元SMAP・草なぎ剛の10年前の事件を振り返る


元SMAPの草なぎ剛のチャートを見て、10年前の全裸事件が占星術的に何故、起こったかを検討していた。


あの「全裸事件」から早10年…草なぎ剛にとって激動すぎた平成末期が話題に
リアルライブ2019年4月24日 22:00 exciteニュース

4月24日、TwitterなどのSNSで「あれからもう10年」だと、ある事件に注目が集まった。2009年、元SMAPのメンバー・草彅剛が酒に酔ったあげく、公園で全裸で暴れ現行犯逮捕された、いわゆる「全裸事件」である。

 現在、ネットでは「全裸事件からもう10年?」「時が過ぎるのは早い」「あれからSMAP解散もあったし激動の10年」などのコメントが相次いで投稿されているようだ。

 これは同年の4月23日午前3時ごろ、東京都港区の檜町公園で「近所で酔っぱらいがいる」と通報があり、警察官が駆けつけたところ、「バカヤロー!」と奇声をあげ、木によじ登るなどする全裸の男を発見した。警察官はこの男を危険人物と判断し、公然わいせつ容疑で逮捕したのだが、このとき捕まった人物こそ、当時トップアイドルとしてメディアに君臨していたSMAPのメンバー・草なぎ(当時34歳)だったのである。

 草なぎはこの日、赤坂の料亭で知人と焼酎やビールなどの酒を飲んでからいったん帰宅したものの、フラフラと檜町公園へと行き、全裸になって暴れたというのだ。

 一部報道によると、発見された時の草なぎは、警察官へ「裸で何が悪い!」と大声で威嚇したあげく、連行される際には「シンゴー!シンゴー!」と叫んでいたとされる。

 当時、この事件は「現役アイドルご乱心」とマスコミの注目を浴びたほか、酩酊状態が異常だったことから、覚せい剤の疑いもあるとして警視庁による家宅捜査もあった。

草彅は逮捕翌日の25日には釈放され、謝罪会見を開き、芸能活動の自粛を発表した(同年5月28日に復帰)。

 この事件の余波で、以前から「酒好き」として知られていた草なぎは、ドラマやバラエティ番組で酒を飲む場面がなくなり、演じる役幅が狭くなった。草彅自身も事件以降、断酒を決意し2014年までは酒を一滴も飲まない生活を続けた。

 なお、SMAP解散、ジャニーズ退社の余波はあったにせよ、事件から10年が経過。この事件は人々の記憶からほぼ忘れれることとなり、草なぎは現在も芸能活動を続けている。

 唯一、ネタとしてイジっているのが、爆笑問題の太田光で、2017年に放送されたAbemaTVの『72時間ホンネテレビ』で草なぎを「裸の大将」と呼んだ程度だ。

 くしくも草なぎの事件から10年後の2019年4月19日、音楽ユニット「AAA」の浦田直也が酒に酔ったあげく女性に暴行をはたらき世間をにぎわせた。

 歴史はやはり繰り返すものだろうか……?

普通と違う行動が何故、引き起こされるのか占星術的に解明したいと思ったのである。


出生時間は、4:25と示されており、この時間で正しいかどうかの検討が必要だが、映画スターや芸能人に見られる1室と3室の絡み、1室と10室の絡みがきちんと確認できる。





芸能人のコンビネーション

ラグナでは、ラグナロードの水星と3室支配の太陽がコンジャンクトして、1-3の絡みが生じている。


3室支配の太陽がラグナとラグナロードに絡む形で、ラグナと3室が強く絡んでいる。


また10室支配の木星が、3室と3室支配の太陽にアスペクトしている。



月から見ると5室で、ラグナロードの土星と5室支配の水星がコンジャンクトして、7室支配の太陽ともコンジャンクトして、1-5の絡みを生じている。


5室も3室から見た3室目のハウスで、3室の本質のハウスであり、5室は舞台俳優や映画俳優など、3室よりもより高尚な表現力(創造性)を発揮するハウスである。



ナヴァムシャでは特にこうした配置が見られないが、ダシャムシャを見ると、3、6室支配の木星がラグナに在住して、1-3の絡みが生じている。



草なぎ剛は1987年の中学1年生の時にジャニーズ事務所に入所したが、直後の1988年9月からマハダシャー木星期に移行している為、木星期は、主にSMAPとして活躍した時期の前半を構成している。


