小池百合子当選について

都知事選の31日の投開票の結果は、小池百合子が当選した。

KoikeYuriko_photo3 自民党公認の増田寛也氏に100万票以上の差をつける圧勝であった。

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小池氏は291万票獲得 都知事選開票結果
2016/8/1 1:34 日本経済新聞

東京都選挙管理委員会は1日未明、都知事選の開票結果(確定値)を公表した。小池百合子氏は291万2628票を獲得。増田寛也氏は179万3453票、鳥越俊太郎氏は134万6103票だった。
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私は個人的には小池百合子氏が最も人物として魅力があり、カリスマがあると思っていたが、占星術師としては、小池百合子の落選を予測していただけに残念な結果となった。

因みに小池百合子がどのような占星術的な論理で当選したかについて私の中では分からないままである。

KoikeYuriko2_chart 以前の記事で予想したように小池百合子は牡牛座ラグナであり、現在、ラーフ/月期であるとすると、月は牡牛座ラグナからは3室の支配星でラージャヨーガを形成していないが、チャンドララグナから見ると、4室支配の月とラグナロードの火星、9室支配の木星との間で、ラージャヨーガ(上昇、昇進)を形成している。

そして、月から10室に木星と土星のダブルトランジットを形成していたので、都知事への就任という昇進を果たしたと解釈できる。

その場合は、出生図におけるラグナの修正は出来たが、私の解釈が間違っており、チャンドララグナからのラージャヨーガのみで当選できたということになる。

然し、そうではなく全く異なるラグナであって、当選した理由となるロジック全体が全く異なっていたのか、その辺 りが今の所、分からないままである。

間違えたのであれば、何故、間違っていたのか、そして、当選につながった占星術的な理由について知りたいと思うのである。

因みに小池百合子は、今回、猛烈なバッシングを受けていたことは間違いない。

所属する自民党からもバッシングを受けていた。
特に都連の石原伸晃や石原慎太郎などが敵意をむき出しにしていた。

現政権の安倍晋三からも無視されていたようである。

また対立候補の鳥越俊太郎とも猛烈な批判合戦が繰り広げられた。

牡羊座ラグナであると考えると、こうした事象が起こることが理解出来ない。
石原伸晃は小池百合子氏に絶縁宣言までしており、「今日をもって自民党の人間じゃない」とまで言い切っている。

それで、今、自民党は小池百合子の扱いについてどうすればいいか苦悩しているようである。

こうした小池百合子への自民党内部からの競争心、敵意を剥き出しにした批判、そして、事務所費の問題をメディアにリークされるなど、悪意の印象操作、対立候補の鳥越俊太郎との批判合戦、そして、小池百合子が当選した後の自民党の苦悩など、現在の小池百合子の周辺は、権力欲、陰謀、悪意などの欲望が渦巻いている。

また小池百合子も都連に相談したら出馬辞退を勧められるのを分かっていた為に先手を打って記者会見を開いて出馬を告知し、都連を出し抜いて、都連の頭越しに自民執行部の反応や世論の動静を見るなど政局を読んで行動する策士である。

こうした小池百合子自身と周辺にこのような状況をもたらしている占星術的な理由が必要である。
またこのような批判やバッシングを受けながらも当選した理由もなければならない。

因みに小池百合子は、牡牛座ラグナだとすると、現在、ラーフ/月期で、次は2016/8/16からラーフ/火星期である。

そして、2017/9/4から木星/木星期である。

小池百合子が今後、どうなっていくか、特に近くラーフ期から木星期への変化があるとすれば、それがはっきりと事象に出てくるはずである。
それを見ながら、小池百合子について更に考察していきたいと思うのである。

因みに今回、小池百合子も鳥越俊太郎も、また立候補を検討していた石田純一も皆、牡羊座に月が在住している。
このように牡羊座の人々が皆、立ち上がったのは、冥王星が牡羊座に入室した効果であると考えられる。

冥王星が牡羊座に入室すると、かつての1930年代のように国家社会主義者(独裁者)が台頭してくると考えていたが、小池百合子は、自民党の組織票にも頼らず東京都民からの人気と支持だけを背景に当選にこぎつけた。

