米大統領選がいよいよ終結に近づいている状況である。
私は当初、ドナルドトランプの当選を予想していたが、その後、バイデンの勝利宣言の頃に一度、予想を撤回した。
最近は、どちらが勝つのか分からないまま様子を見ていた。
トランプ陣営の州最高裁への提訴は、軒並み却下され、トランプも最近、円滑な政権移行を約束する声明を行ない、敗北宣言に近い言明を行なったようである。
トランプ氏、円滑な政権移行約束 事実上の「敗北宣言」―米 2021年01月08日11時36分 【ワシントン時事】トランプ米大統領は7日、ツイッターに動画を投稿し、「新政権が20日に発足する」と認め、バイデン次期大統領への円滑な政権移行を約束した。大統領選の勝敗には直接言及しなかったものの、事実上の敗北宣言との見方が出ている。 トランプ氏はこの中で「円滑で秩序立った政権交代に専念していく」と表明。4年間の大統領職は「生涯の名誉」だったと語った。また「国民家族として愛と忠誠の絆を回復しなければならない」と述べ、国民の団結を訴えた。 トランプ氏はさらに、支持者の議会乱入について「凶悪な攻撃で、怒りを覚えている。あなた方は米国を代表していない」と断じた。ただ、即座に州兵を展開したなどとして、自らの対応は正当だったと説明した。 大統領選の不正を訴える自身の言動に関しては「米国の民主主義を守るために闘ってきた」と強調。「将来の選挙への信頼性を確保しなければならない」と語り、不正があったとの考えは譲らなかった。 トランプ氏はツイッター社から12時間のアカウント停止を受けていたが、アカウントは回復した。 |
ここまでトランプが不正投票に対する異例の法廷闘争という粘ったのは、ダシャムシャ(D10:仕事)の4室山羊座で3、6室支配の木星が減衰して、パラシャラの例外則によるラージャヨーガ的な効果を発揮し、ディスポジターの土星と星座交換してニーチャバンガラージャヨーガを形成している為である。
それが、まさにこうした特別なヨーガを形成している木星/土星期に起こったのである。
それが大統領選の勝利にまで結びつかなくても、ジョーティッシュの法則は確実に機能していたことが分かる。
トランプは、米メディアの虚偽の報道を明らかにし、不正投票の存在を明らかにした。
法廷闘争という形で、全く異例の普通でないやり方で、アメリカの暗部を炙り出した点だけでも大きな業績を挙げたといえる。
円滑な政権移行を約束したことが真実なら、トランプは戒厳令などの措置は取らないということである。
大統領を辞めた後も米国で生きて行かなくてはならない為、戒厳令などを実施してしまえば、その後は、犯罪者扱いになってしまう。
トランプもそこまではしたくないということだと思われる。
実際、副大統領のペンスは、米メディアによれば、バイデン次期大統領を公式に認めたようである。
そして、州議会の決定を拒否するように圧力をかけているトランプに対して、「バイデンの勝利を阻止する権限はない」と難色を示したという。
これに対して、ペンスが裏切りを指摘するツイートなどが飛び交っている。
トランプ大統領 ペンス副大統領に異例の圧力 立場の違い表面化 2021年1月7日 6時05分 NHK NEWS WEB アメリカのトランプ大統領は、6日に連邦議会で大統領選挙の結果が最終的に確定することになっているのを前に、バイデン次期大統領の当選を正式に宣言する役割となっているペンス副大統領に対して、選挙結果を認めないよう異例の働きかけを強めています。これに対してペンス副大統領はそうした権限は自分にないとする声明を発表し、大統領との立場の違いが表面化しています。 アメリカでは、6日、連邦議会上下両院の合同会議が開かれ、大統領選挙の各州の結果を承認する予定で、承認されれば、上院の議長を兼務するペンス副大統領が民主党のバイデン次期大統領の当選を正式に宣言し、選挙結果が最終的に確定することになっています。 これを前にトランプ大統領は、ツイッターに投稿し、選挙に不正があったと改めて主張したうえで、「マイク・ペンス副大統領が行わなければならないのは州の結果を送り返すことだけだ。私たちは勝利する。マイク、実行しろ。勇気を示す時だ」と投稿しました。 トランプ大統領はこれまでもペンス副大統領に選挙の結果を認めない最終的な権限があるとして、副大統領が支援すれば勝利すると主張して異例の働きかけを強めています。 これに対してペンス副大統領は、声明を発表し、連邦議会が各州の選挙結果を承認すればそれを覆す権限は自分にないという考えを示し、権限があると主張するトランプ大統領との立場の違いが表面化しています。 トランプ大統領は6日にホワイトハウス前で開いた集会でもペンス副大統領に対して自分を支援するよう迫っていて、大統領への忠誠心を示してきたペンス副大統領の対応に注目が集まっています。 |
またペンスは議事堂に乱入したトランプの支持者たちを強く非難している。
こうした状況からは、戒厳令の施行などは、程遠いことが分かる。
「暗黒の日だ」ペンス副大統領、議事堂乱入のトランプ支持者たちを強く非難。「暴力は決して勝利しない」 2021/1/7 13:32 HUFFPOST アメリカのマイク・ペンス副大統領は日本時間の1月7日、トランプ大統領の支持者たちが議事堂に乱入した騒ぎについて、合同会議の再開にあたり「アメリカ議会の歴史において暗黒の日になった。ここで起きた暴力を可能な限り強い言葉で非難する」と話した。 日本時間の1月7日未明、アメリカ連邦議会の議事堂で、民主党のジョー・バイデン氏の当選を確定させる上下両院の合同会議に、トランプ支持者が乱入した。支持者らはすでに排除され、審議は再開した。 再開にあたり、マイク・ペンス副大統領は「アメリカ議会の歴史において暗黒の日になった。ここで起きた暴力をできる可能な強い言葉で非難する」と話した。 さらに「ここで大きな混乱を引き起こした人たち、あなたたちは勝利しなかった。暴力が勝利することはない。自由こそが勝つ」「世界の国々は、我々の民主主義の回復力と強靭さを目の当たりにするだろう」と話し、「さあ、仕事に戻りましょう」と呼びかけた。 この発言を受け日本のTwitterでは、複数のトランプ支持者とみられる人たちが「ペンス氏は裏切り者」などと投稿している。 |
既にプーチンは、昨年12月15日の段階で、それまで保留にしていた祝電をバイデンに送っている。
つまり、トランプの法廷闘争が実らずに敗北すると判断したのである。
バイデン氏にようやく祝電 「協力の用意」―プーチン・ロシア大統領 2020年12月15日18時01分 JIJI.COM 【モスクワ時事】ロシア大統領府は15日、プーチン大統領が米大統領選での当選を事実上確定させた民主党のバイデン前副大統領に祝電を送ったと発表した。各国首脳は既にバイデン氏に祝意を示しているが、プーチン氏は「公式結果を待つ」(大統領報道官)として、祝電を送っていなかった。 米大統領、バイデン氏確定 選挙人投票で306人獲得―魂の戦い「民主主義の勝利」 プーチン氏は祝電で「協力と接触の用意がある」と表明。バイデン氏の成功を祈念し、「世界の安全と安定に特別な責任を負っているロシアと米国は、相違があるとしても、世界が直面する多くの問題の解決に貢献できると確信している」と訴えた。「対等で相互尊重の原則に基づく協力は両国民と国際社会の利益に合致する」とも強調した。 |
また最近、プーチンは、大統領経験者は生涯不訴追とする法案に署名している。
大統領経験者は生涯不訴追 プーチン氏、法案署名―ロシア 2020年12月23日14時19分 JIJI.COM 【モスクワAFP時事】ロシアのプーチン大統領は22日、大統領経験者が罪を犯しても生涯にわたり訴追されない権利を保障する法案に署名した。従来は在職中の犯罪行為のみ不訴追と規定されていたが、これを拡大した。本人だけでなく家族も保護対象となる。 毒殺未遂、ロシア工作員と電話 「犯行認めた」とナワリヌイ氏 今後、大統領経験者は、警察など捜査機関による尋問や、捜索、逮捕なども免れる。ただ、反逆罪をはじめとする重大犯罪に問われ、最高裁や憲法裁判所が認めた場合は、訴追対象となる。 |
これはそろそろ大統領の座から退かなくてはならないことをプーチンも考えている証拠である。
自分が大統領職を降りた後も訴追されない仕組みを作ったことを意味している。
最近のビットコインの価格を見ると、異常な高値を示している。
これは米大統領選の結果が分からないということが大きいと思われる。
戒厳令などが施行されて、米国内が内戦に突入していくのか、そのような混乱の中では、既存の経済システムが危うくなる為、ビットコインが値上がりしているということである。
バイデンが大統領に就任すると、ビットコインは暴落するものと予想される。
ここまで価格を釣り上げていたのは、トランプによる法廷闘争などの影響が大きいと思われる。
但し、来年2022年も新月図(ヒンドゥーニューイヤーチャート)によれば、世界は悲惨な状況になることが予想されている為、ここで暴落しても再び、ビットコインは上がっていく可能性もある。
然し、最終的に土星が水瓶座に入室していく段階で、各国の中央銀行がデジタル通貨の発行などを実施していく為、送金の便利さなど実用性での優位性が薄れ、現実的な価格に収束していくと考えられる。
水瓶座というのは、ビットコインにとってはよくない星座であり、ビットコインは、無政府主義者やリバータリアンが始めた通貨であり、価格が安定せずに激しく変動するのは、蟹座や牡羊座のリバータリアニズムの影響が強いからである。
然し、最近は実需においては、ステーブルコインの方が上回っており、究極のステーブルコインである法定通貨がデジタル化されると、ビットコインの需要というものが縮小すると考えられる。
洗練された組織的な管理社会に移行する場合、不安定な社会で、力を発揮するビットコインの役割は終わっていくのである。
但し、完全に無くなることはないと考えられ、今後も使われていくと思うが、価格は現実的なものに収縮していくと思われる。
私自身は、ビットコインへのエントリーなどは、現在、全くしていない為、ビットコインについて論じていても全く面白くない。
完全に傍観者の一人である。
まもなく株式市場の大暴落と、世界恐慌的な経済不況が来て、株式市場もビットコインも暴落する。
コロナの拡大などが再び、起こっており、それは時間の問題に思える。
コメント
コメント一覧 (4件)
トランプ氏にとってこの局面が時運の曲がり角であり
結局は織り込み済みの「予定調和」の一部なのか否かはアメリカのマンデン・チャートとも対比する必要があると思います
これまでの分析を拝察しますと
やはりトランプ氏が単に撤退して終わってしまうにはそうした根拠がまだまだ不足していますから
メラニア婦人の分析のようにペンス氏のチャートを吟味する等して多角的な俯瞰をしてみるとまた発見があるかも知れません
個人的には今回の連邦議会議事堂の襲撃が歴史的な事件であるためそれをマンデン図とそのダシャーでどこまで確認できるか興味があります
まるで映画を観ているようでとにかく信じられない光景でした
こうした極限状態の一進一退は土星が水瓶座へ抜けていくまで度々起こると考えていいのでしょうから
日本のマンデン・チャートもこのトランプの敗北とその支持者による暴動に影響されるようなダシャー展開になるだろうかと気になっています
ビットコインの高騰、株価の高騰は、余った資金の投資先と米中との間のあつれきによる運賃の値上がり等で物価が上がること、法定通貨の価値の下落からくるものかもしれません。
また、トランプは敗北宣言していません。
メディアはそのように解釈したようですが。
https://ameblo.jp/don1110/entry-12649069909.html
でも、そのニュースが正しいか怪しいと思います。
何故なら、どう考えてもトランプ再選の占星術的根拠は沢山見つかるのに、バイデンが当選する占星術的根拠はからきし見つからないからです。
だから、最後の最後でやっぱりトランプが大統領になるんじゃないですか。
トランプは2021年3月15日に木星ー土星ーラーフ期から木星ー土星ー木星期に切り替わります。
つまり、PADがラーフ期から木星期に切り替わります。
また、トランプは、2016年11月15日にラーフー火星ー月期から木星ー木星ー木星期に切り替わりました。
このMDがラーフ期から木星期に切り替わった時に大統領になりました。
すると、今回のPADのラーフ期から木星期への変遷も大統領職続投を示しているとしか思えない。
つまり、
ラーフ期・・・選挙戦でトランプの破天荒な行動がより一層物議を醸す時期。
木星期・・・大統領職を務める時期。
ということです。
トランプのD1での木星から見た10H・11Hは強いです。
D10では、木星から見て8Lの太陽が10Hで減衰し、D60では12Lの太陽が8Hで高揚し、木星から見ると、政治を示す太陽が逆転のラージャヨガを形成しています。
トランプは2021年7月17日から木星ー水星期に移りますが、
この人生最高の木星ー水星期が今年の7月から始まるのに、大統領を落選すると言うことは考えにくいでしょう。
木星ー土星ー木星期はD10では木星と土星が星座交換で、土星から見て木星は11Hであります。
単純に土星期に仕事が困難になるとかありがちなことなのかもしれません。