斎藤元彦・兵庫県知事について -パワハラ体質の理由- 【更新】



パワハラ疑惑など7項目の疑惑を内部告発された兵庫県の斎藤元彦が、公益通報者の探索は禁止であるにも関わらず、その内部告発した西播磨県民局長の職を解いて総務部付とし、処分に向けて調査を始め、「事実無根の内容が多々含まれている内容の文章を、職務中に、職場のPCを使って作成した可能性がある」として、懲戒処分とし、結局、元西播磨県民局長が自殺に追い込まれた。


斉藤元彦は、この内部告発者である県職員に対して、前時代的な酷い対応をしたとして、自殺に追い込んだ責任を追及されているが、業務上必要な範囲内での指導であったとして、続投を表明し、中々自ら辞める気配もない。


これだけ事が大きくなったにも関わらず、地位への執着が強いことが分かる。


そもそも、内部告発者を追及するのは、公益通報者保護法に違反しており、他県の県知事(例えば鳥取県知事)からも批判を受けている。



告発文書に記載された7項目の疑惑

1、五百旗頭真先生ご逝去に至る経緯
2、知事選挙に際しての違法行為(幹部による事前運動)
3、選挙投票依頼行脚
4、贈答品の山(知事のおねだり体質)
5、政治資金パーティー関係
6、優勝パレードの陰で(プロ野球阪神・オリックス優勝パレード関係)
7、パワーハラスメント


この斎藤元彦知事だが、結婚して子供もいるようだが、そうしたデータは一切、非公開となっており、入手できない。



従って、ラグナの特定が困難だが、今、非常に批判されて行き詰まっている事実からすると、トランジットの土星が6室や8室など、ドゥシュタナハウスを通過している可能性があり、乙女座ラグナや蟹座ラグナの可能性を考えたが、はっきりとしない。



出生時間が00:00:01でも23:59:59でも月は射手座であり、月ラグナは射手座で確定のようである。







まず、特徴的なのは、太陽が減衰して、そこに土星、火星がアスペクトして激しく傷ついている配置である。



ナヴァムシャでも太陽は双子座に在住して、土星とラーフから挟まれ、火星からアスペクトされて傷ついている。



まず、太陽が弱い場合、自信がない為、威張り散らす傾向があるということである。



威張り散らす傾向は、自信の無さの現れである。



今回、告発されている内容として、非常に有名になったのは、訪問先の20メートル手前で公用車から歩かされたことに激怒し職員を怒鳴りつけるなどしたパワハラである。



自信がない人は、他人の評価や態度、対応によって、自分の自信や評価が常に揺らぐのである。



日頃、ちやほやされて特別対応を受けていた人が、急にその特別対応が無くなると、自信が揺らぎ、激しく怒り出すのである。



この斎藤元彦をパワハラ体質に目覚めさせたのは、総務省へ入省し、内閣官房副長官補付として、2008年4月に新潟県佐渡市に出向し、企画財政部長を担当した時に殿様扱いを受けたことである。



「殿様扱いされることを覚え、それがターニングポイントになった」(ウィキペディア 斎藤元彦より引用抜粋)


佐渡島という小さな離島に赴任して、そこで、殿様扱いされたという経歴が興味深い。



おそらく、4室の支配星が水の星座に在住しているような配置があるのではないかと思える。







そのようなことを考えると、例えば、獅子座ラグナで、4室支配の火星が12室蟹座に在住していることなども考えられる。



(この記事を書いている途中で、獅子座ラグナである可能性が高いことが判明した)




6、7室支配の土星がラグナに在住している配置は、舛添要一と同じ配置だが、舛添要一も東京都知事になった途端に屏風を購入するなど贅沢をし始めて、態度が豹変した。




基本的に土星がラグナに在住することはケチな性格にし、金に細かい性格を作り出す。




例えば、斎藤元彦が、補助金のキックバックを要求したり、おねだり体質で、コーヒーメーカー受領するといった体質は、こうしたラグナに在住する土星の働きかもしれない。




巨額の賄賂を受け取るといった汚職ではないのだが、非常に細かくセコイと評価されても仕方がない便益、利得の要求なのである。




また斎藤元彦は、県の広報ポスターなどに自分の姿が顔写真付きで、載っていないことに不満を抱いたという。



知事が「ポスターに自分の顔写真がないと激怒」 現役の県幹部職員が語る「目立ちたいだけ」 パワハラ疑惑
2024年05月23日 関西テレビNEWS


兵庫県知事のパワハラなどの疑惑について、現役の県幹部職員が関西テレビのインタビューに応じ、内部の実態を語りました。

【兵庫県の現役幹部職員】「自分の意見を言う職員が、そんなことは全く聞き入れてもらえなくて、(知事は)『全部言うとおりにしろ』みたいな。『こうしたい』という意見が言えない組織になってしまっているというのが、すごい問題だと思っています」

