
YoutubeのReHacQ−リハック−という番組の楽しい人生講座で、元ゴールドマンサックスの川村真木子氏との対談が放送されていた。
【高橋弘樹vs辞めゴールドマン・サックス】年収3億だけど「二度と戻りたくない」外資系投資会社で感じた限界とは?【ReHacQ】
バリキャリ女子とは、バリバリ働くキャリアウーマンのことだが、高収入を得ている方の経歴を知ると、何故、そうなのかを占星術的に知りたいと思い、いつものごとく、チャートを作成してみた。
川村真木子氏は、ゴールドマンサックス時代は、基本給5000万円+ボーナスという形で働いており、年収3億円だったが、男中心のピラミッド型の組織で、二度と戻りたくないという。
26歳で、リーマンブラザーズ東京オフィスに入社して、2年目で、相手も28歳で年収1億円を超える若手エリートだったという。
結婚後、2003~2004年に第一子(娘)を出産している。
そして、ゴールドマン退職後、会社を起業して、現在、オンラインサロンを運営し、会費1万円の会員が1万人いて、投資のアドバイスや社会的な時事問題などについて発信し、それだけでも年収1億円だが、現在、年商20億円で、年収は10億円超だそうである。
外資系金融機関で働いている場合、株式市場や債券市場などの象徴が、双子座である為、蠍座ラグナで8室双子座に惑星集中しているか、射手座ラグナで7室双子座に惑星が在住しているか、双子座ラグナでラグナに惑星が在住しているか、といった3パターンが頭に浮かんだが、非常に上昇志向が強く、実際に実力もあり、外資系金融機関でキャリアを築いてきたということから、射手座ラグナの印象があった。

実際、チャートを作成してみると、意外なことに蟹座惑星集中であった。
しかし、この配置からおそらく8室蟹座に惑星集中となる射手座ラグナではないかと思われた。
ゴールドマンサックスは、金融商品を富裕層の人たちに販売して、資産運用し、その運用益の何パーセントかをボーナスとして受け取るような報酬体系ではないかと思われる。
一旦顧客を獲得し、その顧客が投資商品を購入すると、そこから運用益の何パーセントか就業している限り、永続的に入って来る仕組みであり、不労所得である。
これは完全に8室の象意であり、他人の資産を管理することによって、そこから不労所得を得る形である。
川村真木子氏は、ゴールドマンサックスでは、アナリストやマネージングディレクターをしていたということだが、担当する顧客の売り上げに自分の報酬が連動している形であり、常に顧客の資産を活用して、金を稼ぐ仕組みであることから、やはり、8室の象意である。
2003年の22歳の時に新卒でリーマン・ブラザーズ東京オフィス入社したというが、この頃は、堀江貴文が、リーマンブラザーズから資金調達して、にっぽん放送株を大量取得し、フジテレビの経営権を得ようとしていた頃である。
ゴールドマンサックスの営業をする上で、ヒルズ族といった人々とも親交があったかもしれない。

