舛添要一の現在と今後について

舛添要一東京都知事が自身の政治資金の私的流用疑惑で各方面から批判を受けている。

MasuzoeYoichi_chart 例えば、ファーストクラスの飛行機での海外出張やスイートルームのホテル宿泊など多額の費用をかけた外遊や、週末に公用車で湯河原の別荘へ通っていること、公費を家族旅行に使用したことなどが批判を受けている。

5月13日の記者会見を各テレビ局が生中継し、特にフジテレビの『直撃LIVE グッディ! 』という番組内で、元妻の片山さつきが、同時出演し、元夫の説明を批判的に検証していたという。

———————————————————————————
片山さつき氏 元夫・舛添氏をバッサリ「セコい、小さい、哀しい」
2016年5月12日 14時38分 スポニチアネックス

高額出張費や公用車使用のほか、さらに政治資金規正法違反の疑いが浮上している東京都の舛添要一知事(67)の元妻で参院議員の片山さつき氏(57)が、12日放送のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)にVTR出演し「セコい、小さい、哀しい」と元夫の人間性を嘆いた。

前日11日に同番組の取材に応じた片山氏。離婚後27年になるが、税金の無駄遣いが批判されている舛添氏について「片鱗としてセコさや細かいところは全然変わらない」と指摘。今回の行為も「セコい、小さい、哀しい」と斬り捨てた。

さらに「ルール違反。公というものに対する意識に欠けている」とし「かぎかっこで“公私混同の極み”」と辛らつな表現で非難した。

2人は片山氏が大蔵省在職中の1986年に、当時東大助教授だった舛添知事と見合い結婚。3年後に離婚した。
———————————————————————————

また一連の騒動に対する都庁への批判が1万件を超えたと報じている。

———————————————————————————
高額出張費、韓国人学校…都庁に批判1万件超 職員悲鳴
2016年5月13日 21時13分 産経新聞

高額な海外出張費をはじめ、韓国政府への都有地貸与、公用車での別荘通いと立て続けに東京都民らの批判を集めた舛添要一知事。

一連の騒動を受けた都庁への批判は延べ1万件を超えた。「仕事にならない」。鳴り止まない電話に、都職員からは悲鳴も聞かれる。

都によると、「家族旅行」の疑惑を受け、11、12日に都庁に寄せられた批判は計480件。「公私混同」「しっかり説明すべきだ」。知事直轄の政策企画局や都民の声課には、電話やメールで次々と厳しい声が届く。

だが、政治資金は本来、舛添氏個人の事務所の問題。さらには知事就任前の不祥事とあって、事情を知らない都職員は対応に苦慮。「政治資金の問題なので答えかねる」などと丁寧に対応しているが、ある職員は「対応で業務に支障が出そうだ」。

都庁には、舛添氏のパリ・ロンドンの出張費が5千万円に及んだことが判明した3月以降、舛添氏の政治姿勢に関する批判が殺到。都によると、「高額すぎる」など海外出張に関する意見は、これまでに延べ4200件に及ぶ。

また、舛添氏が、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領からの依頼に従い、保育所不足に悩む新宿区の都有地を韓国人学校の増設用地として貸し出す方針を打ち出したことについては、「韓国でなく、都民のために使うべきだ」などの批判が延べ7450件。公用車を使って神奈川県湯河原町の別荘にほぼ毎週末通っていた問題については、「距離が遠い」「毎週末はいかがなものか」など延べ1800件の批判があった。
———————————————————————————
舛添要一については、以前の検証で獅子座ラグナに設定したが、今回の騒動は、やはり舛添要一が獅子座ラグナであることを物語っている。

MasuzoeYoichi_chart 舛添要一の都知事の就任当初の行動がそれ程、目立たなかったのは、2015年7月14日まではトランジットの木星が蟹座の12室を通過していたからである。
然し、2015年7月14日以降、木星が獅子座に入室すると、既に土星は2014年11月頃から天秤座から蠍座に入室し、獅子座へアスペクトしていたため、獅子座にダブルトランジットが生じている。

