今日、鑑定したクライアントの方から出生時間の正確さに関する非常に興味深い話を聞いた。
助産院で子供が生まれた時、助産婦さんの横で子供が生まれる所に立ち会ったら、助産婦さんは実際には子供が生まれた後で、子供をお湯で洗ったり、タオルで拭いたりして、一段落ついてから、出生時間を記録したのだという。
だから実際の出生時間よりも2分以上は、後ろにずれたはずだと言っていた。
実際、立ち会って、子供が生まれた瞬間の時間を腕時計で確認して、助産婦さんが記録した時間とは、ずれていたことを確認したというのである。
もしこれが病院だったら、隣の別室に移動して、同じようなことを行なって、ひと段落ついてから、時間を計測するので、更に時間は大幅に後ろにずれるはずだとのことであった。
その場合、子供が母体から姿を完全に表す、まさにその正確な誕生時間よりも10分かそれ以上、後ろにずれていてもおかしくないとのことであった。
実際に立ち会って、自ら目視で確認した人の話であっただけに非常に信憑性が高く参考となる話であった。
母子手帳に記録されている出生時間はそういう意味で、少し実際よりも数分遅れている可能性があり、その前提で考えた方がよいということである。
今後、母子手帳の時間というのは間違っているという前提で、出生チャートを作成した方がよいと思われた。
特にこの知識は、ラグナが星座と星座、ハウスとハウスの境界線付近にある場合に有効となる。
例えば1分程度、出生時間を前にずらしただけで、ラグナが1つ前の星座に移動してしまうような事例が時々あるのである。
そういう場合には、ラグナが1つ前の星座である可能性の方が、母子手帳に記録された時間で作成したチャートのラグナよりも、むしろ、高いことになるのではないかと思うのである。
出生時間の正確さについて
2011.10.10
コメント
コメント一覧 (2件)
>例えば1分程度、出生時間を前にずらしただけで、ラグナが1つ前の星座に移動してしまうような事例が時々あるのである。
これと、似たような考え方のケースだと思うのですが…
例えば、双子で、月の半ばに生まれている場合、ほんの数分の差で、太陽が次の星座に移ってしまうので、運命が大きく違ってくるのではないか…と考えたことが有りました。
そのきっかけは、イギリスのオリー・マーズという歌手で、彼はイギリスのX-factorという番組で勝ち上がり、今ではヒット歌手なのですが、双子の兄、ベンがいて、仲違いしています。
理由は、オリーが、ベンの結婚式よりも、X-factor の決勝の収録を優先した(ベン側の主張)ということなのですが、弟は歌手で成功し、億万長者になり、兄は、家族と縁を切り(妻の苗字に改名したほど)一般人として生活しているのですね…
それで、双子で、出生時間が数分しか違わない筈なのに、ここまで、差が出るのは、
オリーは、誕生日が1984年5月14日なのですが、兄が太陽牡羊座で、弟のオリーは牡牛座なんだろう、と考えました。
それが分析の発端で、チャートの出生時間を色々操作すると、14時51分以前だと、ラグナが獅子座、それ以降だと、ラグナが乙女座、
そうすると、秀吉先生が、歌手について分析されている記事で、2室に金星等の吉星というのが出てきますが、
オリーの出生時間を乙女座ラグナになるようにすると(15時18分とか)、太陽牡牛座9室、金星、水星が8室、で、
対抗の2室にアスペクトというパターンになり、それ以前に生まれた兄は、
金星、水星は、9室で、対抗の3室にアスペクト、という風に、
一方はミリオンセラー歌手になり、一方は一般人という説明が付く、と思ったのですよね…
一応、出生時間関連ということでコメントさせて頂きます。
太陽が数分で次の星座に移動する場合、かなり大きな違いが出て来ると思います。
実際、それが間違いない事であれば、太陽の星座が異なる可能性があります。
しかし、その前にラグナの違いによって、その違いが生み出されている可能性もあり得ます。
そのような違いからラグナを特定したり、惑星の位置を検討したりすることは、パズルを解くような面白さがあります。
時刻修正の醍醐味と言えるかもしれません。