与沢翼、『覚せい剤』乱用を告白 -マハダシャー木星期へ-



2013年頃、「秒速で稼ぐ男」として有名になった与沢翼が、覚せい剤の濫用を告白している。


妻が帰国して、離婚危機にあることも告白している。


与沢翼「タイに来てから『覚せい剤』にどっぷりはまっていました」 突然の告白に困惑広がる
2025/04/18 J-CASTニュース

実業家の与沢翼さんが2025年4月18日、Xで突然「覚せい剤」の乱用をしていたことを明かし、波紋を広げている。

「奥さんが画像の通り日本へ帰りました」

与沢さんは18日未明、Xで「お久しぶりです、皆さま。今からとんでもないこと書きます」と切り出した。

「昨日れい、にな、みらんを連れて奥さんが画像の通り日本へ帰りました」と3人の娘を連れ、妻の相原麻美さんが日本に帰国したと報告した。

投稿に添えられたLINEのスクリーンショットには、相原さんから与沢さんに対する率直な気持ちがつづられていた。

「つーくん、私は離れて過ごして恐怖感が消えることなく増してしまったよ」とし、「早く伝えなくて申し訳ないけど、急遽日本に帰ることに決めすでに家をでて、日本に向かっています。もう自分が壊れてしまうのが分かるので、ごめんね許してね」と帰国することを報告。

与沢さんに向け、「つーくんのことを責めるつもりもなく、恨みも本当にないよ!」「私が後にも先にもあなたを裏切ることはないよ!!」としつつ、「でも私のこの精神状態でつーくんを支えることも出来ないの分かってください」。「何年後でもいいから、全て思い出して、笑顔で会えるまで信じて待っています ごめんなさい、ありがとう」としていた。

「覚せい剤を辞めきるためにSNSに書きました」

与沢さんは家族と離れることになった理由について、「SNS更新してなかった理由でもありますが、仕事をやめてタイに来てから『覚せい剤』にどっぷりはまっていました」と告白。

「今はもうやっていません。信用されないと思いますが、この後も、やりません」と宣言し、実母にも電話で伝えたとして「もう歳なのに親不孝で本当に泣けました」と明かした。

自ら告白した理由については、「SNSには書かない方がいいと言われましたが、覚せい剤を辞めきるためにSNSに書きました。ここで書くと自分への抑止力になると思ったからです」と説明している。

覚せい剤を使ったのには「理由があった」が、「今はその理由がなくなり、完全に辞めることができています。連日吸っていたところ、全く興味もない状態です」という。

「やっていた期間は、どちらかというと理路整然としていて、落ち着いていました」と振り返り、「逆に辞める直前、あるきっかけがあって、そこから、ここ10日ほど奥さんに怒鳴ったり、ツーショット写真のフレームを壊し、それが足に飛んで怪我をさせてしまったり」と不安定な状況に陥り、「結果、奥さんとの別れにつながりました」という。

妻らが帰国する前日まではいつも通りの日常を送っていたとするも、「子供と今は一切の連絡を取る手段を失い、絶望しています」。電話もつながらない状況だという。

与沢さんは、「私はもう親としてふさわしくないです。れい、にな、みらん、本当にごめんなさい」と謝罪した上で、家族に向け「早く会いたいです。会えるようになりますように。与沢家で起きている不審な問題、人生をかけて必ず解決します」と決意を明かした。

与沢さんの告白には、「正直に向き合ったのはすごいです でも大事なのはこれからどう変わっていくか 言葉よりも信頼で取り戻してほしい」「与沢さん、奥様、お子さん達のためにももう二度と覚醒剤には手を出さないで」驚きと困惑の声が相次いでいる。


