MENU

離婚申請したアンジェリーナ・ジョリーの現在

2021 5/09
前回、アンジェリーナジョリーから離婚申請を付きつけられたブラッド・ピットの現在の状況について出生図から検討した。

それでは、ブラッド・ピットとの離婚を一方的に申請したアンジェリーナジョリーは今どのような時期にいるかということである。


angelinajolie_chart
アンジェリーナジョリーは1995年9月22日からマハダシャー金星期に移行しているが、この金星期に彼女は映画スターとしてのキャリアを築いている。

金星はダシャムシャ(D10)のラグナに在住し、金星期はキャリア上の成功を収める時期であったことが分かる。

金星はラグナに在住し、金星から見るとラグナロードの月と5、10室支配のヨーガカラカの火星と6、9室支配の木星が9室に在住して、ラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。

ヨーガカラカである火星が、もう一つのトリコーナの支配星である9室支配の木星と9室に在住しているため、最高の配置である。

そして、そこから3室(芸能、メディア、パフォーマンス)にアスペクトしている。


彼女が映画スターになると共に慈善活動に熱心に取り組んだのはその為である。


2000年の映画『トゥームレイダー』の撮影で、カンボジアを訪れたことをきっかけに人道問題に興味を持ち、撮影が終わった後、『UNHCRの職員とともに人道支援の現場に赴き、国際的支援を精力的に訴え、本格的に慈善活動を始めた』と記されている。(wikipediaより)

この頃はちょうど、金星/月期である。


そして、金星/火星期、金星/ラーフ期と精力的に人道支援活動に取り組んだが、火星はヨーガカラカで9室に在住し、ラーフはディスポジターがヨーガカラカの火星であり、やはり9室に在住している。

この頃、カンボジア、エチオピア、ベトナム人の男児を養子として引き取っている。


火星は子供を表す5室の支配星で、子供の表示体である木星と共に9室に在住しているので、この頃、そうした活動を行ったことは理解することができる。


2006年5月に金星/木星期になると、ブラッドピットとの間に実娘を授かっている。


そして、同じく2008年7月12日の金星/木星期にブラッドピットとの間に男児と女児の双子を授かっている。


アンジェリーナジョリーは、5室の支配星、9室の支配星、子供の表示体である木星が9室で強いヨーガを形成していることが、実の子供に恵まれると共に里親活動なども含めた人道支援活動を表していると分かる。

因みに血のつながりのない養子を引き取って育てているのは5室にラーフが在住しているからである。


然し、おそらく次の金星/土星期、金星/水星期、金星/ケートゥ期辺りで、少し状況が変わってきたと考えられる。


例えば、金星/土星期(2008/7/23~2011/9/22)は、金星から見て7、8室支配の土星が12室に在住しているため、ブラッド・ピットとの擦れ違いなども出てきたと考えられる。


また金星/水星期(2011/9/22~2014/7/23)は3、12室支配の機能的凶星の水星が11室に在住しており、出費を表している。


金星/ケートゥ(2014/7/23~2015/9/22)は11室にケートゥが在住している。


金星/水星期(2011/9/22~2014/7/23)はwikipediaによれば、多くの慈善活動を行っていることが分かるが、この頃になると、アンジェリーナジョリーはブラッドピットと共にジョリー・ピット財団を設立して、その財団法人から慈善活動の資金を拠出している。
財団法人などを設立すると、節税対策になり、その上、世間から高く評価されるので、有名人やセレブの慈善活動、より多くの富の獲得に結びつくになる。フィランソロフィーは、自分たちの評判を高める宣伝広告活動の一つでもあるのである。


企業が環境に優しい生産環境を整えたり、商品を開発することを宣伝するのは宣伝するのは、より多くの商品を顧客に買ってほしいからである。

従って、11室は称号や評価を求め、より多くの富を求める貪欲なハウスである。


初めは純粋な想いで始めた慈善活動が、この頃になると若干、宣伝活動となり、評判や人気を取る活動であり、自分たちが過去に行った慈善活動の模倣にもつながる計算が伴う活動に変貌したのではないかと考えられる。