これはある意味、独裁者の台頭といってもいいのである。
東京都民はある種、小池百合子の独裁的リーダーシップに期待し、東京都の未来を託したと言える。

因みに自民党は昔から談合政治の伝統があり、組織内部の長老たちが密室で、政治を決める伝統があった。
自民党のチャートを以前、作成した時、蠍座に惑星集中していた為、自民党が赤坂の料亭で、密室で次の総裁を決めたりしてきたのは、酒場や密室、秘密を好む蠍座の特徴であると考えてきた。

ldp_big 従って、自民党は伝統的に自分の独断で行動する牡羊座タイプの政治家が嫌いなのである。

それは安倍晋三のチャートの10室が牡羊座に該当するので、自民党の伝統的議員が安倍晋三の独断的な政治手法を問題視していることにも表れている。

小池百合子もそうした自民党の蠍座タイプの伝統的議員からは煙たがられる存在であったと考えられる。

因みに小池百合子は、若い頃、美人キャスターで通っていたが、その当時のファッションセンスを見ると、牡牛座のセンスを感じさせる。

fashion_sense 天秤座のように官能的で軽い浮いた感じではなく、落ち着いたセンスが感じられる。

服装などブランドものを好むのが牡牛座である。

また小池百合子は自分で着る洋服を自分でデザインして、知り合いに仕立ててもらっているそうである。

KoikeYuriko_photo5 デザイナー的なセンスもあり、また服装に対するこだわりがあるのである。

これはファッションデザイナーなどに多い牡牛座の典型的なタイプである。

着ることだけが好きなのではなく、自分自身でデザインすることを好み、服装に対するこだわりがあるということである。

ブランドの服と自分でデザインしたオリジナルの服を来て、そうした服装へのこだわりを表現している。

この辺りは、明らかに牡牛座の特徴である。

牡牛座ラグナであるとラグナロードの金星が3室(デザイン)に在住して、2、5室支配の水星と接合しているので、デザインの趣味があることが伺えるのである。

また小池百合子はお茶の趣味もあり、昔、エジプト・カイロ大学留学中に卒業記念としてピラミッドの上で、着物を着て、お茶を点てたことがあるようだが、これもおそらく3室蟹座に在住するラグナロードの金星と5室支配の水星の絡みによるものである。

水星と金星は蟹座に在住しているが、蟹座と山羊座の軸は、家元のような古風で伝統的な世界を表し、お茶や着物などの世界を表している。

小池百合子が好んで着物を着るのもそのためだと思われる。

また小池百合子はファッションなどにおいて緑色を好むようであるが、それは牡牛座ラグナにとっての1、5、9室の支配星である金星、水星、土星が白、緑、紺に対応しているからである。

fashion_green 緑の他には、白や紺色も身に着けるようだが、潜在的に人は自分のトリコーナの支配星に相当する色を好むものである。

従って、小池百合子が、緑色を好むというのは、牡牛座ラグナであると考えると納得できる。

以下の記事に見られるように小池百合子のファッションが注目されているのであるが、これは小池百合子が女性だからではない。

これまでにファッションセンスに高い評価を受けており、注目が集まっているためである。

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小池氏、初登庁ファッション注目!出るかミニスカ
2016年8月1日9時56分 日刊スポーツ

東京都知事選は7月31日、投開票され、元防衛相の小池百合子氏(64)が、2位の増田寛也氏(64)に約100万票の大差をつけて圧勝した。都政史上、女性都知事は初めて。

初登庁する際の小池氏のファッションに、注目が集まっている。92年、参院選初当選で国会に初登院した際、緑のジャケットにヒョウ柄のミニスカ姿というサファリルックで登場。「永田町には猛獣や珍獣、タヌキもいると聞いた」と、ファッションで国会を比喩した経緯がある。都知事選は、連日イメージカラーの緑の服装。今回は果たして-。
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従って、私の今回の牡牛座ラグナへの修正は正しかった可能性が高いのである。

KoikeYuriko2_chart その場合、解釈を間違えた可能性がある。

チャンドララグナから見た強力なラージャヨーガと月から10室へのダブルトランジットのみで都知事選で当選する要素とできた可能性がある。

またダシャムシャ(D10)などで木星や月が強い配置にあったことで説明がつくのかもしれない。

もし小池百合子がラーフ/月期であるとすると、アンタルダシャーの月は、ナヴァムシャやダシャムシャで高揚している。

これは主婦層からの人気を表しており、月は大衆の象徴でもあるため、東京都民からの人気も表している。

政治家は、元々権力闘争の世界であり、欲望が渦巻く世界で生きている。

人間として心が平穏で内面的に幸福かどうかはあまり関係ないと言える。

そうすると、ジョーティッシュで、日頃、検討する惑星の機能的吉凶よりも星位の強さという要素の方が重視されるかもしれないのである。

それが政治家としての結果を見るのに有効なのかもしれないのである。

他の候補者よりも圧倒的にダシャーの惑星が強ければ、その候補者はパワフルであり、また結果を得ると判断すべきなのかもしれない。

その場合、今後、マハダシャーラーフ期から木星期への移行が待っている為、そのタイミングで、小池百合子がどう変化していくかで、ラグナが特定でき、今回の都知事選で当選した決定要因が解明できると考えている。

