ロンドン体験記①

4/22~4/26迄開催の英国ヴェーディックアストロロジー協会(略BAVA)のカンファレンスに参加する為にロンドンに行ってきました。

そこでロンドンについて占星術的にいろいろ分かったことがあったので、以下に記します。

※BAVA=British Association of Vedic Astrologyの略

◆ ◆ ◆

英国ロンドンに行って分かったこと。

それは、英国は何でも1番を目指すということである。

例えば、英国の切手には国名が書かれていないという。
それは自分たちが世界で最初に郵便制度を開始した誇りと自信の現れであるという。

私がロンドンの市内観光ツアーバスで、ロンドン市内を巡回していた時に、バスの中には観光客向けのガイドアナウンスがヘッドホンで各国の言語で聴けるようになっていたのであるが、そのアナウンスの中で、英国は世界で最初に国内の観光サービスを組織的に提供することを世界に先駆けて行い、その後、それが世界各国のモデルとなり、今では世界中でそれが実施されているということを誇りとしていますと、アナウンスの中で説明していた。

何でも1番最初に始めるということにこだわりがあるのである。

また世界で最初の中央銀行が作られたのもロンドンであり、
それが世界に広がったのである。


若者のファッションでも、個性的で斬新なファッションを自分が最初に始めたことにこだわりがあるのだという。


この象意は今までの経験から、牡羊座の象意なのである。

私は前から気づいていたが、英国に在住していた人たちは皆、牡羊座が強調されている人が多いのである。

例えば、先に取り上げてしまうと、エリザベス女王のチャートは山羊座ラグナで4室牡羊座で太陽が高揚している。

また私が信奉する政治評論家の副島隆彦氏は、英国ロンドンで銀行に勤めていた時代があるそうだが、おそらく牡羊座ラグナで、牡羊座バラニーで太陽が高揚している。

また自民党の麻生太郎氏は、牡羊座に木星と土星、月が在住している。
牡羊座が強いのであるが、彼はオックスフォード大学(英国)に留学している。


また私が身近に知っている人も英国に行ったことのある人は、必ずと言っていいほど、牡羊座に惑星が在住している人が多い。

例えば、山羊座ラグナで4室に木星が在住していたり、
同じく山羊座ラグナで4室に火星と金星が在住していたりする。

またラシチャートで在住していなくてもナヴァムシャで牡羊座ラグナの人にも英国在住経験者がいる。

また今回、BAVAのカンファレンスに参加して向こうで知り合った英国在住の女性は、牡牛座ラグナで12室で太陽が高揚している。

あるいは、また別の女性は月が蟹座で牡羊座に金星と水星が在住している。

あるいは他の男性で月が牡羊座バラニーの人もいたりした。

英国に関係のある人は皆、非常に牡羊座が強調されているのである。


私は4/15に成田を出発して、途中経由地に到着すると、アイスランドで火山が爆発して乗り継ぎビンが
キャンセルされ、経由地に足止めされてしまった。

それで空港から郊外にあるホテルにバスで移送されて、そこで4日間過ごしたのである。
ホテル内の敷地から出ることもできず、わるく言えば、監禁状態である。

私が出発した時、木星はまだ水瓶座であったが、5月から魚座に入室するので、既に1ヶ月を切ったこの時点で魚座入室の効果を発揮し始めていた。それで私のラグナから6室、8室、12室にダブルトランジットしていて、ドゥシュタナハウスが強調されている。

まず、旅行に出発して突然、自然災害(8室)が発生して、ロンドン行きの便がキャンセル(8室=中断、変化)し、そして、郊外の針葉樹の生い茂る精神病院のような静かなホテルに4日間滞在を余儀なくされた(12室)ことなど、8室や12室のモクシャハウスの象意がまさに起こったのである。

そのホテルの近くには大河があり、表面が半分シャーベット状に凍っていた。

水の象意である。対岸には金持ちが住んでいそうな高級住宅が立ち並んでいた。


私の出発時のダシャーは金星/太陽/太陽であり、太陽は金星から見て、12室の蟹座(水)に在住している。

ラグナからは5室支配で4室蟹座に在住して、ラージャヨーガを形成している。ナヴァムシャでは金星から見て、2室支配で4室で減衰しているのだが、私の太陽は金星/太陽期には4室と関わりが強いようである。

明らかに太陽の象意を発揮しており、同じ境遇にあって、郊外のホテルに滞在する各国の外国人たちに好意的に話しかけられた。太陽期だからか私は存在感を発揮していたのかもしれない。

このように私のトランジットは6、8、12室が強調され、ダシャーでも12室が強調されたのである。
ダシャーラグナの重要性がよく分かるのである。

金星をラグナとした場合に太陽が12室に在住するという象意を見逃すことはできない。

ロンドン行きの便がキャンセルされた時、空港会社の窓口に行くと、大勢人が並んでおり、とても対応してもらえる状況ではなかった。また窓口の中で、係りの人に怒鳴りちらしている女性がいて、窓口は大変、混乱していた。何でも機内で具合が悪くなったのか、間違った注射を打たれて、手がしびれて動かないとのことで娘が泣いており、それに対して、女性が怒り狂っているという状況のようである。そんな中で、私は英語力もろくにない私がこれからどうすればよいのか、途方に暮れている時に日本人で同じ境遇にある人たちと出会って、何とかこの危機的状況を協力して乗り越えようということになったのである。
(※この時に出会った日本の同志の皆様にはお世話になりました。有難う御座いました。)

