Startup CTO of the year 2024 体験記 -技術者たち(火星)の祭典-
昨日(11/19)は、Amazon Web Serviceと、NewsPicsが共同開催したStartup CTO of the year 2024というイベントに参加して来た。
スタートアップとは、革新的なアイデアや技術を基に新しい製品やサービスを提供し、急速な成長を目指す新興企業のことであり、CTOは、Chief Technology Officerの略で、最高技術責任者を意味する。
新興企業の最高技術責任者が、TEDで登壇者がスピーチするのと同じように6分間スピーチし、審査員によって採点され、勝者を選ぶというイベントである。
登壇したCTOたちは皆、技術畑の人々で、皆、プログラミングスキルがあり、最初は起業の技術部門で働いていたが、そのうち、そこでずっと働き続けていていいのかと疑問に感じて起業した人や、社会課題の解決を技術を通して行いたいといった志を持って起業した人々だった。
つまり、技術者の集まりである。
ジョーティッシュには、ムフルタ(吉日選定)などで使われるパンチャンガという概念があるが、パンチャ(5つ)+アンガ(手足)という意味で、ヴァラナ、ナクシャトラ、ティティ、カラナ、ヨーガという5つの要素がある。
このうち、ヴァラナは曜日の概念である。
例えば、その日の曜日を支配する惑星が、その日の状況を物語るのである。
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日と、7つの曜日があり、それぞれ月、火星、水星、木星、金星、土星、太陽が対応している。
この知識の応用は、例えば、火曜日は、犬が狂暴になって良く吠えるが、同じ犬が、木曜日には非常に大人しくしているとか、そうした概念である。
会議を火曜日に行なうと討論が激しくなってまとまりが無くなり、会議を木曜日にすると、調和のあるムードで、会議が展開するとか、そうした概念である。
そのような考えからすると、結婚式などの吉事は、金曜日とか木曜日にすべきであり、火曜日とか土曜日は避けた方が無難かもしれない。
毎週、金曜日の夜は、次の土曜日、日曜日が休みの人にとっては、仕事終わりの週の最終日である。
金曜日の17時以降になると、常に街は賑やかで、活気があり、遊び心で満たされて、楽し気な雰囲気に満ちてくるのは、金曜日が、金星の影響を受けるからである。
このようにヴァラナは、曜日を支配する惑星が、その曜日の基本的な性質を支配するという概念である。
私は以前、カウンセリングのコースを受講した時、このヴァラナ(曜日)の概念に従って、毎週、木曜日に受講することに決めた。
受講する曜日を決定すると、毎週、同じ曜日を担当する講師が決まり、毎回、同じ曜日に受けるのである。
必然的にその曜日の性質に合致した人々が集まってくると予想したからである。
木曜日に受講すれば、木星はカウンセラーやコンサルタントの惑星であり、必然的にカウンセリング能力の高い講師が担当者となり、カウンセリングの適性が高い人々が集まって、クラスの講師や受講生たちのレベルが上がって、より質の高い内容になると思ったからである。
実際、それは予想した通りであった。
コースが修了して、その年の修了生たち全員が集まって、修了証を授与される日が来た時、各曜日のコースの受講生たちの選ばれた代表者たちが、スピーチをして、修了証を受け取るのであるが、その選ばれた代表者もその曜日のコースに参加していた受講生(参加者)たちも全て、その惑星の性質そのものであったことに驚愕した。
例えば、月曜日コースの代表者は、母性的でおとなし目の女性であり、月曜日の参加メンバーたちは見た所、皆、温和で、優しいイメージの男女が多かった。
代表者が「愛が大事だと分かりました」といった情のこもったスピーチをしていた。
しかし、日曜日コースの代表者は、元気な男性で、日曜日メンバーの男女全員が、ノリが良い感じで、イエーイとか、ヒューといった奇声を発し、大胆不敵に代表者にエールを送り、スピーチの代表者も「今日は、朝まで飲み明かそう」などと主張していた。聞いていた感じでは、コース中も何度かメンバー同士で集まっては、朝まで飲み明かしていたようで、やや大胆で、自己主張が強く、戦闘的、肉食系の人たちが多い印象であった。(これを見て私はこのメンバー全員が太陽の性質そのものであるのを観察して面白くてたまらなかった)