(補足)

以下の記事のように小池百合子は着物などのファッション、食文化、住空間などに大変、関心が高い。

これは牡牛座ラグナの特徴である。
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衆議院議員 小池百合子さん
エジプト・カイロへ大学留学中、ピラミッドの頂上でお茶を点てました
PRESIDENT 2008年10月13日号 上島寿子=構成・文 古市和義(すがも田村)、奥谷 仁(武ちゃん)=撮影

小池百合子

1952年、兵庫県芦屋市生まれ。エジプト国立カイロ大学を卒業後、アラビア語の通訳として活動。「カダフィ書記長、アラファトPLO議長会見」のコーディネーター兼インタビュアーを務め、その実力が評価されてテレビ東京ワールドビジネスサテライトの初代メインキャスターとして活躍する。92年、参議院議員に初当選。衆議院議員に転じ、5回の当選を果たす。環境大臣、内閣総理大臣補佐官、防衛大臣を歴任。自宅では、愛犬「ソウちゃん」が主人の帰りを待っている。

着物を着ると思い出すのは、カイロ大学への留学時代。私、卒業記念にピラミッドに上り、着物を着てお茶を点てたことがあるんです。ピラミッドの登頂は禁止だったかもしれませんですが、まぁ、私も若かったので(苦笑)。上るときはジーパンにスニーカーで、頂上で着物に着替えました。とはいえ、自分で着たことはなく、持って上がったのは簡易帯。実はこのとき、着物の合わせを逆にしてしまった。写真を撮ったのに、恥ずかしくて人に見せられない。だから、ちょっと強引とも思いましたが、フィルムを反転させて焼きました(笑)。

着物を着て伺うのに「すがも田村」は、ぴったりのお店ですね。女将さんは、女優の藤村志保さんの妹さん。藤村さんのご主人は、私がキャスターをしていたニュース番組ワールドビジネスサテライトの制作にあたっていらして、そのご縁もあり、会合などで使わせていただいています。巣鴨駅から近いのに、とても静かで寛げるんです。

焼き鳥「武ちゃん」も、寛げるという点では共通しています。ただし、ここは至って気さく。銀座なのに値段も安く、抜群においしい。ここの焼き鳥を食べたら、ほかでは食べられません。外国からのお客様にも喜ばれます。人気の店なので待つこともありますが、私もちゃんと並びますよ。ある時、列についたら、前にいらしたのが、元駐米大使の斎藤邦彦さん。並んでいる間に会話も弾んで。そういう楽しさもあるんです。

食に関して、今、関心があるのは江戸野菜。練馬大根、小松菜、千住ねぎ、滝野川ごぼうなど、江戸の伝統野菜はたくさんあります。東京は年々、農地が減少していますが、江戸野菜を生産者、販売業者、消費者が三位一体で守り立て、京野菜のようにブランド化したい。農業への関心も高まり、食や環境に目を向けるきっかけにもなると思います。

江戸時代には、三里四方で採れたものを食べると、健康にも、地域経済にもよいという考え方があったそうです。「地産地消」が当たり前に実践されていたんですね。ほかにも、ヒントにしたいことはいろいろ。たとえば、江戸では人の屎尿も肥料として売り買いされ、循環していた。面白いのはそんなものにまで身分差があって値段が違う。一番高値がつくのは、武士のもの。理由はいいものを食べているので栄養があるからだという。環境対策もビジネスになれば、上手く回るといういいお手本です。

私自身が進めている環境対策はエコハウス。太陽光発電、屋上緑化、雨水利用などを取り入れた自宅を建設中です。80歳を超えた両親や犬と一緒にそこで暮らし、エコ技術を実体験しようというわけです。完成は来春。今から楽しみです。
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(参考資料)
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石原伸晃都連会長が小池百合子氏に絶縁宣言「今日をもって自民党の人間じゃない」
2016.7.26 18:47 産経ニュース

自民党東京都連会長の石原伸晃経済再生担当相は26日、党本部で開いた都連会合で、都知事選(31日投開票)に立候補している小池百合子元防衛相(64)について「今日をもって小池氏は自民党の人間ではない。私はこのように思っている」と述べた。