この獅子座には6室(批判)、7室(パートナー)支配の土星(大衆)が在住しているため、現在、元妻から批判を受けたり、都民(土星)から批判を受けることにつながったのである。
獅子座にとっては、6、7室支配の土星というのは、東京都に税金を納める都民を表しており、この土星にダブルトランジットが生じていることによって、多方面から批判を受ける結果となったのである。
特に今年の1月からラーフが獅子座に入室したことにより、舛添要一の欲望の追求(自我の肥大)と都民の批判を過激に強めたのである。
以前の検証では、舛添要一は、23:59:59に近い時間に誕生しており、現在、金星/ケートゥ期である。
当選した頃は、金星/水星期であり、水星は太陽と共に10室にアスペクトし、ダシャーラグナの水星から見ると10室支配の太陽が1室に在住して、水星と接合している。
また水星は11室(高い地位、肩書き、称号)の支配星であり、ラグナロードの太陽と接合しているため、1-2、1-11のダナヨーガが成立している。
この時期に願望が成就して、高い地位に就くこととなったことはこの配置が表していると言うことができる。

現在、金星/ケートゥ期であり、金星期の最期のアンタルダシャーの時期にいることが分かる。
金星もケートゥもカーマハウスの3室(短距離旅行、移動)に在住し、12室支配の月と接合し、6、7室支配の土星からアスペクトされている。
外遊したり、湯河原などの12室の象意を感じさせる場所に行き、出費(12室)が激しく、ホテルや飛行機代に巨額の出費をして、欲望を満たしたのは、金星やケートゥがカーマハウスの3室に在住しているからである。

基本的に公用車を使って、湯河原などの郊外への移動を頻繁に繰り返し、ホテルや飲食など欲望のためにお金を沢山使ったというのは、この3室に在住する金星とケートゥに12室支配の月が接合しているからである。

そして、そうした贅沢三昧を都民や元妻が批判しているのは、その金星やケートゥに6、7室支配の土星がアスペクトしているからである。
問題は、今後、舛添要一はどうなっていくかである。

【今後の舛添要一】

今回、政治資金の私的流用疑惑を釈明した会見で、苦し紛れの言い訳をして、何とか凌いだが、今回のことで、舛添要一は、都民や関係各位の怖さを思い知っただろうと思われる。

結局、3室に在住する3、10室支配の金星や12室支配の月は、土星からアスペクトされているため、そうした贅沢が許されないのである。
然し、舛添要一は、選挙活動中も、女性の有権者から批判を浴びたりしたが、それを何とかしのいでしまった。

激しい批判にさらされながらも何とかしのいでしまうのが、土星が生み出す象意である。

従って、今回のことが原因で辞任につながることはおそらくないのである。
結局、6、7室支配の土星は、目下のものであり、支配する相手である。
従って、権力者が奴隷の反乱の鎮圧に成功するのが常であるように何とかこの苦しい状況を凌いでしまうと考えられる。
もしダシャーバランスがそれ程、ずれていなければ、舛添要一は2016年8月前後から太陽/太陽期に移行するはずである。
この太陽はラグナロードで4室に在住して、ラージャヨーガを形成し、2、11室支配の水星と接合して、1-2、2-11のダナヨーガを形成している。

またこの太陽は土星からのアスペクトを受けておらず、ディスポジターの火星は5室に在住して、5室支配でムーラトリコーナの強い木星と接合している。

従って、この状況を凌いで、太陽期になると、再び、威厳を取り戻して、都知事の地位に安定してとどまることが予想される。
木星は8月から乙女座に入室して、6室と10室にダブルトランジットが形成される。

土星が太陽の上を通過しているため、引き続き、都民の監視下に置かれて、その行動は厳しくチェックを受け、批判にさらされると思うが、そうした批判的な都民や周囲の人間を何とか制御しつつ、都政を行っていく(10室)ことが予想できる。

(ポイント)

舛添要一は、今回の件で反省し、しぶとく都知事の地位に留まり続ける。
因みにラグナやラグナロードは、その人物の特徴を最も簡潔に表すが、ラグナに在住する6、7室支配の土星によって舛添要一は、ダークな悪人の印象を伴っている。

批判を受け、それに耐える苦悩するパーソナリティーである。
この土星が3室や7室や10室にアスペクトしてそれらのハウスを傷つけている。

従って、彼はメディアから批判を受け、配偶者との間に問題を生じ、公的な立場においても批判にさらされるのである。

因みに今回、北野たけしが、いつになく舛添要一を激しく批判したのは、舛添要一が獅子座ラグナで、北野たけしは山羊座ラグナであるため、自分にはコントロールや制御が出来ない8室目の獅子座ラグナだからである。

自分の番組であるビートたけしのテレビタックルで人気を得て、都知事に当選した舛添要一が実際、自分よりも政治的には強い立場にたってやりたい放題やっていることが腹立たしいのである。