兵庫県の斎藤元彦知事への憤りを語ったのは現役の、県の幹部職員です。

ことの始まりは、ことし3月、当時、西播磨県民局長だった男性職員(60)が「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」というタイトルの告発文を一部の報道機関などに配ったことでした。

県は、内部調査の結果、告発文は”事実無根”として、男性職員を停職3カ月の懲戒処分としました。

この決定に対し、県議らが「調査は客観性に欠ける」などとして再調査をするよう申し入れ、斎藤知事は21日、第三者委員会による再調査を実施すると明言しました。

”事実無根”とされた告発文のなかには…「知事のパワハラは職員の限界を超えている」という記述も。

この疑惑に関連して、一部の県議が独自のアンケート調査を実施。

職員300人中、21人が回答したアンケートには、物価高騰対策として打ち出したプレミアム付きデジタル商品券「はばタンPay+」についての回答がありました。

知事が、チラシに自分の写真がないことで怒り、職員を呼び出したなどと書かれているのです。

「はばタンPay+の時にチラシを作ったが、写真がないことに激怒しました」

この回答について幹部職員は…。

【兵庫県の現役幹部職員】「(はばタンPay+の)ポスター・うちわに知事の顔写真がないってことを、知事が気に入らなくて、その時に説明をしていた人間は、『お前では話にならないから帰れ、上司を呼べ』と言われ、顔写真が入ったと聞いています」

【記者リポート】「第1弾のポスターには顔写真が載せられていませんが、第2弾、第3弾には斎藤知事の顔写真が載せられていることが分かります」

ちらしには、”主役”「はばタン」に匹敵するサイズで掲載された、知事の写真があります。

【兵庫県の現役幹部職員】「県として施策、事業をやることは二の次で、自分が目立ちたいだけと思えてしまいます。写真があるかないかは関係ないと思うんです、県の事業をやる中においては」



■授乳室が知事専用個室に 「女性が利用できなかった事実」認めるも「知事の強要ではない」と強調

アンケートにある、他の回答についても取材しました。

ことし3月、「尼崎の森中央緑地」で知事が出席したイベントでのことです。

【記者リポート】「アンケートにはこちらの授乳室が当日、知事の意向で専用の個室になっていたという告発が書かれていました」

事実関係を県に問い合わせると、「『授乳室・救護室』を知事が個室として利用し、女性が利用できなかった事実があった」と認めました。

一方で、「担当職員の間で個室を確保しようという話にまとまった。知事に強要されたわけではない」と強調しました。



■会見で 斎藤知事「詳細は個別に回答しない、仮定の話は答えられない」


22日の会見で、斎藤知事はそれぞれの疑惑について答えました。

【兵庫県 斎藤元彦知事】「丸尾議員のアンケートは詳細を見ていなくて、個別の回答は、現時点では控えた方がいいと思っていますが、『はばタンPay+』については、産業労働部がしっかり議論をして、『知事の写真を使うことになった』と、そういう提案をしていただいたと」

授乳室の個室利用については。

【兵庫県 斎藤元彦知事】「詳細は個別に答えることは控えたいが、担当部局が着替えるスペースを用意してくれた。その部屋が授乳室だったとは認識していなくて、結果的に県民の皆さんにご迷惑、ご不便をおかけしたのはおわび申し上げたい」

(Q.知事が否定してきた事実が認定されれば、政治的責任を取る考えは?)
【兵庫県 斎藤元彦知事】「これから第三者委員会を開催して、外部の有識者の観点から調査をしていくことになりますので、そこでまずしっかり調査をしていただくことが大事。今の時点では仮定の話には答えられない」