木星はダシャムシャのラグナに在住し、しかも1-3の絡みを形成する木星だからこそ、この時期に芸能界で活躍したのだと分かる。




土星期の躍進

その後、2004年9月からマハダシャー土星期に移行しているが、土星は出生図で、9室の支配星で、1、4室支配の水星との間に1-9、4-9のラージャヨーガを形成しているが、月から見た場合でもラグナロードで、5室支配の水星や7室支配の太陽との間で、1-5、1-7のラージャヨーガを形成している。


更にナヴァムシャでは、ラグナロードで、4、11室支配の火星と1-4、1-11のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成し、ダシャムシャでも、ラグナから見ても月から見てもヨーガカラカで、ラグナから見た2室、月から見た7室で、火星との間で、ラージャヨーガを形成している。





草なぎ剛は、マハダシャー土星期の始まり前後から映画で主演を演じるようになり、主演映画『ホテル ビーナス』がモスクワ国際映画祭 コンペティション・パースペクティブ部門 最優秀賞を受賞するなどして、表現者として一段レベルが上がった感じとなっていく。


以後、映画俳優としての活躍がどんどん目立つようになり、数々の賞を受賞していくのである。



これは土星がバドラヨーガの強い水星と強力なラージャヨーガを形成すると共に月から見て11室支配の木星から一方的にアスペクトされて、強力にサポートされている結果である。



ダシャムシャのラグナに在住する木星期に草なぎ剛は、確かにSMAPのメンバーとして、芸能界で活躍したが、土星期の方が、表現者として、より高いステータスで活躍したように思える。



土星はダシャムシャで、ラグナから見ても、月から見てもヨーガカラカで、ラージャヨーガを形成しているからであると考えられる。



配置としてはラグナから2室、月から見て7室で、それ程、素晴らしいという訳でもないのだが、やはりヨーガカラカであることが強く働いていると考えられる。



これと比較して、ダシャムシャのラグナに在住する惑星の時期は、キャリア上のブレイクを表わすが、それが3、6室支配の機能的凶星の場合は、やはりステータス的にはパッとしないということが分かる。




ジャニーズ事務所を退所してほぼ独立に近い活動を開始


2017年9月9日に稲垣吾郎、香取慎吾とともにジャニーズ事務所を退所した時、土星/火星/土星期である。



何故、ジャニーズ事務所を辞めたかと考えると、火星は出生図でもナヴァムシャでも11室の支配星であり、11室には独立という象意がある。



また火星は出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャの3つで起業の2室に在住しており、ナヴァムシャやダシャムシャでは、土星と火星の両方とも2室に在住している。



従って、サラリーマンのような立場だったジャニーズ事務所を辞めて、世話になったマネージャーの新事務所に所属して、公式ファンサイトを立ち上げてみたり、動画配信活動を開始したり、起業に近いことをやっているのではないかと思われる。



おそらく新事務所では、もっと自由度が高くて、自分たちで事業運営しているイメージなのではないかと思われる。







全裸事件のロジック


それと今回、検証したいのは、10年前に起こった全裸事件である。



この時は2009年4月で、土星/水星/ラーフ期である。



プラティアンタルダシャーのラーフが6室で減衰し、ディスポジターの火星が6、11室支配で2室で減衰しているので、酒を飲んで全裸で暴れたのだと分かる。



警察に逮捕されたのは、ラグナロードの水星が8室支配の土星とラグナで、コンジャンクトしているからではないかと思われる。



8室支配の土星がラグナとラグナロードに絡んで太陽とも絡んでいるのが、公務員である警察官による拘束を意味していたと考えられる。



またラグナロードの水星は、火星、ケートゥによって挟まれて、パーパカルタリヨーガを形成している。



同じ数の惑星によって挟まれている訳ではない為、バンダナヨーガとは言えないかもしれないが、身体を拘束される要素の一つかもしれない。



因みにこの時、草なぎ剛は、地デジ推進のメーンキャラクターも務めていたため、当時、総務大臣であった鳩山邦夫氏が、「強い怒りを感じる」と発言し、物議をかもしたようである。