基本的に支配と服従の6-8の関係となっているからである。
そのまんま東が宮崎県知事になった時、おそらく土星/水星期だったが、水星は獅子座に在住し、強い自室の太陽と接合していた。

この獅子座の象意となったそのまんま東に対して、北野たけしは、やはり、秘書を通じて意見をしたり、都知事に立候補を検討していていたそのまんま東に出馬を撤回させたりなど、支配と服従の駆け引きを行ったことがある。

またみのもんたが多数のレギュラー番組を抱えて絶好調の時、獅子座ラグナのみのもんたに対して、日テレを乗っ取られるぞと批判を行っている。

また今回、自分の番組であるテレビタックルを踏み台にして、都知事になった舛添要一に対して、辛辣な批判を行っている。

現在、北野たけしの8室にダブルトランジットが生じており、支配者の支配に苦しんで、心理的に病んでいく時期である。

従って、日頃は政治的に中立なはずの北野たけしが、我を忘れて、感情的に舛添要一を批判したようである。真面目に批判しており、いつものユーモアやブラックジョークが見られないことから、心理的なバランスをくずし、平常心を失っていると考えられる。

また北野たけしは、「座頭市」を撮った時にオフコースの小田和正にタップダンスの件で、弟子入りしている。

北野たけしが、当時、小田和正に「たけし」と呼び捨てにされて、タップダンスを教わっている姿が印象的であった。小田和正は典型的に獅子座のキャラクターである。
また北野たけしは、芸能界での後輩である獅子座ラグナの松本人志の対応にも四苦八苦しているようである。

北野たけしは、獅子座と絡む場合に平常心を失い、支配服従の6-8関係の中でバランスを崩すようである。

 
(参考資料)

———————————————————————————
舛添氏、釈明会見は火に油か 批判殺到
2016年5月13日 デイリースポーツオンライン

東京都の舛添要一知事が13日午後、定例会見を開き、自身の政治資金の私的流用疑惑について説明を行った。

舛添氏は、自身の政治団体(現在解散)が収支報告書に計上した「飲食代」の一部に私的な飲食費が含まれていたことを明かした。また家族旅行代ではと疑惑視された2013年正月と14年正月の、千葉県内のホテルでの「会議費用」約37万円は、都知事選出馬などに関する重要な会議を、家族と宿泊していた部屋を使用して行ったと説明した。

そのうえで収支報告書の訂正・削除および返金を行うとし、進退に関しては「全力を挙げて都民のために働く」「東京を世界一の町にする」と続投、さらには再選を経ての2020年東京五輪への意欲を示した。

午後2時からの舛添氏の会見は、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」などが生中継した。

ネット上のツイッターには「舛添」を含む投稿が午後2時からの1時間で1万件近くに及び、舛添氏に対する厳しい批判コメントが殺到した。

舛添氏の釈明に対し「納得した人はいるの?」「薄っぺらい言い訳」「見るに堪えない」「最低の言い逃れ」「笑ってしまった」などと、納得できる内容とは言い難かったようだ。

さらに舛添氏が続投に意欲を示したことに「辞職すべき」「形だけの謝罪」「全額返金と辞職を」「ホントに辞めて」と、支持を得ることはできなかったようだ。
——————————————————————————————————————————————
舛添氏、釈明は失敗か…批判殺到「最低の言い逃れ」「辞職しろ」「納得できない」
2016年5月13日 16時59分 デイリースポーツ

東京都の舛添要一知事が13日午後、定例会見を開き、自身の政治資金の私的流用疑惑について説明を行った。

舛添氏は、自身の政治団体(現在解散)が収支報告書に計上した「飲食代」の一部に私的な飲食費が含まれていたことを明かした。また家族旅行代ではと疑惑視された2013年正月と14年正月の、千葉県内のホテルでの「会議費用」約37万円は、都知事選出馬などに関する重要な会議を、家族と宿泊していた部屋を使用して行ったと説明した。

そのうえで収支報告書の訂正・削除および返金を行うとし、進退に関しては「全力を挙げて都民のために働く」「東京を世界一の町にする」と続投、さらには再選を経ての2020年東京五輪への意欲を示した。

午後2時からの舛添氏の会見は、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」などが生中継した。

ネット上のツイッターには「舛添」を含む投稿が午後2時からの1時間で1万件近くに及び、舛添氏に対する厳しい批判コメントが殺到した。

舛添氏の釈明に対し「納得した人はいるの?」「薄っぺらい言い訳」「見るに堪えない」「最低の言い逃れ」「笑ってしまった」などと、納得できる内容とは言い難かったようだ。

