フランクリン・ルーズベルトと共産主義 ―日本はコミンテルンに敗北した-




現在、土星が水瓶座を通過しているが、土星は星座を出ていく最後のタイミングで最大の力を発揮する。


土星は、今年2023年1月18日前後から水瓶座に移動したばかりで、水瓶座の12°付近で、逆行しており、まだ水瓶座で本当の力を発揮していない。


来年の各国の新月図では、土星と火星が水瓶座に在住している為、水瓶座の組織化する力が、人類社会に大きな影響力を発揮する。


それは吉と出るか凶と出るか、これは非常に予断を許さない状況となっている。


現在、ウクライナ戦争が戦われており、これはNATOとロシアの代理戦争であると言われている。


実際、第三次世界大戦と言ってもいいのである。


形の上では、ウクライナとロシアの戦争ということになっているが、明らかにNATOとロシア、アメリカとロシアの戦争である。


この戦争が終結する時に新しい世界秩序が構築される。


最近、フランスで、フランスのパリ郊外で17歳の少年が警察官に銃で撃たれて死亡した事件をきっかけにフランス全土に暴動が拡大するが、フランス諜報機関の識者によれば、フランス革命と同じぐらいの規模らしいのである。


つまり、革命がいつ起こってもおかしくない状況にある。


以前から書いているが、水瓶座は共産主義の星座であり、共産主義という形を取らなくても、平等でリベラルな政治姿勢を示す星座である。


自由と平等(正義)を追求する政治思想は、リベラル左翼という言葉で呼ばれたりもする。


但し、リベラルという言葉自体は、「自由主義」という意味であり、資本主義の中で、利益を極大化しようとする人々もリベラルということになってしまう。


リベラルは、本当は、非常に広い概念であり、個人の自由や民主主義や社会的な連帯や平等を推進するという意味もあれば、平等という思想が抜け落ちていて、自由に商売し、利潤を追求できる資本主義的を礼賛する思想もリベラルと呼ばれたりする。


然し、通常、よく使用されているリベラルの意味は、個人の自由と平等(正義)、民主主義、人々の連帯や協力などの価値を強調したものである。


共産主義や社会主義、リベラル左翼的スタンスは、全て、水瓶座の表現である。



先日、2023/7/12付けの記事『小野龍光 -年商100億円超えの実業家から出家へ』の中でもリベラル左翼的な政治スタンスを持ち、平等に強い関心を持つ人々は、必ず水瓶座に惑星が在住しており、水瓶座が強調されていることについて言及した。


それは、アメリカにおけるリベラル思想の元祖である『正義論』のジョン・ロールズ、マルクス主義研究家で環境問題について言及し、資本主義や市場原理を凶弾する斎藤幸平、そして、消費税の廃止を訴えて、社会的弱者への再分配を主張する山本太郎、そして、インドで不可触選民たちへの差別を解消する為にこれらの人々のヒンドゥー教から仏教への改宗を推進してきた佐々井秀嶺氏など、様々な人々の事例で、検証した。


そして、そこにもう一人挙げたいのである。






第二次世界大戦で、日本との戦争において重要な役割を果たしたフランクリン・ルーズベルトである。





チャートを作成すると、ラグナロードで、10室支配の水星が6室水瓶座に在住しており、明らかに水瓶座に関係する人物である。



因みに最近、米保守派の最新歴史研究として、日本はアメリカのルーズベルト政権内のコミンテルンのスパイによって、日米開戦に導かれたとする研究成果が出ている。


例えば、『日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ (ワニの本)』といった本など、様々な本でもそのことが紹介されている。







アメリカ合衆国陸軍情報部と、イギリス政府暗号学校が協力して行った極秘暗号電文解読プロジェクトによって、ソ連と米国内のソ連スパイとの間で交わされた暗号電文が解読され、それらはヴェノナ文書と呼ばれるが、フランクリンルーズベルトの政権内に数百人単位のソ連のスパイが存在していたことが分かっている。


ベノナ

(略)1930年代から第二次大戦後の1940年代末までに米国国内の政府機関、諜報機関、軍関係、民間組織などに数百人単位のソ連のスパイ、スパイグループ及びスパイネットワークが存在し、当時の米国政府の政策や意思決定をソ連有利に歪め、世論などがこれらの様々な工作活動によって多大な影響を受けていた間接侵略(シャープパワー)の可能性があることが明らかになった。

(wikipedia ベノナより引用抜粋)

例えば、アメリカが日本に最後通牒を突き付けて、日本が真珠湾侵攻に踏み切るきっかけを作ったハル・ノートの原案を作成した人々に、当時、フランクリン・ルーズベルトの下で、財務長官であったハリー・デクスター・ホワイトなど、後にソ連のスパイと判明した人物が含まれていた。