この知り合った人たちは、皆、これから英国で学ぼうとする人たちであり、留学するために英国に行くのである。また私もBAVAに参加するということで、今回の旅は留学に相当するのである。後で分かったところでは、この中の2人は太陽が高揚していたようである。

つまり、英国とは牡羊座に関係があるのである。

また、これから何かを始めようという人とか、何らかのことで、一番を目指している人が行く所が英国である。

日本の政治家でも、将来、リーダーシップを発揮する立場に立とうとする人は、皆、英国に留学するのである。

例えば、明治維新の時に薩摩と長州の若者で、これから日本を革新しようとした、新しいことを始めようとした将来の最高権力者たちは、武器商人トーマスグラバーの助けを得て、(背後にロスチャイルドがいたのかもしれないが)、ロンドンに留学したのである。そして日本の近代化をすすめたのである。

つまり、イギリス経験主義から起こった近代科学の日本への導入である。

こうした明治維新の若者たちがこれから物事を始めようとする時に英国ロンドンに行くというのはよく分かることである。

英国で起こったイギリス経験主義哲学と、近代科学、産業革命、銀行システムなどを日本に導入しようとしたのである。

その最初の衝動となった力の発動が維新の士たちによって日本へ伝えられたのである。

然し、私の研究では、日本のエスタブリッシュメントや支配者階級は、蠍座で表わされるのである。だからか天皇を南朝の天皇にすり換えて、それを国民に隠したりしている。

基本的に秘密主義である。それに比べて英国は全てが明らさまで開けっぴろげで秘密というものがあまり無いようである。実に堂々としている。

日本がロスチャイルドに散々助けられたにも関わらず、第二次世界大戦前にロスチャイルド英国と決裂したのは、日本の支配者階級が蠍座で表わされるからではないかと思われるのである。

英国に到着して、まず驚いたのが、街全体が非常に狭くて密集しており、道路も狭いのである。

そうした狭い区域の中に体の大きい堂々としたアングロ・サクソンの巨大な人々が急がしく闊歩しているという印象である。

小さい温泉の中に皆で浸かっているという印象である。

従って、スペースが狭いので、人々の体が非常に近くにあり、パーソナルゾーンが広めにとれないのである。

これは逆に言えば、狭い家に家族で一緒に住んでいる感覚である。

それで英国は島国なので、蟹座の象意で表わされるのではないかと思われた。

そうすると、国民の為に公務を行なっているエリザベス女王の太陽が蟹座から見て10室で高揚することになる。


私はイングランド銀行を見に行って思ったのだが、英王室を牡羊座だとすると、国民は蟹座4室で表わされて、英国議会や民主主義を表わしているのである。

そして、英王室が交流する社会的地位の高いエスタブリッシュメントたちが、11室の水瓶座で表わされると思うのである。その11室のエスタブリッシュメントたちが王室の許可を得て、イングランド銀行を創設し、金1、紙幣2の割合で、最初の中央銀行による信用創造を行なったのである。

この11室水瓶座は、4室の国民を表わす蟹座から見ると8室に位置しており、支配者を表わしている。

然し、支配者とは保護を与える相手でもあり、国民が頼らざるを得ない相手である。

もはや国民は物々交換の小規模の経済活動をしている訳にも行かず、銀行による信用創造による莫大なマネーの供給を必要としたのである。

それなしには近代的な文明化された生活を営むことができない。

しかし8室は雇用主と労働者のように依存と保護、支配と被支配の関係を表わすので、保護という要素と支配という要素が同時に働くのである。

従ってイングランド銀行に隣接しているイングランド銀行博物館も見て来たが、英国の中央銀行の歴史とは、インフレとの戦いであり、インフレによる国民生活の圧迫の歴史なのである。

中央銀行がお金を刷り過ぎるのでインフレとなって国民生活が圧迫されるのである。

それで昔から銀行家と、国民との間には6-8の関係が歴史的にあるのである。

英国が牡羊座である為、英国を研究することで、ナチュラルゾーディアックの構造がよく理解できるのである。


英王室は、銀行家とイングランド銀行の創設を許可しなければ、自分たちの収入を確保することが難しいのである。

そして、銀行家を表わす11室は5室にアスペクトするため、王室の国創りに貢献することになるのである。

私は英国が牡羊座を表わしていることが分かって、これらの英国内の勢力図式を理解することが出来た。

この11室の銀行家(=ロスチャイルド)はフリーメーソンも表すため、英王室の戴冠式はフリーメーソンのグランドマスター選出の儀式のようでいて、荘厳なのではないかと思われた。