さらに舛添氏が続投に意欲を示したことに「辞職すべき」「形だけの謝罪」「全額返金と辞職を」「ホントに辞めて」と、支持を得ることはできなかったようだ。
——————————————————————————————————————————————
たけし、舛添都知事をぶった斬り…「権力者になりたかった人」「庶民感覚ない」
2016年5月9日 16時20分 デイリースポーツ

タレントのビートたけし(69)が8日、千葉県佐倉市の麻倉ゴルフ倶楽部で行われたチャリティー大会「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」に出場。ラウンド後は取材に応じ、高額出張費および公用車問題に揺れる、東京都の舛添要一知事(67)を痛烈に批判した。

たけしは、舛添氏の政界進出前から、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」などで何度も共演してきた間柄。“上昇志向”は当初から目立っていたようで、「あの人は、最初から権力者になりたくて、人の上に立ちたくて、政治家になるために政治学者になったような人だからね。庶民感覚はないやな」と、まず知事としての資質面から斬って捨てた。

高額出張費に関しても「自分でお金を追加して、ファーストクラスにいくらでも乗るならいいけど、都民のお金をそこに使っちゃダメだよね。しかもあんな言い訳して」とバッサリ。「ちょっとどうかと思うよなあ…」と苦い表情で話した。

一方で、前都知事で、医療法人・徳洲会グループからの資金提供問題で辞職した猪瀬直樹氏(69)にも言及。「前の猪瀬さんは、5000万円ポケットに入れちゃってて、あいつら、どいつもこいつも…」と、都民の立場として相次ぐ知事の“醜聞”にあきれ顔だった。

この日はチャリティーイベントで、収益の一部は熊本地震の被災地にも寄付される。震災復興について、たけしは「国を挙げて、もっとしっかり対策をしないと。『災害省』を作って継続的にやっていかないとね」と提案。「今日はたくさんお客さんが集まってくれて、募金もしてくれてるけど、その場をしのいでるだけじゃダメ」とし、「あと、こういう募金は、半年に一度でもいいから、行き先や使い道を公開して欲しいね」と持論を展開した。
——————————————————————————————————————————————
舛添都知事「子供服」「パジャマ」「金魚とネコのエサ」政治資金報告に計上
2016/5/13 14:57 JCASTニュース

舛添要一東京都知事は12日(2016年5月)のBSフジ「プライムニュース」(月~金よる8時)に出演し、政治資金流用疑惑や批判について「全力を挙げて調べ、説明する。それが私の責任ですから」と辞任を否定した。

「モーニングショー」が政治資金収支報告書を詳しく調べてみると、家族旅行や会食のほかにも、「消耗品」として子ども服や肌着、パジャマ、金魚や猫の餌代も出てきた。

使い道に縛りない規正法。政治家が使うならなんでもOK
政治資金に詳しい日本大学法学部の岩井奉信教授は「政治資金規正法は政治家に都合のいいようにできていて、刑事責任追及は難しい」と次のように解説する。たとえば、観光ホテルの泊ったとされる「会議費」は「実際に宿泊していたなら虚偽記載にならない。政治資金規正法は支出について何も書かれていないので何でも通ってしまうんです」という。

一般常識と違い過ぎる
飲食代と記載されたものも、家族との食事だったとしても「本人が政治活動の必要と言えばすべて通ってしまいます。それは猫や金魚のエサでも同じで、いくらでも理由は付く。政治資金の使い道については不動産と株式を買ってはいけないと書いてあるが、それ以外は何の規制もないんです」

作家の吉永みち子「あまりにも一般常識とかけ離れており、このままでは国民と政治をさらに乖離させることになりますよ。政治家の損得に関わる法律を政治家に作らせることがもう限界っていう感じがしますね」

岩井教授は「来年には都知事選挙があります。有権者がそこでどういう審判を下すかですね」という。
——————————————————————————————————————————————

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (6件)

  • 秀吉先生
    こんばんは。

    舛添要一が先日辞任を表明しましたが

    私はその数日前の段階から辞任するんではないかと思いました。

    理由は、太陽ラグナの時12室が強調され、9Dでも8室が強調されている
    この配置からそう思いました。
    9Dでは、ディスポジターの火星はアールドラに在住して
    9室支配星とも密接に絡んでいます。

    また、金星はスヴァーティのナクシャトラに在住していますが
    スヴァーティは支配星がラーフです。
    ラーフのダシャー期に得たものはその終わりに、失ってしまうとされていますが
    この風説も根拠のひとつです。