小池氏は都連執行部に無断で都知事選への出馬を表明し、都連に推薦願を提出したが、後に推薦願を取り下げた。石原氏は「私のいないときに推薦依頼を持ってきて、その後、また私がいないときに推薦依頼を引き取っていかれた。わがままだ」と批判した。

都知事選には小池氏のほか、増田寛也元総務相(64)=自民、公明、日こ推薦、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=ら過去最多の21人が立候補している。
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小池百合子氏は「大年増の厚化粧」、鳥越俊太郎氏は「売国奴」…石原慎太郎元知事が強烈批判 長男・伸晃氏には「苦労している」とも
2016.7.26 19:48 産経ニュース

石原慎太郎元東京都知事が26日、自民党都連が党本部で開いた会合に出席し、都知事選(31日投開票)に立候補しているジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=について「売国奴」、小池百合子元防衛相(64)についても「嘘つき」「大年増の厚化粧」と述べ、激しく批判した。

かつて自民党で長く国会議員を務めた石原氏は、都知事を辞任後、日本維新の会などで衆院議員を務めた。久々に“古巣”を訪れたのは、自民、公明、日本のこころ各党が推薦する増田寛也元総務相(64)の応援のためだった。

石原氏はまず、鳥越氏について「売国奴だ、こいつは」と断言。中国に尖閣諸島(沖縄県石垣市)を攻め込まれた場合の対応をめぐり、鳥越氏が過去に「自衛隊が出動したら人が死ぬ。そんなことだったら尖閣なんか中国にくれてやったらいい」と発言したとして、「こんなばかなことを言うやつが東京を代表したり日本人を代表しておこがましいことができるか」と怒りをあらわにした。

矛先は小池氏にも向けられた。「もう一人、大年増の厚化粧がいる。あの人は嘘つきだ」と言い放った。また、小池氏が石原氏に都知事選出馬を促されたと発言しているとして「全くそんな覚えはない。虚言癖で困ったものだ」と否定した。

会合には、自身の長男で都連会長の石原伸晃経済再生担当相も出席。慎太郎氏は、小池氏が都連執行部に無断で出馬表明した経緯を念頭に「そこに私の息子がいて苦労している」と述べ、ねぎらう場面もあった。
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小池百合子氏は「極右タカ派」共産・小池晃氏書記局長が批判
2016.7.25 20:10 産経ニュース

共産党の小池晃書記局長は25日の記者会見で、東京都知事選(31日投開票)に関する報道各社の世論調査で、小池百合子元防衛相(64)が有利に戦いを進めている結果が出たことについて「小池(百合子)氏は自民党以上に極右タカ派」などと強調した。その上で、「反自民」票をジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=に集約させるため、選挙応援を強化する考えを示した。

小池氏は、小池百合子氏のこれまでの戦いについて、「まやかしの『反自民』ポーズでしかない」と指摘。小池百合子氏が平成21年に一部報道のアンケートに「核武装も必要に応じて検討する」と答えたと指摘したうえで「核武装を主張する小池百合子氏か、東京の非核都市宣言を求める鳥越氏か」と有権者に選択を迫る考えを示した。

小池氏は「こういう構図がはっきりし、小池百合子氏に『反自民ポーズで』一定幻想を抱いている方も本質が分かってくれば、大きく(勝敗が)変わってくるのでないか」と述べた。
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都知事に小池氏…初の女性、増田・鳥越氏に大差
2016年08月01日 01時40分 YOMIURI ONLINE

東京都知事選が31日、投開票され、政党の支援を受けない新人で無所属の小池百合子・元防衛相(64)が、自民、公明、こころの3党の推薦を受けた増田寛也・元総務相(64)、民進、共産、社民、生活の野党4党の推薦を受けたジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)らを大差で退け、当選を決めた。

女性の都知事は初で、女性の知事は全国で7人目。小池氏は、2020年東京五輪・パラリンピックの準備などを急ぐ。

小池氏はこの日午後8時過ぎ、豊島区西池袋の事務所で勝利宣言。「待機児童や介護の問題を責任を持ってやりたい。首都直下地震で被害を最小限にする方法を考えたい」と都政運営に向けた抱負を語った。

小池氏は、政治資金の私的流用問題などの批判を受けた舛添要一前知事が6月15日に辞職願を出すと、主要3候補の中では最も早い同29日に出馬を表明した。遊休空間を利用した保育・介護施設の整備などを政策に掲げた。

