枝野幸男について - 立憲民主党の創業者 -


立憲民主党の党首、枝野幸男のチャートを作成して、出生時間が分からない為、12:00で作成して種々検討していたが、ラグナはおそらく射手座ラグナである。

射手座ラグナに設定して、過去の出来事を検証していくと、全てを上手く説明することができる。



まず、枝野幸男は、1982年に東北大学に合格し、法学部に進学して、法曹界を目指している。

この時のダシャーが、ラーフ/木星期である。

木星は学習の5室に在住して5室の支配星と接合しているので、専門教育として法律を学ぶことを表わしている。

そして、その木星と10室支配の水星が接合しているため、法律家になることを表わしている。

実際、1988年のラーフ/水星期に司法試験に合格し、司法修習を経て弁護士となり、東京の法律事務所に就職している。

この時が、ラーフ/水星期であり、水星は木星と絡む10室(職業)の支配星である。

司法試験に合格したのは、5室で水星がラージャヨーガを形成して、11室(資格、称号)にアスペクトしているからである。

その後、1993年に日本新党の候補者公募に合格し、旧埼玉5区から日本新党公認で第40回衆議院議員総選挙(1993年7月18日)に出馬し、2位で初当選を果たしている。

その時がラーフ/金星/水星期辺りである。

金星は6、11室の支配星で、月から見ても10室支配で6室に在住している。

選挙は6室(競争、闘争)や11室(資格)が絡むことが多く、このダシャーであると分かる。

ラーフも金星もディスポジターの水星が5室で、ラージャヨーガを形成して、11室にアスペクトしているので、それで当選したのである。

またラーフや金星をラグナとした場合に11室に木星、水星、火星が在住して、11室が強く、またラグナロードの水星が11室に在住している為、それで合格したのだと納得できる。

アンタルダシャーの金星自身が11室の支配星でもあり、またプラティアンタルダシャーにラージャヨーガを形成して、11室にアスペクトする水星が来ていることが決定的かもしれない。(おそらくプラティアンタルダシャーは水星期である)

何故、マハダシャーラーフ期に政界に進出したのかは今ひとつ分かりにくいが、太陽は金星の星座に在住し、ディスポジターを経由して、ラーフに影響していると考えられることと、またナヴァムシャでは、ラーフは太陽と相互アスペクトしている。

ダシャムシャでもラーフは、太陽の星座に在住している。

金星/ラーフ期はデビューの時期であり、キャリア上の躍進の最初の重要なタイミングである。

従って、まさに初当選して、政界にデビューした時期なのである。



日本新党に当選した後は、政界再編で、自社さ連立の村山内閣が成立し、新党さきがけに合流している。

1995年から薬害エイズ問題を追及したりしたが、1996年1月に自社さ連立政権で、橋本連立政権が発足すると、村山富市から後継指名を受けた自民党の橋本龍太郎総裁に不本意にも投票している。

wikipediaによれば、この時、橋本龍太郎がPL法の対象から血液製剤を外すよう抵抗した厚生族のドンであったため、投票するのに躊躇し、悩んだそうである。
然し、結局、投票したという。

ダシャーは、ラーフ/月期であり、月は8室の支配星で、ラーフから見て8室に在住している。

8室が強調されている為、党規党則に拘束されて、自らの信念とは合わないことを無理やりさせられる感じが出ている。

このように当選したラーフ/金星期の後、ラーフ/太陽⇒月⇒火星と、政界再編で、連立政権が目まぐるしく交替して、その中で、枝野幸男は、翻弄されたが、何とか政治家として、生き残った。

1996年6月のラーフ/火星期に超党派の若手有志議員による政策勉強会「司馬遼太郎哲学研究会」の呼びかけ人となり発足させたようである。

この会は、鳩山由紀夫を担ぎ出して、新党を設立することをにらんだ若手の交流会であったという。

つまり、自民党と連立政権を組むような新党さきがけや社会党に幻滅して、新しい党を作りたいと思ったのである。

ちょうどマハダシャーラーフ期の終わり頃であり、ラーフ期の終わりにはラーフ期で得たものを全て失うと言われている。

その後、1996年に民主党の結成に参加し、1997年に民主党の政調会長に就任している。

この時がマハダシャー木星期である。

1997年5月には、枝野幸男は、社民党出身議員の族議員的体質に批判的な旧民主党内の若手衆議院議員による政治集団「2010年の会」を立ち上げ、代表世話人となっている。(木星/木星)