疑惑は、払しょくされるのでしょうか。


取材を受けた幹部職員は、県民のために組織風土が変わってほしいと訴えます。

【兵庫県の現役幹部職員】「本当に県民のために仕事をしているのか?とすごく感じます。色んな意見を交わす、意見を言い合える職場であってほしい。特定の人だけで物事を決めて動いていく県政はどうなのかなと思うので、そういう(意見を言い合える)県政になってほしいなと思います」



■「第三者機関の設置と、1対1でのコミュニケーションが大切」


斎藤知事は釈明していますが、「newsランナー」の番組コメンテーターでジャーナリストの鈴木哲夫さんはこのように考えます。

【鈴木哲夫さん】「ひとつは最初の対応です。この問題が出てきた時に、最初に第三者機関を作って、そこで客観的にチェックするべきでした。全国の自治体でも、色んな首長のパワハラやセクハラとか、色んなことが起きています。役所には、コンプライアンスというか、普通の企業ならある、ちゃんとやるという空気がないんですよ。選ばれたトップは有権者に選ばれた人だから、あんまり文句も言えないとか、ちょっと閉鎖的な感じがあります。だからそういう第三者委員会みたいな組織を作るっていうことが1つです。あともう1つ、知事に言いたいのは、コミュニケーションです。こういうことが起きたのだったら、そう言っている職員としっかりコミュニケーションをとるとか、できるはずです。間に何人も局長や部長などを置いて考えるのではなく、1対1で職員と話すコミュニケーションも発揮してもいいのかなと思います」

【関西テレビ 加藤さゆり報道デスク】「いろいろ問題を指摘されていますが、私がこれまでに取材をさせてもらった神戸市内の例えば特定妊婦さんを支援されている方にうかがうと、『斎藤知事に変わってから制度づくりが進んだ』とよろこびの声も当初、聞かれていました。だから、たくさんの功績があるのに、こういったことで台無しにならないようにしていただきたいと思います」

果たして実際はどうだったんでしょうか。独立性が担保された形での第三者機関での調査が待たれます。



(関西テレビ「newsランナー」2024年5月22日放送)


この目立ちたがり屋で、メディアに露出したい体質は、獅子座ラグナで、ラグナロードの太陽が3室で減衰し、3、10室支配の金星が3室に在住している配置と考えると納得できる。



メディアの3室が強調される為、目立ちたいのである。









通常、獅子座ラグナで、3、10室支配の金星が3室に在住する配置は、織田裕二と同じ主演俳優、スターの配置である。



だから、メディアに露出したいという欲求は分かるが、しかし、6、7室支配の土星と、蟹座で減衰する火星から傷つけられているので、皮肉なことに今回のようにパワハラの暴君として、メディアに存分に露出し、有名になる結果となった。



彼はもはや悪い意味で、スターであると言える。









彼は、2008年4月に新潟県佐渡市に出向し、以後、暫くは、離島の地方回りの仕事をしたはずである。



この時、ダシャーは、月/金星期で、マハダシャーロードの月は12室の支配星で、まさに地方の離島などに出向するような時期であった。



またその後も2009年~7年間、12室に在住する4、9室支配の火星期が続くため、その後も新潟県佐渡市に関わり続けた可能性が高く、佐渡島に思い入れが深いというのはそういう意味なのである。



おそらく、4室支配の火星が12室に在住している為、火星期には、自分がいつでも佐渡島に行けば使える別荘とか、家のようなものがあったのだと思われる。




兵庫県知事に初当選したのは、2021年7月18日で、ラーフ/土星期辺りである。



ラーフは2室に在住し、ラーフのディスポジターである水星は、2、11室支配で4室に在住している。




従って、兵庫県知事としての肩書き(11室)を得て、一国一城の主(4室)になったのである。





しかし、知事に当選した時に既にラーフ/土星期であったのであれば、彼は就任して直ぐに暴君ぶりを発揮して、批判を受けやすかったと思われる。



今もまだラーフ/土星期であり、土星は6室の支配星で、ラグナに在住し、10室と、10室の支配星にアスペクトしている。




従って、内部告発による激しい追及を受けたのである。




もし獅子座ラグナであるとすると、5、8室支配の木星が11室に在住して、5室にアスペクトバックしており、5-11の絡みで、学業(5室)の成果が資格(11室)として得られる配置であり、高学歴の配置である。



