私の出生時間は23:18:20と23:18:21の間である。
私は以前に沖縄の友人の所を訪問したタイミングを使って、自分自身の出生時間の修正に成功した。
本来、私は母親から出生時間は確か23時付近だったと思うという非常にあいまいな時間を聞かされていた。
然し、ジョーティッシュを勉強するようになって、何とか自分の本当の出生時間を知りたいと思うようになった。
それで、ある時、沖縄の友人の所に遊びに行くことになり、その間、非常に愉快な娯楽を経験した。それは明らかに私の5室に在住する7室支配の金星の象意であった。
従って、私はその金星の象意が沖縄旅行中に来るように時間を修正すれば、私の出生時間が突き止められると考え、そのように微調整した所、23時18分という時間が導き出されたが、この時間で、日々自分に起こる出来事やエピソードを検証してみると、第5レベルのプラーナダシャーの象意と、出来事の象意がぴたりと一致して、以後、毎日の出来事が全部、説明できたのである。
これは今に至るまで12年間ずっと続いている、毎日、一日たりとも外れたことはない。
従って、私はその時以来、毎日のプラーナダシャーの惑星をチェックすることが日課となった。
一日の出来事がプラーナダシャーの惑星通りに展開しているか、それを12年間調べ続け、それはいつも当たっていた。
この日々の出来事がプラーナダシャーで説明できることを知った時は驚愕した。
私は毎日、夢中になって調べ続けた。そして、それはいつも当たっていた。
この法則が機能していることに対する驚きが、私がジョーティッシュに夢中になったきっかけである。
とにかく最初のころ、私はジョーティッシュがとらえる微細なカルマの精密な周期について驚愕し、そのことをブログに書くのに夢中になった。
今ではそれが当たり前になってしまい、もうそれ程、驚くことはなくなったが、法則が機能していることに対する確固たる信頼が築かれており、それはもはや揺らぐことはないのである。
そのように日々の出来事とダシャーが一致すると、今度は一日の中でも、ダシャーの変わり目があることに気づいたのである。
そこで、私は分秒の時間を前後に動かしながら、どの出生時間がダシャーの切り替わり時を示しているのかを調べ始めた。そして、見つけたのが23時18分20秒である。
然し、何回か検証を続ける中で、23時18分22秒にしたこともあったらしく、私のparashara’s lightの中に23時18分22秒で作成したチャートが残っていた。
1/15 16:17頃、私のスークシュマダシャーが水星期に移行したが、
以下はparashara’s light ver 5で、出生時間が23時18分22秒のチャートで出したダシャーバランスである。
金星/火星/月/土星/木星 2014/1/14 22:17
金星/火星/月/水星/水星 2014/1/15 16:17
金星/火星/月/水星/ケートゥ 2014/1/16 09:23
金星/火星/月/水星/金星 2014/1/16 16:26
この日、私は対面鑑定の依頼を受けており、20時から鑑定を開始するために19時頃に会場に到着した。
そして、クライアントのチャートに書き込みながら、トランジットやダシャーや、ヨーガを調べ始めた。これは完全に水星の象意である。
私は過去において占星術の記事を書いたり、占星術を実践する時に水星期であったことが非常に多かったため、おそらく、このダシャー通りに16時17分に金星/火星/月/水星/水星に移行したというのは納得できるのであるが、私が調べ物を開始したのは19時頃だったので、少し水星期の開始時間が早すぎるのである。
一方、23時18分20秒の出生時間だと、水星期の開始時間が20時34分になってしまう。
然し、私は占星術の調べ物を開始したのが19時頃だったので、これだと水星期の開始時間が遅すぎるのである。
従って、私の出生時間は23時18分20秒~23時18分22秒の間にあるのである。
そこで私は今度は23時18分21秒に出生時間を設定してみたが、そうすると、水星期の開始時間が18時26分になった。
私は19時が水星期への移行のタイミングだと思っているので、これだとかなり近づいてきたと言える。
然し、あと30分ぐらい水星期の開始時間を遅らせる必要があるのである。
そうすると、出生時間は23時18分20秒~23時18分21秒の間にあることが分かる。
そして、以下の変化量を計算すると、
【出生時間】 ⇒ 水星期への移行開始時間
23時18分20秒 15日の20時34分