この頃、ブラッド・ピットとアンジェリーナジョリーは、エリザベス女王と謁見し、称号を授与されている。



つまり、動機が純粋でないのは、1、5、9室が絡んでいないからである。


この頃の慈善活動は、若干、世間の評判や称号を求めるセレブや成功した起業家にありがちな計算高いものになっていたと考えられる。



『慈善活動と子供たち』から一部を抜粋

2012年10月9日、パキスタンでターリバーンを批判し、女性の権利向上のために活動していた少女マララ・ユサフザイがターリバーンとみられる男たちによる銃撃(後にターリバーンが犯行声明を出した)で重傷を負うという事件をが起きると、10月18日、パキスタン、アフガニスタンの少女のために5万ドル(約400万円)を寄付した。寄付金は、パキスタン、アフガニスタンにおける女性教育のために闘った女性、少女を表彰する賞の創設などに使われるという。

2013年6月24日、国連安保理で開かれた紛争下の性暴力問題に関する公開討論で演説を行った。

2013年、人道支援活動を通じた映画界への貢献を讃えられ、アカデミー賞のジーン・ハーショルト友愛賞を同賞史上最年少で受賞した。
2014年、英国政府が「名誉デイム(Honorary Dame Grand Cross of the Most Distinguished Order of St. Michael and St. George)」の授与を決定。10月10日、エリザベス女王に夫ピットや子供たちとともに謁見し、称号を授与された。
2015年1月、バチカンで自身の監督作「Unbroken」の上映後、フランシスコ法王に家族とともに謁見した。

(wikipedia アンジェリーナ・ジョリーより引用抜粋)

それでもマハダシャー金星期は、アンジェリーナジョリーにとっては、ブラッドピット共に奉仕活動を行い、映画スターとして、多くの作品で役を演じ、子供たちにも恵まれ、非常に幸福で充実した日々を過ごしてきたのである。


それは金星から見て、9室(慈善活動)で強力なラージャヨーガとダナヨーガが形成されて3室(芸能)にアスペクトしているからである。


アンジェリーナジョリーは、その後、2015年9月22日からマハダシャー太陽期に入り、現在、太陽/火星期である。


この太陽期に入って、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの結婚生活は変化し始めたと考えられる。


angelina_and_pitt
太陽は結婚生活の2室を支配し、貪りの11室に在住して、3、12室支配の機能的凶星の水星とケートゥと接合して傷ついている。

そして、5室(子供)にアスペクトしている。




フィランソロフィーの面もあったとは言え、慈善活動に純粋に取り組みもしたマハダシャー金星期が終わり、太陽期に移行したことで、結婚生活に傷が付き始めた。


例えば、ブラッド・ピットは大変な子供好きであり、子供たちにも人気がある。


従って、子供たちが皆、アンジェリーナ・ジョリーよりもブラッド・ピットが好きなのである。



以前、インタビューで、アンジェリーナジョリー自身が、そのことに言及していたことがある。


ブラッド・ピットは子供たちに人気があり過ぎて、私はそれに嫉妬しているというような内容だったと思う。


それをあまり深刻でない形で、インタビューに答えていた。


アンジェリーナ・ジョリーの太陽は貪りの11室に在住しており、獲得の欲望が働いており、その太陽が子供の5室にアスペクトしている。

従って、アンジェリーナ・ジョリーは、ブラッド・ピットから子供を取り上げて、自分が子供たち全員の養育権を獲得しようとしているのではないかと考えられる。


ブラッド・ピットが、近年、マリファナ摂取量が増えていて、子供たちに暴力を振るったということをアンジェリーナ・ジョリーは離婚申請の理由としている。


然し、例え、そうしたことが事実であったとしても、そういう状況を利用して、アンジェリーナジョリー自身が、この状況を利用して、子供たちを自分の手に取り戻そうとしたのかもしれない。


それはアンジェリーナジョリーへの子供たちの怒りが物語っている。


ブラピが子供たちに面会!実子長女がアンジーに激怒
2016年10月11日 13時42分 Movie Walker

アンジェリーナ・ジョリーが9月19日に離婚を申請して以来、初めてブラッド・ピットがカウンセラー立ち会いのもとで、6人の子供たちと面会。子供たちは複雑な思いだったようだ。

突然父親を奪われたマドックス、パックス、ザハラ、シャイロ、ヴィヴィアンとノックスは、ショックのあまりセラピーを開始したと報じられている一方で、ピープル誌は、「ブラッドと子供たちは、久しぶりの再会で素晴らしい時間を過ごした」と伝えた。

