『小池百合子の真実 - 学歴詐称疑惑を出生図から読解する - その2』の中でじっくり検討した所、今回の都知事選では、小池百合子が再選するという予測をした。
知人から連絡があり、小池百合子のナヴァムシャ(D9)やD11には、ムクタヨーガ(Mukuta Yoga)が形成されているので、そういう配置も小池百合子の当選を意味しているのではないかということだった。
マークボニーの”Graha Yogadeepika:Light on Planetary Combinations volume one” のP193にムクタヨーガ(Mukuta Yoga)に関する以下の記述があるという。
Mukuta means “Crown” and is another highly favorable yoga involving the Moon and Jupiter. The simple definition is Jupiter falling in the 6th or 8th house from the Moon in its own or exaltation sign. As the name implies, the result is that one will “wear the crown.” Metaphorically speaking this means that a person achieves great renown and a high position in their field of endeavor and wins awards and honors. ムクタは「王冠」という意味で、月と木星が絡んでいるもう一つの非常に好ましいヨガです。簡単に定義すると、木星が定座もしくは高揚の座にある月から6室または8室に位置していることです。その名が意味するように、結果は “王冠を着る “ということです。比喩的に言えば、これは人が偉大な名声と努力の彼らの分野で高い地位を達成し、賞や栄誉を獲得することを意味します。 (「Graha Yogadeepika:Light on Planetary Combinations volume one」P193より引用抜粋) |
ムクタヨーガの定義は、定座もしくは高揚する月から見て木星が6室また8室に在住している場合に成立するヨーガである。
確かにナヴァムシャでは月が高揚し、木星が6室天秤座に在住しているので、ムクタヨーガが成立しており、D11では月が牡牛座で高揚し、木星が8室で自室に在住している。(更に月は高揚するラーフとコンジャンクトしている)
私もこのD11の配置から彼女がカイロ大学の卒業資格を普通でないやり方で取得するなど、尋常ではない配置を象徴するものではないかと思えたが、この配置で、ムクタヨーガという定型のヨーガが成立していた。
ムクタというのは”王冠”という意味だそうだ。
都知事に就任することの象徴に相応しいと言えるかもしれない。
因みにマークボニーも言及しているようだが、ムクタヨーガはサカタヨーガに非常に似ている。
サカタヨーガは、木星がケンドラ以外のハウスに在住し、月から6室、8室、又は12室に在住している場合に成立するヨーガである。
サカタヨーガが成立する場合、貧困で永続的骨の折れる、全ての人に嫌われて永久に不安定な運勢がもたらされるという。
似ているが、1つ大きな違いというのは、月が定座もしくは高揚しているという強い配置にあるということである。
月が強ければ、サカタヨーガに含まれてしまうかもしれない配置が、ムクタヨーガに転換するということである。
小池百合子は、D9とD11以外にもD7やD10でも月が高揚している。
その為、月が非常に強いということができる。
月が強いというのは主婦から人気が出たり、母性的な強みが出て来る配置である。
小池百合子は、会社の重役や外国の要人などに付き添って世話をする仕事をずっと実践してきている。
地位が高そうな年配の人間を見つけると自分から積極的に歩み寄って、アプローチを始める。
その為、小池百合子は、オヤジ殺しの異名を持っている。
政治家が好きなタイプの女性は以前、河合なお子が1位であった。
母性的で献身的な女性がやはり好まれるのである。
小池百合子もそうしたスキルを持っており、ある意味、会社の重役、政治家、外国の要人接待のプロフェッショナルと言えるかもしれない。
嘘をついたり、道徳的には問題があるが、そのような分野では極めて高いスキルを磨いてきた専門家ということになるかもしれない。
一歩間違えば、サカタヨーガに転落するムクタヨーガは、まさに小池百合子にぴったりのヨーガであると言ってもいいかもしれない。
現在、小池百合子は、マハダシャー木星期に入った後のセカンドアンタルダシャーに入っている。
こうしたムクタヨーガは、木星と月によって形成されるヨーガである為、ダシャーの木星は、このヨーガから強さを引き出していると考えることができる。