まず、ポイントとして、株式で儲ける人々の特徴は、人の才能や生産性を利用して、その配当を受け取ることを意味しており、8室が強調されている。
例えば、ウォーレン・バフェットなども蠍座ラグナで、強い双子座8室を持っている。
従って、まずは、蠍座ラグナを考えてみたが、実際は、蟹座惑星集中だったため、射手座ラグナではないかと思われた。
また高額収入を得る人には、強力なダナヨーガが成立しているはずだが、ジョーティッシュにおいてお金のハウスは2室(起業、出来高収入)と11室(報酬)である。
従って、2-8軸か、5-11軸で、ダナヨーガが成立している可能性が高い。
そして、外資系金融機関などで、特に株式市場で、他人の資産(8室:7室から2室目)で、利益を得ている人は、2-8軸で、ダナヨーガが成立する為、2室も強く、最終的には、自分自身で会社を立ち上げて、起業することにもなる。
もし5-11軸である場合、自分でプロダクト(商品)を開発して、ブランドなどを作り、それを販売して儲けたりするケースが多い。
例えば、マイクロソフトのビルゲイツは、双子座ラグナで5室に惑星集中で、5-11軸で強力なダナヨーガを持ち、またスティーブン・スピルバーグも双子座ラグナで5室に強力なダナヨーガがあるが、2人ともウィンドウズや映画など、自分が何らかの商品や作品などを世に出している。
川村真木子氏は、リーマンに入社した2年目の26歳の時に結婚しているが、ちょうど2002年頃で、水星/水星期である。
射手座ラグナであれば、水星は7、10室支配であり、7室はパートナーで、10室は仕事である為、パートナーと仕事を得たことが分かる。
そして、この水星は、8室で強力なダナヨーガに含まれている。
ラグナアディヨーガ
しかもよく見ると、ラグナから見た6、7、8室に金星、水星、木星が在住している為、ラグナアディヨーガが成立しており、水星は、そのラグナアディヨーガを構成する一部である。(※またラグナアディヨーガを構成する木星は、月との間で、ガージャケーサリヨーガも形成している。)
基本的に軍の司令官や王者になる配置である。
マハダシャー水星期にこのヨーガが活性化されたことは間違いないと言える。
そして、2003~2004年に第一子を出産しているが、水星/水星期か、水星/ケートゥ期、あるいは水星/金星期である。
水星は9室支配の太陽とコンジャンクトしており、子供のハウス(9室:5室から5室目)と関係していることが分かる。
因みに今回、私は、川村真木子氏の対談での立ち居振る舞いや話し方を見て、ラグナは、射手座のウッタラアシャダーではないかと考えた。
ウッタラアシャダーは、支配星が太陽で、実際にそうであるかは別として、非常に良い家柄のように見え、貴族的な雰囲気を感じさせる人々で、非常に人たらしで、人に全く嫌な印象を与えない人々である。
私の鑑定にも何度か、ラグナが、ウッタラアシャダーの方々が訪れたことがあるが、人たらしで、人を気持ちよくさせる非常に優れた人格の持ち主が多かった。
ラグナが射手座においてウッタラアシャダーになるのは、ウッタラアシャダー第1パダの場合で、その場合、ナヴァムシャのラグナも射手座となる。

そうすると、ラグナが射手座でヴァルゴッタマで、射手座ラグナにとって、7、10室支配の水星と9室支配の太陽のコンビネーションは、最高のヨーガカラカとなるが、水星と太陽もヴァルゴッタマで、9-10のダルマカルマラージャヨーガが8室において形成されることになる。
従って、資産運用の世界で、このヨーガが発現することになる。
彼女は、ゴールドマンサックス時代は、六本木ヒルズの高級マンションに住み、運転手・住み込みのお手伝い付きの生活だったというが、まさに貴族的な生活で、ウッタラアシャダーに相応しいかもしれない。
しかし、ゴールドマンサックスの男社会の中で、「もっとできる」と思っても仕事を任されない不満もあって、ゴールドマンを辞めることになったらしいが、この辺りは、10室や9室の支配星が8室(中断、行き詰まり、支配)に在住している為、自分の裁量や自由が得られないで、上司の支配などに苦しむ配置になっている為であり、この配置は、仕事上での不自由も表しているからである。
因みに川村真木子氏は、男性社会の中で生き延びるには「ハック(適応)」と「自己演出」が必要だったと語っており、「さしすせそ」(さすがですね、知らなかった、すごいですね、センスいいですね、そうですね)を駆使したという。
また女性同士の連帯(助け合い・断らない姿勢)を通じて味方を増やしたのだという。
やはり、こうした立ち居振る舞いは、8室に惑星集中していることから推測でき、やはり、男性の上司にはゴマをすったりしなければならなかったということである。
そして、女性に対して献身的であったというのは、ラグナロードの木星が6室に在住する配置が発揮されたと思われる。
6室の木星はヒーラーの配置とも言えるが、ラグナロードの木星が6室に在住する配置は、基本的に人に対して、献身的で、サービス精神に富んでいるのである。
インテグリティー
射手座で、ラグナがプールヴァアシャダーやウッタラアシャダーの場合、完璧主義で、完全性を求め、無敵であることを求める為、非常に立ち居振る舞いが完璧である。
インテグリティー(integrity)に満ちており、嘘をつかず、正直で、道徳的に一貫性があり、高い倫理性や誠実さを持ち、言動や判断、信念にぶれがなく、整合性があり、完全性(無傷な状態)に溢れている。
そして、非常に高い上昇志向を持ち、負けず嫌いである。
オール or ナッシング(ゼロか1か)になりやすく、もし会社でこれ以上の出世が望めないと分かると、スパッと仕事を辞めてしまうのはその為である。
彼女は、月が、プールヴァバードラパダーに在住しており、男勝りで姉御肌の男性的な性格をしている。
地方の偏差値45の高校に通っていたが、暴走族の彼氏との交際をきっかけに、将来への不安を感じ、高校3年生でアメリカ留学を決意し、渡米したが、留学先の高校が、田舎の高校であった為、校長に直談判して、入学金を返金してもらい、中心部のハリウッドセレブの子息が通うような高校に編入したという。
この辺りもすさまじい上昇志向だと思うが、帰国して、関西学院大学に進学するが「もっと上を目指せる」と感じて3ヶ月で中退し、米国カリフォルニア州のコミュニティカレッジに留学して、3年次にUCバークレーに編入したというのもすさまじい上昇志向である。
この辺りには、射手座の上昇志向や跳躍力が確認できる。