この政治家から批判を受けた辺りも8室支配の土星が、太陽と共にラグナ、ラグナロードと絡んでいるからではないかと思われる。



地デジを推進していた総務大臣の鳩山邦夫氏は、3室(メディア、通信)支配の太陽(政治家)と絡む8室支配の土星の表示体であったのである。




ナクシャトラ交換

因みに草なぎ剛のチャートのラグナ、土星、水星は皆、アールドラー(ラーフ)に在住しており、ラーフは、ジェーシュタ(水星)に在住している為、ラグナロードの水星とラーフはナクシャトラ交換をしている。



つまり、1、4室支配の水星が6室在住のラーフ(6室の支配星のように振る舞う)と絡むことによって、暴力(1-6の絡み)や精神不安定(4-6の絡み)などが生じたと考えられる。




そして、ラーフのディスポジターの火星は、蟹座のアーシュレーシャ(水星)に在住しており、また火星のディスポジターの月は、シャタビシャー(ラーフ)に在住している。



従って、ラグナ、ラグナロード、月、そして、事件を起こした当時のダシャー(土星、水星)の全てが、ラーフと関わっていたのである。



ラーフは6室で減衰し、ディスポジターの火星は、6、11室支配で2室で減衰しており、そして、その火星は、ラグナとラグナロードを取り囲むパーパカルタリヨーガを構成する惑星の一つである。



(※この場合、バンダナヨーガと呼べるのかどうかは、はっきりとしないが、バンダナヨーガは同じ数の惑星によって挟まれた場合だと理解している)




この場合でもバンダナヨーガと類似の効果が発生し、警察官に身体を拘束されたとも考えられる。




プラティアンタルダシャーのラーフの役割

何故、土星/水星/ラーフ期にこの事件が起こったかと言えば、マハダシャーの8室支配の土星とアンタルダシャーのラグナロードの水星がコンジャンクトによって絡んでいる為、両者の組合せが結果をもたらしたからである。


ラグナロードの水星と8室支配の土星、そして、それに凶星である太陽などの絡みも加わって、マハダシャーとアンタルダシャーが際立って結果をもたらしたということである。


同時にマハダシャーの土星とアンタルダシャーでバドラヨーガの水星は、1-9、4-9の強力なラージャヨーガを形成してもいる。


従って、この事件が起こった当時、草なぎ剛は、キャリア的には絶好調で、俳優としての成功の道を着実に歩んでいた。


例えば、草なぎ剛は、2009年4月に不祥事で約1か月間芸能活動を自粛した後、同年7月には、洗濯洗剤のCMで好感度1位を記録し、7月 – 9月に放送された主演連続ドラマ『任侠ヘルパー』の演技により、「ドラマアカデミー賞 主演男優賞」「TV LIFE 年間ドラマ大賞2009 主演男優賞」を受賞し、「TV LIFE 年間ドラマ大賞2009 作品賞」「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2010 連続ドラマ部門 優秀賞」を受賞している。

2009年9月に公開された主演映画『BALLAD 名もなき恋のうた』の演技でも「第52回ブルーリボン賞主演男優賞」にノミネートされており、絶好調なのである。


従って、土星/水星期というのは、本来、強力なラージャヨーガを形成しており、非常に運気は良いのである。


それでは何故、同じ土星/水星期に不祥事を起こしたかと言えば、土星と水星が、1-8の絡みを形成しており、必ず土星/水星期のどこかのタイミングで、この身体を拘束される象意が顕現する必要があったのである。


そのタイミングとは、プラティアンタルダシャーのラーフが訪れたタイミングであった。


つまり、マハダシャーとアンタルダシャーが、吉の絡みと凶の絡みの両方を形成している場合、それらのどちらが出てくるかは、プラティアンタルダシャーによって決定されると言うことが出来る。


