ラグナ修正のチャンス

先日、Kさんから連絡を頂いて、最近の出来事に関する時系列を頂いた。


Kさんは、出生時間が曖昧で、ラグナが不確かであるが、本人は、蠍座ではないかということで、それで以前、私に鑑定依頼があり、やりとりが始まったのである。





私の教材を購入して頂いており、有料のメルマガのサポートもしていた為、正しいラグナはどこかということで、定期的にやり取りをしていた。


途中で、天秤座ラグナではないかという見込みになったが、本人はまだ納得できない様子で、蠍座ラグナと天秤座ラグナの両方の検討を継続している状態であった。


そんな状況の中、最近、土星が山羊座から水瓶座に移動した直後である為、そういうタイミングは、ラグナ修正のチャンスである。


土星のハウスの移動は、明確に体感できるほど、良く出て来る。


現在、進行中の変化として、体感できるので、過去の出来事を検証していくよりも、ラグナが、天秤座で正しいことが実感できるのではないかと思った。





そこで、Kさんの最近の出来事と、トランジットの土星の関係を検討してみて頂いた所、天秤座ラグナで正しいことが分かった。



【過去の時系列】

2020年1月24日 土星 やぎ座 住まいに関する話が出る。
2022年2月3月 家や暖房などのトラブル多発
2022年3月   宗教に傾倒する トランジット木星双子座アスペクトのせいか
2022年6月ごろ やたら開業したくなり占いで開業届を出してしまう おそらく蠍座へのダブルトランジットのせい
2022年4月13日 前立腺が酷くなる 木星魚座へ移動
2022年4月29日以降~7月13日まで トルコ語を始める 土星水瓶座
2023年1月18日以降 ロシア語学習内容に変化生じる 土星水瓶座


私が決定的に重要だと思ったのは、土星が水瓶座に移動してから、トルコ語やロシア語を学習していることである。



通常、語学の学習などは、誰もが行なう訳ではない。



余程、好きな人でないとしないものである。



語学を学習していて楽しいと思えるだけの才能も必要である。(その学習が楽しいと思えることは立派な才能である)



天秤座ラグナであれば、4、5室支配の土星が、5室でムーラトリコーナの座にあり、9、12室支配の水星と相互アスペクトしている。



水星はコミュニケーションの表示体であり、語学に関連する惑星である。







然し、決定的に重要なのは、やはり、語学を学習して、通訳や翻訳者になる方の典型的な配置は、5室にケートゥが在住している配置である。



この配置の方で、通訳や翻訳者にならなくても一度、習ったことがあるという方は多い。



然し、経験していくうちに分かったことは、ケートゥが最もそれに適しているが、ラーフが5室に絡んだ場合でも外国語に対する興味や縁をもたらすようである。



おそらく、それはラーフ/ケートゥ軸という形で、ケートゥの影響もあるからだと思われる。



Kさんがもし天秤座ラグナの場合、5室支配の土星に一見、ケートゥやラーフ/ケートゥ軸が絡んでいないように見えるが、よく見れば、5室支配の土星は、ラーフを支配星とするシャタビシャーに在住している。



シャタビシャー自体が、ラーフの影響を意味するが、更に見ていくと、同じラーフを支配星とするアールドラーにラーフが在住し、ラーフ/ケートゥ軸の影響を受けている。



因みに同じ支配星を持つ別々のナクシャトラに惑星が在住している場合、その惑星同士は影響し合うのである。



こうした認識は、ジェームス・ケラハー氏から教わった最も重要な観点の中の一つである。








従って、5室支配の土星は、ラーフ/ケートゥ軸の影響を強く受けており、それで語学への興味、関心、学習意欲などをもたらしたのである。



通常は、英語ではなく、トルコ語やロシア語など、非常にマニアックな言語を学習するということは余程、それに適した配置がなければしないはずである。



(※因みにラーフとケートゥは、5室目や9室目にもアスペクトするという観点があり、例えば、マークボニーはこの観点を採用している。ジョーティッシュの海外文献を読むと、ラーフとケートゥが、5室目や9室目にアスペクトする観点というのを普通に使っている。私は使っていないが、この観点を使うと、土星は、ラーフからアスペクトされており、土星はシャタビシャー(ラーフ)に在住して、アールドラーのラーフ/ケートゥ軸の影響を受け、更にラーフからアスペクトされていることになり、5室へのラーフの影響が濃いものになってくる。)