東京大学経済学部卒といった学業上の肩書はこの配置がもたらしたと考えられる。




獅子座ラグナの場合、トランジットの土星が2024年6月30日から水瓶座で逆行しており、牡牛座の木星と共に1つ前の6室山羊座にダブルトランジットを形成しており、現在は、批判されやすい状況の中にある。




2024年7月16日付の毎日新聞の記事によれば、現在、斎藤元彦・兵庫知事に対して、脅迫電話などがあり、公務中止となっており、批判の電話は、1000件以上かかって来ているという。




斎藤元彦・兵庫知事に脅迫電話 公務中止に 批判は1000件以上
2024/7/16 16:56 毎日新聞

 兵庫県の斎藤元彦知事が県職員へのパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題を巡り、斎藤知事は16日の定例記者会見で、自身に対する脅迫電話が県庁に寄せられていると明らかにした。安全面を考慮し、この日同県尼崎市内で予定していた視察を中止したという。

 斎藤知事は「先週から自身に危害を加える趣旨の…(略)



このように獅子座ラグナであると考えると、いくつかの経歴上のエピソードなどが説明できる。




結婚や子供の誕生など、より精度の高い情報によるものではないが、おそらく、獅子座ラグナで正しいと思われる。









AKが魂のチャートであるナヴァムシャで獅子座に在住する場合においては、人生の中心的試練は、人を統治したり、人に君臨したり、リーダーシップをとったり、指導を行なうことにあるという見解が、ジャイミニの技法にあるが、それが惑星の配置によっては、善性を敷く哲人皇帝になったり、人民に災いをもたらす暴君になったりするのである。



出生図のラグナが獅子座であることも、その本来の性質に伴った本性として、リーダーシップを発揮し、人を統治するということの中に重要な発達領域、自己実現の領域があると考えられる。




元々統治すること、支配することは、積極的で能動的な働きであり、獅子座の支配星であり、ピッタの性質を持つ太陽の特質である。




この太陽が、減衰して弱く、土星と火星から激しく傷つけられている為、善性を敷いて、人民から慕われるのではなく、悪政を敷いて、人民から怨嗟の声が噴き出している。




斎藤元彦は、暴君そのもので、バカ殿としか表現の仕方がないような獅子座ラグナに典型的な悪の統治者である。




元々統治という性質上、良くも悪くもない普通の統治というものはあり得ないのであって、良い統治と悪い統治という形で、極端に振れる傾向はあると思われる。




斎藤元彦は、獅子座ラグナの悪い統治の典型である。




斎藤元彦に対する内部告発文書は、2024年3月12日に配布されて公のものとなったが、ちょうどトランジットの木星が牡牛座に移動したのが2024年5月2日で、その2ヶ月前からその移動の効果が始まっていたと考えると、ちょうど3月頃に6室へのダブルトランジットの効果が始まったのである。




それが内部告発文書が出されたタイミングと合致する為、やはり、獅子座ラグナで間違いないと思われる。




因みに獅子座ラグナの場合、トランジットの木星は5、8室支配で、8室の支配星であり、それが牡牛座10室にトランジットすることで、8-10の絡みが生じて、仕事の中断という象意が生じるようである。




一見、5室支配の木星が10室をトランジットすることには悪い要素は無さそうに思えるが、やはり、8室の支配星が10室をトランジットする効果は、現れているようである。





舛添要一との共通点




舛添要一との共通点については既に述べたが、獅子座ラグナで、6室支配の土星がラグナに在住し、10室と10室の支配星にアスペクトしている点で、共通している。







舛添要一は、政治資金をめぐる公私混同疑惑、すなわち、政治資金での家族旅行や大量の美術品購入、子供のための漫画購入など私的流用疑惑で、2016年6月15日に東京都知事を辞任している。




この時のダシャーは、金星/ケートゥ/土星期で、マハダシャーロードの金星は6室支配の土星から傷つけられた10室の支配星で、アンタルダシャーロードのケートゥは、やはり、そのディスポジターである金星が、同じように土星から傷つけられた10室の支配星である。



