野田佳彦は、ケンドラの4室に土星が在住して、3、10室支配の金星、ラグナロードの太陽、5,8室支配の木星、2,11室支配の水星を激しく傷つけている。
2021年7月からマハダシャー水星期に入っていた。
水星は2,11室支配で、11室の支配星は貪りのハウスを支配しており、非常に凶意が強いのである。
自分も地位や肩書に対して貪欲になるし、また地位や肩書に対して貪欲な人が近寄って来る。
民主党を二度潰す
野田佳彦は、まず2011年9月2日~2012年12月26日まで政権を取った菅直人の後を継いで、総理大臣に就任したが、2012年12月26日に自民党に大敗北した。
ダシャーは土星/太陽期だった。
この時、野田佳彦は、消費税増税を含む「社会保障と税の一体改革」を成し遂げるため、野党だった自民党(安倍晋三総裁)・公明党と「民自公三党合意」を結んだ。
消費税増税を含むこの政策に国民は失望して、民主党は選挙前の230議席から57議席へと議席数が激減し、一方で、自民党は、294議席を獲得し、単独過半数を大きく上回って大勝した。
今回の歴史的な敗北と非常に似ているのであるが、まず、野田佳彦は、最近では、立憲民主党内では、総理大臣を経験したが、自民党に敗北した過去の人という扱いだったのである。
それが、2021年7月以降、マハダシャー水星期になって、再び、党執行部側になろうとして、意欲を示し初め、代表選で、党首に就任した。
これがまず、国民の為とか、そうした気持ちは全くなく、地位や肩書を求める欲望が働いたと考えられる。
そして、自民党から離党して、票や議席が欲しい貪欲な公明党が最大野党であった立憲民主党にすり寄って、小選挙区に候補者を立てない代わりに公明党員が比例代表で上位にリストアップされるという取引を結んだ。
公明党は、自民党に小選挙区で勝つのが難しく(またこれまで連立を組んでいた自民党と直接対決したくなかった為)、全国的な創価学会員による組織票がある為、比例で上位にリストされるのは、自分たちに都合の良い取引だった。この有利な取引を無能な野田佳彦と合意して成立させて、内心、上手く行ったとほくそ笑んだものと思われる。
野田は議席と票が欲しくて、政治信条が合わず、長年、与党と野党という形で対立していた公明党と連携し、また国民を欺くため、食料品の消費税廃止と言い出した。
立憲民主党は、本来は、ベーシックサービスを行なう為、安定財源として消費税は必要という立場だった。(実際、以前、与党時代に増税したのは、野田佳彦自身である)
消費税廃止は国民の為にならないとそれまでは主張していた。
しかし、選挙前になって、食料品の消費税廃止と言い出したのは、議席と票が欲しい下心丸出しの国民を欺く行為だった。
また食料品の消費税廃止を賄うための財源は、政府資産を運用する「ジャパン・ファンド(政府系ファンド)」の創設などと言ったふわふわした浮ついた話をし出した。
ファンドの運営などギャンブルと同じであり、その運用が上手く行くかどうかなど分からない。
それを選挙前に今まで語ったこともないような計画を語り出した所に国民は不信感を抱いた。
立憲民主党と、公明党は、政治信条、信念などで固く結びついた訳ではなく、損得勘定のお互いに利用し合う関係で結び付いただけだった。
野田佳彦は、自身の権力欲、肩書や成功を求める欲望から、その公明党との連携を独断で推し進めた。
そして、党の命とも言える立憲民主党という名称を変更してしまった。
国民の為ではなく、全て自分たちの欲得の為である。
国民民主党の榛葉賀津也も指摘していたが、立憲民主党は、「自分たちの生き残りの為に選挙をしたので、国民から見限られた」というのはその通りである。
野田佳彦は、ケンドラの4室に土星が在住して、3、10室支配の金星、ラグナロードの太陽、5,8室支配の木星、2,11室支配の水星を激しく傷つけている。
10室で、10室支配の金星とラグナロードの太陽による1-10のラージャヨーガが形成されており、マラヴィアヨーガも形成されている。
従って、一度は総理大臣に就任するというように権力の座に就くのだが、その後、6室支配の土星が働いて、大きな間違いを起こし、歴史的な敗北などで、破局を迎えて、その地位を失うことになるのである。
地位の上昇と、地位の損失が、時間差で、やって来るのである。
通常、3、10室支配の金星がラージャヨーガなどを組んでいる場合、昇進がもたらされるが、もし6室支配の土星から傷つけられている場合、地位が上昇した後、どこかのタイミングで、地位を失ったり、権力の座から失墜するということが起こる。
地位を得てからそれを失うのが自然な流れであり、失ってから地位を得るというのは不可能である。
従って、3、10室支配でラージャヨーガを形成している金星は、地位を得てからそれを失うことになり易い。
このパターンを野田佳彦は、二度繰り返している。
まず、与党に躍進した民主党を潰し、また今回の選挙では、野党第一党で自民党に迫っていた立憲民主党を潰したのである。
どちらも損得勘定、欲得にまみれた政党間の取引きによる国民の失望が原因だった。
野田佳彦は、民主党を潰し、その民主党を引き継ぐ立憲民主党を潰したので、結局、二度、民主党を潰した男として歴史に刻まれることになる。
野田佳彦ほどの愚鈍なリーダーはいないと思うが、しかし、権力の地位に就くという運命も持っていた。
それが彼のチャートの4-10軸で、示された1-10のラージャヨーガとそれを傷つける土星の象意である。
2012年12月26日の大敗北は、土星/太陽期で、太陽はラージャヨーガを形成しているが、土星はそのラージャヨーガを激しく傷つけている。
そうした象意が、土星/太陽期に噴き出して来たのである。
その前の土星/金星期も金星は、1-10のラージャヨーガを形成し、次のアンタル太陽期も1-10のラージャヨーガを形成している。
その為、まず、総理大臣に就任して、地位の上昇があったが、その後、酷い失敗をして、その地位を失うということが起こった。
今回の2026年2月8日の大敗北は、水星/金星期で、水星は貪りのハウスである11室を支配して、ラーフ/ケートゥ軸に傷つけられて、6室支配の逆行の土星からアスペクトされて傷ついている。
11室の支配星が傷ついている為、肩書、ポストを失ったり、世間からの評価、評判を失うことを表していた。
一方で、アンタルダシャーの金星は10室の支配星で、ラグナロードの太陽と、1-10のラージャヨーガを形成している。
1-10のラージャヨーガを形成しているので、立憲民主党の党首となったが、その後で、酷い失敗をして、その地位を失うことになった。
土星/太陽期は、土星と太陽が絡んでいない為、主に土星の凶意が発揮されたと考え、水星/金星期は、水星と金星が絡んでいない為、主に水星の凶意が発揮されたと考えるべきである。
野田佳彦は、例えるなら、第二次世界大戦中にインパール作戦などで、多くの日本兵を壊滅させた愚将・牟田口廉也陸軍中将に匹敵する。
単に辞任するだけでは足りず、政界を引退すべきなのである。
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