出生図とナヴァムシャのラグナが射手座である場合、サプタムシャのラグナは、双子座となり、子供が誕生したのは、2003年~2004年で、おそらく、水星/金星期だが、水星はラグナロードで、金星は5室支配で9室に在住している為、このタイミングでの子供の誕生をよく表している。
あとは細かい所になるが、彼女がゴールドマンサックス時代に実母を六本木ヒルズに呼び寄せて、住み込みのお手伝いさんと共に生活したというが、4室支配の木星が6室に在住する配置は、母親が召使のように尽くしてくれる配置(母親に尽くす配置でもある)である。
よく成功した人の体験談などを聞くと、自分自身と比較してしまうことがあるが、川村真木子氏のチャートを見て、彼女の人生というものが、このチャート配置からもたらされたということに納得した。

またこのリハックの番組に出演した現在、マハダシャーが金星期に移行しているようである。
金星は、出生図では、6、11室支配で8室に在住して、6-8のヴィーパリータラージャヨーガを形成し、ラグナアディヨーガにも含まれている。

そして、おそらく、ナヴァムシャでも6室支配で10室で減衰して、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮し、ダシャムシャでは、3、10室支配で、10室でマラヴィアヨーガを形成しているのである。

3-10の絡みがあり、メディアを露出が盛んになり、有名になって来たことを金星期は示している。

更にシャシティアムシャ(D60)を見ると、木星と水星が高揚しており、彼女の人生とはこうした配置のポテンシャルがもたらした結果であることが分かる。

川村真木子氏の詳しい時系列 ■ 幼少期〜高校時代(〜17歳頃、〜1998年頃) 川村真木子氏は、偏差値45程度の地方の高校に通っていた。高校時代には暴走族の彼氏と交際していたが、「このままでは将来がない」と将来への危機感を抱き、高校3年生の時にアメリカ留学を決意。先生の反対を押し切って、単身渡米した。 ■ アメリカ高校留学(17〜18歳、1998〜1999年) アメリカの高校に編入し、最初は英語もできなかったが、数ヶ月で習得。成績も急上昇し、クラス上位の成績を収めたことで、「自分はやればできる」という自信を持つようになった。これが「自分で道を切り開く」という人生の原点となる。 ■ 帰国と関西学院大学入学(18歳、1999年頃) 高校卒業後に日本へ戻り、関西学院大学に進学。しかし、「自分はもっと上を目指せる」と感じ、入学からわずか3ヶ月で自主退学する。周囲の反対を受けながらも、自らの直感を信じた決断だった。 ■ UCバークレー編入(19〜22歳、2000〜2003年頃) その後再び渡米し、カリフォルニア大学バークレー校に3年次編入。学費は母親が用意してくれたという。世界有数の大学で経済や金融を学び、「グローバルなビジネスで通用する人材」になるという志を深めた。 ■ 新卒でリーマン・ブラザーズ東京オフィス入社(22歳、2003年頃) UCバークレー卒業後、アメリカ本社のゴールドマン・サックスやリーマンに応募するも不採用。帰国して、リーマン・ブラザーズの東京オフィスで新卒としてキャリアをスタート。帰国子女であることがむしろ不利に働いたという。 ■ 結婚(26歳、2007年頃) 社会人になって数年後の26歳で結婚。相手は28歳ですでに年収1億円を超える若手エリートだった。家計に困ることはなく、「辞めてもいい」と言われたが、本人は「辞めるなんてありえない」と働き続ける。 ■ ゴールドマン・サックスへ転職(26歳〜、2007年頃〜) 結婚後すぐに、より上を目指してゴールドマン・サックスに転職。