8歳のヴィヴィアンとノックスは、何が起こっているのかも把握できていないと伝えられているなかで、「今回のことで最も怒りを感じているのはシャイロです。シャイロはブラッドとアンジェリーナにとって初の実子。養子も同様にかわいがっているとはいっても、はやり血のつながったシャイロはブラッドにとって特別で、『扱いが違う』とアンジェリーナがブラッドに激怒したこともあると言われているくらいです」

「父親と久しぶりに再会し、今月20日までは、このような条件つきの面会しかできないことについて、シャイロはアンジェリーナに怒りを感じているようです。アンジェリーナは、こうするしかなかったと説明したようですが、特にシャイロは納得できない様子で、『アンジェリーナがブラッドと自分を会わせないようにしている』と憤りを隠さなかったようです」と関係者がOK!誌に語っている。

15歳のマドックスだけは自分の意見で両親を選ぶことも可能だが、マドックスはブラッドに厳しい言葉で怒られたと報じられている張本人だ。

またアンジェリーナがブラッドと交際する前から、養子にしているマドックスは、性格がアンジェリーナと一番似ていると言われており、どちらか1人と言われれば、当然アンジェリーナを選ぶだろう。しかし他の5人の子供たちは、年齢的に意見することは許されず、今のままだと、シャイロはアンジェリーナに引き取られることになる。【NY在住/JUNKO】