プラティアンタルダシャーのラーフが6室で減衰し、ディスポジターの火星が6、11室支配で2室で減衰している為に不祥事が起こされたのである。


その証拠に2009年4月に不祥事を起こして約1ヶ月活動自粛して7月に洗濯洗剤のCMで好感度1位を記録する間の数か月がぴったり、プラティアンタルラーフ期(2009/3/31~2009/8/26)と一致するのである。


プラティアンタルラーフ期が終わる直前から好感度1位を記録して上昇が始まっていることから、やはり、プラティアンタルラーフの象意が土星/水星期のマイナス面を引き出したということが出来る。



但し、プラティアンタルダシャーのラーフは、6室で減衰している為、パラシャラの例外側によるラージャヨーガ的な効果が働いており、ディスポジターの火星も6室の支配星が減衰し、月から6室で減衰している為、同様にパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果が働いている。


また更に減衰するラーフや火星が高揚する星座の支配星がラグナや月から見てケンドラに在住していることにより、ニーチャバンガラージャヨーガも形成している。



従って、この事件の結果、草なぎ剛は、その後の謝罪会見や禁酒の実践などで真面目さがアピールされ、芸能人としての孤独が憶測され、同情なども集まって、却って好感度を増した感がある。




ジャニーズ事務所退所後

因みに草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾が、ジャニーズ事務所を辞めた時、テレビから干された感じになり、悲壮感が漂っていたが、その後、youtubeなどで自ら発信し、独自のマネージメントを行なう芸能人が増えて来た為、ジャニーズ事務所を辞めたことにそれ程、違和感はなくなった。



むしろ、最近、独立していく芸能人のはしりであったと思える向きもある。



最近、NHKなどが、草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾の出演を解禁したらしく、芸能事務所に気を使うテレビ業界が変化してきている。



5Gが推進されることによって、テレビ局に張り付いて優位性を保ってきた芸能事務所の力はどんどん失われていくと思われる。



芸能事務所から独立して自らをプロデュースしたり、マネジメントする人々がこれから増えていくものと思われる。



※既に草なぎ剛は、youtuberとして成功し、ファンクラブの会員などによる収入によって、ジャニーズ事務所にいた時の収入を上回っているという情報もある。



つまり、ジャニーズ事務所の退所はテレビが凋落していく現在の状況に合わせた時代の流れであったと考えられる。



この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 1-8の絡みが逮捕や拘束をあらわすというのは、
    例えば牡羊座ラグナの場合は、火星単独でそのような象意をもたらすのでしょうか?
    • 逮捕や拘束としての事例は思いつきませんが、1、8室支配の火星を持つ牡羊座ラグナに関して、
      おそらく牡羊座ラグナだと思われるアレクサンダー大王のチャートについて検討した際に考察したことですが、
      アレクサンダーは毒殺されたという説があり、それは明らかに身体を表わすラグナロードが8室(陰謀、悪意)を同時に支配していることの象意だと思います。

      2005/2/7 映画「アレキサンダー」に学ぶ
      http://www.kanteiya.com/column/05/0207.htm
      然し、1、8室の支配星は、敏感な中立ハウスである8室のもう一方がトリコーナの1室を支配することで、凶意を発揮しないと考えます。

      ですから、ラグナに8室の支配星が在住し、更に凶星が絡んでいるような場合のような現れ方はしないと思います。

      牡羊座ラグナであれば、必ず身体が拘束されたり、身体の不幸を経験しなければならないということにはならないと思います。

      然し、牡羊座ラグナの方がもしラグナロードが傷ついていたら、それは同時に8室も傷ついている為、事故で大怪我をしたり、致命傷を負ったり、ダメージが大きいかもしれません。
  • 1月中旬 火星とアンタレスが接近

    西洋占星術ではどちらもあまりいい意味はなさそうですが、ヴェーダ的にはどうなんでしょうか?

    この時期に疫病神、あべしんぞーがちょこまか動いてますね

コメントする

CAPTCHA