    私は金星がスヴァーティに在住していますが、金星のアンタルダシャー期が終わった時期に
    その時期に築いた人間関係が終わりました。
    9Dでは、火星がアールドラに在住していますが
    その次のラーフのマハーダシャー期に入ってから
    上記と同様の事が起きました。

    今後については、明確にはわかりませんが、
    政治活動は続くんではないかと思います。
    • 確かに太陽ラグナから見た12室が強調しているということはあったかもしれません。

      またダシャーの支配星がラーフのナクシャトラであるといったことも影響しているかもしれないですが、
      そうした観点は難しいのでもう少し簡単な所に理由を見ていく方がいいと思います。


      まず、舛添要一が獅子座ラグナであるということは特に問題があったとは思いません。

      おそらく現在、既にマハダシャー太陽期に入っており、ダシャーラグナの太陽をラグナとすると、太陽からみた10室支配の太陽が8、11室支配の水星と接合して、そこに土星がトランジットしていました。

      また木星が1/8~5/9まで逆行していたため、ダシャーラグナから見て10室支配の太陽と8室支配の水星の絡みに対してアスペクトし、木星と土星のダブルトランジットが生じていました。

      おそらくそれで今回、スキャンダルによる失脚をしたと考えられます。

      つまり、今回の辞任は普通に辞任したのではなくスキャンダルによる辞任です。

      ですから10室の支配星に8室の支配星が絡んでいたと考えると納得できます。

      また舛添要一がこれまで、かなり公私混同のある政治行動を行ってきた理由もこれで説明が付きます。

      8、11室支配の水星は識別力を失う配置であり、利得(11室)をタダで得よう(8室)とする思考になったと考えられます。

      つまり、”タカリ”の思考が働いたのはこの8、11室支配の水星のためです。

      因みに蠍座ラグナにとっての8、11室支配は銀行から融資を受けるのが得意であり、借りた金は返さなくてもよいと考えている所があり、つまりは水星が8、11室を支配しているので、金銭的に不労所得を得ようとする思考になりがちなのです。

      ですから私的な活動に公費を当てようとしたと考えられます。

      またダシャーロードの太陽から10室には3、4室支配の土星が在住しています。

      土星は8室の表示体であり、10室に土星が在住しているだけで、キャリアが頓挫したり、中断するという象意になります。


      6/15に辞表を提出したようですが、現在、土星と火星が逆行しており、太陽から12室に絡んでいます。

      またこの辞表を提出した日、トランジットの月は太陽から見て12室を通過していました。


      またこの辞任のタイミングは、既に6月に入って木星が乙女座に入室する効果が始まったことが影響しています。

      木星は乙女座から8室にアスペクトし、土星は蠍座で逆行して、8室支配の木星にアスペクトして、8室にダブルトランジットが生じています。

      つまり、中断、変化の象意が発現しています。

      また木星が乙女座に入室することにより、獅子座ラグナにとっての6室や10室にもダブルトランジットします。

      6室は離婚という象意がありますが、契約解除とか契約破綻といった象意にも取れます。


      またラグナから見て6室支配の土星がラグナに在住し、その6室支配の土星に対して、木星と土星がダブルトランジットしています。

      従って、6室は二重の意味で、ダブルトランジットが生じています。


      6室の意味合いとしては、批判を受けるということがありますが、それは最近の舛添要一バッシングによく表れていました。

      然し、私はそれに舛添要一が耐え忍んで、何とかやり過ごすと考えていました。

      それは現在、金星/ケートゥ期で、次の太陽/太陽期が、ラグナロードで4室に在住する太陽期で、一国一城の主を表しており、辞任するはずがないと考えたからでした。

      然し、土星は6室を支配してますが、8室の表示体でもあるため、突然の中断という象意は持っていました。

      そしてその土星は10室にアスペクトし、10室の支配星にもアスペクトしていました。


      つまり、彼の10室や10室の支配星には8室の表示体としての土星が影響し、12室の表示体としてのケートゥや12室支配の月などが絡んでいましたから、10室に8室や12室の象意が強く絡んでいました。