また1998年1月には、民主党を含む衆議院野党が統一会派民主友愛太陽国民連合(民友連)を結成し、その一員となり、民友連の若手衆議院議員による勉強会「ダッシュの会」の発足に参加している。

このように積極的に政策勉強会などを起ち上げて、また夫婦別姓の選択を可能にする民法改正案、行政監視院法案、臓器移植法案、児童買春・児童ポルノ禁止法案などを次々に提出している。

wikipediaによれば、法案の提出数と委員会での発言数は群を抜いていて、「議員立法ブーム」の中心人物となったということである。
これは5室の木星が働いており、法律家としての才能を発揮して、官僚に頼らずに自分たちで法案を作成して、提出する創造的な議員立法の才能が爆発したことを表わしている。

このように枝野幸男の輝かしい旧民主党時代は、国会議員ではあったが、法律家としての専門知識をフルに発揮した時期である。

そして、2009年8月の第45回衆議院議員総選挙で、自らも当選し、民主党はこの時に政権を取っている。

ダシャーは木星/月期であった。


東日本大震災でのスポークスマンとしての活躍

因みに枝野幸男が、射手座ラグナで間違いないと確信したのは、2011年3月11日に起こった東日本大震災で、連日スポークマンとして精力的に働き、睡眠をとらずにテレビで現在の原発事故の状況をアナウンスしていたからである。

その姿を見たテレビの視聴者からは、「#edano_nero」(枝野、寝ろ)とハッシュタグが付いたツィートがtwitter上で、盛んに発信されており、当時、枝野幸男が非常に責任重大で、日本の全ての国民、あるいは世界からも注目される立場にいて、大変なハードワークの中にあったことが分かるのである。

その精力的な働きぶりから、海外の一部メディアからテレビドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーに喩えられたそうである。

このような大舞台で活躍する時は、10室が強調されていることが間違いないのである。

この時、枝野幸男は、木星/ラーフ期で、木星は10室の支配星とコンジャンクトし、ラーフはディスポジターの水星が10室の支配星である。

トランジットの土星は、射手座ラグナから見た10室の乙女座を通過して、木星は魚座を通過して、10室にダブルトランジットが生じていた。



火星も水瓶座から乙女座10室に対して、8番目のアスペクトをしている。

土星と火星の乙女座への影響は、乙女座での自然災害を表わしており、これは日本の建国図で、10室を傷つけている乙女座10室土星のカルマ、すなわち原発事故のカルマが噴出したこととリンクしている。



つまり、この時の枝野幸男の連日、睡眠をとらないでのスポークスマンとして活動が、記憶に鮮明に残っていたので、このトランジットが、そのような体験になるには、射手座ラグナでしかあり得ないと思えるのである。

また枝野幸男は、木星/木星期に移行した1998年10月に元日本航空国際線客室乗務員の現夫人と結婚している。



出生図では木星は、ラグナの支配星(7室から見た7室の支配星)であり、そのことからも射手座ラグナで正しいと思われる。

因みにこの木星/木星期に結婚していること、ラーフ/木星⇒ラーフ/土星期に大学の法学部で法律の勉強をしていることから、ナヴァムシャをラグナを乙女座に設定し、またダシャムシャのラグナを牡牛座に設定している。

ダシャムシャのラグナを牡牛座に設定すれば、土星は9、10室支配のヨーガカラカでラグナに在住し、2、5室支配の水星と1-7軸で、相互アスペクトする形となる。

枝野幸男が、立憲民主党を立ち上げたのが、2017年10月2日の土星/水星期であるので、このタイミングが上手く説明できる。

取りあえず、ナヴァムシャやダシャムシャのラグナについては、まだ検討の余地があるが、出生図のラグナが射手座であることはほぼ間違いないと思われる。



立憲民主党の創業者となる

それでは何故、土星期になって立憲民主党を起ち上げて、その党首として大躍進を遂げたかというと、土星がラグナから見ても月から見ても2室の支配星であるからである。

2室は起業のハウスであり、月から2室支配で2室に在住する配置は、ビジネスを起ち上げて、そのビジネスを所有する配置である。

それで、枝野幸男は、リベラル左翼政党を起ち上げ、そこに野党議員たちが大量に合流するような事態となったのである。

2室は所有物、財産のハウスであり、あたかも行き場を失った左翼議員たちが、皆、彼の会社の従業員にでもなったかのような印象なのである。

つまり、彼は、一躍、大企業のオーナーのようになってしまったのである。

雇われ社長ではなく、本当の意味でのビジネスオーナーである。

当時、小池百合子率いる希望の党が、旋風を起こしており、あわよくば野党勢力が、全て希望の党の下に合流して、一大野党政党が出来上がりそうな情勢であった。

2017年9月28日、第48回衆議院議員総選挙に向けて、民進党両院議員総会において、民進党の議員は、党ごと、希望の党へ事実上の合流をする予定になっていたのである。

その時、小池百合子が、理念・政策が一致しなければ「排除する」と言明したため、枝野幸男が、10月2日に離党し、新党「立憲民主党」の結党を表明し、そこに希望の党から排除された困った民進党の議員たちが、なだれ込んでいくという形で、立憲民主党が躍進したのである。

この政界再編の大ドラマの中で、小池百合子と枝野幸男の明暗が分かれた形である。

判断ミスをして、第48回衆議院議員総選挙で大敗北を喫した小池百合子は、希望の党の代表を降りて、都知事の役職を何とか守り抜くことになった。

もはや都知事の椅子を守り抜くしかなく、行き場を失った形である。



マハダシャー土星期の問題点

それで、枝野幸男は、リベラル左翼政党のオーナーになったのであるが、今ひとつパッとしないのである。

自らの所有物(財産)である政党に執着している様が感じられる。

例えば、最近、山尾志桜里と、須藤元気が立憲民主党からの離党届を提出した。

須藤元気に関しては、離党届を受理せずに慰留を行なっているそうだ。


山尾志桜里は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、首相による「緊急事態宣言」を可能とする法案に反対の立場であったのである。

彼女は生粋のリベラル左翼で、宣言発令時の私権制限への懸念などを考慮して、民主主義や人権を守るというリベラル左翼的立場を貫いたと言える。

然し、本体の立憲民主党の指導部、つまり、枝野幸男は、「事前報告」をするという条件が盛り込まれたことで、自民党に妥協して、賛成に回ってしまった。

そのことで、山尾志桜里と枝野幸男が、twitter上で、批判し合うといった醜態を晒している。

つまり、枝野幸男は、かなり保守化してしまったらしく、党に参加した議員たちに対して、俺が困っているお前たちを入れてやったのだという自負心、エゴがかなり強烈に肥大化しているようである。

その為、自分の決定に党の議員たちを従わせるという意味での党規党則というものを強く主張し出している。

つまり、党員を自由にさせず、党員の引き締めが、非常に醜いほどにまで強まっている。

それは月から2室支配の土星が2室の水瓶座でムーラトリコーナで強い配置が物語っており、水瓶座は組織や集団を表わすが、組織への所有欲が噴出しているのである。

2室はアルタハウスであり、財産や富の蓄積を求めるハウスである。

木星期は、ラグナの支配星で、トリコーナの5室に在住しているため、人生の目的や理想を追求していたのであるが、土星期は、ただ組織の維持(財産の維持)に腐心している感じになって来たのである。

またこれは山本太郎を応援しようとした須藤元気に対して、党規党則に違反していると伝えたり、離党ではなく議員辞職を勧告したことなどにも表れている。

枝野幸男や執行部が、人々の暮らしを良くしたいという一心の山本太郎に賛同し、応援したいと思った須藤元気に党規党則を持ち出して、やめさせようとするのは、旧ソ連や中国など、共産主義国の独裁的な融通の利かない体制を連想させる。

そして、あさま山荘事件のように規則に違反した仲間をリンチ殺人するようなルールや原則に囚われて官僚的に処理する心のない体制を思わせる。

つまり、党に参加した議員たちを自分の所有物のように思って、何でも自分の言うことに従わせたいという欲望が噴出しているのである。

この水瓶座に在住する強い土星というのは、全体主義的で自由のない監視社会といったディストピアのイメージそのものである。

また私は今回、気づいたが、土星が水瓶座で強い配置の場合、土星は牡羊座にアスペクトする為、上下関係に固執し、上から支配するという牡羊座の性質を否定的に噴出させる配置なのである。

