2023年-2024年、日本と世界はどうなるか

まもなく今年も終わるが、来年2023年-2024年の日本、そして、世界はどうなるのかが気になる所である。



日本の建国図では、2022年12月11日からケートゥ期に入っていくが、前から言及している通り、ケートゥはナヴァムシャで12室に在住し、減衰する2室支配の月や8室支配の土星と絡んでいる。


この6-12室の軸は経済的に厳しい環境を表わしている。


ケートゥのディスポジターである金星は5室支配で10室で高揚して、11室支配の火星とコンジャンクトして、5-11のダナヨーガを10室で形成している。



日本は経済的には円安などで苦しんでいるが、文化的には世界の中でも目立ち、発信力を保つのではないかと思える。


出生図では、ケートゥのディスポジターである太陽が5室で高揚して、木星とコンジャクトしている為、文化的発信力は強く保つのではないかと思えた。


因みに最近、2022年8月2日から水星/土星/木星期だったが、サッカーワールドカップで日本が良い成績を収めた。


これは、プラティアンタルダシャーの木星が1、4室支配で5室で、9室支配の太陽との間で、ラージャヨーガを形成し、5室が国民の娯楽、芸術、祭典、国民のあらゆる楽しみのハウスであることから考えると、ワールドカップの象意と考えられる。



日本のナショナルチームが世界から注目されたというのは5室の象意である。


また日本は防衛力の強化を決定したが、国民のプライドを高めるという意味で、高揚する太陽の象意と考えられる。


ロシアが、北方領土にミサイル基地などを建設しているが、そうしたことが返って、日本の国民のナショナリズムを喚起し、プライドを醸成する可能性が高い。





2023年の新月図を見ると、国民の一般的状態を表わすラグナロードの木星は4室でハンサヨーガを形成し、月との間で、ガージャケーサリヨーガを形成している。


10室の支配星である水星や9室支配の太陽、8室支配の月も4室に在住しているが、4室は野党や国民の一般的幸福、民主主義を表わすハウスである。


2023年の日本は、比較的平穏な時期で、国内問題に取り組む時期であるように思える。


例えば、4室は国土を表わし、農林水産業や、鉱業、インフラ関係の整備に力を入れたりするかもしれない。


2、3室支配の土星が3室でムーラトリコーナの座に在住しているが、3室が非常に強い状態になっている。


3室は、ラジオ、テレビなどのメディアや電話やインターネットなどの通信、交通、運輸などを表わすが、水瓶座は特にインターネットを表わしている。


例えば、ワールドカップサッカーなどの放映権を既存のテレビ局が取得できず、インターネットTVのAbema TVが獲得するなど、インターネットの躍進が目立っている。


既存のテレビが凋落し、インターネットで、5Gなどが更に普及していくような流れがあるかもしれない。


航空、鉄道、自動車など、交通網の運用、オペレーションが、改善されていく可能性がある。


そして、5室にラーフと金星が在住し、土星がアスペクトしている為、国民の娯楽などを追求したイベントが、活発に開催されていくかもしれない。


7室には火星が在住しているが、外交的には緊張関係がまだ続くことを意味しており、ロシアや中国との関係が緊張している状況は続くと考えられる。




2023年の新月図は、2022年の新月図と比べると、それ程、過激な印象はなく、比較的平穏なチャートに思える。


特に4室の状態が良いことを考えると、国民は平穏に過ごせる年だと考えられる。





但し、2024年の新月図を見ると、国家や国民の一般的状態を表わすラグナに土星と火星が在住しているという非常に非凡なチャートになっており、これが何を示しているかについては非常に興味深い。