子供たちは、直感的にアンジェリーナ・ジョリーが策略で自分たちと父親を会わせないようにしていると勘付いているのである。

通常、本当に虐待されているのであれば、父親に会えなくなることをこれ程に子供たちが怒るはずがないのである。


実際、家族であれば、父親が時に不安定になり、暴力を振るうことぐらいあるのである。

然し、それを乗り越えていくのが家族であるが、安易に離婚申請をしたことは、アンジェリーナジョリーの心に子供たちの注目を自分に取り戻したいという欲望があるのである。


子供たちは、そのアンジェリーナジョリーの下心に気付いており、そして怒っている。



サプタムシャ(D7)チャートを見ると、マハダシャー金星期は、4、9室支配のヨーガカラカの金星がラグナに在住しており、吉星の木星と同室している。

従って、多くの子供たちに恵まれたことを表している。


然し、マハダシャー太陽期は、6室(訴訟、口論)支配の太陽が2室(所有)に在住している



angelinajolie_d7_chart

従って、マハダシャー太陽期は、アンジェリーナジョリーは、子供たちと敵対してしまうのである。


子供たちを所有しようとして、然し、子供たちに嫌われてしまうという皮肉な結果になろうとしている。



それは、2室支配の太陽が5-11室の軸で、ラーフ/ケートゥ軸と重なり、3、12室支配の水星と接合して、全く何のラージャヨーガも形成していないことが明らかである。


アンジェリーナジョリーは、かつて慈善活動に熱心に取り組んだ時期が終わり、自分の評判や評価、そして、利得を固めに入ったのではないかと思われる。


太陽からみても8、11室支配の木星が3室支配の月と11室で接合し、7、12室支配の火星と接合して、5室(子供)にアスペクトしている。


この太陽から見た11室にも全く何のラージャヨーガも形成されておらず、木星は8、11室支配の最悪の機能的凶星である。



従って、子供の表示体である木星が機能的凶星化し、5室にアスペクトしているため、子供に関する苦悩がもたらされ、あるいは、子供からの悪意なども考えられる。


そのような状況に導いたのが、マハダシャーの太陽であり、太陽は貪りの11室に在住している。



ドゥシュタナハウスと、トリシャダヤハウスが結びついており、苦悩をもたらしている。


欲望の苦しみから更にカルマを積み増す配置である。



アンジェリーナ・ジョリーのマハダシャーの太陽期とは、ブラッドピットにとっても苦悩の時期である。


7室をラグナにすると、太陽は8室の支配星で5室に在住し、ラーフ/ケートゥ軸と接合し、6室支配の水星と接合している。


子供の5室で、6室の支配星と8室の支配星が絡んでおり、更にそこにラーフ/ケートゥ軸が参加している。


従って、ブラッド・ピットが、子供たちに暴力を振るったりしたというのは本当かもしれない。


またアンジェリーナ・ジョリーとの親権を巡っての争いを表していると考えられる。


そうした意味では、アンジェリーナ・ジョリーが子供たちを連れて出て行ったというのが、正当化され得るかもしれない。


今の二人の状況は、離婚というよりも結婚生活の破たんであり、結婚生活の変容を意味しており、腐れ縁はまだ続いていくのである。


angelina_and_pitt2
マハダシャー太陽期にアンジェリーナ・ジョリーとブラッドピットの結婚生活が破綻し、アンジェリーナジョリーが子供たちを連れて家を出ていくのは、このようにジョーティッシュの観点では運命である。


今、アンジェリーナジョリー・ブラッドピット、子供たちを交えた家族ドラマが展開しているのである。


彼らは映画の中だけでなく私生活でも壮大な家族劇を演じている。



(参考資料)

ジョリーさん離婚申し立て ブラッド・ピットさんと 「家族の幸せのために」と声明発表
2016.9.21 01:23 産経ニュース

ロイター通信によると、米女優アンジェリーナ・ジョリーさんの弁護士が20日、声明を発表し、ジョリーさんが夫の米俳優ブラッド・ピットさんとの離婚を申し立てたことを明らかにした。

 理由は「家族の幸せのため」としている。ジョリーさん自身は声明を出す予定はないという。

 2人は2005年ごろから映画での共演をきっかけに交際のうわさが広がり、ジョリーさんは06年に女児を出産。14年8月にフランスで挙式し、正式な夫婦になった。養子を含む6人の子どもがいる。

 米芸能サイトTMZによると、2人は今月15日から別居状態。離婚の理由はピットさんの父親としての振る舞いへの不満で、ジョリーさんは6人の子ども全員を引き取り養育する権利を求めているという。(共同)
参照元:ジョリーさん離婚申し立て ブラッド・ピットさんと 「家族の幸せのために」と声明発表
2016.9.21 01:23 産経ニュース
アンジーはうそつき!ブラピ側が離婚理由に反論
2016年9月21日 11時33分 シネマトゥデイ

今月離婚を申請していたことが明らかになったブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー夫妻について、ブラッド側の関係者が、アンジー側は「悪質なうそをついている」と語ったとTMZ.comが報じている。

 「和解しがたい不和」のため、アンジー側から申請したとされている今回の離婚。TMZ.comの情報筋の話では、アンジーが離婚に踏み切った一因にはブラッドのマリファナやアルコールの消費量にうんざりし、それらを摂取したときにブラッドが感情的になるため、子供たちにとって危険だと考えたことがあるとされていた。

 しかしこれに、ブラッドと親しい関係者が反論。ブラッド側の関係者は「彼は決してそのようなことはしませんし、彼の子供たちを危険な目に合わせることもありません。彼は子供たちを愛しており、良き父親であろうとしています」とコメントしたという。

 アンジーとブラッドは2004年から交際を始め、2014年8月に結婚。二人の間には実子が3人、養子が3人おり、アンジーは子供たちの親権を要求している。(濱島裕)

参照元:アンジーはうそつき!ブラピ側が離婚理由に反論
2016年9月21日 11時33分 シネマトゥデイ
ブラピが子供たちに面会!実子長女がアンジーに激怒
2016年10月11日 13時42分 Movie Walker

アンジェリーナ・ジョリーが9月19日に離婚を申請して以来、初めてブラッド・ピットがカウンセラー立ち会いのもとで、6人の子供たちと面会。子供たちは複雑な思いだったようだ。

突然父親を奪われたマドックス、パックス、ザハラ、シャイロ、ヴィヴィアンとノックスは、ショックのあまりセラピーを開始したと報じられている一方で、ピープル誌は、「ブラッドと子供たちは、久しぶりの再会で素晴らしい時間を過ごした」と伝えた。

8歳のヴィヴィアンとノックスは、何が起こっているのかも把握できていないと伝えられているなかで、「今回のことで最も怒りを感じているのはシャイロです。シャイロはブラッドとアンジェリーナにとって初の実子。養子も同様にかわいがっているとはいっても、はやり血のつながったシャイロはブラッドにとって特別で、『扱いが違う』とアンジェリーナがブラッドに激怒したこともあると言われているくらいです」