そして、そうした惑星は、ダシャーにおいても連携する。




例えば、Kさんがシャタビシャーに在住する土星期にあるとすれば、同じラーフを支配星とするアールドラーに在住するラーフと火星の支配と在住の象意も経験するのである。



4、5室支配で5室に在住し、9、12室支配の水星と相互アスペクトする土星期は、これらの惑星の絡みを経験するばかりでなく、天秤座ラグナから見て、2、7室支配の火星、9室在住のラーフ、そして、ラーフとコンジャンクトする1、8室支配の金星、そして、ラーフは、ディスポジターが結果を与えるということから、ラーフのディスポジターである水星の象意なども経験すると考えられる。




Kさんが蠍座ラグナである場合、5室は空であり、5室支配の木星は7室牡牛座に在住し、9室支配の月とコンジャンクトしている。



木星と月は、それぞれ、クリティッカー(太陽)と、ムリガシラー(火星)に在住しており、ラーフ/ケートゥ軸の影響が確認できない。



もし蠍座ラグナであったら、4室水瓶座に土星が移動するタイミングは、語学でなかったとしても、学習自体に興味を持つタイミングとは言い難い。



通常は、家の購入や、引っ越しとか、家の模様替えなど、家のことがテーマになるタイミングである。








従って、そもそも語学に興味があるということと、語学の学習を行ったタイミングの2点を検討すると、天秤座ラグナで間違いないということが確認できた。



それだけではなく、例えば、今回、頂いた時系列を確認すると、全て天秤座ラグナであることはあまりにも明らかである。



おそらくKさん自身がそのような観点で、天秤座ラグナを前提とした検証をしてくれた面もあったと思うが、土星が4室山羊座をトランジットしていた時に住まいに関する話が出たり、家や暖房などのトラブルが多発したり、2室蠍座へダブルトランジットしたタイミングに起業に関心を持ったことなどがそうである。



前立腺の疾患は、前立腺の表示体が、7室や金星であることを考えると、7室支配の火星がラーフ/ケートゥ軸と絡み、金星がラーフ/ケートゥ軸と、2、7室支配のマラカの火星とコンジャンクトしていることが関係していると思われるが、火星は月から見ても7室の支配星である。


そして、ラグナから見ても月から見ても7室には土星がアスペクトしている。


従って、2022年4月13日頃、水星/水星/金星期で、プラティアンタルダシャーが傷ついた金星の時で、土星が水瓶座に移動する2ヶ月前を既に切っており、水瓶座への移動の効果が始まったタイミングで、ラグナと月から見た7室に土星がアスペクトの効果を発揮したタイミングで、前立腺に問題が出たと考えられる。



既に7室にはラーフがトランジットしており、土星のアスペクトで、2つの凶星からのアスペクトを受けており、そうしたタイミングがトリガーになったことが考えられる。



そして、マハダシャーロードの水星も7室をトランジットしていたことも注目される。



このように長い間、はっきりしなかったラグナが、このタイミングで、確定し、認識が非常にクリアになった。








ジョーティッシュの学習は、自分のラグナが分からないうちは、非常に曖昧漠然としているが、ラグナが分かり、日々の出来事を検証できるようになると、その恩恵というものは、非常に大きい。