まず、土星は労働者階級を表わしており、その土星が水瓶座のラグナでシャシャヨーガを形成している。


そして、国家の国王や総理大臣、統治者、権力者を表わす10室の支配星が、水瓶座のラグナに在住していることが興味深い。



これは政権交代で、リベラル左翼が政治的に力を得る可能性を示唆している。


立憲民主党など、リベラル左翼政党が、力を盛り返すと考えられる。



2室に惑星集中していることから、外貨を稼ごうとする日本の経済活動も活発化するように思える。



この2024年は以前から日本の体制が大きく変化する時期であると考えて来たが、非常に重要な年になりそうである。



ロシアの新月図


2023年のロシアの新月図を見ると、





ラグナロードの水星が7室に在住している為、まだウクライナとの戦争状態が継続していることが考えられる。



労働者や戦争に召集された予備役の軍人も含めて、現在、多くの一般市民が戦争に投入されているが、6室支配の土星が6室でムーラトリコーナの座にあり、非常にこれらの人々が2023年も酷使されていることを表わしている。



国家の財政状態を表わす2室にはケートゥが在住し、2室支配の金星は8室でラーフとコンジャンクトし、6室支配の土星からアスペクトされている。



これは国家財政が疲弊し、外国からの援助を期待しても得られない状況を表わしている。



3、8室支配の火星が10室に在住して、ラグナにアスペクトしているが、10室は国家の国王や統治者を表している為、プーチン政権を表わしていると思われるが、8室の支配星が在住していることは、プーチン政権が行き詰まることを表わしており、火星が在住していることを考えると、それは外国の軍隊の力によるものかもしれない。



2023年のロシアの新月図から分かることは、ロシアは依然として、戦争を継続し、そして、経済的に疲弊し、行き詰まりに陥るということである。







2024年のロシアの新月図を見ると、6室に惑星集中しているが、国家総動員体制で、困難な情勢にあることを示しているようにも思える。



6室には大統領の表示体である太陽や一般国民の表示体である月、そして、国家や国民の一般的状態を表わすラグナロードの金星が在住し、ラーフ/ケートゥ軸と絡んで傷ついている。




5室では4、5室支配のヨーガカラカの土星が在住し、2、7室支配の火星が在住しており、5室は強い状態にあるが、土星と火星の敵対惑星同士が傷つけ合っており、国民が楽しい状況には見えない。



そして、国家権力者の10室から見ると、8室に土星と火星が在住している状態であり、国家権力者の行き詰まり状態を表わしている。



従って、2024年はプーチン政権の終わりを表わしていると考えられる。







ロシアの建国図を見ると、この頃からマハダシャー木星期に移行しており、その前のラーフ(ラーフ期)とは全く絡んでおらず、ディスポジターを経由しても全く絡んでいない。



従って、この頃にプーチン政権が終焉して、国体が新しいものに入れ替わるような状況になる可能性がある。



以前、木星期は、木星が4室の支配星で4室にアスペクトバックしている為、プーチンが領土を拡大する時期だと考えて来たが、どうもそうではないらしいと最近、考えている。



あるいは、プーチン政権が崩壊し、ロシアが新しい政治体制の下で生れ変わる時にロシアが占領した地域が、一部、認められるなどの妥協が図られる可能性も考えられる。



然し、2024年の新月図を見ると、10室から見た8室に土星と火星が在住している状況は、国家権力者の行き詰まりを表わしていることは確かである。





中国の新月図


中国の2023年の新月図を見ると、5室に惑星集中し、国民の娯楽や楽しみ、文化的な状況が発展していく状況が見える配置である。





国家の統治者の10室から見ると、8室惑星集中である為、国家の権力者から見ると、行き詰まり状態に見える。



4室水瓶座で土星が定座に在住している配置は、民主化運動などが起こってくることを示しているように見える。



一方で、AIや監視技術の発展によって、統制的な状況がより一層深刻化するようにも思える配置である。





然し、2024年の新月図を見ると、国家財政の2室で、ラグナロードで2室支配の土星と4、11室支配の火星が強力なダナヨーガを形成している。



中国は、AIや監視技術などのテクノロジーや、5Gの技術などで、再び、経済的に潤い、多くの税収を挙げるのではないかと考えられる。



国家と企業が一丸となって世界市場で荒稼ぎするように見える配置である。





習近平が乙女座ラグナだとすると、2024年付近から火星/太陽期に移行するが、火星は3、8室支配で、太陽は12室支配で、10室でコンジャンクトし、6室支配の土星からのアスペクトを受けて、10室と10室の支配星に6、8、12室の支配星、3つの凶星が絡んでいる。