「父親と久しぶりに再会し、今月20日までは、このような条件つきの面会しかできないことについて、シャイロはアンジェリーナに怒りを感じているようです。アンジェリーナは、こうするしかなかったと説明したようですが、特にシャイロは納得できない様子で、『アンジェリーナがブラッドと自分を会わせないようにしている』と憤りを隠さなかったようです」と関係者がOK!誌に語っている。

15歳のマドックスだけは自分の意見で両親を選ぶことも可能だが、マドックスはブラッドに厳しい言葉で怒られたと報じられている張本人だ。

またアンジェリーナがブラッドと交際する前から、養子にしているマドックスは、性格がアンジェリーナと一番似ていると言われており、どちらか1人と言われれば、当然アンジェリーナを選ぶだろう。しかし他の5人の子供たちは、年齢的に意見することは許されず、今のままだと、シャイロはアンジェリーナに引き取られることになる。【NY在住/JUNKO】
参照元:ブラピが子供たちに面会!実子長女がアンジーに激怒
2016年10月11日 13時42分 Movie Walker
慈善活動と子供たち
2000年の映画『トゥームレイダー』の撮影で、ロケ地のカンボジアを訪れたことをきっかけに、人道問題に興味を持つ。撮影が終わってから、UNHCRの職員とともに人道支援の現場に赴き、国際的支援を精力的に訴え、本格的に慈善活動を始めた。2001年UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使に任命される。その後、40ヶ所以上の人道支援の現場に足を運び、避難民の現状を訴えてきた。2012年4月には、この熱心な活動が評価され、第10代国連難民高等弁務官であるアントニオ・グテーレスにUNHCRの特使に任命されている。

慈善活動の一環として、2002年3月にカンボジア人の男児(マドックス・チヴァン)、2005年7月にエチオピア人の女児(ザハラ・マーレー)、2007年3月にベトナム人の男児(パックス・ティエン)をそれぞれ養子として引き取る。2006年5月には、ナミビアで俳優ブラッド・ピットとの間の実娘、シャイロ・ヌーベルを出産した。ちなみに「シャイロ」は「救世主」「幸福なもの」という意味があり、ジョリーの実兄につけられるはずだった名前である。2008年7月12日にフランス南部のニースで男児(ノックス・レオン)と女児(ヴィヴィアン・マーシェリン)の双子を出産。

2006年には出産した娘シャイロの初公開写真の掲載権を米『ピープル』誌と410万ドル、英『ハロー』誌と350万ドルで契約し、慈善事業へ契約金を寄付した。2008年も同じく出産した双子ヴィヴィアンとノックスの写真の契約金を慈善事業へ寄付することを条件に『ピープル』誌と『ハロー』誌と契約した。この時の契約金は1100万ドルから1400万ドルと推定されている。なお『ピープル』誌の写真掲載に関連して『ニューヨーク・タイムズ』は11月21日付けの一面に「Angelina Jolie’s Carefully Orchestrated Image(アンジェリーナ・ジョリーの入念に練り上げられたイメージ)」という記事を掲載。ジョリーが家族の写真やインタビュー掲載と引き換えに『ピープル』誌に好意的な内容を書くよう求めるなど巧妙にマスコミ対応しているとの批判的な内容だったが、記事に対して『ピープル』誌発行元のタイム社は写真購入による編集への介入行為はないという声明を出して反論。また、堅い記事で信頼を得ていた高級紙『ニューヨーク・タイムズ』がこのような記事を掲載したことに読者からは「まるでタブロイドのようだ」という落胆の声が多く、同紙電子版にある読者コメント欄には『ニューヨーク・タイムズ』が娯楽雑誌である『ピープル』誌を報道機関と混同している等の批判的なコメントが相次いだ。

2009年6月、『ピープル』誌によると、ジョリーとピットのチャリティ組織“ジョリー・ピット基金”がパキスタンの難民救済のため100万ドル(日本円で約9,800万円)を国連難民機関に寄付した。ジョリーは過去に3回パキスタンを訪れており、住むところがなくなった人々を救うために使ってほしいと今回の寄付をした。