ダシャーの惑星が特定のヨーガによって強さを引き出していることは、都知事に当選できるかどうかといったことを判断する場合に極めて有効であり、決定的な役割を果たすことになる。
私自身も色々と分割図を見たが、やはり、こうしたヨーガが見つかるというのは、より容易に判断を下すことができるポイントになってくる。
例えば、ダシャムシャでも月は高揚しており、木星と相互アスペクトして、ガージャケーサリヨーガを形成しており、ダシャーの木星は、ヨーガから強さを引き出していることが分かる。
最近、見始めているD150チャートでも月は、定座に在住し、木星とガージャケーサリヨーガを形成している。また木星は高揚する太陽と相互アスペクトして、スーリヤグルヨーガを形成している。
やはり、ダシャーの木星は、ヨーガから強さを引き出しているという判断になる。
このように見てくると、小池百合子の木星期は、非常に強そうである。
だから木星期に都知事になることが出来たのである。
そして、本来、卒業していないカイロ大学の卒業資格が、エジプト大使館を経由して、再度、確認された。
(小池百合子は、最初のうちは学歴詐称していたと思われるが、この卒業資格が、いつの段階で与えられたのかは、極めて謎であり、興味深い)
まだ木星期が始まったばかりであるのにこの木星の強さの効果が発揮されないとは考えにくいのである。
山本太郎のダシャムシャと現在のダシャー
因みに山本太郎のチャートも十分強く、もし現在、金星/ラーフ期であれば、ラーフはダシャムシャのラグナに在住している可能性はある。
そして、ラーフのディスポジターである木星は8室で高揚し、月との間で、ガージャケーサリヨーガを形成している。
マハダシャーの金星は、6室支配で12室に在住して、ヴィーパリータラージャヨーガである。
金星/ラーフ期は、十分に強いのだが、但し、山本太郎は、既にれいわ新撰組を起ち上げて、党首として、国会議員を2人国政に送り込んだという成功を金星/ラーフ期になってから収めているので、それに発揮されたと考えることができる。
今現在は、れいわ新撰組の党首として、党を運営し、政治活動を継続していくことで、その上昇の恩恵は日々掴んでいるのである。
トランジットがトリガーとして機能していないことから、おそらく、今回はダシャーの強さの効果を掴む時ではないのである。
そのように色々見て来て、やはり、今回は、小池百合子が当選し、山本太郎が落選するのではないかと予想している。
但し、山本太郎は、今回は特に当選しなくてもいいのである。
今回、選挙に出た目的は、当選しなかったとしても、れいわ新撰組の政策をアピールし、またメディアで報道されて、注目度を高めることを狙っているのではないかと思われる。
つまり、次の衆議院選のための選挙である。
NTTから国民を守る党・党首の立花孝志氏もそのような目的で、あちこちの選挙に出馬している。
コメント
コメント一覧 (5件)
サカタヨーガですが、海外のサイトを検索してたら、
起点が木星になってて、木星から月が6室か8室だと、書いてありました。
また、月、木星に関係なく、
1室7室に全ての天体があると、それはサカタヨーガになる、と。
それで、キャンセルは、
①月がラグナからケンドラ
②月が満月
③月が高揚か本来宮
(この場合は、キャンセルされ、さらにムクタヨーガになる)
④月がラーフとコンジャンクト或いはアスペクトされる
⑤月が火星からアスペクトされる
⑥木星のシャドバラ(って何でしたでしょうか…(汗))が月より高い数値
これは正しいですか?
ネットから出所が分からない情報を仕入れても混乱が深まるかもしれません。
私にはその海外のサイトの情報が正しいのか判断がつきません。
ヨーガについては、K S Charak氏の『elements of vedic astrology』という本を参考にしています。
あるいはマークボニーが出している書籍で調べた方がよいと思います。
ありがとうございます!
堀江貴文のD1
小室哲哉のD1
秋篠宮佳子内親王殿下のD9
秀吉先生は過去記事にて、小室のマハダシャー木星期を解説されてます。http://www.kanteiya.com/column/08/1119.htm
小室のマハダシャー木星期が絶頂期だったのは、
一、木星が8・11Lで6Hでヴィーパリータラージャヨーガを形成。
二、ムクタヨーガを形成。
三、ラグナ・月から見て6・7・8Hに木星・金星・水星が並び、アディーヨーガを形成して、木星も含まれている。
の三つが主な原因だと思われます。
堀江貴文が何故、あれ程、跳躍したのかを考えると、本来、強い木星がアディヨーガによって、そこから強さを引き出しているからだと思えます。木星が6室に在住しているマイナス要因などを気にする必要がない程、そのヨーガの強さの方が際立ってしまうということかもしれません。
ヨーガの中でもヴィーパリータラージャヨーガに似て、本来、悪い配置が無効になって、逆に上昇をもたらすようなニュアンスを感じます。サカタヨーガと配置において紙一重であるという所からもそのように感じます。