毎日の出来事の検証が、フィールドワークとなり、1日24時間、365日、惑星の位置を考えていくだけで、知識がどんどん積み重なっていく。



自分自身のラグナが分からないことは、学習上の大きなハンディキャップである。



そうした意味では、Kさんのラグナがはっきりと分かって良かったと思っている。



これは、1年間、Kさんとやり取りしてきた成果であり、最初に天秤座でも蠍座でも解釈可能な出来事も多かった為に余計な時間がかかってしまった印象である。



実際には、これをある程度の時系列を頂いて、依頼があった時に全て、結論を出さなければならないのだが、今回は、非常に長くかかってしまった。



それは、Kさんが最初にご自身のラグナが、蠍座ラグナではないかという強い意見を持っていたことと、最初の鑑定時に十分な時系列が存在しなかったことも大きかった。



Kさんと多くのやり取りをする中で、徐々に過去の時系列が明らかになっていき、そして、今回頂いた最新の時系列が、非常に参考となった。



そして、今回、これで間違いないと思える結論を出すことが出来た。




天秤座ラグナであれば、土星は4、5室支配のヨーガカラカで、9、12室支配の水星と相互アスペクトしており、論理的に考える才能を表しており、またラグナロードの金星が9室双子座に在住することは運命学や精神世界への興味関心を表していると考えられる。




元々、ラグナを継続的に検証し続けて、ジョーティッシュの学習に強い意欲を持ち続けていることは、こうした配置が示していたのである。



因みにラグナが天秤座の最後の度数であれば、ヴィシャーカーの第3パダであり、蠍座の最初の度数であれば、ヴィシャーカー第4パダであり、ナヴァムシャのラグナも双子座から蟹座に変化する。



蟹座ラグナだと、ナヴァムシャで、6室に惑星集中することになり、多くの人間を管理支配できるパーソナリティーということになって来るが、そうした事実は、確認出来なかった。



ナヴァムシャのラグナが蟹座かもしくは双子座かという観点をセットにして、出生図のラグナを検討することも行なったが、出生図のラグナは、出生図だけで検討することが可能である。



Kさんの学習、研究が更に進むように願っております。




この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 示し合わせたようなコメントで恐縮ですが、自分のナヴァムシャのラグナが天秤座か蠍座で、ここ一年曖昧でした

    母子手帳の時刻だと蠍座ですが、天秤座の可能性も捨てきれなかったのです

    ただ蠍座ラグナだと実感する出来事があり、4室水瓶座に土星が移動してから、片付けや断捨離をしたくてたまらなくなり、図書館で何冊も片付けの本を借りて、家の中や外などあちこち片付け、清掃センターに何度も通っているので、蠍座ラグナで合っていたことを実感しています

    また2室に土星があったとき、情報発信で起業していました。情報発信だったので、天秤座ラグナから三室の意味か曖昧でしたが、片付けの現在がハッキリさせてくれました

    ちなみにラーシで五室にケートゥがあります。語学に興味はありませんが、小さい頃から自分の意思とは関係なく英語を習う機会が多く、外国でも単語ぐらいなら通じる程度です
    • 片付けや断捨離をしたくてたまらなくなり・・・というのは4室に土星がトランジットしているということでいいと思います。
      また土星が2室をトランジットしていたのであれば、起業したくなるタイミングということで合っています。
      蠍座ラグナでいいのではないでしょうか。
      5室にケートゥが在住している時に語学を習う機会があるということもそうした形で現れます。
  • 水星からみた5室にKeがあることも、語学学習への興味を示しているような気がしますね。

    私も5室にRaがあり、Ve-Ke期に翻訳に関連する仕事につきました。しかし、その後Su期に移り、2年ほどで翻訳の仕事は辞めてしまいましたが。
    • 確かに教育の表示体である水星から見た5室にケートゥでも語学の才能があるということで説明できますね。

      それはナヴァムシャの水星から見た5室にも言えるのかもしれません。

      それを考えると、天秤座ラグナから見た5室の支配星が、シャタビシャーに在住し、アールドラーにラーフが在住している配置の重要度が多少下がる可能性がありますが、

      それら全ての複合として、現れたと思います。

コメントする

CAPTCHA