チャラダシャーは蟹座/山羊座付近で、蟹座から見て、AmKは12室でGKとコンジャンクトし、山羊座は10室から見た8室で、山羊座から見て、AmKとGKが6室に在住している。


従って、2024年は習近平の失脚の時期ではないかと考えられる。


習近平が失脚した後、中国が経済的な躍進を得る可能性なども考えられる。






アメリカの新月図


アメリカの新月図は極めて興味深いが、2023年の新月図では、双子座ラグナで、ラグナロードの水星が10室に在住し、木星と月とコンジャンクトして、10室でハンサヨーガと、ガージャケーサリヨーガを形成している。




アメリカが、国際社会の中で、リーダーシップを発揮することを表わしていると考えられる。


これはウクライナ情勢で、アメリカがリーダーシップを取って、ロシアの侵略に対処したことの流れの中で生じた地位である。


9室支配の土星が9室に在住する配置は、社会主義的な思想や哲学が出て来ることを表わしているかもしれず、最高裁判所の判事が民主党系の判事が優勢になったり、リベラル色が強くなる可能性がある。


5室支配の金星が11室に在住し、ラーフとコンジャンクトして、5室にアスペクトバックする配置は、芸術や科学などの文化の発信地としての力を発揮すると考えられる。





2024年の新月図を見ると、極めて興味深いのは、8室で土星と火星がコンジャンクトしている配置である。



特に国家の支配層を表わす10室の支配星が、8室に在住して、水瓶座でムーラトリコーナの8室の支配の土星とコンジャンクトしている配置である。



これはアメリカの資本家層が、共産主義的な水瓶座の理念によって行き詰まり、制限を掛けられることを意味しているように思われる。



つまり、グレートリセットということが言われているが、2024年はそうしたことが起こりそうな新月図となっている。



資本主義の国アメリカが遂に社会主義に影響されていくタイミングかもしれない。



アメリカでそうしたことが起こる為、アメリカの影響を受けやすい日本の2024年の新月図ではラグナである水瓶座に土星と火星が在住しているのである。



アメリカが変われば、日本も速やかに変わらざるを得なくなる。



2024年の新月図は、世界的に土星と火星が水瓶座でコンジャンクトする為、多かれ少なかれこうした動きが生じるのである。





この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメント一覧 (10件)

  • 秀吉先生、

    マンデンだと、日本は2024年新月図のラグナは水瓶座になるのですね…

    また、YouTubeのNipun Joshiさんの動画からですけど、
    https://youtu.be/oNZP0g1r_bw
    彼によると、水瓶座ラグナにとって、土星と火星はそれ程凶意のある天体ではないということなんですね…

    まぁ、これは、どの宝石を身に着ければいいか?というのが本題の動画で、ついでに天体の説明もしているわけですが、

    11:51のところで、火星はとてもよいラージヨーガカラカになると。
    12:56のところで(他のラグナであれば違うけれども)水瓶座ラグナにとっては、土星と火星のコンジャンクションでさえ、とてもよいラージヨーガになる、と言ってるんですよね…

    まぁ、私自身水瓶座ラグナなんですが…
    土星と火星が悪く働いてるようには自分自身の場合には感じたことがないのですよね…
    まぁ、土星の試練、節制や遅延はあるので、最終的には、ということではあるんですけど(但し、周囲の人たちには破壊力を発揮しているのですが…汗)

    なので、2024年の日本はよくなるのかな?
    等と思ったのですよね…
    • 水瓶座ラグナにとって『土星と火星はそれ程凶意のある天体ではない』というのはその通りだと思います。