与沢翼については、以前、牡牛座ラグナに修正していたが、秒速で稼ぐ男として話題になっていた頃は、2室に在住するマハダシャーラーフ期だった。





ラーフ期は、情報商材やアフィリエイトなどで荒稼ぎした時期で、出来高で稼いだり、起業を表す2室にラーフが在住していることから、それはよく分かる。


与沢翼がドバイに移住した頃に出演したテレビ番組で公言していたが、とにかく四六時中、金を稼ぐことを考えているそうだ。


妻と話をしている時も頭の片隅で考えているなどと当時、語っていた。


これは2室のラーフがもたらす性質である。



ラーフのディスポジターである水星は、6室でいくつものダナヨーガを形成して、それらは12室(海外)にアスペクトしている為、情報商材やアフィリエイトで稼いだ金銭を海外の不動産に投資して、自身もシンガポールやドバイなど海外での移住生活を開始したのである。


因みに6室に惑星集中していることは、多くの追随者がいることを意味している。



大学卒業後はまともなアパレルのビジネスで、まともに起業していたようだが、カリスマ的経営コンサルと自称する人物に会社の資金を浪費されて、会社は倒産している。



それで情報商材やアフィリエイトといった世界に参入し、自分のHPにアクセスしてくる視聴者たちを使って、巨額の種銭を作ったのである。



これはある種、資本の原始的蓄積段階と言ってもいいかもしれない。



6室に惑星集中する人は、多くの追随者(従業員)を使って、荒稼ぎするのであり、あまり、まともな稼ぎ方ではない。



情弱ビジネスといってもいいかもしれない。







この時の与沢翼は面白く、会社を立ち上げてセミナーやイベントもよく開催していた。


例えば、ビットコイン元年と言われた2017年頃から少し経過した頃、与沢翼が開催していた生誕祭というものに私も参加してみた。


会場に与沢翼が白いリムジンで乗り付けて、講演を行うなどした。


「まもなく富の大移動が起こる」、「日本を獲ることも夢ではない」といった刺激的な野望に満ちた講演内容だった。


二次会で、六本木ヒルズで、パーティーがあるというので、それにも参加してみたが、ADAコインを5億円ほど買っていて巨万の富を築いた泉忠司も登壇して、大はしゃぎしていた。



何故、この頃、与沢翼が面白かったかと言えば、マハダシャーが2室に在住するラーフで、ディスポジターの水星が2、5室の支配星で、5室(イベント、出版)の支配星であることから、イベントを開催したり、出版をして、多くの人に娯楽やエンターテイメントを提供したからである。




与沢翼は最初は仮想通貨に何故、価値があるのか分からないといった発言を繰り返していたが、2017年7月に『ビットコインキャッシュ』を初めて購入し、500万円が2000万円になり、『リップル』を1億3500万円分購入したのが、2017年12月に27億円に大化けした。



これが与沢翼の成功物語である。



その後、ドバイに移住して、不動産投資などで、27億円を80億円にまで増やしたようだが、これはこの時の27億円の成功あってのものである。



因みに『リップル』というのは当時、決して良い投資先とは言えなかったと思われる。



『リップル』はユーザーがマイニングで増やせず、発行者が中央集権的に管理する通貨で、ブロックチェーンの利点を生かしていない今から思えば、全く利点がよく分からない仮想通貨である。



国際送金の高速化・低コスト化をうたって、銀行で採用されると期待をもたせていたが、その後、それは全く実現していない。



ビットコイン本体の方が、その後の成長力は、よほど強かった。



しかし、この通貨に魅力を感じたのか、与沢翼が購入した途端、多くの追随者がそれに従い、そして、2017年12月頃にビットコインや全ての仮想通貨が暴騰する中で、リップルもこの時だけ爆上げしたのである。


株やFXなどのデイトレードなど、短期売買では、自分がエントリーしてから、それに追随するタイミングで、多くの人がエントリーする場合、それらの追随者が押し上げた含み益を利食いして莫大な利益を上げるが、それが6室惑星集中し、ダナヨーガを形成する人の稼ぎ方である。