所属する自民党東京都連に推薦を依頼したが、都連が増田氏の擁立に傾くと推薦依頼を撤回し、一転して同都連を「ブラックボックス」などと批判。保守分裂選挙となる中、「組織対個人」という対立の構図を打ち出し、無党派層を中心に支持を広げて、自民党支持層からも票を取り込んだ。

ただ、勝利宣言の際は、「都議会とも連携を取りたい」と協調姿勢も見せた。

増田氏は自民、公明両党の国会議員や都議がフル稼働し、都内区市町村の多くの首長からも支援を取り付けた。「都政の混乱に終止符を打ち、前に進める」と訴え、岩手県知事、総務相を務めた行政手腕も前面に打ち出したが、知名度が不足していたことに加え、保守票を固めきれなかった。

野党統一候補として告示2日前に出馬表明した鳥越氏は、政権を批判し、「憲法改正阻止」「脱原発」などを主張。しかし、選挙期間中、週刊誌に女性問題があったとする記事が掲載されたこともあり、無党派層の支持を広げられなかった。

今回の選挙は史上最多の21人が立候補。全国最多の約8400人に上る待機児童の対策や、2020年東京五輪・パラリンピックを巡る都の費用負担割合、首都直下地震の防災対策などが主要争点となった。

新知事の任期は20年7月30日までで、同24日開幕の東京五輪と次の知事選が同時期になる可能性がある。

投票率は59・73%で、投票日前日に大雪に見舞われた14年2月の前回選の46・14%を13・59ポイント上回った。
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自民 困った、小池氏処分どうする…大差で都知事選当選に
毎日新聞2016年8月1日 21時02分

自民党が7月31日の東京都知事選で初当選した小池百合子氏(64)の処分を巡って苦慮している。同党などが推薦した増田寛也氏(64)が約112万票の大差で敗れたのは、自民支持層が小池氏に流れたのも一因。強引に処分すれば支持層が離反し、来年の都議選に影響するためだ。

党都連に所属する下村博文総裁特別補佐は1日、テレビ朝日の番組で「反党行為だったのは事実だ。除名か除籍か離党か、何もしないことはあり得ない」と明言した。一方で「対立構図はマイナスだ。協力するところは協力する」と苦悩もにじませた。

政府・与党にとって、2020年の東京五輪・パラリンピックをはじめ、待機児童対策や女性活躍などで都との連携は欠かせない。このため小池氏といずれは関係を修復しなければならないという見方は自民党内に少なくない。しかし、甘い処分では組織が緩むおそれがあり、同党はジレンマに陥っている。

都連所属のベテラン国会議員は「小池氏の後ろには290万票がある」と述べ、党幹部も「まずはクールダウンだ」と語る。小池氏の処分見送り論は強まりそうな気配だ。もともと首相官邸には小池氏の立候補を容認する声があり、政府関係者は「政治家ならすぱっと手打ちをすべきだ」という認識を示している。

小池氏に近い議員は「分裂選挙は都連の責任だ。小池氏を処分するなら、大敗した都連幹部も責任を取るべきだ」とけん制。小池氏が当選後に都議会自民党との融和姿勢をみせていることもあり、党紀委員会は今後、慎重に落としどころを探る。

一方、おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長は1日、小池氏が都議会との対決や知事報酬削減を掲げたことについて「身を切る改革をぜひ実行してほしい。大改革をすれば抵抗勢力、既得権を持った方々との戦いになる」と記者団に語り、エールを送った。

維新幹部は「自民党離党か除名がスタートだ。崖から飛び降りたら協力する」と述べ、自民党が小池氏を処分した場合、同氏と連携を探る考えを示した。都議選に向けて維新と小池氏が組めば自民党にとっては脅威で、このことも同党の対応を難しくしている。【加藤明子、松本晃】
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • いつもありがとうございます。
    やはり牡牛座ですね

    マハーダシャーラグナからみて10室も月のアスペクト
    木星のアスペクトありますよね?

    ラグナよりも月ラグナとダシャーラグナが
    よく出るということではないですか?
  • 小池百合子の都知事当選は

    60Dにはよく表れていませんか?

    ラーフから見て月は10室支配星です。
    今がそのダシャー期です。
    そのディスポジターの土星も7室目に在住しています。
    • それはあると思います。
      D60のラーフから見て10室支配の月というのは理由の一つだと思います。
      10室の支配星の時期というのは地位が高くなりますから、象意として合ってます。

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