梅村みずほについて -参政党躍進の立役者だが低レベルな政策論議-




2025年の参議院選挙では、日本維新の会を離党した梅村みずほが参政党入りすることにより、現職国会議員が5名以上となり、日本記者クラブの政党要件を満たし、代表の神谷宗幣が、テレビの日曜討論に出演出来るようになったことが、参政党の躍進につながった。


そのことで、一躍、存在感を増しているが、日本維新の会にいた頃から物議を醸す発言を度々繰り返している。


参政党は、梅村みずほに借りが出来た為、参政党内での発言権も増しているが、今回の参政党の躍進は、自分の手柄なのだと常に自己主張する様子は謙虚さが足りず、鼻に付く存在と化している。


7月27日に放送された討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)でも激しく自己主張し、政策議論の場で「民意」や「議席(数)」をたびたび引き合いに出して、「選挙で民意を得たのはどちらなのです?」と相手を言い込めようとする姿勢が目立った。



「レベル低すぎる」参政党・梅村みずほ氏 政策議論の「朝生」で繰り返したマウンティングの「2文字」に疑問続出
2025/7/30 16:33 女性自身

先の参院選で1議席から14議席と躍進を遂げた参政党。選挙期間中は、神谷宗幣代表(47)や東京選挙区で2位当選したさや氏(43/本名・塩入清香)など同党を代表する人物が注目を集めたが、比例当選組の梅村みずほ氏(46)もまた、そのうちの一人だろう。

「梅村氏は日本維新に所属していた’19年7月の参院選で、大阪選挙区から出馬し、約73万票を得てトップ当選を果たしました。’22年には党の代表選挙に立候補するも、馬場伸幸氏(60)に大差で敗北。’23年には、名古屋出入国在留管理局で’21年に亡くなったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんをめぐる国会質疑が、党の方針に反していたことで、6カ月の党員資格停止処分を受けたこともあります。

参院選を控え、今年4月に行われた党内の予備選で敗北すると、同月に“維新のガバナンス不全”を理由に離党。6月30日付で参政党に入党したことを発表しました。梅村氏の入党によって、参政党は所属国会議員数が5人以上と定める政党要件を満たし、日本記者クラブ主催の討論会にも出席することが可能になるなど、同党の躍進を支えた存在です」(政治部記者)

参政党のメディア露出増加のきっかけを作った梅村氏だが、7月27日に放送された討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)でも“存在感”を際立たせていた。

今回の参院選では外国人政策が争点に上がったが、その急先鋒が「日本人ファースト」をキャッチコピーに掲げた参政党だった。番組に出演した共産党の山添拓参院議員(40)は、本来、選挙では自民党政治の責任を問うべきだったが、いつのまにか外国人政策にすり替わり、「外国人に対する、事実に基づかないデマと言っていい話がふりまかれ、偏見が煽られた」と指摘。

これに対し、梅村氏は「それは違うと思います」と意見を述べようとするも、山添氏がすかさず、「外国人が増えて、犯罪が増えた。いや、むしろ検挙件数は減っている。20年で3分の1ですよ。(外国人が)生活保護を悪用している。そういう事実はありません。生活保護(受給率)は3割という話もあったが、3パーセントに満たない。外国人が国民健康保険を悪用していると。国保に入っている人はいますけど、(加入率の割に)医療を受けている人は少ない。むしろ保険料を払って、支え手にもなっている。にもかかわらず、デマを振りまいている」と述べた。

これに梅村氏は、「山添さんのように擁護をしてきたから、『区別』と『差別』がわからない。検挙率が減ったからと良いわけがないんです」と反論し、山添氏から「じゃあ、梅村さん。外国人が増えているが、犯罪が減っていることはお認めなんですね?」と詰められると、梅村氏は「減っている」と認めた。ここから数秒間の問答が続いた後、最終的に梅村氏は、山添氏を見据えてこう言い放った。