      惑星は自分の定座に在住したり、アスペクトする分にはその星座を傷つけないという原則があります。

      従って、土星は悪く働かないというのはその通りです。

      但し、星位が強い惑星は、その欠点も強まります。

      土星は生来的凶星ですから明らかに水瓶座で土星の生来的な凶意は発揮します。

      また火星は水瓶座で、通常の考え方からすると、火星にとって土星が敵対惑星である為、

      敵対星位ですが、火星は同じ土星が支配星となる山羊座で高揚する為、一つ繰り上がって、水瓶座では中立星位となります。

      火星は水瓶座でそれ程、悪くはないというのはそのことを言っていると思います。

      然し、火星は生来的な凶星ですから、やはり凶意を発揮し、2つの生来的凶星が在住しているということで、

      水瓶座に関して、ハードな現れ方になると思います。
  • こちらの記事を読んで、2024年が気になり、四柱推命でみてみたのですが

    こちらで予測されてる内容とほぼ同じ印象です

    日本の建国図の日付で命式をだすと、甲辰が月と日柱にでますが

    2024年は甲辰の年運です

    同じ干支が回るのは律音という再スタートという意味を持ちますが

    今までの生き方のままでいるか、方向性を変えるかの二者択一に迫られる出来事、もしくはきっかけが発生するようです

    干支は60年に一度巡りますが、60年前は1964年で東京オリンピックが開催年で、

    資本主義の起爆剤になったイメージです


    ーーー
    1964年ほどこの国が一つになり、国民が誇りを感じた年はなかった。日本は瓦礫の山から立ち上がり、20世紀最大のアジアにおける経済的奇跡へと突き進んでいた。

     あの日、日本という国は生まれ変わった。あの時の日本は若く、自信に満ち溢れ、その名声を世界に轟かせた。

    (中略)


    日本国民が一致団結した日があったとしたら、それは1964年10月23日の金曜日だ

    (中略)

    10月23日の夜、神永が破れた日本武道館から南西に13kmほどの地にある駒沢屋内球技場では、日本の女子バレーボールチームが優勝決定戦に備えていた。まさに巨大で強力な敵である、ソ連に立ち向かおうとしていたのだ。ーーー



    この年のオリンピックで最も印象的なのは、ソ連にバレーボール女子が勝ったことだったかと思います

    1964年の新月図を作ってみると、双子座ラグナから9室水瓶座に土星と火星が在住していました

    双子座ラグナ=資本主義
    水瓶座の土星と火星=ソ連社会主義への勝利

    それが2024年にはラグナが水瓶座
    社会主義としての再スタート

    律音は月ごと、60ヶ月ごとにも回ってきますが

    最近だと甲辰がきたのが2022年の4月でした

    このとき急激な円安となった出来事が印象的です

    2024年のラグナへの土星と火星は、円安によって日本の方向転換が迫られるのではないかと感じます

    ケートゥ期は支配星の太陽が高揚しているので、おっしゃる通り文化的な発展が多く

    そこに円安が絡むと、観光立国となるイメージです

    ケートゥ期が終わったとき、金星期に入りますが、日本は今よりもっと、世界中の観光客が殺到する国になっているのではないかなと

    予測の記事素人目線で感じました
    • 以前、日本の建国図からマハダシャー金星期は観光立国になると予想しましたが、

      ケートゥ期はナヴァムシャでディスポジターの金星が10室で高揚している為、観光産業だけ栄えるようなイメージはあります。

      既にケートゥ期からそういう方向に傾いていくように思えます。

      コロナ明けで、日本の入国制限が解除された途端に外国人が再び、日本に押し寄せており、ゼロコロナ政策が解除された中国からも観光客が押し寄せると思います。

      そうしたことから考えるとチャートと照らし合わせて、普通に予想できる流れだと思います。

      カジノ誘致というのも観光産業に傾いていく流れの一つかもしれません。


      あと2024年は中国の新月図は悪く見えず、中国の強い2室がアメリカの新月図の8室になっている為、アメリカが中国にひれ伏したり、依存するタイミングかもしれません。

      アメリカは、建国図では、2023年11月20日からラーフ/土星期に入っていき、よくありません。

      土星期のアメリカは経済不況の時期です。

      アメリカはウクライナ戦争で軍需産業が荒稼ぎしているようには見えても、ウクライナ戦争にアメリカ国民の税金で、軍事支援しており、軍事援助したお金はウクライナから長期的に回収できそうにありません。