ハリー・デクスター・ホワイト



民主党のフランクリン・ルーズヴェルトは、1933年に大統領に就任すると、11月には、共和党の反対を押し切って、真っ先にソ連承認を実施し、容共的な姿勢をとっている。



フランクリン・ルーズベルトは、、1933年3月4日 ~ 1945年4月12日まで、アメリカ史上で唯一4選し、長期に渡って、大統領を務めている。



この間、ルーズベルト政権内に存在したソビエト連邦のスパイたちが、対日戦略を練っていたのであり、その基本戦略は、ソビエト連邦が有利になるように米国と日本を開戦させるというものだった。



日本は、コミンテルン(共産主義インターナショナル)の掌の上で、踊らされていたのである。



つまり、ラグナロードで、10室支配の水星(知性の表示体)が水瓶座に在住する配置は、ルーズベルト自身が、共産主義に対して親近感を持つこと、その為、ソビエト連邦に対して、容共的で、世界秩序の為に戦う同志のように見なしていたことを示している。



そして、ルーズベルトの職場(政権内)には、水瓶座が表わす共産主義的な思想や理想を保持する人々(スパイたち)で溢れていたことを示している。





-日米開戦は、蟹座(民族主義、国家主義)と水瓶座(共産主義)との戦いだった-


因みに当時の日本は、大日本帝国憲法公布時(1889年2月11日)の建国図であり、以下のように魚座ラグナのチャートとなる。





これを見ると、1924年9月から蟹座に在住するマハダシャー土星期に移行しており、この頃から、民族主義、国家主義、軍部主導の軍国主義が台頭したことが分かる。



1936年2月26日に陸軍青年将校が蜂起して、政府要人を襲撃する2.26事件が起こっていることからそれが分かる。



この事件をきっかけに日本が本格的に軍国主義に入っていったと言われている為、これは蟹座の土星の象意に一致している。



そして、この蟹座の土星に対して、強いのが、蟹座から8室目に在住する水瓶座である。





水瓶座は上述したようにルーズベルトのチャートのラグナロードで、10室支配の水星が水瓶座に在住していることが象徴するようにルーズベルト政権内のコミンテルンのスパイを表している。


 
そのコミンテルンの世界戦略の中で、日本は踊らされ、日米開戦に誘導されたのである。




そして、蟹座は水瓶座に勝てず、操られるため、まんまと、日本はコミンテルンの策略に引っ掛かり、勝ち目のない日米開戦に突入していくのである。






そして、1943年9月になると、日本の建国図では、マハダシャー水星期に入っていくが、水星は、4、7室支配で、6室支配の太陽と共に12室水瓶座に在住している為、こうした水瓶座のコミンテルンの勢力によって、領土を損失し、敗戦に導かれたのである。




従って、このルーズベルトの1、10室支配の水星が水瓶座に在住する配置からは、日本の軍国主義(蟹座)が、フランクリン・ルーズベルト政権内の共産主義(水瓶座)に敗北したことを意味している。






ロシア連邦は2024年2月移行どうなるか -マハダシャー木星期に移行した後のロシアの価値観-



プーチンのロシアが、もし米国のバイデンの罠にはまったのであれば、ウクライナ戦争というのは、第二次世界大戦における枢軸国と連合国の戦いに似ている。




枢軸国側が、ソ連、中国、イラン(あるいは北朝鮮)であり、連合国側が、米国を中心とするNATO諸国、ウクライナ、そして日本である。




今回は、日本は、連合国側に入っている。




ここで注目すべきは、大日本帝国建国発布時の日本の建国図では、敗戦に近い1943年9月から水瓶座に在住する水星期に入り、実質的に日本の軍国主義が瓦解し、連合国側の管理下に入ったことを物語っている。



この後、日本はアメリカの占領下に置かれ、蟹座、蠍座、魚座など水の星座の価値観を体現する国粋主義者、軍国主義者は徹底的に公職から追放される。




そして、日本は米国の占領下で、大日本帝国憲法を日本国憲法に書き換えられ、そこには、男女平等や財閥の解体など、水瓶座-双子座-天秤座の風の星座の価値観が取り入れられたのである。







そして、ロシア連邦のチャートを見ると、2024年2月13日からマハダシャー木星期に移行するのだが、ちょうど大日本帝国建国発布時の日本の建国図で、蟹座の土星期から、水瓶座の水星期に移行したのと同じようにロシア連邦のチャートでは、山羊座のラーフ期から、双子座の木星期に移行するのである。



ラーフは山羊座5室に在住し、ディスポジターの土星は6室の支配星で11室支配の月とコンジャンクトし、ラーフ/ケートゥ軸によって傷つけられており、近隣諸国との国境紛争などを表している。