そして、プラティアンタルダシャーロードの土星は、まさに6室の支配星で、10室と10室の支配星を傷つけている。




だからこそ、辞任したのであるが、斎藤元彦もやはり同じようにラーフ/土星期で、アンタルダシャーロードの土星の働きで、やはり、辞任を促す圧力に晒されている。




この圧力は、アンタルダシャーロードの土星期が続く、2025年3月半ば頃までは続くと思われる。




また土星が水瓶座で逆行する2024年6月30日~2024年11月16日まで続くと思われる。





舛添要一との違い



舛添要一の場合、辞任したのは土星から傷つけられているマハダシャーロードの金星期であったことである。




斎藤元彦の場合、現在、マハダシャーロードはラーフ期で、ラーフのディスポジターは2、11室支配の水星で4室に在住し、特に土星によるアスペクトを受けていない。




そして、水星は5室支配の逆行の木星からのアスペクトを受けて保護されている。




従って、トランジットの土星の水瓶座での逆行の時期を耐え忍び、また土星のアンタルダシャーが終わる2025年3月まで耐え凌げば、何とか逃げ切って、兵庫県知事の地位を継続出来そうに見える。












メディアに何と言われようと、今のように図太い神経で、知事のポストにしがみつく粘り強さを発揮し続ければ、メディアの追撃をかわし、知事の地位を守り抜くように思える。




それはマハダシャーラーフ期のディスポジターである水星が、4室で特に傷ついておらず、安定している為、長期的には、知事のポスト(王座:4室)を維持出来そうに見えるからである。




しかし、その時が来るまでは、メディアによって、その知事としての怠慢や罪が徹底的に絞り上げられるのである。





ジャイミニスキーム



ジャイミニのチャラダシャーでは、2024年11月15日から水瓶座のメジャーダシャーに移行し、2029年11月15日まで続くが、水瓶座から見て、6室支配のAmKの月が11室に在住しており、GKの木星、ラーフ、ケートゥからジャイミニアスペクトを受けて、傷ついている。



元々どのダシャーの時期にいたとしてもAmKの月は、GKの木星、ラーフ、ケートゥによって常に傷ついている。




11室に在住することは、知事を辞めるようには見えないが、この傷ついたAmKの11室への配置が、どういう結果をもたらすかである。




斎藤元彦が、兵庫県知事に就任したのは、2021年8月1日で、山羊座のメジャーダシャーの時期であった。










山羊座から見ると、5、10室支配のヨーガカラカで、PKの金星が10室でマラヴィアヨーガを形成し、そこに8室支配の減衰するAKの太陽がコンジャンクトしているが、この太陽はパラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮することが考えられる。



そして、このAKの太陽とPKの金星がコンジャンクトして、AK-PKのジャイミニラージャヨーガを形成し、更に獅子座に在住するDKの土星と相互アスペクトして、AK-DK、PK-DKのジャイミニラージャヨーガを形成している。



こうした3つのジャイミニラージャヨーガが10室に形成され、しかも10室には行政(政府)の仕事を意味する太陽が在住している。




従って、こうした強力な配置があるからこそ、山羊座のメジャーダシャーに兵庫県知事に当選出来たと思われる。




それが、2024年11月15日に水瓶座のメジャーダシャーに移行したらどうなるかである。




水瓶座から見た10室の支配星である火星が6室で減衰しており、敵を粉砕する配置も見られ、ヴィムショッタリダシャーでは、現在、マハダシャーがラーフ期で、ラーフのディスポジターである水星は4室で傷ついていない為、何とか逃げ切りそうにも見える。







暴君の配置



太陽が弱くて傷ついていることで暴君になった事例として、島田紳助のチャートが思い浮かぶ。







島田紳助の場合、太陽は火星から傷つけられており、またナヴァムシャでは減衰して、火星とコンジャンクトし、逆行の土星からアスペクトされている。




島田紳助は、自分が尊敬する人のことを女性マネージャーが呼び捨てにしただけで、その女性マネージャーの髪の毛を掴んで、唾を吐きかけ、頭を壁に叩きつけるような壮絶な暴力に及んだ。