「結果を見たらわかるじゃないですか。選挙で民意を得たのはどちらなのです?」

しかし、山添氏が「それがデマに基づくものであれば、世論を誘導してますよ」と反応すると、梅村氏は「そんなことはございません」ときっぱり否定した。

そのほか、「外国マネー」も議題に上がり、参政党が外国資本流入に対する一定の規制を訴える「反グローバリズム」政党でもあることを踏まえ、立憲民主党の吉田晴美衆院議員(53)は、梅村氏に対し、こう質問。

「東京証券取引所の6割は海外の機関投資家。そのマネーが引き上げられたら日本経済はどうなるのでしょうか。大企業の株主にも、たくさんの外資が入っています。それを全部引き上げたら日本経済はどうなるのでしょうか。もう一歩進んだところの経済の議論、共生に向かって、我々に何ができるか。日本に暮らすみなさんの生活を豊かにしていく。それはおそらく、ここにいる政治家みんな同じ気持ちだと思います」

すると、梅村氏はここでも、「そういう風におっしゃいますけど、(立民の)議席が伸びてないのはなぜか考えてくださいよ」とまた選挙結果を持ちだした。

この返しに、吉田氏があ然とするなか、日本維新の会の守島正衆院議員(44)が「外国資本を否定するなら、日本製鉄のUSスチール買収に反対なんですか?」と水を向けると、梅村氏が「程度の問題です。地政学上、日本と中国は近いんです。中国もじゃんじゃん入ってきて、野放図になってるんです。でも、私たちは出て来たばかりの政党で、今すぐに“海外マネー出ていけ”とできるわけないでしょ。(反グローバリズムを掲げているが)すぐには出来ないのは確かですよね。でも、こういうメッセージが刺さるというのは、自民党が政策を打ってこなかったから」と与党の責任を問う場面もあった。

ただ、Xでは、政策議論の場で「民意」や「議席(数)」をたびたび引き合いに出して相手を言い込めようとする梅村氏の姿が拡散し、以下のように疑問視する声が上がった。

《論理的反論が出来ず苦し紛れに「民意を得たのはどちらか?」と民主主義を全く理解していない議席数マウント》
《議論に議席数関係ないのになんで梅村さんはマウント取るんだろう》
《参政党支持者で梅村議員推しです。梅村さんが言ってることは正論だと思うけど今回の「議席が伸ばせなかったのが物語ってる」って意見はちょっと乱暴だし小学生の喧嘩みたいだなって思っちゃいました》
《小学生の小競り合いで「お前の母ちゃん出べそ」並にレベル低すぎんねん》


視聴者からも政策論議ではない低レベルのマウンティングに対する批判が寄せられていた。


これは非常に宜しくない態度で、神谷宗幣のようにメディアや他党からの批判的論調に対しても忍耐強く対応する姿勢と比べると、非常に質が低いと言わざるを得ない。


何故、こうした質の低い言論をするのかを検討する為、チャートを作成してみたが、種々検討した所、梅村みずほは、おそらく獅子座ラグナである。







彼女の2023年3月30日付のInstagramの投稿で、結婚15周年である旨が投稿されている為、結婚したのは、2008年3月頃である。





トランジットを見ると、ラーフ/ケートゥ軸が、獅子座-水瓶座軸にあり、土星が獅子座をトランジットして、木星が射手座から獅子座にアスペクトして、獅子座にダブルトランジットが形成されている。


従って、ラグナは、水瓶座か獅子座の可能性が高まるが、水瓶座的な非個人的な性格でないことは即座に分かる為、おそらく、獅子座ラグナである。


獅子座ラグナであれば、ラグナロードの太陽も結婚した2008年3月頃に7室水瓶座をトランジットしており、このタイミングで結婚したことがよく分かる。



獅子座ラグナに設定すると、結婚した2008年3月は、金星/ラーフ期であり、金星は月から見た7室の支配星で、ラーフは結婚生活の2室に在住している。



子供の誕生日は公開されていないが、2023年時点で長男は12歳(小学校6年生)、長女は9歳(小学校3年生)であるとの情報がある。



誕生したのは第一子が2011年であり、第二子が2014年である。





2011年のトランジットを見ると、土星が9室支配の火星をトランジットし、木星が魚座から9室支配の火星にアスペクトして、9室にダブルトランジットしており、またラーフ/ケートゥ軸が、5-11軸をトランジットして、子供の5室に絡んでいる。





