斎藤元彦・出直し選挙で当選確実



先日、不信任決議が可決し、出直し選挙となった斎藤元彦・元兵庫県知事が、当選確実になった模様である。


興味深いことに斎藤元彦が不信任決議で自動失職した後、ネットを中心に斎藤元彦知事は、県庁職員たちにはめられて、マスコミの偏向報道によって、失脚させられたのだとする言論が広まり、NHK党の立花隆志が、斎藤元彦を応援するだけの為に兵庫県知事に立候補し、現地入りするなど、異例の動きが起こっていた。


また選挙の終盤では、大勢の聴衆が、斎藤元彦の街頭演説に集まり、ボランティアの支援なども受けて、異様な盛り上がりを見せていた。











アメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが再選したような展開が日本でも起こっていることが確認できる。


草の根の市民のネットワークによって、支えられた斎藤元彦知事が、主流メディアによるバッシングを受けながら、当選したのである。


おねだり体質や部下に威張り散らす傾向などは本当であっても、実際、兵庫県の改革の為に仕事を行って来た斎藤元彦に続投して欲しいという声が広がった結果である。


その辺りは、トランプが、司法省からあらゆる嫌疑で告発されてきたにも関わらず、アメリカの国民のかなりの部分が、トランプに票を入れた理由と同じである。






私は斎藤元彦に関する最初の投稿で、パワハラ体質やおねだり体質など、問題行動があるにも関わらず、ダシャーの推移によれば、斎藤元彦は、仕事を失うようには見えないと書いた。



(2024年8月18日付『斎藤元彦・兵庫県知事について -パワハラ体質の理由- 【更新】』)



以前の記事を見返して頂きたい。




斎藤元彦の場合、現在、マハダシャーロードはラーフ期で、ラーフのディスポジターは2、11室支配の水星で4室に在住し、特に土星によるアスペクトを受けていない。

そして、水星は5室支配の逆行の木星からのアスペクトを受けて保護されている。

従って、トランジットの土星の水瓶座での逆行の時期を耐え忍び、また土星のアンタルダシャーが終わる2025年3月まで耐え凌げば、何とか逃げ切って、兵庫県知事の地位を継続出来そうに見える。


メディアに何と言われようと、今のように図太い神経で、知事のポストにしがみつく粘り強さを発揮し続ければ、メディアの追撃をかわし、知事の地位を守り抜くように思える。


それはマハダシャーラーフ期のディスポジターである水星が、4室で特に傷ついておらず、安定している為、長期的には、知事のポスト(王座:4室)を維持出来そうに見えるからである。


しかし、その時が来るまでは、メディアによって、その知事としての怠慢や罪が徹底的に絞り上げられるのである。


ジャイミニスキーム

(略)

それが、2024年11月15日に水瓶座のメジャーダシャーに移行したらどうなるかである。


水瓶座から見た10室の支配星である火星が6室で減衰しており、敵を粉砕する配置も見られ、ヴィムショッタリダシャーでは、現在、マハダシャーがラーフ期で、ラーフのディスポジターである水星は4室で傷ついていない為、何とか逃げ切りそうにも見える。


(2024年8月18日付『斎藤元彦・兵庫県知事について -パワハラ体質の理由- 【更新】』より引用抜粋)


実際には、その後、斎藤元彦は、不信任決議が可決して自動失職し、私の予想は外れたかに見えたが、しかし、実際は大枠では当たっていたことが分かった。



斎藤元彦は、出直し選挙で当選し、兵庫県知事に再選されたからである。







一時的に失職することについては予想もしていなかったが、しかし、斎藤元彦は、獅子座ラグナで、現在、2室に在住するマハダシャーラーフ期で、ラーフのディスポジターである水星はケンドラの4室で、安定した配置である。



特に凶星によるアスペクトも受けていない。







現在、ラーフ/土星期だが、土星はダシャムシャでは月から見て9、10室支配のヨーガカラカで6室で高揚し、水星と木星という2つの吉星から挟まれて、シューバ・カルタリヨーガを形成している。



7室支配の減衰する火星との相互アスペクトも7-9のラージャヨーガをもたらすだけで、特に問題ないと思われる。



もしナヴァムシャのラグナの配置が獅子座で正しければ、ダシャムシャのラグナは山羊座で、アンタルダシャーロードの土星は1、2室支配で10室で高揚して、シャシャヨーガを形成し、5、10室支配のヨーガカラカの金星と2-10の星座交換をしている。