      8室や12室はどちらも辞任(12室)や失脚(8室)の表示体であり、批判(6室)の象意も組み合わさって、今回の辞任劇をもたらしたと考えられます。


      従って、舛添要一の太陽は都知事就任をもたらしたものの、都知事からの失脚も示していたと考えると納得できます。


      舛添要一の政治資金私的流用疑惑が噴出したのが、今年の3月頃で、その頃、木星は獅子座で逆行して、蠍座にダブルトランジットが生じていました。

      つまり、そこにはダシャーロードの太陽から見て10室支配の太陽と8、11室支配の水星が在住していました。

      この水星は8、11室支配の最悪の機能的凶星です。

      自分自身の狡猾な知性も表し、また周囲の悪意も表します。


      因みに今回、北野たけしが、舛添要一を批判していましたが、それは、北野たけしの月が蠍座に在住しているからです。

      8、11室支配の水星の表示体となって、彼の辞任に一役買いました。


      従って、彼を辞任に導いたのはこの太陽から見た8、11室支配の水星なのではないかと思います。


      私は、今の時点で思うことは、舛添要一は、当選した当初、非常に目立たない形で、都知事として活動してきました。

      当選したのが、金星/水星期で、金星/ケートゥ期を経て、太陽/太陽期に移行した可能性があります。


      そして、太陽/太陽期に移行した後、彼は8、11室支配の水星が象徴するように派手に政治資金を私的な活動に流用しはじめ、
      彼は王者として派手に振る舞い始めました。

      それで今回、失脚することになったのではないかと思います。


      太陽はアヌラーダに在住しており、アヌラーダの支配星は土星です。

      土星はラグナから見て6、7室支配でラグナに在住し、10室と10室の支配星にアスペクトしています。

      また太陽から見て3、4室支配で10室に在住して、10室を傷つけています。

      従って、ケンドラ1室に在住する土星はかなりのダメージを舛添要一に与えていることが分かります。

      マハダシャー太陽期に入ることによって、太陽は土星を支配星に持つナクシャトラに在住しているために

      土星が出生図上で形成するカルマが噴出したと考えられます。


      従って、私が以前の考えを訂正したいのは、彼はこれからマハダシャー太陽期に入るのではなく、既にいずれかのタイミングで、

      マハダシャー太陽期に入っていたのではないかということです。


      そうすると、今回の辞任劇が納得が行く気がします。
  • それでは、23時59分のチャートで金星のマハーダシャー期であるから
    既に入っているなら
    生年月日が1948年11月29日ではなく1~2日後にずれることになりませんか?

    ダシャーチッドラ―の可能性はありませんか?

    また、6月半ばに入ってから
    プラティアンタルダシャーが水星期に入ったという事は考えられますか?
    ケートゥから見て水星は9室の支配星で、1D、9D、10Dでも同様の配置です。
    • 確かに太陽期の可能性はないですね。

      私の間違いです。

      ですから太陽をラグナとするダシャーラグナの論理が適用できなくなりました。

      従って、この記事の大部分の説明が使えなくなりました。

      然し、太陽は仕事の表示体であるため、私が展開した解釈は、スーリヤラグナ(太陽ラグナ)から見た解釈として機能していると思います。

      ダシャーチッドラーの可能性に関しては、ダシャーチッドラーということでなく、現在のダシャーが現在の状況を説明できるはずだと思います。

      舛添要一が獅子座ラグナなら現在のダシャーは、金星/金星~金星/ケートゥまでの範囲です。

      http://www.kanteiya.com/column/14/0223.htm
      因みに私が以前、検証したダシャーバランスを再度、見直しました。

      そして、再度、見直した結果、出生時間は、やはり限りなく23:59:59に近い所にいるというのは正しいと思います。

      例えば、23:59:59ならば、マハダシャー水星期になったタイミングで、舛添要一は、研究員として海外留学しています。水星は月から見て9、12室の支配星です。

      そして、水星/金星期にフランス人女性と結婚している訳ですが、水星から見て金星が7室支配で12室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と絡んでいます。外国人と結婚し、また7室支配の金星が12室に在住しているため、その後、遠距離恋愛的な関係性になることを示唆しています。

      その後、水星/火星期にフランス人女性と離婚する訳ですが、火星は月から見て6室支配の木星と絡んでおり、水星から見て6室の支配星で6室にDTが生じていました。月から見ても6、12室にDTしていました。

      片山さつきと結婚し、即座に離婚したのが水星/土星期です。

      土星は6、7室支配で1室に在住し、7室にアスペクトしていたので、最初から意見の不一致や不和があった訳です。
      そうしたことも全て説明できます。

      この時期、水星/土星期に子供が2人生まれていますが、その為、私はD7のラグナを天秤座にした方がいいと考えています。

      そうすると、D7のラグナには5Lの土星が高揚し、9Lの水星が9Hで自室に在住する形になります。

      出生図では5室にダブルトランジットが生じ、その後で6室にダブルトランジットが生じました。

      D7のラグナを天秤座にすると、D9のラグナが蟹座になり、そうすると7室支配の土星が1室でラーフと接合して、外国人と結婚することを表し、12Lの水星期に海外に行ったことが説明できます。