従って、6室惑星集中によるダナヨーガは、追随者の資産を巻き上げるデイトレード向きで、情弱ビジネス的で、やや暴力的でもある。



8室惑星集中によるダナヨーガの場合は、企業や株式市場全体の成長から収穫する長期投資向きではないかと思われる。



そうしたことで、金運がある人間は、取引する通貨に欠陥があっても、どんな状況からでも利益を上げることが出来るのである。




しかし、ドバイで不動産投資で、更に資産を80億にまで増やした後、与沢翼は人生の目的を失ったようである。



与沢翼氏が告白、妻にも覚せい剤を勧めていた「キメセクをしようと」DV、モラハラ否定も離婚へ
2025年4月21日8時25分

著書「秒速で1億円稼ぐ条件」などで知られる実業家の与沢翼氏(42)が21日、自身のYouTubeチャンネルを更新。改めて自身の薬物中毒について言及した。

与沢氏は妻の名前を冠して「幸せになってね。」と題した約2時間弱の動画をアップ。冒頭「これはネタじゃなくて。自分は刑務所に行く覚悟もあるし、奥さんにも言ったし。自分はタイでやっていきます」と切り出した上で「終わります、人生。やってたら。これだけは間違いないです。これは本当に確信しました。だから本当にやめようと思います」と宣言した。

子供3人を連れて日本に帰った妻との関係については「仲がいいですよ」と語りつつも「トラウマとトラウマがぶつかる時にケンカしちゃう」などとも語った。そして妻が「今回取った選択は現時点では正しいと思っています」と肯定しつつも「帰ってくる可能性は0じゃない。1%ぐらいある。モラハラもしてない、DVもしてない」と主張した。そして「まさか覚せい剤中毒者になるとは思わなかった」と本音を漏らす場面や「頭がフリーズしちゃう」と言って目を涙をためるシーンもあった。

さらに「覚せい剤をやったのは私の責任。これは何の言い訳もしません」と弁明しつつも、「覚せい剤だけは断り続けました」と妻の名前を挙げ、妻に覚せい剤を勧めていたことを告白。「これは最悪だね。一緒にやりたいと言ったんですよ、ふざけるなって言われて」「私がいわゆる“キメセク”をしようとしたんですよ」とも語った。

最後「離婚は正式にします。ピンチを逆境に変える。俺は必ず起きたことをプラスに変えます」と宣言した。

与沢氏は18日に、Xなどを更新。「SNS更新してなかった理由でもありますが、仕事をやめてタイに来てから『覚せい剤』にどっぷりはまっていました」と衝撃的な告白をした。「今はもうやっていません。信用されないと思いますが、この後も、やりません」「覚せい剤を辞めきるためにSNSに書きました。ここで書くと自分への抑止力になると思ったからです」などと告白した経緯を説明した。また、妻が3子を連れて日本に帰ってしまったことも明かし「奥さんには昔、DVっぽいことをしたり、モラハラっぽいことも多々してきました。本当に心から謝罪します」などともつづっている。

また別の投稿で激やせした顔のショットなども公開。「奥さんから離婚したいと言われました。仕方ないので、そうするしかないです」と記述。3子と会えないことについて「会えない絶望をどう乗り越えるかですね。もう外出るしかない。一人でいると気が狂いそう。12年の一緒の生活が終わりました。でも本当に自分のせいです。100%。どういう背景かすぐ説明します」と続けた。



与沢翼は、2013年の段階で既に「大体買ったので欲しい物ない」などと公言していた。



しかし、ドバイに移住して、不動産投資を始めて、ますます資産が膨れ上がり、もはや金銭をこれ以上稼いでも何も意味がない段階に到達した。




マハダシャー木星期へ


そうした中で、2020年9月からマハダシャー木星期に移行していくのである。



木星は与沢翼にとって、8、11室支配の機能的凶星で、マーラカとしても機能する最悪の惑星で、月ラグナから見ても4、7室支配の機能的凶星である。



不労所得が入ってくるが、人生の目的を見失う時期で、家もあり、妻もいるが、人生に喜びを感じなかったと考えられる。



不労所得(8室)がどんどん入って来て、仕事も辞めてしまった為、人生に目的や喜び、生きがいといったものが見出せなくなったのである。



それで、タイに移住した時に覚せい剤に手を出したのである。







元々2室にラーフが在住している為、薬物中毒に陥りやすい配置であり、そこには8、11室支配の木星もアスペクトしており、この木星のラーフへのアスペクトが、この覚せい剤摂取を促したのである。



