため、自由という概念を重要視しているのである。
以上のようにいくつかの実例を挙げたが、天秤座には自由という概念があり、特にスヴァーティーには「自由の戦士」という概念がある。
天秤座のスヴァーティーには自由になること自体が人生の目的であり、自由を伝道する使命があるようである。
コメント
コメント一覧 (2件)
「私が」可愛いと思う服だし、パンツスタイルは足が縛られてるようで窮屈に感じるからです。
(あぐらをかくのも足が自由になるので好きです)
どこかの誰かが勝手に決めた、~なら~すべきという言葉が好きではなく、自動車免許習得の為の勉強は苦痛でした…。
最近は、結婚とか子供を産むとかが、自分の人生を縛られる気がして、したい気がするものの、躊躇しています。そういうのを束縛して来ない相手・家族ならいいのですけど…。
皆自分の自由でいいと思います。好きに生きなよって思います。私見失礼致しました。
スヴァーティーの方から直にスヴァーティーの感じ方、考え方をコメントして頂けて大変参考になりました。
今まで、スヴァーティーの有名人や様々な方のチャートを見ましたが、それらの方は、自由でいたいという気持ちがあることに皆、同意します。
決して、人と一体化せず、ある程度の距離を保つなど、人間関係における微妙な距離の取り方など、興味深い特徴が多いです。