ダシャーは、2011年初め~10月頃まで、金星/木星期であり、金星は9室にアスペクトして、木星はラグナから見ても月から見ても5室の支配星である。



サプタムシャでは、金星は5室の支配星で、ラグナに在住し、木星はラグナロードで3室から9室にアスペクトしている。





第二子が誕生したのは、2014年だが、トランジットを見ると、土星が天秤座から5室にアスペクトし、木星が双子座から5室にアスペクトして、5室にダブルトランジットしている。またラーフ/ケートゥ軸は天秤座-牡羊座軸をトランジットして、子供の9室に絡んでいる。



ダシャーは、金星/土星期であり、金星は9室にアスペクトしている。(※土星は5室にも9室にも絡んでいないが、金星/土星期は、金星/金星期のように働くと言われる為、金星が9室に絡んでいるだけで良しとすることができる)



サプタムシャを見ると、金星はラグナに在住し、土星は5室にアスペクトしている。



従って、獅子座ラグナで正しいと思われる。




獅子座ラグナの場合、梅村みずほの過去の経歴を理解することができる。




芸能タレントとして活動


梅村みずほは、大学卒業後、2001年4月にJTB(株式会社日本交通公社)に入社したが、2003年から放送タレントに転身して、「桜みずほ」の芸名で、関西を中心にラジオ・テレビ番組やイベント司会などで活動していた。





2001年4月は、金星/金星期で、金星は3、10室支配で3室でムーラトリコーナの配置であり、非常に強いが、3-10の絡みで、芸能人の典型的な配置である。



しかも主演俳優の配置と言ってもいいかもしれない。



例えば、ちょうど織田裕二が同じように獅子座ラグナで、3、10室支配の金星が3室に在住しているが、この配置は、主役しか演じられないスターの典型的な配置である。



彼女の政界での振る舞いは、スター性があり、自己主張が激しく、獅子座の存在感を存分に発揮している。



金星は、ラグジャリーな業界の表示体で、ツアー会社に就職したのはその為だが、直ぐに芸能タレントに転身したのは、この配置の為である。




政界への進出


そして、タレントオフィスともだち所属後、2009年4月の金星/木星期からフリーランスとして活動していたが、同じ金星/木星期の間に第一子を出産した頃で、アナウンサーを離れて、2017年から話し方教室を運営していたようである。





そして、2019年1月頃にマハダシャー太陽期に移行すると、同じ年の6月17日に第25回参議院議員通常選挙で、日本維新の会から擁立されて、大阪選挙区から得票数1位で初当選した。



これが、太陽/太陽期に起こったのは、太陽が月ラグナから見て、10室支配で10室で定座に在住し、政治家としての仕事を表しているからである。



その後、2022年7月27日に松井一郎の辞任に伴って日本維新の会代表選挙に立候補することを表明した辺りは、かなりの野心家である。



ウィキペディアによれば、8月4日に松井が会見を行い、代表選では馬場伸幸共同代表を支持する考えを表明するとともに、馬場以外の候補者について「冷や飯を覚悟でやるべきだ」と立候補を強く牽制したという。


梅村みずほの得票は1,140票に留まり、8,527票を獲得した馬場伸幸に大差で敗れ、落選後、「当初は42人の推薦人を確保していたが、他陣営の切り崩しにより、立候補に必要な30人を確保できるかの瀬戸際の戦いであった」と明かしている。