また木星は12室支配の火星からのアスペクトも受けており、生来的凶星や機能的凶星のアスペクトで激しく傷ついている。



しかもラーフは、アールドラー(ラーフ)に在住し、同じラーフが支配するナクシャトラに在住することで非常に強化されている。




そして、木星/土星期にそれが妻との離婚という形で最悪の結末をもたらしたものの、覚せい剤を止めて、人生を立て直そうとする本人の決意や未来への希望が見られるのは、ヴィムショッタリダシャーの原則通りであった。




まず、マハダシャーロードの木星は8、11室支配の機能的凶星で、アンタルダシャーロードの土星は、9、10室支配のヨーガカラカである。



木星と土星は、コンジャンクトして絡んでおり、この場合、シュリ・K.N.ラオが、「運命と時輪」の中で定式化しているように吉凶混合した結果をもたらすことになる。



従って、まず、マハダシャーロードの木星が悪い結果をもたらしたが、アンタルダシャーロードの土星が良い結果ももたらそうとしているのである。



木星期は総じて、ラグナから見ても月から見ても機能的凶星である為、人生の目的を見失いやすく、不道徳に陥りやすいのだが、金星、水星、土星、太陽は木星と絡んでいる為、最悪の状況は免れそうである。




上がりの人生


よく巨額の資産を築いてから税金のかからないシンガポールなどに移住して、日本国籍も捨ててしまった人が、目的のない退屈な人生に悩むということはよく聞く話である。



資産の利息だけで悠々と生きていける人生を「上がりの人生」などと言うが、仕事もせず、目的のない「上がりの人生」はそれなりに辛い人生なのである。



故郷である日本社会から切り離されて、誰にも貢献することも感謝されることもなく、日々、物質的に満たされるだけの人生は、辛い人生なのである。



与沢翼がドバイに移住して、自分が築いた資産をテレビで公開したりするといった行為の中にもそうした兆候が見られた。







しかし、与沢翼の木星は、8、11室支配だが、6室に在住して、6-8のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。



従って、今回の失敗をプラスに転じるような災い転じて福と為す効果が見込めるかもしれない。



また火星も12室支配で、8室に在住しているが、これは与沢翼が射手座的なカリスマ経営者やコンサルタントに弱く、そうした人々を信頼して、騙されやすいことを示す配置である。



与沢翼は、過去にアパレルの会社でもカリスマ・コンサルタントに騙されており、またある程度の資産を築いた段階で、芸能人と会わせると言って誘惑し、価値のない会社の株式に投資をさせた業界関係者にも騙されている。



8室に在住する7室支配の火星は、こうした人々から騙されることを表しているが、ヴィーパリータラージャヨーガも形成している為、そこから何かプラスとなる教訓や利益を引き出したはずである。



災い転じて福と為すヴィーパリータ-ラージャヨーガが、2つ形成されている為、おそらく、与沢翼は、今回の覚せい剤濫用による不幸から何かを得ていくものと思われる。




離婚のカルマ -本当に離婚するかどうか検討が必要-


そして、私は以前、ナヴァムシャのラグナを山羊座に設定したが、これも正しかったのではないかと思っている。





何故なら、与沢翼は、2022年11月14日以降にタイに家族で移住し、その後、覚醒剤に手を出して、離婚になったからである。



これは、木星/土星期に移行した後である。



木星はナヴァムシャで12室の支配星である為、海外での移住を意味しており、ドバイからタイに更に移住したのである。



そして、木星は6室に在住している為、離婚を表している。



但し、ここで12室の支配星が6室に在住して、ヴィーパリータラージャヨーガを形成しており、これは離婚を帳消しにする配置ではないかと思われ、これは検証の余地がありそうである。