私が参加した木曜日コースは講師の方がベテランの経験豊富な講師で、カウンセリングのスキルを深く身に付けており、参加者は、カウンセリングの技法に対する知的な理解への探求心やこだわりを持った人々が多かった。またメンバー全員は、出来ない人がいると一緒に練習を手伝ってあげるような思いやり深い人が多かった。また既にメンタルヘルスの業界で働いている人が多かった為、そうした参加者の話を聞くことはあたかも講師が大勢いるかのような印象であったし、参加メンバーは倫理観に厚く知識と情のバランスが取れているのである。この木曜日のメンバーからは朝まで飲み明かそうなどといった話は一切出て来ていない。
土曜日コースの代表者のスピーチ内容は、更に別の資格取得を行うには、こうすれば有利であるといった情報を提供するなど、具体的、実際的な話をしており、土曜日の参加メンバーも実務的な人々が集まっている印象であった。
もうかなり時間が経過したので、記憶が薄れてしまったが、その当時、驚愕して、この事実について文章にまとめて、記録しておいたのを元に書き起こしてみた。
それで昨日(12/19)、参加したStartup CTO of the year 2024の話に戻すが、昨日は、火曜日であり、火星は技術の惑星であり、技術者の表示体なのである。
だから、最高技術責任者(CTO)たちが、登壇して、スピーチするイベントに参加したのである。
登壇者たちは、「社会課題の解決」を「テクノロジー」(技術、科学技術)によって、行なうことを目標とする技術者たちであった。
話の仕方は、論理的で、限られた6分(非常に短い)の中で、テキパキと話の論点をまとめて、スピーディーに話を展開していた。
英語の技術的な用語をそのままカタカナにして、日本語にしたような技術業界用語を多用していた。
例えば、スタートアップもそうだが、ローンチとか、ソリューションといった用語であり、登壇者たちは、テック業界でバリバリ現役で仕事をしているような人々である。
ビジネスの最前線にいる人たちである為、売り上げといったお金の話も非常にスケールが大きく、大きなお金を動かしている人々である。
話の内容には、情や道徳といった人間的な内容が全く含まれていない訳ではないが、それは背景に押しやられており、目標の為の数字や人数、手法といったテクニカルな話が大部分である。
しかし、起業家としての情熱や意思、リーダーシップといったものは重んじられており、このイベントのテーマは、「沸騰」(ふっとう)であった。
因みに「社会課題の解決」というのは水瓶座的な発想であり、また水瓶座は「テクノロジー、科学技術」の星座でもある。
従って、現在、土星が水瓶座をトランジットしていることも、このイベントに導かれた理由であると考えられる。
Startup CTO of the yearというイベント自体は、今年2024年で、11回目だというが、とりわけ今回のイベントが目を引いて、私は参加したいと思ったのである。
何故、参加したかと言えば、以前、このブログでも紹介した『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』の著者ピーター・ディアマンディスが、講演を行なう予定であると知ったからである。
(cf. 2021/2/22付『2030年の未来予測というブーム - 私たちはどこへ行くのか -』)
私はてっきり来日講演するのかと思って期待して参加したが、実際は、ビデオ収録配信だった。
告知ページのロゴの下の方に「※事前収録配信」と書いてあったのをすっかり見落としていた。
ピーター・ディアマンディスの話は、ここ最近の人工知能(AI)の飛躍的な進歩に関するもので、来年2025年には、AIは人間の能力を超え、2029年~2030年には汎用人工知能が登場し、AIは、全人類の能力を超えるという非常に刺激的な話であった。
因みにヴァラナの話にもう少し補足するが、私はこのヴァラナの概念を日常生活に応用している。
例えば、私は夜21時~22時ぐらいの閉店間際のスーパーで生鮮食料品など買いものすることが多いが、私が気が付いたのは、火曜日は、あまり値引きされていないということである。
火曜日は、店側が強気の値段設定をして、あまり値引きしていないのであり、客も値引きされていない金額で、どんどん購入しているようである。
従って、火曜日は、売れ残って、安くなっている品物がなく、閉店間際に行っても陳列棚は空っぽである。
つまり、火曜日は、火星の影響で、経済活動が活発化するようであり、店側が設定した値段で、どんどん売り買いが促進されている。
店側は良く売れるので、値段を下げる必要がないので、値段を下げないのである。
従って、火曜日は、安くなった品物を求めて、買い物に行っても無駄である。
テック業界の人が、やはり、資金調達とか、売り上げとか、お金の話をする時にスケールが大きいのは、やはり、火星の表示体となる人々だからだろうと思うのである。
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