2009年10月、アメリカのチャリティー団体The Giving Back Fundが2008年の「寄付額が最も多い有名人」のランキングを発表し、ジョリーとピットがハリケーン・カトリーナで壊滅的状況に陥ったニューオリンズの再建やエチオピアやイラクの子どもたちに総額で1,340万ドル(日本円で約12億円)を寄付して2位にランクインした。

2009年11月、『ハリウッド・リポーター』によると、ジョリーとピットの2008年の寄付金総額は680万ドル(日本円で約6億1200万円)だったという。2人が設立したジョリー・ピット基金の2008年度の納税通知書によると、同基金の収益は1300万ドル(日本円で約11億7000万円)でその半分以上をさまざまな団体に寄付したといい、世界中の病気を減らすことを目的としている団体The Global Health Councilは同基金から200万ドル(約1億8000万円)を受け取り、ピットが創設したチャリティー団体Make It Right FoundationとHuman Rights Watchもそれぞれ1万ドル(約9000万円)を受け取ったという。さらにThe Armed Services YMCA of the US Army、ピットの地元スプリングフィールドの学校、息子マドックスの母国カンボジアの団体などもジョリー・ピット基金から寄付を受け取っているという。

2009年12月、『ピープル』誌によると、アメリカの養護施設団体“アメリカン・SOS・チルドレンズ・ビレッジ”に10万ドル(日本円で約900万円)を寄付した。この団体はイリノイ州とフロリダ州にある養護施設で現在は300人ほどの子どもたちが暮らしている。ジョリーは「孤児や捨て子を育て、家族をバラバラにしないSOSのすばらしい活動をわたしたちはこの目で見ました。SOSビレッジでは一定の年齢になったからといって子どもが放り出されることはありません。職業訓練、高等教育、生活の手助けなど、すべての援助を永遠に与え続けてくれる場所です」とコメントしている。SOS・チルドレンズ・ビレッジは孤児や捨て子を支援する世界最大のNPOで、132か国で500のビレッジが存在している

。 2010年2月、先の大地震に見舞われたハイチの隣国ドミニカ共和国の首都、サントドミンゴにある病院を訪問し、ハイチから避難してきた被災者たちと面会。その後、ハイチへ移動し、国連ハイチ安定化派遣団を訪問した。また、パートナーのピットとともに100万ドル(約9,000万円)を国境なき医師団へ寄付している。なお、ハイチを訪問中にCNNのリポーターから「ハイチからは、養子をとらないのか」と尋ねられ、「いいえ、今われわれは、そのためにここにいるのではないのです。わたしたちは養子を受け入れる準備はあります。ブラッドとそのことも話しますが、それはここで考えることではありません」と強い口調で反論したと伝えられている。近年、ハイチでは生き別れた子どもの養子縁組が違法に行われて、人身売買にまで発展しており社会問題にもなっている。後にジョリーは、国連難民高等弁務官事務所のオフィシャルサイトで「養子縁組は緊急事態時の対応策として採用されるべきではない。ハイチは地震前に多くの人身売買の問題があったため、子どもたちにより一層の注意が必要だ」と声明を出している。エンターテインメントサイトのpopsugar.comではこのCNNのリポーターの質問について、「これは自然な質問、アンジーは養子をとることを認めている」「的はずれな質問、アンジーの活動から輝きを奪う」と二択で投票を行っているが、「的はずれな質問」に7割以上が投票している。

2010年8月、DesPardes.comによると、10万ドル(日本円で約900万円)をパキスタン洪水の被災者支援として寄付していたことが明らかになった。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使として慈善活動を行っているジョリーはパキスタン洪水について「今年の1月にはハイチ地震が起きるなど、たくさんの苦労を抱えた人々がだんだんと増えてきています」と支援の必要性を訴えるコメントを発表している。

2011年1月、『ハリウッド・リポーター』によると、実子シャイロが生まれた国ナミビアにある野生動物保護区にシャイロの名の下に2人が設立したジョリー・ピット財団から200万ドル(日本円で1億6400万円)を寄付していたことが明らかになった。この寄付に関してジョリーは「シャイロには自分が生まれた国に関わりながら育ってほしい。この野生動物保護区のオーナーとは古くからの友人でこのナミビアの土地と野生を保護するために彼らの熱心な仕事ぶりと人々への献身さにずっと感心させられている」と寄付理由に関したコメントを残している。