ロンドン塔の中を見学した時にエリザベス女王の戴冠式の映像を見ることが出来たが、英王室の荘厳な儀式の数々は、フリーメーソンの儀式と重なってくるのである。

(だからユダヤ陰謀理論に関連して、エリザベス女王が世界を支配しているというような錯覚が生じるのだと思われる。しかし、占星術的な考え方を身につけると、ユダヤ陰謀論というものが、事実を単純化し過ぎた幼稚な議論であることが分かってくるのである)

ロンドンで見かけるのは、その辺りの店で買ったハンバーガーなどをかじりながら歩いたり、自分の進む方角に足早に進んでいく人々の群れである。

食べながら歩いていても行儀が悪いことに気を使う必要もない雰囲気で、非常に牡羊座ラグナの私には居心地がよく感じた。

あまり人のことに無関心で、おのおのが自分の目的地に向かって移動している印象である。牡羊座の象意は移動であり、とにかく移動しているときが幸せである。

若者は皆、皮ジャンを着て、パンクファッションと言えるかもしれないが、以前、射手座ラグナの女性で5室牡羊座(音楽)にラーフが在住している女性が学生時代にパンクバンドをやっていたという話を聞いたことがあるが、牡羊座はパンク、ロック、革ジャンなどのファッションと関わりがある。

おそらく下層階級とか若者のカジュアルファッションの主流がパンク・ロック系なのである。

英国サッカーリーグのフーリガンの乱暴さなども牡羊座の象意である。

ファッションは原色を好む、はっきりとしたもので、自己主張が強いのである。

一方、上流階級の人々はスーツで決めて、東京丸の内や霞ヶ関に勤める人たちのようなビジネスマンスタイルである。

また英国は食事がまずいことで有名であるが、それは私も体験してみて本当であった。

おそらく英国民は味覚の識別力が不足しているからではないかと思われる。

これは牡羊座の影響である。


(7種光線論で言うと、1光線は色覚異常の人がときどきいるようである。それは色の繊細な違いを識別できないからである。英国の魂光線は2光線、パーソナリティー光線は1光線であり、おそらく1光線は牡羊座や太陽と関係があるのである。英国が牡羊座と関係があるという私の経験とも一致して非常に興味深い)


また思い出せば、きりがないが、夜、街を歩いていて、若者の集まるクラブとかバーのような所で、若い男女が手動のサッカーゲームで真剣に熱中して遊んでいるのを見て驚いた。

サッカー選手の人形が1本の棒にくっついていて、それを手でハンドルを回転させて、ボールを飛ばし、相手のゴールに入れるゲームであるが、それをもうかなり、いい年をした若者たちが本気でワーワー歓声を上げながら遊んでいるのである。

英国の若者はなんて単純で愛すべき(口が悪いですが)やつらなんだと思ったのである。シンプルで単純なのである。
まさに牡羊座の単純なすがすがしさ、裏のないストレートな表現である。

こういう訳で、英国は牡羊座と関係があると分かったのであるが、私が英国に行くことになったのも、おそらく牡羊座ラグナだからである。

(トランジットの太陽が牡羊座に入室し、また金星、水星も牡羊座にトランジットしている時に英国に出発したのである。旅を共にした日本人の同志たちは若者であり、金星や水星が表示体となっていたと思われる。)

また英国に行くことになったのは、月、太陽が蟹座で、蟹座から見ると、10室が牡羊座になるからだろうと思われる。10室は行為のハウスであるため、牡羊座的に行動する蟹座も英国に密接な関係が出てくると思われるのである。

(10室は1室と同様にチャート全体を表わす要素があると思われるのである。行為というのは、その人物の性質が表に現れる舞台だからである。)

実際に英国に行くのは、蟹座的な一匹狼の個人主義者が多いのではないかと思われる。

それは英国ロンドンに行くこと自体が小さな島国で海に囲まれた国に行くことを表わし、また、ロンドン観光をする場合、必ずテムズ川をクルージングしたり、橋で渡ったりするからである。
常に水辺を遊覧することになるのである。

従って、蟹座で表わされる人たちがロンドンに集まるのではないかと思うのである。


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コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして。
    時々のぞかせていただいていますが、この記事はつい昨日見つけました。
    英国在住で、中部に8年、ロンドン近郊に住んで6年になります。
    夫は私よりイギリス生活が長く、もう人生半分イギリスです。
    ロンドンでなくても、イギリス=ロンドンで考えて、牡羊座が関係するとのこと、納得です。
    私はラーシで見て牡羊座に水星、月、金星が、夫はナヴァムシャで牡羊座に火星、ケートゥ、土星と3つずつ入っていました。
    5,6つという集中ではありませんが後の惑星は1,2つずつなので、チャートで見ると目立って集中して見えます。
    • フィードバックありがとうございます。
      イギリスやロンドンは牡羊座が象徴しているというのは、非常に分かりやすい事例ですが、何でも1番最初を誇りに思っている英国はまさに牡羊座を象徴する国です。
      ロンドンに行った時に非常に感じました。牡羊座が強調されている人にとっては暮らしやすい国だと思います。

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