      舛添要一は、離婚した女性たちに養育費を支払って腐れ縁が続いているので、7室支配の土星が8室を同時に支配していることが説明できます。

      このように細かく見ていって、舛添要一の出生時間はやはり限りなく23:59:59に近い、23:48前後ではないかと改めて思いました。

      また更に見ていくと、内閣に入り、大臣を歴任して公の地位に就いた時にずっと10室にダブルトランジットが生じていました。

      この辺りは獅子座ラグナであることを説明する所です。

      因みに子供の誕生のタイミングを調べていくと、全てD7のラグナは天秤座で説明できます。

      1988年 愛人A子さん、男児を出産 水星/土星
      1988年 愛人B子さん、女児を出産 水星/土星
      1990年 愛人A子さんの子供を認知 ケートゥ/金星
      1995年 愛人B子さん、2人目の女児を出産 ケートゥ/土星→ケートゥ/水星
      2000年 (雅美夫人との間に)長女誕生 金星/太陽→金星/月
      2003年 (雅美夫人との間に)長男誕生 金星/火星

      ・ケートゥはラグナロードの金星と接合し、9室支配の水星からアスペクトされる
      ・金星はD7のラグナロード
      ・土星はD7の5L
      ・水星はD7の9L
      ・太陽はD7の5室にアスペクト
      ・月はD7の5Lからアスペクトされている
      ・火星はD7の5H

      従って、舛添要一は、23:48前後に生まれているのではないかと思います。

      そうすると、舛添要一が、今、辞任したのは何故かというと、現在、ダシャーは金星/ケートゥ期です。

      辞職願を提出したのが、6月15日で、21日付で辞職であるため、金星/ケートゥ/土星期である可能性が高くなります。

      まず、舛添要一はマハダシャー金星期の終わり頃に近い所で、都知事に就任し、ダシャーチッドラの時期に辞任したことになります。

      就任したタイミングが既に終わりのタイミングであったことを意味します。

      そして、都知事に就任したのが2014年2月12日で、金星/水星期です。

      アンタルダシャーの水星が太陽と接合して10室にアスペクトしています。

      また水星はD10で10室の支配星で、10室でバドラヨーガを形成しているので非常に強い配置です。

      従って、アンタル水星期に都知事になることが出来たと思います。

      それで辞任したのが金星/ケートゥ期だとして、ケートゥは出生図で12室の表示体で、10室支配の金星を傷つけており、12室支配の月と接合し、6室支配の土星からアスペクトされています。

      ナヴァムシャでは金星は4、11室の支配星でケートゥと接合し、8室支配の土星からアスペクトされています。

      D10では、金星は6、11室支配でケートゥと接合し、8室支配の月と相互アスペクトしています。

      8室がダシャーの支配星に絡んでいるので、スキャンダルによる突然の辞任と解釈できます。

      またこれはマハダシャー金星期に全体的に言えることですが、大臣に就任した時、キャリア的に奮闘(struggle)したのではないかと思います。
      批判したり、批判されたりといったことが多かったように思います。

      そうしたことは、D10で、金星が6、11室支配でケートゥと接合していることに現れたのではないかと考えられます。

      因みに1996年に現在の雅美夫人と再々婚した時、金星/金星期でした。

      この23:48という出生時間で正しければ、金星はD9の7室に在住しています。

      このように多くのタイミングを検討してみても23:48前後で非常に説明が付きます。

      私は金星/ケートゥ期が終わった後、太陽期に突入するので、この時期に都知事を務めるのではないかと考えました。

      10室に絡む太陽は公務員を表し、都知事というのはまさにそのような仕事だからです。

      然し、舛添要一は、早々に都知事を辞任してしまいました。

      太陽はプライベートの4室に在住しており、そこに土星が通過していますから暫くの間、批判を受けた後、土星が射手座に入室する頃には復活してくるのではないかと思います。

      ナヴァムシャでは太陽は2室支配で5室に在住し、ダシャムシャでは9室支配で12室に在住しています。

      ですからマハダシャー太陽期には表には出てこずに自分の研究生活に費やしたり、教育関係の仕事に就くということかもしれません。また12室に在住していることから海外での活動ということも考えられます。