      ウクライナ戦争とはアメリカの戦争ですが、アメリカも疲弊しています。

      そして、アメリカはインフレの為、金利を上げることによって、経済的には冷え込む流れにあります。

      アメリカが来年、11月20日以降は、経済的に不況に入っていくと予想されます。

      社会主義に傾くには経済的な行き詰まり状態が必要である為、2024年にそうした状況になるかもしれません。
  • 円安、と書きましたが、2年後にトランプ復活と円安、物価高の終焉を予想している方がツイッターにいらして、

    (真弓校長ワクワク四柱推命)

    的中率が高いので、自分の予測は違うかもしれないと思ったりしてます


    以前、書かれていた「ドナルド・トランプの大統領就任とアメリカの没落」という記事の中で

    ーー従って、ドナルド・トランプが大統領になると、この三島由紀夫と同じようになり、メキシコとの国境に壁を作ったり、移民を強制送還したりして、アメリカを破壊していくのではないかと思うのである。

    皮肉なことに、このことによって、アメリカの世界覇権は終わり、世界は平和になるのであるーー

    と言及されていましたが

    もしトランプが復活すれば、アメリカの衰退となり、円安や物価高も終わるかもしれません

    トランプ復活はあり得ると思いますか?
    • ドナルド・トランプは2024年の大統領戦で、決選投票がある11月頃、ダシャーは木星/金星/金星期ですが、

      金星は、出生図で10室の支配星、ダシャムシャでラグナの支配星であり、この時、木星は10室をトランジットし、土星は10室の支配星にアスペクトして、10室にダブルトランジットしており、大統領選で、大舞台に立つ配置にはなってます。

      トランプは2020年の木星/土星期に大統領選で、バイデンに勝てず、選挙前はニューヨークを拠点にしていましたが、選挙に敗北すると、フロリダ州に引きこもっていました。これがいかにも12室的な象意です。

      土星と金星は、出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャでコンジャンクションしており、同じ星座に在住している為、木星/土星期に勝てなかったのであれば、木星/金星期にも勝てないように見えます。

      そして、金星はGK(グナティカラカ)です。

      ナヴァムシャにて、金星は10室から見ると、8室の支配星で、仕事の中断のハウスを支配しており、土星は11、12室の支配星ですが、金星とコンジャンクションしている為、木星/金星期は、木星/土星期と似たような時期になると思います。

      そして、大統領選の決選投票の2024年11月頃、木星は牡牛座で逆行し、土星は水瓶座で逆行して、1、4、9、10、12室などにダブルトランジットが生じていますが、特に4室に在住する12室支配の月に対して、ダブルトランジットしています。

      4、9、12室などにダブルトランジットしている為、大統領になれそうにない時期です。


      2016年11月に大統領に選ばれた時は、土星は4室蠍座、木星は2室乙女座を通過し、6室と10室にダブルトランジットしており、特に4、12などのモクシャハウスは登場せず、また10室を損失する9室なども登場しません。


      またラーフは、2016年11月は、ラグナをトランジットし、月から10室をトランジットしていましたが、2024年11月は、ラグナから8室、月から5室をトランジットしており、いずれも良くない配置です。

      8室のラーフは、ビジネスパートナーの支援が受けられないことや行き詰まりを示し、月から5室は、10室から見た8室であり、社会的地位にとっては良くない配置で、大統領に当選しそうにない時期です。

      そして、土星が水瓶座をトランジットして、社会主義思想が力を得るような状況は、トランプにとって追い風になるとは思えません。


      また2024年11月は、土星は、トランプの月から見て、4室を通過しており、カンタカシャニの時期で、良くない時期です。


      カンタカシャニは、死や離婚、その他の予期しない状況によって妻との別離に直面しなければならず、妻や親類と離れて暮らしたり、富の重大な損失を引き起こす時期と言われ、こうした土星の配置も追い風になるとは思えません。