23時18分21秒 15日の18時26分
私の出生時間は、おそらく23時18分20秒+0.75秒、
つまり、23時18分20.75秒ぐらいなのである。
つまり、私は秒単位まで出生時間の修正に成功し、コンマ何秒の単位で、
出生時間を修正したと言える。
つまり、23時18分20秒でもないし、23時18分21秒でもないのである。
23時18分20秒+0.75秒ぐらいがおそらく私の出生時間として妥当なのである。
最も正確な出生時間を必要とする分割図である60分割図であってもここまでの出生時間の精度は要求しない。
60分割図の場合、出生時間にして2分の誤差の範囲内に収まっていればラグナは使える可能性が高くなる。
私の場合は秒単位、コンマ秒単位まで出生時間を修正できたことになるため、60分割図のラグナを信頼することが出来る。
実際、60分割図を作成すると、山羊座ラグナになるのであるが、その山羊座ラグナの60分割図は非常に私の特徴を反映しているように思うのである。
プラーナダシャーが1秒ずれると、プラーナダシャーの開始時間が前後に2時間ぐらいずれるのである。日頃からプラーナダシャーの変わり目に注目し、自分に起こる出来事の象意を客観的に観察する日課がなければ、これは中々難しいのである。
コメント
コメント一覧 (3件)
トランジットを感じられるようになると、色んなことに心構えができるし、やり過ごしたり、とりあえず保留にするとか、楽になりますよね。
一旦それを体感すると、今度は意識もする必要もなくなりますしね…
私も、先生程細かくはできませんが、以前、宿曜(結局インド占星術のナクシャトラ起源の傍系ですよね…)で月の位置を毎日気にしてたら、毎日経験することの体感がその通りで役立ちました。
今はもう月の位置は気にもしていませんが…
私は、その宿曜で月の位置を見ていた時は、主に、自分が墓穴掘らないように、動いてはいけない時を知り、また、敵対する相手に逆に墓穴を掘らせるために使っていたんですがね…(相手は恐らく蟹座らしく、ものすごく満月に反応して、調子を崩すので、その直前に煽ったりとか…)。
>今はもう月の位置は気にもしていませんが…
>私は、その宿曜で月の位置を見ていた時は、主に、自分が墓穴掘らないように、動いてはいけない時を知り、また、敵対する相手に逆に墓穴を掘らせるために使っていたんですがね…(>相手は恐らく蟹座らしく、ものすごく満月に反応して、調子を崩すので、その直前に煽ったりとか…)。
日々そうしたことをチェックするのはセンスがあると思います。
ジョーティッシュの研究意欲が高まってきた学習初期の段階で、日々のトランジットを調べたり、日々のプラーナダシャーを調べたりしましたが、今では、そうした関心が一段落して、それ程、熱心には調べていません。やはり、学習初期の情熱がそれをさせると思います。
最初の頃は、イベントをするのも鑑定をするのも、月のトランジットがよい日や、プラーナダシャーが良い日に設定などしましたが、そうしたことにエネルギーや時間を消費するのが面倒くさくなり、段々どうでもよくなって来ます。
自分が気の向いた時に気の向いたことをして、それで、その時のトランジットを後から気になったら調べるぐらいでちょうどいいと思います。
ですから私はあまりムフルタに関しては積極的ではありません。
無意識的に選んだ自分のそのままのナチュラルな運命でいいと思っています。
吉日を選定するということよりも、むしろ、自分が今、どういう状態にあるかということを理解し、納得するという意味で、気持ちが落ち着くとか、そうした心理的効果が大きいと思います。
然し、運命学に魅せられるとある段階において、病的なまでに吉日を選びたくなったりするようです。
そうなると、何事も運命学で、吉兆を選ばなければならなくなり、文字通りの意味で、病気であると言えるかもしれません。
運命学とは、自分の選択や行動について、後から解釈し、納得するというものでよいと思います。
そして、大体、こんなことが起こるということを予測することで、未来が見える為、安心が得られるということです。
最初の頃の知識への情熱や、或いは自分の運命や不運の原因を理解したい、そのようなことから一時期没頭するステージは必要なんだと思います。
だけれども、その段階を通して、結局は自己認知療法や内観に通じる自己コントロールができるようになり、それ以前程気にしなくても、不可逆なことをしないとか、物事を保留したりやり過ごしたり、或いは、事後的にでも継続的に少しずつ立て直すとか、気がつけば身に付いているのだと思いますね…