      太陽期の間、10室に土星が在住しているため、名誉や地位には傷がついていますが、太陽から見た2室でラグナロードの火星と2、5室支配の木星が接合していますから収入はいいのではないかと思います。

      結論を言うと、舛添要一は、現在、金星/ケートゥ期におり、このアンタルケートゥ期は辞任を表していたということです。

      そして、次の太陽期は、都知事の仕事を表していなかったということです。

      金星は10室の支配星ですから、この10室の支配星の時期には公に活動し、有名になり、知名度が上がっていったということです。

      舛添要一は金星期になってからテレビに出演するようになり、知名度を上げて有名になりました。

      その結果、大臣になったり、都知事にもなれた訳です。

      テレビが舛添要一を有名にしました。

      太陽期は太陽はラグナロードで4室に在住して、10室にアスペクトはしていますが、然し、あくまで4室に在住しており、それはプライベートを表していたということなのかもしれません。

      ここから教訓にすべきことは、ジョーティッシュにおいては支配星の象意の方が重視されるということです。

      然し、参議院議員に当選して大臣になれたり、都知事になれたりしたのは、やはり太陽が10室に絡んでいるからであると思います。

      太陽期は太陽をラグナとすると8、11室支配の水星と接合し、10室に土星が在住して、ケンドラを傷つけているので、仕事がきつく住まいや心の安定、パートナー関係にも奮闘が生じるかもしれないですが、2室で形成される火星と木星の絡みのダナヨーガが、お金をもたらすと思います。
  • たしかに1948年11月29日23時59分生まれなら一連の騒動が起こっていた期間太陽期であることはないですね。
    となると北野たけしがダシャーロード太陽の8、11室の支配星である水星の表示体となって舛添氏を批判したというのも説得力に欠けますね。蠍座ラグナとされている堀江貴文氏は舛添氏を擁護していましたし…
    舛添新都知事就任の記事を読みましたがここまではっきり外れてしまっているとすこしがっかりです。
    • 確かに太陽期である可能性はゼロでした。

      また舛添要一がマハダシャー太陽期に都知事を務めるというのは、

      単純過ぎる解釈であったとは思います。

      私はこれまでに予測した通りになったことが何度かありましたから、
      予測を外すと人にがっかりさせる立場になったのでしょうか。

      それは大変なことであり、責任重大だと感じます。

      予言者を気取って、いろいろ予言して外したら信用問題にもなりますね。

      大変な批判を受けて、悪評によって社会的に抹殺されるのでしょうか。

      これは重大なことです。


      然し、私は何故、そのように思うかということの論理を説明し、それを皆さんが検証できる訳です。

      それで今まで予想が的中していることも何度もあるのです。

      外したことも何度もありました。

      私は今後も予想を外したり、当てたりを繰り返していくと思います。

      それは私の自由なのです。

      その都度、もし外れたら何故、それが外れたのかを考えていきます。

      そして、当たったのであれば、私の説明として用いた論理がかなり正しかった可能性が高くなります。


      私は予測をしてそれを発表することが楽しいのです。それで十分です。

      気軽にいろいろ予測して発表できる立場でいたいと思います。


      舛添要一のケースに関しては、私はラグナを特定し、そして、今回、皆さんから指摘されたことで、
      更にナヴァムシャやサプタムシャ、ダシャムシャまで修正できた可能性が高いと考えています。

      但し、もし間違っているのであれば、どのように間違っていると思うのか、むしろ意見を聞きたいです。

      私の能力として、そのようにラグナを修正したり、特定のダシャーが、実際に起こった事象と一致していることを確認するということの方が易しいのです。

      ダシャーを見て、実際にそれがどのような事象が生じるのかを具体的にピンポイントで当てるというのは相当難しいのです。

      この分野は、占い師がいればいる数だけ、十人十色だと言われています。

      途中まで論理が正しくても最後の結論を出す段階で異なった結論が出されると言われます。


      従って、私は今回の舛添要一の検証については、現在、金星/ケートゥ期で、12室の表示体であるケートゥが10室支配の金星に接合し、
      12室支配の月に絡んでおり、そのケートゥが、土星からアスペクトを受けているので辞任したという理由を確認しただけで十分であると思います。

      ケートゥは金星と緊密にコンジャンクトし、6室支配の土星からアスペクトされています。土星は8室の表示体です。

      そうしたことが辞任の理由になるのか、その論理で正しいのかを検討してみて頂ければと思います。

コメントする

CAPTCHA