しかし、双子座に在住する木星期は、ロシア自体が、すっかり双子座の価値観を持った国に生まれ変わっているように見えるのである。



ラーフ期から木星期への移行には、ディスポジターによるつながりが全くなく、断絶が存在し、全く新しい国に生まれ変わるような印象がある。




最近、ウクライナ戦争の真っ只中にあるロシアでは、性転換手術を禁止する法案が提出されている。


昨年(2022年)は、LGBTら性的少数者に関する情報の拡散や宣伝、示威行為などを禁止・制限する法案が議会を通過している。



ロシアで性転換手術禁止の動きか、新法案提出=タス通信
2023年5月31日 15:02 ロイター

[30日 ロイター] – ロシアで、医師による性転換手術を禁止する内容の新たな法案が提出された。タス通信が法案のコピーを引用して伝えた。

法案は、医療従事者が個人の性別変更を目的とする医療介入を行うことを禁止する内容。

ただ、先天異常の子どもに対する治療は例外で、連邦公衆衛生当局で承認された場合のみ許可されるという。

プーチン政権下では、欧米が推進していると議員らが主張する「非伝統的な」生活様式に対する非難・弾圧が強まっている。

昨年には、LGBTら性的少数者などに関する情報の拡散や宣伝、示威行為などを禁止・制限する法案が議会を通過。LGBTらを事実上、公的な場とメディアから追放する内容だと批判が出ている。


こうした動きから分かることは、ロシアが水瓶座-双子座-天秤座の風のグループの価値観に反発し、拒絶していることを示している。


同性愛、LGBT、性転換手術に反対するのが、魚座-蟹座-蠍座の水の星座のグループである。



こうしたロシアの国内政治の状況を考えると、2024年2月13日からマハダシャー木星期に移行するということが、極めて不自然なのである。


何故かと言えば、双子座は、同性愛、LGBT、性転換手術などを体現する星座で、こうした価値観を推進する星座だからである。



こうしたことから考えると、現在のプーチン政権が、終了することを表しているようにしか思えないのである。


プーチン政権は、西側の自由主義的な価値観を拒絶し、民族宗教であるロシア正教に基づいて、民主主義ではなく、皇帝が人民を統治する優しい全体主義を目指しているからである。


プーチンは、自らをツァーリになぞらえて、封建的、伝統的な価値観を守っていきたいのである。







しかし、双子座に在住する木星は、全くそうした伝統的価値を表しているようには見えず、民主主義や自由主義、個人主義など、西側諸国の価値観、科学技術を推進した西欧近代社会の価値観を体現している。


プーチン政権が存続する場合、このような変化が起こるのは不可能である。



因みに現在、ロシア連邦の建国図では、ラーフ/火星期であり、マハダシャーラーフ期の最後のアンタルダシャーに入っている。



このロシア連邦の建国図は、マハダシャー火星期から始まるが、火星期は、ソ連崩壊後の不安定さの中で、国内が分裂し、内戦が起こっていた。



最近、プリゴジンによるモスクワへの進撃が始まるかに思われたが、それは途中で中止された。



しかし、それはプーチン政権を弱体化させ、プリゴジンの乱は、まだ終わってはいない。



ロシアは今は、アンタルダシャーロードの火星が物語るように内戦に突入していると言えるのである。



そして、ラーフ期は、次の木星期へつながっていくディスポジターのつながりが全くなく、これは、ロシアに何かが起こって、全く連続性のない新しい状況が生まれることを物語っている。




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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 秀吉先生、

    >土星は星座を出ていく最後のタイミングで最大の力を発揮する。

    これと同じようなもので、木星はその期間の真ん中辺りで効果を発揮する、というのを読んだことが有りますが、

    木星の場合、ほぼ正確に中間辺りなのでしょうか?

    それと、他の天体で(火星等)そのような効果発現時期に特徴があるものはあるのでしょうか?
    • 惑星が星座を通過するどの段階で力を発揮するかといったテーマに関しては、私が検証し、自ら体感し、確認したのは、土星が星座を出ていくタイミングのみです。

      それ以外の惑星に関しては、そもそもあまり関心がなく、その知識がどの文献に載っていたかも覚えていない為、もし今後、分かったら、共有したいとは思います。


      実際、惑星は星座に移動した途端に効果は始まっています。

      土星も星座にイングレスした(入っていく)瞬間から効果が始まります。


      しかし、最大の効果や結果を与えるのが、出ていくタイミングであるということです。


      ですから、木星が星座の真ん中辺りで効果を発揮するという理論があったとしても、木星も実際は、星座に入った瞬間に効果を発揮しています。

      それは、結婚や出産など、人生の重要なイベントが、木星や土星が星座を移動したタイミングで、ピンポイントで起こることを見ると分かります。


      惑星が星座のどの辺りで、最大の力を発揮するかといった知識よりも、惑星は星座に移動したタイミングで、効果を発揮することを知っている方が、はるかに実用性が高いと思います。
  • 秀吉先生、

    検索してみると、木星が真ん中辺りで効果を発揮する件は、先生の以前の三船美佳に関する記事で検証されてましたね。

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