また「今の党の体質を見ていると、次公認されないっていうのもあり得ると思っています」と述べた。


このように日本維新の会にて、常に同僚議員との間に波紋を巻き起こしていく傾向が見られるが、それは月ラグナから見て、10室支配の太陽が、8、11室支配の水星や3、4室支配の土星とコンジャンクトして、傷ついているからである。


同僚や仲間を表す11室の支配星が、同時に8室の支配星ともなって、機能的凶星化し、土星から傷つけられた状態で、10室支配の太陽とコンジャンクトしている為、同じ政党の仲間と権力闘争を繰り広げる配置である。


また10室の支配星が土星や8室の支配星と絡んでいる配置は、権力闘争の末にキャリアやポストが中断する配置である。




入管で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリについての発言で6か月の党員資格停止


そして、2023年5月12日に参議院本会議で、2021年に名古屋出入国在留管理局で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリについて、「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」と発言し、仮病をして、ハンガーストライキをした結果、体調を崩して死亡した可能性をある旨を指摘したのだが、日本維新の会の執行部から、5月26日に「党の指示に反する質問でガバナンスを逸脱した」として党員資格停止6カ月の処分を科された。


この時は、太陽/水星期だったが、太陽は、2、11室支配の水星、6、7室支配の土星とコンジャンクトしており、スピーチの2室の支配星が6室(暴力)支配の土星によって傷つけられており、それがラグナロードの太陽を傷つけている為、太陽と水星が、ダシャー/アンタルダシャーという形で、この失言のカルマを噴出させた。


月ラグナから見ると、10室支配の太陽が、8室支配の水星とコンジャンクトして、土星からアスペクトされている為、党員資格6か月という形で、政治活動が中断に追い込まれたことが分かる。


スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリが仮病を使ったかどうかは実際の所、よく分からないが、可能性はあり得るかもしれない。


しかし、証拠はないため、リベラル派の観点からは、事実に基づかない推測はすべきではないと批判を受けることになった。


例えば、「疑うべきは罰せず」といった考え方も刑事裁判や法の運用における重要な原則の一つだが、これも権力の暴走を抑えるというリベラル思想から出て来たものである。





こうした梅村みずほの推測は、陰謀論に近いものであるが、ラグナ及び月から見た5室支配の木星が蟹座で高揚する配置は、彼女の判断や識別力が、蟹座のプシュヤで高揚する木星がもたらす、直感やインスピレーションに基づくもので、事実に基づいた論理性は無かった。


しかし、ある意味、問題の本質をついていた可能性はある。


リベラル思想においては、物事の判断を事実に基づいて公正に理性的に判断しなければならない為、そのような材料がない場合には判断を下せないという融通の無さがある。(但し、そうした事実に基づく判断が、魔術やまじないの世界、迷信から人々を解放することにもなった。)


このような蟹座で高揚する5室支配の木星は、完全に保守思想であり、陰謀論的でもあり、元々梅村みずほは参政党向きだったと言えるかもしれない。


いや、むしろ、他の政党からはことごとく煙たがられ、宗教団体のような参政党に行くしかなかったのである。


梅村みずほが、日本維新の会で、現職議員であるにも関わらず、党内での公認の選考で、落選したのは彼女の発言や判断が不安視されたからであり、自民党の公認も得られなかったのは、彼女の発言や判断、パーソナリティーに欠陥があるからである。




母親と姉がエホバの証人に入信したことで家庭崩壊


梅村みずほは、2022年11月18日の参院本会議で、自身が「宗教2世」であることを明かしている。


幼少期に母親がエホバの証人に入信し、家庭崩壊したのである。


母親は嫁姑問題で悩み、夫が姑側の味方をするため、宗教に救いを求めたようである。


夫婦の関係は悪化して、父親が包丁を持って、母親を追い掛け回すこともあったという。





2室は両親、家族のハウスであるが、2室にラーフと火星が在住して傷つけ、2室の支配星が土星と太陽によって傷つけられている為、幼少期に家庭が崩壊していたことが分かる。