自分が尊敬する人のことを低く扱われて、自分への自信や自己評価が揺らいだのである。




それで太陽を傷つけているのが主に火星である為、暴力という形で暴発した。




また島田紳助は、自信の無さを補う為か、暴力団との交友があることをちらつかせて、相手を威嚇するといったことを行なっていたようである。




中学時代に暴走族とかヤンキーがバックにいるということをやたらと吹聴し、優位な立場に立とうとする者がいたものだが、そういう人間の心理も全く同じである。




自分の自信の無さを補おうとする心理機制が働いていたと考えられる。




そして、もう一つの事例として、竹中平蔵のチャートも思い浮かんだ。





統治者としての適格性が疑われる配置






竹中平蔵のチャートでは太陽が、ラーフとコンジャンクトして傷つけられ、逆行の土星からアスペクトされて傷ついている。




またナヴァムシャでは太陽は、土星とコンジャンクトし、火星からアスペクトされて傷ついている。




このように太陽が、凶星から激しく傷つけられている場合、暴君となり、また大衆から批判されて、その権力の正当性が疑われる結果となる。




竹中平蔵の場合、構造改革と称して、日本を市場開放して外資の導入を促進し、非正規雇用を増やして、貧富の差を拡大した政策を批判されている。




そうして増やした非正規雇用を使って荒稼ぎするパソナグループのような派遣会社の会長に就任している。




こうした行政改革などの失政を強引に推し進めたことも暴君としての振る舞いに分類することが出来るかもしれない。




日本の愛国者からは、激しい批判を受けたが、太陽が傷ついていると、そうした批判を受けやすくなる。




つまり、批判を受けて、統治者としての適格性を問われることになる。





このように斎藤元彦のチャートの傷ついた弱い太陽を見て、そうした弱い太陽が何をもたらすかについての考察を深めることが出来た。





疲弊する部下たち



因みに斎藤元彦に対する内部告発とその後の対応により、既に2人の職員が自殺に追い込まれており、総務部長が体調不良を理由に病欠している。




側近の3人が離任するなど、職員たちの疲弊が目立っている。



兵庫県、病欠の総務部長が異動 知事の側近3人離任
2024年8月16日 11:12 日本經濟新聞

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、県人事課は16日、体調不良を理由に病欠している井ノ本知明総務部長を19日付で総務部付に異動させる人事を発表した。辞職した片山安孝前副知事、自ら降格を申し出た小橋浩一前理事に続き、知事側近の離任は3人目となる。

県人事課は井ノ本氏本人から「重責である現役職の職務を遂行することが、心身ともに困難」として異動願が出ていたと説明した。

井ノ本氏の後任には有田一成総務部次長兼秘書広報室長が就く。若者や子育て世帯の県内定着をめざす斎藤氏肝煎りの政策を担当してきた小橋氏の後任には、総務省出身の稲木宏光財務部長を充てる。いずれも19日付で、混乱が続く県政の立て直しを狙う。

井ノ本氏は秘書広報室長、県民生活部長などを経て、4月から総務部長に就き、斎藤氏のパワハラ疑惑などを告発した前西播磨県民局長の内部調査などにかかわってきた。7月下旬から休んでおり、出席予定だった8月1日の県議会特別委員会で服部洋平副知事が「総務部長は体調不良で当面出勤が困難」と説明していた。


これは、斎藤元彦の出生図で、月から見た6室支配の金星(部下)が、減衰する太陽とコンジャンクトして傷つき、更に土星と火星によってアスペクトされて傷ついている為である。




現在、斎藤元彦の元には、辞職を求める県民の苦情が殺到し、それに対応する県職員は、疲労困憊しているという。





【2024/8/23追記】

その後の百条委員会のアンケートで兵庫県知事の斎藤元彦が、手土産として渡された蟹を断った随行職員の分まで持ち帰ったり、スポーツメーカーとの面談で、靴が欲しいと発言したり、皮革工場の視察で高級革ジャンを欲しがり、断られるといった過去の新たな事実についても判明したようである。

兵庫県知事、「カニを職員の分も持ち帰り」「カキ独り占め」か…職員アンケートに複数の記述
2024/08/22 05:00 讀賣新聞オンライン

百条委による職員アンケに記載

 兵庫県の斎藤元彦知事が内部告発された問題を受け、県議会の百条委員会が実施した職員アンケートの中間報告に、斎藤知事がカニやカキなど、複数の贈答品を受領したとの新たな疑惑が記載されていることがわかった。一方、社会通念上理解される範囲内として擁護する意見もあった。

 アンケートは7月31日~8月14日、職員約9700人を対象に実施した。中間報告では、5日午前9時までの回答(4568人分)を集計。斎藤知事が贈答品を受け取っているとの疑惑について、見聞きした人の合計が20・7%(946人)だった。