つまり、水瓶座の土星というのは、水瓶座と牡羊座の性質が、ハードな形で、否定的な形で、噴出する配置である。

旧ソ連のスターリン独裁やナチスドイツの国家社会主義などに比較されるような自由のない全体主義的な体制である。


また私は最近、フランス革命の時に急進左翼のジャコバン派の指導者として、国王や政敵などの粛清を相次いで断行し、”テルール”(恐怖政治)を敷いて、テロリズムの語源となってもいるロベスピエールのチャートを作成してみたが、ラグナが水瓶座でラグナに土星が在住して、シャシャヨーガを形成する配置であったのを見て、驚き、また納得した。

土星が水瓶座で強い配置の場合、融通の利かない頭でっかちの人物になり、規則を犯したものを厳重に慈悲なく罰するという恐ろしいパーソナリティーになるのである。

特にロベスピエールの場合、6室で火星が減衰している為、敵を徹底的に粉砕するという暴力の配置になっている。

枝野幸男のチャートは、そこまで暴力的な配置はないが、水瓶座の土星というものは、やはり性質として、そのような融通のない厳格さを持つのである。

因みに山本太郎のチャートの水瓶座には木星が在住しており、山尾志桜里のチャートの水瓶座にも木星が在住している。

従って、彼らは、人に優しいリベラルの人々である。

然し、この彼らの水瓶座の木星を枝野幸男の水瓶座の土星が傷つけるのである。

それで、党規党則とか、厳格なことを言いだして、また党の生存をかけた老獪な権力闘争の方法論によって、山本太郎を応援しないことに決定したのである。

彼らは全く相性が悪く野党共闘出来ないのである。

立憲民主党は、枝野幸男によって運営されるディストピアと言ってもいいかもしれない。

もはや立憲民主党には期待できない。

議員個々人の正しいことや理想よりもロシア革命時の革命家のように権力を奪取することの方が優先される全体主義的な政党と化したのである。


またその権力の奪取は、枝野幸男がリーダーとなって行なわれなければならないということなのである。

こうした政党が政権をとっても政権を取得した瞬間に保守化することは間違いないのである。


今回、立憲民主党が、山本太郎を野党の統一候補として応援するのではなく、日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児氏を党として応援することに決めたのは何故か?

このほとんどカリスマ性がなく、勝てる気もしない候補を応援し、野党勢力の力を二分、三分して、小池百合子に有利なようにしてしまったのは、山本太郎を応援すると、れいわ新撰組が勢いづいて、自分がオーナーとなっている立憲民主党という財産を奪い取られることを恐れる為である。

消費税を廃止するという政策の方が、大胆で、素晴らしいプランであり、立憲民主党は、「消費税5%」への引き下げさえも受け入れられないのである。

もはや自民党と同じ保守勢力になってしまったかのようである。

立憲民主党の有志が、執行部に消費税を5%以下に引き下げるプランを訴えても、執行部がそれを採用できないのは、消費税の引き下げを採用すると、れいわ新撰組の真似になってしまい、自らの党の面子を失うからである。

次の野党再編の時にれいわ新撰組が躍進して、立憲民主党が解体してしまう。

また野党再編のリーダーの立場を山本太郎に奪われるのも嫌だということで、それで、立憲民主党は、革新的なプランは打ち出せないのである。

このように立憲民主党は、正しい行ないよりも党規党則を優先させ、全く何の理想も持てない、党員に自由がなく、組織の維持存続に固執する党に堕落したのである。

それは党の創業者である枝野幸男の運命が反映された結果である。

枝野幸男は、2018年9月30日に行なわれた立憲民主党初の党大会で「私が『ポスト安倍』だ!」と宣言したようである。

2018年10月3日付けのFNNプライムオンラインの記事『「私がポスト安倍」枝野幸男の課題は~立憲民主20日間の結党劇から1年』の中に記されている。

その後で、以下のように記されている。

討論などでの強い姿勢が印象的な枝野氏だが、政敵への批判は鋭いものの、決して自らを大きく見せるような言動を公の場でするような性格ではない。その枝野氏が、「私がポスト安倍だ」と高らかに宣言したことは、いささかの驚きと、聴衆の大きな拍手をもって受け止められた。それだけ期する思いがあったのだろう。

