2022年は酷い年になると予想されている。
2022年の予想については、以前の記事『2022年に何が起こるか』で論じたが、本ブログ記事の中でも最もアクセスを集めており、このテーマに関心を持つ方は多いようである。
2020年と2021年は、世界は、新型コロナウィルスの感染拡大の被害を受けた。
現在、ワクチンも浸透しつつあり、変異株が次から次へと出てくるという問題はあるが、取りあえずは収まりつつあるように見える。
それでは、2022年は何か起こるのかということである。
もう一度、コロナの変異株が拡大していき、コロナの第6波が来るのか、それとも別の災難が起こるのだろうか。
先日、ロシアと中国の艦船10隻が、津軽海峡を通過し、伊豆諸島を通過し、高知県沖から鹿児島県の大隅海峡を通過して、日本をぐるっと半周して威嚇するという事件があった。
津軽海峡に中国とロシアの艦艇、計10隻が通過…同時航行は初確認 2021/10/19 09:22 讀賣新聞オンライン 防衛省は18日、中国とロシアの駆逐艦など計10隻が津軽海峡を通過したと発表した。領海への侵入はなかった。中露の艦艇が同時に同海峡を航行するのが確認されたのは初めて。 同省統合幕僚監部によると、18日午前8時頃、中国艦5隻とロシア艦5隻が北海道・奥尻島の南西約110キロの海上で発見された。10隻はその後、東に進み、太平洋に抜けた。ロシア極東ウラジオストク沖の日本海では、ロシア軍が演習をしており、中国艦はこれに参加したとみられる。同省が両国の意図を分析している。 |
(共同通信 記事より引用抜粋)
対中国包囲網を敷き、日米同盟の下、米軍との合同軍事演習をしている日本に対する威嚇、牽制と考えられる。
米中の軍事的緊張が高まっていることが分かる。
2022年の中国の新月図を見ると、戦争を意味する7室に土星、火星、冥王星が在住している。
そして、他国の資源など他国の財産への誘惑を意味する8室に木星、金星が在住している。
中国は不動産バブルが弾けて、経済が混乱する瀬戸際にあり、経済危機の時には、為政者が国民の不満をそらす為に軍事侵攻などを起こすことはよく行なわれてきたことである。
中国の建国図では、2022年6月~7月半ばまで、水星/ケートゥ/月 or 火星期であり、プラティアンタルダシャーの月は、7室の支配星で、火星は7室に在住している。
この2022年2月27日~4月7日まで、火星も7室を通過して、山羊座7室に土星と火星がトランジットする。
土星は2022年4月29日以降、一旦、水瓶座に移動するが、6月5日に逆行を開始して、7月13日には山羊座に戻ってしまう。
10月24日まで、山羊座で逆行し、10月24日から再び順行に転じて、2023年1月18日から水瓶座に移動する。
土星は星座を出ていくタイミングで、最も力を発揮して結果を残すと共に私の以前からの観察では、逆行して、再び、順行に転じるタイミングで、あたかもやり残していた仕事を成し遂げるかのような働きをする。
つまり、来年2022年5月~年末にかけて、土星は山羊座から水瓶座に移動し、水瓶座から山羊座に戻って、再び、水瓶座に移動するといった動きを繰り返す。
これは、何か土星が山羊座で顕現させたい出来事のクライマックスになる可能性が高い。
中国の建国図では、2022年2月19日から水星/ケートゥ期(~2023年2月17日)に入っていくが、中国の武漢でのコロナウィルス発生は、水星/水星/ケートゥ期(2020/1/26~2020/3/18)に起こっている。
経済危機と軍事侵攻、あるいは、コロナの再発か
従って、再び、パンデミックとなる可能性もあり得るが、ケートゥは6室支配の水星、8室支配の太陽とコンジャクトしており、国民が被害に遭い、政治家がその対応に追われるような混乱する出来事が起こる可能性が高い。
この水星/ケートゥ期に不動産バブルが崩壊して、経済危機になり、生活が苦しくなった国民と共産党当局が衝突する可能性もある。
ケートゥは、ダシャムシャで12室に在住しており、経済危機を表している。
チャラダシャーは、牡牛座/山羊座(2021/12/31~) or 射手座(2022/6/1~) or 蠍座(2022/10/31~2023/4/1)だが、山羊座は7室の支配星で、7室の支配星に相当するDKが在住している。
また山羊座には、ラグナロードの土星がアスペクトし、山羊座から7室には火星(軍隊、火力)が在住している。
従って、牡牛座/山羊座(2021/12/31~2022/6/1)は危険な時期である。
