ベッキー結婚について -パートナー運の変化を検証する-


2月13日にタレントのベッキーが結婚したとのニュースがワイドショーを賑わしていた。

ベッキーについては、以前、『タレント・ベッキーについて』の中で、『ゲスの極み乙女』というバンドのボーカル・川谷絵音との不倫騒動などについて論じた。

その後、ベッキーは、活動休止に追い込まれて暫く、テレビの画面から消えていたが、最近、再び、活動が活発化していた所で、今回の結婚の発表となったようである。

以前のベッキーと今のベッキーにどんな変化が起こったのだろうか?


以前、書いた記事が2016年1月19日にアップされていたので、ベッキーが不倫騒動でメディアを賑わしていたのは、だいたいその頃である。


ダシャーは太陽/土星期である。


出生図では、太陽は3室(メディア、マスコミ)の支配星で、ラグナロードの水星と9室でコンジャンクトし、3室にアスペクトバックしている。


ラグナロードと3室の支配星との絡みが芸能界との深い縁を表わしている。


太陽のディスポジターである土星が8室の支配星で、5室支配の金星と5-8の星座交換をしていることが恋愛における苦悩を表わしている。


月から見ても太陽は6室支配で、7室支配の水星と12室でコンジャンクトしている。


従って、遠距離恋愛が多く、相手との関係を隠さなければならない。



結婚運を見るナヴァムシャでも太陽は8室の支配星で、ラグナロードの土星とコンジャンクトしている。


この配置から見られることは、常にベッキーは何でもその分野で一番の輝いている人物にのめり込んで、依存していく傾向を表わしている。


牡羊座に在住しているので、ギラギラして威張った感じの相手であり、また度数を確認すると太陽は、ナヴァムシャのバラニーに在住しているため、正統派ではなく、異端児であり、曲者である。





従って、ゲスの極み乙女・川谷絵音との不倫関係であったということが理解できる。


土星は牡羊座で減衰しているため、そうした業界の異端児との恋愛において、ベッキーは自分をコントロールできない状況にあったと思われる。



そして、今回の結婚であるが、相手は、読売巨人軍の2軍コーチの片岡治大氏である。


写真を見ると、人の良さそうな優しそうな人物である。


ベッキーは、2018年10月30日から、マハダシャー月期に移行しており、現在、月/月/木星期である。


月がナヴァムシャの7室の支配星であるため、月期に移行した直後での結婚なのである。


これは非常に分かりやすい。



7室支配の月は魚座に在住して、9室支配で減衰する水星とコンジャンクトしているので、人柄が良さそうで、理屈っぽくなさそうな感じの男性と結婚したのである。





ベッキー自身も魚座の月の時期に移行したことで、以前のように業界のNo.1の異端児狙いのギラギラしたキャラではなく、少し素直で、落ちついて来た印象である。


プラティアンタルダシャーの木星が、出生図の7室の支配星で7室に在住しているということが結婚のタイミングを見る上では重要である。


然し、木星は3、12室支配で8室に在住して、8室で金星とコンジャンクトしているので、やはりパートナー関係の問題を表わしている。


出生図で、マハダシャー、アンタルダシャーの月は結婚生活の2室の支配星で10室に在住しており、ディスポジターの木星は7室支配で7室に在住している。



従って、マハダシャー、アンタルダシャーの月が結婚をもたらしたのである。


そして、プラティアンタルダシャーの木星が7室の支配星で、7室に在住していたことも重要であった。


マハダシャー月期の間は、当面、結婚関係は維持されそうである。


但し、月はナヴァムシャで、不安定なドゥシュタナハウスの3室に在住し、ディスポジターの木星は3、12室支配で8室に在住している。


従って、月期において全く問題がない訳ではない。



度々、結婚関係に問題が発生することが予想される。



7室の支配星が3室に在住している場合、パートナーが芸能関係とかメディア関係の人間であることを示唆するが、実際、片岡治大氏はプロ野球選手(芸能人の一種)であり、また調べると吉本興業に所属している為、芸人志望なのかもしれない。



従って、今回の結婚は、同じ芸人同士の結婚ということになるのである。



ナヴァムシャで、月のディスポジターである3、12室支配の木星は8室に在住している為、何らかの問題をもたらすはずである。



片岡治大氏は、現役時代、モテすぎて女性からストーカーの被害にあったほどだというため、これが何らかの問題をもたらすはずである。



然し、取りあえず、今回、結婚にまでこぎつけたのは、月がナヴァムシャで7室の支配星であるからである。



この配置が決定的に重要である。




トランジット

また今回の結婚のタイミングは、木星がまもなく射手座に入室する為である。


交際を始めてから8ヶ月経過しているということだが、昨年(2018)の6月頃、交際がスタートしたことになる。


既に土星が射手座7室を通過中であるが、木星が2019年3月29日から射手座に入室するのである。


結婚した2月13日の時点で、2ヶ月を切っている為、それで、7室にダブルトランジットが成立している。


土星が入室しているので交際が始まったのであるが、木星が入室するので、交際が成就したのである。





ベッキーの結婚に関する業(カルマ)




ベッキーのナヴァムシャで、6室にラーフ、火星が在住し、8室に木星、金星が在住する配置が度々、パートナー関係に問題をもたらす配置である。


自分が相手に対して圧倒的に優位な立場に立つ支配的な関係性だったり、尊敬できない格下の相手との恋愛か、あるいは、相手が自分よりも力があり、相手が支配的に振る舞う関係性か、そのどちらかである。


月期というのは、比較的、そのどちらにも属さない束の間のオアシスであると言える。




ベッキーの場合、恋愛、結婚に関するスキャンダルが、芸の一部になっている程、恋愛、結婚が人生上で重要な位置を占めている。


ベッキーの恋愛パターン、結婚、交際などを研究することで、パートナー関係、交際、結婚などを検討する場合のジョーティッシュの技法の詳細の理解が可能である。


特に今回の結婚がどのように展開してくかということは、ナヴァムシャの月のディスポジターの配置の影響などを検討する上で、重要である。



マハダシャー月期に移行してから、太陽期に既婚者に対してガツガツと闘争心を燃やした感じが見られなくなり、落ち着いた印象となったのが、ナヴァムシャの太陽の配置と月の配置を比較することで、非常に良く分かるのではないかと思うのである。





ダシャムシャにおいて、ベッキーの太陽は11室支配で12室に在住しており、それで太陽期において世間から酷評され、仕事も失ったのである。


今回、マハダシャー月期に再び、ベッキーが注目を浴びて来たのは、出生図で月が10室に在住し、ダシャムシャで10室支配の月が11室で9室支配の水星とコンジャンクトして、9-10のラージャヨーガを形成しているからである。


9-10のラージャヨーガが11室に在住して、5室にアスペクトしている。


これからレギュラー番組が復活していくのではないかと言われているのは、この配置がある為である。


天秤座ラグナにおいて、9室支配の水星と10室支配の月のコンビネーションは最高のコンビネーションであり、ヨーガカラカ(ラージャヨーガを形成)である。


実際、ベッキーはこれからまた人気が出てくるはずである。




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