これまでの枝野幸男は、自らを大きく見せるようなキャラではなかったのである。

然し、土星期になって、立憲民主党のオーナーになってからは、独裁者になってしまったかのようである。

「私」が大事になったのである。

そして、「私」が路頭に迷っているあなた方を立憲民主党に導き入れてあげたことで、皆さんは政治家を続けられているのです。

そのことを決して忘れないようにと常に顔つきが物語っているようである。





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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 私の弟が水瓶座の土星ですが、確かに融通の利かない厳格なところがあります。
    ただ、弟や弟の友達が、枝野代表みたいに他人にそこまで厳しい態度を取らないのは、木星が天秤座から水瓶座の土星にアスペクトしている者が多いからと思われます。
    枝野代表の場合は、水瓶座の土星に対する木星のアスペクトがないのも大きいと思います。
    やはり、水瓶座に木星か木星のアスペクトがあると寛容さが生じると思いますね。

    それと都知事選では、私は桜井誠を応援していますが、そんな私から見ても、山本太郎と宇都宮さんで左翼票が割れるのは、小池都知事の大勝を許して流石にまずいと思いましたね。
    小池都知事は業界団体票・保守票を固めてますし、桜井では中々崩せないでしょう。
    更には、環境左翼と言う人達が、小池支持に回ってるみたいですし。
    立憲民主党執行部のように、二人の支持者同士が争っているのが致命的です。

    結局、枝野代表も安倍総理・小池都知事化してますね。
    反対者は排除ですし。
    数年前に、小池都知事が排除と言って、失速したのと似ています。
    やはり、この排除は蟹座から見た行為の10Hの牡羊座が原因と思います。
    小池都知事も枝野代表も、牡羊座が強調されてます。

    私は、安倍・小池・枝野が権力を握る前は、少しは彼らに期待しましたが、やはり権力の11Hの誘惑は大きいんですね。
    東電の対応時や立憲民主党設立時の枝野代表はもういません。
    • 排除の論理というのは、蟹座-牡羊座の論理だと思います。

      つまり、自分に従う人間だけ、ついて来ればよく、従わない人間はついてこなくて良いとするゼロか100かといった極端な論理になるのが、これらの星座です。

      小池百合子の場合は、ラグナロードが蟹座のプシュヤに在住していて、5室支配の水星も蟹座である為、典型的な蟹座の考え方であり、また月や木星も牡羊座に在住しているので、典型的な蟹座-牡羊座の人物です。

      希望の党に民進党のメンバーが対等な立場で合流して来たら、自分が全てコントロールできなくなると考えたのかもしれません。

      民進党のメンバーは合流という表現を使って、希望の党の小池百合子と対等な立場で、一緒に党を運営していこうと考えたと思います。

      然し、小池百合子は、希望の党に入って来るなら、合流ではなく、あなた方は、一議員として入党するのであって、私の指示に従わなければならないと考えていたと思います。

      私に従わないなら希望の党には入れませんと宣言したということです。


      その考え方は、典型的な蟹座-牡羊座のリバータリアンの論理であり、個人主義、独裁者の論理です。


      今の立候補者の面々を見ると、蟹座の人々だらけです。


      まず、小池百合子がラグナロードが蟹座であり、NHKから国民を守る党の立花氏も蟹座ラグナで、桜井誠も蟹座ラグナっぽいです。

      桜井誠も自分は政治家になることには興味ないと言っていたのに今回は立候補してますから、ダシャーやトランジットにそれが現れているはずです。

      また蟹座ラグナの堀江貴文は、今回は、立候補を見送りましたが、ホリエモン新党というものを作って、『東京改造計画』という本を出して、かなり都政についてのビジョンを打ち出してきています。

      やはり、山羊座に木星と土星がトランジットして、蟹座にダブルトランジットしているので、蟹座が活性化している証拠です。


      蟹座ラグナは愛国民族主義的で、国益を追求しますが、それが実施できるかどうかは蟹座ラグナだけが条件になる訳ではなく、他の惑星配置も重要です。


      安倍晋三は蟹座ラグナですが、ラグナロードの月が双子座に在住している為に蟹座であっても愛国民族主義的な活動が出来ない配置になっています。


      日本株を釣り上げて、外国人投資家に利益を持って行かれたり、水道民営化や種子法廃止などの法案が通ったのも安倍政権においてです。グローバル多国籍企業の攻勢に対して何も出来ません。


      ですからラグナだけで、その人物を評価するのは危険です。


      ラグナというのは、その人物の印象や雰囲気であって、蟹座であれば、一見、愛国民族主義的な雰囲気を持っていますが、実際に行っていることは違う場合があります。


      今は、蟹座の候補者たちが、勢ぞろいしていますが、それらの人々の中身、行動原理や考え方などを検討しなければなりません。


      それはラグナ以外の惑星の星座などの分析によって分かると思います。
  • 先生、いつもお世話になっております。

    拝読していてふと思ったのですが、
    人には、経験しないマハーダシャーがそれぞれあると思うのですね…

    例えば私等は、木星期が2063年ぐらいからなので、まぁ、経験しないのだろうなぁ…と思うのです。

    これについては先生はどうお考えですか?