ダシャムシャのラグナが山羊座でなかったとしても月から見て、高揚する土星と金星が、6-10の星座交換をしており、アンタルダシャーロードの土星のポテンシャルは極めて高い。



こうした配置を見るにつけて、斎藤元彦が、とても失職するようには見えなかったのである。



出直し選挙で、斎藤元彦が当選して来たのを見て、斎藤元彦が兵庫県知事の職に居続けるという私の予想は正しかったことが分かった。





斎藤元彦に対する希望的観測は存在しなかった


因みに私は、斎藤元彦を全く応援していなかった。



斎藤元彦について言われているパワハラ体質や、おねだり体質というのは本当であり、かなり陰湿な性質であると評価していた。



批判されて突然であると思っていた。



従って、斎藤元彦に色を付けて、応援する気持ちから職にあり続けると予想した訳ではない。



そうではなく、斎藤元彦は性格に問題のある人物であるが、仕事を失うような要素が全く見られない為、職務を継続し続けると判断したのである。



斎藤元彦は、多くの批判を受けながらも逃げ切ると考えていた。



パラシャラシステムとジャイミニシステムで、そのような予想が出来る為、そのように書くしかなかったというのが本当の所である。



2024年8月18日付『斎藤元彦・兵庫県知事について -パワハラ体質の理由- 【更新】』の中にも書いたが、獅子座ラグナで、6、7室支配の土星がラグナに在住する配置が、舛添要一と同じ配置で、陰湿な性格で、ケチであり、金に汚く、おねだり体質で、チャンスがあれば無料で物を貰おうと考えるセコい性格である。



またラグナロードの太陽が3室で減衰しており、土星からアスペクトされている為、自信を失いやすく、プライドを傷つけられると烈火のごとく怒り出す性格でもある。



部下にとって、上司としてはかなり扱いづらい性格なのである。







そして、現在、アンタルダシャーロードの土星が6、7室支配でラグナに在住している為、激しい批判を受け続けたのである。



しかし、その土星はダシャムシャにおいて、高揚して、金星との間で星座交換もしており、極めて強い配置であった。



だからこそ、出直し選挙で当選して来たのである。



因みにナヴァムシャではラグナと月から見て、あるいは少なくとも月から見て、土星は6、7室支配で、10室に在住し、3、10室支配の金星と6-10の星座交換をしている。



従って、ナヴァムシャにおいても土星はあたかも定座にあるかのように極めて強い配置である。



しかも6室の支配星が10室に在住する配置は強い配置であり、奮闘はするが、10室の地位に留まる配置である。



10室はウパチャヤハウスであり、凶星や凶ハウスの支配星が、在住する場合、逆境に負けない強さを与えることになる。



10室の土星は、社会に悪名を轟かす配置であるが、にも関わらず、その逆境を跳ね除けて、地位を掴んだのである。



6室の支配星が11室に在住する場合も選挙で敵に競り勝つ強さを与える配置とされるが、6室の支配星が10室に在住する場合も同じである。




従って、斎藤元彦の出直し選挙での当選を考える上で、極めて重要なのが、このアンタルダシャーロードの土星である。



この土星の象意を読み間違えなければ、斎藤元彦は、多くの人から批判され、奮闘しながらも当選するという予測が成り立つのである。



また当選した現在、選挙期間中もそうだが、獅子座ラグナのドナルド・トランプと同じように木星が10室をトランジットし、土星が逆行して、10室の支配星にアスペクトし、10室にダブルトランジットしており、トランジットにおいても当選の条件を備えていた。



斎藤元彦については、不信任決議が可決し、自動失職したので、このまま消えてしまうと思われたが、ここ最近の動きで、兵庫県の選挙活動に異様な動きが生じていることに気づき、やはり最初の予測が間違っていなかったことに気づいた。





一時的にでも失職した理由


ただそれでは何故、一時的にでも自動失職して、兵庫県知事の資格を失ったかを考えなければならないが、それはやはり土星の作用によるものかもしれない。



土星は8室(中断、失脚)の表示体であり、出生図でもナヴァムシャでもダシャムシャでも10室に絡んでいるからではないかと考えている。







土星は出生図やナヴァムシャでは6室の支配星でもあり、障害や奮闘を表しており、一時的に失職せざるを得なかったことが、奮闘の象意と解釈することができる。



ナヴァムシャのラグナやダシャムシャのラグナもこれで正しいのかは、更に検討する必要はあるが、10室への土星の絡みで説明できるものと思われる。






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