その前の2020年3月には、「自宅であったブルジュ・ハリファ(ドバイにある超高層ビル)を賃貸に出し、パークウェイビスタに自宅を移す」と、wikipediaに記されている。


2020年3月は、ラーフ/火星期であるが、火星は引越しを表す7室の支配星で、火星は月から見て、3、8室支配で4室に在住しており、4-8の絡みで、家の変化(すなわち引越し)を表している。



家を賃貸に出して、不労所得を得て、自らも引越しをするというのは、4-8の絡みが示す象意ではないかと思われる。



ナヴァムシャでも火星はラグナと、マハダシャーロードのラーフから見て、4室の支配星で8室に在住しており、4-8の絡みで家の変化を表している。



ダシャムシャでも火星は4、11室支配で4室に在住しており、不動産賃貸や引っ越しを表していると思われる。





株式投資や仮想通貨のトレードに強いのは何故か


出生図においては6室の天秤座(風の星座)に惑星集中して、ダナヨーガを形成している為、FXや株式トレードなどをあたかもゲームでもするかのように行って、利益を上げる才能があることが伺える。





それと同時に今回、ナヴァムシャやダシャムシャにも注目してみると、ナヴァムシャでは月ラグナから見て、双子座の5室で、2、11室支配の木星と4、9室支配の木星が2-9、9-11のダナヨーガを形成していることが分かる。



これは双子座がウォール街(株式や債券の取引所)を表す為、株式投資で莫大な利益を上げる配置である。





そして、ダシャムシャでもやはり双子座に月、太陽、木星、金星が惑星集中し、必ずしも良い配置とばかり言えないが、6-12や6-8のヴィーパリータラージャヨーガを形成している。


金融分野に縁があることを表しており、それで、その分野で成功したのである。




与沢翼の成功とは、一言で言えば、『リップル』を1億3500万円分購入したのが、27億円に大化けしたことである。




それは双子座や天秤座といった風の星座が象徴する金融部門での成功である。




メルマガやアフィリエイトで簡単に3,000万円の種銭を作れてしまうことなど、元々金銭を稼ぐポテンシャルが高いことも影響しているが、それらも風の星座が表す情報ビジネスである。




つまり、経済的に成功し、巨額の金銭を掴む人の運命は、それはチャートに正確に描かれている。




生まれた時に全てが予定調和的に確定しているのである。




しかし、輪廻転生の目的は、人間の完成であり、霊的な進化である。




巨額の金銭を取得することによる影響とその教訓がその人生には伴ってくる。




あるいは金銭を得ようと得まいと人生には教訓が付きまとうという表現の方が正確かもしれない。




人生全てが良いことだけで終わることはあり得ない。




必ず、成功と失敗、栄光と没落、喜びと悲しみ、希望と絶望、愛と憎しみ、勝利と敗北、上昇と転落、若さと老い、生と死、富と貧困、健康と病、名声と恥辱、安定と混乱、自由と束縛、成長と退化など、光と闇の両方を経験するはずである。




片側の面だけを経験することはなく帳尻を合わせるようにそこには何らかの教訓が伴うはずである。





無一文から資産80億円に…!与沢翼が明かす「私の稼ぐ方法」
スペシャルインタビュー 著書『お金に愛される 真・投資術』が話題沸騰中 現在は約5億5000万円のドバイの豪邸で家族と悠々自適
2021年11月06日 FRIDAY DIGITAL

不動産約45億円、現金約10億円、株式約7億円、社債と保険合わせて約11億円、仮想通貨約15億円……。
経営破綻によって無一文になってからわずか7年で、与沢翼氏(38)が築いた資産は80億円を超す。今年4月にはドバイの一等地に約5億5000万円の豪邸も建設し、家族4人で悠々自適の生活を送っている。しかし実は、「無一文から大復活」という事実は知られているものの、「いかにして稼いだか」ということはほとんど語られていない。