      現にトランプの娘、イヴァンカ・トランプは、今回は、選挙から距離を置くことを表明しています。


      トランプは8室にラーフがトランジットしているということは、今回は、妻であるメラニア・トランプから支援を受けられないかもしれません。


      アンタルダシャー、プラティアンタルダシャーの金星は、出生図で10室の支配星、ダシャムシャでラグナの支配星である為、大統領選という大舞台には立ち、それなりに目立ち、様々な場所で、演台に立ち、講演し、支援者に訴えかけるかもしれません。


      それ自体が、10室の象意ですが、これだけでは、大統領になることを示していると思えません。


      2016年にトランプの当選が確実になったのは、2016年11月8日でしたが、この時、ダシャーは、ラーフ/火星/月期で、マハダシャーロードのラーフが、出生図の10室で太陽とコンジャンクトし、ダシャムシャのラグナで、太陽とコンジャンクトしていたことが大きかったと思います。


      しかし、木星は10室で高揚するラーフほど強くはないと思います。


      ダシャムシャで、ラーフは天秤座のスヴァーティー(ラーフ)に在住して、そうした意味でもラーフは強い配置でした。


      木星は、土星によってアスペクトを受けており、それで2020年の木星/土星期に落選しました。


      2024年11月は、木星/金星/金星期ですが、木星も金星も土星から傷つけられています。


      この土星は、出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャで、蟹座や魚座に在住しており、陰謀論を信じ、Qアノンを信奉するトランプ支持派の右翼民族主義的な狂信的な人々を表わしているかもしれません。アメリカ連邦議事堂に突入したような人々です。


      金星も出生図、ナヴァムシャ、ダシャムシャで、蟹座や魚座に在住している為、やはり、同じようにそうした人々を表わしているかもしれません。


      トランプは、2024年の大統領選において、こうしたトランプ支持派の人々に囲まれて、一定の注目を浴び、存在感を示すかもしれないですが、大統領になる状況ではないように思えます。


      但し、D60で、ラーフと金星が4室に在住していたり、D150で、木星と金星が10室でコンジャンクトしていたり、気になる配置は見られます。


      結論としては、ドナルド・トランプは、当選しないと思います。
      • 丁寧にありがとうございます

        GKのアンタルダシャーは個人的にも、あまりいい時期ではなかったので、納得です

        また8室ラーフのトランジットがとくに気になりました


        メラニア夫人は、見た目で誤解されがちですが、人がいいらしく、大統領夫人は心労が耐えず、顔が強張っていたりしたのを思い出しました

        トランプは家族の存在がテレビ画面からも印象的でしたが、それが得られないとなると、かなりの痛手ですね

        妻の支援が得られないという記載、しっくりきました

        ありがとうございました
  • 秀吉先生、

    本人には悪くは働かなくても生来的凶星の凶意は強くなる、

    腑に落ちました。

    私が他人や敵に対して、自分でも恐ろしい程攻撃力や、冷淡さ、冷酷さを発揮する理由が、ようく分かりました…

    日本の2024年マンデン図の話に戻りますが、日本には悪くはないが、他国や世界に対して凶意を発揮する何かがあるのでしょうかねぇ…?
    • 誤解があると思いますが、生来的凶星の凶意は本人にも悪影響を発揮すると思います。

      例えば、牡牛座ラグナにとってのヨーガカラカの土星のダシャーの時期であったとする場合、

      土星の機能的吉意は体験しますが、土星の生来的凶意は、本人にも周囲にも影響すると考えます。

      その為、2024年のマンデン図では、日本にとっても土星は生来的凶意を発揮し、他国や世界に対しても生来的凶意を発揮するということです。
  • 秀吉先生、

    ありがとうございました。

    ふと思い立って土星の周期の30年前、1994年のチャートを見てみたりしたんですが、その年も土星と火星が水瓶座で会合してましたね…
    ニューイヤーチャートの特定日では火星は移動してましたが…

    私自身は、その年、自分にとって結果的には良くない人物との出会いがありましたね…

    今度はどういう象意が出るか、注意しようと思います。

コメントする

CAPTCHA