また次の射手座の時期は、12室だが、7室から見た6室であり、6室も戦争のハウスである。
そして、射手座から見た7室にGKがアスペクトし、7室の支配星にもGKがコンジャンクトし、7室と7室の支配星はラーフ/ケートゥ軸によって傷つけられている。
射手座に在住するAKの木星に対してもGKの太陽とMKの水星がアスペクトしている。
このGKの太陽やラーフ、ケートゥによって傷つけられたMKの水星が射手座や射手座からの4室にアスペクトする配置も不動産バブル崩壊や経済危機を表わす配置である。
中国の建国図では、メジャーダシャーの牡牛座から見て、国家の状態や国民全体の状態を表わすAKの木星が8室に在住し、GKやラーフ、ケートゥによってアスペクトされている為、決して良い状況とは言えない。
中国は、2020年9月30日~2025年10月1日までの牡牛座のメジャーダシャーの時期は、国家全体が、問題を抱えている。
2023年2月17日から水星/金星期に移行し、土星はその頃には、水瓶座に移動している為、軍事的な緊張が高まるのは、それまでの間にように見える。
日本や米国の2022年の新月図
日本の2022年の新月図でも戦争を表わす6室や7室に惑星が集中し、外交関係がテーマであることが分かる。
因みに6室に土星と火星が在住する配置は、2020年の中国の新月図と同じ配置である。
中国当局は、2020年に武漢でコロナが発生すると、武漢を閉鎖して、一般市民を隔離し、道端で急に倒れ込んだ一般市民を手荒にトラックに載せて連れ去るような現場が目撃されている。
コロナの死亡者を焼却場のような場所で、大量に処分する現場も目撃されている。
中国政府のコロナの感染者への対応は、強権的で、暴力的であった。
6室は労働者や、病気に罹患した人、社会的弱者を意味し、そうした人々へのサービスを表わすハウスであるが、6室の凶星は、そうした人々への手荒な対応、または暴力を表わしている。
日本政府の対応も、そうした対応になる可能性が高い。
台湾有事になった場合、自衛隊がフル稼働する為、自衛隊の末端で、台湾有事の前線に赴く自衛官を意味している可能性もある。
日本のマンデン図では、水星/土星/月 or 火星 or ラーフ or 木星期である。
土星や月、ラーフは、ナヴァムシャの6-12室の軸に入っており、経済的に厳しいことを物語っている。
チャラダシャーは、水瓶座/天秤座 or 蠍座であるが、天秤座から見ると6室と7室に惑星が集中し、7室にGKが在住している。
また蠍座から見ても6室にGKが在住しており、7室の支配星に相当するDKは8室に在住している。
アメリカの2022年の新月図を見ると、土星と火星は2室に在住しており、戦争を表わしているようには見えないが、2室は国家財政を表わす為、財政危機を表わしているように思われる。
アメリカの新月図には戦争といった象意は表れていないように見える。
米軍司令官は、2021/5の段階で、中国の台湾侵攻は6年以内と明言しており、前大統領補佐官(国家安全保障担当)は2024年までの中国の台湾侵攻リスクに警鐘を鳴らしている。
「24年までに台湾有事」警鐘 オブライエン前米大統領補佐官 2021年11月2日 2:00 日本経済新聞 【ワシントン=中村亮】米国のロバート・オブライエン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が「北京五輪と米次期大統領選の間こそが台湾への悪事を働くチャンスだと確信している可能性がある」と語り、米大統領選がある2024年までの台湾侵攻リスクに警鐘を鳴らした。(略) |
アメリカの建国図では、2022年5月~年末にかけては、ラーフ/木星/水星 or ケートゥ期であり、再び、コロナの感染が拡大する可能性もあるが、ケートゥ期は、過去の米国の歴史を見ると、ベトナム戦争をしていた時期がちょうどケートゥ期に該当する。6室も戦争のハウスである。
従って、2022年に中国が台湾に軍事侵攻までするのかどうか不明だが、何らかの軍事的衝突が起こる可能性は示唆している。
コメント
コメント一覧 (7件)
秀吉さんと同じ予測をしている記事があったので、参考になればとコメントします
ーーー強硬策のツケが出て来るのは、
2022年壬寅年からです。
この年から、急激に運気が悪くなります。
つまり、日本も国際社会も、
来年一年間は中国が無茶苦茶をやるものと思って、
色々備えておく必要があります。