    その、マハーダシャーを経験しない天体も、アンタルダシャーで象意を経験するので、十分に活かされている…
    或いは、その天体の要素は、その人の人生において相対的に浅い…等…

    素人感覚だと、木星期が良さそうなのに、生きてないなんて、損したなぁ…なんて感じたりするのです…
    • 経験しないマハダシャーは前世で体験していると言われます。

      例えば、私自身も木星のマハダシャーは今生では来ませんが、以前、鑑定を受けた際に私の木星は減衰しているので、前世で、子供(木星)のことで何らかの失敗、ミスがあったのではないかとする分析を受けたことがあります。その結果、今生で木星は減衰して苦労しているのだという解釈です。

      その鑑定師の方がそうした考え方をどこから引っ張ってきたのかは分かりませんが、そうした解釈の仕方があるということだと思います。

      また別の機会に霊能力がある方が、私が過去世において不注意で子供を死なせてしまった出来事があり、私が嘆き悲しんでいるビジョンが見えるなどと言った方もいます。木星についての占星術的な解釈について全く知らない方がいきなり言ったので、興味深く感じたこともあります。

      アストラル的な空想は信用性に乏しく、私の減衰した木星を感じて、そうしたアストラル的なビジョンを作り出した可能性もあり、容易には信じませんが、そうした経験もあります。

      おそらくそのような類似のロジックによって、過去世の経験というものが今生にどのように反映しているかということの説明が出来ます。


      例えば、水星が傷ついている人だったら、過去世においてあなたは嘘をつき、多くの人と言い争いをしました。

      その結果、今生、あなたの水星は傷ついていて、言葉が流暢ではなく、人とのコミュニケーションが上手くいかないのですといった説明をします。

      神智学などで、発話障害で、上手く話すことができない人は、前世で、沢山の嘘をついたからであるといった記述があったのを覚えています。正確な記述は忘れましたが、そのようなことが書いてあったのを覚えています。


      あるいは、金星が傷ついて結婚運がわるかったら、あなたは前世において放蕩を繰り返していた為、今生では、金星が傷ついた状態で生まれ、快楽主義で、堕落しており、パートナー関係も上手く行きませんなどといった説明をしたりします。

      ジョーティッシュのウェブアプリケーションでも、そうした鑑定結果を出力するロジックを実装していたりもします。


      そして、その処方としては、その傷ついた惑星のプージャやホーマを行ない、そうした惑星のマントラを唱え、そして、惑星の表示体となる対象に対して奉仕することで、そのカルマが解消できると言うのです。


      だから木星が傷ついている人は、教師や子供、生徒に奉仕するとか、水星が傷ついている人は、正しく正直な言動を行なう、金星が傷ついている人は、節制をして、配偶者に献身するといった内容になったりします。


      そうした説明は一理ありますが、かなり単純化していると思います。


      強くて良さそうな惑星があるのにそのマハダシャーが来ないというのも運命だと思います。

      今生では、アンタルダシャーのレベルでしか、その惑星配置の恩恵を受けられないということです。

      アンタルダシャーのレベルでその恩恵を受けるだけの徳があったと言えるかもしれません。


      但し、もし良い惑星の配置があるのであれば、マハダシャーが来なくても、アンタルダシャー以下のレベルで、例えば、第5レベルのプラーナダシャーのレベルででも常にその恩恵は受けていますから、マハダシャーが来ないからといって悲観する必要はないと思います。

      それが長期に渡る人生傾向、物語としては現れないだけで、日常生活の中で、小さな出来事、物語として、その恩恵を受ける機会は多いと思います。
  • 先生、

    とても興味深い内容でした。
    質問させて頂いて良かったです。

    ありがとうございましたm(_ _)m

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