
今日も参政党の街頭演説のyoutubeを見ていた。
参政党は、今度の2025年7月の参議院選挙で、全国45選挙区すべてに候補者を擁立するそうだ。
参政党は何の宗教や労働組合などの組織的な支持基盤もなく、草の根の市民のボランティアで支えられており、まさしく国民運動である。
見た感じでは、選挙の素人たちが集っているように見えるが、日本を取り戻したいという想いの日本人たちによって支えられている。
全国に287の支部が設けられており、党員・サポーターは約7万人、スタッフは手弁当で、ボランティアで参加している。




参政党の選挙活動にボランティアで参加する人々は、あたかも部活動とかクラブ活動のノリで、楽しそうである。
自民党のように利権つながりで、自分の会社の社長が後援会となっている関係で、上司から手伝いを要請され、打算や金や人間関係のしがらみで仕方なく参加しているのとは異なり、理想の実現の為に自発的に参加しているからである。
自民党の二世議員が親から選挙地盤を受け継いだり、知名度のあるタレント議員を擁立して集票し、裏金を作って、金をばら撒いて、議席を金で買っているのとは全く異なる。
国会議員は現在4名だが、地方議員が140人を超え、まさに草の根で、下から広がりを見せている本物の国民運動である。
遂にメディアも参政党の政策を真剣に聞くようになり、神谷代表が、産経新聞の記者からの取材を受けていた。
都議会議員選挙で3名の当選者を出した現在、今後は、NHKからも呼ばれて、代表の神谷宗幣が、日曜討論に参加するという。
実は自民党の右寄りの保守層が参政党の応援に回っている。
つまり、本来は、日本会議を背景に持つ旧安倍晋三グループ、そして、それを引き継いだ高市早苗のグループなどを支持していた自民党の最も保守的なグループが、裏金議員で汚れ切っている為、支持者たちが、それを見て失望し、彼らを見限って、参政党を支持し始めている。
安倍晋三を背後から支持していた日本会議は、神道系の団体や神社関係者が深く関与し、憲法改正、皇室重視、愛国教育、歴史修正主義などを標榜する保守系の国民運動団体であるが、安倍晋三が、ナヴァムシャで魚座ラグナで、魚座で金星が高揚していたことを考えると、魚座(保守、宗教)の勢力と言ってもいいかもしれない。
これらの勢力の中心的な指導層には宗教団体「生長の家」の宗教原理主義者たちがいて、GHQが廃止を検討した元号制度を法制化し、維持する運動を起こしたり、明治憲法の復活を模索したりした極右の人々である。
思想的には、参政党とかぶる所もあるかもしれないが、これらの原理主義の人々は、狂信的でおどろおどろしく、権威主義的で、ややダークな印象なのに対して、参政党は、何の権力も持たないごく普通の素朴な一般市民が、手弁当のボランティアで参加しているという点で、クリーンなイメージに溢れており、清々しい印象である。
これらの日本会議は、表立って参政党を支持してはいないが、思想的に近いはずであり、隠れて支持する可能性も考えられる。
例えば、石川県金沢市の市議会議員、荒木博文氏が、自民党金沢支部に離党届を提出し、参政党からの石川県議補選(金沢市選挙区)の出馬への動きを見せている。
石川県は、私の認識では、蟹座が強い森喜朗(安倍晋三と同じ清和会系)の選挙地盤であり、自民党支持の非常に保守的な地域で、蟹座的な象徴に溢れている。
金権政治、談合政治の象徴である森喜朗が支配していた石川県の古くからある自民党のしがらみが嫌になったのかもしれない。
三橋貴明や、田母神俊雄などの党員外の論客も参政党の応援演説に駆けつけているが、彼らは元々安倍晋三を支持していた人々である。
それと、財務省解体デモに参加していたような人々は、完全に潜在的な参政党の支持層である。
また前回記事でも取り上げたが、れいわ新選組のある一定の支持層が、参政党に流れ込んでいるという。
つまり、次の総選挙で、自民党が大敗し、自民党の支持層が、かなり参政党に流れ込むと考えられる。
表立って、参政党を支持している人々以外にも相当の数の人々が潜在的に参政党の支持層であることが推定される。
非常に興味深いことだが、最近、ハリウッド映画を日本人は見なくなって来ていると聞くが、グローバリゼーション、新自由主義を推進して来た欧米社会の行き詰まりが、現れている兆候かもしれない。
特にアメリカの治安が悪く、格差が拡大し、麻薬などで汚染されている社会に何のあこがれも感じなくなっている証拠である。
あるいは、歴史が新しく、暴力的で、薄っぺらい、価値観や文化に嫌気が指している証拠だと思われる。
大切にすべきなのは、日本の文化であることに日本人が気づいたのかもしれない。
このように文化的なレベルでも地殻変動が起こっており、参政党の躍進は、一過性の現象とは言えず、国民運動であり、国家の魂の衝動であると言ってもいいかもしれない。
参政党が、2025年7月の参議院選挙で、+2議席で、計6議席獲得すると、「現職国会議員が5名以上かつ直近得票率2%以上」という要件を満たし、日本記者クラブ主催の党首討論会に参加できるようになる。
そうすると、参政党の神谷代表が、連日テレビで、政策を訴えようになる為、若者層ばかりでなく、年配層にも参政党の政策が広く認知され、上述した潜在的な支持層を取り込む動きが加速するかもしれない。
実は、この要件は、2022年6月以前までは、「国会議員5名以上または直近得票率2%以上」ということで、どちらかを満たせば良かったのだが、2024年10月の衆院選前に「現職国会議員が5名以上かつ直近得票率2%以上」として、両方の要件を満たさねば参加できないように改定されてしまった。
そのことで、参政党や社民党は登壇から排除されてしまったが、この2024年10月の衆議院選挙直前の改定は、「参政党外し」だった可能性が指摘されている。
討論や演説の巧みな神谷代表が、党首討論に参加すると、広く国民の支持を集めてしまい、参政党の躍進を招いてしまうからである。
つまり、2025年7月の参議院選挙を境に参政党は、大化けする可能性が高いのである。

※アニメやロックなど、若者文化に訴えており、選挙戦術も巧みである。
私は、土星が水瓶座から魚座に移動すると、保守勢力が復活してくると予想していたが、このように参政党が出て来る形だとは考えていなかった。
現在、土星が魚座をトランジットしている為、魚座の保守勢力の中で、重大な化学変化が起こりつつある。
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