ジミー大西の太陽期について


ジミー大西の近況がニュースで伝えられているが、ジミー大西は独得な絵を描く才能が開花した芸人として有名である。


ジミー大西は1996年のマハダシャー金星期に移行したタイミングで、芸能界を引退し、画家としての活動一本に絞り、その後、画家としての才能が開花して、彼の作品は、様々な所で取り上げられるようになった。



以前、『ジミー大西』や『ジミー大西のラグナ修正について』の中で、私はジミー大西のラグナを牡牛座ラグナに修正したが、ラグナロードの金星が9、10室支配のヨーガカラカの土星と9室でコンジャンクトして、3室(絵画)にアスペクトし、3室には3室支配の月が自室に在住している。



この9室で形成されるラグナロードの金星と9、10室支配の土星のコンビネーションは、単にラージャヨーガであるばかりでなく、ラグナロードが9室の支配星と共に9室に在住する配置であり、これは名声が得られ、生涯続いて良い影響を与えてくれる配置である。


おそらくジミー大西の画家としてのブレイクは、マハダシャー金星期が訪れることで、このラージャヨーガが発現したものである。


私がジミー大西の最初の記事(『ジミー大西』)を書いた時、まだジミー大西は、金星/水星期で、画家としての活動が絶好調であった。


次に『ジミー大西のラグナ修正について』を2015年6月23日に書いたが、この時も金星/水星期であった。



この旧鑑定家に投稿した記事において、私はジミー大西の太陽期を以下のように予想した。



(略)つまり、何が言えるかというと、ジミー大西は2016年10月以降のマハダシャー太陽期から、今までの絵画の創作を辞めてしまうのではないかと思われる。

もちろん、ジミー大西は生涯、絵画を創作していくと思われるが、然し、マハダシャー金星期に入る前の水星期からジミー大西は絵画を創作していた。

然し、それは仕事の合間に片手間に行っていたのである。

マハダシャー金星期に入ると、ジミー大西はピカソへのあこがれや創作意欲が抑えられなくなり、そして、お笑い芸人としての活動の片手間に絵を書くことに耐えられなくなったのである。

そして、芸能界を引退し、絵画の創作に没頭することになった。そして、スペインに旅立ったのである。

このジミー大西に絵画へのロマンや、絵画への探究心を呼び起こしたマハダシャー金星期が終わろうとしている。

そして、次に再び、金星期の前の水星やケートゥと同じ射手座に在住している太陽期が始まろうとしているのである。

太陽期になると、ジミー大西は、かつての創作への情熱は落ち着いて、但し、今までの業績から画伯としての肩書きを得た上で、活動していくことになると思われる。

そして、8室に在住していることから、それはマネージャーや会社組織(吉本興業)、政府や公共団体から雇われることを表している。
従って、 再び、以前のように芸能界に戻った上で、建築物のデザインや創作などを行いつつ、活動を続けていくものと思われる。

そうした意味で、以前のようには絵画を創作しなくなっていくはずである。

(旧鑑定家『ジミー大西』より引用抜粋)


この時、私はジミー大西が絵画を創作しなくなっていくのではないかと予想し、そして、会社組織(吉本興業)、政府や公共団体から雇われるのではないかと書いた。


但し、完全に絵画の創作を辞めてしまうのではなく、若干は行なう可能性があると考えた。



ジミー大西がその後、どうなったかと言うと、2019/02/20付のニュース(文末に掲載)で、ジミー大西は、所属していた吉本興業を辞めると報じられていた。


その理由としては、風俗店を経営する為で、なぜ風俗店を経営したいかと言えば、応募してきた女性の面接がやりたいからだという。


ジミー大西は、絵画でブレイクしていたが、2016年頃から吉本興業に戻ってタレント活動に再び軸足を置いていたようである。



wikipediaには以下のように記されている。


2016年以降はタレント活動に再び軸足を置いている。絵画については「今は描きたくない」「筆は(折ってはいないが)曲げている」と発言している。また、「風俗に行きすぎて借金が増えたため、それを返済するために戻った」とも語っている。

(wikipedia ジミー大西より引用抜粋)


そして、2016年頃から暫く芸能活動を続けていたが、今のタイミングで、これから風俗店を経営する為、吉本興業に迷惑をかけるかもしれないので、退社する意向のようである。



ジミー大西は、牡牛座ラグナであれば、おそらく2016年10月頃からマハダシャー太陽期に移行しているのである。



太陽期に移行してから、実際にジミー大西は、絵画を描くのを辞めてしまったようである。



そして、吉本興業に再び、雇われて芸能活動を行っていたが、ここに来て、風俗の経営者になるので、吉本興業を辞めるというのである。





太陽は4室支配で8室に在住し、7、12室支配の火星、2、5室支配の水星、ケートゥとコンジャンクトしている。



太陽期になってから、太陽が7、12室支配の火星と8室(不道徳、依存、中毒)でコンジャンクトしている為、風俗に行きすぎて堕落したようである。



4室(心、マインド)支配の太陽が8室に在住している為、心のコントロールが効かなくなり、麻薬中毒のように風俗に入り浸る状況になっているものと思われる。




この8室での火星、水星、ケートゥの絡みを見ると、そうした状況が納得できる。



ピカソに憧れて画家としての修業をする為に海外留学までした頃と比較すると、かなりの落差があることが分かる。



そして、現在、この4室支配の射手座の太陽に対して、土星がトランジットしているが、まもなく、木星が射手座に入室する(2019/3/29~)為、射手座への木星と土星のダブルトランジットの効果が顕現し始めている。