アンケートの自由記述欄では、前県西播磨県民局長の男性職員(7月に死亡)が3月中旬に報道機関などへ送付した告発文書で示された以外の、新たな疑惑が記載されていた。

多かったのが、県北部の但馬地方で、カニを受領したとの内容だ。「出張した際、手土産として用意されたカニを随行職員が断ったにもかかわらず、斎藤知事が他の職員の分も含めて持ち帰ったと聞いた」などの記述が複数あった。このうち1人は「現場にいた人から聞いた。人の分まで持ち帰るのはいかがなものか」と疑問を呈した。

 県北部への出張については昨年、知事が希望しているとして、旅費の規定を超える城崎温泉の高級旅館が手配され、実際に知事が宿泊したとの記載があった。

 他にも、▽養殖業者からカキをもらった際、独り占めして全部自宅に運ばせると聞いた▽スポーツメーカーと面談した際、メーカーが新たに開発したシューズについて、「その靴欲しいです。白い靴が欲しいです」などと発言した面談記録を読んだことがある▽皮革工場を視察した際に、高級な革ジャンを所望したが断られたと聞いた――などの情報が寄せられた。

 知事の贈答品の受領については、「社交儀礼レベルを超えていたのでは」など、厳しい意見が相次いだ。

「社会通念上の範囲なら」擁護の意見も

一方で、「地元産品をPRすることは他自治体でもある」「高価ではない特産品、手土産であれば、知事以外も含め、社会通念上の範囲で受け取っている事例は多くあると思われる」など、斎藤知事を擁護する意見も複数あった。

 斎藤知事はこれまで、男性職員が告発文書で指摘した贈答品の疑惑について、「個人的な受領はない」と否定している。

 今年7月には、県西部の上郡町の職員から2022年11月に特産のワイン2本が届けられたことが判明。斎藤知事は記者団に受領を認めた上で、「私が飲ませていただき、素晴らしさをPRするのは県の産業政策としてやるべきだ」と述べ、問題ないとの認識を示した。


例えば、かつて舛添要一が東京都知事に就任していた頃に都庁のトイレットペーパーが無くなるといった事件が発生し、舛添要一が持ち帰っていたのではないかとする疑惑が報じられた。


舛添要一の厚生労働大臣時代にも急にトイレットペーパーが減ったと、職員たちの間で噂になったという。


杉村太蔵 舛添氏の厚労相時代の“噂”暴露「トイレットペーパーが…」
2016年5月28日 16:17 スポニチアネックス

元衆院議員でタレントの杉村太蔵(36)が、28日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜前11・55)に出演。国会議員として厚生労働委員会に所属していた時の厚生労働大臣が、現在政治資金の公私混同が問題視されている舛添要一都知事(67)だったとし、同氏にまつわる当時のエピソードを披露した。
 番組では「徹底解剖」として、疑惑がわき出る舛添氏を特集。07年8月に厚生労働大臣に就任した際、杉村も厚生労働委員会に所属していたとして「この中で最も舛添要一を知る男です」と豪語、当時の“噂”を紹介した。「この人ほど、ドケチという言葉が当てはまる人はいない」と切り出すと「厚労大臣に就任してから、急にトイレットペーペーが減ったと職員たちの間で噂になった」と暴露。「ちょっとでも経費で落とせるものは落とそうということ」と、当時から指摘されていたセコさをぶちまけた。

 また舛添氏が1986年に片山さつき参院議員(57)と2度目の結婚(89年に離婚)をしたことについては「こんなにフィーリングが合わないのに、どうして結婚したのか」と語るなど、当時の夫婦の関係性にも言及。厚労相の就任が決まった時、片山氏が「厚労相は女性の活躍や家庭のことなどに関連する大臣。あんなのに務まるワケがない」と激怒し、任命者の安倍首相を怒鳴りつけていたことをぶっちゃけた。杉村は「あの時のブチ切れ具合と言ったら…。3年間の夫婦生活がよっぽどひどかったんでしょうね」と話すなど、終始あきれた表情だった。

ケチで、貪欲で、セコいという点で、斎藤元彦と舛添要一の行動パターンが非常に似通っていることが興味深い。



これはやはりラグナに在住する6、7室支配の土星が大きな役割を果たしていると考えられる。



備忘録として、この新たな事実についても付け加えておきたいと思う。



この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA