辺見マリ -牡牛座ラグナは教祖に騙される-




以前、「しくじり先生 俺みたいになるな!!」という番組に辺見マリが登場し、拝み屋に洗脳されて5億円騙し取られた失敗について語っていた。



辺見マリ、拝み屋に5億円 洗脳地獄の“経験”を赤裸々告白
2015.08.31 05:00 TVer +

辺見えみりの母でもある辺見マリが、9月14日(月)に放送される『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系列、19:00~21:48)の3時間スペシャルに出演し、“拝み屋”に5億円奪われてしまったという洗脳地獄の“経験”を赤裸々告白する。

1970年、19歳のときに大ヒット曲『経験』で新人賞を総なめし、その妖艶な振付けとセクシーな雰囲気で世の男性たちを魅了した辺見マリ。1972年、21歳で西郷輝彦と結婚し、いったんは芸能界を引退、2人の子どもを出産した。1981年に離婚した後、芸能界に復帰。しかし、華やかな芸能活動の陰で、辺見は“拝み屋”と称する人物に洗脳され、5億円をつぎ込んだという波乱の人生を“経験”していた。

この番組は、過去に“しくじった”ことのある有名人が先生として教壇に立ち、同じ失敗をしてしまう人を増やさないよう授業を行う反面教師バラエティー。今回、辺見は、“洗脳されて5億円を失っちゃった先生”として教壇にたち、“あなたが洗脳されて、人生を棒に振らないための授業”を展開するが、ヘビーすぎる半生だけに、教科書は上下巻、異例の2限に分けて授業を展開する。

辺見は、決してだまされやすい性格ではなく、自分は洗脳などとは無縁だと思っていた。実際、1988年に「知り合いに神様と話せる人がいる。会ってみませんか?」と当時の男性マネージャーに誘われたときも、「コイツ、何言うてんねん!?(笑)」と心の中で半笑いしていたというのだが、この怪しい“拝み屋”にはまんまとだまされ、5億円をとられた。

授業では、「私はこうしてだまされた!」と当時の真相をぶちまける。そして、完全洗脳される過程には、“4つのステップ”があったことも暴露し、辺見を完璧に取り込んだ、詐欺集団による戦慄の手口を語る。さらに、この洗脳の結果、服まで脱がされて42歳で“熟女ヌード”になった事実も告白。撮影に出発する朝、当時16歳だった娘・えみりが「行かないで」と泣きながら止めた、という切なすぎるエピソードも明かすという。また、修行という名目のもと、やらかしていた奇行についても語られる。

授業では、辺見が「♪やめて~洗脳しないで~」など、自身のヒット曲『経験』をもじったフレーズを交えながら授業を展開しつつ、最後は、13年間にも及んだ洗脳地獄からどうやって目覚めたのかを打ち明けると共に、洗脳が解けて気づいた大切なこととは何かを訴える。

そして、娘・えみりが子どもの頃に作った、母へ贈る詩「MAMA」も披露。この詩を聞いたとき辺見は、「洗脳から覚めて本当によかった」と心底、感じたという。そして、後悔の涙を流しながら語りかける辺見に、教室の女性たちも涙。レギュラー出演の吉村崇も「またもや伝説の回が誕生した!」と大興奮するほどだったという。


最近の若者であれば、辺見マリよりも辺見えみりの方が、馴染み深いと思うが、辺見えみりの母親の話である。







この番組を見て、即座に思ったのは、辺見マリは、牡牛座ラグナではないかということである。







牡牛座ラグナの場合、グル(教師)を表わす木星が、8、11室支配の最悪の機能的凶星となる為、新興宗教や霊能者といった宗教的グルに騙されて、お金を騙し取られたりしやすいのである。



実際、調べてみた所、辺見マリは、西郷輝彦と1972年に極秘結婚し、1976年12月に辺見えみりが誕生している。



辺見えみり 父・西郷輝彦さんとの愛憎41年…思春期には「一生許さない」と反発心も
2022年3月1日 06:00 女性自身

2月24日、前立腺がんで20日に亡くなった西郷輝彦さん(享年75)の告別式が行われた。喪主を務めた19歳年下の夫人をはじめ三女の女優・今川宇宙(25)ら家族も参列。代表曲『星のフラメンコ』が流れ故人を悼むなか、前妻・辺見マリ(71)との娘・辺見えみり(45)の姿があった。

出棺を終え、斎場から出てきたえみり。足早にその場を立ち去りつつも、取材陣に何度も会釈していた。その大きな瞳は、泣きはらした後のように赤くなっていた。


「西郷さんは’72年にマリさんと結婚。そして翌年10月に長男が生まれ、’76年12月にえみりさんが誕生しました。しかし’81年、性格の不一致を理由に離婚しました」(芸能関係者)

西郷さんが亡くなる前日、えみりは兄と共に西郷さんのもとを訪れていた。彼女はインスタで、

《言葉を交わすことは出来ませんでしたが、私と兄の言葉を聞いて大きく頷いたり、手で小さく拍手したり。最後の力を振り絞って会話してくれたんだと思います》

と回想している。最期の対面を果たした父と娘。しかし、えみりの胸にはさまざまな思いが去来していたに違いない。

「西郷さんとマリさんが離婚したのは、えみりさんが4歳のときのこと。マリさんは子供2人を一人で育てることとなり、さらにご両親とも同居していたので、家族5人の生活を一気に引き受けることになりました。えみりさんが16歳で芸能界デビューを果たしたのも、『私も稼いで、少しでもお母さんを楽にしてあげなきゃ……』と考えたためだといいます」(えみりの知人)

いっぽう西郷さんは’90年に再婚。3人の女の子を授かった。シングルマザーとして奮闘する母に対して、新たな家族とともに新生活を送ることとなった父。思春期のえみりは複雑な感情を抱くことになったという。

「幼少期のえみりさんには西郷さんの記憶がほとんどありません。マリさんが西郷さんへの愚痴をこぼすたびに『なぜ、私たちを置いて出ていってしまったのか』と、怒りを募らせていたといいます。えみりさんは『一生許さない』と強い反発心を抱くこともあったといい、実は40代になるまで、西郷さんとは“共演NG”だったんです」(前出・知人)


しかし、大人になるにつれ、えみりの中にあったわだかまりは徐々に氷解していったようだ。

「年を重ねるにつれ、両親の性格や立場がよく見えるようになっていったそうです。一時は一方的に『お父さんが悪い』と決めつけていた自分に気づき、西郷さんに対する見方も変わったといいます。20代半ばからは西郷さんとも連絡をとるようになったといいます」(前出・知人)


■「最期のときまでに家族の思い出を――」

えみりは’06年1月、29歳でタレントの木村祐一(59)と結婚。しかし’08年4月に離婚し、その3年後となる’11年3月に俳優の松田賢二(50)と再婚。ところが挙式の直前に、西郷さんの前立腺がんが発覚した。そのため、えみりは当時、ブログに《一つ残念だったのが、(挙式に)父が参加できなかったことです》と投稿。以降、彼女のブログには西郷さんとの交流がたびたびつづられるようになった。

そしてえみりは’13年1月に第1子妊娠を発表。その2カ月後の本誌のインタビューで、

《父は『はー、ここにいるんだなぁ』なんて言いながらおなかを触ってくるんです》と父娘エピソードも語っている。

「えみりさんは西郷さんの体調のこともあり、次第に『どうにかして、バラバラになった家族を再び結び付けたい』と考えるようになったそうです。さらに『父と母が最期のときを迎えるまでに、家族の思い出を作りたい』とも……。そんななか、西郷さんの今の自宅の近所に、マリさんがたまたま移り住んだそうです。そこで、えみりさんは2人に連絡をとり、離婚後初めて3人で会ったそうです」(前出・知人)

’17年11月、西郷さんは前立腺がんの再発を公表。その際、えみりは出演舞台の会見で西郷さんとのやり取りを明かし、

「すごく元気な声で『心配しないで、大丈夫だから』と。強い気持ちでいるので、私も信じて待っています」

とコメントしていた。

さらに’18年6月には『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で“父娘初共演”が実現している。えみりは番組内で「お互いの思い出のためにも楽しい仕事ができたら」と共演に至った理由を話していた。

「えみりさんは常々、親しい人に『母子家庭で育ったから結婚への憧れが強かった』と話していました。’18年2月には2度目の離婚を経験。父娘初共演はその直後のことです。自らの離婚を通して、改めて“父・西郷輝彦”との関係を見つめ直したのでしょう。ずっと断ってきた父娘共演が、闘病中の西郷さんへの何よりの“親孝行”になるとも考えたようです。これが最初で最後の共演となりました」(テレビ局関係者)

西郷さんは昨年4月、悪化した前立腺がんを治療するため、オーストラリアに渡った。

「現地では総額1千万円以上にもおよぶ、国内では未承認の最先端治療に挑戦しました。


それまで西郷さんは11回もの放射線や抗がん剤治療を受けてきましたが、新たに立ち上げたYouTubeでは『後がないんだ』と弱気な姿も見せていました。そんな父親の力に少しでもなれればと、彼女は定期的に日本からメッセージを送り励ましていたそうです」(前出・テレビ局関係者)

所属事務所によると、西郷さんは現地で3度の治療を受けたのち、昨年9月下旬に帰国。しかし10月、体調を崩して都内の病院に入院していたという。

「昨年11月、えみりさんは友人の加藤紀子夫妻と西郷さんの故郷・鹿児島を訪れています。地元の神社で父の回復祈願もしたようです」(前出・知人)

その願いはかなわず、他界した愛憎の父。えみりは訃報に際し、《この人の血を受け継ぐことができて、そして子供に生まれてきて本当によかったと、心から感謝しました》とインスタに残していた。愛娘の心に“スターの輝き”が消えることは永遠にないだろう。


西郷輝彦との結婚






結婚した1972年は土星/木星期から水星/水星期に移行するタイミングで、水星は結婚生活を表わす2室の支配星である。







1981年の水星/火星期、あるいは、水星/ラーフ期まで結婚生活が続いている為、主に2室支配の水星が結婚生活を与えたことが分かる。



1972年のトランジットを見ると、牡牛座ラグナであれば、蠍座7室を木星がトランジットし、土星が牡牛座をトランジットして、7室にダブルトランジットが成立しており、やはり、辺見マリは牡牛座ラグナで正しそうである。








子供の誕生



そして、1976年12月に辺見えみりが誕生しているが、ちょうど水星/金星期で、水星は5室の支配星で、金星は5室に在住している。







トランジットを見ると、木星が牡羊座で逆行して、5室にアスペクトし、土星は5室にアスペクトして、5室には9室支配の土星も在住している為、子供の5室と9室にダブルトランジットしている。









辺見えみりの前に1973年10月6日に長男の辺見鑑孝(へんみ のりたか)が誕生しているが、その頃は水星/水星期で、水星は5室の支配星である。







トランジットを見ると、木星は9室を通過し、5室にアスペクトしているが、土星が5室や9室、5室の支配星、9室の支配星のいずれにもアスペクトしていない。



そこで9か月遡らせてみたが、1973年2月の段階で、土星は牡牛座で逆行して、9室にアスペクトし、9室にダブルトランジットが形成され、子供の誕生の条件を満たした。



(このように土星や木星のトランジットを9か月遡らせないと子供のハウスへのダブルトランジットが確認出来ない事があるが、これは稀なケースである。)





離婚



次に1981年に性格の不一致を理由に離婚している。



1981年というと、ちょうど水星/火星期辺りだが、火星は7室に在住しているが、7室から見ると、6室の支配星であり、離婚が生じてもおかしくない時期を示している。



7室で火星が定座に在住しており、9、10室支配のヨーガカラカの土星がアスペクトしており、吉ハウスの影響も受けているが、土星、火星の絡みが7室で生じており、関係性が、ハードで緊張が多そうに見える。







離婚した時のトランジットを見ると、木星が6室支配の金星とコンジャンクトし、土星は逆行して6室にアスペクトし、6室(離婚)にダブルトランジットしている。



一方で、 5室にもダブルトランジットが生じており、この離婚のタイミングで、芸能界に復帰したということが納得できる。



5室では、10室支配の土星が、3室支配の太陽とコンジャンクトして、3-10の絡みを形成し、芸能活動を示唆している。



更に5室は3室の本質のハウスであり、月ラグナから見た3室でもあり、芸能活動を表わしている。





宝石デザイナーとの再婚


2001年の金星/月期に宝石デザイナーと再婚しているが、2005年の金星/ラーフ期に離婚している。







再婚した2001年には、木星と土星は牡牛座で逆行しており、ラグナと7室にダブルトランジットし、離婚した2005年には、木星が6室支配の金星とコンジャンクトし、土星も6室支配の金星にアスペクトして、6室にダブルトランジットしている。



しかし、5室にもダブルトランジットしていることを考えると、常に芸能活動は活発で、離婚した時には最も仕事が充実しているタイミングにもなっている。




このように辺見マリは、牡牛座ラグナであれば、ダシャーとトランジットで、過去の出来事を説明することが出来る。





拝み屋に洗脳されて5億円を騙し取られる


辺見マリが拝み屋と知り合ったのは、1988年で、水星/土星期であり、直後にケートゥ期に移行している。



そして、2001年の金星/月期の辺りまで、13年間の間、洗脳地獄を経験したというが、洗脳されて拝み屋という教祖に操られていたのが、ちょうどケートゥ期である。



ケートゥ期になると、辺見マリは、上下白のスウェット姿で、集団生活し、休みの日に家にいると、部屋に閉じこもって声を発して、お経のようなものを唱えていたようである。



ケートゥ期は内向する時期で、5室はマントラのハウスであるからか、熱心にマントラを唱えて、精神活動していたということかもしれない。



ラグナから見ると、2、5室支配の水星が5室に在住し、そこに9、10室支配のヨーガカラカの土星が在住している為、2-9、5-9、5-10のラージャヨーガ、ダナヨーガを形成している。



従って、一見、この宗教活動、精神生活は良さそうに思えるが、ケートゥのディスポジターである水星は、月から見ると、3、12室の支配星で、7、8室支配の土星とコンジャンクトして、激しく傷ついている。


このケートゥのディスポジターが7、8室支配の土星から傷つけられた12室支配の水星であることが、洗脳されてお布施などに5億円費やした配置である。



この水星は、月から見て、6、9室支配で8室に在住する木星からのアスペクトを受けているが、9室支配の木星が8室に在住する8-9の絡みは、イニシェ―ションなどによって霊的グルとの濃密な関係性に入る配置である。



この木星はラグナから見ても、8、11室支配の機能的凶星化した木星であり、5室にアスペクトして、辺見マリの精神生活に深く影響を与えていたことが伺える。




ナヴァムシャのラグナ


おそらくナヴァムシャのラグナは、双子座だと思われるが、ケートゥ期に洗脳されていた理由は、ケートゥが9室に在住し、ディスポジターの土星が、8、9室支配の土星で8室に在住し、やはり、8-9の絡みが見られ、ラグナロードで4室支配の水星と8室で、コンジャンクトして、霊的グルとイニシェ―ションなどにより、濃密な関係性に入ることを意味している。







8-9の絡みは、グルと一緒に共同生活をするようになり、家族同然の濃密な関係性になって、グルの支配を受ける時期である。



この土星は、月ラグナから見た3、12室支配の水星とコンジャンクトしており、やはり、お金を失うことを表わしている。




心臓疾患


辺見マリは、2020年10月頃の太陽/ケートゥ期に体調に異変を感じ、病院で頻脈性心房細動及びうっ血性心不全と診断されている。



そして、2022年6月に心臓のアブレーション手術(※不整脈の一種である心房細動を起こす患部を焼く治療法)を受けているが、この時は、月/月期であった。









太陽/ケートゥ期は、マハダシャーロードの太陽が、心臓の表示体で、ケートゥはその太陽とコンジャンクトして、太陽を傷つけている。



太陽とケートゥは共にカーラプルシャで心臓を表わす5室に在住し、ディスポジターの5室支配の水星は、再び、ケートゥや太陽とコンジャンクトして、傷ついている。



従って、この時期に不整脈や心臓の疾患を経験したのである。



しかし、この5室には、9室の支配星や木星のアスペクトがあった為、次の月/月期に心臓手術を経て、一命を取り留めたと考えられる。



月はプナルヴァス(木星)に在住しており、支配星の木星は、5室にアスペクトして、心臓の表示体となる5室や太陽を保護している。





ムクタヨーガ



因みに定座の月から見て木星が8室に在住する為、月は、木星との間で、ムクタヨーガを形成し、月期には、この木星と共に形成されるムクタヨーガの象意が顕現して来ると考えられ、尚更、5室にアスペクトする木星の吉意が引き出されることになったと考えられる。







ナヴァムシャのラグナを双子座とした場合、月はマラカの2室の支配星で、8室支配の土星から傷つけられ、8室支配の土星から傷つけられたラグナロードとも相互アスペクトしている為、この時期に原因不明の心臓疾患に罹患したことが分かる。



最初のきっかけは、太陽/ケートゥ期に体調に異変を感じ、病院で検査した結果、判明したが、太陽は身体の表示体で、3室支配でラグナに在住し、6室支配の火星からのアスペクトを受けて、激しく傷ついている。



ケートゥは、そのディスポジターである土星が8室の支配星で、ラグナロードの水星と共に8室に在住し、2室支配のマラカの月と相互アスペクトして激しく傷ついている。



このマラカの月は9室支配の土星や木星からのアスペクトを受けており、だからこそ、この月期に心臓のアブレーション手術という難しい手術を受けて、一命を取り留めたと言える。



ナヴァムシャのラグナが、双子座であれば、水星/火星期に西郷輝彦と離婚したことも説明できる。



水星はラグナロードで8室支配の土星と共に8室に在住している為、結婚すると同時に辺見マリは家庭生活に入り、芸能活動を休止して、家庭生活を送っている。



しかし、7室支配の木星が6室に在住している為か、西郷輝彦は、当時、「歌手、現代劇、時代劇で多忙を極めた活躍により自宅に帰るのは週に一度という生活だった」(wikipedia 西郷輝彦より)ということで、すれ違いの生活から、意見の不一致なども生じ、離婚に至ったようである。


離婚理由は、性格の不一致であり、おそらく、西郷輝彦側からの申告によるものである。(7室の支配星が6室に在住する場合、相手の方が自分から去っていくことを示している)



辺見マリは、ラグナロードの水星が、8室支配の土星と8室に在住している為、西郷輝彦との結婚生活に依存していく傾向があり、辺見マリ側からの申告によるものではないと推測される。



そして、水星/火星期になって、アンタルダシャーロードの火星が6、11室支配で6室に在住し、7室支配で6室に在住する木星とコンジャンクトしていた為に離婚に至ったということである。



辺見えみりが誕生したのは、1976年12月だが、水星/金星期であり、アンタルダシャーロードの金星は、双子座ラグナであれば、5室の支配星となる。



プラティアンタルダシャーはおそらく木星であり、木星は子供の表示体で、5室支配の金星にアスペクトし、逆行して5室に絡んでいる。







因みにサプタムシャでは、水星は5室の支配星で、金星は9室の支配星であり、木星はラグナロードの土星や5室支配の水星とコンジャンクトしている。



第一子の長男・辺見鑑孝は、水星/水星/ラーフ期に誕生しているが、水星は5室の支配星で、ラーフは9室に在住し、9室支配の金星からのアスペクトを受けている。




宝石デザイナーと再婚したのは、2001年の金星/月期で、金星は結婚の表示体だが、7室から見た6室の支配星だからか、結婚は4年程で、短命に終わっている。



2005年の金星/ラーフ期に離婚しているが、ラーフは、ナヴァムシャでは3室の在住星で、結婚というテーマを終了させるハウスに在住している。



従って、このように見て来ると、ナヴァムシャのラグナは、双子座、ダシャムシャのラグナも双子座で、サプタムシャのラグナは、水瓶座で良さそうである。








最近、辺見マリが、メディアに露出して、心臓の手術や離婚、洗脳された当時のことを語る機会が増えているが、それは現在、マハダシャー月期で、ダシャムシャにおいて月は、10室に在住して、10室で定座に在住し、ハンサヨーガを形成する木星と共にガージャケーサリヨーガを形成して強力だからである。




辺見マリ「怖かったですよ」と語る心臓の手術、離婚・洗脳・5億円消失・病気…まじめでマイナス思考、悪いクセが出たときは「ま、いっか!」で乗り越える
2023/6/18 週刊女性PRIME

 2020年10月。歌手の辺見マリ(72)が古希の誕生日を迎えてすぐのこと。娘でタレントの辺見えみり(46)の家に遊びに行くと、こう言われた。

「お母さん、今日は顔色が悪いね。食欲もないし、どうしたの?」


大きな病気をしたことは一度もなかった

 トントントンと脈が異様に速い。しんどくて起き上がれず、マリはそのまま娘の家で休ませてもらった。数日後に大きな病院に行くと、頻脈性心房細動とそれに伴ううっ血性心不全だとわかる。

「『今すぐ入院です』と言われて、『えー!!』って。すぐ娘に荷物を持ってきてもらったけど、コロナで大変な時期だったので、もう、ややこしいことがいっぱいで」

そのときは数日で退院したが、昨年6月に心臓のアブレーション手術を受けた。カテーテルを通して、不整脈の一種である心房細動を起こす患部を焼く治療だ。

 マリは、「怖かったですよ」と顔を曇らせる。

「今、思い出しただけでもイヤ。涙が出てきます。全身麻酔じゃないから4時間半の手術の間、4、5回『痛い』と言ったのを覚えています。先生には、『マリさん、ほとんど寝ていましたよ』と言われましたけど(笑)」

 それまで大きな病気をしたことは一度もなかったのだが、実は、心不全で入院する1年前から身体のトラブルが続いていた。

 最初は多くのゲストを招いたコンサートツアーで四国を回っていたときのこと。滞在先のホテルで夜中に転んで右足を骨折したのだ。

 当時のマネージャーの加藤さんはマリのただごとでない様子を見て、すぐ救急車を呼んだという。

「マリさんは非常にせっかちで、おっちょこちょいなんですよ。最初はすーごく痛がっていましたけど、笑顔で『大丈夫、折れているだけだから』と言って、翌日の舞台にも車椅子で出て。青い三角定規のクーコ(西口久美子)さんが車椅子を押してステージ中央まで連れていってくれたり、着替えるのも1人では大変だから、あべ静江さんとかロザンナさんとか共演者の皆さんが協力してくださって、ツアーを続行できたんです」

 骨折が治るとすぐ、今度はインフルエンザA型、B型に同時感染してしまう。いつまでも咳がおさまらず、ステージの上でも苦しんだとマリは振り返る。

「歌っているときに声をコントロールできなくなってしまって、お客様に謝ったんです。本番が終わって喜びで泣くことはありましたけど、悔しくて泣いたのは初めてでした。それで、次が心臓でしょう。本当に、初めての“経験”をいろいろさせてもらいました(笑)」

 大変な事態も自身のヒット曲『経験』にかけて、笑い飛ばしてみせる。さすが長年ステージでトーク力を磨いてきただけのことはある。


悪い癖が出そうな時に口にする「言葉」

大病を経て、何か心境に変化はあったのかと聞くと、こう答える。

「もともとクソまじめだから物事を突き詰めて考えちゃったりするし、わりとマイナス思考なんですよ。例えば私の心臓の病気は手術をしても全快はしないから、だましだましじゃないけど、ずっと病気とともに生きていかなきゃならない。夜寝るとき、このまま息が止まっちゃったらどうしようとか考えると怖くなって、眠れなくなる。だから、もう、こんなこと考えちゃダメ! 余計なことは考えないでおこうと、結構、自分との闘いをしているんです」

 悪い癖が出そうなときは、こう口にするようにしている。

「ま、いっか!」

 勢いをつけて強い口調で言うのがコツだ。すると「良い加減に」力が抜けて楽になるのだという。

 昔は、そんなふうにうまく気持ちをコントロールできなかった。若くして歌手の西郷輝彦さんと結婚して2児を出産。離婚後は両親と子どもたちとの生活を1人で支えてきたが、不安でたまらなかった。そんなとき言葉巧みに近づいてきた拝み屋の女性に洗脳され、13年間で5億円もの大金をだまし取られたのだ。

 失ったお金は戻ってこなかったが、洗脳が解けた後は家族の信頼を取り戻し、孫にも恵まれたマリ。

「今は幸せです」

 そう言い切って、穏やかな笑顔を浮かべる。

「全財産失っている人間ですから(笑)。まあ、気楽っちゃ、気楽なんです。残すものもないから、遺書は書いてもしょうがないけど、とりあえず子どもたちへの感謝の気持ちをノートに書いてみたり、終活的なこともやるようになりました」

 自宅には亡き母が残した大量のスクラップ記事や写真、アルバムなどがあり、いつも見える場所に飾っている。10歳になるえみりの娘が遊びに来ると、華やかなドレスを着て歌う若き日のマリの写真を見て、興味津々で質問をしてくる。

「ばーば、昔はこんなだったの?」

「そうよ。こんなふうに歌ってたのよ」

 マリが答えると、孫は目を輝かせてほめてくれる。

「ばーば、すごーいきれい!」

 今のマリにとって、孫と過ごすひとときは、かけがえのない幸せな時間だ。


自分がハーフだと17歳まで知らなかった

 マリが生まれたのは神奈川県逗子市。2歳で京都市に移り、流しの歌手をしていた父と明るい母に育てられた。母親は父とは再婚で、マリの実の父親は進駐軍の将校として日本に駐留していたスペイン系アメリカ人なのだが、マリは自分がハーフだと17歳になるまで知らなかったそうだ。

「確かに私は髪の色がみんなとは違っていたし、肌も白かったんです。でも、私に疑われないように、母も自分の髪を明るく染めていたから、ずっと自分は周りと同じ日本人だと思ってました(笑)」

マリが幼いころ双子の弟が生まれたが生後間もなく亡くなり、その後は一人娘として大切に育てられた。終戦後のまだ貧しい時代で、共同のトイレ、台所の間借り生活だったが、両親は4歳のころからバレエを習わせてくれた。

「そうしたら幸せなことに、才能を発揮してしまったんです(笑)。回るのでも、すぐできちゃう。親も、これで将来、身を助けられると考えたのか、レッスンの回数がどんどん増えて、週に1日しか休みがない感じでした」

 それほど熱心に打ち込んでいたバレエだったが、徐々に気持ちが離れていく。マリが男性舞踊師と組んで重要な役を踊るようになると、女性の先生に焼きもちを焼かれるようになったのだという。

「男の舞踊師さんがうちに遊びに来て、母の作ったごはんを食べて楽しく話しただけで、役を降ろされたことも。たぶん、先生はその舞踊師のことが好きだったんですね。だから、こんな狭い世界は嫌だなと思い始めたんです」


中学生の時に開いた世界への扉

 マリにとって学校もあまり居心地のいい場所ではなかった。大勢で遊ぶのは苦手で、友人ができても、なぜか意地悪をされる。

「遠足とかで、お弁当を友人と食べられると思っていたら、無視されて私は行くところがなくなったりして。殴ってきたら殴り返すんだけど、無視だからいちばんキツいんです。中学のときも同じようなことがあって、3人組の友達がいたんですが、いつも私以外の2人でつるんでいて、私は1人だったなーと。だから、学校はあまり好きじゃなかったし、早く、別の大きな世界に行きたいという思いがずっとありましたね」

 中学3年生のとき、思わぬところで新たな世界への扉が開く。

 京都会館で歌謡ショーがあり、大ファンの布施明が出演すると知ったマリは見に行くことに。京都会館はバレエの発表会で何度も舞台に立っており、スタッフみんなと顔なじみだ。「布施さんのサインが欲しい」と言うと楽屋に入れてもらえた。

 廊下をうろうろしていると、見知らぬ男性に声をかけられた。

「君、踊れるって聞いたけど、歌は歌える?」

 そのころからマリの美貌は際立っていたのだろう。男性は歌謡ショーを主催する芸能プロダクションのマネージャーで、ひと目見てスカウトしたのだ。

 だが、歌には自信のなかったマリは思わず、こう返してしまう。

「私、音痴ですから」

 すぐに先生を探して発声法やクラシックまで学んだ。

 あるとき鴨川のほとりで大きな声を出して歌っているとカップルにとがめられ、マリはこう言い返した。

「あんたらだけの鴨川ちゃうやろー」

 とそれほど歌に熱中していたのだ。

 高校2年生で休学し、母と2人で上京する。スカウトされた後は長い休みのたびに、歌の成果を見てもらいに東京に行っていたが、それでは、いつまでたってもデビューできないと思ったからだ。

 東京のホテルに滞在しているとき、「変な形で耳に入るとよくないから」と、母から実の父の話を聞かされた。

「ものすごく不思議な感じでしたね。私はちょっと毛色が違うんだとうれしさもあったし、お父ちゃん、本当の父親のように育ててくれて、ありがとうという感謝の気持ちもありました」


『経験』でブレイクも、結婚し引退を決意

 念願のデビューは1969年、19歳のときだ。

 先にデビューが決まっていた森進一のお披露目会で、勉強中の身として1曲歌って帰ってくると、廊下で男性マネージャーに「今度、僕が担当するから」と言われた。

「ドキッとして、『決まったーー!』と。あの瞬間は最高でしたね」

 デビュー曲はあまり売れなかったが、翌年に出した2曲目の『経験』でブレイクする。「やめてぇ」と吐息交じりのセクシーな歌い方が、大人びた容貌と相まって、多くの人の心をつかんだのだ。

「ザ・ドリフターズさんの前歌をさせていただいて四国を巡業で回っていたときです。私が『経験』を歌い終わると、いつもと違って、ものすごく拍手が多かったんですよ。不思議に思って舞台袖に戻ったら、統括マネージャーがいて『マリ、大阪から火が付いたよ』と。もう、うれしくて、鳥肌が立ちましたね」

 その年のレコード大賞新人賞などいくつもの賞を受賞し、NHK紅白歌合戦にも初出場する。睡眠時間は1日3時間ほどで、家に帰って化粧も落とさずに寝てしまい、母親に「またニキビが増えるよ」と怒られた。

 ところが、ブレイクからわずか2年後の’72年。歌番組で共演した西郷輝彦さんと交際していたマリは、22歳という若さで結婚。あっさり引退してしまう。

「芸能界でスターになることだけが私の夢ではなかった。愛する人ができたら結婚するというのも、私のもうひとつの夢だったんですね。結婚と仕事。2つは同時にできないから、自分は縁の下の力持ちになろうと思ったんです。3歳上の西郷さんは頭もよくて、すごくエネルギッシュな方でした。お互いに若くて、カーッとして情熱で結ばれたけど、そのおかげで私は子どもたちというプレゼントをもらえたんです」

 結婚した翌年に長男、26歳のときに長女えみりを出産し、マリは2児の母になった。

 一方、西郷さんはテレビドラマ『どてらい男』(関西テレビ制作)に主演。3年半にわたるヒットシリーズになり、大阪での撮影が続いた。

「育児に追われる私の様子を見兼ねて、私の両親と一緒に暮らしたらと西郷さんが言ってくれたんです。そのほうが自分も安心して留守にできると。だけど、両親と住んだことが、別れるきっかけになった部分もあって……。皆が気を使いすぎたのかもね。西郷さんはだんだん家に帰ってこなくなって、別居して、結婚生活は9年間で終わりました」

マリはクイズ番組のアシスタントを頼まれたのをきっかけに、仕事を再開。30歳で離婚してからは、両親と子どもたちとの生活を支えるため、懸命に働いた。

 だが、復帰直後はコマーシャルなど大きな仕事もあったが、新たなヒット曲には恵まれず、次第に地方の温泉地でのショーやキャバレーで歌う仕事などがメインに。デビュー当時のセクシーなイメージが強すぎて、映画やテレビドラマから出演依頼が来ても、脱ぐ仕事ばかりで、断ることも多かった。


拝み屋からの金銭要求もエスカレート

 復帰から8年後、38歳のとき洗脳地獄に落ちる。当時のマネージャーのSに誘われたのが始まりだ。

「僕の知り合いで、神様と話せる人がいるんですけど、会ってみませんか?」

「コイツ、何言うてんねん」

 最初は心の中で笑っていたマリが、会ってみようという気持ちになったのは、思うように仕事ができない不安と焦りがあったからだ。

「辺見マリって、まだやっているの? もう古くねえ?」

 自分のディナーショーのポスターを見た人が、そんな悪口を言うのを偶然聞いてしまい、ひどく落ち込んだ直後でもあった。

 拝み屋と称するKは、会ってみるとごく普通の中年女性で、話を熱心に聞いてくれた。そして、マリが心の中に抱えている悩みを次々と言い当てる。裏でマネージャーのSがマリの情報を逐一伝えていたので当然なのだが、疑うことを知らないマリはKの霊能力をすっかり信じてしまい、何でも相談するようになった。

最初はマリのほうから5000円、1万円程度を謝礼として渡していたのだが、ある日を境に、Kは厄払いのお金を請求するようになる。

「このままだとえみりちゃんの目が見えなくなりますよ。悪い厄を取り除かないと」

「このままだと息子さんがグレてしまう。お金を払えば救えますよ」

 厄払いをするたびに、5万円、10万円、20万円と金額は増えていく─。

 いかにも怪しげな話だ。お金を要求された時点で、おかしいと感じなかったのか。疑問をぶつけると、マリは淡々とした口調で説明する。

「やっぱり深みにハマっちゃったいちばんの原因は、私の弱さじゃないですか。もし、厄払いをしないで、自分のいちばん大切な家族が不幸になったら、取り返しがつかないと思ってしまって……。ああいう人たちって、人の寂しさとか弱みにつけ込むのが、ものすごくうまいんです」

 マリをいいカモだと思ったのだろう。Kは次に囲い込みに入る。手口はこうだ。

 当時、Kの周囲にはSのほか、Kの夫と息子、友人の女性A一家がいた。修行と称して、皆で毎日集まって拝んでいたのだが、わざとマリだけ誘わない。それはマリの嫉妬心をあおって仲間に引き入れるテクニックなのだが、子どものころ仲間外れにされた経験のあるマリは、簡単に引っかかってしまう。

「何回もKのもとに通っているのに、私だけ仲間に入れないのがイヤで。おかしいと思われるかもしれませんが……、自分から一緒に修行させてくださいと頼んだんですよ」

修行は朝から夜まで続く。マリが毎日、修行に出かけるようになると、心配した両親や友人たちにやめるよう諭されたが、マリはまったく耳を貸さなかった。

 途中でKがいなくなり、代わりにAが主導権を握ると、要求される金額も桁違いに増加する。だが、マリはどんな手段を使ってでも、お金を用意したそうだ。

「何度も、何度も繰り返されると、感覚がマヒしてくるんですよ。貯金がなくなると、生命保険を解約して、すべての宝石を売って、そして家までも……。自分のヘアヌード写真集も出したし、えみりが15歳でタレントデビューすると、その契約金まで渡しました。借金したお金も含めて、13年間で5億円です。異常ですよ。でも、それが洗脳なんです」


洗脳から覚めるも、お金は戻らなかった

 長く続いた洗脳が解けたのは、歌のおかげだった。

 洗脳されている間、マリはほとんど仕事をせず修行をして過ごしていた。Aはマリが工面したお金から、生活費をマリに渡していたので、日々困ることはなかった。だが、いよいよお金が尽きるとAはマリを歌の仕事に復帰させる。

 そうして外の世界と触れたことで、マリの心に変化が起きたのだという。

「舞台で歌って、お客様から温かい拍手をいただく。それを何度もくり返しているうちに、なんか違和感を覚えるようになったんですね。Aたちといると居心地がよくて、なんでもわかってくれる仲間だと思っていたはずなのに、そっちが違う世界なんじゃないかと」

 決定打になったのは、Aと始めたダイエット教室での出来事だ。

 修行中に体重が増えたマリは歌手として復帰する前にダイエットをした。その成果を本に書いて生徒を募ったのだが、入会金として集めた2000万円をAが持ち去ってしまったのだ。

「自分を信じて入会金を払ってくれた生徒さんたちに申し訳ない……」

 そう感じて、マリは心の底から怒りが湧いてきた。

 そんなとき、Aから再び電話がかかってくる。

「また、お金を送って」

「ざけんなよ!!」

 受話器に向かって怒鳴りながら、マリはやっと目が覚めた─。

 警察に相談してもお金は一円も返ってこなかったが、家族の絆は取り戻すことができた。子どもたちは成長すると早々に家を出てしまい、それ以来断絶状態だったが、マリの洗脳が解けると交流が復活したのだ。

「娘には『あのときは形相が変わっていた』って言われました。お母さんは頑固だし何を言っても聞かなかったと。だけど自分の力で戻ってくると、信じて待っていてくれたんですよ。普通なら、もう親子の縁を切られてもおかしくないのに……。本当に感謝しかないです」

しばらくしてマリは年下の男性と再婚したが、数年で離婚。その後は、仕事をしながら、高齢の両親の面倒を最後までみた。

 人気バラエティー番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演して、話題になったのは8年前だ。マリは「洗脳されて5億円失っちゃった先生」 として、2回に分けて熱い授業を行ったのだが、最初は「出演を迷っていた」と、前出のマネージャーの加藤さんは明かす。

「洗脳に関しては、それまでも、いろんな週刊誌とかに取材されて話してきたけど、曲がって伝わっちゃうから、『もうイヤだ』という感じだったんです。マリさんは家族を心配してのめり込んだのに、宗教が好きでハマったみたいに書かれたりしたから。

 だけど、しくじりのスタッフは、本当に真摯に話を聞いてくれて、マリさんもここまできちんとやってくれるなら、何も隠すことはないと言って、出ることにしたんです」

 番組の中でマリは自分がだまされた手口を事細かに教え、洗脳される恐怖を伝えた。そして、信じて待っていてくれた家族への感謝を涙ながらに語ると、すさまじい反響があった。多くの視聴者から「神回」と称賛されたほどだ。

 マリは改めて、家族の支えの大切さを訴える。

「家族が洗脳されて苦しんでいる人は今もいるかと思います。でも、家族が諦めたら終わり。いつか気がつくときがくると、信じてほしいです。どこかに洗脳を解くカギがあるはず。絶対はないかもしれないけど、あると信じたいです」


コロナ禍を機にショートのグレーヘアへ

現在、息子は仕事の都合で離れた地で暮らしているが、娘のえみりはすぐ近くに住んでくれている。

「私に恩返ししたいからと。こんな迷惑ばっかりかけてきた親なのにね……。娘には『お母さんは甘えないからなー』ってよく言われるので、またここで、私が肩肘張って何かして迷惑かけちゃいけないと思って(笑)、娘たちと一緒に食事したり、甘えて楽しむようにしていますよ。いろいろ娘にはお世話になっているから、私も少しでもお返ししたいと思って、えみりが忙しいときは孫を預かっています。孫と過ごすのも、楽しみだしね」

 病気をしてからは、無理をせず自分のペースを守ることを心がけている。コロナ禍で仕事が途切れたときも、あまり先のことは考えず、できることを探したそうだ。

 そのひとつが、グレーヘアにしたこと。染めるのをやめて、長かった髪をバッサリ切って、ショートにした。

「10年以上前から頭皮がすごく弱くなってきていて、このまま髪を染めていたら、ただれて湿疹が出ますよと美容室で言われて。コロナで人前に出なくなったから、よし、今やろうと(笑)」

 これまでのドレッシーな衣装は似合わなくなってしまったので、思い切って30着以上、処分もした。グレーヘアにしたことは、過去の自分を脱ぎ捨てる踏ん切りともなったが、周囲の人たちからも評判はいい。今の髪型にはどんな衣装がいいか、頭を悩ませていると笑顔で話す。

「ずっと歌って踊ってきた職業病か、腰を痛めて、ヒザを痛めて、もう本当に身体はガタガタです(笑)。でも、お客様が、ああ、辺見マリさん、まだ頑張っているわ、なんか元気もらえるよねーと思っていただけたら、私たちの仕事はオーケーかな(笑)」

 いくつになっても、新たな“経験”を重ねていくマリの姿に、勇気づけられる人はたくさんいるに違いない。

<取材・文/萩原絹代>

はぎわら・きぬよ 大学卒業後、週刊誌の記者を経て、フリーのライターになる。’90年に渡米してニューヨークのビジュアルアート大学を卒業。帰国後は社会問題、教育、育児などをテーマに、週刊誌や月刊誌に寄稿。著書に『死ぬまで一人』がある。



ダシャーで結果をもたらす時期は、必ずしも事象そのものを表わす惑星期ではないことがある



例えば、私は今回、辺見マリが、牡牛座ラグナで、彼女が、拝み屋に洗脳され、5億円騙し取られたのは8、11室支配の木星が大きな役割を果たしていると考えた。



そのロジックは正しく、確かに辺見マリは、牡牛座ラグナであったのだが、辺見マリが、この教祖によって苦しめられたのは、詐欺師的な教祖の表示体となる8、11室支配の木星期ではなかった。



彼女が、主に教祖によって悩まされ、お金を失ったのは、ケートゥ期であり、ケートゥのディスポジターである水星が月から見た3、12室の支配星であったことが、大きな役割を果たした。



ケートゥに対して、木星がアスペクトしている為、木星の影響もないことはないが、詐欺的な教祖そのものを表わす木星期ではなかった。



このように詐欺師的な教祖の表示体は、明らかに8、11室支配の木星なのだが、その教祖と濃密に関わり、教祖の支配を受けた時期は、木星期ではなく、ケートゥ期であった。



(このようなことはよくあることであり、今回の場合は、ナヴァムシャにおいて、ケートゥは9室に在住し、ディスポジターの8、9室支配の土星が、ラグナロードの水星とコンジャンクトしている配置の方が、むしろ、教祖との濃密な関係性を示していたと言えるかもしれない)



ケートゥに8、11室支配の木星がアスペクトしているとか、ナヴァムシャに注目するとか、少しひねりを効かせないとそのダシャーとの関連性が読み取れないことがある。



                        



例えば、ジョン・F・ケネディーのチャートでも、銃弾に頭を撃ち抜かれるとというショッキングな暗殺劇は、明らかにラグナロードの水星が8室で、3、8室支配の火星とコンジャンクトし、5、6室支配の土星がアスペクトする配置がもたらしたと考えられるが、身体が銃弾に打ち抜かれたという意味では、ラグナロードの水星や、3、8室支配の火星こそが、ダイレクトに暗殺劇を表わしている。




しかし、ジョン・F・ケネディーが実際に暗殺されたのは、木星/土星/土星期であり、水星期でも火星期でもなかったのである。




確かに土星はジョン・F・ケネディーの政敵を表わす6室の支配星であり、土星が役割を果たしたことは明らかだが、水星期や火星期に暗殺が起こったのではないことには注目する必要がある。




私は、辺見マリのチャートが牡牛座ラグナであると予想し、検証を開始した時点で、彼女が、拝み屋から騙された時期は、マハダシャー木星期やアンタルダシャー木星期など、木星が絡んでいることを想定していたが、その予想は外れた。




これはダシャーが事象を引き起こすタイミングを見る上で、もう一ひねりや、二ひねりが必要であることを示している。





牡牛座ラグナの典型的なパーソナリティー






辺見マリのルックスやその雰囲気からも分かることだが、牡牛座ラグナの人は、一般的に美人で、おっとりとして優美で、ゴージャスな雰囲気を携えており、美容にも凝っていてファッションセンスなども優れている。



同じ金星を支配星とする天秤座ラグナのようにチャラチャラした印象はなく、落ち着いた美人が多い。




しかし、そうした牡牛座は、木星が8、11室支配の最悪の機能的凶星になる為、宗教に弱く、宗教が弱点となる人が多い。




牡牛座で月が高揚する為、母性があり、子煩悩であるが、宗教にはまると子供をほったらかしにして宗教活動に没頭したり、子供を盲目的に溺愛するなどの愚かしさも持っている。




このように宗教に対する識別力がなく、詐欺的な教祖が創始する新興宗教にはまり、人生を大きく振り回される人も多いのである。




例えば、妻が釈尊会の怪僧・小野兼弘に洗脳されて多額の借金を作り、自らも巨額の負債を抱えた月ラグナが牡牛座の渡辺謙や、この小野兼弘と結婚した若村麻由美もそうである。




怪しげな霊言からのメッセージを受信し続けた幸福の科学の大川隆法(牡牛座ラグナ)もそうである。









ムクタヨーガの発動か?


辺見マリの10室に在住する8、11室支配の木星は、公の場で、詐欺的な教祖と出会ったことを表わしている。



しかし、この木星は月との間で、ムクタヨーガを形成している。(定座の月から見て木星が8室に在住する)



一時期、借金を返済する為、ヌード写真集まで出してどん底にまで落ちた辺見マリだが、その後、晩年にもう一度、このネタを披露して、復活を遂げ、あらゆるメディアで、この詐欺事件を暴露して、世間に啓蒙を行っている。



(それと同時に拝み屋の詐欺師たちに反撃し、やられただけで終わるのではなく、この詐欺事件を大々的に有名にして、詐欺師たちを追い詰めている。)



これは10室に在住する木星と定座の月で、形成するムクタヨーガが発動した結果ではないかと思える。



ムクタヨーガは、サカタヨーガの一種であり、人生が不安定で、浮き沈みが激しくなるが、どん底まで転落した後、再び、元の位置まで這い上がってくる。






【しくじり先生リンク】

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 秀吉先生、

    辺見マリさん、私も強烈な印象を昔から持っています。

    やることが極端というか、また、情念の強さみたいな、理解されない女の感情だけの部分を男にぶつけて辟易され逆効果になってしまう典型的なタイプの女性だというイメージがあります。

    また、どこか、境界例的な、危うさも、メディアで露出する中で表れていたと感じます。

    彼女自身、実際外国人の血が流れているわけですが、日本人の女性からはちょっと外れたところが有りますよね。
    外国人の、ラテン系の男性なら上手く行ったんじゃないの…日本人の男にはちょっと強烈過ぎるよね…などと思いながら見ていた記憶が有ります。

    まぁ、定座の蟹座の月は、良くも悪くも感情的な強烈さや、波を発揮するのだろうと、私の周りの蟹座的な人たちを見ても思うのですが…

    辺見えみりも、可哀想な境遇だったと思うのですが、彼女自身も、母親の強烈さを受け継いでますよね…
    まぁ、娘の方は母親より逞しく、自分が損をしない形で生きているようですが…

    今回の記事も興味深かったです。

    ありがとうございました。
    • >辺見マリさん、私も強烈な印象を昔から持っています。
      >やることが極端というか、また、情念の強さみたいな、理解されない女の感情だけの部分を男にぶつけて辟易され逆効果になってしまう典型的なタイプの女性だというイメージがあります。
      >また、どこか、境界例的な、危うさも、メディアで露出する中で表れていたと感じます。


      辺見マリの芸能活動を昔から追ってた訳ではなく、この詐欺事件で興味を抱いただけですので、彼女のパーソナリティーを示す詳細なエピソードを知りませんが、


      感情的で、境界例的な危うさというのはあるかもしれません。


      基本的に裕福で、苦労知らずで、感情的、官能的でもあり、そうした詐欺的な宗教家に狙われたら、免疫力がなく、どこまでも搾取されてしまうような、そうした危うさ、愚かしさを感じます。


      牡牛座ラグナの日本人離れしたゴージャスで官能的な女性にありがちな一つのステレオタイプかもしれません。
  • 秀吉先生、

    >牡牛座ラグナの日本人離れしたゴージャスで官能的な女性にありがちな一つのステレオタイプかもしれません。

    ふと、思い出したのですが、こういう、本能的で貪欲で、自分の五感の欲に正直なタイプの、一方の悪い典型的な、成れの果てのタイプが、

    木嶋佳苗や、林真須美、上田美由紀のような気がするのです。

    彼女たちは美では有りませんが、美食を追求した結果、あのように肥ったわけであって、男を籠絡する感動的な魅力があるのだと、直感的に思うのです…

    あの人たちからも、牡牛座的なエネルギーを感じます。
    • 確かにこれらの人々からは牡牛座の象意、牡牛座/蠍座軸の象意を感じます。
      これらのラグナは7室の支配星が同時にベッド上の快楽、性生活を表す12室の支配星であるだけにパートナー関係が特に性的関係につながる要素が大きくなります。パートナー関係、即、性的関係である訳です。これらの人にとってパートナー関係とは性的関係のことです。当たり前のように性的手段により相手を籠絡します。そして、その過程で、お金や理性、時には命まで失うということではないかと思います。明確な犯罪にまで至らなくても歌舞伎町とか銀座の夜の街では、根こそぎ相手の金銭や資産を奪い取るようなやり取りが行われていると思います。男性が女性にはまるケースもあれば女性が男性にはまるケースもあります。

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