特に4、9室支配の火星は、母親や精神的教えを表すが、それが外国を表すラーフとコンジャンクトし、外部からの強制的な意志を表す冥王星とコンジャンクトしている。



この配置が、エホバの証人の教え(ラーフとコンジャンクトする9室の支配星)が、母親(4室の支配星)を通じて、家族(2室)の中に入って来たことを意味している。



因みに月は12室支配で4室で減衰し、4-12の絡みを生じているが、これは母親によって足を引っ張られたり、損失、消耗する配置であり、蠍座の第2ドレッカーナに在住しており、所謂、サルパ・ドレッカーナ(蛇のドレッカーナ)に在住している。



この蠍座の第2ドレッカーナは、全身に蛇が巻き付いた女性を象徴しており、夫からの束縛などを現す配置である。



実際、梅村みずほは、母親を通して、エホバの証人の束縛を受け、また母親自身もエホバの証人の束縛を受けたのである。



そして、母親は、エホバの証人だけではなく、夫や姑からの束縛も受けていた。



これは4室をラグナとした場合に9室支配の月がラグナで、サルパ・ドレッカーナに在住していることから読み取ることが出来る。







ワタミの会長である渡邉美樹が、中学時代の木星/火星期や木星/ラーフ期にエホバの証人に入信していたことがあるが、蠍座や乙女座は、エホバの証人の表示体かもしれない。



ちょうど火星とラーフが、梅村みずほと同じ乙女座に在住していることには要注目である。




梅村みずほは、誕生した1978年から1992年までの14年間、マハダシャー水星期だったが、水星は上述したような両親、家族を表す2室の支配星で、6、7室支配の土星とコンジャンクトしている為、家庭の崩壊に苦しんでいたかもしれない。



この2室の傷、そして、2室に在住するラーフや火星は、しばしば、暴言をもたらす配置であり、歯に衣着せない発言をもたらしていることは明らかである。




日本維新の会を離党して、参政党に入党


梅村みずほは、2025年6月末に参政党へ入党し、比例代表候補として参院選に立候補し、当選したが、現職国会議員である梅村みずほが参政党に入党したことにより、に日本記者クラブの政党要件を満たし、参政党躍進の立役者となった。また自身も比例で当選を果たした。



これが起こったのが、獅子座ラグナで正しければ、マハダシャー月期に移行した月/月期である。







月は12室支配で4室で減衰しているのに何故、この躍進がもたらされたか疑問にも思えるが、月から見ると、ラグナロードの火星が11室に在住し、10室で太陽が定座に在住して、政治家の仕事を表し、9、10、11室に惑星集中している。




つまり、現在、ダシャーラグナから見ても月ラグナから見ても9、10、11室という公のハウスに惑星集中し、10室に定座の太陽が在住して強い状態である。



そして、月にはラグナから見ても月から見ても5室支配で高揚する木星からアスペクトされて、しっかり保護されている。





ナヴァムシャでも月から見て、ラグナロードの木星は10室に在住し、5室支配の火星と、1-5のラージャヨーガを形成している。



因みに今回は、ナヴァムシャのラグナを天秤座に設定してみた。



天秤座ラグナであれば、10室支配の月がラグナロードの金星と共に3室に在住しており、金星期の芸能の仕事を説明できる。



また太陽期は、11室支配の太陽がラグナに在住しており、肩書を得たことを示している。(太陽は減衰しているが、1-11のダナヨーガを形成している)