2011年6月、BANG Media Internationalによると、竜巻の被害にあったミズーリ州南西部の町、ジョプリンに50万ドル(日本円で約4,000万円)の寄付したという。2人が設立した「ジョリー・ピット基金」による寄付金は壊滅的な被害を受けて中長期的な支援を必要とする町の再建に充てられるという。ピットは「街の30パーセントが壊滅的な被害に遭い、ジョプリンの街には難題が待ち受けています。僕はこの街の近くで育っているため、住民は仕事熱心で、謙虚、立ち直る力も強いことを知っています」と語り、街の再建の手助けになりたいと言っており、ジョリーも「多くをなくしたジョプリンの方々への思いでいっぱいです」と付け加えた。

2011年8月、BANG Media Internationalによると、ピットとジョリーが設立した財団法人の納税記録が公開され、2人が2009年だけで総額490万ドル(日本円で約3億9,200万円)を慈善団体に寄付していたことがわかった。その寄付先は195万ドル(日本円で約1億5,600万円)が両親の働いている家庭の支援団体に、100万ドル(日本円で約8,000万円)は国連関連の慈善団体に、70万ドル(日本円で約5,600万円)は子どものがん基金に、また48万ドル(約3,840万円)は自然災害に遭った街の復興基金などに使われている。2人の友人は「セレブたちの多くはブラピやアンジーから学ぶことが一つや二つあるはずよ」とその金額の大きさがうがかえるコメントをしている。

2012年10月9日、パキスタンでターリバーンを批判し、女性の権利向上のために活動していた少女マララ・ユサフザイがターリバーンとみられる男たちによる銃撃(後にターリバーンが犯行声明を出した)で重傷を負うという事件をが起きると、10月18日、パキスタン、アフガニスタンの少女のために5万ドル(約400万円)を寄付した。寄付金は、パキスタン、アフガニスタンにおける女性教育のために闘った女性、少女を表彰する賞の創設などに使われるという。

2013年6月24日、国連安保理で開かれた紛争下の性暴力問題に関する公開討論で演説を行った。

2013年、人道支援活動を通じた映画界への貢献を讃えられ、アカデミー賞のジーン・ハーショルト友愛賞を同賞史上最年少で受賞した。

2014年、英国政府が「名誉デイム(Honorary Dame Grand Cross of the Most Distinguished Order of St. Michael and St. George)」の授与を決定。10月10日、エリザベス女王に夫ピットや子供たちとともに謁見し、称号を授与された。

2015年1月、バチカンで自身の監督作「Unbroken」の上映後、フランシスコ法王に家族とともに謁見した。

2016年5月23日、イギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの客員教授に就任。人権問題などを学ぶコースの授業を担当。

(wikipedia アンジェリーナジョリー)
参照元:wikipedia アンジェリーナジョリー 「慈善活動と子供たち」

スポンサーリンク


スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 鑑定家さん
    いつも詳細な解説のおかげで勉強になります。
    ダシャーの見方で判らないところがあります。
    D7チャートで マハダシャー太陽期は 7室支配の太陽が2室在住と
    みると思っていましたが、太陽からみて6室支配とみて 在住の時は
    ラグナから見て2室とする手法があるのでしょうか。
    • 『6室支配で2室在住』と書いたのは、『7室支配で2室在住』の間違いでした。
      ご指摘ありがとうございます。

      マハダシャーの太陽から見て太陽は6室を支配しているという意味での6室の象意はありますが、2室に在住しているというのは間違いです。

      金星期はサプタムシャ(D7)のラグナに在住しているので、子供に恵まれる時期であったのに対して、太陽期はそういう象意は終わり、7室の支配星で2室に在住し、全くラージャヨーガも形成していないという意味でアンジェリーナ・ジョリーの子供運は変化したと考えられます。

      またこの文章の記入中に気づいたことですが、『分割図の表示体(カラカ)は、分割図のラグナに在住している時、ハウスに在住するカラカのようであり、分割図の悪い効果を与えます。』という記述が、PREDICT COMPREHENSIVELY THROUGH DIVISIONAL CHARTS by V.P.Goelに書かれており、金星がサプタムシャのラグナに在住して、木星とコンジャンクションという配置は、子供に恵まれる配置を意味していると思いますが、何らかの悪影響もあるかもしれません。

コメントする

CAPTCHA