http://maya-midnight.blog.jp/archives/23210870.html
こちらの記事の方は今年の総裁選で岸田さんが勝つことや、解散総選挙での自民党の勝利、枝野さんが党首を辞任する事態になることを予測していたので、的中率はかなり高いと思います
http://maya-midnight.blog.jp/archives/23210870.html
ちなみに岸田総理の今年は勢いがあるものの、来年は急激に悪くなると、あちこちで指摘されていて、そもそも安倍氏後の日本の首相は誰がなっても短期政権が続く時期にある、と時代論から予測している方もいます
2022年に起きる事態に岸田総理が対応しきれなければ、すぐに別の首相がなることが予想され、そうなると2022年からケートゥ期に入ることで、獅子座に在住する時期となり、獅子のような王様的な振る舞いの首相の誕生が浮かびます
高市さんの勢いが強いので、可能性がありますが、一国の首相エネルギーとしては力量が足りないようで、なったとしても、やはり短期政権が続きそうだなとも
いろいろ四柱推命や算命学とジョーティッシュを組み合わせて、出来る方というのはいるんですね。
他の方の同行はリサーチしていないので参考になります。
枝野幸男が辞任することまで予測したのは素晴らしいですね。
短期政権に終わる傾向は、岸田文雄のラーフ期から木星期への変化や、
米国でもバイデン政権が短期に終わる可能性があり、バイデンの土星期への変化でも出ています。
天王星や冥王星が牡羊座や山羊座などの運動星座を通過していることも独裁主義、右翼民族主義、国家社会主義的な状況が出て来て、物事の新陳代謝が激しいことを意味していると思うので、時代論的な観点は、トランスサタニアンのトランジットなどでよく説明しますが、そうした観点からも納得はできますね。
ジョーティッシュで苦労して、分割図のラグナを修正したりなどするよりも四柱推命や算命学など複数の占術を組み合わせることで、
割と簡単に割り出せるのであれば、他の占術を知っている方はうらやましい感じもします。
2022年は社会面、本人の立場としても、外からの破壊現象が非常に強い年となっているようです(対冲・生貴刑(天剋地冲)
実体験を通して分かったことですが、天剋地冲は何をやってもうまくいかないという時期でした
四柱推命や算命学の的中率には驚きますが、インド占星術は新月図や建国図などを用いて、国家間の動き、関係性を俯瞰できる、という視点が非常に参考になります
2022年の日本の新月図は6室山羊座に土星火星在住、山羊座が中国のラグナというのが、非常に興味深いです
既に集団的自衛権の行使容認の憲法解釈の変更なども為されている為、
台湾有事になった場合、自衛隊を台湾に近い海域に派遣し、それで軍事衝突する可能性はあります。
2022年の日本の新月図については、自衛官というのは、末端に位置する労働者であり、6室に該当する為、自衛官たちがいきなり、いまだ経験したことのない実戦に参加させられることを示しているという解釈も出来るかもしれません。
あるいは台湾が軍事侵攻されていても、台湾の国民を日本が見捨てるなどの解釈も出来るかもしれません。
具体的にどうなるかということについては、色々な解釈があり得ると思います。
そうした経験もショックとなり、2022年末からのケートゥ期に突入し、日本が右傾化していくということではないかと思います。
すると思い浮かぶのは、日本が中国との交戦で関係が悪化し、貿易による利益が激減する
しかし自らの正当性(台湾への戦闘協力?)を実感することで、精神的な満足度は高い
おっしゃる通り、具体的にどうなるかということについては、色々な解釈が生まれています
今回の維新の会の伸びで、憲法改正への勢いが増しているなど、右翼化はすでに始まっているのかもしれませんね
脱線しますが、個人的に2024年の日本のヒンドゥーニューイヤーチャートがとても気になります
以下の箇所
ーー土星は(中略)10月24日から再び順行に転じて、2023年1月18日から水瓶座に移動する。
土星は星座を出ていくタイミングで、最も力を発揮して結果を残すと共に私の以前からの観察では、逆行して、再び、順行に転じるタイミングで、あたかもやり残していた仕事を成し遂げるかのような働きをする。
が該当しますね
専門家は予測を可能にする材料を色々持っていると思いますが、占星術はより上位の原因の世界を扱っていると思います。
専門家の分析が占星術による分析と似てくると言えます。