5室支配の土星が10室蟹座に在住して、保守思想を表す配置となる。



しかし、ナヴァムシャのラグナについてはもう少し検討の余地がある。







ダシャムシャでは、もしラグナが魚座であれば、5室支配の月が称号や肩書を表す11室に在住して、5室にアスペクトバックして、強い配置である。



こうした配置から月自身は、強いとも言えず、良い配置とも言えないが、全体として月期は、公の場で、活躍できる配置となっている。



日本維新の快から擁立されて当選し、議員活動を続けていたマハダシャー太陽期は、太陽がラグナに在住することになって、キャリア上の躍進を説明できる。




本来、梅村みずほは、日本維新の会から離党し、自民党からの公認も得られず、どこにも相手にされない為、参議院選挙への出馬を見送ることも考えていた。




しかし、参政党に拾われる形で、国会議員に復帰できたのは、月に対して、強力な高揚する木星がアスペクトしていた為である。




この蟹座で高揚し、魚座にアスペクトバックする木星のアスペクトがあったからこそ、宗教団体のような参政党に拾われて、その信者の一人になったのである。





低レベルな政策論議



元々上述したように判断力や識別力を表す5室支配の木星が蟹座に在住している為、彼女は保守思想家であり、入管で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリについての発言にも見られるように以前から、外国人問題について発言をしてきた。



選挙期間中にX上で、「立憲民主党が政権を取れば日本民族は原住民化するでしょう。『労働力確保』『人口維持』という下心で移民政策を進めればどんな未来が待っているか。暴動相次ぐフランスやレイプ大国となったスウェーデンを知らぬわけではあるまいに。多文化共生庁などお花畑そのものです」と投稿している。



こうした保守的な思想全般は、蟹座で高揚するGKの木星がもたらしている。




この木星は、陰謀理論のように世の中の善悪を直感的にその本質を捉えるかもしれないが、水の星座で感情優先であり、理論的ではなく、2室や2室の支配星が火星、ラーフ、土星、太陽によって傷つけられている為、政策議論の場で、「結果を見たらわかるじゃないですか。選挙で民意を得たのはどちらなのです?」とか、「そういう風におっしゃいますけど、(立民の)議席が伸びてないのはなぜか考えてくださいよ」といったマウントを取るような威圧的な発言に終始した。




この反理性主義とも言える発言は、非常に恥ずかしい残念な態度である。



まともな政策議論が出来ないなら、今後、参政党は、梅村みずほを議論の場に出すべきではないだろう。



そうしなければ、参政党の評価が下がってしまう。









実際、月ラグナから見ると、10室支配の太陽は、8、11室支配の水星とコンジャンクトし、土星によって傷つけられている為、他の議員から批判を受け、また同僚議員との間で軋轢を生み、失言が元になって、議員活動を制限される可能性がある。




しかし、参政党は、梅村みずほに借りが出来てしまった為、中々、梅村みずほの態度を注意することも難しくなってしまった。




これは非常に問題である。




本来、保守思想にも一定の価値があり、一定の数以上の外国人が大量に流入してくる場合、日本の固有の文化やコミュニティーが外国人を吸収できずに不安定になるというのは、どこの国にも起こっている当たり前のことで、心理学や社会学の問題である。



また日本は外国人スパイの天国であり、産業スパイが横行して、技術なども盗み放題の国である。




外国人問題は、リベラル派の立場からは発言が難しいが、その問題に切り込むことが出来るのは、保守思想家だけである。




保守思想家には一定の役割があることは確かである。




しかし、梅村みずほのように政策論議で、保守的な政策の役割や必要性を論理的に説明できず、民意のあるなしでマウントを取るようであれば、そのうち世界情勢が落ち着いて来て、選挙で敗北すれば、大衆からそっぽを向かれて、急速に不必要な存在にならざるを得ない。



ポピュリズム政党は、急激に票を伸ばすが、また大衆の気は変わりやすく、急速に支持を失うものである。



本来、ポピュリズム政党は、大衆の不安や恐れなどに付け込んで、大量に票を獲得するが、大衆の票はその主張が正しいことを意味しない。



感情に振り回されやすい大衆の民意は、正しいとは限らない。



時には、大衆を啓蒙しつつ、大衆の不安や恐れを取り除いて、理性を用いて、大衆を正しい政策に導いていくことも必要である。





しかし、現状、大量の外国人が日本に流入して、土地や水源を買いまくり、日本の国民が不安や恐怖を感じているのは、事実である。



共産主義は、かつては、国家は転覆すべきものであり、世界同時革命で、世界中の政府を転覆させる計画があったくらいなので、共産党やリベラル政党は、国家(祖国)の危機というものに鈍感である。