つまり、4室(事務所)、2室(起業)、5室(イベント企画、娯楽)、7室(パートナー、ビジネスパートナー)、12室(性生活)の支配星にダブルトランジットが形成され、これらのハウスの象意が顕現しようとしているのである。



おそらく4室支配のマハダシャーロードの太陽が8室に在住し、4室(事務所)と8室(パートナーの資金)にダブルトランジットが生じているということは、ジミー大西に資金を出すパトロンがいるのではないかと思われる。



つまり、ジミー大西は、資本家からの雇われ経営者として、風俗店を起業するのではないかと思われる。



因みにマハダシャーロードの太陽をラグナとすると、6、11室支配の金星と、2、3室支配の土星が起業の2室に在住して、2-11のダナヨーガを形成している。



6、11室支配の金星は、風俗店で働く女性従業員を表わしており、部下の女性を表わしている。



その金星にコンジャンクトする土星は、お金を稼ぎたい欲求を表わすアルタハウスの2室と食欲、性欲、睡眠欲の3室の支配星である。




つまり、ジミー大西は、女性従業員を部下として雇い、その女性従業員の面接などを通して、3室的な欲望を満たしたいということのようである。




3室の支配星と6室の支配星が2室でコンジャンクトするということは、そういう意味である。




つまり、ジミー大西は、非常に正直に自分の欲望を語ったが、まさに正確に同じ内容が、チャートから確認することが出来る。





私はまだジミー大西が、画家としてブレイクしていた時にこの太陽期に起こることがある程度、予想できた。





ジミー大西の8室と9室は明らかに対照的である。




9室は真摯な絵画の創作活動への取り組みを表わし、偉大な画家達の足跡を辿るために海外留学するなどの精神的な活動を表わしていた。




然し、8室は絵画への取り組みを辞めてしまい、風俗に通いつめ、遂には自分が風俗の経営者になろうとする堕落を表わしていたのである。




風俗の経営者になって、女性従業員たちの採用面接を行いたいというのは、まさに風俗の従業員たちに影響力を行使したいということである。




風俗の経営者とは、採用した女性従業員たちが仕事に就く前に自分を相手に接客の練習をさせるのだと聞いたことがある。




つまり、ジミー大西はその立場になりたいということなのである。




その願望が、太陽から見た6、11室支配の金星と、2、3室支配の土星の2室で絡みによく現れている。






その後のジミー大西



ジミー大西のマハダシャー太陽期は、2022年10月頃で終わり、その後、マハダシャー月期に移行する。





この月期に移行すると、月は9、10室支配のヨーガカラカの土星やラグナロードの金星と相互アスペクトしている為、再び、絵を描き始めるのではないかと思われる。




9、10室支配のヨーガカラカとの間にラージャヨーガを形成した金星期ほどのブレイクはないとしても、3室に在住する自室の月は、絵を描く欲求を喚起するはずである。





出生時間が分からないチャートであってもラグナを特定しさえすれば未来を予測することが出来る。





ジョーティッシュとは、それを上手く使いこなせれば、何でも分かる怖いツールである。





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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 秀吉さん、こんばんは。

    『秘教占星学』に射手座は「大腿部および性生活を支配している仙骨センターを支配している」という記述があります。ジミー大西氏の出生チャートでは、8室射手座に惑星集中しています。
    そして7室は性欲および生殖器官を表すとされています。ジミー大西氏のチャートでは、7室蠍座に木星がアスペクトしています。木星には、「多数の」「たくさんの」という象意があります。
    ジミー大西氏の性欲の強さは、この事実とも関係しているのではないのでしょうか?
    • 関係していると思います。
      射手座が仙骨センターと関係しているというのはよく分かりませんが、書いてあるならそうだと思います。
      よく大腿部(太もも)と射手座が対応しているというのは医療占星術のテキストなどに載っています。
      7室もそうですが8室にも性器や生殖器、性機能という象意があるので、8室に惑星が集中しているとそれだけエネルギーが集まっていることを表している為、性欲がコントロールできなくなるかもしれません。
      8室はクンダリーニも表わし、上位のチャクラが未発達な場合、脊柱基底部で噴出して、それで、性欲がコントロール出来なくなるのかもしれません。8室はシッディのハウスであり、サマーディーのハウスでもあって、サマーディーを経験した人の8室や8室の支配星は高揚していたり、非常に強いです。
      ジミー大西の場合、8室の支配星が魚座11室で自室に在住して強いのも影響していると思います。
      但し、8室には吉星ばかりでなく、火星や太陽、ケートゥなどの凶星が在住しているので、エネルギーは集中してますが、傷ついているのかもしれません。そうすると8室の生命力を浪費していたり、8室の性機能を酷使して痛めているのかもしれません。8室の象意があまり良い形で現れていないということです。
      射手座がそうした仙骨センター(脊柱基底部)と関係しているなら、尚更、そうなのかもしれません。
      またヨガをする方は8室や8室の支配星の時期に始める方が多いです。
      ヨガはクンダリーニを上昇させたり、身体のエネルギーを操作する科学である為、そうなのかもしれません。

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