最初はアナリストとして入社し、そこから実力を発揮して昇進を続け、最終的にマネージングディレクター(MD)に昇進。年収は基本給5,000万円、最高で3億円に達した。 ■ 出産と育児、シングルマザー化(30歳前後〜) 結婚後、第一子(娘)を出産。後に離婚し、シングルマザーとして育児と仕事を両立するようになる。家事・育児のために住み込みのお手伝いさんを雇い、母親も東京に呼び寄せて同居。運転手付きの営業活動で、MDとして実績を積む。 ■ ゴールドマン退職(36歳前後、2017年頃) 約10年間の勤務の末、MDにまで昇進するも、「限界」を感じるようになる。 ・女性には裁量の大きい仕事が与えられない ・重要な意思決定の場に呼ばれない ・「やっているふりをする上司」の存在に幻滅 そうした職場文化に愛想を尽かし、「二度と戻りたくない」と感じて退職。 ■ 起業・SNS・金融教育活動へ(40代前半〜) ゴールドマン退職後、会社を設立し、SNS・オンラインサロンでの金融教育事業を展開。 YouTubeやTwitterでの発信を通じて、多くのフォロワーを獲得し、現在は年商20億円、年収10億円超の経営者として活躍中。 ■ 現在(2025年) 娘は21歳となり、ニューヨークの大学に通学中(=2003~2004年生まれと推定)。 自身は現在も六本木ヒルズに住み、1日4時間睡眠のハードワーク生活を続けている。 毎朝4時起床でコラム執筆、ヨガ、エステ、会食と超多忙。 「女性が経済的に自立すれば、仕事・恋愛・離婚・人生すべてに自由が生まれる」と提言している。 (Chatgpt 4で作成) |
カリフォルニア留学:田舎の高校 → 都会の高校への「自主編入」エピソード ■ 初めての留学先は「田舎の高校」 高校3年生の時、川村氏は単身でアメリカ・カリフォルニア州に留学。 ただし最初に入学したのは、田舎の公立高校だった。 彼女自身が「トウモロコシ畑の真ん中にあるような田舎」と語っており、 周囲には勉強に熱心な生徒がほとんどいなかった。 授業レベルも低く、「こんなところにいても成長できない」と感じる。 ■ 自分で「もっと良い学校」に転校を決意 渡米してまだ数ヶ月の段階で、「もっとレベルの高い環境に身を置きたい」と考えるようになる。 誰にも相談せず、自力で「中心地の進学校」への転校手続きを始める。 近隣の高校を調べ、訪問し、必要書類を揃え、英語で自分の意志を説明し、編入を実現した。 ■ 編入後:環境が一変、成績上位に 編入先は、カリフォルニア州でも大学進学率が高く、レベルの高い生徒が集まる進学校。 周囲の生徒は非常に意欲的で、彼女にとっても刺激的な環境だった。 英語の壁はあったが、猛烈に勉強して克服。数ヶ月でクラス上位の成績を修める。 教師やクラスメイトからも「あなたはできる」と認められ、人生で初めて“承認される”感覚を得たと述べている。 ■ この経験が与えた影響 日本では「どうせ自分はできない」と思い込んでいたが、 「環境が変われば、人は変われる」という実体験を得た。 「やりたいと思ったら、自分で動いて変える」という強い自立心を持つようになった。 後のUCバークレー進学や外資金融でのキャリア、起業独立のベースとなる「行動力と自己決定力」は、この経験から培われた。 ■ 本人の言葉(インタビューより) 「田舎の高校にいたとき、“このままここにいても意味がない”と思った。だから自分で探して、自分で交渉して、編入したんです」 「“誰かがやってくれる”じゃなくて、“自分がやる”という感覚があの時に芽生えたと思う」 (Chatgpt 4で作成) |
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