国家は無くなってもいいと思っているのかもしれない。




保守政治家が、事実に基づいて、辛抱強く、国家の安全保障の危機や移民の増大によるコミュニティーの不安定化、そして、それを是正する政策について、リベラル派に訴えていく必要がある。





獅子座の凶星 = 不快な自己主張と不協和音


梅村みずほのラグナには太陽が定座で強い配置にあり、自我が強く自己主張の強い典型的な獅子座の目立ちたがり屋である。



その太陽に6、7室支配の土星がコンジャンクトしており、その太陽に批判や制限を掛けており、2、11室支配の水星も土星によって傷つけられている為、発言についても制限が掛けられる。







自信ありげな態度と発言が、批判を受け、制限を受けるのは、こうした配置の為である。



これが獅子座ラグナで、敵対星座にあり、敵対惑星である太陽とコンジャンクトする土星によってもたらされる不協和音である。




ラグナのナクシャトラは、プールヴァパールグニーの可能性があるが、そうすると、支配星の金星が3、10室支配で3室で定座に在住しており、芸能活動が強調され、政治の舞台も芸能活動の一種と言えるかもしれない。



月は、戦いの神であり、神々の中の王と呼ばれるインドラ神が司るジェーシュタであり、表の顔と裏の顔を持っている。





おそらく、彼女は、公の演説の舞台では愛想が良いが、身内の人間やスタッフに関しては、態度が豹変するかもしれない。



内に怒りを抱え、戦い、征服することをモットーとする。







これまでの政治キャリアを見ても分かるようにそのテーマは権力闘争であり、擁立された新人議員であるにも関わらず、日本維新の会の党首選に立候補し、党内に緊張と波乱をもたらした。




当初、梅村みずほについて好意的に見ていたが、徐々にその自己主張が鼻につくようになって来た。



それはラグナにおける太陽と土星が醸し出す不協和音なのである。



参政党の躍進は私がもたらしたなどという考えは捨てて、参政党にむしろ、拾ってもらった立場であることを自覚し、保守の価値観に基づいた政策立案を粛々と進めていくべきである。



そうしなければ、彼女は参政党のお荷物になり、2029年~2032年の月/土星期、月/水星期にかけて、彼女の政治活動は行き詰まる可能性を秘めている。




※今回、ラグナを獅子座に修正したが、ナヴァムシャのラグナやダシャムシャのラグナについては検討の余地がある





2025年7月20日投開票の参議院選挙での躍進と自身の当選


因みに参議院選挙の投開票の当日のトランジットを見ると、やはり、それは獅子座ラグナであることを間違いなく物語っている。





まず、土星が魚座で逆行して、10室にアスペクトし、木星が双子座から10室の支配星である金星にアスペクトして、10室にダブルトランジットが生じている。



そして、トランジットの月と10室支配の金星も10室をトランジットしていたが、これは投開票の当日、メディアの注目を浴び、選挙事務所で、スタッフや支援者たちの前で、演台に立っている関係上、誰からも見られ知られる10室の公の舞台にいたことを物語っている。



火星も75日以内に10室の支配星にアスペクトし、投開票当日も月から10室と10室の支配星にトランジットしていた。



またラーフ/ケートゥ軸も月から見た10室と10室の支配星をトランジットしていた。







このように梅村みずほは、参議院選挙の投開票当日、10室の大舞台のテーマを経験している為、明らかに獅子座ラグナで正しいことが分かる。





「ハンスト発言」騒動の維新・梅村みずほ議員 3年前に有権者に送っていた謝罪メールの「おかしな日本語」
2023.05.29 16:00 週刊ポスト

2021年に名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった問題を巡る国会での発言が騒動となっている日本維新の会の梅村みずほ参議院議員。選挙の度に躍進が続く維新だが、今回の騒動が収束する気配はまだ見えない。