10月18日に上梓した著書『お金に愛される 真・投資術』が話題沸騰中の与沢氏が、「稼いだ方法」を明かす。

「’14年に経営破綻を経験した後にシンガポールに移住し、まずはアフィリエイトと有料メルマガで3000万円の種銭を作りました。それをFXと日経レバレッジ型ETFに全額突っ込んだ。シンガポールのカジノに週3で通っていた影響もあってFXではレバレッジをかけまくってギャンブル的に勝負してました。

一方でどうしたら負けないかも考え、含み益が拡大したらストップ(逆指値)を自動で上げていく『トレーリングストップ』を採用しました。儲けが出たとしても、一転下がって含み益が0になった時点で建値撤退。リスクを抑えて伸ばせる局面が来るまで懲りずに何度もハイレバレッジで繰り返した。大事なのは負けてる時に追加で入金しないこと。人間は感情が高ぶると『取り返さなければ』という心理が働いてドツボにハマっていきます」

3000万円は3年間で1億円にまで増えた。しかし、そういったギャンブル的な投資は長くは続かなかった。

「人は誰しも100回やれば1回はミスをします。ギャンブル的な投資ではその1回がもし致命的なミスであれば命取りになる。当時の僕も常にイライラしていて、妻にキツく当たることもしばしば。幸せとは言い難い状態でした。そこで’17年頃に長期的な投資としての株に切り替えました。シンガポールに移住してからはとにかく暇で、株関連の本を読み漁(あさ)っていたので株式投資のことは基礎から応用まで一通りは頭に入っていました」

株式投資において最も重要なのは、自分の優位性を活かすことだという。

「誰かの成功理論に乗っかるのではなく、自分にとって身近で詳しい世界の株を買うことが大切です。たとえば当時で言えば、SNSには知見があったので『スナップチャット』の株はいずれ伸びるだろうと感じて拾っていましたし、フェラーリにずっと乗ってきてブランドの強さは理解していたので、上げていくのではないかと思っていました。これぐらい単純なほうがうまくいくことも多い。

そして、最悪全損しても致命的なダメージを負わない2000万円程度で株を購入。その額ならFXのように毎日株価をチェックしなくても良いし、精神的な負担がかからず、安心して長期的に投資と向き合える。購入する時に意識したのは売ることを前提にしないこと。買った株は基本的に最低1年間は売らないと決めていました」

株式投資でも順調に資産を増やしていった与沢氏だが、資産爆増の要因となったのが仮想通貨だ。

「仮想通貨を初めて買ったのは’17年の7月ごろです。『ビットコインキャッシュ』という仮想通貨を500万円買ったんですが、瞬く間に2000万円になった。追加資金も入れて8月〜9月にかけて『リップル』という仮想通貨を1億3500万円分購入。これがその年の12月に時価27億円に化けました。この一撃は大きかったです。ただ、27億円のうち、出金できたのはリップル以外も含め14億円だけ。出金しようとしたんですが、海外の銀行口座が凍結されてしまって。金額が大きすぎてマネーロンダリングと疑われたみたいです(笑)。

引き出せた14億円のうち半分の7億円は株式口座に回して、あとは不動産とか保険です。’15年頃から不動産投資は始めていましたが、得た利益を手堅い資産に変えるというイメージですね。現在はドバイやバンコク、東京などに計39の物件を所有しています」

いまも投資は続けているが、あくまでこれまでに得た利益の範囲で無理なくやりくりしているという。

「仮に全損しても痛手ではない範囲で投資しています。かつてのように派手に豪遊したいという欲求はない。家族と幸せに暮らしていくことが、人生の目標です」

著書には、投資術がさらに詳しく記されている。80億円は難しいかもしれないが、資産形成の一つの方法として参考になる部分もあるかもしれない。

『FRIDAY』2021年11月12日号より





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