
読者の方から参政党のチャートについて言及があった為、参政党の設立日でマンデン図を作成してみた。
参政党の設立日は 2020年4月11日で、2020年3月17日に政治団体として申請し、同年4月11日に正式結党している。
本部は、東京都港区赤坂三丁目4‑3 赤坂マカベビル5階である。
通常、組織、団体のマンデン図を作成する場合、時間が分からない場合は、セレモニーを開始する一般的な時間として、10時や11時、もしくは13時などが有力候補になって来る。
参政党のチャートを「2020年4月11日 10:00 東京」で作成した所、ラグナは双子座になった。
13:00で作成した場合、ラグナは蟹座である。
ラグナは、双子座か、もしくは蟹座である可能性が高い。
また結党宣言は2020年4月11日、昼前から昼過ぎにかけて、オンライン上で発表されたということで、以下の動画から確認できるという。
12:00で作成すると、ラグナは蟹座12°7’だが、11:00で作成すると、ラグナは双子座29°47’である。

仮に蟹座ラグナだとすれば、参議院選の行われた7月20日は、土星/火星期であり、7室で5、10室支配の火星が高揚し、7室支配で7室で定座に在住する土星とコンジャンクトして、5-7のラージャヨーガを形成している。
土星はシャシャヨーガで、火星はルチャカヨーガで、木星は減衰しているが、ニーチャバンガラージャヨーガ及び、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置である。
これは実務的実際的で凄まじい実行力を持つサポーターたちの存在を示唆している。
水星が魚座で減衰する配置は、陰謀論的な発想になりやすいことを意味するが、太陽とコンジャンクトして、天皇を中心とした国といった政治理念を与えるかもしれない。

因みに双子座ラグナだとすると、これも強力な配置であり、9室支配の土星と11室支配の火星が、7、10室支配の木星とコンジャンクトし、9-11のダナヨーガ及び、7-9、9-10のラージャヨーガを形成し、木星は、ニーチャバンガラージャヨーガ及び、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮する配置である。
参政党は、全て党員の寄付によって賄われていることを考えると、8室に惑星集中で、8室でダナヨーガを形成したり、8室の支配星が定座で在住していることに納得できる。
またスタッフも全てボランティアで、お金は貰っていないことを考えると、2室支配の月が6室で減衰している配置が考えられる。
2室の支配星は、党が所持するスタッフを表すが、6室で減衰しているというのは、無償の奉仕で使い倒されていることを意味する。
しかし、スタッフは、自己犠牲の自発的ボランティアで猛烈に働いているのである。
そして、そこに5、12室支配で12室に在住する金星がアスペクトしており、2-5のダナヨーガを形成しているが、選挙ポスターの作成などで、「政治はロックだ」とのキャッチフレーズを生み出したり、「日本人ファースト」というキャッチコピーを生み出すのが上手なのは、この5室支配の金星と2室支配の月の相互アスペクトによる効果かもしれない。
因みにどちらかと言うと、双子座ラグナが正しそうである。
蟹座ラグナだと、木星が12室をトランジットし、土星が12室の支配星をトランジットして、12室にダブルトランジットする時期に、党が躍進するとは考えられないからである。
双子座ラグナで、10室に土星がトランジットしていると考えて初めて、今回の躍進を説明することが出来る。
参政党にとっては、非常に重要で、責任重大な時期であることを意味している。
3室支配の太陽に8室支配の土星がトランジットしている為、参政党が発信する主張に関して、様々にメディアからバッシングを受けることが多かったのである。
双子座ラグナであれば、現在、土星が10室から7室にアスペクトし、木星が双子座から7室にアスペクトして、7室にダブルトランジットしている。
7室は10室から見た10室であり、社会デビューを表すハウスであり、高い地位や大舞台を表すハウスである。
従って、この選挙で、大量に議席を獲得し、参政党は、ようやく、社会的に認められる存在になったと言える。
双子座ラグナであることのもう一つの理由は、神谷宗幣のチャートを見た時に射手座ラグナで、7室双子座に1、4室支配の木星と、5室支配の火星が在住して、1-5、4-5のラージャヨーガを形成する配置がある。
この強い双子座は、神谷宗幣が、様々な知識人と親交を持っており、保守思想の正当性を理論的に納得させるだけの議論が出来ることを表している。
そうした双子座が象徴する知的な人材に恵まれているのである。
創憲といった国の根幹にまで関わろうとする実力があるのはその為である。
また経済においては、国内のMMT論者、積極財政派の知識人からサポートを受けている。
参政党が、党員からの寄付と、スタッフのボランティアに支えられていて、運営資金が全くなくても運営出来たことは、この配置に秘密があったと考えられる。
現在、マハダシャー土星期だが、2031年まで土星期は続くため、この土星が示す強力なダナヨーガやラージャヨーガが象徴する党員のサポートによって、今後、強力に実行力を発揮していくことが予想される。
因みに今回の参議院選では、石丸伸二が振るわなかったが、彼のダシャムシャでは、土星、火星、木星が山羊座に在住している。
やはり、山羊座に在住する土星、火星、木星のコンビネーションは極めて、強力である。
今回の参議院選挙で、大勝したのは、現在のダシャーが土星/火星期で、土星と火星が出生図で強力なヨーガを形成しているからである。

ダシャムシャでも土星と火星は星座交換して強力である。
次の衆議院選挙では、ダシャーはおそらく、土星/ラーフ期に移行するが、ラーフは、ディスポジターの水星が、1、4室支配で10室で、減衰している。
おそらく、参政党が、提出してくる法案は、魚座で減衰する水星が示すようなものになる可能性が高い。
例えば、参政党の憲法草案は、人権の具体的な記述が無かったが、減衰する水星的なものになる可能性が高い。
法案提出して、実際に国会で活動する中で、参政党の本当の政党としての実力が試されることになり、またどれだけリベラル政党の主張や政策と乖離しているかも明らかになる。

しかし、ダシャムシャでは、水星は、木星と星座交換しており、強さも秘めており、ラーフはディスポジターで定座にある太陽とコンジャンクトしている。
火星6、11室の支配星で、8室で高揚していた為、選挙で勝利することを意味していたのである。
6、11室の組み合わせは、選挙で勝利する典型的なハウスの組み合わせである。
土星/ラーフ期になったら、今度は、法案を提出するなど、実際の政治活動に移行していくことを意味している。
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