 事の発端は5月12日、難民申請中の送還を可能とする入管難民法改正案の国会審議での梅村氏の発言だ。入管施設での収容中にウィシュマさんが体調不良を訴えて死亡した問題について、「よかれと思った支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」と発言。遺族や支援者らが抗議する騒動に発展した。梅村氏はその後の参院法務委員会でも「ハンガーストライキによる体調不良によって亡くなったのかもしれない」などと繰り返して騒動はさらに広がった。

 4月の統一地方選で躍進を果たし、勢力拡大を目指す維新にとっては身内から冷や水を浴びせられた格好だ。5月18日には梅村氏を参院法務委員から更迭し、同23日の法務委員会では音喜多駿政調会長が梅村氏の発言を謝罪するなど火消しに追われている。同26日には、6か月の党員資格停止処分が決まった。

 元フリーアナウンサーの梅村氏は2019年の参院選で大阪選挙区から出馬して初当選したが、失言などで謝罪に追い込まれた過去もある。検察庁法改正案を巡り、検察の独立性が脅かされると世間が猛反発していた最中の2020年5月中旬のことである。梅村氏は複数の有権者から改正案に反対してほしいというメールが届いたことを受け、自身のツイッターでその文面画像を添えたうえで「昔流行った不幸の手紙を思い出します」と投稿。「有権者の思いを不幸の手紙呼ばわりするのか」と批判が集まった。

 当時、梅村氏は〈お忙しい日々の中で時間を割いてご意見をお寄せいただいた皆様のお気持ちを踏みにじるようなことをしてしまったと、大変反省しております。今回の私のツイートによって不快な思いをなさったすべての皆様に心よりお詫び申し上げます〉とツイッターを更新して謝罪した。

 この時、自身が送ったメールの文面が梅村氏のツイッターで“不幸の手紙”のようなものとして掲載された大阪在住の30代会社員Aさんは、「改正法案には反対の立場からきちんと議論を積み重ねてほしいという真摯な思いから梅村議員にメールを出しました。それなのに、国会議員が有権者のメールを“不幸の手紙”呼ばわりしてSNSに載せるのですから唖然としたし、侮辱された気持ちになりショックでした」と振り返る。

「自分に対して大変な思いでいっぱい」

 さらに当時、Aさんを驚かせたのは、梅村氏がツイッターに謝罪文を投稿する数時間前にAさん宛てに送られてきた謝罪メールだったという。

「きちんと推敲をしていないのか、メールの文章の日本語がおかしいのです」(Aさん)

 たしかにその文面を見ると、

〈メールでいただいたみなさんのお気持ちのひとつひとつを踏みにじるようなことをしてしまったのだなと、自分に対して大変な思いでいっぱいです〉
〈Aさん(メールでは実名、以下同)に与えてしまった傷をいやすことが難しいかわりにAさんがお忙しいなかで私に教えてくださった大切なことを忘れず日々の仕事に向き合いたい〉

 などとあり、〈自分に対して大変な思い〉といった文言の意味がよくわからない。

「最初はポエムかと思いました。本当に何が問題かを理解して謝罪しているとは思えませんでした」(Aさん)

 今回のウィシュマさんに関する発言についての見解や“不幸の手紙”騒動当時の対応について見解を問うたところ、5月24日に梅村氏は事務所を通じて「現在、日本維新の会党規委員会にて意見聴取を受けている状態ですので、取材は差し控えさせて頂きます。事情につきまして、ご理解を賜りますことを何卒宜しくお願い致します」と回答。 Aさんはこう話す。

「今回の問題発言にしても、いまだに国会での発言の明確な根拠を示すこともないし、かといって謝罪や反省を表明するわけでもない。検察庁法改正案の騒動の時から、何も反省せず進歩していないのではないか、と思えてしまいます」

※週刊ポスト2023年6月9・16日号



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